JP2021142052A - カーテン - Google Patents

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Abstract

【課題】シンプルな構成でありながら、美観を損なうことなく、均一なウェーブが形成されるようなカーテンを提供する。【解決手段】空間を仕切るカーテン10であって、丈方向及び幅方向に広がりを有するカーテン本体10aと、その一側がカーテン本体10aの上縁に連続的に結合されている帯状体10bと、帯状体10bに結合された複数のフック13とを備え、カーテン本体10aの上縁の下で幅方向に沿って等間隔に配置された複数の結合点において、カーテン本体10aと帯状体10bとが結合されており、フック13が結合点同士の中間線上に配置されている。【選択図】図6

Description

本発明はカーテンに関し、特に開けた(幅方向に縮めた)場合に均一なウェーブが形成されるカーテンに関する。
窓などの開口を閉鎖したり空間を仕切るものとしてカーテンが一般的に使用される。カーテンには様々な種類があるが、上部に複数のひだ(プリーツ)が設けられた、いわゆる「プリーツカーテン」が多く使用されている。これに対して、プリーツを設けず全体的にフラットに構成した「フラットカーテン」とよばれるカーテンも人気を博している。フラットカーテンはゆるやかなウェーブが形成され、全体的に見た目がすっきりとするという点で好まれている。
プリーツカーテンにはその上部にひだが人為的に設けられており、このひだがカーテンの下部にも伝わるため、開けたとき均一なウェーブが形成されやすい。これに対してフラットカーテンはひだが設けられていないため、開けたときにウェーブが形成されるものの、ウェーブが均一になりにくいという性質があった。
そのため、開けたときに均一なウェーブが形成されるように構成されたフラットカーテンが提案されている(特許文献1,2参照)。特許文献1に記載のフラットカーテンは、湾曲した保形体をカーテン上部に埋め込むことにより、均一なウェーブ形状を呈するよう構成されている。しかし、湾曲した保形体が常時存在することにより、開けた場合も閉めた(幅方向に伸ばした)場合も同じ形状になるため、不自然なウェーブ形状となることがある。
特許文献2に記載のフラットカーテンは、鋸型または波型に形成された芯地をカーテン上部に取り付けることで、吊り下げたときにウェーブが形成されるよう構成されている。しかしこのフラットカーテンは、芯地の全体をカーテンの生地に密着させなければならないが、その場合カーテンの表面に多数の縫い目が現れ、フラットカーテンのすっきりとした見た目を損なうおそれが生じる。また、吊るすためのフックが、フラットカーテンの裏から表に貫通しており、金属の棒がカーテン生地の表面に現れることで、美観を損なうおそれが生じる。
特開2006−26319号公報 実用新案登録第3155954号公報
上記問題点を鑑みて、本発明は、シンプルな構成でありながら、美観を損なうことなく、均一なウェーブが形成されるようなカーテンを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、空間を仕切るカーテンであって、丈方向及び幅方向に広がりを有するカーテン本体と、その一側が前記カーテン本体の上縁に連続的に結合されている帯状体と、前記帯状体に結合された複数のフックとを備え、前記カーテン本体の上縁の下で幅方向に沿って等間隔に配置された複数の結合点において、前記カーテン本体と前記帯状体とが結合されており、前記フックが前記結合点同士の中間線上に配置されていることを特徴とするカーテンである。
請求項1に記載の発明によれば、シンプルな構成ですっきりとした見た目でありながら、開けたときに自然で均一なウェーブが形成されるカーテンを提供することができる。
請求項2に記載の発明は、前記帯状体が、前記カーテン本体と一体に繋がる生地が前記上縁で下に向けて折り返されてなる第一折返部を有することを特徴とする請求項1に記載のカーテンである。
請求項2に記載の発明によれば、部品の点数及び結合する箇所が少ないカーテンを提供することができる。
請求項3に記載の発明は、前記帯状体が、前記カーテン本体と前記第一折返部との間に配置された芯材をさらに有ずることを特徴とする請求項2に記載のカーテンである。
請求項3に記載の発明によれば、芯材が外部に露出することなくすっきりとした見た目を呈するカーテンを提供することができる。
請求項4に記載の発明は、前記帯状体が、前記第一折返部と一体に繋がる生地が当該帯状体の他側で前記カーテン本体側から上に向けて折り返されてなる第二折返部をさらに有し、前記芯材が、前記第一折返部と前記第二折返部との間に配置された第一芯材と、前記第二折返部と前記カーテン本体との間に配置された第二芯材とを有することを特徴とする請求項3に記載のカーテンである。
請求項4に記載の発明によれば、より硬い帯状体を構成することで安定した形状のウェーブを呈するカーテンを提供できる。
請求項5に記載の発明は、前記帯状体が、前記第一折返部と一体に繋がる生地が当該帯状体の他側で前記カーテン本体側から上に向けて折り返されてなる第二折返部をさらに有し、前記芯材が、前記第二折返部と前記カーテン本体との間に配置されていることを特徴とする請求項3に記載のカーテンである。
請求項5に記載の発明によれば、より硬い帯状体を構成することで安定した形状のウェーブを呈するカーテンを提供できる。
本発明によれば、シンプルな構成でありながら、美観を損なうことなく、均一なウェーブが形成されるようなカーテンを提供することができる。
本発明の第一実施形態に係るカーテンを示す図であり、(a)は全体正面図であり、(b)は(a)の部分Aを拡大して示す拡大正面図である。 本発明の第一実施形態に係るカーテンを示す図であり、(a)は図1における断面B−Bを示す断面図であり、(b)は図1における断面C−Cを示す断面図である。 本発明の第一実施形態に係るカーテンを吊るした状態を示す図であり、(a)は全体正面図であり、(b)は(a)の断面D−Dを示す断面図である。 本発明の第一実施形態に係るカーテンを吊るした状態を示す図であり、(a)は図3における断面E−Eを示す断面図であり、(b)は図3における断面F−Fを示す断面図である。 本発明の第一実施形態に係るカーテンを吊るした状態を示す斜視図である。 図5における部分Gを拡大して示す図である。 本発明の第二実施形態に係るカーテンを示す図であり、(a)は図1における断面B−Bに相当する断面を示す断面図であり、(b)は図1における断面C−Cに相当する断面を示す断面図である。 本発明の第二実施形態に係るカーテンを吊るした状態を示す図であり、(a)は全体正面図であり、(b)は(a)の矢視H−Hを示す矢視図である。 本発明の第二実施形態の変形例に係るカーテンを示す図であり、(a)は図1における断面B−Bに相当する断面を示す断面図であり、(b)は図1における断面C−Cに相当する断面を示す断面図である。
次に、本発明を適用したカーテンの実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な実施形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。また、本明細書において、カーテンを「開ける」とはカーテンを幅方向に縮めることを意味し、カーテンを「閉める」とはカーテンを幅方向に伸ばすことを意味する。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態に係るカーテンについて、図1〜6に基づき説明する。図1は、本発明の第一実施形態に係るカーテンを示す図であり、(a)は全体正面図であり、(b)は(a)の部分Aを拡大して示す拡大正面図である。図2は、本発明の第一実施形態に係るカーテンを示す図であり、(a)は図1における断面B−Bを示す断面図であり、(b)は図1における断面C−Cを示す断面図である。図3は、本発明の第一実施形態に係るカーテンを吊るした状態を示す図であり、(a)は全体正面図であり、(b)は(a)の断面D−Dを示す断面図である。図4は、本発明の第一実施形態に係るカーテンを吊るした状態を示す図であり、(a)は図3における断面E−Eを示す断面図であり、(b)は図3における断面F−Fを示す断面図である。図5は、本発明の第一実施形態に係るカーテンを吊るした状態を示す斜視図である。図6は、図5における部分Gを拡大して示す図である。
まず、第一実施形態に係るカーテン10の全体の構成について、図1に基づき説明する。カーテン10は、丈方向及び幅方向に広がりを有するカーテン本体10a、帯状体10b及び吊り下げるための複数のフック13,・・・,13を備えている。図1において、カーテン本体10aは手前(表側)に存在し、帯状体10bは奥(裏側)に存在する。帯状体10bはカーテン10の幅方向に延びており、カーテン本体10aの上縁10cにおいて、その一側がカーテン本体10aと連続的に結合されている。フック13は帯状体10bに結合されている。
次にカーテン10を構成する部材について、図1,2に基づき説明する。カーテン10は生地11を有し、生地11はカーテン本体10a及び帯状体10bの一部を構成する。図2の断面図に示すように、生地11は、カーテン本体10aの全体を構成するとともに、上縁10cで下に折り返されて第一折返部11aを構成する。また、第一折返部11aとカーテン本体10aとの間には芯材12が配置されている。芯材12は、カーテン10の幅方向に延びる帯状の部材である。芯材12は第一折返部11aと一体的に結合されて、帯状体10bを構成する。具体的には、芯材12は第一折返部11aに、カーテン10の幅方向に沿って縫合(図示省略)されて結合されている。この縫合線は図2における右側にのみ露出し、左側には露出していない。すなわち図1の正面視においてこの縫合線は見えない。帯状体10bは、第一折返部11aと芯材12とが重ねられて縫合されているため、カーテン本体10aより強度及び剛性が高くなっている。なお芯材12の材質は任意に選択できるが、ポリエステルなどの合成繊維のテープが好適に使用される。
図1に示すように、点状の縫合点14,・・・,14が、上縁10cの下において幅方向に沿い等間隔に並んで設けられている。縫合点14において、手前(表側)のカーテン本体10aと奥(裏側)の帯状体10bとが縫合されて結合されている。図2(b)に示すように、縫合点14において、点状の狭い領域において縫合糸14aがカーテン本体10a及び帯状体10bを貫通して往復することで、カーテン本体10aと帯状体10bとが結合されている。カーテン本体10aと帯状体10bとは、上縁10cにおいて幅方向に沿って連続的に結合されているとともに、複数の縫合点14において幅方向に沿って離散的に結合されている。
複数のフック13は、図1(a)に示すように、それぞれ縫合点14同士の中間線上に配置されており、図1(a)における奥(裏側)において帯状体10bに結合されている。図2(a)に示すように、フック13は細い金属棒を折り曲げて形成されている。フック13のうち対向する直線部13aと直線部13bとが帯状体10bを挟み込むことで、フック13は帯状体10bに固定されている。帯状体10bの芯材12には、フック13の直線部13aを収容するポケット(図示省略)が設けられており、このポケットに直線部13aを挿入することで、帯状体10bに対してフック13がずれることが抑止される。
次に、第一実施形態に係るカーテン10を吊るした状態について、図3〜6に基づき説明する。図3に示すように、カーテン10を吊るしてやや開いた状態とすると、カーテン10は自然に均一なウェーブ形状を呈する。図3(a)において記号Rで示す線が手前側に突出する尾根を示し、記号Vで示す線が奥側に窪む谷を示す。カーテン10がこのようなウェーブ形状を呈する原理について、図3,4に基づき説明する。
図4(a)は、図3における断面E−E、すなわちフック13が存在する位置での断面図であり、図4(b)は、図3における断面F−F、すなわち縫合点14が存在する位置での断面図である。図4(a)に示すように、カーテン10のフック13は、レール21に収容されたランナー22に吊り下げられている。カーテン本体10aはランナー22より手前に位置し、またカーテン本体10aがカーテン10の重量のほとんどを占めるため、カーテン10を吊るすと、重力により帯状体10bは手前に向けて傾く。なお帯状体10bは、カーテン本体10aより剛性が高いため、図4の断面視ではほとんど曲がることなく、帯状体10bが一体として傾くことになる。
図4(a)に示すように、フック13が存在する位置での断面では、カーテン本体10aと帯状体10bとは上縁10cでのみ繋がっている。そのため、この断面においてカーテン本体10aは、上縁10cの位置からまっすぐ下に垂れ下がる。この断面においてカーテン本体10aはレール21より手前に位置しており、この断面におけるカーテン本体10aの位置が、図3(a)において記号Rで示す尾根となる。
図4(b)に示すように、縫合点14が存在する位置での断面では、カーテン本体10aと帯状体10bとは、上縁10c及び縫合点14で繋がっている。そのため、この断面においてカーテン本体10aは、縫合点14の位置から下に垂れ下がる。この断面においてカーテン本体10aはレール21より奥に位置しており、この断面におけるカーテン本体10aの位置が、図3(a)において記号Vで示す谷となる。すなわち、カーテン10が呈するウェーブ形状において、隣り合う二つのフック13同士の区間が一波長を形成する。
フック13が存在する位置の断面と、縫合点14が存在する位置の断面とは、滑らかにつながっている。図5に示すように、カーテン10の下部においては均一なウェーブ形状が現れる。図5,6に示すように、カーテン10の上部においては、ウェーブの尾根同士の間に膨部Mが形成されている。この膨部Mは、帯状体10bが手前に傾いた状態で(図4参照)波状に変形することにより形成される形状である。先述のように、帯状体10bはカーテン本体10aより剛性が高い。カーテン10を開いた状態とすると、帯状体10bは波状に変形する。そして剛性の高い帯状体10bの形状に追随して、カーテン本体10aが図5,6に示すような均一なウェーブ形状を呈することとなる。
図3に示すように、カーテン10の表側(手前)で目に見える範囲において、縫合している箇所は縫合点14のみであり、幅方向に一直線に伸びる縫合線などは存在しない。そしてカーテン10は、開けたとき均一なウェーブ形状を呈する。そのため、本実施形態に係るカーテン10はシンプルですっきりとした印象を呈する。
なお、カーテン本体10aと帯状体10bとは、縫合点14において縫合により結合されるよう構成されているが、ここでの結合の方法は縫合に限られず、任意の方法を選択することができ、例えば接着や溶着により結合することも可能である。また、帯状体10bにおける生地11と芯材12との結合についても、縫合に限定されず、接着や溶着など任意の方法で一体的に結合することができる。
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態に係るカーテンについて、図7,8に基づき説明する。図7は、本発明の第二実施形態に係るカーテンを示す図であり、(a)は図1における断面B−Bに相当する断面を示す断面図であり、(b)は図1における断面C−Cに相当する断面を示す断面図である。図8は、本発明の第二実施形態に係るカーテンを吊るした状態を示す図であり、(a)は全体正面図であり、(b)は(a)の矢視H−Hを示す矢視図である。
第一実施形態と第二実施形態の相違点は、帯状体10bの構成である。第二実施形態に係るカーテン10の帯状体10bの構成について、図7に基づき説明する。図7に示すように、帯状体10bを構成する部材は生地11、第一芯材12a、第二芯材12bである。生地11は、カーテン本体10aの全体を構成するとともに、上縁10cで下に折り返されて第一折返部11aを構成し、そしてさらに他側10dでカーテン本体10a側から上に向けて折り返されて第二折返部11bを構成する。第一折返部11aと第二折返部11bとの間には第一芯材12aが配置されており、第二折返部11bとカーテン本体10aとの間には第二芯材12bが配置されている。第一芯材12a及び第二芯材12bは、カーテン10の幅方向に延びる帯状の部材である。第一折返部11a、第一芯材12a、第二折返部11b及び第二芯材12bは一体的に結合されて、帯状体10bを構成する。具体的には、第一折返部11a、第一芯材12a、第二折返部11b及び第二芯材12bは、カーテン10の幅方向に沿って縫合(図示省略)されて互いに結合されている。この縫合線は図7における右側にのみ露出し左側には露出していない。すなわち図8の正面視においてこの縫合線は見えない。帯状体10bは、第一折返部11a、第一芯材12a、第二折返部11b及び第二芯材12bが重ねられて縫合されているため、カーテン本体10aより強度及び剛性が高くなっている。なお第一芯材12a及び第二芯材12bの材質は任意に選択できるが、本実施形態においては第一芯材12aとして不織布を、第二芯材12bとしてポリエステルのテープを使用している。第二芯材12bには、フック13の直線部13aを収容するポケット(図示省略)が設けられており、このポケットに直線部13aを挿入することで、帯状体10bに対してフック13がずれることが抑止される。
次に、第二実施形態に係るカーテン10を吊るした状態について、図8に基づき説明する。図8に示すように、カーテン10を吊るしてやや開いた状態とすると、カーテン10は自然に均一なウェーブ形状を呈する。図8(a)において記号Rで示す線が手前側に突出する尾根を示し、記号Vで示す線が奥側に窪む谷を示す。図8に示すように、連続する三つのフック13の区間が一波長を形成する。そしてこのウェーブ形状は、カーテン本体10aの上から下まで丈方向に沿って一定の形状である。また図8(b)に示すように、このウェーブ形状は断面視でレール21の位置を挟んで対称となっている。なお、本実施形態に係るカーテン10においては、カーテン10とレール21とが干渉しないよう、フック13の位置が高く設定されている。
先述の第一実施形態に係るカーテンを吊るした状態で形成されるウェーブ形状は、隣り合う二つのフック同士の区間が一波長を形成するのに対して、第二実施形態に係るカーテン10は、一波長の長さが連続する三つのフック13の区間となっており、第一実施形態の倍となっている。第二実施形態に係るカーテン10の帯状体10bは二つの芯材を有しており、そのため第一実施形態に係るカーテンの帯状体より剛性が高く、変形しにくいためである。また、第二実施形態に係るカーテン10は、レール21の位置を挟んで対称にウェーブしており、レール21を挟んで重量がバランスすることから、第一実施形態に係るカーテンのように帯状体が手前に向けて傾くことはない。
なお、第二実施形態に係るカーテン10について、吊るされたときに波長の長いウェーブ形状を呈するよう構成としたが、形状はこれに限られず、第一実施形態に係るカーテンと同様の波長の短いウェーブを呈するよう構成することもできる。帯状体10bに予めアイロンなどで折りくせをつけておくことで、意図したウェーブ形状を呈しやすくなる。
なお、カーテン本体10aと帯状体10bとは、縫合点14において縫合により結合されるよう構成されているが、ここでの結合の方法は縫合に限られず、任意の方法を選択することができ、例えば接着や溶着により結合することも可能である。また、帯状体10bにおける生地11と第一芯材12a及び第二芯材12bとの結合についても、縫合に限定されず、接着や溶着など任意の方法で一体的に結合することができる。
(第二実施形態の変形例)
なお、本実施形態において、第一芯材12a及び第二芯材12bの位置は任意に変更可能である。例えば図9に示すように、第二折返部11bとカーテン本体10aとの間に、第一芯材12a及び第二芯材12bを互いに隣接させて配置することも可能である。また、第二折返部11bとカーテン本体10aとの間に、第二芯材12bのみを配置することも可能である。
(その他の実施形態)
第一実施形態及び第二実施形態に係るカーテンでは、帯状体に芯材が含まれていたが、芯材を使用せず帯状体を構成することも可能である。すなわち、生地を折り返して生地同士を縫合して帯状体を構成することができる。帯状体の剛性を低くする(柔らかくする)ことで、柔らかいウェーブを形成することができる。
また、第一実施形態及び第二実施形態に係るカーテンでは、カーテン本体10aを構成する生地11が単数であったが、複数枚の生地を重ねてカーテン本体10aを構成することも可能である。例えば、厚い生地の上にベールのような薄い生地を重ねてカーテン本体10aを構成することで、より複雑な形状や陰影を表現することができる。
10 カーテン
10a カーテン本体
10b 帯状体
10c 上縁(一側)
10d 他側
11 生地
11a 第一折返部
11b 第二折返部
12 芯材
12a 第一芯材
12b 第二芯材
13 フック
13a,13b 直線部
14 縫合点(結合点)
14a 縫合糸
21 レール
22 ランナー
M 膨部
R 尾根
V 谷

Claims (5)

  1. 空間を仕切るカーテンであって、
    丈方向及び幅方向に広がりを有するカーテン本体と、
    その一側が前記カーテン本体の上縁に連続的に結合されている帯状体と、
    前記帯状体に結合された複数のフックとを備え、
    前記カーテン本体の上縁の下で幅方向に沿って等間隔に配置された複数の結合点において、前記カーテン本体と前記帯状体とが結合されており、
    前記フックが前記結合点同士の中間線上に配置されている
    ことを特徴とするカーテン。
  2. 前記帯状体が、前記カーテン本体と一体に繋がる生地が前記上縁で下に向けて折り返されてなる第一折返部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーテン。
  3. 前記帯状体が、前記カーテン本体と前記第一折返部との間に配置された芯材をさらに有ずる
    ことを特徴とする請求項2に記載のカーテン。
  4. 前記帯状体が、前記第一折返部と一体に繋がる生地が当該帯状体の他側で前記カーテン本体側から上に向けて折り返されてなる第二折返部をさらに有し、
    前記芯材が、前記第一折返部と前記第二折返部との間に配置された第一芯材と、前記第二折返部と前記カーテン本体との間に配置された第二芯材とを有する
    ことを特徴とする請求項3に記載のカーテン。
  5. 前記帯状体が、前記第一折返部と一体に繋がる生地が当該帯状体の他側で前記カーテン本体側から上に向けて折り返されてなる第二折返部をさらに有し、
    前記芯材が、前記第二折返部と前記カーテン本体との間に配置されている
    ことを特徴とする請求項3に記載のカーテン。

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