JP2019216038A - スパークプラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】母材からのチップの脱落を抑制できるスパークプラグを提供すること。【解決手段】スパークプラグは、貴金属を主体とするチップと、Niを主体としチップと溶融部を介して接続された母材と、を備える第1電極と、チップの放電面に対向する第2電極と、を備え、溶融部は、チップと溶融部との第1界面と、母材と溶融部との第2界面と、が放電面に垂直な第1方向において重なり合う重なり部を有する。重なり部は、放電面に平行な仮想面に投影した重なり部の重心を通る断面であり、且つ、放電面に垂直な断面を見たときに、放電面に沿った第2方向における一端部の貴金属の含有率が50質量%よりも高く、第2方向における他端部のNiの含有率が50質量%よりも高い。【選択図】図2

Description

本発明はスパークプラグに関し、特にNiを主体とする母材に貴金属を主成分とするチップが接合されたスパークプラグに関するものである。
Niを主体とする母材に、貴金属を主体とするチップが、溶融部を介して接続されたスパークプラグが知られている(例えば特許文献1)。母材の線膨張係数とチップの線膨張係数とは異なるので、スパークプラグが取り付けられたエンジンの温度変化によって、溶融部に熱応力が発生する。
国際公開第2010/113404号
この技術において、熱応力によって溶融部に発生したクラックが仮に進展しても母材からチップが脱落することを抑制する技術が求められている。
本発明はこの要求に応えるためになされたものであり、チップの脱落を抑制できるスパークプラグを提供することを目的としている。
この目的を達成するために本発明のスパークプラグは、貴金属を主体とするチップと、Niを主体としチップと溶融部を介して接続された母材と、を備える第1電極と、チップの放電面に対向する第2電極と、を備え、溶融部は、チップと溶融部との第1界面と、母材と溶融部との第2界面と、が放電面に垂直な第1方向において重なり合う重なり部を有する。重なり部は、放電面に平行な仮想面に投影した重なり部の重心を通る断面であり、且つ、放電面に垂直な断面を見たときに、放電面に沿った第2方向における一端部の貴金属の含有率が50質量%よりも高く、第2方向における他端部のNiの含有率が50質量%よりも高い。
請求項1記載のスパークプラグによれば、重なり部は、放電面に垂直な断面において、チップの放電面に沿った第2方向における一端部の貴金属の含有率が50質量%よりも高く、第2方向における他端部のNiの含有率が50質量%よりも高い。これにより、重なり部の一端部では、溶融部と母材との第2界面に発生する熱応力が、チップと溶融部との第1界面に発生する熱応力よりも大きくなる。一方、重なり部の他端部では、第1界面に発生する熱応力が第2界面に発生する熱応力よりも大きくなる。その結果、一端部の付近では第2界面にクラックが発生し易く、他端部の付近では第1界面にクラックが発生し易い。クラックは界面に沿って進展し易いので、仮にクラックが進展しても、第1界面および第2界面に沿ってそれぞれ進展するクラック同士をつながり難くできる。よって、母材からのチップの脱落を抑制できる。
請求項2記載のスパークプラグによれば、その断面において、重なり部は、第1界面と第2界面との間の、放電面に垂直な第1方向に沿う距離が、第2方向へ向かうにつれて次第に長くなる形をなす。重なり部は、貴金属の含有率が50質量%且つNiの含有率が50質量%となる中間部が、重なり部の第2方向における中心位置よりも第2方向側に存在する。これにより、第1界面および第2界面に沿ってそれぞれ進展するクラックが第1方向において重なる位置を、中心位置よりも第2方向側に近づけ易くできる。その位置でクラックが第1方向へ進展しても、第1界面と第2界面との間の距離は長いので、請求項1の効果に加え、チップの脱落をさらに抑制できる。
請求項3記載のスパークプラグによれば、その断面において、重なり部は、第1界面と第2界面との間の第1方向に沿う距離の最も短い最短部が、第一端部および他端部以外の部位に存在する。重なり部は、貴金属の含有率が50質量%且つNiの含有率が50質量%となる中間部が、最短部以外の部位に存在する。これにより、第1界面および第2界面に沿ってそれぞれ進展するクラックが第1方向において重なる位置を、最短部以外の部位にし易くできる。その位置でクラックが第1方向へ進展しても、第1界面と第2界面との間の距離は長いので、請求項1の効果に加え、チップの脱落をさらに抑制できる。
請求項4記載のスパークプラグによれば、重なり部の第2方向の長さが最も長くなる断面において上記のいずれかの関係が成立する。その結果、クラックが進展し易い第1界面や第2界面の長さを最も長くできるので、請求項1から3のいずれかの効果に加え、チップの脱落をさらに抑制できる。
一実施の形態におけるスパークプラグの片側断面図である。 (a)は接地電極の平面図であり、(b)は図2(a)のIIb−IIb線における接地電極の断面図である。 (a)は母材にチップを接合するときの模式図であり、(b)は他の母材にチップを接合するときの模式図である。 (a)は中心電極の底面図であり、(b)は図4(a)のIVb−IVb線における中心電極の断面図である。 (a)は母材にチップを接合するときの模式図であり、(b)は他の母材にチップを接合するときの模式図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は一実施の形態におけるスパークプラグ10の軸線Oを境にした片側断面図である。図1では、紙面下側をスパークプラグ10の先端側、紙面上側をスパークプラグ10の後端側という。図1に示すようにスパークプラグ10は、中心電極20及び接地電極40を備えている。
絶縁体11は、軸線Oに沿う軸孔12が形成された略円筒状の部材であり、機械的特性や高温下の絶縁性に優れるアルミナ等のセラミックスにより形成されている。絶縁体11は、軸孔12により形成された内周面の先端側に、後端側を向く円環状の面である後端向き面13が形成されている。後端向き面13は先端側へ向けて縮径している。
中心電極20は、後端向き面13に係止される棒状の部材である。中心電極20の先端は、絶縁体11の先端から先端側に突出している。中心電極20は、銅を主成分とする芯材21が有底円筒状の母材22に覆われている。母材22はNiを50wt%以上含む化学組成を有する。芯材21を省略することは可能である。母材22の先端には、溶融部23を介してチップ24が接続されている。チップ24は、Pt,Rh,Ir,Ru等の貴金属のうちの1種または2種以上を50wt%以上含む化学組成を有する。チップ24の放電面25は接地電極40に対向する。中心電極20は、軸孔12内で端子金具26と電気的に接続されている。
端子金具26は、高圧ケーブル(図示せず)が接続される棒状の部材であり、導電性を有する金属材料(例えば低炭素鋼等)によって形成されている。端子金具26は、先端側が軸孔12に挿入された状態で、絶縁体11の後端側で固定されている。
絶縁体11の先端側の外周に主体金具30が加締め固定されている。主体金具30は、導電性を有する金属材料(例えば低炭素鋼等)によって形成された略円筒状の部材である。主体金具30は、径方向の外側へ鍔状に張り出す座部31と、座部31よりも先端側の外周面に形成されたねじ部32と、を備えている。主体金具30は、エンジン(シリンダヘッド)のねじ穴(図示せず)にねじ部32を締結して固定される。主体金具30の先端部に接地電極40が接続されている。
接地電極40は、導電性を有する金属材料によって形成された棒状の部材である。接地電極40は、主体金具30に接合された母材41と、中心電極20側を向く母材41の内面42に配置され溶融部43を介して接続されたチップ44と、を備えている。母材41はNiを50wt%以上含む化学組成を有する。チップ44は、Pt,Rh,Ir,Ru等の貴金属のうちの1種または2種以上を50wt%以上含む化学組成を有する。チップ44の放電面45は中心電極20に対向する。チップ44の放電面45と中心電極20との間に火花ギャップGが形成される。
図2(a)は軸線Oの方向から見た接地電極40(第1電極)の平面図であり、図2(b)は図2(a)のIIb−IIb線における接地電極40の断面図である。矢印Zは、チップ44の放電面45に垂直な第1方向を示す。接地電極40を第1電極とすれば、中心電極20は第2電極となる。本実施形態では、母材41は断面が略矩形の棒状をなし、チップ44は直方体の形状をなす。チップ44は、母材41の先端部分の内面42が、母材41の側面41bに沿って窪んで形成された溝の中に一部が配置されている。溝の壁面42aによってチップ44の位置が規制される。チップ44は溶融部43を介して母材41に接続されている。溶融部43はチップ44及び母材41が溶け合っている。
溶融部43は、チップ44と溶融部43との第1界面46と、母材41と溶融部43との第2界面47と、が第1方向(矢印Z方向)において重なり合う重なり部48を有している。図2(b)は、放電面45に平行な仮想面(図2(a)紙面と平行な面)に投影した重なり部48の平面図形の重心49を通る切断線(IIb−IIb線)で切断した接地電極40の断面図でもある。矢印Yは、放電面45に平行かつ切断線(IIb−IIb線)上の第2方向を示す。重心49を通る切断線は無数に引くことができるが、本実施形態では、重なり部48の第2方向の長さが最も長くなるように、チップ44の放電面45の対角線上に切断線が引かれ、その断面の解析がされている。
図3(a)を参照して接地電極40の製造方法の一例を説明する。図3(a)は母材41にチップ44を接合するときの模式図であり、溶融部43(二点鎖線で示す)が形成される前の状態が図示されている。図3(a)は、母材41の先端面41aに垂直で且つ側面41bに平行な切断線における断面が図示されている(以上は図3(b)においても同じ)。
母材41に形成された溝底42bは、壁面42aから先端面41aへ向かうにつれて溝が深くなるように傾斜している。チップ44は、母材41の壁面42aの付近に配置される部分の厚さが、先端面41aの付近に配置される部分の厚さよりも薄くなるように底面45aが傾斜している。
母材41にチップ44を配置した後、母材41の先端面41aに対面させた加工ヘッド54からレーザビームや電子ビーム等の高エネルギービームを照射する。ビームを照射しながら加工ヘッド54を溝底42bに沿って移動させて溶融部23を形成し、母材41にチップ44を接合する。母材41の先端面41aにビームを照射するので、母材41の壁面42a付近の溶融量に比べて、先端面41a付近の溶融量が多くなる。また、チップ44の底面45a及び溝底42bが傾斜しているので、溶融部43は、先端面41a付近では母材41の溶融量に比べてチップ44の溶融量が多く、壁面42a付近ではチップ44の溶融量に比べて母材41の溶融量が多くなる。
図2(b)に戻って説明する。本実施形態では、チップ44の放電面45に沿う第2方向(矢印Y方向)における重なり部48の片方の端部50(一端部)は、母材41の溶融量に比べてチップ44の溶融量が多いので、貴金属の含有率が50質量%よりも高くなる。一方、第2方向における重なり部48のもう片方の端部51(他端部)は、チップ44の溶融量に比べて母材41の溶融量が多いので、Niの含有率が50質量%よりも高くなる。なお、端部50,51は第1界面46及び第2界面47を両端とする線分であり、それぞれの線分(端部50,51)は放電面45に垂直である。
端部50,51は貴金属およびNiの含有率が異なるので、端部50では、第2界面47に発生する熱応力が第1界面46に発生する熱応力よりも大きくなる。一方、端部51では、第1界面46に発生する熱応力が第2界面47に発生する熱応力よりも大きくなる。その結果、端部50付近では第2界面47にクラックが発生し易く、端部51付近では第1界面46にクラックが発生し易い。第1界面46に発生したクラックは第1界面46に沿って進展し、第2界面47に発生したクラックは第2界面47に沿って進展し易いので、仮にクラックが進展しても、第1界面46及び第2界面47に沿ってそれぞれ進展するクラック同士をつながり難くできる。従って、一つの界面の両方の端に発生したクラックが、その界面に沿って界面の中央へ向かって進展する場合に比べて、溶融部43の破断による母材41からのチップ44の脱落を抑制できる。
なお、重なり部48の端部50,51の貴金属やNiの含有率を求める定量分析は、EPMAを用いたWDS分析により行うことができる。第2方向における端部50,51の幅(線分の太さ)は、定量分析に必要な幅(本実施形態では少なくとも20μm)である。端部50,51の貴金属やNiの含有率は、端部50,51上の互いに等しい間隔に設定した複数の測定点の分析値を平均して求めることができる。また、端部50,51(線分)のそれぞれ中点の位置の分析値を代表値にすることもできる。
また、溶融部43は、母材41の壁面42a付近の溶融量に比べて先端面41a付近の溶融量が多いので、重なり部48は、第1界面46と第2界面47との間の第1方向(矢印Z方向)に沿う距離が、第2方向(矢印Y方向)へ向かうにつれて次第に長くなる形をなす。重なり部48は、貴金属の含有率が50質量%且つNiの含有率が50質量%となる中間部53が、重なり部48の第2方向における中心位置52よりも第2方向(矢印Y方向)側に存在する。なお、中心位置52は端部50,51から等しい距離Lにある中間点を含む位置である。
これにより、第1界面46のうち端部51から中間部53までの部位は、第1界面46のうち端部50から中間部53までの部位に比べ、端部51付近に発生したクラックが第1界面46に沿って進展し易い。一方、第2界面47のうち端部50から中間部53までの部位は、第2界面47のうち端部51から中間部53までの部位に比べ、端部50付近に発生したクラックが第2界面47に沿って進展し易い。その結果、第1界面46及び第2界面47に沿ってそれぞれ進展するクラックが第1方向(矢印Z方向)において重なる位置を、中心位置52よりも第2方向(矢印Y方向)側へ近づけ易くできる。仮にその位置でクラックが溶融部43の中を第1方向(矢印Z方向)へ進展しても、第1界面46と第2界面47との間の距離は中心位置52よりも端部51側における重なり部48の距離よりも長いので、溶融部43の破断を抑制し、母材41からのチップ44の脱落をさらに抑制できる。
なお、片方の端部50では貴金属の含有率が50質量%よりも高く、もう片方の端部51ではNiの含有率が50質量%よりも高いという関係は、重なり部48の第2方向(矢印Y方向)の長さが最も長くなる断面において成立する。この断面の位置は、クラックが進展し易い第1界面46や第2界面47の長さを最も長くできるので、チップ44の脱落をさらに抑制できる。
図3(b)を参照して接地電極40の他の実施形態について説明する。図3(b)は他の母材41にチップ44を接合するときの模式図である。図3(a)の場合と異なり、母材41に形成された溝底42cは、壁面42aから先端面41aへ向かうにつれて溝が浅くなるように傾斜している。チップ44は、母材41の壁面42aの付近に配置される部分の厚さが、先端面41aの付近に配置される部分の厚さよりも厚くなるように底面45bが傾斜している。
母材41にチップ44を配置した後、母材41の先端面41aに対面させた加工ヘッド54から高エネルギービームを照射して溶融部43を形成し、母材41にチップ44を接合する。チップ44の底面45b及び溝底42cの傾斜により、溶融部43は、先端面41a付近ではチップ44の溶融量に比べて母材41の溶融量が多く、壁面42a付近では母材41の溶融量に比べてチップ44の溶融量が多くなる。
図2(b)に戻って説明する。本実施形態では、チップ44の放電面45に沿う第2方向(矢印Y方向)における重なり部48の片方の端部50(他端部)は、チップ44の溶融量に比べて母材41の溶融量が多いので、Niの含有率が50質量%よりも高くなる。一方、第2方向における重なり部48のもう片方の端部51(一端部)は、母材41の溶融量に比べてチップ44の溶融量が多いので、貴金属の含有率が50質量%よりも高くなる。
これにより端部50では、第1界面46に発生する熱応力が第2界面47に発生する熱応力よりも大きくなる。一方、端部51では、第2界面47に発生する熱応力が第1界面46に発生する熱応力よりも大きくなる。その結果、端部50付近では第1界面46にクラックが発生し易く、端部51付近では第2界面47にクラックが発生し易い。第1界面46に発生したクラックは第1界面46に沿って進展し、第2界面47に発生したクラックは第2界面47に沿って進展し易いので、仮にクラックが進展しても、第1界面46及び第2界面47に沿ってそれぞれ進展するクラック同士をつながり難くできる。従って、一つの界面の両方の端に発生したクラックが、その界面に沿って界面の中央へ向かって進展する場合に比べて、溶融部43の破断による母材41からのチップ44の脱落を抑制できる。
次に中心電電極20を説明する。図4(a)は軸線Oの方向から見た中心電極20(第1電極)の底面図であり、図4(b)は図4(a)のIVb−IVb線における中心電極20の断面図である。矢印Zは、チップ24の放電面25に垂直な第1方向を示す。中心電極20を第1電極とすれば、接地電極40は第2電極となる。本実施形態では、母材22は、軸線Oに沿って延びる円柱状の外形をなし、チップ24は円盤状をなす。チップ24は、母材22の軸線方向の先端に配置され、溶融部23を介して母材22に接続されている。溶融部23はチップ24及び母材22が溶け合っている。
溶融部23は、チップ24と溶融部23との第1界面60と、母材22と溶融部23との第2界面61と、が第1方向(軸線O方向に等しい、矢印Z方向)において重なり合う重なり部62を有している。図4(b)は、放電面25に平行な仮想面(図4(a)紙面と平行な面)に投影した重なり部62の平面図形の重心63を通る切断線(IVb−IVb線)で切断した中心電極20の断面図でもある。重心63の位置は軸線Oの位置にほぼ等しい。矢印Yは、放電面25に平行かつ切断線(IVb−IVb線)上の第2方向を示す。
図5(a)を参照して中心電極20の製造方法の一例を説明する。図5(a)は母材22にチップ24を接合するときの模式図であり、溶融部23(二点鎖線で示す)が形成される前の状態が図示されている(以上は図5(b)においても同じ)。
母材22の先端面22a、及び、チップ24の放電面25の反対側の端面24aは、軸線Oに斜めに交わる平面である。これにより、軸線Oを挟むチップ24の両側の部位24b,24cのうち、部位24bはチップ24の放電面25と端面24aとの距離が長く、部位24cは部位24bよりも放電面25と端面24aとの距離が短くなる。チップ24は、チップ24の放電面25が軸線Oに直交するように、母材22の先端面22aにチップ24の端面24aを接触させ、母材22に配置される。
母材22にチップ24を配置した後、軸線Oを中心に母材22及びチップ24を回転させながら、母材22やチップ24の側面に対面させた加工ヘッド54からレーザビームや電子ビーム等の高エネルギービームを照射して溶融部23を形成し、母材22にチップ24を接合する。母材22の側面にビームを照射するので、母材22の径方向の中心の溶融量に比べて、母材22の径方向の外側の溶融量が多くなる。また、母材22の先端面22a及びチップ24の端面24aは傾斜しているので、溶融部23は、チップ24の部位24bでは、母材22の溶融量に比べてチップ24の溶融量が多く、軸線Oを挟んで反対側の部位24cでは、チップ24の溶融量に比べて母材22の溶融量が多くなる。
図4(b)に戻って説明する。本実施形態では、チップ24の放電面25に沿う第2方向(矢印Y方向)における重なり部62の一端部64は、母材22の溶融量に比べてチップ24の溶融量が多いので、貴金属の含有率が50質量%よりも高くなる。一方、第2方向における重なり部62の他端部65は、チップ24の溶融量に比べて母材22の溶融量が多いので、Niの含有率が50質量%よりも高くなる。
これにより一端部64では、第2界面61に発生する熱応力が第1界面60に発生する熱応力よりも大きくなる。一方、他端部65では、第1界面60に発生する熱応力が第2界面61に発生する熱応力よりも大きくなる。その結果、一端部64付近では第2界面61にクラックが発生し易く、他端部65付近では第1界面60にクラックが発生し易い。第1界面60に発生したクラックは第1界面60に沿って進展し、第2界面61に発生したクラックは第2界面61に沿って進展し易いので、仮にクラックが進展しても、第1界面60及び第2界面61に沿ってそれぞれ進展するクラック同士をつながり難くできる。従って、一つの界面の両方の端に発生したクラックが、その界面に沿って界面の中央へ向かって進展する場合に比べて、溶融部23の破断による母材22からのチップ24の脱落を抑制できる。
また、溶融部23は、母材22の径方向の中心の溶融量に比べて、母材22の径方向の外側の溶融量が多いので、重なり部62は、第1界面60と第2界面61との間の第1方向(矢印Z方向)に沿う距離が、外側から中心へ向かうにつれて次第に短くなる形をなす。これにより重なり部62は、一端部64と他端部65との間に、第1界面60と第2界面61との間の第1方向に沿う距離の最も短い最短部66が、一端部64及び他端部65以外の部位に存在する。さらに重なり部62は、貴金属の含有率が50質量%且つNiの含有率が50質量%となる中間部67が、最短部66以外の部位に存在する。
これにより、第1界面60のうち他端部65から中間部67までの部位は、第1界面60のうち一端部64から中間部67までの部位に比べ、他端部65付近に発生したクラックが第1界面60に沿って進展し易い。一方、第2界面61のうち一端部64付近から中間部67までの部位は、第2界面61のうち他端部65付近から中間部67までの部位に比べ、一端部64付近に発生したクラックが第2界面61に沿って進展し易い。第2方向(矢印Y方向)において最短部66と中間部67との位置は異なるので、第1界面60及び第2界面61に沿ってそれぞれ進展するクラックが第1方向(矢印Z方向)において重なる位置を、最短部66以外の部位にし易くできる。その位置でクラックが第1方向へ進展しても、第1界面60と第2界面61との間の距離は最短部66における距離よりも長いので、溶融部23の破断を抑制し、チップ24の脱落をさらに抑制できる。
図5(b)を参照して中心電極20の他の製造方法を説明する。図5(b)は他の母材22にチップ24を接合するときの模式図である。図5(a)の場合と異なり、チップ24の端面24dは放電面25と平行であり、母材22の先端面22bは軸線Oに垂直な面である。母材22の先端面22bにチップ24の端面24dを接触させて母材22にチップ24を配置した後、軸線Oを中心に母材22及びチップ24を回転させながら、母材22やチップ24の側面に対面させた加工ヘッド54を軸線Oに沿って往復させつつ高エネルギービームを照射する。これにより、母材22及びチップ24の表面を走査したビームの軌跡が楕円状になる。
この場合も、放電面25に平行な仮想面に投影した重なり部62の平面図形の重心63を通る切断線で切断した中心電極20の断面図において、部位24b側の重なり部62の端部では貴金属の含有率が50質量%よりも高く(チップ24の溶融量が母材22の溶融量よりも多い)、もう片方の部位24c側の端部ではNiの含有率が50質量%よりも高い(母材22の溶融量がチップ24の溶融量よりも多い)という関係になる。よって、上記実施形態と同様の作用効果を実現できる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
実施形態では、接地電極40の母材41に溝が形成され、その溝に一部が収容されたチップ44が母材41に接合される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。母材41に溝を形成することは必ずしも必要ない。溝を形成することなく母材41にチップ44を接合することは当然可能である。
実施形態では、接地電極40の先端面41aよりもチップ44の先端面がわずかに内側に入り込む場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。接地電極40の先端面41aよりもチップ44の先端面をせり出させて、接地電極40の先端面41aからチップ44を突出させることは当然可能である。
実施形態では、接地電極40の母材41の内面42にチップ44を接合する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。内面42以外の母材41の先端面41a等にチップ44を接合することは当然可能である。
実施形態では、接地電極40のチップ44が直方体(四角柱)の形状をなす場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。チップ44の形状は、円柱状、四角柱以外の多角柱状など、適宜設定できる。
実施形態では、溶融部43を介して接地電極40の母材41にチップ44が直接に接続される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。Niを主体とする中間材を母材とチップとの間に配置し、母材に接合された中間材に溶融部を介してチップを接続することは当然可能である。
実施形態では、重なり部48,62の片方の端部では貴金属の含有率が50質量%よりも高く、もう片方の端部ではNiの含有率が50質量%よりも高いという関係が、中心電極20及び接地電極40の双方で成立する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。中心電極・接地電極のいずれか一方において上記の関係が成立すれば良い。上記の関係が成立した電極において、チップの脱落を抑制できるからである。
実施形態では、中心電極20を製造する一例として、母材22とチップ24とを一体にして、軸線Oを中心にこれを回転させながら高エネルギービームを照射する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。母材22とチップ24とを一体にしたものを静止させ、1個以上のミラーを用いて高エネルギービームを母材22及びチップ24の周りに走査して、溶融部23を形成することは当然可能である。
10 スパークプラグ
20 中心電極(第1電極、第2電極)
22,41 母材
23,43 溶融部
24,44 チップ
25,45 放電面
40 接地電極(第1電極、第2電極)
46,60 第1界面
47,61 第2界面
48,62 重なり部
49,63 重心
50,51 端部(一端部、他端部)
64 一端部
65 他端部
52 中心位置
53,67 中間部
66 最短部

Claims (4)

  1. 貴金属を主体とするチップと、Niを主体とし前記チップと溶融部を介して接続された母材と、を備える第1電極と、
    前記チップの放電面に対向する第2電極と、を備えるスパークプラグであって、
    前記溶融部は、前記チップと前記溶融部との第1界面と、前記母材と前記溶融部との第2界面と、が前記放電面に垂直な第1方向において重なり合う重なり部を有し、
    前記重なり部は、前記放電面に平行な仮想面に投影した前記重なり部の重心を通る断面であり、且つ、前記放電面に垂直な断面を見たときに、
    前記放電面に沿った第2方向における一端部の貴金属の含有率が50質量%よりも高く、前記第2方向における他端部のNiの含有率が50質量%よりも高いスパークプラグ。
  2. 前記断面において、
    前記重なり部は、前記第1界面と前記第2界面との間の前記第1方向に沿う距離が、前記第2方向へ向かうにつれて次第に長くなる形をなし、
    前記重なり部は、貴金属の含有率が50質量%且つNiの含有率が50質量%となる中間部が、前記重なり部の前記第2方向における中心位置よりも前記第2方向側に存在する請求項1記載のスパークプラグ。
  3. 前記断面において、
    前記重なり部は、前記第1界面と前記第2界面との間の前記第1方向に沿う距離の最も短い最短部が、前記第一端部および前記他端部以外の部位に存在し、
    前記重なり部は、貴金属の含有率が50質量%且つNiの含有率が50質量%となる中間部が、前記最短部以外の部位に存在する請求項1記載のスパークプラグ。
  4. 前記断面は、前記重なり部の前記第2方向の長さが最も長くなる断面である請求項1から3のいずれかに記載のスパークプラグ。
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