JP5146479B2 - 文書管理装置、文書管理方法、文書管理プログラム - Google Patents

文書管理装置、文書管理方法、文書管理プログラム Download PDF

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Description

この発明は、文書管理装置、文書管理方法および文書管理プログラムに関し、特に文書中の変更を通知する文書管理装置、その文書管理装置で実行される文書管理方法および文書管理プログラムに関する。
ファイルサーバ等を用いて文書を複数人で共有する場合、あるユーザが文書を変更した場合に、その文書が変更されたことまたは変更の内容を他のユーザに通知する必要がある。特開2006−172453号公報には、文書に対する修正を追跡するためのコンピュータ実施方法であって、前記文書に含まれるオブジェクトに関連付けられる変更リストを作成することと、前記オブジェクトが修正されたときを判定することと、前記修正されたオブジェクトに関連付けられる情報を前記変更リスト中に記憶することと、前記オブジェクトが修正されたことをユーザに通知することと、を備えることを特徴とする方法が記載されている。
しかしながら、従来の文書に対する修正を追跡するためのコンピュータ実施方法は、文書に含まれるオブジェクトが予め定められているため、予め定められたオブジェクト単位でしかユーザに通知することができないといった問題がある。あるユーザは、オブジェクトよりも小さい範囲で変更があった場合に通知を望む場合があるし、別のユーザはオブジェクトよりも大きな範囲で変更があった場合に通知を望む場合がある。
特開2006−172453号公報
この発明は上述した問題を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、文書中でユーザに関連する部分が変更された場合のみ通知することが可能な文書管理装置を提供することである。
この発明の他の目的は、文書中でユーザに関連する部分が変更された場合のみ通知することが可能な文書管理方法を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、文書中でユーザに関連する部分が変更された場合のみ通知することが可能な文書管理プログラムを提供することである。
この発明は上述した問題を解決するためになされたもので、この発明のある局面によれば、文書管理装置は、文書を記憶する文書記憶手段と、ユーザを識別するためのユーザ識別情報と該ユーザに割り当てられた送信先アドレスとを関連付けるアドレスデータを記憶するアドレスデータ記憶手段と、記憶された文書の指定を受け付ける指定受付手段と、外部から音声を受け付ける音声受付手段と、受け付けられた音声を文字データとして認識する音声認識手段と、受け付けられた音声に基づいてユーザを識別する音声識別手段と、音声識別手段により識別された音声が認証された発表者である第1のユーザの音声である場合に、記憶された文書のうち指定受付手段により指定された文書中で、音声認識手段により認識された文字データと一致する文字列を検索し、該検索された文字列を含む対象部分を指定部分に設定する指定部分設定手段と、指定部分設定手段により指定部分が設定された状態において、音声受付手段によって受け付けられた音声が、第1のユーザとは異なる第2のユーザの音声であると識別された場合に、該第2のユーザのユーザ識別情報と関連付けられた送信先アドレスを通知先に設定する通知先設定手段と、設定された指定部分と、設定された通知先とを関連付ける関連付手段と、記憶された文書を変更する変更手段と、変更手段により記憶された文書中で変更された変更部分の少なくとも一部が指定部分に含まれる場合、該指定部分と関連付けられた通知先に通知する通知手段と、を備える。
この局面に従えば、文書中で発表者である第1のユーザの音声を認識した文字データと一致する文字列を検索し、該検索された文字列を含む対象部分が指定部分に設定され、指定部分が設定された状態において、第2のユーザの音声が受け付けられると、第2のユーザの送信先アドレスが通知先に設定され、変更された変更部分が指定部分に含まれる場合、該指定部分と関連付けられた通知先に変更が通知される。このため、指定部分と通知先とを、二人のユーザの音声に基づいて決定することができる。その結果、文書中でユーザに関連する部分が変更された場合のみ通知することが可能な文書管理装置を提供することができる。
好ましくは、記憶された文書のうち指定受付手段により指定された文書中で第1または第2のユーザにより指定された任意の部分を指定部分として受け付ける指定部分受付手段と、第1または第2のユーザより通知先を受け付ける通知先受付手段と、をさらに備え、関連付手段は、受け付けた指定部分と、受け付けた通知先とを関連付ける。
この局面によれば、ユーザが変更されたら通知を望む部分を任意に指定することができるので、ユーザは関連のある部分を指定部分とすることができる。
好ましくは、変更手段により変更された後の文書と変更される前の文書との差分に基づいて文書中の変更された部分を変更部分として検出する変更部分検出手段をさらに備え、関連付手段は、文字数で定まる変更レベルを指定部分にさらに関連付け、通知手段は、差分に含まれる文字数が指定部分と関連付けられた変更レベルによって定まる文字数以上であることを条件に、指定部分と関連付けられた通知先に通知する。
この局面に従えば、変更レベルによって定まる文字数に満たない文書中の変更を通知しないようにすることができる。
好ましくは、記憶された文書に状態を設定する状態設定手段と、記憶された文書に新たな状態が状態設定手段により設定される場合、文書と関連付けられた通知先に状態が変更されたことを通知する状態通知手段を、さらに備える。
この局面に従えば、記憶された文書に新たな状態が設定される場合、文書と関連付けられた通知先に状態が変更されたことが通知されるので、通知先で特定されるユーザに、文書の状態が変更された時点で、文書の状態が変わったことを通知することができる。また、文書の内容が変更されるタイミングと、文書の状態が変更されるタイミングの両方をユーザに通知することができる。
この発明の他の局面によれば、文書管理方法は、文書を記憶するステップと、ユーザを識別するためのユーザ識別情報と該ユーザに割り当てられた送信先アドレスとを関連付けるアドレスデータを記憶するステップと、記憶された文書の指定を受け付ける指定受付ステップと、外部から音声を受け付ける音声受付ステップと、受け付けられた音声を文字データとして認識する音声認識ステップと、受け付けられた音声に基づいてユーザを識別する音声識別ステップと、音声識別ステップにおいて識別された音声が認証された発表者である第1のユーザの音声である場合に、記憶された文書のうち指定受付ステップにおいて指定された文書中で、音声認識ステップにおいて認識された文字データと一致する文字列を検索し、該検索された文字列を含む対象部分を指定部分に設定する指定部分設定ステップと、指定部分設定ステップにおいて指定部分が設定された状態において、音声受付ステップにおいて受け付けられた音声が、第1のユーザとは異なる第2のユーザの音声であると識別された場合に、該第2のユーザのユーザ識別情報と関連付けられた送信先アドレスを通知先に設定する通知先設定ステップと、設定された指定部分と、設定された通知先とを関連付けるステップと、記憶された文書を変更するステップと、記憶された文書中で変更された変更部分の少なくとも一部が指定部分に含まれる場合、該指定部分と関連付けられた通知先に通知するステップと、を含む。
この局面に従えば、文書中でユーザに関連する部分が変更された場合のみ通知することが可能な文書管理方法を提供することができる。
好ましくは、記憶された文書のうち指定受付ステップにおいて指定された文書中で第1または第2のユーザにより指定された任意の部分を指定部分として受け付ける指定部分受付ステップと、第1または第2のユーザより通知先を受け付ける通知先受付ステップと、をさらに含み、関連付けるステップは、受け付けた指定部分と、受け付けた通知先とを関連付けるステップを含む。
好ましくは、変更するステップにおいて変更された後の文書と変更される前の文書との差分に基づいて文書中の変更された部分を変更部分として検出するステップをさらに含み、関連付けるステップは、文字数で定まる変更レベルを指定部分にさらに関連付けるステップを含み、通知するステップは、差分に含まれる文字数が指定部分と関連付けられた変更レベルによって定まる文字数以上であることを条件に、指定部分と関連付けられた通知先に通知するステップを含む。
好ましくは、記憶された文書に状態を設定するステップと、記憶された文書に新たな状態が状態を設定するステップにおいて設定される場合、文書と関連付けられた通知先に状態が変更されたことを通知するステップとを、さらに含む。
この発明のさらに他の局面によれば、文書管理プログラムは、文書を記憶するステップと、ユーザを識別するためのユーザ識別情報と該ユーザに割り当てられた送信先アドレスとを関連付けるアドレスデータを記憶するステップと、記憶された文書の指定を受け付ける指定受付ステップと、外部から音声を受け付ける音声受付ステップと、受け付けられた音声を文字データとして認識する音声認識ステップと、受け付けられた音声に基づいてユーザを識別する音声識別ステップと、音声識別ステップにおいて識別された音声が認証された発表者である第1のユーザの音声である場合に、記憶された文書のうち指定受付ステップにおいて指定された文書中で、音声認識ステップにおいて認識された文字データと一致する文字列を検索し、該検索された文字列を含む対象部分を指定部分に設定する指定部分設定ステップと、指定部分設定ステップにおいて指定部分が設定された状態において、音声受付ステップにおいて受け付けられた音声が、第1のユーザとは異なる第2のユーザの音声であると識別された場合に、該第2のユーザのユーザ識別情報と関連付けられた送信先アドレスを通知先に設定する通知先設定ステップと、設定された指定部分と、設定された通知先とを関連付けるステップと、記憶された文書を変更するステップと、記憶された文書中で変更された変更部分の少なくとも一部が指定部分に含まれる場合、該指定部分と関連付けられた通知先に通知するステップと、をコンピュータに実行させる。
この局面に従えば、文書中でユーザに関連する部分が変更された場合のみ通知することが可能な文書管理プログラムを提供することができる。
好ましくは、記憶された文書のうち指定受付ステップにおいて指定された文書中で第1または第2のユーザにより指定された任意の部分を指定部分として受け付ける指定部分受付ステップと、第1または第2のユーザより通知先を受け付ける通知先受付ステップと、をさらにコンピュータに実行させ、関連付けるステップは、受け付けた指定部分と、受け付けた通知先とを関連付けるステップを含む。
好ましくは、変更するステップにおいて変更された後の文書と変更される前の文書との差分に基づいて文書中の変更された部分を変更部分として検出するステップをさらにコンピュータに実行させ、関連付けるステップは、文字数で定まる変更レベルを指定部分にさらに関連付けるステップを含み、通知するステップは、差分に含まれる文字数が指定部分と関連付けられた変更レベルによって定まる文字数以上であることを条件に、指定部分と関連付けられた通知先に通知するステップを含む。
好ましくは、記憶された文書に状態を設定するステップと、記憶された文書に新たな状態が状態を設定するステップにおいて設定される場合、文書と関連付けられた通知先に状態が変更されたことを通知するステップとを、さらにコンピュータに実行させる。
本発明の実施の形態の1つにおける会議システムの一例を示す図である。 MFPのハードウエア構成の一例を示すブロック図である。 MFPが備えるCPUに構成される機能の概要をHDDに記憶されるデータとともに示すブロック図である。 設定画面の一例を示す図である。 指定情報の一例を示す図である。 アドレス帳の一例を示す図である。 ステータステーブルの一例を示す図である。 指定情報設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 自動指定情報設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 通知処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける会議システムの一例を示す図である。図1を参照して、会議システム1は、MFP(Multifunction Peripheral)100と、PC200,200A〜200Dと、プロジェクタ210と、ホワイトボード211と、を含む。MFP100と、PC200,200A〜200Dと、プロジェクタ210とは、ローカルエリアネットワーク(以下「LAN」という)2に接続される。
MFP100は、文書管理装置の一例であり、文書管理機能に加えて、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能、ファクシミリ機能等の複数の機能を備える。MFP100は、LAN2を介してプロジェクタ210およびPC200,200A〜200Dと通信可能である。なお、MFP100と、PC200,200A〜200Dと、プロジェクタ210とをLAN2で接続する例を示すが、通信が可能であれば、シリアル通信ケーブルで接続してもよいし、パラレル通信ケーブルで接続するようにしてもよい。なお、通信形態は、有線に限らず、無線であってもよい。
本実施の形態における会議システム1においては、会議の発表者が発表用の資料である文書を、MFP100に記憶させる。文書は、コンピュータで表示することが可能なデータであればよく、例えば、画像、文字、グラフ、またはそれらを組み合わされたデータである。
MFP100は、プロジェクタ210を制御して、プロジェクタ210に文書の少なくとも一部の画像を投影させることにより、ホワイトボード211に画像を表示させる表示制御装置として機能する。具体的には、MFP100は、文書の少なくとも一部を表示部分とし、表示部分の画像を表示画像としてプロジェクタ210に送信し、プロジェクタ210に表示画像を表示させる。表示画像は、プロジェクタが表示可能な画像のサイズと同じである。したがって、文書の全体が表示画像のサイズよりも大きい場合は、文書の一部が表示部分に設定され、文書の全体が表示画像のサイズ以下の場合は、文書の全部が表示部分に設定される。
なお、MFP100からプロジェクタ210に文書を送信しておき、MFP100からプロジェクタ210を遠隔操作することによって、プロジェクタに表示画像を表示させても良い。この場合においても、文書の少なくとも一部が表示部分に設定され、文書の表示部分の表示画像が表示される。MFP100からプロジェクタ210に送信される表示画像は、プロジェクタ210が受信および解釈可能であれば、そのフォーマットは限定されない。
プロジェクタ210は、液晶表示装置、レンズおよび光源を備え、MFP100から受信する表示画像をホワイトボード211の描画面に投影する。液晶表示装置は表示画像を表示し、光源から発せられる光は、液晶表示装置を透過し、レンズを介してホワイトボード211に照射される。プロジェクタ210から照射される光が、ホワイトボード211の描画面に照射されると、液晶表示装置に表示された表示画像を拡大した表示画像が描画面に映し出される。ここでは、ホワイトボード211の描画面を、プロジェクタ210が表示画像を投影する投影面としている。
PC200,200A〜200Dは、一般的なコンピュータであり、そのハードウエア構成および機能は周知なのでここでは説明を繰り返さない。ここでは、MFP100が、プロジェクタ210に表示させている表示画像と同じ表示画像をPC200,200A〜200Dに送信する。このため、PC200,200A〜200Dそれぞれのディスプレイにおいて、ホワイトボード211に表示された表示画像と同じ表示画像が表示される。したがって、PC200,200A〜200Dのユーザは、ホワイトボード211またはPC200,200A〜200Dのディスプレイのいずれかに表示された表示画像を見ながら、会議の進行を確認することができる。
また、PC200,200A〜200Dは、MFP100が備えるハードディスクドライブ(HDD)116(図2参照)にアクセスが可能であり、HDD116に記憶された文書をダウンロードし、ダウンロードされた文書の画像を表示する。
図2は、MFPのハードウエア構成の一例を示すブロック図である。図2を参照して、MFP100は、メイン回路110と、原稿を読み取るための原稿読取部20と、原稿を原稿読取部20に搬送するための自動原稿搬送装置10と、原稿読取部20が原稿を読み取って出力する静止画像を用紙等に形成するための画像形成部30と、画像形成部30に用紙を供給するための給紙部40と、ユーザインターフェースとしての操作パネル121と、音を集音するマイクロホン123と、を含む。
メイン回路110は、CPU111と、通信インターフェース(I/F)部112と、ROM(Read Only Memory)113と、RAM(Random Access Memory)114と、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)115と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)116と、ファクシミリ部117と、ネットワークI/F118と、メモリカード119Aが装着されるカードインターフェース(I/F)119とを含む。CPU111は、自動原稿搬送装置10、原稿読取部20、画像形成部30、給紙部40および操作パネル121と接続され、MFP100の全体を制御する。
ROM113は、CPU111が実行するプログラム、およびそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。RAM114は、CPU111がプログラムを実行する際の作業領域として用いられる。
操作パネル121は、MFP100の上面に設けられ、表示部121Aと操作部121Bとを含む。表示部121Aは、液晶表示装置、有機ELD(Electroluminescence Display)等の表示装置であり、ユーザに対する指示メニューや取得した表示データに関する情報等を表示する。操作部121Bは、複数のキーを備え、キーに対応するユーザの操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受け付ける。操作部121Bは、表示部121A上に設けられたタッチパネルをさらに含む。
通信I/F部112は、MFP100を他の装置とシリアル通信ケーブルで接続するためのインターフェースである。なお、接続形態は、有線であっても無線であってもよい。
ファクシミリ部117は、公衆交換電話網(PSTN)に接続され、PSTNにファクシミリデータを送信する、またはPSTNからファクシミリデータを受信する。ファクシミリ部117は、受信したファクシミリデータを、HDD116に記憶する、または画像形成部30に出力する。画像形成部30は、ファクシミリ部117により受信されたファクシミリデータを用紙に印刷する。また、ファクシミリ部117は、HDD116に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、PSTNに接続されたファクシミリ装置に送信する。
ネットワークI/F118は、MFP100をLAN2に接続するためのインターフェースである。CPU111は、ネットワークI/F118を介してLAN2に接続されたPC200,200A〜200Dおよびプロジェクタ210と通信が可能である。また、CPU111は、LAN2がインターネットに接続されている場合、インターネットに接続されたコンピュータと通信可能である。インターネットに接続されるコンピュータには、電子メールを送受信する電子メールサーバを含む。ネットワークI/F118はLAN2に限らず、インターネット、ワイドエリアネットワーク(WAN)、公衆交換電話網等に接続するようにしてもよい。
マイクロホン123は、音を集音し、集音した音をCPU111に出力する。ここでは、MFP100が会議室に設置され、マイクロホン123は、会議室の音を集音する。なお、MFP100にマイクロホン123を有線または無線で接続するようにして、会議室にいる発表者または参加者がマイクロホン123に音声を入力するようにしてもよい。この場合には、MFP100を会議室に設置する必要はない。
カードI/F119は、メモリカード119Aが装着される。CPU111は、カードI/F119を介してメモリカード119Aにアクセス可能であり、メモリカード119Aに記憶されたプログラムをRAM114にロードして実行可能である。なお、CPU111が実行するプログラムは、メモリカード119Aに記憶されたプログラムに限られず、他の記憶媒体に記憶されたプログラムでもよく、HDD116に記憶されたプログラムであってもよく、さらに、通信I/F部112を介してLAN2に接続された他のコンピュータによりHDD116に書き込みされたプログラムであってもよい。
なお、プログラムを記憶する記憶媒体としては、メモリカード119Aに限られず、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード、光カード、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)などの半導体メモリでもよい。
ここでいうプログラムは、CPU111が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
図3は、MFPが備えるCPUに構成される機能の概要をHDDに記憶されるデータとともに示すブロック図である。図3に示す機能は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113またはメモリカード119Aに記憶された文書管理プログラムを実行することにより、実現される。
図3を参照して、CPU111は、ユーザの操作を受け付ける操作受付部131と、ユーザを認証するユーザ認証部133と、通知先を受け付ける通知先受付部135と、変更レベルを受け付ける変更レベル受付部137と、通知先を決定する通知先決定部139と、文書中の指定部分と通知先とを関連付ける関連付部141と、音声を受け付ける音声受付部143と、音声を識別する音声識別部145と、文書を変更する変更部151と、文書中の変更部分を決定する変更部分決定部153と、変更を通知する通知部155と、文書の状態を設定する状態設定部157と、設定された状態を通知する状態通知部159と、を含む。
HDD116には、アドレス帳161と、指定情報163と、ステータステーブル165と、文書167と、が記憶される。アドレス帳161は、ユーザ識別情報と通知先情報とを含む通知先レコードを含む。ユーザ識別情報は、ユーザを識別するためにそのユーザに割り当てられた名称であり、通知先情報は、そのユーザに割り当てられた電子メールアドレスである。本実施の形態においては、アドレス帳を作成するための画面を表示部121Aに表示し、ユーザが操作部121Bに名称と電子メールアドレスとを入力すれば、入力された名称と電子メールアドレスとを含む通知先レコードがアドレス帳161に追加して記憶される。
指定情報163は、指定部分と通知先情報とを関連付ける情報である。指定部分は、HDD116に記憶された文書167を識別するためのファイル名と、ファイル名で識別される文書167中の部分を特定するための範囲情報とを含む。ここでは、指定情報163は、指定部分ごとに、指定レコードを含む。指定レコードは、ファイル名と、範囲情報と、通知先情報とを含む。範囲情報は、文書167中の部分を特定する情報であればよく、例えば、文書167が複数ページを有していればページ番号で表され、1ページが複数行を有していれば行番号で表される。また、文書中の文字列または数値で表してもよい。文書167が複数の章等で区切られていれば章番号で表してもよい。また、ページ番号、行番号、章番号を組み合わせてもよい。さらに、文書167の全体を座標系で示し、範囲情報を文書167中の部分を座標値で表してもよい。
ステータステーブル165は、文書167を識別するためのファイル名とその文書167の状態を示す状態情報とを関連付ける状態レコードを含む。状態情報は、文書167によって異なるが、例えば、文書が社員により作成された提案資料を例に説明する。提案資料は、作成された後は、課長承認され、部長承認される。この提案資料における、状態情報は、提案資料が作成された状態を示す「提案」、課長により承認された状態を示す「課長承認」、部長により承認された状態を示す「部長承認」を含む。文書167は、ユーザによる指示により、HDD116に記憶されたデータである。文書167は、例えば、PC200,200A〜200Dが実行するアプリケーションプログラムで作成されたデータ、MFP100が原稿読取部20に原稿を読み取って得られる画像データ、ファクシミリ部117が受信したファクシミリデータ、ネットワークI/F118がWebサーバ等外部のコンピュータからダウンロードしたデータを含む。
操作受付部131は、表示部121Aに操作画面を表示し、ユーザが操作部121Bに入力する操作を受け付ける。また、ユーザがPC200,200A〜200Dいずれかを用いてMFP100を遠隔操作する場合、ユーザがPC200,200A〜200Dのディスプレイに操作画面を表示し、ユーザがPC200,200A〜200Dに入力する操作を受け付ける。例えば、ユーザがPC200を用いてMFP100を遠隔操作する場合、操作受付部131が画面をPC200にネットワークI/F118を介して送信すれば、PC200の備えるディスプレイに画面が表示される。また、ユーザがPC200の備えるマウスまたはキーボードに操作を入力すれば、PC200は入力された操作をMFP100に送信する。ネットワークI/F118がPC200から送信される操作を受信すると、操作受付部131は、ネットワークI/F118から操作を受け付ける。
以下、特に言及しない限り、ユーザがPC200を用いてMFP100を遠隔操作する場合を例に説明する。
ユーザ認証部133は、MFP100を操作するユーザを認証する。ユーザがPC200にユーザIDおよびパスワードの組を入力すれば、PC200は、入力されたユーザIDおよびパスワードの組をMFP100に送信する。MFP100のネットワークI/F118がPC200から送信されるユーザIDおよびパスワードの組を受信すると、ユーザ認証部133は、受信されたユーザIDおよびパスワードの組を、予め記憶されたユーザIDとパスワードとの組と比較し、一致する組が存在すれば、PC200を操作するユーザを認証するが、一致する組が存在しなければ認証しない。ユーザ認証部133は、ユーザを認証する場合、以降、入力される操作を、認証されたユーザにより入力されたものとして扱う。
操作受付部131は、PC200から指定情報の設定指示を受け付けると、設定画面をネットワークI/F118を介してPC200に送信する。PC200においては、受信された設定画面をディスプレイに表示する。設定画面は、指定情報を設定するための画面である。
図4は、設定画面の一例を示す図である。設定画面220は、ユーザ名を入力するための領域221と、ファイル名を入力するための領域223と、範囲情報を入力するための領域225と、変更レベルを入力するための領域227と、通知先を入力するための領域229と、「OK」の文字列が表示されたOKボタン231と、を含む。領域221は、ユーザ認証部133により認証されたユーザの名称が表示される。ユーザが操作部121Bを指示することにより領域223にファイル名を入力すると、領域223にファイル名が表示される。また、領域223は、入力されたファイル名をMFP100に送信するコマンドが割り当てられている。ユーザが領域223にファイル名を入力すると、PC200は、MFP100にファイル名を送信する。
MFP100が備えるCPU111の操作受付部131は、ネットワークI/F118がPC200からファイル名を受信すると、ファイル名で特定される文書をHDD116から読み出し、読み出した文書をネットワークI/F118を介してPC200に送信する。PC200は、MFP100から文書167を受信すると、ディスプレイに受信された文書167を表示する。これにより、ユーザが文書167中の任意の部分を指定することが可能となる。例えば、ユーザがマウス等のポインティングデバイスを用いて、ディスプレイに表示された文書167中の任意の矩形部分をドラッグアンドドロップ操作で指定すれば、矩形部分に含まれるページ番号、行番号または、文字列そのものが範囲情報としてPC200に入力される。また、ユーザがPC200が備えるキーボードを用いて、ページ番号、行番号または、文字列そのものを入力するようにしてもよい。PC200は、範囲情報が入力されると、範囲情報を領域225に表示する。
ユーザがPC200が備えるキーボードで領域227に文字数を入力すれば、文字数が変更レベルとしてPC200に入力される。ユーザがPC200が備えるキーボードで領域229に電子メールアドレスを入力すれば、電子メールアドレスが通知先としてPC200に入力される。
ユーザがPC200が備えるキーボードまたはマウスでOKボタン231を指示すると、領域221〜領域229に入力されたユーザの名称、ファイル名、範囲情報、変更レベルおよび通知先がMFP100に送信される。
図3に戻って、操作受付部131は、ネットワークI/F118が設定画面を送信したPC200からユーザの名称、ファイル名、範囲情報、変更レベルおよび通知先を受信すると、ファイル名および範囲情報を指定部分受付部147に出力し、変更レベルを変更レベル受付部137に出力し、通知先を通知先受付部135に出力する。
指定部分受付部147は、操作受付部131からファイル名および範囲情報が入力されると、それらを関連付部141に出力する。
通知先受付部135は、操作受付部131から通知先が入力されると、電子メールアドレスを関連付部141に出力する。変更レベル受付部137は、操作受付部131から変更レベルが入力されると、変更レベルを関連付部141に出力する。
関連付部141は、指定部分受付部147から入力されるファイル名および範囲情報と、通知先受付部135から入力される通知先と、変更レベル受付部137から入力された変更レベルと、を関連付ける。具体的には、関連付部141は、ファイル名と、範囲情報と、通知先と、変更レベルとを含む指定レコードを生成し、生成された指定レコードをHDD116の指定情報163に追加して記憶する。
図5は、指定情報の一例を示す図である。指定情報163は、指定部分ごとに指定レコードを含む。図5では、4つの指定レコードを含む場合を示している。指定レコードは、範囲情報の項目と、通知先の項目と、変更レベルの項目と、を含む。ファイル名の項目にファイル名が設定され、範囲情報の項目に範囲情報が設定され、通知先の項目に通知先が設定され、変更レベルの項目に変更レベルが設定される。
図3に戻って、関連付部141は、新たに生成した指定レコードのファイル名の項目に指定部分受付部147から入力されたファイル名を設定し、指定レコードの範囲情報の項目に指定部分受付部147から入力された範囲情報を設定し、指定レコードの通知先の項目に通知先受付部135から入力された通知先を設定し、指定レコードの変更レベルの項目に変更レベル受付部137から入力された変更レベルを設定する。
本実施の形態におけるMFP100は、プレゼンテーション中に指定情報163をHDD116に記憶する。この場合、発表者と参加者とがいるが、発表者と参加者とが発生する音声をマイクロホン123で受け付け、音声からユーザを識別することによって、指定情報163をHDD116に記憶する。この場合、発表者がユーザ認証部133により認証されており、HDD116に記憶された文書167を表示する指示を、MFP100に操作部121Bから入力し、プロジェクタ210に文書167の画像を表示させる。
指定部分受付部147は、HDD116に記憶された文書167を表示する指示が操作部121Bに入力されると、指示された文書167をHDD116から読み出し、ネットワークI/F118を介してプロジェクタ210に送信し、プロジェクタ210に文書167の画像を表示させる。なお、発表者であるユーザは、PC200からMFP100にログインし、MFP100を遠隔操作することによって、プロジェクタ210を制御するようにしてもよい。
音声受付部143は、マイクロホン123から入力された音声を受付ける。音声受付部143は、音声自動トレース機能がONに設定されていると、音声を受付ける。ここで、音声自動トレース機能は、ユーザがMFP100に予め設定することにより、ONまたはOFFのいずれかに設定される。音声受付部143は、受け付けた音声を音声識別部145および指定部分受付部147に出力する。
音声識別部145は、音声受付部143から入力された音声からユーザを識別する。具体的には、音声識別部145は、声紋を比較することにより音声を発したユーザを識別する。音声識別部145は、ユーザの音声とそのユーザの氏名との組をHDD116に予め記憶しており、音声受付部143から入力される音声の声紋と同じ声紋を含む組をHDD116から抽出することによりユーザを識別する。音声識別部145により抽出された組に含まれるユーザの名称が、ユーザ認証部133により認証されたユーザの名称と一致する場合、音声受付部143から入力される音声は、ユーザ認証部133により認証されたユーザ、ここでは発表者の音声である。この場合、音声識別部145は、音声受付部143から入力された音声から識別したユーザの名称を指定部分受付部147に出力する。逆に、音声識別部145により抽出された組に含まれるユーザの名称が、ユーザ認証部133により認証されたユーザの名称と一致しない場合、音声受付部143から入力される音声は、参加者の音声である。この場合、音声識別部145は、音声受付部143から入力された音声から識別したユーザの名称を通知先決定部139に出力する。
指定部分受付部147は、音声認識部149を含む。音声認識部149は、音声受付部143から入力された音声を認識する。具体的には、予めHDD116に記憶されている音声パターンを参照することにより入力された音声を文字データに変換する。
ここで、発表者は、通常、ホワイトボード211に投影された表示画像に従って、発声する。このため、発表者が発声する単語を含む部分が、現在議論されている部分である可能性が高い。指定部分受付部147は、プロジェクタ210に表示されている文書167中で、音声認識部149により認識された音声の文字列と同じ文字列を含む部分と、その部分から予め定められた範囲に含まれる部分とを含む部分を指定範囲に設定する。指定部分受付部147は、プロジェクタ210に表示されている文書167のファイル名と、指定範囲とを、関連付部141に出力する。
通知先決定部139は、音声識別部145からユーザの名称が入力される場合、HDD116に記憶されたアドレス帳161から入力された名称が設定された通知先レコードを抽出し、抽出された通知先レコードの通知先の項目に設定されている電子メールアドレスを通知先に決定する。通知先決定部139に音声識別部145からユーザの名称が入力されるのは、音声識別部145によって識別されたユーザが参加者の場合である。
図6は、アドレス帳の一例を示す図である。図6を参照して、アドレス帳161は、4つの通知先レコードを含む。通知先レコードは、ユーザ名の項目と、通知先の項目と、を含む。ユーザ名の項目にはユーザの名称が設定され、通知先の項目には、そのユーザに割り当てられた電子メールアドレスが設定される。
図3に戻って、通知先決定部139は、音声識別部145から入力された組に含まれる参加者の氏名が設定された通知先レコードをアドレス帳161から抽出し、抽出した通知先レコードに含まれる電子メールアドレスを関連付部141に出力する。
関連付部141は、通知先決定部139から通知先として電子メールが入力される場合、その電子メールアドレスと、指定部分受付部147から入力されるファイル名および範囲情報とを関連付けて指定情報163に記憶する。具体的には、指定レコードのファイル名の項目に指定部分受付部147から入力されるファイル名を設定し、範囲情報の項目に指定部分受付部147から入力される範囲情報を設定し、通知先の項目に通知先決定部139から入力される電子メールアドレスを設定した指定レコードを、HDD116に記憶されている指定情報163に追加して記憶する。
通知先決定部139に音声識別部145からユーザの名称が入力されるのは、音声識別部145によって識別されたユーザが参加者の場合である。この場合、音声受付部143において受け付けられた音声が、参加者の発声した音声であり、参加者が質問または議論のために発言した場合である。この前の段階において、指定部分受付部147において、発表者の音声に基づいてプロジェクタ210に表示されている文書167中において議論の対象となっている指定部分が決定されている。したがって、質問または議論のために発言した参加者は、議論の対象となっている指定部分が変更された場合に、変更されたこと、または変更の内容が通知されるように、自動的に指定情報163が設定される。
操作受付部131は、HDD116に記憶された文書167を変更する指示を受け付けると、変更指示を変更部151に出力する。変更指示は、例えば、HDD116に記憶された文書167を、変更後の文書でオーバーライトする指示である。ユーザがPC200において、変更後の文書を作成し、HDD116にオーバーライトする指示を入力すれば、変更後の文書を含むオーバーライトコマンドがMFP100に送信される。ネットワークI/F118がPCから変更指示を受信すると、操作受付部131は、変更指示を受け付け、受け付けた変更指示を変更部151に出力する。また、ユーザが操作部121Bを操作して、CPU111が実行するアプリケーションプログラムによって、HDD116に記憶された文書167を変更する場合にも、変更指示を受け付ける。
変更部151は、変更指示が入力されると、HDD167に記憶されている文書167のうち変更指示で特定される文書を、変更指示に含まれる変更後の文書で変更する。
変更部分決定部153は、変更部151により変更される前の文書と変更された後の文書の差分に基づいて、文書中の変更された変更範囲を決定する。変更部分決定部153は、変更部151により文書が変更される前に、変更の対象となる文書167のバックアップを作成しておき、変更前後の文書間の差分を算出する。変更部分決定部153は、変更の対象となった文書167のファイル名と変更範囲と差分とからなる変更部分を通知部155に出力する。
通知部155は、変更部分決定部153から入力された変更部分を含む指定部分が指定情報163に含まれる場合、その指定部分に関連付けられた通知先に通知する。具体的には、通知部155は、変更部分決定部153から変更部分が入力されると、その変更部分のファイル名と同じファイル名がファイル名の項目に設定されており、変更部分の変更範囲を含む範囲情報が範囲情報の項目に設定された指定レコードを指定情報163から抽出する。通知部155は、変更部分に含まれる差分に含まれる文字数が、抽出された指定レコードの変更レベルの項目に設定された文字数以上ならば、抽出された指定レコードの通知先の項目に設定された電子メールアドレスを宛先とし、ファイル名、変更後の文書167とを含む、電子メールを生成する。通知部155は、生成した電子メールを、ネットワークI/F118を介して電子メールサーバに送信する。
操作受付部131は、ネットワークI/F118を介してPC200から文書の状態を変更する状態変更指示を受け付けると、状態変更指示を状態設定部157に出力する。状態変更指示は、文書のファイル名と、変更後の状態とを含む。
状態設定部157は、操作受付部131から入力される状態変更指示に基づいて、ステータステーブル165を更新する。
図7は、ステータステーブルの一例を示す図である。ステータステーブル165は、状態レコードを含む。状態レコードは、ファイル名の項目と、状態の項目と、を含む。図7では、3つの状態レコードが示されている。
図3に戻って、状態設定部157は、操作受付部131から状態変更指示が入力されると、入力される状態変更指示に含まれるファイル名と同じファイル名がファイル名の項目に設定された状態レコードを抽出し、抽出された状態レコードの状態の項目を状態変更指示に含まれる変更後の状態で更新する。状態設定部157は、状態レコードを更新すると、状態変更指示を状態通知部159に出力する。
状態通知部159は、文書の状態が変更されたことを通知する。状態通知部159は、状態設定部157から状態変更指示が入力されると、HDD116に記憶された指定情報163のうちから状態変更指示に含まれるファイル名を含む指定レコードを指定情報163から抽出する。状態通知部159は、抽出された指定レコードに含まれる電子メールアドレスを宛先に設定し、状態変更指示の状態の項目に設定された状態を含む電子メールを生成し、生成した電子メールを、ネットワークI/F118を介して電子メールサーバに送信する。
図8は、指定情報設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。指定情報設定処理は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113またはメモリカード119Aに記憶された文書管理プログラムを実行することによりCPU111により実行される処理である。図8を参照して、CPU111は、ユーザの認証が成功したか否かを判断する(ステップS01)。ユーザの認証が成功するまで待機状態となり(ステップS01でNO)、ユーザの認証が成功すると(ステップS01でYES)、処理をステップS02に進める。
ステップS02においては、設定画面を表示し、処理をステップS03に進める。設定画面は、ファイル名、範囲情報、変更レベルおよび通知先を設定するための画面である。ここでは、図4に示した設定画面をPC200に送信することにより、PC200のディスプレイに設定画面が表示される。
ステップS03においては、文書を選択する操作を受け付けたか否かを判断する。文書を選択する操作を受け付けたならば、処理をステップS04に進めるが、そうでなければ、処理をステップS05に進める。ステップS04においては、ステップS03において選択された文書中の部分を示す範囲を受け付けたか否かを判断する。範囲を受け付けるまで待機状態となり(ステップS04でNO)、範囲を受け付けたならば(ステップS04でYES)、処理をステップS07に進める。
ステップS05においては、通知先を受け付けたか否かを判断する。通知先を受け付けたならば処理をステップS07に進めるが、そうでなければ処理をステップS06に進める。ステップS06においては、変更レベルを受け付けたか否かを判断する。変更レベルを受け付けたならば処理をステップS07に進めるが、そうでなければ処理をステップS03に戻す。なお、ステップS03、ステップS05およびステップS06においては、文書の項目、通知先の項目および変更レベルの項目について入力を受け付ける順番に優先度を設けておらず、どの項目から入力してもよい。
ステップS07においては、全設定項目の入力を受け付けたか否かを判断する。全設定項目の入力を受け付けたならば処理をステップS08に進めるが、そうでなければ処理をステップS03に戻す。全設定項目とは、ステップS03において選択された文書のファイル名、ステップS04において受け付けられた範囲情報、ステップS05において受け付けられた通知先、ステップS06において受け付けられた変更レベルである。なお、ここでは、全設定項目が入力されたことを条件に、処理をステップS08に進めるようにしたが、少なくとも必須項目が設定されることを条件に処理をステップS08に進めるようにしてもよい。必須項目とは、ステップS03において選択された文書のファイル名、ステップS04において受け付けられた範囲情報、ステップS05において受け付けられた通知先、である。また、アドレス帳等、ユーザと通知先とを関連付けたデータが予め記憶されている場合には、ステップS01において認証されたユーザに関連付けられた通知先を設定することができ、この場合には、通知先は必須項目ではない。
ステップS08においては、指定レコードを生成し、処理をステップS09に進める。具体的には、ステップS03において選択された文書のファイル名をファイル名の項目に設定し、ステップS04において受け付けられた範囲を範囲情報の項目に設定し、ステップS05において受け付けられた通知先を通知先の項目に設定し、ステップS06において受け付けられた変更レベルを変更レベルの項目に設定した指定レコードを生成する。
ステップS09においては、ステップS08において生成された指定レコードをHDD116に記憶された指定情報163に追加し、指定情報設定処理を終了する。
図9は、自動指定情報設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。自動指定情報設定処理は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113またはメモリカード119Aに記憶された文書管理プログラムを実行することによりCPU111により実行される処理である。図9を参照して、CPU111は、ユーザの認証が成功したか否かを判断する(ステップS11)。ユーザの認証が成功するまで待機状態となり(ステップS11でNO)、ユーザの認証に成功すると(ステップS11でYES)、処理をステップS12に進める。ここで、認証されるユーザは、会議の発表者である。
ステップS12においては、文書が指定されたか否かを判断する。文書が指定されるまで待機状態となり(ステップS12でNO)、HDD116に記憶されている文書167のいずれかが指定されたならば(ステップS12でYES)、処理をステップS13に進める。
ステップS13においては、ステップS12において指定された文書167をHDD116から読み出し、読み出された文書167をプロジェクタ210に表示させる。次のステップS14においては、音声を受け付けたか否かを判断する。音声を受け付けたならば処理をステップS15に進めるが、そうでなければ処理をステップS24に進める。
ステップS15においては、ステップS14において受け付けられた音声に基づいて音声識別し、処理をステップS16に進める。具体的には、受け付けられた音声から、その音声を発声したユーザを識別する。HDD116に予め記憶されたユーザの声紋とそのユーザの氏名との組を用いて、ステップS14において受け付けられた音声の声紋と同じ声紋を含む組を抽出することによりユーザを識別する。
ステップS16においては、ステップS15において識別されたユーザが発表者か否かを判断する。識別されたユーザが発表者ならば処理をステップS17に進めるが、そうでなければ処理をステップS20に進める。
ステップS17においては、ステップS14で受け付けられた音声を認識し、処理をステップS18に進める。ステップS18においては、ステップS17において音声認識して得られた文字列に基づいて発表部分を特定する。具体的には、ステップS12において指定された文書167中で、音声認識して得られた文字列に一致する文字列を検索し、音声認識して得られた文字列に一致する文字列を含む部分を発表部分に特定する。
次のステップS19においては、ステップS18において特定された発表部分を指定部分に設定し、処理をステップS24に進める。具体的には、ステップS12において指定された文書167のファイル名と、発表部分の範囲情報と、を指定部分に設定する。なお、ステップS24において終了指示を受け付けるまでステップS14〜ステップS24の処理が繰り返される。
処理がステップS20に進むのは、ステップS15において識別された音声が参加者の音声の場合である。ステップS20においては、アドレス帳161を検索し、処理をステップS21に進める。具体的には、アドレス帳161に含まれる通知先レコードのうちから、ステップS15において識別されたユーザの名称を含む通知先レコードを抽出する。
次のステップS21においては、通知先を決定し、処理をステップS22に進める。ステップS20において抽出された通知先レコードの通知先の項目に設定されている電子メールアドレスを通知先に決定する。
ステップS22においては、指定レコードを生成し、処理をステップS23に進める。具体的には、ステップS19において設定された指定部分で特定される範囲情報を範囲情報の項目に設定し、ステップS21において決定された電子メールアドレスを通知先の項目に設定した指定レコードを生成する。
ステップS23においては、ステップS22において生成された指定レコードをHDD116に記憶されている指定情報163に追加して記憶し、処理をステップS24に進める。
ステップS24においては、終了指示を受け付けたか否かを判断する。終了指示を受け付けたならば自動指定情報設定処理を終了するが、そうでなければ処理をステップS14に戻す。
図10は、通知処理の流れの一例を示すフローチャートである。通知処理は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113またはメモリカード119Aに記憶された文書管理プログラムを実行することによりCPU111により実行される処理である。図10を参照して、CPU111は、ユーザの認証が成功したか否かを判断する(ステップS31)。ユーザの認証に成功するまで待機状態となり(ステップS31でNO)、ユーザの認証に成功すると(ステップS31でYES)、処理をステップS32に進める。
ステップS32においては、文書が変更されたか否かを判断する。文書が変更されたならば処理をステップS33に進めるが、そうでなければ処理をステップS43に進める。ステップS43においては、文書状態が設定されたか否かを判断する。文書状態が設定されたならば処理をステップS44に進めるが、そうでなければ処理をステップS50に進める。ステップS50においては、ログオフする操作を受け付けたか否かを判断する。ログオフする操作を受け付けたならば通知処理を終了するが、そうでなければ処理をステップS32に戻す。すなわち、ログオフする操作が受け付けるまでの間に、文書が変更された場合にはステップS33〜ステップS42の処理が実行され、文書の状態が設定された場合にはステップS44〜ステップS49の処理が実行される。
ステップS33においては、ステップS32において変更された文書を特定し、処理をステップS34に進める。
ステップS34においては、ステップS33において特定された文書の変更前後の差分を抽出し、処理をステップS35に進める。具体的には、変更前の文書と変更後の文書とを比較し、変更前後で異なる部分を抽出する。
ステップS35においては、ステップS34において抽出された差分に基づいて変更部分を決定し、処理をステップS36に進める。具体的には、ステップS34において変更前後の2つの文書の差分として抽出された部分を変更部分に決定する。
ステップS36においては、HDD116に記憶されている指定情報163を読出し、処理をステップS37に進める。ステップS37においては、ステップS36において読み出された指定情報163に含まれる指定レコードのうちから1つを処理対象に選択し、処理をステップS38に進める。
ステップS38においては、処理対象に設定された指定レコードの指定部分が変更部分を含むか否かを判断する。指定部分が変更部分を含むならば処理をステップS39に進めるが、そうでなければ処理をステップS42に進める。具体的には、処理対象に設定された指定レコードのファイル名の項目に設定されたファイル名がステップS33において特定された文書のファイル名と同じであり、かつ、指定レコードの範囲情報の項目に設定されている範囲情報がステップS35において決定された変更部分を含むならば、指定レコードの指定部分が変更部分を含むと判断する。
ステップS39においては、処理対象に設定された指定レコードの変更レベルの項目に設定された変更レベルが変更部分の文字数以下か否かを判断する。変更レベルが変更部分の文字数以下ならば処理をステップS40に進めるが、そうでなければ処理をステップS42に進める。
ステップS40においては、ステップS37において処理対象に設定された指定レコードの通知先の項目に設定されている電子メールアドレスを通知先に決定する。次のステップS41においては、ステップS40において決定された通知先に文書変更情報を通知し、処理をステップS42に進める。具体的には、処理対象に設定された指定レコードの通知先の項目に設定されている電子メールアドレスを宛先アドレスとし、変更後の文書を添付した電子メールを生成し、生成された電子メールを電子メールサーバに送信する。
ステップS42においては、ステップS36において読み出された指定情報に含まれる指定レコードのうちに処理対象に設定されていない指定レコードが存在するか否かを判断する。未処理の指定レコードが存在するならば処理をステップS37に戻すが、存在しなければ処理をステップS32に戻す。
ステップS43においては、文書状態が設定されたか否かを判断する。文書状態が設定されたならば処理をステップS44に進めるが、そうでなければ処理をステップS50に進める。具体的には、HDD116に記憶されるステータステーブル165が変更されたか否かを判断する。
ステップS44においては、状態が設定された文書を特定し、処理をステップS45に進める。ステータステーブル165に含まれる状態レコードのうちで、状態の項目が変更された状態レコードのファイル名を取得する。ステップS45においては、ステップS44において特定された文書のファイル名がファイル名の項目に設定された指定レコードを、HDD116に記憶された指定情報163から抽出する。
ステップS46においては、ステップS45において抽出された指定レコードのうちから1つを処理対象に選択し、処理をステップS47に進める。
ステップS47においては、処理対象に設定された指定レコードの通知先の項目に設定されている電子メールアドレスを通知先として取得し、処理をステップS48に進める。ステップS48においては、ステップS47において取得された通知先に文書の状態が変更されたことを通知し、処理をステップS49に進める。具体的には、処理対象に設定された指定レコードの通知先の項目に設定されている電子メールアドレスを宛先アドレスとし、ステップS44において特定された文書のファイル名と、ステップS43において設定された状態とを含む電子メールを生成し、生成された電子メールを電子メールサーバに送信する。
ステップS49においては、ステップS45において抽出された指定レコードのうちに処理対象に設定されていない指定レコードが存在するか否かを判断する。未処理の指定レコードが存在するならば処理をステップS46に戻すが、存在しなければ処理をステップS32に戻す。
ステップS50においては、ログオフする操作を受け付けたか否かを判断する。ログオフする操作を受け付けたならば通知処理を終了するが、そうでなければ処理をステップS32に戻す。
以上説明したように本実施の形態における会議システム1において、文書管理装置として機能するMFP100は、文書167をHDD116に記憶し、文書167中でユーザにより指定された任意の部分を指定部分として受け付け、受け付けられた指定部分と、通知先とを関連付けた指定情報163を記憶し、文書167が変更される場合、変更された変更部分の少なくとも一部が指定部分に含まれる場合、該指定部分と関連付けられた通知先に通知する。このため、ユーザが変更されたら通知を望む部分を任意に指定することができるので、ユーザは関連のある部分を指定部分とすることができる。その結果、文書中でユーザに関連する部分が変更された場合のみ通知することができる。
また、変更された後の文書167と変更される前の文書167との差分に基づいて文書中の変更された部分を変更部分として検出し、指定情報163は、文字数で定まる変更レベルを指定部分にさらに関連付けており、差分に含まれる文字数が指定部分と関連付けられた変更レベルによって定まる文字数以上であることを条件に、指定部分と関連付けられた通知先に通知する。このため、変更レベルによって定まる文字数に満たない場合には、文書中の変更を通知しないようにすることができる。
さらに、文書167のうち発表者が指定した文書中で、発表者の音声を認識した文字列から選択された1以上の文字列を含む部分を指定部分に設定し、発表者の音声とは別の音声に基づいて識別された参加者のユーザ識別情報とアドレス帳によって関連付けられた通知先アドレスが通知先に設定される。このため、指定部分と通知先とを、二人のユーザの音声に基づいて自動的に決定することができる。
さらに、文書167に新たな状態が設定されると、文書167と関連付けられた通知先に状態が変更されたことが通知されるので、通知先で特定されるユーザに、文書の状態が変更された時点で、文書の状態が変わったことを通知することができる。文書の内容が変更されるタイミングと、文書の状態が変更されるタイミングの両方をユーザに通知することができる。
なお、本実施の形態においては、文書管理装置の一例としてMFP100を例に説明したが、図8〜図9に示した処理をMFP100を実行させるための文書管理方法、または、文書管理方法をMFP100を制御するCPU111に実行させるための文書管理プログラムとして発明を捉えることができるのは言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 会議システム、10 自動原稿搬送装置、20 原稿読取部、30 画像形成部、40 給紙部、100 MFP、110 メイン回路、111 CPU、112 通信I/F部、113 ROM、114 RAM、115 EEPROM、116 HDD、117 ファクシミリ部、118 ネットワークI/F、119 カードI/F、119A メモリカード、121 操作パネル、121A 表示部、121B 操作部、123 マイクロホン、131 操作受付部、133 ユーザ認証部、135 通知先受付部、137 変更レベル受付部、139 通知先決定部、141 関連付部、143 音声受付部、145 音声識別部、147 指定部分受付部、149 音声認識部、151 変更部、153 変更部分決定部、155 通知部、157 状態設定部、159 状態通知部、161 アドレス帳、163 指定情報、165 ステータステーブル、167 文書、210 プロジェクタ、211 ホワイトボード。

Claims (12)

  1. 文書を記憶する文書記憶手段と、
    ユーザを識別するためのユーザ識別情報と該ユーザに割り当てられた送信先アドレスとを関連付けるアドレスデータを記憶するアドレスデータ記憶手段と、
    前記記憶された文書の指定を受け付ける指定受付手段と、
    外部から音声を受け付ける音声受付手段と、
    前記受け付けられた音声を文字データとして認識する音声認識手段と、
    前記受け付けられた音声に基づいてユーザを識別する音声識別手段と、
    前記音声識別手段により識別された音声が認証された発表者である第1のユーザの音声である場合に、前記記憶された文書のうち前記指定受付手段により指定された文書中で、前記音声認識手段により認識された文字データと一致する文字列を検索し、該検索された文字列を含む対象部分を指定部分に設定する指定部分設定手段と、
    前記指定部分設定手段により指定部分が設定された状態において、前記音声受付手段によって受け付けられた音声が、前記第1のユーザとは異なる第2のユーザの音声であると識別された場合に、該第2のユーザのユーザ識別情報と関連付けられた送信先アドレスを前記通知先に設定する通知先設定手段と、
    前記設定された指定部分と、前記設定された通知先とを関連付ける関連付手段と、
    前記記憶された文書を変更する変更手段と、
    前記変更手段により前記記憶された文書中で変更された変更部分の少なくとも一部が前記指定部分に含まれる場合、該指定部分と関連付けられた前記通知先に通知する通知手段と、を備えた文書管理装置。
  2. 前記記憶された文書のうち前記指定受付手段により指定された文書中で前記第1または第2のユーザにより指定された任意の部分を指定部分として受け付ける指定部分受付手段と、
    前記第1または第2のユーザより通知先を受け付ける通知先受付手段と、をさらに備え、
    前記関連付手段は、前記受け付けた指定部分と、前記受け付けた通知先とを関連付ける、請求項1に記載の文書管理装置。
  3. 前記変更手段により変更された後の文書と変更される前の文書との差分に基づいて前記文書中の変更された部分を前記変更部分として検出する変更部分検出手段をさらに備え、
    前記関連付手段は、文字数で定まる変更レベルを前記指定部分にさらに関連付け、
    前記通知手段は、前記差分に含まれる文字数が前記指定部分と関連付けられた前記変更レベルによって定まる文字数以上であることを条件に、前記指定部分と関連付けられた前記通知先に通知する、請求項1または2に記載の文書管理装置。
  4. 前記記憶された文書に状態を設定する状態設定手段と、
    前記記憶された文書に新たな状態が前記状態設定手段により設定される場合、前記文書と関連付けられた前記通知先に状態が変更されたことを通知する状態通知手段とを、さらに備えた請求項1〜3のいずれかに記載の文書管理装置。
  5. 文書を記憶するステップと、
    ユーザを識別するためのユーザ識別情報と該ユーザに割り当てられた送信先アドレスとを関連付けるアドレスデータを記憶するステップと、
    前記記憶された文書の指定を受け付ける指定受付ステップと、
    外部から音声を受け付ける音声受付ステップと、
    前記受け付けられた音声を文字データとして認識する音声認識ステップと、
    前記受け付けられた音声に基づいてユーザを識別する音声識別ステップと、
    前記音声識別ステップにおいて識別された音声が認証された発表者である第1のユーザの音声である場合に、前記記憶された文書のうち前記指定受付ステップにおいて指定された文書中で、前記音声認識ステップにおいて認識された文字データと一致する文字列を検索し、該検索された文字列を含む対象部分を指定部分に設定する指定部分設定ステップと、
    前記指定部分設定ステップにおいて指定部分が設定された状態において、前記音声受付ステップにおいて受け付けられた音声が、前記第1のユーザとは異なる第2のユーザの音声であると識別された場合に、該第2のユーザのユーザ識別情報と関連付けられた送信先アドレスを前記通知先に設定する通知先設定ステップと、
    前記設定された指定部分と、前記設定された通知先とを関連付けるステップと、
    前記記憶された文書を変更するステップと、
    前記記憶された文書中で変更された変更部分の少なくとも一部が前記指定部分に含まれる場合、該指定部分と関連付けられた前記通知先に通知するステップと、を含む文書管理方法。
  6. 前記記憶された文書のうち前記指定受付ステップにおいて指定された文書中で前記第1または第2のユーザにより指定された任意の部分を指定部分として受け付ける指定部分受付ステップと、
    前記第1または第2のユーザより通知先を受け付ける通知先受付ステップと、をさらに含み、
    前記関連付けるステップは、前記受け付けた指定部分と、前記受け付けた通知先とを関連付けるステップを含む、請求項5に記載の文書管理方法。
  7. 前記変更するステップにおいて変更された後の文書と変更される前の文書との差分に基づいて前記文書中の変更された部分を前記変更部分として検出するステップをさらに含み、
    前記関連付けるステップは、文字数で定まる変更レベルを前記指定部分にさらに関連付けるステップを含み、
    前記通知するステップは、前記差分に含まれる文字数が前記指定部分と関連付けられた前記変更レベルによって定まる文字数以上であることを条件に、前記指定部分と関連付けられた前記通知先に通知するステップを含む、請求項5または6に記載の文書管理方法。
  8. 前記記憶された文書に状態を設定するステップと、
    前記記憶された文書に新たな状態が前記状態を設定するステップにおいて設定される場合、前記文書と関連付けられた前記通知先に状態が変更されたことを通知するステップとを、さらに含む請求項5〜7のいずれかに記載の文書管理方法。
  9. 文書を記憶するステップと、
    ユーザを識別するためのユーザ識別情報と該ユーザに割り当てられた送信先アドレスとを関連付けるアドレスデータを記憶するステップと、
    前記記憶された文書の指定を受け付ける指定受付ステップと、
    外部から音声を受け付ける音声受付ステップと、
    前記受け付けられた音声を文字データとして認識する音声認識ステップと、
    前記受け付けられた音声に基づいてユーザを識別する音声識別ステップと、
    前記音声識別ステップにおいて識別された音声が認証された発表者である第1のユーザの音声である場合に、前記記憶された文書のうち前記指定受付ステップにおいて指定された文書中で、前記音声認識ステップにおいて認識された文字データと一致する文字列を検索し、該検索された文字列を含む対象部分を指定部分に設定する指定部分設定ステップと、
    前記指定部分設定ステップにおいて指定部分が設定された状態において、前記音声受付ステップにおいて受け付けられた音声が、前記第1のユーザとは異なる第2のユーザの音声であると識別された場合に、該第2のユーザのユーザ識別情報と関連付けられた送信先アドレスを前記通知先に設定する通知先設定ステップと、
    前記設定された指定部分と、前記設定された通知先とを関連付けるステップと、
    前記記憶された文書を変更するステップと、
    前記記憶された文書中で変更された変更部分の少なくとも一部が前記指定部分に含まれる場合、該指定部分と関連付けられた前記通知先に通知するステップと、をコンピュータに実行させる文書管理プログラム。
  10. 前記記憶された文書のうち前記指定受付ステップにおいて指定された文書中で前記第1または第2のユーザにより指定された任意の部分を指定部分として受け付ける指定部分受付ステップと、
    前記第1または第2のユーザより通知先を受け付ける通知先受付ステップと、をさらに前記コンピュータに実行させ、
    前記関連付けるステップは、前記受け付けた指定部分と、前記受け付けた通知先とを関連付けるステップを含む、請求項9に記載の文書管理プログラム。
  11. 前記変更するステップにおいて変更された後の文書と変更される前の文書との差分に基づいて前記文書中の変更された部分を前記変更部分として検出するステップをさらに前記コンピュータに実行させ、
    前記関連付けるステップは、文字数で定まる変更レベルを前記指定部分にさらに関連付けるステップを含み、
    前記通知するステップは、前記差分に含まれる文字数が前記指定部分と関連付けられた前記変更レベルによって定まる文字数以上であることを条件に、前記指定部分と関連付けられた前記通知先に通知するステップを含む、求項9または10に記載の文書管理プログラム。
  12. 前記記憶された文書に状態を設定するステップと、
    前記記憶された文書に新たな状態が前記状態を設定するステップにおいて設定される場合、前記文書と関連付けられた前記通知先に状態が変更されたことを通知するステップとを、さらに前記コンピュータに実行させる請求項9〜11のいずれかに記載の文書管理プログラム。
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