JP2019215485A - 画像形成装置、画像形成システム、制御方法および制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム、制御方法および制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2019215485A
JP2019215485A JP2018113656A JP2018113656A JP2019215485A JP 2019215485 A JP2019215485 A JP 2019215485A JP 2018113656 A JP2018113656 A JP 2018113656A JP 2018113656 A JP2018113656 A JP 2018113656A JP 2019215485 A JP2019215485 A JP 2019215485A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
job
voice
command
user
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018113656A
Other languages
English (en)
Inventor
小林 美奈子
Minako Kobayashi
美奈子 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2018113656A priority Critical patent/JP2019215485A/ja
Priority to US16/433,301 priority patent/US20190387111A1/en
Publication of JP2019215485A publication Critical patent/JP2019215485A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/0035User-machine interface; Control console
    • H04N1/00352Input means
    • H04N1/00403Voice input means, e.g. voice commands
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00912Arrangements for controlling a still picture apparatus or components thereof not otherwise provided for
    • H04N1/00915Assigning priority to, or interrupting, a particular operation
    • H04N1/00923Variably assigning priority
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00912Arrangements for controlling a still picture apparatus or components thereof not otherwise provided for
    • H04N1/00925Inhibiting an operation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】 音声に基づいてジョブを制御する場合における誤動作を少なくすること。【解決手段】 画像形成装置は、ジョブを決定するジョブ決定部53と、ジョブを制御する指令が受け付けられることに応じてジョブを制御するジョブ制御部55と、を備え、ジョブ制御部55は、ジョブを制御する指令が音声に基づいて受け付けられる場合であっても、ジョブが音声に基づかないで決定されていればジョブを制御しない。【選択図】 図3

Description

この発明は、画像形成装置、画像形成システム、制御方法および制御プログラムに関し、特に、音声で入力されたジョブを実行する画像形成装置、その画像形成装置を含む画像形成システム、その画像形成装置で実行される制御方法およびその制御方法をコンピューターに実行させる制御プログラムに関する。
近年、音声認識技術の精度が向上しており、複合機(以下「MFP」という)を、音声で操作することが可能となっている。音声による操作は、操作パネルを用いた操作に比較して、操作が容易で短時間で入力することができる。一方、音声による操作と、操作パネルを用いた操作とのいずれを用いるかは、ユーザーに委ねられる。このため、音声による操作によってジョブが入力される場合と、音声でなく操作パネルを用いた操作によってジョブが入力される場合とがある。
例えば、特開2016−35514号公報には、音声入力手段を用いて第1のジョブの指示を受け付ける受付手段と、前記第1のジョブまたは情報処理装置から受信する第2のジョブを実行する実行手段と、前記受付手段が前記第1のジョブを受け付けた場合、実行している第2のジョブがあるかどうかを判断する判断手段と、実行している第2のジョブがあると判断した場合、当該第2のジョブを中断して、前記第1のジョブを割り込ませるかどうかを音声出力手段を用いて応答する応答手段と、前記音声入力手段を用いて、前記応答に対して割込み実行の指示を受け付けた場合、前記第2のジョブの中断および当該中断した第2のジョブの再開と、前記第1のジョブの割込とを制御する制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置が記載されている。
一方、ユーザーが、MFPにジョブを投入した後に、そのジョブの実行の停止を望む場合がある。MFPにジョブの実行の停止を指示する場合においても、音声による操作と、操作パネルを用いた操作との2種類がある。MFPは、ジョブの実行の停止する操作が音声で入力される場合、実行中のジョブを停止する。しかしながら、MFPが実行中のジョブを指示したユーザーと、停止を指示したユーザーとが異なる場合、停止する必要のないジョブが実行途中で停止してしまうといった問題がある。
特開2016−35514号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の一つは、音声に基づいてジョブを制御する場合における誤動作を少なくした画像形成装置を提供することである。
この発明の他の目的は、複数の画像形成装置を音声に基づいて制御する場合における誤動作を少なくした画像形成システムを提供することである。
この発明のさらに他の目的は、音声に基づいてジョブを制御する場合における誤動作を少なくした制御方法を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、音声に基づいてジョブを制御する場合における誤動作を少なくした制御プログラムを提供することである。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、画像形成装置は、ジョブを決定する決定手段と、ジョブを制御する指令が受け付けられることに応じてジョブを制御するジョブ制御手段と、を備え、ジョブ制御手段は、ジョブを制御する指令が音声に基づいて受け付けられる場合であっても、ジョブが音声に基づかないで決定されていればジョブを制御しない。
この局面に従えば、音声に基づかないで決定されたジョブを、音声に基づく指令によっては制御しないようにするので、音声に基づく指令に対して制御対象となるジョブを制限することができる。その結果、音声に基づいてジョブを制御する場合における誤動作を少なくした画像形成装置を提供することができる。
好ましくは、ジョブ制御手段は、指令が音声に基づいて受け付けられる場合、ジョブが音声に基づいて決定されていればジョブを制御する。
この局面に従えば、音声に基づいて決定されたジョブを、音声に基づく指令によって制御するので、音声に基づいてジョブを制御することができる。
好ましくは、ジョブを実行する実行手段を、さらに備え、ジョブ制御手段は、指令がジョブの停止を示す場合、ジョブを停止させた後に、次に決定されるジョブを実行させる。
この局面に従えば、指令がジョブの停止を示す場合、ジョブを停止させた後に、次に決定されるジョブを実行させる。このため、後続のジョブを早期に実行するので、後続のジョブの実行を指令したユーザーの待ち時間を短くすることができる。
好ましくは、音声に基づいてユーザーを識別するユーザー識別手段を、さらに備え、決定手段は、ジョブの決定を指示したユーザーとジョブとを関連付け、ジョブ制御手段は、ジョブが音声に基づいて決定された場合であっても、ジョブが指令の音声に基づいて識別されたユーザーと関連付けられていなければ、ジョブを制御しない。
この局面に従えば、ジョブが音声に基づいて決定された場合であっても、そのジョブが音声で指令をしたユーザーと関連付けられていなければ、ジョブを制御しない。このため、音声で指令をしたユーザーとは異なるユーザーの音声に基づいて決定されたジョブを制御しないので、別のユーザーが指令したジョブを制御しないようにすることができる。
好ましくは、音声に基づいてユーザーを識別するユーザー識別手段を、さらに備え、決定手段は、ジョブの決定を指示したユーザーとジョブとを関連付け、ジョブ制御手段は、ジョブが音声に基づかないで決定されていても、ジョブが指令の音声に基づいて識別されたユーザーと関連付けられていれば、ジョブを制御する。
この局面に従えば、ジョブが音声に基づいて決定されていなくても、ジョブが指令の音声に基づいて識別されたユーザーと関連付けられていれば、ジョブを制御する。このため、音声で指令したユーザーが指令したジョブを制御することができる。
好ましくは、決定されたジョブが情報処理装置により生成される場合、情報処理装置からジョブとともにジョブが音声に基づいて生成されたことを示す付加情報を取得する付加情報取得手段を、さらに備える。
この局面に従えば、ジョブが情報処理装置により生成される場合、情報処理装置からジョブとともに付加情報を取得するので、ジョブが音声に基づいて生成されたか否かを判断することができる。
この発明の他の局面によれば、画像形成システムは、複数の画像形成装置と、指令を受け付ける指令受付手段と、を備え、複数の画像形成装置それぞれは、ジョブを決定する決定手段と、受け付けられた指令に従って、ジョブを制御するジョブ制御手段と、を備え、ジョブ制御手段は、指令が音声に基づいて受け付けられる場合、ジョブが音声に基づかないで決定されていればジョブを制御しない。
この局面に従えば、複数の画像形成装置それぞれが、音声に基づく指令に従って、ジョブを制御するので、複数の画像形成装置を音声で同時に制御することができる。また、複数の画像形成装置それぞれが、音声に基づかないで決定されたジョブを、音声に基づく指令によっては制御しないので、音声に基づく指令に対して制御対象となるジョブを制限することができる。その結果、複数の画像形成装置を音声に基づいて制御する場合における誤動作を少なくした画像形成システムを提供することができる。
好ましくは、音声に基づいてユーザーを識別するユーザー識別手段と、指令が音声に基づいて受け付けられる場合であって、指令の音声に基づいてユーザーを識別できない場合、複数の画像形成装置のうちから対象装置を決定する装置決定手段と、をさらに備え、対象装置が備えるジョブ制御手段は、指令が音声に基づいて受け付けられる場合、ジョブが音声に基づいて決定されていればジョブを制御し、複数の画像形成装置のうち対象装置以外の非対象装置が備えるジョブ制御手段は、指令に基づいてジョブを制御しない。
この局面に従えば、指令の音声に基づいてユーザーを識別できない場合、複数の画像形成装置のうちから対象装置が決定され、対象装置は、指令が音声に基づいて受け付けられる場合、ジョブが音声に基づいて決定されていればジョブを制御し、対象装置以外の非対象装置は、指令に基づいてジョブを制御しない。このため、指令の音声に基づいてユーザーを識別できない場合は、複数の画像形成装置のうちから選択された対象装置で実行されるジョブが制御されるので、対象装置以外の非対象装置における誤動作を防止することができる。
好ましくは、装置決定手段は、複数の画像形成装置のうちからユーザーにより選択された1以上を対象装置に決定する。
この局面に従えば、1以上の対象装置がユーザーにより選択されるので、制御対象となるジョブを容易に選択することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、制御方法は、ジョブを決定する決定ステップと、ジョブを制御する指令が受け付けられることに応じてジョブを制御するジョブ制御ステップと、を画像形成装置に実行させ、ジョブ制御ステップは、指令が音声に基づいて受け付けられる場合、ジョブが音声に基づかないで決定されていればジョブを制御しないステップを含む。
この局面に従えば、音声に基づいてジョブを制御する場合における誤動作を少なくした制御方法を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、制御プログラムは、画像形成装置を制御するコンピューターで実行される制御プログラムであって、ジョブを決定する決定ステップと、ジョブを制御する指令が受け付けられることに応じてジョブを制御するジョブ制御ステップと、をコンピューターに実行させ、ジョブ制御ステップは、指令が音声に基づいて受け付けられる場合であって、ジョブが音声に基づかないで決定された場合は、ジョブを制御しないステップを含む。
この局面に従えば、音声に基づいてジョブを制御する場合における誤動作を少なくした制御プログラムを提供することができる。
本発明の第1の実施の形態の1つにおける画像形成システムの全体概要を示す図である。 MFPのハードウェア構成の概要を示すブロック図である。 第1の実施の形態におけるMFPが備えるCPUの機能の一例を示すブロック図である。 第1の実施の形態における装置管理処理の流れの一例を示すフローチャートである。 ジョブ制御処理の流れの一例を示す第1のフローチャートである。 ジョブ制御処理の流れの一例を示す第2のフローチャートである。 ジョブ受付処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2の変形例におけるMFPが備えるCPUの機能の一例を示すブロック図である。 第2の実施の形態における画像形成システムの全体概要を示す図である。 第2の実施の形態における装置管理処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。従ってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態の1つにおける画像形成システムの全体概要を示す図である。図1を参照して、画像形成システム1は、MFP(Multi Function Peripheral)100と、パーソナルコンピューター(以下「PC」という)13と、スマートスピーカー11と、クラウドサーバー200と、を含む。
MFP100は、画像形成装置の一例である。PC13は、一般的なコンピューターであり、それらのハードウェア構成は周知なので、ここでは詳細な説明は繰り返さない。MFP100およびPC13それぞれは、ネットワーク3と接続されている。ネットワーク3は、例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN)である。このため、MFP100およびPC13は、ネットワーク3を介して互いに通信可能である。例えば、PC13は、MFP100を制御するためのプリンタードライバープログラムがインストールされており、プリンタードライバープログラムを実行することにより、MFP100を制御して、プリントジョブを実行させることが可能である。ネットワーク3において、その接続形態は有線または無線を問わない。また、ネットワーク3は、ワイドエリアネットワーク(WAN)、公衆交換電話網(PSTN)、インターネット等であってもよい。
スマートスピーカー11は、マイクロフォンと、スピーカーと、無線LANインターフェースと、を備えている。スマートスピーカー11は、スピーカーから音を発生する出力デバイスとして機能するとともに、マイクロフォンで集音した音声を受け付ける入力デバイスとして機能する。アクセスポイント(AP)9は、無線通信機能を有する中継装置であり、ネットワーク3に接続される。スマートスピーカー11は、AP9と通信することによりネットワーク3に接続される。このため、スマートスピーカー11は、MFP100、PC13と通信可能である。
ゲートウェイ(G/W)装置7は、ネットワーク3に接続されるとともに、インターネット5に接続される。ゲートウェイ装置7は、ネットワーク3とインターネット5とを中継する。クラウドサーバー200は、インターネット5に接続される。このため、MFP100、PC13およびスマートスピーカー11それぞれは、ゲートウェイ装置7を介して、クラウドサーバー200と通信可能である。
クラウドサーバー200は、スマートスピーカー11のAI(Artificial Intelligence)アシスタントとして機能する。スマートスピーカー11には、クラウドサーバー200が備えるAIアシスタントが予め登録されている。スマートスピーカー11は、マイクロフォンで集音した音声を電子データである音声データに変換し、クラウドサーバー200に送信する。また、スマートスピーカー11は、クラウドサーバー200から送信される電子データを音声に変換し、音声をスピーカーから出力する。
クラウドサーバー200は、スマートスピーカー11をユーザーインターフェースとして用い、スマートスピーカー11で集音されたユーザーの音声を自然言語処理し、音声認識結果として導き出される指令に基づいて最適解を決定する。クラウドサーバー200が備えるAIアシスタントは、最適解を決定する際にディープラーニングを用いるものであってもよい。クラウドサーバー200は、最適解として決定された処理を実行する。
また、クラウドサーバー200は、ユーザー識別機能を有する。クラウドサーバー200は、スマートスピーカー11と関連付けて、スマートスピーカー11を操作するユーザーの声紋が予め登録されている。クラウドサーバー200は、スマートスピーカー11で集音された音声を、登録されたユーザーの声紋と比較して、音声からユーザーを識別する。このように、クラウドサーバー200は、スマートスピーカー11で集音された音声に基づいて、その音声で指令を入力したユーザーを識別する。
さらに、クラウドサーバー200には、MFP100を制御するアプリケーションプログラムがインストールされており、クラウドサーバー200は、そのアプリケーションプログラムと予め定められた指令とを関連付けて登録している。クラウドサーバー200は、ユーザーの音声に基づいて指令を特定し、特定された指令に関連付けられたアプリケーションプログラムを実行する。
ここでは、プリント指令と第1アプリケーションプログラムが関連付けられ、停止指令と第2アプリケーションプログラムが関連付けられている場合を例に説明する。第1アプリケーションプログラムは、MFP100にプリントジョブを実行させる処理を定義し、第2アプリケーションプログラムは、MFP100が実行中のジョブを停止させる処理を定義する。
例えば、第1アプリケーションプログラムにおいて、ユーザーに対して、プリントジョブを記憶する場所およびプリントを実行する装置を予め登録しておくようにする。この場合、クラウドサーバー200は、スマートスピーカー11で集音された音声に基づいて、ユーザーおよびプリント指令を特定する場合、特定されたプリント指令に従って第1アプリケーションプログラムを実行する。この場合、クラウドサーバー200は、スマートスピーカー11で集音された音声に基づいて識別されたユーザーに対して登録された場所に記憶されたプリントジョブを、そのユーザーに対して登録された装置に実行させる。
例えば、ユーザーAに対して、プリントジョブを記憶する場所として、クラウドサーバー200の所定のフォルダが登録されており、プリントを実行する装置としてMFP100が登録されている場合を例に説明する。ユーザーAが、プリント指令をスマートスピーカー11に対して発声する場合、クラウドサーバー200は、スマートスピーカー11で集音された音声に基づいて、ユーザーAおよびプリント指令を特定する。そして、クラウドサーバー200は、プリント指令に関連付けられた第1アプリケーションプログラムを実行し、ユーザーAに対して登録されたクラウドサーバー200の所定のフォルダに記憶されたプリントジョブを、ユーザーAに対して登録されたMFP100に送信することにより、MFP100にそのプリントジョブを実行させる。このため、ユーザーAは、例えば、PC13でプリントジョブを生成し、クラウドサーバー200の所定のフォルダにそのプリントジョブを格納した後に、プリント指令をスマートスピーカー11に音声で入力すれば、プリントジョブをMFP100に実行させることができる。この場合、プリントジョブは、プリント指示を入力したユーザーを識別するためのユーザー識別情報を含む。
なお、ここでは、プリントジョブを記憶する場所として、クラウドサーバー200の所定のフォルダを登録するようにしたが、プリントジョブを記憶する場所は、クラウドサーバー200に限らず、プリントサーバー等の他のコンピューターであってもよい。
第2アプリケーションプログラムにおいて、MFP100を予め登録しておくようにする。この場合、クラウドサーバー200は、スマートスピーカー11で集音された音声で特定される停止指令に従って、第2アプリケーションプログラムを実行し、MFP100にプリントジョブの実行を停止させるための停止信号をMFP100に送信する。クラウドサーバー200は、スマートスピーカー11で集音された音声から停止指令を特定する場合、その音声からユーザーを特定できる場合は、特定されたユーザーを識別するためのユーザー識別情報を含む停止信号を送信する。クラウドサーバー200はスマートスピーカー11で集音された音声から停止指令を特定する場合、その音声からユーザーを特定できない場合は、ユーザー識別情報を含まない停止信号を送信する。
なお、クラウドサーバー200が有するAIアシスタントおよび、クラウドサーバー200に登録されるアプリケーションプログラムの動作は、上述した動作に限定されるものではなく、他の動作をするようにしてもよい。
PC13には、MFP100を制御するためのプリンタードライバーがインストールされている。このため、ユーザーは、PC13を操作して、MFP100にプリントジョブを実行させることができる。この場合、プリントジョブは、PC13を操作するユーザーのユーザー識別情報を含む。また、PC13が音声認識機能を有する場合、PC13は、ユーザーの音声に基づいて、プリントジョブの生成、または、プリントジョブの送信を実行することが可能である。PC13は、MFP100にプリントジョブを送信する場合、そのプリントジョブを生成する操作または送信する操作の少なくとも1つが、ユーザーが発声する音声に基づいて受け付けられたものであれば、音声に基づいて指令されたことを示す付加情報を追加してプリントジョブを送信する。また、PC13は、プリントジョブを生成する場合、そのプリントジョブをクラウドサーバー200の予め定められたフォルダに記憶するようにしてもよい。
図2は、MFPのハードウェア構成の概要を示すブロック図である。図2を参照して、MFP100は、メイン回路110と、原稿を読み取るための原稿読取部130と、原稿を原稿読取部130に搬送するための自動原稿搬送装置120と、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する画像データに基づいて用紙等に画像を形成するための画像形成部140と、画像形成部140に用紙を供給するための給紙部150と、画像が形成された用紙を処理する後処理部155と、ユーザーインターフェースとしての操作パネル160とを含む。
後処理部155は、画像形成部140により画像が形成された1以上の用紙を並び替えて排紙するソート処理、パンチ穴加工するパンチ処理、ステープル針を打ち込むステープル処理を実行する。
メイン回路110は、CPU111と、通信インターフェース(I/F)部112と、ROM113と、RAM114と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)115と、ファクシミリ部116と、CD−ROM118が装着される外部記憶装置117と、を含む。CPU111は、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150、後処理部155および操作パネル160と接続され、MFP100の全体を制御する。
ROM113は、CPU111が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。RAM114は、CPU111がプログラムを実行する際の作業領域として用いられる。さらに、RAM114は、原稿読取部130から連続的に送られてくる読取データ(画像データ)を一時的に記憶する。
通信I/F部112は、MFP100をネットワーク3に接続するためのインターフェースである。CPU111は、通信I/F部112を介して、PC200,200A〜200Cとの間で通信し、データを送受信する。また、通信I/F部112は、ネットワーク3を介してインターネット5に接続されたコンピューターと通信が可能である。
ファクシミリ部116は、公衆交換電話網(PSTN)に接続され、PSTNにファクシミリデータを送信する、またはPSTNからファクシミリデータを受信する。ファクシミリ部116は、受信したファクシミリデータを、HDD115に記憶する、または画像形成部140に出力する。画像形成部140は、ファクシミリ部116により受信されたファクシミリデータを用紙にプリントする。また、ファクシミリ部116は、HDD115に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、PSTNに接続されたファクシミリ装置に送信する。
外部記憶装置117は、CD−ROM(Compact Disk ROM)118が装着される。CPU111は、外部記憶装置117を介してCD−ROM118にアクセス可能である。CPU111は、外部記憶装置117に装着されたCD−ROM118に記録されたプログラムをRAM114にロードして実行する。なお、CPU111が実行するプログラムを記憶する媒体としては、CD−ROM118に限られず、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード、光カード、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable ROM)などの半導体メモリであってもよい。
また、CPU111が実行するプログラムは、CD−ROM118に記録されたプログラムに限られず、HDD115に記憶されたプログラムをRAM114にロードして実行するようにしてもよい。この場合、ネットワーク3に接続された他のコンピューターが、MFP100のHDD115に記憶されたプログラムを書き換える、または、新たなプログラムを追加して書き込むようにしてもよい。さらに、MFP100が、ネットワーク3に接続された他のコンピューターからプログラムをダウンロードして、そのプログラムをHDD115に記憶するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU111が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
操作パネル160は、MFP100の上面に設けられ、表示部161と操作部163とを含む。表示部161は、例えば、液晶表示装置(LCD)または有機LE(electroluminescence)ディスプレイであり、ユーザーに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。操作部163は、タッチパネル165と、ハードキー部167とを含む。タッチパネル165は、表示部161の上面または下面に表示部161に重畳して設けられる。ハードキー部167は、複数のハードキーを含む。ハードキーは、例えば接点スイッチである。タッチパネル165は、表示部161の表示面中でユーザーにより指示された位置を検出する。ユーザーがMFP100を操作する場合は直立した姿勢となる場合が多いので、表示部161の表示面、タッチパネル165の操作面およびハードキー部167は、上方を向いて配置される。ユーザーが表示部161の表示面を容易に視認することができ、ユーザーが指で操作部163を容易に指示することができるようにするためである。
図3は、第1の実施の形態におけるMFPが備えるCPUの機能の一例を示すブロック図である。図3に示す機能は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、HDD115、CD−ROM118に記憶された制御プログラムを実行することにより、CPU111に形成される機能である。図3を参照して、CPU111は、指令受付部51と、ジョブ決定部53と、ジョブ制御部55と、ジョブ実行部57と、を含む。
ジョブ実行部57は、ハードウェア資源を制御してジョブを実行する。ハードウェア資源は、通信I/F部112、HDD115、ファクシミリ部116、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150、後処理部155および操作パネル160を含む。ジョブは、例えば、コピージョブ、プリントジョブ、スキャンジョブ、ファクシミリ送信ジョブ、データ送信ジョブを含む。なお、ジョブ実行部57が実行可能なジョブは、これらに限定されることなく、他のジョブを含んでもよい。コピージョブは、原稿読取部130に原稿を読み取らせる処理と、原稿読取部130が原稿を読み取って出力するデータの画像を画像形成部140に形成させる処理とを含む。プリントジョブは、画像形成部140に、HDD115に記憶されたデータ、通信I/F部112が外部から受信するプリントジョブの画像を用紙に形成させる処理を含む。スキャンジョブは、原稿読取部130に原稿を読み取らせる処理と、原稿読取部130が原稿を読み取って出力するデータをHDD115に記憶させる処理を含む。ファクシミリ送信ジョブは、原稿読取部130に原稿を読み取らせる処理と、原稿読取部130が原稿を読み取って出力するデータをファクシミリ部116に送信させる処理とを含む。データ送信ジョブは、HDD115に記憶されたデータまたは原稿読取部130が原稿を読み取って出力するデータを、通信I/F部112を制御して他のコンピューターに送信する処理を含む。
ジョブ決定部53は、ジョブ実行部57が実行するジョブを決定する。ジョブ決定部53は、外部からジョブを受け付けるジョブ受付部61と、ユーザーにより入力される操作に基づいてジョブを生成するジョブ生成部65と、を含む。ジョブ決定部53は、ジョブ受付部61により受け付けられたジョブまたはジョブ生成部65により生成されたジョブを、ジョブ制御部55に出力する。
ジョブ受付部61は、通信I/F部112がクラウドサーバー200からプリントジョブを受信する場合、クラウドサーバー200から受信されたプリントジョブを受け付ける。ジョブ決定部53は、ジョブ受付部61がクラウドサーバー200から受信されたプリントを受け付ける場合、そのプリントジョブに付加情報を関連付ける。付加情報は、そのプリントジョブの実行が音声に基づいて指令されたことを示す。
また、ジョブ受付部61は、通信I/F部112がPC13からプリントジョブを受信する場合、PC13から受信されたプリントジョブを受け付ける。ジョブ受付部61は、付加情報取得部63を含む。付加情報取得部63は、通信I/F部112が、PC13からプリントジョブとともに付加情報を受信する場合、プリントジョブともに受信される付加情報を取得する。ジョブ決定部53は、付加情報取得部63が付加情報を取得する場合、付加情報とともに受信されるプリントジョブに付加情報を関連付ける。
ジョブ生成部65は、ユーザーが操作部163に操作を入力する場合、受け付けられる操作に従ってジョブを生成する。ジョブ生成部65は、操作部163を操作するユーザーを特定する場合、そのユーザーを識別するためのユーザー識別情報を含むジョブを生成する。
指令受付部51は、停止指令を受け付ける。停止指令は、ジョブ実行部57が実行中のジョブを停止させる指令である。指令受付部51は、停止指令を受け付けることに応じて、停止指令をジョブ制御部55に出力する。停止指令は、音声に基づく音声指令と、操作パネル160で受け付けられる操作指令とを含む。指令受付部51は、通信I/F部112が、クラウドサーバー200から停止信号を受信する場合、音声指令を受け付ける。指令受付部51は、停止指令が関連付けられたキーを指示する操作を操作部163が受け付ける場合、操作指令を受け付ける。指令受付部51は、クラウドサーバー200から停止信号を受信する場合であって、その停止信号がユーザー識別情報を含む場合、ユーザー識別情報を含む音声指令をジョブ制御部55に出力する。指令受付部51は、クラウドサーバー200から停止信号を受信する場合であって、その停止信号がユーザー識別情報を含まない場合、ユーザー識別情報を含まない音声指令をジョブ制御部55に出力する。
ジョブ制御部55は、ジョブ実行部57が実行するジョブを制御する。ジョブ制御部55は、ジョブ決定部53において決定されたジョブを、ジョブ実行部57に実行させる。ジョブ制御部55は、ジョブ決定部53からジョブが入力される順に、入力されたジョブをジョブ実行部57に実行させる。ジョブ制御部55は、ジョブ決定部53からジョブが入力さる段階で、ジョブ実行部57が別のジョブを実行中の場合、ジョブ決定部53から入力されたジョブを待ち行列に追加する。ジョブ制御部55は、ジョブ実行部57が実行中のジョブの実行を終了することに応じて、待ち行列に設定されている1以上のジョブのうち最初に設定されたジョブをジョブ実行部57に実行させる。
ジョブ制御部55は、指令受付部51から停止指令が入力される場合、その停止指令が音声指令の場合は、ジョブ実行部57が実行中のジョブに付加情報が関連付けられていることを条件に、そのジョブの実行を停止させる。具体的には、ジョブ制御部55は、指令受付部51から音声指令が受け付けられる場合、ジョブ実行部57が実行中のジョブに付加情報が関連付けられていない場合、そのジョブの実行を停止させない。
さらに、ジョブ制御部55は、音声指令がユーザー識別情報を含む場合、ジョブ実行部57が実行中のジョブに付加情報が関連付けられていない場合であっても、そのジョブに関連付けられたユーザー識別情報が音声指令に含まれるユーザー識別情報と同一の場合、そのジョブの実行を停止させる。このため、停止指令を音声で入力したユーザーが投入したジョブの実行を停止させることができる。
また、ジョブ制御部55は、指令受付部51から音声指令が受け付けられる場合、ジョブ実行部57が実行中のジョブに付加情報が関連付けられている場合、そのジョブの実行を停止させる。ただし、ジョブ制御部55は、実行中のジョブが付加情報と関連付けられている場合であっても、停止信号がユーザー識別情報を含む場合、実行中のジョブに含まれるユーザー識別情報が停止信号に含まれるユーザー識別情報と異なる場合は、そのジョブの実行を停止しない。停止指令を音声で入力したユーザーとは別のユーザーが音声でジョブの生成または実行を指示したジョブの実行を停止しないようにすることができる。
付加情報が関連付けられているジョブは、音声に基づき生成されたジョブ、または、音声で実行が指示されたジョブである。音声指令は、音声でスマートスピーカー11に入力される停止指令である。音声指令の入力は、操作指令に比較して、操作パネル160を操作するための移動時間および操作パネル160が備える複数のキーのうちから該当するキーを特定する時間が不要であるため、操作を完了するまでの時間が短い。このため、早期にジョブを停止させることができる。また、ジョブの入力に関して、操作パネル160を用いた入力を好むユーザーが存在する場合があり、音声指令を入力したユーザーとは別のユーザーが投入したジョブの実行を停止しないようにすることができる。
また、ジョブ制御部55は、音声指令に従って、ジョブの実行を停止させる場合、付加情報が関連付けられていないジョブが待ち行列に設定されている場合には、そのジョブをジョブ実行部57に実行させる。待ち行列に設定されているジョブを早期に実行することができ、そのジョブを投入したユーザーの待ち時間を短くすることができる。なお、付加情報が関連付けられていないジョブの複数が待ち行列に設定されている場合、最も先に待ち行列に設定されたジョブをジョブ実行部57に実行させる。
ジョブ制御部55は、指令受付部51から停止指令が入力される場合、その停止指令が操作指令の場合は、ジョブ実行部57が実行中のジョブの実行を停止させる。具体的には、ジョブ制御部55は、指令受付部51から操作指令が受け付けられる場合、ジョブ実行部57が実行中のジョブに付加情報が関連付けられているか否かに係わらず、そのジョブの実行を停止させる。操作指令は、ユーザーが操作パネル160を操作して入力される指令である。したがって、操作指令を入力したユーザーは、MFP100を操作中であり、MFP100が実行中のジョブを視認できる。
図4は、第1の実施の形態における装置管理処理の流れの一例を示すフローチャートである。装置管理処理は、クラウドサーバー200が備えるCPU201が第1アプリケーションプログラムおよび第2アプリケーションプログラムを実行することによりCPU201により実行される処理である。図4を参照して、CPU201において、AIアシスタントを実行するタスクによりプリント指令または停止指令が決定される。CPU201は、AIアシスタントを実行するタスクによりプリント指令が決定されたか否かを判断する(ステップS101)。プリント指令が決定されたならば処理をステップS102に進めるが、そうでなければ処理をステップS104に進める。ステップS104においては、CPU201は、AIアシスタントを実行するタスクにより停止指令が決定されたか否かを判断する。停止指令が決定されたならば処理をステップS105に進めるが、そうでなければ処理をステップS101に戻す。
ステップS102においては、第1アプリケーションプログラムに対して予め登録された場所に記憶されているプリントジョブを取得する。そして、第1アプリケーションプログラムに対して予め登録されている装置、ここではMFP100にプリントジョブを送信し(ステップS103)、処理をステップS101に戻す。
ステップS105においては、AIアシスタントを実行するタスクによりユーザーが識別されたか否かを判断する。ユーザーが識別されたならば処理をステップS106に進めるが、そうでなければ処理をステップS107に進める。ステップS106においては、ステップS105において識別されたユーザーのユーザー識別情報を停止信号に設定し、処理をステップS107に進める。ステップS107においては、停止信号をMFP100に送信し、処理をステップS101に戻す。ステップS107においては、ステップS106が実行されない場合、ユーザー識別情報を含まない停止信号をMFP100に送信する。ステップS107においては、ステップS106が実行される場合、ユーザー識別情報を含む停止信号をMFP100に送信する。
図5および図6は、ジョブ制御処理の流れの一例を示す第1のフローチャートである。ジョブ制御処理は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、HDD115、CD−ROM118に記憶されたジョブ制御プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。図5および図6を参照して、MFP100が備えるCPU111は、ジョブ受付処理を実行し(ステップS01)、処理をステップS02に進める。ジョブ受付処理の詳細は後述するが、ユーザーにより投入されるジョブを受け付ける処理である。
次のステップS02においては、停止指令を受け付けたか否かを判断する。停止指令を受け付けたならば処理をステップS03に進めるが、そうでなければ処理をステップS01に戻す。停止指令は、クラウドサーバー200から停止信号を受信することにより受け付ける場合と、ユーザーが操作部163を操作する状態で操作部163が受け付ける場合と、がある。クラウドサーバー200から停止信号を受信することにより受け付ける停止指令は、音声指令であり、ユーザーが操作部163を操作する状態で操作部163が受け付ける停止指令は、操作指令である。ユーザーがスマートスピーカー11に音声で停止指令を入力する場合、クラウドサーバー200が停止信号をMFP100に送信する。また、クラウドサーバー200は、スマートスピーカー11が集音した音声からユーザーを識別できる場合、停止信号は、停止指令をしたユーザーのユーザー識別情報を含み、スマートスピーカー11が集音した音声からユーザーを識別できない場合、停止信号は、停止指令をしたユーザーのユーザー識別情報を含まない。
ステップS03においては、実行中のジョブを処理対象に特定する。そして、停止指令が音声指令か否かを判断する(ステップS04)。停止指令が音声指令ならば処理をステップS07に進めるが、そうでなければ処理をステップS05に進める。ステップS05においては、処理対象に特定されたジョブの実行を停止し、処理をステップS06に進める。停止指令が操作指令の場合、ユーザーは、MFP100を操作しているので、ユーザーは、MFP100が実行中のジョブを視認することができる。この場合には、MFP100が実行中のジョブを直ちに停止する。ステップS06においては、処理対象に特定されたジョブを削除し、処理をステップS01に戻す。
ステップS07においては、処理対象に特定したジョブに付加情報が関連付けられているか否かを判断する。付加情報が関連付けられていれば処理をステップS08に進めるが、そうでなければ処理をステップS10に進める。付加情報は、ジョブ受付処理において、ジョブに関連付けられる情報であり、そのジョブが音声に基づき生成された場合、または音声に基づき実行が指示された場合に、ジョブに関連付けられる。
ステップS08においては、停止指令を入力したユーザーが識別されているか否かを判断する。停止を指示したユーザーが識別されていれば処理をステップS09に進めるが、そうでなければ処理をステップS10に進める。ステップS02において、停止指令が受け付けられるが、クラウドサーバー200から停止信号を受信する場合に、停止信号にユーザー識別情報が含まれていれば、停止指令をしたユーザーが識別されていると判断する。
ステップS09においては、処理対象に特定されているジョブの実行を指示したユーザーと、停止指令を入力したユーザーとが一致するか否かを判断する。ユーザーが一致するならば処理をステップS12に進めるが、そうでなければ処理をステップS01に戻す。
処理がステップS09からステップS12に進む場合、ステップS12においては、処理対象に特定されたジョブの実行を停止し、処理をステップS13に進める。処理対象に特定されたジョブに付加情報が関連付けられている場合、換言すれば、処理対象に特定されたジョブが音声に基づいて生成または実行が指示された場合、そのジョブの実行が停止される。ただし、処理対象に特定されたジョブが音声に基づいて生成または実行が指示された場合であっても、そのジョブの実行を指示したユーザーと停止指令を入力したユーザーとが一致しない場合は、処理がステップS01に戻すので、ステップS12が実行されず、ジョブの実行を停止しない。これにより、停止指示を入力したユーザーとは別のユーザーが音声でジョブの生成または実行を指示したジョブを停止しないようにすることができる。
処理がステップS10に進む場合は、処理対象に特定されているジョブに付加情報が関連付けられていない場合である。ステップS10においては、停止指令をしたユーザーが識別されているか否かを判断する。停止を指示したユーザーが識別されていれば処理をステップS11に進めるが、そうでなければ処理をステップS01に戻す。ステップS11においては、処理対象に特定されているジョブの実行を指示したユーザーと、停止指令を入力したユーザーとが一致するか否かを判断する。ユーザーが一致するならば処理をステップS12に進めるが、そうでなければ処理をステップS01に戻す。
処理がステップS11からステップS12に進む場合、ステップS12においては、処理対象に特定されたジョブの実行を停止し、処理をステップS13に進める。処理対象に特定されたジョブが音声に基づいて生成または実行が指示されたジョブでない場合であっても、そのジョブの実行を指示したユーザーと停止指令を入力したユーザーとが一致する場合に、そのジョブの実行が停止される。ただし、処理対象に特定されたジョブが音声に基づかないで生成または実行が指示された場合であっても、そのジョブの実行を指示したユーザーと停止指令を入力したユーザーとが一致しない場合は、処理がステップS01に戻るので、ステップS12が実行されず、ジョブの実行を停止しない。これにより、停止指示を入力したユーザーとは別のユーザーが音声に基づかないでジョブの生成または実行を指示したジョブを停止しないようにすることができる。
ステップS13においては、待ち行列にジョブが設定されているか否かを判断する。ジョブが待ち行列に設定されていれば処理をステップS14に進めるが、そうでなければ処理をステップS17に進める。ステップS14においては、待ち行列に設定されている最初の順番のジョブに付加情報が関連付けられているか否かを判断する。付加情報が関連付けられているならば処理をステップS15に進めるが、そうでなければ処理をステップS16に進める。ステップS15においては、待ち行列に次の順番のジョブが設定されているか否かを判断する。次の順番のジョブが設定されているならば処理をステップS14に戻すが、そうでなければ処理をステップS17に進める。処理がステップS16からステップS14に進む場合、ステップS14において、次の順番のジョブについて、ステップS14以降の処理が実行される。ステップS15においては、待ち行列に設定されているジョブを開始し、処理をステップS17に進める。このため、待ち行列に設定されているジョブであって、付加情報が関連付けられていないジョブのうち順番が最も早いジョブが実行される。このため、音声に基づき生成または実行が指示されたジョブを実行しないようにすることができる。
ステップS17においては、ジョブ一覧を表示部161に表示する。ジョブ一覧は、ステップS12において停止したジョブ、待ち行列に設定されているジョブ、ステップS15が実行される場合には実行中のジョブを選択可能に表示する画面である。次のステップS18においては、削除指示を受け付けたか否かを判断する。削除指示を受けたならば処理をステップS19に進めるが、そうでなければステップS19をスキップして処理をステップS01に戻す。削除指示は、ステップS17において表示部161に表示されたジョブ一覧に含まれる1以上のジョブを選択する指示と、選択されたジョブを削除する指示とを含む。ステップS19においては、削除指示によって選択されたジョブを削除し、処理をステップS01に戻す。ステップS12において停止されたジョブが削除されない場合、停止されたジョブを待ち行列の最初に追加するようにすればよい。
図7は、ジョブ受付処理の流れの一例を示すフローチャートである。ジョブ受付処理は、図5のステップS01において実行される処理である。図7を参照して、CPU111は、プリントジョブを受信したか否かを判断する(ステップS21)。通信I/F部112が外部からプリントジョブを受信したか否かを判断する。プリントジョブを受信したならば処理をステップS22に進めるが、そうでなければ処理をステップS26に進める。ここでは、クラウドサーバー200またはPC13のいずれかからプリントジョブを受信する場合について説明する。
ステップS22においては、プリントジョブの送信元がクラウドサーバー200が備えるAIアシスタントか否かを判断する。AIアシスタントからプリントジョブを受信したならば処理をステップS24に進めるが、そうでなければ処理をステップS23に進める。ステップS24においては、クラウドサーバー200から受信されたプリントジョブに付加情報を関連付けて、処理をステップS25に進める。処理がステップS23に進む場合、プリントジョブがPC13から受信される場合である。ステップS23においては、受信されたプリントジョブとともに、付加情報を受信したか否かを判断する。付加情報を受信したならば処理をステップS24に進めるが、そうでなければ処理をステップS25に進める。ステップS24においては、PC13から受信されたプリントジョブに付加情報を関連付けて、処理をステップS25に進める。処理がステップS23からステップS25に進む場合は、PC13から受信されたプリントジョブに付加情報が関連付けられない。
一方、ステップS26においては、ジョブ実行指示を受け付けたか否かを判断する。操作部163にユーザーにより入力される操作に従って、ジョブの実行指示を受け付ける。ジョブの実行指示を受け付けたならば処理をステップS27に進めるが、そうでなければ処理をジョブ制御処理に戻す。ステップS27においては、ユーザーにより入力される操作に従って、ジョブを生成し、処理をステップS25に進める。
ステップS25においては、ステップS21において受信されたプリントジョブまたはステップS27において生成されたジョブを、待ち行列に追加することにより、待ち行列に設定し、処理をジョブ制御処理に戻す。待ち行列に設定されたジョブは、設定された順に実行される。
<第1の変形例>
第1の実施の形態におけるMFP100は、ジョブ実行部57が実行中のジョブの実行を一時的に停止し、ユーザーが、ジョブ実行部57が実行中のジョブおよび待機中のジョブのうちからジョブのうちから削除の対象とするジョブを選択可能とするために、表示部161にジョブ一覧を表示するようにした。これに代えて、情報処理装置で、MFP100を遠隔操作可能な場合は、その情報処理装置をユーザーが操作して、削除の対象となるジョブを選択するようにしてもよい。情報処理装置は、ユーザーが携帯するスマートフォン等の携帯情報装置、または、複数のユーザーが操作可能な状態で設置された情報端末である。
<第2の変形例>
MFP100が備えるCPU111に、音声を認識する音声認識処理および音声を発したユーザーを識別するユーザー識別処理を実行するためのプログラムをインストールするようにしてもよい。この場合、スマートスピーカー11に代えて、MFP100にマイクロフォンおよびスピーカーを備えるようにしてもよいし、MFP100がスマートスピーカー11を制御して、音声の入出力をするようにしてもよい。これにより、MFP100が備えるCPU111が、ユーザーが発する音声に基づいてジョブを生成または実行することができ、ユーザーが発する音声に基づいて停止指令を受け付けることができる。
図8は、第2の変形例におけるMFPが備えるCPUの機能の一例を示すブロック図である。図8に示す機能が図3に示した機能と異なる点は、音声受付部71、ユーザー識別部73および音声認識部75が追加された点、指令受付部51が指令受付部51Aに変更された点である。その他の機能は図3に示した機能と同じである。したがって、ここでは説明を繰り返さない。
音声受付部71は、スピーカーを制御し、スピーカーで集音された音を電子データである音声データに変換し、ユーザー識別部73および音声認識部75に出力する。ユーザー識別部73は、音声データと予め登録されたユーザーの声紋とを比較し、音声データに対応するユーザーを特定する。ユーザー識別部73は、音声データに対応するユーザーを特定する場合、特定されたユーザーのユーザー識別情報を指令受付部51Aに出力する。
音声認識部75は、音声データを音声認識し、文字情報に変換する。音声認識部75は、文字情報を指令受付部51Aに出力する。
指令受付部51Aは、停止指令を受け付ける。停止指令は、ジョブ実行部57が実行中のジョブを停止させる指令である。指令受付部51Aは、停止指令を受け付けることに応じて、停止指令をジョブ制御部55に出力する。停止指令は、音声に基づく音声指令と、操作パネル160で受け付けられる操作指令とを含む。
指令受付部51Aは、停止指令に対する文字情報を予め登録している。指令受付部51は、音声認識部75から入力される文字情報が停止指令に対して登録された文字情報と一致する場合に、音声指令を受け付ける。指令受付部51Aは、ユーザー識別部73からユーザー識別情報が入力される場合、そのユーザー識別情報を含む音声指令をジョブ制御部55に出力する。また、指令受付部51Aは、操作部163が停止指令を指示する操作を受け付ける場合、操作指令を受け付ける。
<第2の実施の形態>
図9は、第2の実施の形態における画像形成システムの全体概要を示す図である。図9を参照して、第2の実施の形態における画像形成システム1は、図1に示した第1の実施の形態における画像形成システム1と異なる点は、MFP100A,100Bが追加された点である。その他の構成は、第1の実施の形態における画像形成システム1と同じなので、ここでは説明を繰り返さない。MFP100A,100Bのハードウェア構成および機能は、MFP100と同じである。
クラウドサーバー200は、MFP100,100A,100Bそれぞれを制御するアプリケーションプログラムがインストールされており、予め定められた指令とアプリケーションプログラムとを関連付けて登録している。そして、クラウドサーバー200は、ユーザーの音声に基づいて特定された指令に関連付けられたアプリケーションプログラムを実行する。
ここでは、プリント指令と第3アプリケーションプログラムが関連付けられ、停止指令と第4アプリケーションプログラムが関連付けられている場合を例に説明する。第3アプリケーションプログラムは、MFP100,100A,100Bのいずれかにプリントジョブを実行させる処理を定義し、第4アプリケーションプログラムは、MFP100,100A,100Bが実行中のプリントジョブを停止させる処理を定義する。
例えば、第3アプリケーションプログラムにおいて、ユーザーに対して、プリントジョブを記憶する場所およびプリントを実行する装置を予め登録しておくようにする。この場合、クラウドサーバー200は、スマートスピーカー11で集音された音声に基づいて、ユーザーおよびプリント指令を特定する場合、特定されたプリント指令に従って第3アプリケーションプログラムを実行する。この場合、クラウドサーバー200は、スマートスピーカー11で集音された音声に基づいて特定されたユーザーに対して登録された場所に記憶されたプリントジョブを、MFP100,100A,100Bのうちでそのユーザーに対して登録された装置に実行させる。例えば、ユーザーAに対して、プリントジョブを記憶する場所として、クラウドサーバー200の所定のフォルダが登録されており、プリントを実行する装置としてMFP100が登録されている場合を例に説明する。ユーザーAが、プリント指令をスマートスピーカー11に対して発声する場合、クラウドサーバー200は、スマートスピーカー11で集音された音声に基づいて、ユーザーAおよびプリント指令を特定する。そして、クラウドサーバー200は、プリント指令に関連付けられた第3アプリケーションプログラムを実行し、ユーザーAに対して登録されたクラウドサーバー200の所定のフォルダに記憶されたプリントジョブを、ユーザーAに対して登録されたMFP100に送信することにより、MFP100にそのプリントジョブを実行させる。このため、ユーザーAは、例えば、PC13でプリントジョブを生成し、クラウドサーバー200の所定のフォルダにそのプリントジョブを格納した後に、プリント指令をスマートスピーカー11に音声で入力すれば、プリントジョブをMFP100に実行させることができる。この場合、プリントジョブは、プリント指示を入力したユーザーを識別するためのユーザー識別情報を含む。
第4アプリケーションプログラムに関連付けて、MFP100,100A,100Bを予め登録しておくようにする。この場合、クラウドサーバー200は、スマートスピーカー11で集音された音声で特定される停止指令に従って、第4アプリケーションプログラムを実行し、プリントジョブの実行を停止させるための停止信号をMFP100,100A,100Bのいずれかまたは全部に送信する。クラウドサーバー200は、スマートスピーカー11で集音された音声から停止指令を特定する場合、その音声からユーザーを特定できる場合は、特定されたユーザーを識別するためのユーザー識別情報を含む停止信号をMFP100,100A,100Bの全部にそれぞれ送信する。クラウドサーバー200はスマートスピーカー11で集音された音声から停止指令を特定する場合、その音声からユーザーを特定できない場合は、MFP100,100A,100Bのうちからユーザーにより選択された装置に、ユーザー識別情報を含まない停止信号を送信する。
クラウドサーバー200は、停止指令を特定する場合、その音声からユーザーを特定できる場合は、特定されたユーザーを識別するためのユーザー識別情報を含む停止信号をMFP100,100A,100Bの全部にそれぞれ送信する。これにより、MFP100,100A,100Bそれぞれは、第1の実施の形態においてMFP100について説明した動作と同様の動作をする。具体的には、実行中のジョブが付加情報と関連付けられてなければそのジョブの実行を停止しないが、実行中のジョブが付加情報と関連付けられていればそのジョブの実行を停止する。また、停止信号がユーザー識別情報を含むので、実行中のジョブが付加情報と関連付けられていなくても、実行中のジョブに含まれるユーザー識別情報が停止信号に含まれるユーザー識別情報と同じならばそのジョブの実行を停止する。また、MFP100は、停止信号がユーザー識別情報を含むので、実行中のジョブが付加情報と関連付けられている場合、実行中のジョブに含まれるユーザー識別情報が停止信号に含まれるユーザー識別情報と異なる場合は、そのジョブの実行を停止しない。
また、クラウドサーバー200は、停止指令を特定する場合、その音声からユーザーを特定できない場合は、MFP100,100A,100Bのうちからユーザーにより選択された装置に、ユーザー識別情報を含まない停止信号を送信する。このため、例えば、MFP100が選択された場合、MFP100がユーザー識別情報を含まない停止信号を受信する。MFP100は、実行中のジョブが付加情報と関連付けられていれば、そのジョブの実行を停止するが、実行中のジョブが付加情報と関連付けられてなければ、そのジョブの実行を停止しない。
MFP100,100A,100Bのうちからいずれかをユーザーに選択させる方法は、例えば、スマートスピーカー11をユーザーインターフェースとして用いることができる。具体的には、クラウドサーバー200は、スマートスピーカー11を制御して、MFP100,100A,100Bの選択を促すメッセージを音声で出力させる。ユーザーが、MFP100,100A,100Bのいずれかの装置名を発声すれば、クラウドサーバー200は、スマートスピーカー11で集音した音声により、装置を特定し、特定された装置に、停止信号を送信する。
図10は、第2の実施の形態における装置管理処理の流れの一例を示すフローチャートである。装置管理処理は、クラウドサーバー200が備えるCPU201が第3アプリケーションプログラムおよび第4アプリケーションプログラムを実行することによりCPU201により実行される処理である。図10を参照して、図4に示した第1の実施の形態における装置管理処理と異なる点は、ステップS105とステップS104との間にステップS111およびステップS112が追加された点、ステップS105でNOの場合に、ステップS113が追加された点である。その他の処理は図4に示した処理と同じなので、ここでは説明を繰り返さない。
ステップS105において、ユーザーが識別されたならば処理をステップS113に進めるが、そうでなければ処理をステップS111に進める。ステップS113においては、登録されているすべての装置、ここではMFP100,100A,100Bそれぞれに停止信号を送信し、処理をステップS101に戻す。
ステップS111においては、登録されたMFP100,100A,100Bのうちからいずれかをユーザーに問い合わせる。スマートスピーカー11を制御して、MFP100,100A,100Bの選択を促すメッセージを音声で出力させる。そして、ユーザーにより選択された装置が特定したか否かを判断する。ユーザーが、MFP100,100A,100Bのいずれかの装置名を発声すれば、クラウドサーバー200は、スマートスピーカー11で集音した音声により、装置を特定する。ユーザーにより選択された装置を特定したならば処理をステップS106に進めるが、そうでなければ処理をステップS111に戻す。ステップS107において送信される停止信号は、ユーザー識別情報を含む。
なお、ユーザーにより複数の装置が選択される場合には、選択された複数の装置それぞれにユーザー識別情報が設定された停止信号を送信するようにすればよい。
以上説明したように、本実施の形態におけるMFP100は、画像形成装置として機能し、音声に基づかないで投入されたジョブを、音声に基づく停止指令によっては停止しないようにする。音声でジョブを投入するユーザーは、音声で停止指令を入力することが多く、音声に基づかないでジョブを投入するユーザーは、音声で停止指令を入力することが少ない。このため、音声に基づかないで投入されたジョブを、音声に基づく停止指令によっては停止しないようにすることにより、音声に基づく停止指令に対して制御対象となるジョブから音声に基づかないで投入されたジョブを除外することにより、他のユーザーが投入したジョブを停止させないようにすることができる。したがって、音声に基づいてジョブを制御する場合における誤動作を少なくすることができる。
また、MFP100は、音声に基づいて投入されたジョブを、音声に基づく指令によって停止するので、音声でジョブを投入するユーザーは、投入されたジョブを音声で停止させることができる。
また、MFP100は、音声で投入されたジョブを停止させた後に、待ち行列に音声に基づかないで投入されたジョブが設定されている場合には、そのジョブを実行する。このため、後続のジョブを早期に実行するので、後続のジョブの実行を指令した他のユーザーの待ち時間を短くすることができる。
また、MFP100は、ジョブが音声に基づいて投入された場合であっても、そのジョブが停止指令を音声で入力したユーザーと異なるユーザーにより投入された場合には、そのジョブを停止しない。このため、音声で指令をしたユーザーとは異なるユーザーの音声に基づいて投入されたジョブを停止しないので、別のユーザーが投入したジョブを停止しないようにすることができる。
また、MFP100は、ジョブが音声に基づかないで投入された場合であっても、そのジョブが停止指令を音声で入力したユーザーと同じユーザーにより投入された場合には、そのジョブを停止する。このため、音声で停止指令を入力したユーザーは、自らが投入したジョブを停止させることができる。
第2の実施の形態における画像形成システム1においては、停止指令を音声で入力したユーザーを識別することができない場合には、MFP100,100A,100Bのうちからユーザーにより選択された装置に停止指令を送信するので、ユーザーがジョブを投入していない装置に停止指令が送信しないようにして、他人のジョブが誤って停止しまうのを防止することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<付記>
(1) 複数の前記画像形成装置それぞれは、さらに、
前記ジョブを実行する実行手段を備え、
前記ジョブ制御手段は、前記指令が前記ジョブの停止を示す場合、前記ジョブを停止させた後に、次に決定される前記ジョブを実行させる、請求項7〜9のいずれかに記載の画像形成システム。
この局面に従えば、指令がジョブの停止を示す場合、ジョブを停止させた後に、次に決定されるジョブを実行させる。このため、後続のジョブを早期に実行するので、後続のジョブの実行を指令したユーザーの待ち時間を短くすることができる。
(2) 複数の前記画像形成装置それぞれは、さらに、
決定された前記ジョブが情報処理装置により生成される場合、前記情報処理装置から前記ジョブとともに前記ジョブが音声に基づいて生成されたか否かを示す付加情報を取得する付加情報取得手段を備えた、請求項7〜9のいずれかに記載の画像形成システム。この局面に従えば、ジョブが情報処理装置により生成される場合、情報処理装置からジョブとともに付加情報を取得するので、ジョブが音声に基づいて生成されたか否かを容易に判断することができる。
1 画像形成システム、3 ネットワーク、5 インターネット、7 ゲートウェイ装置、9 アクセスポイント、11 スマートスピーカー、13 PC、100,100A,100B MFP、200 クラウドサーバー、110 メイン回路、111 CPU、112 通信I/F部、113 ROM、114 RAM、115 HDD、116 ファクシミリ部、117 外部記憶装置、120 自動原稿搬送装置、130 原稿読取部、140 画像形成部、150 給紙部、155 後処理部、160 操作パネル、161 表示部、163 操作部、165 タッチパネル、167 ハードキー部、51,51A 指令受付部、53 ジョブ決定部、55 ジョブ制御部、57 ジョブ実行部、61 ジョブ受付部、63 付加情報取得部、65 ジョブ生成部、71 音声受付部、73 ユーザー識別部、75 音声認識部。

Claims (11)

  1. ジョブを決定する決定手段と、
    前記ジョブを制御する指令が受け付けられることに応じて前記ジョブを制御するジョブ制御手段と、を備え、
    前記ジョブ制御手段は、前記ジョブを制御する指令が音声に基づいて受け付けられる場合であっても、前記ジョブが音声に基づかないで決定されていれば前記ジョブを制御しない、画像形成装置。
  2. 前記ジョブ制御手段は、前記指令が音声に基づいて受け付けられる場合、前記ジョブが音声に基づいて決定されていれば前記ジョブを制御する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ジョブを実行する実行手段を、さらに備え、
    前記ジョブ制御手段は、前記指令が前記ジョブの停止を示す場合、前記ジョブを停止させた後に、次に決定される前記ジョブを実行させる、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 音声に基づいてユーザーを識別するユーザー識別手段を、さらに備え、
    前記決定手段は、前記ジョブの決定を指示したユーザーと前記ジョブとを関連付け、
    前記ジョブ制御手段は、前記ジョブが音声に基づいて決定された場合であっても、前記ジョブが前記指令の音声に基づいて識別されたユーザーと関連付けられていなければ、前記ジョブを制御しない、請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 音声に基づいてユーザーを識別するユーザー識別手段を、さらに備え、
    前記決定手段は、前記ジョブの決定を指示したユーザーと前記ジョブとを関連付け、
    前記ジョブ制御手段は、前記ジョブが音声に基づかないで決定されていても、前記ジョブが前記指令の音声に基づいて識別されたユーザーと関連付けられていれば、前記ジョブを制御する、請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 決定された前記ジョブが情報処理装置により生成される場合、前記情報処理装置から前記ジョブとともに前記ジョブが音声に基づいて生成されたことを示す付加情報を取得する付加情報取得手段を、さらに備えた請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 複数の画像形成装置と、
    指令を受け付ける指令受付手段と、を備え、
    複数の前記画像形成装置それぞれは、
    ジョブを決定する決定手段と、
    受け付けられた前記指令に従って、前記ジョブを制御するジョブ制御手段と、を備え、
    前記ジョブ制御手段は、前記指令が音声に基づいて受け付けられる場合、前記ジョブが音声に基づかないで決定されていれば前記ジョブを制御しない、画像形成システム。
  8. 音声に基づいてユーザーを識別するユーザー識別手段と、
    前記指令が音声に基づいて受け付けられる場合であって、前記指令の音声に基づいてユーザーを識別できない場合、複数の前記画像形成装置のうちから対象装置を決定する装置決定手段と、をさらに備え、
    前記対象装置が備える前記ジョブ制御手段は、前記指令が音声に基づいて受け付けられる場合、前記ジョブが音声に基づいて決定されていれば前記ジョブを制御し、
    複数の前記画像形成装置のうち前記対象装置以外の非対象装置が備える前記ジョブ制御手段は、前記指令に基づいて前記ジョブを制御しない、請求項7に記載の画像形成システム。
  9. 前記装置決定手段は、複数の前記画像形成装置のうちからユーザーにより選択された1以上を前記対象装置に決定する、請求項8に記載の画像形成システム。
  10. ジョブを決定する決定ステップと、
    前記ジョブを制御する指令が受け付けられることに応じて前記ジョブを制御するジョブ制御ステップと、を画像形成装置に実行させ、
    前記ジョブ制御ステップは、前記指令が音声に基づいて受け付けられる場合、前記ジョブが音声に基づかないで決定されていれば前記ジョブを制御しないステップを含む、制御方法。
  11. 画像形成装置を制御するコンピューターで実行される制御プログラムであって、
    ジョブを決定する決定ステップと、
    前記ジョブを制御する指令が受け付けられることに応じて前記ジョブを制御するジョブ制御ステップと、を前記コンピューターに実行させ、
    前記ジョブ制御ステップは、前記指令が音声に基づいて受け付けられる場合であって、前記ジョブが音声に基づかないで決定された場合は、前記ジョブを制御しないステップを含む、制御プログラム。
JP2018113656A 2018-06-14 2018-06-14 画像形成装置、画像形成システム、制御方法および制御プログラム Pending JP2019215485A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018113656A JP2019215485A (ja) 2018-06-14 2018-06-14 画像形成装置、画像形成システム、制御方法および制御プログラム
US16/433,301 US20190387111A1 (en) 2018-06-14 2019-06-06 Image forming apparatus, image forming system, control method and non-transitory computer-readable recording medium encoded with control program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018113656A JP2019215485A (ja) 2018-06-14 2018-06-14 画像形成装置、画像形成システム、制御方法および制御プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019215485A true JP2019215485A (ja) 2019-12-19

Family

ID=68840530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018113656A Pending JP2019215485A (ja) 2018-06-14 2018-06-14 画像形成装置、画像形成システム、制御方法および制御プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20190387111A1 (ja)
JP (1) JP2019215485A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7388272B2 (ja) 2020-03-31 2023-11-29 ブラザー工業株式会社 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP7483487B2 (ja) 2020-05-13 2024-05-15 キヤノン株式会社 画像形成システム、画像形成システムの制御方法、及びプログラム

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7224863B2 (ja) * 2018-11-09 2023-02-20 キヤノン株式会社 中継サーバおよび制御方法
JP7188036B2 (ja) * 2018-11-30 2022-12-13 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理システム、および方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004206636A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Murata Mach Ltd ネットワークプリンタシステム及びプリンタ
JP2004226489A (ja) * 2003-01-20 2004-08-12 Canon Inc 画像形成装置及び画像形成方法
JP2010194952A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Seiko Epson Corp 処理装置におけるジョブキャンセル装置、処理装置及びジョブキャンセル方法
JP2012203850A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Fuji Xerox Co Ltd 画像出力指示装置及びプログラム
JP2016012358A (ja) * 2015-08-06 2016-01-21 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 情報処理システム、画像形成装置、情報処理装置、これらの制御方法、及びプログラム
JP2016035514A (ja) * 2014-08-04 2016-03-17 キヤノン株式会社 印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラム
JP2017169054A (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置及びプログラム
WO2019055020A1 (en) * 2017-09-14 2019-03-21 Hewlett-Packard Development Company, L.P. IMPRESSION OF PRINT JOB BASED ON HUMAN VOICE ACTIVITY DETECTED CLOSE TO A PRINTING DEVICE

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4826662B2 (ja) * 2009-08-06 2011-11-30 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像処理装置および音声操作履歴情報共有方法
JP6939426B2 (ja) * 2017-11-01 2021-09-22 コニカミノルタ株式会社 画像処理装置およびその動作制御方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004206636A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Murata Mach Ltd ネットワークプリンタシステム及びプリンタ
JP2004226489A (ja) * 2003-01-20 2004-08-12 Canon Inc 画像形成装置及び画像形成方法
JP2010194952A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Seiko Epson Corp 処理装置におけるジョブキャンセル装置、処理装置及びジョブキャンセル方法
JP2012203850A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Fuji Xerox Co Ltd 画像出力指示装置及びプログラム
JP2016035514A (ja) * 2014-08-04 2016-03-17 キヤノン株式会社 印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラム
JP2016012358A (ja) * 2015-08-06 2016-01-21 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 情報処理システム、画像形成装置、情報処理装置、これらの制御方法、及びプログラム
JP2017169054A (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置及びプログラム
WO2019055020A1 (en) * 2017-09-14 2019-03-21 Hewlett-Packard Development Company, L.P. IMPRESSION OF PRINT JOB BASED ON HUMAN VOICE ACTIVITY DETECTED CLOSE TO A PRINTING DEVICE

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7388272B2 (ja) 2020-03-31 2023-11-29 ブラザー工業株式会社 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP7483487B2 (ja) 2020-05-13 2024-05-15 キヤノン株式会社 画像形成システム、画像形成システムの制御方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20190387111A1 (en) 2019-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN114089612B (zh) 作业历史确定装置和方法、图像处理装置、服务器及记录介质
JP2019215485A (ja) 画像形成装置、画像形成システム、制御方法および制御プログラム
JP5146479B2 (ja) 文書管理装置、文書管理方法、文書管理プログラム
JP6172074B2 (ja) プリントシステム、プリントサーバー、プリント制御方法およびプリント制御プログラム
US11140284B2 (en) Image forming system equipped with interactive agent function, method of controlling same, and storage medium
US20210104239A1 (en) Information processing system and information processing method
US10606531B2 (en) Image processing device, and operation control method thereof
JP7314499B2 (ja) 情報処理システム、情報処理装置、ジョブ制御方法およびジョブ制御プログラム
US11647129B2 (en) Image forming system equipped with interactive agent function, method of controlling same, and storage medium
JP7205308B2 (ja) ジョブ生成装置、画像処理装置、ジョブ生成方法およびジョブ生成プログラム
JP7361509B2 (ja) 周辺装置管理システム、印刷装置制御システム、制御方法、印刷制御装置及びプログラム
JP7139937B2 (ja) 音声処理システム、ジョブ生成装置、ジョブ生成方法およびジョブ生成プログラム
JP2016045666A (ja) プリントシステム、プリントサーバー、利便情報提供方法および利便情報提供プログラム
JP6344233B2 (ja) 画像形成システム、画像形成装置、遠隔制御方法および遠隔制御プログラム
JP2020181044A (ja) 情報処理装置、その制御方法、およびプログラム
JP7375427B2 (ja) 音声設定システム、音声設定支援プログラムおよび音声設定支援装置
JP6464751B2 (ja) 画像形成システム、画像形成装置、遠隔制御方法および遠隔制御プログラム
US20220076673A1 (en) Speech setting system, speech setting assistance device and non-transitory computer-readable recording medium encoded with speech setting assistance program
JP2015018440A (ja) プリントシステムおよびプリント方法
US11375071B2 (en) Speech setting system, non-transitory computer-readable recording medium having speech setting assistance program stored thereon, and speech setting assistance device
JP2021033861A (ja) サーバー、装置制御方法および装置制御プログラム
JP2022007018A (ja) 音声設定システム、音声設定支援装置および音声設定支援プログラム
US10031709B2 (en) Systems and methods for print job management on a printing device
JP2020035210A (ja) 情報処理装置、その制御方法、プログラム、および情報処理システム
JP2020198553A (ja) 画像処理装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220509

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220802