JP2019217679A - ホルダユニットおよびスクライブ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スクライビングホイールが基板の表面を安定的に回転して良好なスクライブラインを形成することができるホルダユニット、およびこのようなホルダユニットを備えたスクライブ装置を提供することを目的とする。【解決手段】基板15の表面Hにスクライブラインを形成するためのスクライビングホイール50を保持するホルダユニット30であって、一対の保持部33a、33bと、一対の保持部33a、33bの間に形成され、スクライビングホイール50が挿入される保持溝34と、保持溝34を跨いで一対の保持部33a、33bに同軸上に形成されたピン孔36a、36bと、保持溝34に挿入されたスクライビングホイール50の貫通孔51とピン孔36a、36bとに挿入されるピン軸32と、ピン孔36a、36bのスクライビングホイール50とは反対側の端部39a、39bに嵌め込まれるストッパ60a、60bと、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、基板の表面にスクライブラインを形成するためのスクライビングホイールを備えるホルダユニット、およびそのようなホルダユニットを備えるスクライブ装置に関する。
従来、ガラス基板等の脆性材料基板の分断は、基板の表面にスクライブラインを形成するスクライブ工程と、形成されたスクライブラインに沿って基板の表面に所定の力を付加するブレイク工程とによって行われる。スクライブ工程では、スクライビングホイールの刃先が、基板の表面に押し付けられながら、所定のラインに沿って移動される。スクライブ装置は、スクライビングホイールを保持したホルダユニットを取り付けて使用される。
以下の特許文献1には、スクライビングホイールが基板の表面を回転しながら進むことにより、基板表面にスクライブラインを形成するホルダユニットが開示されている。このホルダユニットにおいて、ホルダは、スクライビングホイールを配置するための保持溝を形成する一対の支持部を備える。一対の支持部には、ピン孔が形成されており、ピンは、ピン孔において、ホルダとの間にクリアランスを設けて配置される。これにより、ピンは、スクライビングホイールの回転とともに、回転可能となっている。
特許第6076770号公報
特許文献1では、一対の支持部のそれぞれに形成されているピン孔において、スクライビングホイールとは反対側の開口部付近の内壁をかしめることで爪部を形成し、ピンがピン孔から抜け落ちないように構成されている。しかし、この構成は、ピン孔のスクライビングホイールと反対側の開口部周辺や、ピン孔の内壁が少なからず変形する。これにより、ピンの姿勢が安定せず、スクライブ動作中のスクライビングホイールの回転が安定しない場合がある。
かかる課題に鑑み、本発明は、スクライビングホイールが基板の表面を安定的に回転して良好なスクライブラインを形成することができるホルダユニット、およびこのようなホルダユニットを備えたスクライブ装置を提供することを目的とする。
本発明の主たる態様は、基板の表面にスクライブラインを形成するためのスクライビングホイールを保持するホルダユニットに関する。この態様に係るホルダユニットは、一対の保持部と、前記一対の保持部の間に形成され、前記スクライビングホイールが挿入される保持溝と、前記保持溝を跨いで前記一対の保持部に同軸上に形成されたピン孔と、前記保持溝に挿入された前記スクライビングホイールの貫通孔と前記ピン孔とに挿入されるピン軸と、前記ピン孔の前記スクライビングホイールとは反対側の端部に嵌め込まれるストッパと、を備える。
本態様に係るホルダユニットによれば、たとえば、スクライビングホイールとは反対側のピン孔の端部をかしめる等、ピン孔が変形するような加工を施す必要がない。よって、ピン孔の形状によりピン軸に及ぼされる影響は少なく、ピン軸は安定した姿勢を維持することができる。これにより、スクライビングホイールは基板の表面を安定的に回転して、良好なスクライブラインを形成することができる
本態様に係るホルダユニットにおいて、前記ストッパは、前記ピン孔に圧入により嵌め込まれるよう構成され得る。
この構成によれば、ストッパはピン孔に強固に固定される。よって、ストッパがピン孔から外れる虞はなく、ピン軸がピン孔から抜け落ちることを確実に防ぐことができる。また、圧入により、ストッパを簡単にピン孔に設けることができる。
本態様に係るホルダユニットにおいて、前記ピン孔は、前記端部に設けられ前記ストッパの嵌め込みを許容する径の第1の領域と、前記第1の領域に繋がり前記ストッパの嵌め込みを制限する径の第2の領域と、を有しており、ホルダユニットは、前記第1の領域に、前記ストッパが収容され、前記第2の領域に、前記ピン軸が収容されるよう構成され得る。
この構成によれば、スクライビングホイールと反対側の端部からストッパを嵌め込む場合、ストッパは第2の領域まで進入することがない。このため、第2の領域に収容されるピン軸と第1の領域に収容されるストッパとの位置関係を、適正に保つことができる。これにより、ピン軸はストッパにより不所望な制限を受けることがなく、適正な状態に維持され得る。その結果、スクライビングホイールは安定的に回転し、スクライブ動作を円滑に行うことができる。また、上記構成によれば、単にストッパを限界位置まで嵌め込むだけで、ストッパを、適正な位置に装着することができる。
本態様に係るホルダユニットは、前記第1の領域と前記第2の領域との間に、段部が設けられるよう構成され得る。
この構成によれば、ストッパは、段部により、それ以上ピン孔の内部に進入することはできない。よって、ストッパとピン軸との位置関係を適正に保ち得る。これにより、ピン軸はストッパにより不所望な制限を受けることがなく、適正な状態に維持され得る。その結果、スクライビングホイールは安定的に回転し、スクライブ動作を円滑に行うことができる。
本態様に係るホルダユニットにおいて、前記第1の領域は、前記スクライビングホイールと反対側の端部から前記第2の領域に近付くにつれて前記第2の領域の径に近づくテーパ状に形成されるよう構成され得る。
この構成によれば、ピン孔の第1の領域は、スクライビングホイールとは反対側の端部からスクライビングホイールの方に向かって窄むように形成される。よって、第1の領域の途中で、ストッパは停止し、ストッパが第2の領域に進入することができない。よって、ストッパとピン軸との位置関係を適正に保ち得る。これにより、ピン軸はストッパにより不所望な制限を受けることがなく、適正な状態に維持され得る。その結果、スクライビングホイールは安定的に回転し、スクライブ動作を円滑に行うことができる。
本態様に係るホルダユニットにおいて、前記ストッパは、前記一対の保持部のそれぞれに形成されるそれぞれの前記ピン孔において、前記スクライビングホイールとは反対側の端部に嵌め込まれるよう構成され得る。
このように、ピン軸の両端にストッパを配置することにより、ピン軸の両端を同じ状態に設定でき、ピン軸をより安定した状態に維持できる。これにより、スクライビングホイールはより安定的に回転し、基板の表面にスクライブラインを適正に形成することができる。
本態様に係るホルダユニットにおいて、前記ストッパは、球体で構成され得る。
ストッパが球体であれば、ストッパを円形のピン孔に嵌め込むことにより、ピン孔をストッパで確実に塞ぐことができる。よって、ピン孔の端部からのカレット等の侵入を防ぐことができる。
本態様に係るホルダユニットにおいて、前記ストッパは、円柱状に構成され得る。
ストッパが円柱状であれば、ストッパを円形のピン孔に嵌め込むことにより、ピン孔をストッパで確実に塞ぐことができる。よって、ピン孔の端部からのカレット等の侵入を防ぐことができる。
本発明の第2の態様は、基板の表面にスクライブラインを形成するスクライブ装置に関する。この態様に係るスクライブ装置は、一対の保持部と、前記一対の保持部の間に形成され、前記スクライビングホイールが挿入される保持溝と、前記保持溝を跨いで前記一対の保持部に同軸上に形成されたピン孔と、前記保持溝に挿入された前記スクライビングホイールの貫通孔と前記ピン孔とに挿入されるピン軸と、前記ピン孔の前記スクライビングホイールとは反対側の端部に嵌め込まれるストッパと、を備えるホルダユニットと、前記基板の表面に垂直な軸の周りに回転可能に前記ホルダユニットを保持するスクライブヘッドと、を備える。
本構成であれば、上記第1の態様と同様の効果を奏し得る。また、ピン軸の状態が安定するため、基板の表面に良好にスクライブラインを形成するスクライブ装置が構成される。
以上のとおり、本発明によれば、スクライビングホイールが基板の表面を安定的に回転して良好なスクライブラインを形成することができるホルダユニット、およびこのようなホルダユニットを備えたスクライブ装置を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の1つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1は、実施形態に係るホルダユニットを備えるスクライブ装置の構成を模式的に示す図である。 図2(a)は、実施形態に係るホルダユニットおよびホルダユニットが取り付けられたホルダジョイントの側面図である。図2(b)は、ホルダユニットの斜視図であり、図2(c)は、実施形態に係るホルダユニットの分解斜視図である。 図3は、実施形態に係るホルダユニットの側面の拡大断面図である。 (a)、(b)は、実施形態の変更例に係るホルダユニットの側面の拡大断面図である。 図5(a)は、実施形態の変更例に係るホルダユニットの側面の拡大断面図である。図5(b)は、実施形態の変更例に係るホルダユニットの底面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、各図には、便宜上、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸が付記されている。Z軸は、スクライビングホイールの中心軸に垂直であり、鉛直方向における上方および下方を示す。以降、上方および下方は、それぞれZ軸正側およびZ軸負側を意味する。
<スクライブ装置>
図1は、実施形態に係るスクライブ装置1の構成を模式的に示す図である。スクライブ装置1は、移動台10を備えている。移動台10は、ボールネジ11と螺合されている。移動台10は、一対の案内レール12によってY軸方向に移動可能に支持されている。モータの駆動によりボールネジ11が回転することで、移動台10が、一対の案内レール12に沿ってY軸方向に移動する。
移動台10の上面には、モータ13が設置されている。モータ13は、上部に位置するテーブル14をXY平面で回転させて所定角度に位置決めする。モータ13により水平回転可能なテーブル14は、図示しない真空吸着手段を備えている。テーブル14上に載置された基板15は、この真空吸着手段によって、テーブル14上に保持される。
基板15は、ガラス基板、低温焼成セラミックスや高温焼成セラミックスからなるセラミック基板、シリコン基板、化合物半導体基板、サファイア基板、石英基板等である。また、基板15は、基板の表面または内部に脆性材料に該当しない薄膜あるいは半導体材料を付着させたり、含ませたりしたものであってもよい。
スクライブ装置1は、テーブル14に載置された基板15の上方に、この基板15の表面Hに形成されたアライメントマークを撮像する二台のカメラ16を備えている。また、移動台10とその上部のテーブル14とを跨ぐように、ブリッジ17が支柱18a、18bに架設されている。
ブリッジ17には、ガイド19が取り付けられている。スクライブヘッド20は、このガイド19に案内されてX軸方向に移動するように設置されている。スクライブヘッド20は、下端にホルダジョイント21を備えている。ホルダ31にスクライビングホイール50が保持されているホルダユニット30が、ホルダジョイント21を介してスクライブヘッド20に取り付けられている。
スクライブ装置1を用いて基板15の表面Hにスクライブラインを形成する場合、まず、スクライビングホイール50が取り付けられたホルダユニット30がスクライブヘッド20に取り付けられる。次に、スクライブ装置1は、一対のカメラ16によって基板15の位置決めを行う。そして、スクライブ装置1は、スクライブヘッド20を所定の位置に移動させ、スクライビングホイール50に対して所定の荷重を印加して、基板15へ接触させる。その後、スクライブ装置1は、スクライブヘッド20をX軸方向に移動させることにより、基板15の表面に所定のスクライブラインを形成する。なお、スクライブ装置1は、必要に応じてテーブル14を回動ないしY軸方向に移動し、上記の場合と同様にしてスクライブラインを形成する。
上記の実施の形態においては、スクライブヘッド20がX軸方向に移動し、テーブル14がY軸方向に移動すると共に、回転するスクライブ装置について示したが、スクライブ装置はスクライブヘッドとテーブルとが相対的に移動するものであればよい。たとえば、スクライブヘッドが固定され、テーブルがX軸、Y軸方向に移動し、かつ回転するスクライブ装置であってもよい。また、この場合、カメラ16はスクライブヘッド20に固定されていてもよい。
<ホルダユニット>
次に、ホルダユニット30について説明する。図2(a)は、ホルダユニット30およびホルダユニット30が取り付けられたホルダジョイント21の側面図である。図2(b)は、ホルダユニット30の斜視図であり、図2(c)は、ホルダユニット30の分解斜視図である。なお、図2(a)は、説明の便宜上、ホルダジョイント21の回転軸部211、2つのベアリング213a、213b、スペーサ214を断面図で示している。
ホルダユニット30は、ホルダジョイント21に保持されて、スクライブヘッド20に装着される。また、ホルダユニット30は、スクライビングホイール50と、ホルダ31と、ピン軸32とが一体となって構成される。ホルダ31は、磁気吸着が可能な材料(たとえば、磁性体金属)からなっている。
ホルダジョイント21は、円柱状の回転軸部211と、円柱状のジョイント部212と、2つのベアリング213a、213bと、円筒形状のスペーサ214とを備えている。回転軸部211が、2つのベアリング213a、213bと、スペーサ214によって支持されている。これにより、回転軸部211とジョイント部212とが回転自在に支持されている。ジョイント部212には、下端側に円形の開口215を備えた穴216が形成されている。穴216の上部に、磁石217が設置されている。磁石217は、ホルダユニット30に磁力を作用させるためのものである。
ホルダ31の上部には位置決め用の取付部22が設けられている。この取付部22は、ホルダ31の上部を切り欠いて形成されており、傾斜部22aと平坦部22bとを備えている。
取付部22側を上にして、ホルダユニット30が開口215から穴216へ挿入される。その際、ホルダ31の上面が穴216の上部の磁石217によって引き寄せられる。その途中で、取付部22の傾斜部22aが穴216を通る平行ピン218と接触する。これにより、ホルダジョイント21に対するホルダユニット30の位置決めと固定が行われる。また、ホルダジョイント21からホルダユニット30を取り外す際は、磁力に抗してホルダ31を下方へ引くことでホルダユニット30を容易に引き抜くことができる。
なお、ホルダ31は、必ずしも、全体が磁性体金属から形成されなくともよく、保持部33a、33bが位置する下部が、磁性のない材料で形成され、その他の部分が磁性体で形成されてもよい。
スクライビングホイール50は、たとえば、焼結ダイヤモンドや超硬合金等で形成された、円板状の部材である。スクライビングホイール50には、ピン軸32が挿入される貫通孔51が形成されている。貫通孔51は、スクライビングホイール50の両側面の中心を貫通するように形成されている。また、スクライビングホイール50の外周部には、稜線を形成するV字状の刃が形成されている。スクライビングホイール50は、たとえば、厚さが0.4〜1.1mm程度、外径が1.0〜5.0mm程度である。また、貫通孔51の径は、たとえば、0.4〜1.5mm程度、刃の刃先角は、90〜150°程度である。
ピン軸32は、たとえば、焼結ダイヤモンドや超硬合金等で形成された部材である。本実施形態では、ピン軸32は円柱状の部材であり、端部32a、32bが平面状に形成されている。ピン軸32の径は、スクライビングホイール50の貫通孔51の径よりも僅かに小さい。よって、ピン軸32が貫通孔51に挿入された状態では、ピン軸32と貫通孔51との間に隙間が生じる。
図2(a)に示すように、ホルダ31の下部は、側面つまりY軸の正側から見た場合に、下端に向かって幅が狭くなる台形形状となっている。また、図2(b)、(c)に示すように、ホルダ31の台形形状部分には、それぞれ保持部33a、33bが形成され、保持部33a、33bとの間に保持溝34が形成されている。保持溝34は、X軸正側の側面から見た場合に、上部は円弧状に、下部は矩形状にそれぞれ形成されている。保持溝34の下部に、スクライビングホイール50が挿入される。保持溝34の下部の内側面34a、34bは、水平面(XY平面)に垂直である。
ホルダ31のX軸正側および負側の外側面には、内方に凹んでいる凹部35a、35bが形成されている。この凹部35a、35bは、ホルダジョイント21にホルダユニット30を着脱する際、操作者の持ち手部分(指を掛ける部分)として機能する。
保持部33a、33bには、ピン軸32およびストッパ60a、60bを収容するピン孔36a、36bが、保持溝34を跨ぐように同軸上に形成されている。本実施形態では、ピン孔36a、36bは、中心軸がY軸に平行となるように設けられている。保持部33a、33bのY軸正側および負側の下部37a、37bの一部は切り欠かれている。ピン孔36a、36bのスクライビングホイール50とは反対側の端部39a、39bは、この切り欠かれた面38a、38bに含まれる。保持部33a、33bの底面40a、40bは、XY平面に平行となるように形成されている。底面40a、40bと面38a、38bとは略直交する。保持部33a、33bのX軸正側および負側の外側面は、底面40a、40bにかけて円弧状に湾曲した面が形成されている。
ホルダ31は、ステンレスや炭素工具鋼から形成される。なお、図2(b)、(c)の構成では、ホルダ31が、1つの基材で構成されているが、たとえば、保持部33a、33bをそれぞれ有する2つの基材を本体部分に固定することでホルダ31が形成されてもよい。
ストッパ60a、60bは、本実施形態では球体である。ストッパ60a、60bは、たとえば、ステンレス鋼等の金属、またはABS樹脂等の合成樹脂により形成される。ストッパ60a、60bは、剛性の大きな金属および合成樹脂であれば、上記の材質に限定されない。
図3は、ホルダユニット30のX軸方向から見た拡大断面図である。ピン孔36a、36bに、ピン孔36a、36bの内周面の全周に亘って段部41a、41bが設けられる。ピン孔36a、36bは、この段部41a、41bを介して、第1の領域361a、361bと第2の領域362a、362bとに区分される。第1の領域361a、361bは、スクライビングホイール50とは反対側の端部39a、39bを含む領域である。第2の領域362a、362bは、第1の領域361a、361bに繋がる領域であり、ピン軸32が保持される。
第1の領域361a、361bの径、すなわち、端部39a、39bの径は、ストッパ60a、60bの径よりも僅かに小さい。第2の領域362a、362bの径は、端部39a、39bの径、すなわち第1の領域361a、361bの径よりもやや小さく、ピン軸32の径よりも僅かに大きい。また、第2の領域362a、362bの径は、スクライビングホイール50の貫通孔51の径と略同一か僅かに小さい。
スクライビングホイール50が保持溝34に挿入された状態で、スクライビングホイール50の貫通孔51とピン孔36a、36bすなわち第2の領域362a、362bとにピン軸32が挿入される。上記のように、ピン孔36a、36bは、中心軸がY軸に平行となるように保持部33a、33bに形成されているため、第2の領域362a、362bおよび貫通孔51に挿入されたピン軸32は、基板15の表面Hと平行な方向(XY平面に平行な方向)に配置される。また、ピン軸32は、貫通孔51よりも僅かに小径である。このため、ピン軸32が貫通孔51および第2の領域362a、362bに挿入されると、ピン軸32は、回転が許容される。
第1の領域361a、361bにストッパ60a、60bを収容する場合、端部39a、39bからストッパ60a、60bを圧入により嵌め込む。このとき、ストッパ60a、60bは、第1の領域361a、361bをスクライビングホイール50に向かって進入するが、段部41a、41bに接触することで止まる。これにより、ストッパ60a、60bは、第2の領域362a、362bに進入することはない。このように、ストッパ60a、60bを第1の領域361a、361bに収容した場合、第2の領域362a、362bに収容されているピン軸32とストッパ60a、60bとの位置関係が適正に保たれ、ストッパ60a、60bがピン軸32の姿勢に影響を与えることがない。
なお、図3では、ストッパ60a、60bの一部が端部39a、39bから突出した状態が図示されているが、たとえば、第1の領域361a、361bのX軸方向の距離が十分確保されている場合、ストッパ60a、60bが完全に第1の領域361a、361b内に収容されるように段部41a、41bを設けてもよい。
<実施形態の効果>
たとえば、ピン孔36a、36bの端部39a、39bを工具等で打ち付けて端部39a、39bをかしめた場合、ピン孔36a、36bに衝撃が加わり、その端部は少なからず変形する。これに対し、本実施形態では、図2(a)〜(c)、図3に示すように、ピン孔36a、36bおよびスクライビングホイール50の貫通孔51にピン軸32を挿入した後、ストッパ60a、60bがピン軸32の脱落を防止するように第1の領域361a、361bに設けられる。よって、ピン軸32を保持する領域である第2の領域362a、362bの形状が変化することがない。これにより、ホルダ31内におけるピン軸32の姿勢に及ぼされる影響は少なく、ピン軸32はより安定した姿勢を維持することができる。これにより、スクライビングホイール50は安定的に回転し、基板15の表面Hに良好なスクライブラインを形成することができる。
図2(a)〜(c)、図3に示すように、ストッパ60a、60bは、第1の領域361a、361bに圧入により嵌め込まれる。このため、ストッパ60a、60bは第1の領域361a、361bの内側面に隙間なく密着し、強固に固定される。よって、ストッパ60a、60bは、第1の領域361a、361bから外れる虞はなく、ピン軸32がピン孔36a、36bから抜け落ちることを確実に防止する。また、圧入により、ストッパ60a、60bを簡単に第1の領域361a、361bに収容することができる。
図3に示すように、ピン孔36a、36bの第1の領域361a、361bと第2の領域362a、362bとの境界に段部41a、41bが設けられている。これにより、ストッパ60a、60bは、段部41a、41bに接触することで止まる。これにより、ストッパ60a、60bは、それ以上ピン孔36a、36bの内部に進入することができず、ストッパ60a、60bが第2の領域362a、362bに進入することはない。よって、ストッパ60a、60bとピン軸32との位置関係を適正に保つことができる。これにより、ピン軸32はストッパ60a、60bに不所望な制限を受けることなく、適正な状態に維持される。これにより、ストッパ60a、60bがピン軸32の姿勢に影響を与えることがなく、ピン軸32は自由に回転することができる。その結果、スクライビングホイール50は安定的に回転し、基板15の表面Hにスクライブラインを円滑に形成することができる。
上記のとおり、ストッパ60a、60bとピン軸32との位置関係が適正に保たれるように、ストッパ60a、60bは第1の領域361a、361bに収容される。しかし、スクライブ動作中、ピン軸32は回転により、多少、第2の領域362a、362bをY軸方向に移動し、ピン軸32がストッパ60a、60bに接触する場合がある。この点に関し、図2(a)、(b)、図3に示すように、ピン軸32は、円柱状の部材であり、端部32a、32bは、平面状に形成されている。よって、ピン軸32がストッパ60a、60bに接触した場合、その接触は点接触、つまり、ピン軸32とストッパ60a、60bとは1点で接触した状態である。このため、ストッパ60a、60bがピン軸32の回転に及ぼす影響は最小限に抑えられる。よって、ピン軸32は、安定した回転を継続することができる。
図2(a)、(b)、図3に示すように、ストッパ60a、60bは球体である。よって、ストッパ60a、60bを圧入により第1の領域361a、361bに収容すると、ストッパ60a、60bは、第1の領域361a、361bの内側面に隙間なく密着する。よって、スクライブ動作中、カレットが端部39a、39bから侵入することはない。よって、ピン軸32は、安定して回転し続けることができる。その結果、スクライビングホイール50は、安定的に回転し、基板15の表面Hにスクライブラインを円滑に形成することができる。
図2(b)、(c)に示すように、ホルダユニット30における操作者の持ち手部分である凹部35a、35bは、保持部33a、33bにおいて、ピン軸32と直交する方の外側面に配置される。このような位置に凹部35a、35bが配置されているため、操作者は指をホルダユニット30に掛けやすい。よって、操作者は、ホルダジョイント21にホルダユニット30を容易に着脱することができる。
<実施形態の変更例>
次に、上記実施形態の変更例1〜4について、図4(a)〜図5(b)に基づいて説明する。図4(a)、(b)は、ホルダユニット30のX軸方向から見た拡大断面図である。図5(a)は、ホルダユニット30のX軸方向から見た拡大断面図である。図5(b)は、ホルダユニット30の底面図である。
[変更例1]
図4(a)に示すように、変更例1に係るホルダユニット30は、上記実施形態において設けられていた段部41a、41bを設けない構成である。
変更例1に係るホルダユニット30において、第1の領域361a、361bは、スクライビングホイール50と反対側の端部39a、39bから第2の領域362a、362bに近付くにつれて第2の領域362a、362bの径に近づくテーパ状に形成される。その他の構成は、上記実施形態と同様である。
上記変更例1の構成において、第1の領域361a、361bは、スクライビングホイール50の反対側の端部39a、39bからスクライビングホイール50に向かって窄むように形成されている。ストッパ60a、60bを第1の領域361a、361bに圧入により設ける場合、ストッパ60a、60bは、第1の領域361a、361b内に進入するが、第1の領域361a、361bの途中で停止し、第2の領域362a、362bに進入することができない。よって、ストッパ60a、60bとピン軸32との位置関係を適正に保つことができる。これにより、ピン軸32はストッパ60a、60bに不所望な制限を受けることなく、適正な状態に維持される。その結果、スクライビングホイール50は安定的に回転し、基板15の表面Hにスクライブラインを円滑に形成することができる。
なお、第1の領域361a、361bの側面および底面から見た場合の形状が、テーパ状であるため、たとえば、ストッパ60a、60bに過剰な圧力を付与すれば、第2の領域362a、362bに進入する虞がある。そのため、変更例1の構成では、第2の領域362a、362bに進入することを確実に防ぐため、ストッパ60a、60bに適切に圧力を付与する。これにより、ストッパ60a、60bは、第1の領域361a、361bの途中で止まり、第2の領域362a、362bに大きく進入することがない。
[変更例2]
変更例2に係るホルダユニット30は、図4(b)に示すように、ストッパ70a、70bが円柱状の部材で構成されており、ピン軸42の端部42a、42bが、尖頭形状である。その他の構成は、上記実施形態と同様である。
ストッパ70a、70bは円柱状の部材であり、ストッパ70a、70bの端部71a、71bは、平面状に形成されている。よって、ピン軸42がスクライブ動作中に、ピン軸42の回転軸方向と垂直な方向に移動し、ピン軸42がストッパ70a、70bに接触した場合、その接触は点接触、つまり、ピン軸32とストッパ70a、70bとは1点で接触した状態である。このため、ストッパ70a、70bがピン軸42の回転に及ぼす影響は最小限に抑えられる。よって、ピン軸42は、安定した姿勢で回転を継続することができ、スクライビングホイール50は基板15の表面Hにスクライブラインを形成することができる。
なお、変更例2の構成は、上記の変更例1の構成にも適用可能である。すなわち、円柱状のストッパ70a、70bを、テーパ状に形成された第1の領域361a、361bに収容することができる。
また、実施形態および変更例1の構成において、ピン軸32の端部42a、42bが、尖頭形状となっていてもよい。
[変更例3]
変更例3に係るホルダユニット30は、図5(a)に示すように、ピン軸43の一方の端部43aは、尖頭形状であり、もう一方の端部43bは、平面状に形成されている。そして、尖頭形状の端部43aの側が、ピン孔36bの第2の領域362aに収容され、平面状の端部43bの側がピン孔36aの第2の領域362bに収容される。この場合、第2の領域362aに繋がる第1の領域361aには、球体のストッパ60aが収容され、第2の領域362bに繋がる第1の領域361bには、円柱状のストッパ70bが収容される。円柱状のストッパ70bの端部71bは、平面状に形成されている。
上記実施形態で説明したように、端部43aと球体の60aとは、点接触する。一方、上記変更例2で説明したように、端部43bと円柱状のストッパ70bとも点接触する。よって、ストッパ60a、70bにピン軸42が接触した場合、ストッパ60a、70bがピン軸42の回転に及ぼす影響は最小限に抑えられる。よって、ピン軸42は、安定した姿勢で回転を継続することができ、スクライビングホイール50は基板15の表面Hにスクライブラインを形成することができる。
なお、変更例3の構成は、上記の変更例1の構成にも適用可能である。
[変更例4]
図5(b)に示すように、変更例4に係るホルダユニット30は、ピン孔36a、36bが、保持溝34の内側面に垂直な方向に対して、少なくとも基板15の表面Hに平行な方向(XY平面に平行な方向)に傾くように形成されている。その他の構成は、上記実施形態と同様である。
スクライビングホイール50が保持溝34に挿入された状態で、スクライビングホイール50の貫通孔51とピン孔36a、36bとにピン軸32が挿入される。上記のように、ピン孔36a、36bは、保持溝34の内側面34、34bに垂直な方向に対して傾くように形成されているため、ピン孔36a、36bおよび貫通孔51に挿入されたピン軸32は、保持溝34の内側面34、34bに垂直な方向に対して、少なくとも基板15の表面Hに平行な方向(XY平面に平行な方向)に傾いている。
このようにピン孔36a、36bを形成した場合、スクライブ動作において、スクライビングホイール50が基板15の表面Hに押し付けられると、その反力により、スクライビングホイール50がピン軸32に垂直な姿勢となるように、スクライビングホイール50に回転力が生じる。これにより、スクライビングホイール50の両側面が、それぞれ、保持溝34の互いに対向する内側面34、34bに押し付けられる。このため、スクライブ動作において、スクライビングホイール50がピン軸32に沿って移動することが抑制され、これにより、スクライブラインの形成位置を安定させることができる。
さらに、図示しないが、ピン孔36a、36bが、保持溝34の内側面に垂直な方向に対して、基板15の表面Hに垂直な方向に傾くように形成されてもよい。この場合にも、スクライブ動作において、スクライビングホイール50が基板15の表面Hに押し付けられると、その反力により、スクライビングホイール50がピン軸32に垂直な姿勢となるように、スクライビングホイール50に回転力が生じる。これにより、スクライビングホイール50の両側面が、それぞれ、保持溝34の互いに対向する内側面34、34bに押し付けられる。このため、スクライブ動作において、スクライビングホイール50がピン軸32に沿って移動することが抑制され、これにより、スクライブラインの形成位置を安定させることができる。
[その他の変更例]
上記した実施形態および変更例1にて説明したピン孔の形状が組み合わせられてもよい。つまり、一方のピン孔36aには、第1の領域361aと第2の領域362aの間に、段部41aが設けられる。他方のピン孔36bは、第1の領域361bが、スクライビングホイール50と反対側の端部39bからスクライビングホイール50に向かってテーパ状に形成される。
このようにピン孔36a、36bが形成された場合も、ピン軸32はストッパ60a、60bに回転を妨げられることなく安定して回転することができる。その結果、スクライビングホイール50は円滑に回転し、基板15の表面Hにスクライブラインを形成することができる。
上記実施形態および変更例1〜4では、ストッパ60a、60およびストッパ70a、70bが、圧入によりピン孔36a、36bに嵌め込まれたが、たとえば、接着やスポット溶接により、ピン孔36a、36bにストッパ60a、60およびストッパ70a、70bが固定されてもよい。これらの手法は、圧入を行った場合と同様に、ピン孔36a、36bの変形を抑制することができる。よって、ピン孔の変形によりピン軸32に及ぼされる影響は少なく、ピン軸32は安定した姿勢を維持することができる。これにより、スクライビングホイールは安定した姿勢で回転し、スクライブ動作を行うことができる。
この他、ストッパは、必ずしも、球や円柱形状でなくてもよく、たとえば、楕円形状でもよい。ただし、ストッパが楕円形状の場合、ストッパと第1の領域との間に隙間が生じ、この隙間からカレットが内部に侵入することが起こり得る。よって、カレットの侵入を防ぐためには、上記実施形態や変更例2のように、ストッパが球または円柱状の部材から構成され、第1の領域がストッパで完全に塞がれる構成であることが好ましい。
また、ピン軸の端部とストッパとの間には、必ずしも、隙間が生じていなくてもよく、ピン軸の両端とストッパとがほぼ接触した状態であってもよい。さらに、ピン軸32、42は、必ずしも、ピン孔36a、36bに対して回転しなくてもよい。
本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
1 …スクライブ装置
15 …基板
20 … スクライブヘッド
30 … ホルダユニット
32、42、43 … ピン軸
33a、33b … 保持部
34 … 保持溝
36a、36b … ピン孔
361a、361b … 第1の領域
362a、362b … 第2の領域
39a、39b … ピン孔の端部
41a、41b … 段部
50 … スクライビングホイール
51 … 貫通孔
60a、60b … 球体(ストッパ)
70a、70b … 円柱状の部材(ストッパ)
H … 基板の表面

Claims (8)

  1. 基板の表面にスクライブラインを形成するためのスクライビングホイールを保持するホルダユニットであって、
    一対の保持部と、
    前記一対の保持部の間に形成され、前記スクライビングホイールが挿入される保持溝と、
    前記保持溝を跨いで前記一対の保持部に同軸上に形成されたピン孔と、
    前記保持溝に挿入された前記スクライビングホイールの貫通孔と前記ピン孔とに挿入されるピン軸と、
    前記ピン孔の前記スクライビングホイールとは反対側の端部に嵌め込まれるストッパと、
    を備えることを特徴とする、ホルダユニット。
  2. 請求項1に記載のホルダユニットにおいて、
    前記ストッパは、前記ピン孔に圧入により嵌め込まれる、
    ことを特徴とするホルダユニット。
  3. 請求項1または2に記載のホルダユニットにおいて、
    前記ピン孔は、前記端部に設けられ前記ストッパの嵌め込みを許容する径の第1の領域と、前記第1の領域に繋がり前記ストッパの嵌め込みを制限する径の第2の領域と、を有しており、
    前記第1の領域に、前記ストッパが収容され、
    前記第2の領域に、前記ピン軸が収容される、
    ことを特徴とする、ホルダユニット。
  4. 請求項3に記載のホルダユニットにおいて、
    前記第1の領域と前記第2の領域との間に段部が設けられる、
    ことを特徴とする、ホルダユニット。
  5. 請求項3に記載のホルダユニットにおいて、
    前記ピン孔は、前記第1の領域は、前記スクライビングホイールと反対側の端部から前記第2の領域に近付くにつれて前記第2の領域の径に近づくテーパ状に形成される、
    ことを特徴とする、ホルダユニット。
  6. 請求項1ないし5の何れか一項に記載のホルダユニットにおいて、
    前記ストッパは、前記一対の保持部のそれぞれに形成されるそれぞれの前記ピン孔において、前記スクライビングホイールとは反対側の端部に嵌め込まれる、
    ことを特徴とする、ホルダユニット。
  7. 請求項1ないし6の何れか一項に記載のホルダユニットにおいて、
    前記ストッパは、球体である、
    ことを特徴とするホルダユニット。
  8. 基板の表面にスクライブラインを形成するスクライブ装置であって、
    一対の保持部と、
    前記一対の保持部の間に形成され、前記スクライビングホイールが挿入される保持溝と、
    前記保持溝を跨いで前記一対の保持部に同軸上に形成されたピン孔と、
    前記保持溝に挿入された前記スクライビングホイールの貫通孔と前記ピン孔とに挿入されるピン軸と、
    前記ピン孔の前記スクライビングホイールとは反対側の端部に嵌め込まれるストッパと、
    を備えるホルダユニットと、
    前記基板の表面に垂直な軸の周りに回転可能に前記ホルダユニットを保持するスクライブヘッドと、
    を備えることを特徴とする、スクライブ装置。
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