JP2019217864A - 外装部品及び外装部品の製造方法 - Google Patents

外装部品及び外装部品の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019217864A
JP2019217864A JP2018115752A JP2018115752A JP2019217864A JP 2019217864 A JP2019217864 A JP 2019217864A JP 2018115752 A JP2018115752 A JP 2018115752A JP 2018115752 A JP2018115752 A JP 2018115752A JP 2019217864 A JP2019217864 A JP 2019217864A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
fitted
fitting
resin
corner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018115752A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7103859B2 (ja
Inventor
池田 真人
Masato Ikeda
真人 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Corp
Original Assignee
Showa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Corp filed Critical Showa Corp
Priority to JP2018115752A priority Critical patent/JP7103859B2/ja
Publication of JP2019217864A publication Critical patent/JP2019217864A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7103859B2 publication Critical patent/JP7103859B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】隅部に応力が集中し難い外装部品及びその外装部品の製造方法を提供する。【解決手段】本発明に係る外装部品9は、筒状の樹脂部品10と金属部品20とを嵌合により接合して成り、車両の車輪の転舵を行う転舵軸を収容する外装部品9であって、樹脂部品10及び金属部品20のうち一方の部品である樹脂部品10には、端面11から突出する被嵌合部12が形成され、樹脂部品10及び金属部品20のうち他方の部品である金属部品20には、被嵌合部12に嵌合する嵌合部21と、端面11に突き当たる突き当て面22と、が形成され、端面11と被嵌合部12とで構成される隅部13、及びに突き当て面22と嵌合部21とで構成される角部23は、R形状となっていることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、外装部品及び外装部品の製造方法に関する。
ステアリング装置は、左右方向に開口する筒状の外装部品を備え、この外装部品内に転舵軸を収容している。また、このような外装部品については、従来金属製のハウジング単体で構成されていたが、近年軽量化を図るため、樹脂部品(樹脂パイプ)と金属部品(金属製のハウジング)とを組み合わせて成る外装部品が開発されている(下記特許文献参照)。
外装部品を製造する方法(樹脂部品と金属部品を接合する方法)として、例えば、樹脂パイプの端面に突出する被嵌合部を形成する一方で、金属部品の方に穴状の嵌合部を形成し、被嵌合部を嵌合部内に挿入して嵌合させる方法が挙げられる。このような方法において、被嵌合部を嵌合部内に挿入する際、樹脂パイプが必要以上に嵌合部内に挿入されないようにするため、被嵌合部が形成された樹脂パイプの端面が金属部品に突き当たるように構成される。
特開2015−145100号公報
しかしながら、上記構造によれば、外装部品に軸方向(嵌合方向)荷重、ねじり荷重、及び曲げ荷重(以下、これらをまとめて単に荷重と称する)が作用すると、被嵌合部と端面(金属部品と突き当たる面)とが交わる隅部に応力が集中し易い。
本発明は、このような課題を解決するために創作されたものであり、隅部に応力が集中し難い外装部品及びその外装部品の製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る外装部品は、筒状の樹脂部品と筒状の金属部品とを接合して成り、車両の車輪の転舵を行う転舵軸を収容する外装部品であって、前記樹脂部品の端面には、被嵌合部が形成され、前記金属部品には、前記被嵌合部に嵌合する嵌合部と、前記端面に突き当たる突き当て面と、が形成され、前記樹脂部品の端面と前記被嵌合部とで構成される隅部、及びに前記金属部品の突き当て面と前記嵌合部とで構成される角部は、R形状となっていることを特徴とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る外装部品の製造方法は、筒状の樹脂部品と筒状の金属部品とを接合して成り、車両の車輪の転舵を行う転舵軸を収容する外装部品の製造方法であって、前記樹脂部品及び前記金属部品のうち一方の部品には、端面から突出する被嵌合部が形成され、前記樹脂部品及び前記金属部品のうち他方の部品には、前記被嵌合部に嵌合する嵌合部及び前記端面に突き当たる突き当て面が形成され、前記端面と前記被嵌合部とで構成される隅部、及びに前記突き当て面と前記嵌合部とで構成される角部がR形状となっており、熱可塑性樹脂製の前記樹脂部品及び前記金属部品を準備する準備工程と、前記被嵌合部に嵌合部を嵌合する嵌合工程と、前記被嵌合部と前記嵌合部を嵌合した状態で、外的加熱装置により前記被嵌合部又は前記嵌合部に加圧力を加えながら前記樹脂部品に形成された前記被嵌合部又は前記嵌合部を溶融させ、前記被嵌合部と前記嵌合部とを溶着する溶着工程と、を含むことを特徴とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る外装部品の製造方法は、筒状の樹脂部品と筒状の金属部品とを接合して成り、車両の車輪の転舵を行う転舵軸を収容する外装部品の製造方法であって、前記樹脂部品及び前記金属部品のうち一方の部品には、端面から突出する被嵌合部が形成され、前記樹脂部品及び前記金属部品のうち他方の部品には、前記被嵌合部に嵌合する嵌合部及び前記端面に突き当たる突き当て面が形成され、前記端面と前記被嵌合部とで構成される隅部、及びに前記突き当て面と前記嵌合部とで構成される角部がR形状となっており、前記金属部品を準備する準備工程と、前記金属部品を金型内に配置する配置する配置工程と、前記金型内に樹脂を射出して前記樹脂部品を成形するインサート成形工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、外装部品に対し荷重が作用すると、応力が径方向外側に分散し、外装部品の耐久性が向上する。また、本発明の製造方法によれば、樹脂部品と金属部品との固定強度が高くなる。
第1実施形態の操舵装置を模式的に示した模式図である。 第1実施形態の外装部品の左端部を軸方向に切り、その断面を拡大した拡大断面図である。 第1実施形態の外装部品の第1変形例を示す断面拡大図である。 第1実施形態の外装部品の第2変形例を示す断面拡大図である。 第2実施形態の外装部品の左端部を軸方向に切り、その断面を拡大した拡大断面図である。 超音波溶着機を用いた溶着工程を示す概略図である。 加圧装置と高周波誘導装置を用いた溶着工程を示す概略図である。 実施例及び比較例の試験結果を示すグラフである。
次に本発明の各実施形態について図面を参照しながら説明する。また、各実施形態において、技術的に同一要素について同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
(操舵装置)
図1に示すように、操舵装置1は、運転者が操作するステアリングホイール2と、ステアリングホイール2と一体で回転するステアリング軸3と、ステアリング軸3の下端に連結されたトーションバー4と、トーションバー4の下端に連結され下端にピニオン5aを有するピニオン軸5と、ピニオン5aに歯合するラック6aを有するラック軸(転舵軸)6と、ラック軸6の両端に固定されたラックエンド7,7に連結するラックエンドスタッド8,8と、ラック軸6を収容する外装部品9と、を備える。また、ラックエンドスタッド8、8には操舵輪(不図示)が連結され、運転手がステアリングホイール2を回転させると、ラック軸6が左方又は右方へ移動し、操舵輪を操舵することができる。
外装部品9は、樹脂パイプであるラックカバー10と、ラックカバー10の両端に接合された金属製の左右のハウジング20,20と、を備えており、樹脂部品と金属部品とを接合して成る。
ラックカバー10は、ラック軸6を収容し保護する部品である。ラックカバー10は、円筒状に形成されており、ラックカバー10の左端面11(図2参照)及び右端面(不図示)は、リング状に形成されている。また、ラックカバー10において、径方向の肉厚L1(内径から外径までの長さ。図2参照)が6mmに形成されている。
なお、第1実施形態のラックカバー10において、ラックカバー10を形成する樹脂の種類について特に限定されず、樹脂内に強化繊維を含んだ繊維強化樹脂により形成されてもよい。
左右のハウジング20,20のうち左側のハウジング20は、ラックカバー10の端部を保護するための部品であり、右側のハウジング20は、ピニオン5aとラック6aとの歯合部分を収容し保護するための部品である。左右のハウジング20,20のそれぞれには、ラック軸6を配置するため、左右に延在する貫通孔21が形成されている。なお、当該貫通孔21は、後述する嵌合部を構成する。
また、ラックカバー10と左右のハウジング20,20とは、嵌合により接合している。以下、嵌合構造について説明するが、ラックカバー10の左端部と左側のハウジング20の嵌合構造と、ラックカバー10の右端部と右側のハウジング20の嵌合構造は同一である。よって、ラックカバー10の左端部と左側のハウジング20との嵌合構造を代表例として説明し、ラックカバー10の右端部と右側のハウジング20の嵌合構造の説明は省略する。
図2に示すように、ラックカバー10の左端面11には、左方に突出する円筒状の被嵌合部12が形成されている。被嵌合部12は、内径がラックカバー10の内径と同一に形成され、外径がラックカバー10の外径より小径に形成されている。
なお、本実施形態において、左端面11の径方向の長さH(図2参照)は4mmとなっている。
被嵌合部12は、左側のハウジング20の貫通孔(嵌合部)21内に挿入され内嵌し、ラックカバー10と左側のハウジング20とが一体になっている。なお、被嵌合部12の外径は、ハウジング20の貫通孔21の径より僅かに大径に形成され、締め代が確保されている。
さらに、被嵌合部12の挿入時、ラックカバー10の左端面11がハウジング20の右端面に突き当たり、左端面11がハウジング20の右端面に当接した状態で接合している。以下、ハウジング20の右端面のうちラックカバー10の左端面11と当接する範囲を突き当て面22という。
ラックカバー10の隅部13(左端面11と被嵌合部12の外周面12aとが交わる部位)は、R形状を呈し、断面視で円弧状となっている。
同様に、ハウジング20の角部23(突き当て面22と貫通孔21の内周面21aとが交わる部位)は、R形状を呈し、断面視で円弧状となっている。
また、隅部13と角部23におけるR形状の曲率半径は、互いに同じ値に設定されている。このため、隅部13と角部23は、互いに倣った形状で対応しており、互いに隙間なく当接している。
また、本実施形態において、R形状の曲率半径は4mmに設定され、左端面11の径方向の長さHと同じ値になっている。このため、ラックカバー10の左端面11の全部が隅部13に含まれ円弧状となっている。同様に、ハウジング20の突き当て面22の全部が角部23に含まれ円弧状になっている。
次に作用効果について説明する。
上記した外装部品9の左側のハウジング20に対し、例えば右方(嵌合方向)への荷重が作用すると、その荷重がラックカバー10の左端部に伝達され、ラックカバー10の左端部に応力が発生する。
ここで、隅部及び角部が直角に形成された従来の構造によれば、ラックカバーの左端面の最内径の部位、つまり、隅部に応力が集中し大きな荷重が作用した。
しかしながら、本実施形態によれば、ラックカバー10の隅部13がR形状に形成され、ラックカバー10の左端部に発生する応力は、隅部13(左端面11)における径方向外寄りの部位に分散し易い。この結果、隅部13(左端面11)における径方向全域に応力が分散するようになり、ラックカバー10の耐久性が向上する。
以上、第1実施形態について説明したが、本発明は、第1実施形態で示した数値に限定されるものでない。つまり、本発明において、左端面11における径方向の長さHが4mm以外に設定されてもよく、また、ラックカバー10の厚みL1が6mm以外のものであってもよく、さらには、R形状の曲率半径が4mm以外に設定されてもよい。
また、第1実施形態において、R形状の曲率半径は、左端面11における径方向長さHと同じ値(4mm)となっているが、左端面11における径方向の長さHよりも小さく設定されてもよく、又は左端面11における径方向の長さHよりも大きく設定されてもよい。
ただし、R形状の曲率半径が左端面11の径方向の長さHよりも小さいと、隅部13(左端面11)の径方向外寄りの部位に応力が分散し難い。一方で、R形状の曲率半径が左端面11の径方向長さHよりも極めて大きいと、隅部13(左端面11)の径方向外寄りの部位に応力が集中するおそれがある。よって、R形状の曲率半径は、左端面11における径方向の長さHとの関係で下記の式(1)を満たすことが好ましい。
1≦(r/H)≦2・・・・・式(1)
r:曲率半径[mm]
H:端面の径方向の長さ[mm]
また、第1実施形態では、ラックカバー10の被嵌合部12がハウジング20の貫通孔(嵌合部)21に内嵌される例を挙げたが、図3に示すように、外装部品9Aにおいて、ラックカバー10Aの被嵌合部12Aがハウジング20Aの右端部20aに外嵌される外装部品9Aに本発明を適用してもよい。なお、図3に示す外装部品9Aにおいて、ラックカバー10Aの隅部13Aとハウジング20Aの角部23Aとは、互いに対応するR形状となっている。
そして、このような外装部品9Aであっても、ラックカバー10Aの左端部に発生する応力は、隅部13A(左端面11A)の径方向内寄りの部位に分散し易く、ラックカバー10の耐久性が向上する。
また、第1実施形態及び上記変形例では、ラックカバー(樹脂部品)10に段付き加工されてラックカバー10に左端面11から突出する被嵌合部12が形成され、ハウジング(金属部品)20に嵌合部(貫通孔)21及び突き当て面22が形成されているが、本発明はこれに限定されない。
例えば、図4に示すように、ハウジング(金属部品)120に段付き加工されてハウジング120に右端面121から突出する被嵌合部122が形成され、ラックカバー(樹脂部品)110に嵌合部111及び突き当て面112が形成され、そして、右端面121と被嵌合部122とで構成される隅部123、及びに突き当て面112と嵌合部111とで構成される角部113がR形状となっている外装部材109であってもよい。
この変形例によれば、隅部123に作用する応力が径方向外寄りの部位に分散し易く、ハウジング120の耐久性が向上する。なお、このような変形例における右端面(端面)121の径方向の長さHは、ハウジング120の外径と被嵌合部122の外径との差分となる。
また、このような変形例であってもハウジング(金属部品)120の被嵌合部122は、ラックカバー(樹脂部品)110の嵌合部111に外嵌される例に限定されず、内嵌されてもよい。
また、第1実施形態の外装部品9は、ラックカバー10の被嵌合部12をハウジング20の貫通孔(嵌合部)21に嵌合し接合しているが、接着剤等を使用することを排除するものではない。以下、接着剤を使用した第2実施形態について説明する。
(第2実施形態)
図5に示すように、第2実施形態の外装部品9Bにおいて、ラックカバー10Bの被嵌合部12Bの外周面12aと、左側のハウジング20Bの貫通孔21Bの内周面21aとの間に、外周面12aと内周面21aとを接着する接着層15が設けられている。
この接着層15は、被嵌合部12Bを貫通孔21Bに挿入する前に被嵌合部12Bの外周面12aに接着剤を塗布し、被嵌合部12Bを貫通孔21Bに挿入した後に接着剤を硬化させることで形成されている。
また、この接着層15は、ラックカバー10Bの隅部13B(隅部13Bに左端面11Bが含まれる)とハウジング20Bの角部23B(角部23Bに突き当て面22Bが含まれる)との間にも介在している。
上記した外装部品9Bにおいても、ラックカバー10Bの左端部に発生する応力は、隅部13Bの径方向外寄りの部位(左端面11Bの径方向外寄りの部分)に分散し易くなり、ラックカバー10Bの耐久性が向上する。また、接着層15によりラックカバー10Bとハウジング20Bとの固定強度が向上し、ハウジング20Bが被嵌合部12Bから脱落し難くなる。
以上、第2実施形態では、被嵌合部12Bと貫通孔(嵌合部)21Bの嵌合の他に接着剤(接着層15)を使用してラックカバー10Bとハウジング20Bとを接合した例を挙げたが、本発明においては、被嵌合部12と貫通孔(嵌合部)21との間に溶融した樹脂を注入し、その樹脂を硬化させてラックカバー10とハウジング20とを溶着してもよい。または、ラックカバー10の成形時にハウジング20をインサートすることで接合してもよく、このようなインサート成形による外装部品の製造方法は、金属部品20を準備する準備工程と、金属部品20を金型内に配置する配置する配置工程と、金型内に樹脂を射出して樹脂部品10を成形するインサート成形工程とを含んでなる。次にラックカバー10とハウジング20とを溶着(接合)して外装部品9を製造する方法を説明する。
(製造方法)
外装部品9の製造方法は、準備工程と、嵌合工程と、溶着工程と、を含んでいる。
(準備工程)
準備工程は、被嵌合部12を有するラックカバー10と、被嵌合部12に嵌合可能な嵌合部(貫通孔21)を有する左右のハウジング20,20と、を準備する工程である。
なお、ラックカバー10及び左右のハウジング20,20の形状は、第1実施形態で説明しているため、相違点に絞って説明する。
ラックカバー10の製造に使用される樹脂は、所定温度で溶融可能な熱可塑性樹脂である。なお、熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン(PE),ポリプロピレン(PP),ポリフェニレンスルファイド(PPS),ポリエーテルケトン(PEEK)などの熱可塑性樹脂が挙げられるが、本発明において特に限定されない。また、熱可塑性樹脂内に強化繊維を含んだ繊維強化樹脂により形成されてもよい。
なお、ラックカバー10と左右のハウジング20,20を準備した後、これらを洗浄して乾燥させる洗浄・乾燥工程とを行うことが好ましい。当該工程によれば、被嵌合部12及び嵌合部(貫通孔21の内周面21a)に付着する異物等が除去され、後の溶着工程において被嵌合部12と貫通孔21との溶着強度を高めることができる。
(嵌合工程)
嵌合工程は、ラックカバー10の被嵌合部12をハウジング20の貫通孔21内に圧入し、被嵌合部12を貫通孔21に嵌合させる工程である。本工程においては、ラックカバー10を固定するための治具や、ハウジング20を押し込むための治具を用いたりしてもよく、圧入する方法は特に限定されない。
(溶着工程)
図6に示すように、溶着工程は、被嵌合部12と貫通孔(嵌合部)21を嵌合した状態で、外的加熱装置によりハウジング20に加圧力を加えながらラックカバー10の被嵌合部12の外周面(被嵌合面)12aを溶融させ、被嵌合部12と貫通孔(嵌合部)21とを溶着する工程である。
外的加熱装置は、溶融させる部位(被嵌合部12の外周面12a)に接触することなく溶融させることができる装置である。本実施形態では、外的加熱装置として超音波溶着機を用いている。
超音波溶着機は、被嵌合部12と貫通孔21との接触面で摩擦熱を発生させて樹脂を溶融させる摩擦熱溶着装置の一つであり、具体的には電気エネルギを機械的振動エネルギに変換し、ホーン30を介して機械的振動を部品に伝達して部品同士の接触面で摩擦熱を発生させる装置である。そのほか、超音波溶着機は、上記振動機能の他に、ホーン30に当接する部品を加圧する加圧機能を有している。
溶着工程においては、図6に示すように、最初にラックカバー10を固定用治具40に取り付け、ラックカバー10の固定を行う。なお、固定用治具40は、固定台41に立設された支柱部42と、支柱部42の上方で上下方向からラックカバー10を挟持する一対の挟持部43,43とを備える。
次に、ハウジング20の外周面に超音波溶着機のホーン30を当接させる。なお、本実施形態においては、ハウジング20の外周面のうち上側に位置する上部20bに当接している。
次に、超音波溶着機を起動させる。これにより、ホーン30は、ハウジング20の上部20bを下方に押圧する加圧力(図6の矢印参照)を発揮するとともに、ホーン30がハウジング20の上部20bに対し垂直方向(上下方向)に振動する。
この結果、ホーン30の振動がハウジング20に伝達し、ハウジング20の内周側の上面21bと、これに対向する被嵌合部12の外周側の上面12bとの界面で摩擦熱が発生する。そして、摩擦熱が所定温度を超えると、被嵌合部12の上面12bが溶融する。
被嵌合部12の上面12bが溶融した後は、ホーン30を当てる位置を周方向に移動させる。これにより、溶融した樹脂が凝固し、ハウジング20の上面21bと被嵌合部12の上面12bとが溶着する。
このように、ハウジング20の外周面に対し、ホーン30を当てる位置を周方向に移動させて被嵌合部12と貫通孔(嵌合部)21との全周を溶着する。そして、被嵌合部12と貫通孔(嵌合部)21との全周が溶着したら、外装部品9(接合体)が完成する。
上記の製造方法によれば、金型の抜く方向を考慮する必要がなく、外装部品9を製造でき、設計の自由度が高くなる。
なお、上記した実施形態において、摩擦熱溶着装置として、ハウジング20の外周面に対し垂直方向に振動する超音波溶着装置を用いた例を挙げたが、ハウジング20の外周面に対し面方向に振動して摩擦熱を発生させる超音波溶着装置であってもよい。
また、本発明の外的加熱装置は、摩擦熱溶着装置(超音波溶着装置)に限定されず、電磁誘導によりハウジング20を発熱させる高周波誘導装置を用いることも可能である。
以下、上記した外装部品9の製造方法の変形例であって、高周波誘導装置を用いた溶着工程について説明する。
図7に示すように、変形例に係る溶着工程において、外的加熱装置は、ハウジング20又は被嵌合部12に加圧力を加えるための加圧装置50と、ハウジング20を発熱させるための高周波誘導装置とを備えている。
高周波誘導装置は、環状のコイル部60を備え、コイル部60内に金属部品であるハウジング20を配置し、電磁誘導によりハウジング20に渦電流を発生させてハウジング20を発熱させる装置である。
加圧装置50は、ハウジング20の外周面において周方向の一部を径方向内側に押圧し、貫通孔21の内周面21aの一部を被嵌合部12の外周面12aに圧接させるための装置である。
本実施形態の加圧装置50は、回転軸51を有する図示しない電動モータと、回転軸51に連結するL字状のL字アーム52と、L字アーム52に回転自在に取り付けられた加圧ローラ53と、を備える。
また、回転軸51の回転軸O1から加圧ローラ53の内側面までの距離L2は、ハウジング20の外径よりも小さく設定されている。よって、回転軸51をラックカバー10と同軸上に配置し、加圧ローラ53をハウジング20の外周面に当接させるように配置すると、L字アーム52の弾性変形力により加圧ローラ53がハウジング20の外周面を径方向内側に押圧する。なお、回転軸51の回転により加圧ローラ53が押圧する部位を変えることができる。
そして、高周波誘導装置及び加圧装置50を用いた溶着工程は、最初にラックカバー10を固定用治具40に取り付け、ラックカバー10の固定を行う。
次に、加圧装置50の電動モータの回転軸51をラックカバー10と同軸上に配置するとともに、L字アーム52を撓ませながら加圧ローラ53をハウジング20の外周面に当接させる。なお、本実施形態においては、加圧ローラ53は、ハウジング20の外周面のうち上側に位置する上部20bに当接し、その上部20bを径方向内側(下側)に押圧している(図7の矢印参照)。
次に、高周波誘導装置のコイル部60内にハウジング20を配置して起動させる。これにより、ハウジング20は電磁誘導により発熱する。なお、発熱する部位は、ハウジング20の一部でなく全周である。
これによれば、発熱するハウジング20を押し付けられた被嵌合部12の上面12bが溶融する。次に、回転軸51を回転させて加圧ローラ53が押圧する部位を変更すると、溶融した被嵌合部12の上面12bの樹脂が凝固し、ハウジング20の内周側の上部21bbと被嵌合部12の上面12bとが溶着する。
そして、ハウジング20の外周面に対して加圧ローラ53が当接する位置を周方向に移動させ、被嵌合部12と貫通孔(嵌合部)21の内周面21aとの全周を溶着させ、被嵌合部12と貫通孔(嵌合部)21との全周が溶着したら外装部品9が完成する。
なお、本発明において、高周波誘導装置により加熱されるハウジング20の金属材料は、電磁誘導により加熱できれば特に限定されない。
以上、溶着工程の変形例を説明したが、上記外装部品9の製造方法において、準備工程後であって嵌合工程前に粗面化処理工程を行ってもよい。
粗面化処理工程は、金属部品側の嵌合面(ハウジング20の内周面21a)に微細な凹凸に形成する工程である。当該工程によれば、溶着工程で溶融した樹脂が微細な凹凸内に入り込んで固着強度が向上する。
嵌合面に微細な凹凸に形成する方法としては、ハウジング20の内周面21aにエッチング処理又はレーザー加工を行う方法が挙げられる。このエッチング処理又はレーザー加工によれば、内周面21aが削られ(微細な凹部が形成され)、内周面全体が微細な凹凸となる。
なお、上記方法により内周面に凹部を形成すると、溶着工程で凹部内から空気が抜け出し難く、溶融した樹脂が凹部に流入しない又は流入する量が少なくなるおそれ(エア噛みのおそれ)がある。よって、粗面化処理工程を実施する場合には、溶着工程において摩擦熱溶着装置(超音波溶着装置、振動溶着装置)を用いて溶着することが好ましい。この摩擦熱溶着装置によれば、ハウジング20が振動して凹部内から空気が抜け出し易くなり、エア噛みのおそれを低減できる。
(実施例)
つぎに、実施例について説明する。
実施例では、隅部13及び角部23の曲率半径rが2mm、3mm、4mm、8mm、15mmに形成された外装部品を用意し、各外装部品に対して左右方向(嵌合)に圧縮する荷重をかけ、隅部13に作用する最大応力値を測定した。
また、比較例として、隅部13及び角部23が直角に形成され、R形状となっていない外装部品(曲率半径rが0mm)を用意し、外装部品に対して左右方向(嵌合)に圧縮する荷重をかけ、隅部に作用する最大応力値を測定した。
なお、実施例及び比較例における各外装部品は、曲率半径以外の構成は、第1実施形態で説明した外装部品と同一である。つまり、ラックカバー10の肉厚L1は6mmであり、左端面11における径方向の長さHは4mmであり、被嵌合部12が貫通孔(嵌合部)21に単に内嵌することでラックカバー10と左右のハウジング20,20とが接合している。
また、測定された最大応力値について図8に示す。なお、図8における横軸は、曲率半径rを左端面11の径方向の長さで除算した値となっている。
図8に示すように、比較例(曲率半径rが0mmの外装部品)よりも実施例(曲率半径rが2mm、3mm、4mm、15mmの外装部品)の方が小さい最大応力値を示した。
よって、隅部13及び角部23をR形状とすることで、隅部13及び角部23に発生する応力の集中を抑制できることがわかった。
また、実施例において、曲率半径rが4mm以上になると、大きく最大応力値が減少した。つまり、左端面11の全部が円弧状となると、隅部13に発生する応力の集中を適切に分散できることがわかった。
一方で、曲率半径rが8mmを超えると、最大応力値が上昇した。これは、曲率半径rが大きすぎると、隅部13の径方向外寄りに応力が集中し、隅部13の径方向全域に適切に分散しなかったためと考える。
以上から、R形状の曲率半径rは、左端面11の径方向の長さHとの関係で下記式(1)を満たすことが好ましいことが判った。
1≦(r/H)≦2・・・・・式(1)
r:曲率半径[mm]
H:端面の径方向の長さ[mm]
1 操舵装置
6 ラック軸
6a ラック
9,9A,9B 外装部品
10,10A,10B ラックカバー(樹脂部品)
11,11A,11B 左端面(端面)
12,12A,12B 被嵌合部
13,13A,13B 隅部
20,20A,20B ハウジング(金属部品)
21,21B 貫通孔(嵌合部)
22,22B 突き当て面
23,23A,23B 角部
30 ホーン
40 固定用治具
50 加圧装置
51 回転軸
60 コイル部
110 ラックカバー(樹脂部品)
111 嵌合部
112 突き当て面
113 角部
120 ハウジング(金属部品)
121 右端面(端面)
122 被嵌合部
123 隅部

Claims (5)

  1. 筒状の樹脂部品と筒状の金属部品とを接合して成り、車両の車輪の転舵を行う転舵軸を収容する外装部品であって、
    前記樹脂部品及び前記金属部品のうち一方の部品には、端面から突出する被嵌合部が形成され、
    前記樹脂部品及び前記金属部品のうち他方の部品には、前記被嵌合部に嵌合する嵌合部及び前記端面に突き当たる突き当て面が形成され、
    前記端面と前記被嵌合部とで構成される隅部、及びに前記突き当て面と前記嵌合部とで構成される角部は、R形状となっていることを特徴とする外装部品。
  2. 前記R形状における曲率半径は、下記式(1)を満たすことを特徴とする請求項1に記載の外装部品。

    1≦(r/H)≦2・・・・・式(1)
    r:曲率半径[mm]
    H:端面の径方向の長さ[mm]
  3. 筒状の樹脂部品と筒状の金属部品とを接合して成り、車両の車輪の転舵を行う転舵軸を収容する外装部品の製造方法であって、
    前記樹脂部品及び前記金属部品のうち一方の部品には、端面から突出する被嵌合部が形成され、前記樹脂部品及び前記金属部品のうち他方の部品には、前記被嵌合部に嵌合する嵌合部及び前記端面に突き当たる突き当て面が形成され、前記端面と前記被嵌合部とで構成される隅部、及びに前記突き当て面と前記嵌合部とで構成される角部がR形状となっており、
    熱可塑性樹脂製の前記樹脂部品及び前記金属部品を準備する準備工程と、
    前記被嵌合部に嵌合部を嵌合する嵌合工程と、
    前記被嵌合部と前記嵌合部を嵌合した状態で、外的加熱装置により前記被嵌合部又は前記嵌合部に加圧力を加えながら前記樹脂部品に形成された前記被嵌合部又は前記嵌合部を溶融させ、前記被嵌合部と前記嵌合部とを溶着する溶着工程と、
    を含むことを特徴とする外装部品の製造方法。
  4. 前記準備工程後であって前記嵌合工程前において、前記金属部品に形成された前記被嵌合部又は前記嵌合部に粗面化処理を行う粗面化処理工程を含むことを特徴とする請求項3の外装部品の製造方法。
  5. 筒状の樹脂部品と筒状の金属部品とを接合して成り、車両の車輪の転舵を行う転舵軸を収容する外装部品の製造方法であって、
    前記樹脂部品及び前記金属部品のうち一方の部品には、端面から突出する被嵌合部が形成され、前記樹脂部品及び前記金属部品のうち他方の部品には、前記被嵌合部に嵌合する嵌合部及び前記端面に突き当たる突き当て面が形成され、前記端面と前記被嵌合部とで構成される隅部、及びに前記突き当て面と前記嵌合部とで構成される角部がR形状となっており、
    前記金属部品を準備する準備工程と、
    前記金属部品を金型内に配置する配置する配置工程と、
    前記金型内に樹脂を射出して前記樹脂部品を成形するインサート成形工程と、
    を含むことを特徴とする外装部品の製造方法。
JP2018115752A 2018-06-19 2018-06-19 外装部品及び外装部品の製造方法 Active JP7103859B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018115752A JP7103859B2 (ja) 2018-06-19 2018-06-19 外装部品及び外装部品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018115752A JP7103859B2 (ja) 2018-06-19 2018-06-19 外装部品及び外装部品の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019217864A true JP2019217864A (ja) 2019-12-26
JP7103859B2 JP7103859B2 (ja) 2022-07-20

Family

ID=69095248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018115752A Active JP7103859B2 (ja) 2018-06-19 2018-06-19 外装部品及び外装部品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7103859B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030167619A1 (en) * 2000-07-04 2003-09-11 Friedhelm Gunther Production method, device and steering rod guiding element for gear rack steering housing
JP2004216425A (ja) * 2003-01-15 2004-08-05 Taisei Plas Co Ltd アルミニウム合金パイプの連結継手とその製造方法
US20080028592A1 (en) * 2005-09-30 2008-02-07 Stieler David C Method of coupling plastic components to metal tubing
JP2012240563A (ja) * 2011-05-20 2012-12-10 Nsk Ltd ステアリング装置
JP2014136437A (ja) * 2013-01-15 2014-07-28 Jtekt Corp ラックピニオン式ステアリング装置
JP2015145100A (ja) * 2014-02-03 2015-08-13 株式会社ジェイテクト 繊維強化樹脂製品の製造方法および繊維強化樹脂製品
JP2016159879A (ja) * 2015-03-05 2016-09-05 株式会社ジェイテクト ステアリング装置
JP2017222361A (ja) * 2017-09-19 2017-12-21 株式会社ショーワ ステアリング装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030167619A1 (en) * 2000-07-04 2003-09-11 Friedhelm Gunther Production method, device and steering rod guiding element for gear rack steering housing
JP2004216425A (ja) * 2003-01-15 2004-08-05 Taisei Plas Co Ltd アルミニウム合金パイプの連結継手とその製造方法
US20080028592A1 (en) * 2005-09-30 2008-02-07 Stieler David C Method of coupling plastic components to metal tubing
JP2012240563A (ja) * 2011-05-20 2012-12-10 Nsk Ltd ステアリング装置
JP2014136437A (ja) * 2013-01-15 2014-07-28 Jtekt Corp ラックピニオン式ステアリング装置
JP2015145100A (ja) * 2014-02-03 2015-08-13 株式会社ジェイテクト 繊維強化樹脂製品の製造方法および繊維強化樹脂製品
JP2016159879A (ja) * 2015-03-05 2016-09-05 株式会社ジェイテクト ステアリング装置
JP2017222361A (ja) * 2017-09-19 2017-12-21 株式会社ショーワ ステアリング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7103859B2 (ja) 2022-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6542516B2 (ja) ゴムブッシュ付きスタビライザバーの製造方法
KR20180073558A (ko) 랙 바아 및 랙 바아 제조 방법
JP2013124904A (ja) 磁歪式トルクセンサ及び同製造方法
JP6891565B2 (ja) 流体圧ポンプの調芯構造
JP2019217864A (ja) 外装部品及び外装部品の製造方法
WO2014034225A1 (ja) プロペラシャフトの製造方法及びプロペラシャフト
WO2016068019A1 (ja) 結合方法、結合体、回転電機の固定子、および、回転電機の固定子の製造方法
JP2015145100A (ja) 繊維強化樹脂製品の製造方法および繊維強化樹脂製品
JP2019188653A (ja) 接合体の製造方法及びその製造方法により製造された接合体
JP2020117174A (ja) ステアリング装置、及びステアリング装置の製造方法
CN110181818B (zh) 接合装置
JP2020041571A (ja) 車両用緩衝装置
JP2004286179A (ja) ギアユニット及びその製造方法
JP3891695B2 (ja) 棒状部材の接合方法
JP6379993B2 (ja) 樹脂溶着構造体とその製造方法
JP2001277812A (ja) アクスルハウジング
JP3748114B2 (ja) ドライブシャフト及びその製造方法
KR20160128909A (ko) 하이브리드 드라이브 샤프트 및 그 제조방법
JP4753977B2 (ja) 調心機構
KR101774191B1 (ko) 플라스틱탱크
JP6890312B2 (ja) 伝達軸
JP2006007420A (ja) 樹脂成形材のレーザ溶着方法
US20070104506A1 (en) Toner cartridge and method of making it and method of remanufacturing a toner cartridge
JP2018083323A (ja) 樹脂製組立品および樹脂製組立品の製造方法
CN110234963B (zh) 用于利用超声波焊接式编码器磁体来捕获旋转轴的旋转位置的传感器装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20210226

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20210325

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210603

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220607

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220707

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7103859

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150