JP2019218714A - 固定具と固定具による固定方法 - Google Patents
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Abstract
Description
第一部材の上に載置された中空の第二部材を、該第一部材に固定するに当たり、該第二部材に開設されている上下の開口と該上下の開口の間の前記中空を貫通して該第一部材と該第二部材を固定する固定具であって、
正回転螺子ナットが非回転状態で収容されている収容溝を有し、第一孔を備えた天板を有するベースと、
前記ベースに回動自在に装着され、前記収容溝に収容自在であり、自重にて回動して該収容溝から解放された際に該ベースの軸方向に対して所定の角度まで回動するフックと、
前記ベースの相対移動を案内する案内片を有し、該案内片の上端で屈曲して前記第一孔に対応する第二孔を備えている座金を有するガイドと、
前記天板の上に前記座金が載置され、前記第二孔と前記第一孔の順に上方から挿通されて前記正回転螺子ナットに螺合されている頭付きボルトと、を有し、
前記頭付きボルトを正回転させることにより、前記収容溝内において非回転状態で収容されている前記正回転螺子ナットが前記頭付きボルトの回転に応じて上昇し、該頭付きボルトにて支持されている前記天板を備えた前記ベースが前記ガイドの前記案内片に沿って上昇することにより、前記フックが前記第一部材に係止されるようになっており、
前記フックを前記収容溝内にロックしておくロック手段と、前記フックの該収容溝内におけるロックを解除するロック解除手段とを有することを特徴とする。
前記すり鉢部に前記頭付きボルトの頭部が収容されることを特徴とする。
前記第一部材が床梁であり、かつ前記第二部材が床材であって、前記中空は該床材に設けられている貫通孔である第二形態、もしくは、
前記第一部材が母屋であり、かつ前記第二部材が垂木であって、前記中空は該垂木に設けられている貫通孔である第三形態、のいずれか一種であることを特徴とする
本態様によれば、様々な床材と床梁との固定や、屋根の母屋と垂木との固定等を、本態様の固定具にて実現することができる。ここで、第一形態において、「第二部材が少なくとも中空を有する根太」なる構成には、第二部材が例えば鋼製根太のみの形態の他、第二部材が例えば鋼製根太と鋼製根太が固定されている床材とのユニット体の形態を含んでいる。この床材には、パーティクルボード等の床材が挙げられる。一方、第二形態における床材としては、例えばALC板(ALC:Autoclaved Lightweight aerated Concrete、高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート)等の床材が挙げられる。ALC板は中空を有さず、従って、固定具が貫通孔を通過するまではフックの開きが抑止される。しかしながら、例えばALC板の下方にある床梁が施工誤差等で貫通孔の一部を塞ぎ、そのために固定具が貫通孔を通過できず、ALC板と床梁が固定具にて固定できない状態が生じ得る。このような場合に対しても、ロック手段にてベースの収容溝にフックを完全に収容させた状態で固定具をALC板の貫通孔に貫通させ、貫通後にロック解除手段によりフックのロック状態を解除することにより、ALC板と床梁を確実に固定することができる。また、第三形態に係る垂木と母屋の固定に関しては、垂木は一般に傾斜しており、母屋を形成する形鋼材等も傾斜した状態で配設されている。従って、垂木に開設されている貫通孔も傾斜しているものの、ロック手段によりベースの収容溝にフックを収容させた状態を保持できることから、傾斜した垂木の貫通孔に対してもフックを開かせることなく固定具を貫通させることができる。
前記固定具を、前記フックがロックされた状態で前記第二部材に開設されている上下の開口に貫通させてプレセットしておく、プレセット工程と、
建て方が終了している前記第一部材の上に前記第二部材を設置し、前記フックをロック解除し、前記頭付きボルトを正回転させることにより該フックを上昇させて該第一部材と該第二部材を固定する、固定工程と、を有することを特徴とする。
はじめに、図1乃至図6を参照して、実施形態に係る固定具を説明する。ここで、図1は、実施形態に係る固定具の分解斜視図である。また、図2は、実施形態に係る固定具の全体斜視図であって、フックがベースの収容溝内に収容され、ロックされている状態を示す図である。また、図3は、実施形態に係る固定具の全体斜視図であって、フックがロック解除され、回動して開いている状態を示す図である。さらに、図4乃至図6は順に、第二部材の上方の開口、中空、及び下方の開口を固定具が貫通し、第二部材と第一部材を固定具にて固定するまでを説明した固定具の使用状態図である。
次に、図7を参照して、固定具100の他の適用例について説明する。図示例は、第一部材500Aが屋根の母屋であり、第二部材400Aが垂木であり、垂木400Aの有する貫通孔401に固定具100を貫通させ、垂木400Aの下方に位置する母屋500Aを形成するリップ付き溝型鋼の一端にフック20を係合させる例を示す。尚、図7には、母屋500Aの下方位置にある梁材500Bも示している。
次に、図8を参照して、実施形態に係る固定具による固定方法について説明する。ここで、図8は、実施形態に係る固定具の固定方法のプレセット工程においてプレセットされている、第二部材と固定具を示す斜視図である。
Claims (5)
- 第一部材の上に載置された中空の第二部材を、該第一部材に固定するに当たり、該第二部材に開設されている上下の開口と該上下の開口の間の前記中空を貫通して該第一部材と該第二部材を固定する固定具であって、
正回転螺子ナットが非回転状態で収容されている収容溝を有し、第一孔を備えた天板を有するベースと、
前記ベースに回動自在に装着され、前記収容溝に収容自在であり、自重にて回動して該収容溝から解放された際に該ベースの軸方向に対して所定の角度まで回動するフックと、
前記ベースの相対移動を案内する案内片を有し、該案内片の上端で屈曲して前記第一孔に対応する第二孔を備えている座金を有するガイドと、
前記天板の上に前記座金が載置され、前記第二孔と前記第一孔の順に上方から挿通されて前記正回転螺子ナットに螺合されている頭付きボルトと、を有し、
前記頭付きボルトを正回転させることにより、前記収容溝内において非回転状態で収容されている前記正回転螺子ナットが前記頭付きボルトの回転に応じて上昇し、該頭付きボルトにて支持されている前記天板を備えた前記ベースが前記ガイドの前記案内片に沿って上昇することにより、前記フックが前記第一部材に係止されるようになっており、
前記フックを前記収容溝内にロックしておくロック手段と、前記フックの該収容溝内におけるロックを解除するロック解除手段とを有することを特徴とする、固定具。 - 前記フックが逆回転螺子ナットを有しており、該逆回転螺子ナットに前記頭付きボルトが捻じ込まれて前記ロック手段を形成しており、該頭付きボルトの正回転が前記ロック解除手段を形成していることを特徴とする、請求項1に記載の固定具。
- 前記座金は、その中央側が下方に窪んでいるすり鉢部を有しており、
前記すり鉢部に前記頭付きボルトの頭部が収容されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の固定具。 - 前記第一部材が床梁であり、かつ前記第二部材が少なくとも中空を有する根太である第一形態、もしくは、
前記第一部材が床梁であり、かつ前記第二部材が床材であって、前記中空は該床材に設けられている貫通孔である第二形態、もしくは、
前記第一部材が母屋であり、かつ前記第二部材が垂木であって、前記中空は該垂木に設けられている貫通孔である第三形態、のいずれか一種であることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の固定具。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の固定具を、前記フックがロックされた状態で前記第二部材に開設されている上下の開口に貫通させてプレセットしておく、プレセット工程と、
建て方が終了している前記第一部材の上に前記第二部材を設置し、前記フックをロック解除し、前記頭付きボルトを正回転させることにより該フックを上昇させて該第一部材と該第二部材を固定する、固定工程と、を有することを特徴とする、固定具による固定方法。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102333509B1 (ko) * | 2021-05-11 | 2021-12-01 | 장혜지 | 태양광구조물을 기존 철골구조물에 설치시 t-para볼트를 이용한 설치방법 |
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