JP2019212070A - 情報処理装置、プログラム及び印刷システム - Google Patents

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Abstract

【課題】再印刷ジョブを実行したプリンタを含む、複数のプリンタから排出された印刷物を作業者がまとめるための手間がかかっていた。【解決手段】情報端末50は、ジョブが分割された分割ジョブが割当てられる複数のプリンタのうち、分割ジョブを実行可能なプリンタに、実行が不可となったプリンタに割当てられていた分割ジョブを再印刷ジョブとして割当てるジョブ割当部63と、分割ジョブを実行可能なプリンタに割当てられていた分割ジョブを実行して得られる印刷物と、再印刷ジョブを実行して得られる印刷物とのまとめ方に合わせて、再印刷ジョブが割当てられたプリンタの印刷設定を変更する印刷設定部64と、を備える。【選択図】図8

Description

本発明は、情報処理装置、プログラム及び印刷システムに関する。
従来、印刷時間を短縮する機能としてページクラスタという機能がある。ページクラスタは、1つのジョブをページ単位で分割し、分割されたジョブ(以下、「分割ジョブ」とも呼ぶ)を複数のプリンタで分散して印刷することを可能とする技術である。
図1は、ページクラスタの説明図である。
ページクラスタは、印刷システム100が備える複数のプリンタを制御する情報端末によって実行される。ここでは、4台のプリンタ1A、1B、1C、1Dが印刷システム100に設けられている。例えば、1つのジョブは100ページ分の印刷を各プリンタに指示するものであり、図1の上側に100ページ分の画像が示される。そして、図1では不図示としたPC(Personal Computer)等の情報端末がプログラムを実行することで、1つのジョブをページ単位で分割した分割ジョブを各プリンタに割当てることができる。このため、情報端末は、プリンタ1A〜1Dに分割ジョブを割当て、各分割ジョブの実行を指示する。プリンタ1Aは1〜25ページ目までを印刷し、プリンタ1Bは26〜50ページ目までを印刷し、プリンタ1Cは51〜75ページ目までを印刷し、プリンタ1Dは76〜100ページ目まで印刷する。そして、作業者は、各プリンタ間を移動して、各プリンタで印刷された印刷物を回収し、ページ番号が連続するように一つにまとめる。
ところで、紙詰まり等の原因によって、一部のプリンタが印刷不可になることがある。このとき、情報端末は、印刷不可となったプリンタに割当てられていた分割ジョブを再印刷ジョブとして、他のプリンタに割当てて実行させる。しかし、情報端末が、作業者によって行われる印刷物のまとめ作業を考慮せずに、再印刷ジョブを実行させるプリンタを選択することがある。この場合、作業者は、一旦、分割ジョブを実行可能なプリンタを回って印刷物を回収した後、再印刷ジョブが割当てられたプリンタに戻って、このプリンタが再印刷ジョブを実行して排出した印刷物を回収しなければならず、作業効率が下がっていた。
このようにページクラスタを実行する時に生じる不具合を解消するために、以下の特許文献1及び2に開示された技術が知られている。
特許文献1には、分散プリンティングを実施する際に、印刷ジョブと共に、「次の出力先情報」も画像形成装置側で受信し、出力完了時に、「次の出力先情報」を、表示パネルに表示および出力の一番上になるように印刷する技術が開示されている。
また、特許文献2には、印刷中断の発生した印刷装置に対応するプリントキュー以外のプリントキューにバックアップジョブ情報を登録する技術が開示されている。
特開2009−26204号公報 特開2005−173920号公報
ところで、特許文献1に開示された技術は、代替となる画像形成装置を示す情報が表示されるに過ぎず、特許文献2に開示された技術は印刷ジョブが存在している間は複数のプリントデバイスを効率的に稼動することを目的としたものにすぎない。これらの技術を用いても、1台のプリンタで異なる複数の分割ジョブが実行されると、作業者が、各プリンタから排出された印刷物を正しい順序でまとめる作業の手間がかかっていた。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、再印刷ジョブを実行したプリンタを含む、複数のプリンタから排出される印刷物をまとめやすくすることを目的とする。
上述した目的のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映した情報処理装置は、ジョブが分割された分割ジョブが割当てられる複数のプリンタのうち、分割ジョブを実行可能なプリンタに、実行が不可となったプリンタに割当てられていた分割ジョブを再印刷ジョブとして割当てるジョブ割当部と、分割ジョブを実行可能なプリンタに割当てられていた分割ジョブを実行して得られる印刷物と、再印刷ジョブを実行して得られる印刷物とのまとめ方に合わせて、再印刷ジョブが割当てられたプリンタの印刷設定を変更する印刷設定部と、を備える。
なお、上記の情報処理装置は本発明の一態様であり、本発明の一側面を反映したプログラム及び印刷システムについても、本発明の一側面を反映した情報処理装置と同様の構成を有する。
本発明によれば、分割ジョブを実行して得られる印刷物と、再印刷ジョブを実行して得られる印刷物とのまとめ方に合わせて印刷設定が変更されるので、再印刷ジョブを実行したプリンタを含む、複数のプリンタから排出される印刷物がまとめやすくなる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
従来のページクラスタの説明図である。 従来の紙詰まりが発生したプリンタが印刷不可になる例を示す説明図である。 従来の印刷不可となったプリンタから引き上げられた分割ジョブが、印刷可能なプリンタに割当てられる例を示す説明図である。 複数の印刷物を作業者がまとめる従来の手順を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る印刷システムの概略構成例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係るプリンタの主要部の構成例を示すハードウェア構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係る情報端末の主要部の構成例を示すハードウェア構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係る制御部の内部構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るプリンタグループの例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係るページクラスタの機能により各プリンタに分割ジョブを実行させる第1の処理の例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係るページクラスタの機能により各プリンタに分割ジョブを実行させる第1の処理の例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る複数の印刷物を作業者がまとめる手順を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る複数の印刷物を作業者がまとめる手順を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係るページクラスタの機能により各プリンタに分割ジョブを実行させる第2の処理の例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係るページクラスタの機能により各プリンタに分割ジョブを実行させる第2の処理の例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る情報端末の制御部により行われる印刷処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る再印刷ジョブを実行可能なプリンタの紙詰まり頻度を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係る情報端末の制御部により行われる印刷処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係るフロア内に配置された5台のプリンタの配置例を示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態に係る再印刷ジョブを実行して排出される印刷物がシフト印刷される例を示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態に係る複数の印刷物を作業者がまとめる手順を示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態に係る情報端末の制御部により行われる印刷処理の例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
[従来のページクラスタ]
始めに、従来のページクラスタの詳細な内容について、図2〜図5を参照して説明する。以下の説明の前提として、図1に示したように、プリンタ1A〜1Dに25ページずつの分割ジョブが出力されたとする。また、プリンタ1A〜1Dは同じ性能(例えば、印刷速度が100ページ/分)であることが望ましい。
図2は、従来のページクラスタの例を示す説明図である。以下の説明で各プリンタに向かう実線の矢印は、各プリンタに分割ジョブが割当てられる様子を表す。また、各プリンタに向かう一点鎖線の矢印は、印刷不可となったプリンタから引き上げられた分割ジョブが、再印刷ジョブとして他のプリンタに割当てられる様子を表す。
図2の説明図(A)には、プリンタ1Cに紙詰まり等が発生したことにより、プリンタ1Cが停止し、プリンタ1Cが51〜75ページの印刷を行えなくなったことが示される。
図2の説明図(B)には、プリンタ1A、1B、1Dの中から選択されたいずれかのプリンタに対して、印刷不可となったプリンタ1Cから引き上げられた分割ジョブが割当てられることが示される。
図3は、印刷不可となったプリンタ1Cから引き上げられた分割ジョブが、印刷可能なプリンタに割当てられる例を示す説明図である。プリンタ1Cから引き上げられた分割ジョブは、プリンタ1Aに割当てられたとする。
図3の説明図(A)には、プリンタ1Aが、元々割当てられていた分割ジョブを実行して印刷した1〜25ページの印刷物を排出し、さらに、プリンタ1Cから引き上げられた分割ジョブ(再印刷ジョブ)を実行して印刷した51〜75ページの印刷物を排出することが示される。
図3の説明図(B)には、プリンタ1A、1B、1Dが排出する印刷物の例が示される。図3の説明図(A)に示したように、プリンタ1Aは1〜25ページ、51〜75ページの印刷物を排出し、プリンタ1Bは26〜50ページの印刷物を排出し、プリンタ1Dは76〜100ページの印刷物を排出する。各プリンタから排出された印刷物は、プリンタ毎にまとめられる。
図3の説明図(C)には、プリンタ1A〜1Dが、分割ジョブを実行して排出した25ページずつの印刷物がまとめられ、1〜100ページの印刷物とされた例が示される。このように各プリンタが分割ジョブを実行して排出した印刷物は、ページ番号順にまとめられる必要がある。
図4は、複数の印刷物を作業者がまとめる従来の手順を示す説明図である。各印刷物の上には、各印刷物がどのプリンタから排出されたかを示すプリンタの符号が付加される。
図4の手順(A)には、プリンタ1Aから排出された印刷物が、1〜25ページ、51〜75ページの2つの束に分けられる例が示される。この作業は、作業者が、印刷物に印刷されたページ番号等を確認して行われる。
図4の手順(B)には、作業者が、プリンタ1A、1B、1Dの順に、各プリンタから排出された印刷物を取得し、ページが連続するように印刷物を積上げる例が示される。ここで、図4の手順(A)で分けた1〜25ページの印刷物が一番上に積上げられる。
図4の手順(C)には、作業者が、プリンタ1Aに戻って、手順(A)にて分けた51〜75ページの印刷物を、手順(B)で積上げた印刷物の間(50ページと76ページの間)に差し込む例が示される。
ページクラスタを実行中に、一部のプリンタが印刷不可となったことで、他のプリンタが再印刷ジョブを実行した場合、各プリンタから排出された印刷物は、このような煩雑な手順を経てページ番号順にまとめられていた。しかし、このような手順では、作業者が印刷物を分けたり、差し込んだりする作業が負担であるばかりか、ページ番号を誤って印刷物をまとめたりするおそれがある。このため、作業者の手間を低減できるようなページクラスタを実行可能な印刷システムが求められていた。以下に本実施の形態に係る印刷システムについて説明する。
[第1の実施の形態]
始めに、第1の実施の形態に係る印刷システムの構成例について説明する。
図5は、印刷システム5の概略構成例を示す説明図である。
印刷システム5は、プリンタ1A〜1Nと、情報端末50とを備える。プリンタ1A〜1Nと、情報端末50とは、LAN(Local Area Network)等のネットワークNを介して接続される。プリンタ1A〜1Nはいずれも同じ構成であるため、プリンタ1Aの構成について説明する。また、以下の説明でプリンタ1A〜1Nを区別しない場合には、符号を付さずに「プリンタ」と呼ぶ。
情報処理装置の一例として用いられる情報端末50は、例えば、作業者により操作されるPC等であり、プログラムを読込んで実行するページクラスタの機能を有する。そして、情報端末50は、ページクラスタの機能により、1つのジョブをページ単位で分割した分割ジョブを各プリンタに割当て、各プリンタに分割ジョブを実行させる。情報端末50の詳細な内部構成は、後述する図7及び図8にて説明する。
プリンタ1Aは、静電気を用いて画像の形成を行う電子写真方式を採用しており、例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナー画像を重ね合わせるタンデム形式のカラープリンタである。このプリンタ1Aが備える本体部10は、自動原稿給紙装置(ADF:Auto Document Feeder)11と、操作表示部12と、画像形成部13と、を備える。すなわち、プリンタ1Aは、スキャナー機能、コピー機能、プリンター機能を備えた、いわゆるディジタル複合機である。なお、プリンタ1Aとしては、モノクロ印刷が可能なモノクロプリンタ、カラー又はモノクロ印刷が可能なインクジェットプリンタ等であってもよい。
また、本体部10には、給紙機構を有する複数の給紙トレイが設けられており、各給紙トレイの近傍には給紙された用紙を検出する不図示の給紙センサーが設けられている。これらの給紙トレイには、それぞれ普通紙、裏紙、再生紙、上質紙、タブ紙等の種類及びサイズが異なる用紙が収容可能となっている。
画像形成部13は、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー画像を形成し、中間転写ベルトに1次転写した各色のトナー画像を用紙に2次転写する。そして、画像形成部13の定着装置が、トナー画像が2次転写された用紙に定着処理を行うことで、トナー画像を用紙に定着させる。トナー画像が定着した用紙は、本体部10に接続される読取部30に排出される。
読取部30は、本体部10から搬送された用紙を読取って、用紙に定着した画像が正常であるか否かを検査する。読取部30では、通紙される用紙の表面及び裏面に対してそれぞれ配置されたCCD(Charge Coupled Device)が読取った画像に基づいて、用紙の検査が行われる。
読取部30に接続される後処理部40は、読取部30により検査された用紙に各種の後処理を行う、いわゆるフィニッシャーである。例えば、後処理部40は、本体部10から搬送された用紙のソート処理を行うソートユニット、パンチ処理を行うパンチユニット、折り処理を行う折りユニット、断裁処理を行う断裁ユニット、カッティング処理を行うカッティングユニット等を備える。これらのユニットについては図示を省略する。そして、後処理が行われた用紙は排紙トレイに排紙される。
プリンタ1Aにおいて、例えば、自動原稿給紙装置11の原稿トレイに載置された原稿は、スキャナー部の読取箇所であるコンタクトガラスに搬送され、スキャナー部の光学系により原稿の画像が読取られる。ここで、画像とは、図形や写真等のイメージデータに限らず、文字や記号等のテキストデータ等も含む。
スキャナー部により読取られた画像(アナログ画像信号)は、A/D(Analog/Digital)変換され、各種画像処理が施された後、本体部10内に設けられる画像形成部13に出力される。そして、画像形成部13により、給紙トレイ又は大容量給紙部20から給紙された用紙に対してディジタル画像データに基づく画像が形成される。画像が形成された用紙は、不図示の排紙機構により読取部30を経た後、後処理部40に搬送され、後処理部40にて所定の後処理が施された後、排紙トレイに排紙される。
また、プリンタ1Aは、ネットワークNを介して外部の情報端末50に接続される。情報端末50からプリンタ1Aに対して、ジョブ又はジョブを分割した分割ジョブ、印刷指示等の様々なデータが送信される。そして、プリンタ1Aは、情報端末50の指示に従って用紙に画像を形成する印刷処理を行う。
また、操作表示部12は、例えば画像形成処理等のジョブの開始を作業者が指示するための操作部としての機能を備えている。操作表示部12は、LCD(Liquid Crystal Display)等を含むタッチパネルで構成されており、作業者による操作、及び情報の表示が可能である。操作表示部12は、操作部と表示部を兼用している。なお、操作部をマウスやタブレット等で構成し、表示部とは別体で構成することも可能である。
操作表示部12には、プリンタ1Aに発生した印刷不可の原因、読取部30が読取った用紙の検査結果等が表示される。プリンタ1Aが印刷不可となる原因として、紙詰まりの他にも、例えば、トナー切れ、印刷オプションの故障等がある。操作表示部12に表示されるメッセージや画像は、ネットワークNを通じて伝送され、情報端末50に表示されてもよい。情報端末50は、例えば、プリンタに紙詰まりが発生し、プリンタから印刷不可であることを示すプリンタ情報を取得すると、分割ジョブの実行が不可となり印刷停止したプリンタに割当てていた分割ジョブを引き上げる。そして、情報端末50は、分割ジョブを実行可能な他のプリンタを選択し、選択した他のプリンタに、印刷停止したプリンタから引き上げた分割ジョブを再印刷ジョブとして割当て、他のプリンタに再印刷ジョブを実行させる。
なお、情報端末50が、印刷停止したプリンタから分割ジョブを引き上げるとは、処理の内容を分かりやすくするための表現である。実際には、情報端末50が全ての分割ジョブが終了するまで分割ジョブをHDD52等に記憶しておく。そして、情報端末50がHDD52等から読み出した、印刷停止したプリンタに割当てていた分割ジョブを再印刷ジョブとして、分割ジョブを実行可能なプリンタに送信する処理が行われる。
<プリンタの主要部の構成>
図6は、プリンタ1Aの主要部の構成例を示すハードウェア構成図である。
プリンタ1Aは、上述した自動原稿給紙装置11、操作表示部12、画像形成部13の他に、制御部14、HDD15、通信I/F(Interface)16を備える。プリンタ1A内の各部は、バスを介して接続されている。
制御部14は、CPU14a、ROM14b、RAM14cによって構成される。制御部14は、プリンタ1A内の各部の動作を制御するコンピューターの一例として用いられる。制御部14は、プリンタ1Aの動作状況、ジョブの処理状況等の情報を管理し、適宜、通信I/F16からネットワークNを介して情報端末50にプリンタ情報を通知する。例えば、プリンタ1Aに紙詰まり等が発生して、プリンタ1Aに割当てられていた分割ジョブの実行が不可となると、制御部14は、通信I/F16から情報端末50に対して、プリンタ1Aが印刷不可であることを知らせるプリンタ情報を送信する。また、制御部14は、情報端末50から受信する分割ジョブ、及び分割ジョブに含まれる印刷設定に基づいて、画像形成部13に画像形成処理を行わせ、印刷物のフェイスアップ印刷、又はフェイスダウン印刷を切替える制御を行う。
CPU(Central Processing Unit)14aは、例えば、操作表示部12を通じて行われる作業者の印刷指示、ジョブに設定された内容に基づいて、画像形成部13の画像形成処理(印刷動作)を制御する。
ROM(Read Only Memory)14bは、不揮発性メモリの一例として用いられ、CPU14aが動作するために必要なプログラムやデータ等を記憶している。
RAM(Random Access Memory)14cは、揮発性メモリの一例として用いられ、CPU14aが行う各処理に必要な情報(データ)を一時的に記憶する。
HDD15は、CPU14aが各部を制御するためのプログラム、OS(Operating System)やコントローラー等のプログラム、データを記憶する。HDD15に記憶されるプログラム、データの一部は、ROM14bにも記憶されている。HDD15は、CPU14aによって実行されるプログラムを格納したコンピューター読取可能な非一過性の記憶装置の一例として用いられる。なお、プリンタ1Aによって実行されるプログラムを格納したコンピューター読取可能な非一過性の記憶装置としては、HDDに限定されず、例えば、SSD(Solid State Drive)、CD−ROM、DVD−ROM等の記憶装置であってもよい。
通信I/F16は、NIC(Network Interface Card)やモデム等で構成され、情報端末50等の各装置との接続を確立し、各種データの送受信を実行する通信部の一例である。
<情報端末の主要部の構成>
図7は、情報端末50の主要部の構成例を示すハードウェア構成図である。
情報端末50は、制御部51、HDD52、通信I/F53、操作部54及び表示部55を備える。情報端末50内の各部は、バスを介して接続されている。
制御部51は、CPU51a、ROM51b、RAM51cによって構成される。制御部51は、情報端末50内の各部の動作を制御するコンピューターの一例として用いられる。制御部51は、通信I/F53を介して各プリンタから受信したプリンタ情報に基づいて、各プリンタの動作状況、分割ジョブの処理状況等を管理する。そして、制御部51は、いずれかのプリンタに紙詰まり等が発生して処理が停止した場合には、処理が停止したプリンタから分割ジョブを引き上げ、この分割ジョブを再印刷ジョブとして割当て可能な他のプリンタを選択する。制御部51は、選択した他のプリンタに対して、通信I/F53からネットワークNを介して再印刷ジョブを送信する。
CPU51aは、後述する図8に示す各種の処理の実行を制御する。
ROM51bは、不揮発性メモリの一例として用いられ、CPU51aが動作するために必要なプログラムやデータ等を記憶している。
RAM51cは、揮発性メモリの一例として用いられ、CPU51aが行う各処理に必要な情報(データ)を一時的に記憶する。
HDD52は、CPU51aが各部を制御するためのプログラム、OSやコントローラー等のプログラム、データを記憶する。HDD52に記憶されるプログラム、データの一部は、ROM51bにも記憶されている。HDD52は、CPU51aによって実行されるプログラムを格納したコンピューター読取可能な非一過性の記憶装置の一例として用いられる。なお、情報端末50によって実行されるプログラムを格納したコンピューター読取可能な非一過性の記憶装置としては、HDDに限定されず、例えば、SSD、CD−ROM、DVD−ROM等の記憶装置であってもよい。
通信I/F53は、NICやモデム等で構成され、プリンタ1A〜1Nとの接続を確立し、各種データの送受信を実行する通信部の一例である。
操作部54には、例えば、キーボード、マウス等が用いられ、情報端末50を使用する作業者が所定の操作入力、指示を行うことが可能である。
表示部55は、例えば、液晶ディスプレイモニタであり、情報端末50で行われる処理の結果等を表示する。なお、操作部54と表示部55は、一体化したタッチパネルで構成されてもよい。
図8は、制御部51の内部構成例を示す機能ブロック図である。
制御部51は、ジョブ分割部61、プリンタグループ記憶部62、ジョブ割当部63、印刷設定部64、分割ジョブ送信部65、プリンタ情報受信部66及びプリンタグループ登録部67を備える。プリンタグループ記憶部62以外の各部は、制御部51のCPU51aが実行するプログラムにより機能が実現される。プリンタグループ記憶部62は、例えば、RAM51cに設けられる。
ジョブ分割部61は、1つのジョブを複数のプリンタで分担して実行することが可能となるように、ジョブをプリンタの台数で分割した分割ジョブを作成する。ジョブ分割部61が分割するジョブは、情報端末50により生成され、又は他の情報処理装置から受信したものである。なお、情報端末50に差し込まれた着脱可能な記憶媒体に記憶されたジョブを、ジョブ分割部61が記憶媒体から読み出してもよい。ジョブ分割部61が1つのジョブを分割する数は任意である。また、ジョブ分割部61は、ページ単位でジョブを分割するが、その際、分割ジョブ毎のページ数は同じでもよいし、異なってもよい。
プリンタグループ記憶部62は、プリンタグループ登録部67によって登録される、複数のプリンタがグルーピングされたプリンタグループを記憶する。プリンタグループには、ページ単位でジョブが分割された分割ジョブであって、ページ番号が連続する分割ジョブが割当てられる複数のプリンタが含まれる。
ジョブ割当部63は、ジョブ分割部61により分割された分割ジョブを割当てるプリンタを選択し、各プリンタに分割ジョブを割当てる。ここで、ジョブ割当部63は、プリンタ情報受信部66から取得したプリンタ情報により特定のプリンタが印刷不可、すなわち、分割ジョブの実行が不可になったことを判断できる。ジョブ割当部63は、分割ジョブを実行不可となったプリンタ、すなわち印刷停止したプリンタがあることを把握すると、分割ジョブの実行が不可となったプリンタが含まれるプリンタグループから、分割ジョブを実行可能なプリンタを選択する。そして、ジョブ割当部63は、分割ジョブが割当てられる複数のプリンタのうち、分割ジョブを実行可能なプリンタに、分割ジョブの実行が不可となったプリンタに割当てられていた分割ジョブを再印刷ジョブとして割当てる。
印刷設定部64は、分割ジョブを実行可能なプリンタに割当てられていた分割ジョブを実行して得られる印刷物と、再印刷ジョブを実行して得られる印刷物とのまとめ方に合わせて、再印刷ジョブが割当てられたプリンタの印刷設定を変更する。印刷設定部64は、プリンタに割当てられていた分割ジョブを実行して得られる印刷物のページ番号が、再印刷ジョブを実行して得られる印刷物のページ番号より前である、分割ジョブ及び再印刷ジョブを実行可能なプリンタの印刷設定をフェイスアップ印刷に設定する。また、印刷設定部64は、プリンタに割当てられていた分割ジョブを実行して得られる印刷物のページ番号が、再印刷ジョブを実行して得られる印刷物のページ番号より後である、分割ジョブ及び再印刷ジョブを実行可能なプリンタの印刷設定をフェイスダウン印刷に設定する。
分割ジョブ送信部65は、ジョブ割当部63により選択された各プリンタに対して、印刷設定部64により変更された印刷設定を含む分割ジョブを送信する。分割ジョブの送信は、情報端末50の通信I/F53を介して行われる。
プリンタ情報受信部66は、ジョブ割当部63により選択された各プリンタから送信されるプリンタ情報を、通信I/F53を介して受信する。プリンタ情報には、ジョブの実行状況、プリンタの状態等が含まれる。ここで、紙詰まり等によりプリンタが印刷を停止すると、分割ジョブの実行が不可となったことを示すプリンタ情報が、印刷を停止したプリンタから送信される。プリンタ情報受信部66は、分割ジョブが送信されたプリンタから分割ジョブの実行が不可となったことを示すプリンタ情報を受信すると、ジョブ割当部63にこのプリンタ情報を出力する。これにより、ジョブ割当部63は、分割ジョブの実行が不可となったプリンタを把握することができる。
プリンタグループ登録部67は、例えば、作業者により操作される操作部54からの入力に基づいて、複数のプリンタを含むプリンタグループを登録する。プリンタグループ登録部67により登録されたプリンタグループは、プリンタグループ記憶部62に記憶される。なお、プリンタグループは、印刷システム5が備えるプリンタの数、1つジョブを実行して得られる印刷物のページ数等により、プリンタグループ登録部67が自動的に決めて登録してもよい。
次に、ジョブ割当部63が、分割ジョブを実行可能なプリンタを選択する処理について説明する。ここで、選択されるプリンタに元々割当てられていた分割ジョブのページ番号は、実行が不可となったプリンタに割当てられていた分割ジョブのページ番号に連続する。
まず、プリンタグループについて、図9を参照して説明する。
図9は、プリンタグループG1〜G5の例を示す説明図である。以降の説明では、印刷システム5が5台のプリンタ1A〜1Eを備えた例について説明する。各プリンタに向かう矢印は、情報端末50から各プリンタに分割ジョブが送信される様子を表す。なお、各図における情報端末50の記載は省略する。
ページクラスタを有効とするために、プリンタグループ登録部67が、複数のプリンタをグルーピングしたプリンタグループをプリンタグループ記憶部62に設定する。グルーピングは、あるプリンタに対して、このプリンタが印刷する印刷物のページ範囲で決まる最初のページ番号より前、又は最後のページ番号より後にページ番号が連続するページ範囲の印刷物を印刷可能なプリンタを含むことを基準として行われる。例えば、プリンタ1A〜1Eが印刷する印刷物は、後述する図10の説明図(A)に示すようにページ番号順であるとする。このため、プリンタグループ登録部67により、プリンタグループG1〜G5が以下のように登録される。
プリンタグループG1は、プリンタ1A、1Bをグルーピングしたものである。
プリンタグループG2は、プリンタ1C、1D、1Eをグルーピングしたものである。
プリンタグループG3は、プリンタ1A、1B、1Cをグルーピングしたものである。
プリンタグループG4は、プリンタ1D、1Eをグルーピングしたものである。
プリンタグループG5は、プリンタ1B、1C、1Dをグルーピングしたものである。
プリンタ1A〜1Eが含まれるプリンタグループは以下のように言い換えてもよい。
プリンタ1Aは、プリンタグループG1、G3に含まれる。
プリンタ1Bは、プリンタグループG1、G3、G5に含まれる。
プリンタ1Cは、プリンタグループG2、G3、G5に含まれる。
プリンタ1Dは、プリンタグループG2、G4、G5に含まれる。
プリンタ1Eは、プリンタグループG2、G4に含まれる。
このようにプリンタグループが登録されることにより、ジョブ割当部63は、あるプリンタが印刷不可であると分かると、印刷不可のプリンタが含まれるプリンタグループから分割ジョブを実行可能な他のプリンタを選択する。そして、選択された他のプリンタに再印刷ジョブが割当てられ、他のプリンタで再印刷が行われる。以下の説明で、ジョブ割当部63は、各プリンタに一旦分割ジョブを割当てるものとする。そして、ジョブ割当部63は、どのプリンタが印刷停止しているかがプリンタ情報により事前に分かると、印刷停止したプリンタから引き上げ、印刷停止しているプリンタを除いて、分割ジョブを実行可能なプリンタに再印刷ジョブを割当てる。
ただし、プリンタが分割ジョブの実行中、すなわち印刷途中で停止した場合、ジョブ割当部63は、このプリンタに割当てていた分割ジョブを印刷停止したプリンタから引き上げて、分割ジョブを実行可能な他のプリンタに再印刷ジョブを割当てる。ここで、再印刷ジョブが割当てられたプリンタの印刷設定が、元々割当てられていた分割ジョブの印刷設定から変更されると、このプリンタに元々割当てられていた分割ジョブを実行した印刷途中の印刷物は廃棄される。印刷設定が変更されたことにより、元々割当てられていた分割ジョブを実行して得られる印刷物と、再印刷ジョブを実行して得られる印刷物のフェイスアップ印刷とフェイスダウン印刷が混在し、ページ番号が連続しないからである。このため、再印刷ジョブが割当てられたプリンタは、印刷設定部64により変更された印刷設定で改めて元々割当てられていた分割ジョブを実行し、さらに再印刷ジョブを実行する。
なお、元々割当てられていた分割ジョブを実行して得られる印刷物と、再印刷ジョブを実行して得られる印刷物のフェイスアップ印刷又はフェイスダウン印刷が混在していなければ、プリンタに元々割当てられていた分割ジョブを実行した印刷途中の印刷物を廃棄しなくてよい。また、できるだけ印刷途中の印刷物を廃棄しないようにするためには、印刷途中で分割ジョブを実行できなくなったプリンタから引き上げた分割ジョブを、この分割ジョブより前のページ番号の分割ジョブを実行する他のプリンタに再印刷ジョブとして割当てればよい。これにより、再印刷ジョブが割当てられたプリンタは、後述する図11の説明図(D)に示すようにフェイスアップ印刷を続けて、元々割当てられていた分割ジョブと再印刷ジョブを実行し、連続したページ番号で印刷物を排出することができる。
なお、プリンタグループ登録部67は、例えば、プリンタ1E、1A、1Bをグルーピングしたプリンタグループ、プリンタ1D、1E、1Aをグルーピングしたプリンタグループを設定してもよい。
次に、印刷システム5がページクラスタの機能により、5台のプリンタ1A〜1Eに分割ジョブを実行させる様子を説明する。
図10と図11は、ページクラスタの機能により各プリンタに分割ジョブを実行させる第1の処理の例を示す説明図である。
図10の説明図(A)には、プリンタ1Aが1〜25ページ目までを印刷し、プリンタ1Bが26〜50ページ目までを印刷し、プリンタ1Cが51〜75ページ目までを印刷し、プリンタ1Dが76〜100ページ目までを印刷し、プリンタ1Eが101〜125ページ目までを印刷するように分割ジョブが割当てられた例が示される。制御部51は、ジョブ分割部61が125ページのジョブを25ページずつ5つに分割した分割ジョブを5台のプリンタ1A〜1Eに実行する指示を行う。
図10の説明図(B)には、プリンタ1A、1Dが印刷不可となった例が示される。ジョブ割当部63は、分割ジョブを実行可能なプリンタを選択する必要がある。ここで、選択されるプリンタに元々割当てられていた分割ジョブのページ番号は、実行が不可となったプリンタに割当てられていた分割ジョブのページ番号に連続する。
そこで、ジョブ割当部63は、プリンタグループ記憶部62を参照し、プリンタ1A、1Dが実行していた分割ジョブを再印刷ジョブとして実行可能なプリンタを、プリンタ1A、1Dが含まれるプリンタグループから選択する。この例では、プリンタ1Aが含まれるプリンタグループG1、プリンタ1Dが含まれるプリンタグループG2がプリンタグループ記憶部62から読み出される。上述したようにプリンタグループG1には、2台のプリンタ1A、1Bが含まれ、プリンタグループG2には、3台のプリンタ1C、1D、1Eが含まれる。
そして、ジョブ割当部63は、プリンタグループG1、G2から再印刷ジョブを割当てるプリンタの候補を抽出する。再印刷ジョブを割当てるプリンタの候補は、各プリンタグループから、印刷不可のプリンタを除いたものとなる。この例では、プリンタ1Aが含まれるプリンタグループG1からプリンタ1Bが抽出される。また、プリンタ1Dが含まれるプリンタグループG2からプリンタ1C、1Eが抽出される。
<1台のプリンタの候補から再印刷ジョブを割当てるプリンタを選択する例>
ここで、図10の説明図(C)〜図13を参照して、抽出されたプリンタの候補から再印刷ジョブを割当てるプリンタを選択する例について説明する。ここでは、1台のプリンタが、再印刷ジョブを割当て可能なプリンタの候補として抽出されたとする。
(a.印刷不可となったプリンタに割当てられていた分割ジョブのページ番号の後に連続するページ番号の分割ジョブを実行可能なプリンタを選択する例)
図10の説明図(C)には、再印刷ジョブを割当てるプリンタの候補が1台であるときの例が示される。
再印刷ジョブを割当てるプリンタの候補が1台であれば、ジョブ割当部63は、印刷不可となったプリンタに割当てられていた分割ジョブのページ番号と、元々割り当てられていた分割ジョブのページ番号とが連続するようなプリンタに再印刷ジョブを割当てる。例えば、プリンタ1Aに割当てられていた分割ジョブを再印刷ジョブとして実行することが可能なプリンタの候補はプリンタ1Bのみである。このため、プリンタ1Bが、元々プリンタ1Bに割り当てられた分割ジョブのページ番号と、再印刷ジョブのページ番号とが連続するように印刷する。なお、再印刷ジョブを実行して得られる印刷物は、プリンタ1Bに元々割当てられていた分割ジョブを実行して得られる印刷物の後に排出される。このため、印刷設定部64がプリンタ1Bの印刷設定を変更することで、プリンタ1Bはフェイスダウン印刷を行う。
従来であれば、元々の印刷設定が変更されることなく、プリンタ1Bが再印刷ジョブを実行して再印刷していた。つまり、従来は、プリンタ1Bに元々割当てられていた分割ジョブを実行して印刷する印刷物のページ番号等は考慮されておらず、再印刷ジョブを実行して得られる印刷物のページ番号に関わらず、ページクラスタで設定されるフェイスアップ印刷又はフェイスダウン印刷のいずれかのままで印刷していた。このため、プリンタ1Bが印刷した印刷物のページ番号が、26〜50ページの次に、1〜25ページとなる印刷物が排出され、ページ番号が連続していなかった。
一方、本実施の形態では、印刷設定部64が、ジョブ割当部63により選択されたプリンタに元々割当てられていた分割ジョブを実行して印刷する印刷物のページ番号に対して、再印刷ジョブを実行して再印刷するページのページ番号が連続するようにフェイスアップ印刷又はフェイスダウン印刷を変更する。このため、プリンタ1Bは、元々割当てられていた分割ジョブを実行して印刷する印刷物のページ番号と、再印刷ジョブを実行して印刷する印刷物のページ番号とを連続させることが可能となる。このように本実施の形態に係るページクラスタでは、従来のページクラスタとは異なる形態、すなわち、再印刷ジョブを実行するプリンタは、印刷物のページ番号が連続するように変更された印刷設定で印刷が行われる。
<複数台のプリンタの候補から再印刷ジョブを割当てるプリンタを選択する例>
図11の説明図(D)には、再印刷ジョブを割当てるプリンタの候補が複数台であるときの例が示される。ここでは、ジョブ割当部63が、再印刷ジョブを割当て可能なプリンタの候補として抽出した複数台のプリンタから再印刷ジョブを実行可能な1台のプリンタを選択して、このプリンタに再印刷ジョブを実行させた例について説明する。
印刷不可となったプリンタ1Dの分割ジョブを再印刷ジョブとして実行可能なプリンタの候補は、プリンタ1Dが属するプリンタグループG2に含まれるプリンタ1C、1Eである。この例では、再印刷ジョブを実行可能なプリンタに元々割当てられていた分割ジョブのページ番号が、印刷不可となったプリンタ1Dに割当てられていた分割ジョブのページ番号より前となるようなプリンタ1Cがジョブ割当部63により選択される。このため、ジョブ割当部63によりプリンタ1Cが選択され、印刷設定部64によりプリンタ1Cにフェイスアップ印刷が設定される。ジョブ割当部63が再印刷ジョブを割当て可能な複数台のプリンタの候補から1台のプリンタを選択した場合であっても、印刷設定部64がフェイスアップ印刷又はフェイスダウン印刷を変更することが可能である。
そして、プリンタ1Cに元々割当てられていた分割ジョブは「51〜75ページ」を印刷するものである。このため、印刷不可となったプリンタ1Dの前のプリンタ1Cが、プリンタ1Dに割当てられていた分割ジョブを再印刷ジョブとして実行する際にはフェイスアップ印刷が設定される。これにより、プリンタ1Cに元々割当てられていた分割ジョブを実行して得られる51〜75ページの印刷物のページ番号と、再印刷ジョブを実行して得られる51〜100ページの印刷物のページ番号とが連続するように印刷することができる。
一方、印刷不可のプリンタ、再印刷ジョブを割当てるプリンタ以外のプリンタは、元々割当てられた分割ジョブだけを実行して印刷する。図11の説明図(E)に示すように、印刷不可のプリンタは、プリンタ1A、1Dであり、再印刷したプリンタは、プリンタ1B、1Cである。このため、元々割当てられた分割ジョブだけを実行して印刷するプリンタは、プリンタ1Eである。プリンタ1Eは、元々割当てられた分割ジョブを実行することで、101〜125ページの印刷物をフェイスアップ印刷する。ただし、プリンタ1Eは、101〜125ページの印刷物をフェイスダウン印刷するよう印刷設定が変更されてもよい。
そして、図11の説明図(F)に示すように、各プリンタから印刷物が得られる。すなわち、プリンタ1Bでは1〜50ページの印刷物がフェイスダウン印刷され、プリンタ1Cでは51〜100ページの印刷物がフェイスアップ印刷され、プリンタ1Eでは101〜125ページの印刷物がフェイスアップ印刷される。
図12は、複数の印刷物を作業者がまとめる手順を示す説明図である。各印刷物の図上には、各印刷物がどのプリンタから排出されたかを表すプリンタの符号が付加される。なお、複数のプリンタから排出された印刷物がまとめられた図にはプリンタの符号が付加されない。
図12の手順(A)には、作業者が、プリンタ1Bからフェイスダウン印刷で排出された1〜50ページの印刷物をひっくり返す様子が示される。
図12の手順(B)には、作業者が、手順(A)でひっくり返した1〜50ページの印刷物の下に、プリンタ1Cからフェイスアップ印刷で排出された51〜100ページの印刷物と、プリンタ1Eからフェイスアップ印刷で排出された101〜125ページの印刷物を差し込む様子が示される。
図12の手順(C)には、1〜125ページの印刷物がまとめられた例が示される。このように各プリンタで排出された印刷物は、作業者がひっくり返す程度の簡単な作業により、ページ番号が連続した1つの印刷物としてまとめられる。
<再印刷ジョブを実行するプリンタの印刷設定とは異なる形式で印刷設定が行われる例>
図11の説明図(F)には、プリンタ1C、1Eが共に同じ形式のフェイスアップ印刷が設定された例が示された。しかし、再印刷ジョブを実行するプリンタの印刷設定とは異なる形式で、再印刷ジョブが割当てられないプリンタの印刷設定が行われてもよい。以下に、再印刷ジョブを実行するプリンタの印刷設定とは異なる形式で印刷設定が行われる例について説明する。
図13は、再印刷ジョブを実行したプリンタから排出される印刷物を作業者がまとめる例を示す説明図である。
図13の説明図(A)には、プリンタ1A、1Dが印刷不可となったことで、プリンタ1A、1Dから引き上げられた分割ジョブが、それぞれプリンタ1B、1Cにて再印刷ジョブとして実行された例が示される。図13の説明図(A)は、上述した図11の説明図(F)と同様であるが、プリンタ1Eから排出された印刷物がフェイスダウン印刷されたものである点が異なる。
図13の手順(B)には、作業者が、プリンタ1Cからフェイスアップ印刷で排出された51〜100ページの印刷物をひっくり返す様子が示される。
図13の手順(C)には、作業者が、プリンタ1B、1C、1Dの順に、各プリンタから排出された印刷物を取得し、ページが連続するように印刷物を積上げる例が示される。
図13の手順(D)には、1〜125ページの印刷物がまとめられた例が示される。このようにプリンタ1Eが排出した印刷物が、図11の説明図(F)に示したフェイスアップ印刷とは異なる形式でフェイスダウン印刷されても、各プリンタで排出された印刷物は、作業者がひっくり返す程度の簡単な作業により、ページ番号が連続した1つの印刷物としてまとめられる。
このように、再印刷ジョブが割当てられたプリンタ1Cの印刷設定がフェイスアップ印刷であるのに対して、再印刷ジョブが割当てられていないプリンタ1Eの印刷設定がフェイスダウン印刷であっても、作業者が印刷物をまとめる手間はかからない。
(b.印刷不可となったプリンタに割当てられていた分割ジョブのページ番号と連続するページ番号の後に印刷するジョブが割り当てられたプリンタを選択する場合)
図14と図15は、ページクラスタの機能により各プリンタに分割ジョブを実行させる第2の処理の例を示す説明図である。
図14の説明図(A)には、プリンタ1Dが印刷不可となったことが示される。ここで、プリンタグループG2には、プリンタ1C、1D、1Eが含まれるので、ジョブ割当部63がプリンタ1Dの再印刷ジョブを割当てるプリンタ候補は、印刷不可のプリンタ1Dを除く、プリンタ1C、1Eである。再印刷ジョブのページ番号より前のページ番号の分割ジョブを実行するプリンタが再印刷ジョブを実行する場合、このプリンタの印刷設定がフェイスアップ印刷とされる。一方、再印刷ジョブのページ番号より後のページ番号の分割ジョブを実行するプリンタが再印刷ジョブを実行する場合、このプリンタの印刷設定がフェイスダウン印刷とされる。このように再印刷ジョブが割当てられるプリンタに元々割当てられていた分割ジョブのページ番号に合わせてフェイスアップ印刷又はフェイスダウン印刷を変更しなければ、再印刷ジョブを実行したプリンタから排出される印刷物のページが連続しない。
図14に示す例では、印刷不可となったプリンタに割当てられていた分割ジョブは、この分割ジョブの後に実行されることで、印刷不可となったページ番号の後に連続するページ番号の印刷物を印刷可能なプリンタに再印刷ジョブとして割当てられる。このため、ジョブ割当部63により再印刷ジョブが割当てられるプリンタは、プリンタ1Eである。
プリンタ1Eに元々割当てられていたのは、101〜125ページの分割ジョブである。そして、プリンタ1Eには、76〜100ページの再印刷ジョブが割当てられる。この結果、プリンタ1Eは、元々割当てられていた分割ジョブを実行して得られる101〜125ページの印刷物と、再印刷ジョブを実行して得られる76〜100ページの印刷物を排出する。ここで、印刷設定部64が印刷設定を変更することで、プリンタ1Eは、フェイスダウン印刷を行って、各ジョブを実行して得られる印刷物のページ番号を連続して排出する。
図14の説明図(B)には、印刷不可となったプリンタ1Dと同じプリンタグループG2に含まれるプリンタ1Cが、51〜75ページをフェイスダウン印刷する様子が示される。
図14の説明図(C)には、プリンタ1A、1Dが印刷不可となったことで、プリンタ1A、1Dから引き上げられた分割ジョブが、それぞれプリンタ1B、1Eに再印刷ジョブとして実行された例が示される。図14の説明図(C)は、上述した図13の説明図(A)と同様であるが、印刷設定部64が印刷設定を変更したことで、プリンタ1B、1C、1Eから排出された印刷物が全てフェイスダウン印刷された点が異なる。
図15の手順(A)には、作業者が、プリンタ1B、1C、1Eの順に、各プリンタから排出された印刷物を取得し、ページが連続するように印刷物を積上げる例が示される。
図15の手順(B)には、作業者が、1〜125ページの印刷物をひっくり返す様子が示される。
図15の手順(C)には、1〜125ページの印刷物がまとめられた例が示される。このようにプリンタ1Eが排出した印刷物が、各プリンタで排出された印刷物は、作業者がひっくり返す程度の簡単な作業により、ページ番号が連続した1つの印刷物としてまとめられる。
図14と図15に示したように、分割ジョブを実行可能なプリンタに元々割当てられていた分割ジョブを実行して得られる印刷物のページと、再印刷ジョブを実行して得られる印刷物のページとが連続するようにフェイスアップ印刷又はフェイスダウン印刷が変更される。これにより、再印刷ジョブが割当てられたプリンタは、元々割当てられていた分割ジョブを実行して得られる印刷物のページ番号と、再印刷ジョブを実行して得られる印刷物のページ番号とが連続した印刷物を排出することができる。
図16は、第1の実施の形態に係る情報端末50の制御部51により行われる印刷処理の例を示すフローチャートである。
始めに、プリンタグループ登録部67は、作業者が操作する操作部54(図7を参照)からの入力に基づいて選択されたページクラスタの対象となる複数のプリンタを選択する。そして、プリンタグループ登録部67は、ページクラスタの対象となる複数のプリンタからさらに選択した複数のプリンタをグルーピングしたプリンタグループをプリンタグループ記憶部62に登録する(S1)。
ページクラスタの対象となる複数のプリンタは、例えば、情報端末50のRAM51c又はHDD52に登録される。なお、プリンタグループ登録部67は、初めてページクラスタを有効に設定した初回だけプリンタグループを登録する処理を行い、次回以降にページクラスタを行う時はステップS1の登録処理をスキップしてもよい。
次に、制御部51は、ページクラスタを有効にして、複数のプリンタによる分散印刷を実施する(S2)。分散印刷が実施されることで、ジョブ分割部61が1つのジョブを分割し、ジョブ割当部63が分割ジョブを複数のプリンタに割当てる処理が行われる。
ジョブ割当部63は、プリンタ情報受信部66が各プリンタから受信したプリンタ情報に基づいて、プリンタの故障等により印刷不可となったプリンタに割当てられていた分割ジョブ(図中では、「印刷不可の分割ジョブ」と記載)があるか否かを判断する(S3)。プリンタが印刷不可であれば、そのプリンタで実行されていた分割ジョブも実行不可となる。ジョブ割当部63は、印刷不可となったプリンタに割当てられていた分割ジョブがないと判断すると(S3のNO)、各プリンタに割当てられた分割ジョブが送信され、各プリンタで分割ジョブが実行された後、本処理が終了する。一方、ジョブ割当部63は、印刷不可となったプリンタに割当てられていた分割ジョブがあると判断すると(S3のYES)、印刷可能なプリンタ、すなわち分割ジョブを実行可能なプリンタに再印刷ジョブを割当てる処理を行う。
このとき、ジョブ割当部63は、印刷不可となったプリンタが含まれるプリンタグループをプリンタグループ記憶部62から検索する。そして、ジョブ割当部63は、プリンタグループ記憶部62から印刷不可となったプリンタが含まれるプリンタグループに属するプリンタを読み出す(S4)。
次に、ジョブ割当部63は、印刷不可となったプリンタに割当てられていた分割ジョブを再印刷ジョブとして割当て可能なプリンタ候補を、ステップS4で読み出した複数のプリンタから抽出する(S5)。このとき、ジョブ割当部63は、プリンタグループに属する複数のプリンタから印刷不可となったプリンタを抽出対象から除外する。そして、ジョブ割当部63は、再印刷ジョブを割当てるプリンタをプリンタグループから選択する。
次に、印刷設定部64は、ジョブ割当部63が再印刷ジョブを割当てるプリンタに元々割当てられていた分割ジョブを実行して得られる印刷物のページ番号が、印刷不可となったプリンタに割当てられていた分割ジョブのページ番号の後であるか否かを判断する(S6)。
印刷設定部64は、再印刷ジョブのページ番号が印刷不可となった分割ジョブのページ番号の後であると判断した場合(S6のYES)、再印刷ジョブの印刷設定をフェイスダウン印刷に変更する。これにより、再印刷ジョブを実行するプリンタは、フェイスダウン印刷を行う(S7)。
一方、印刷設定部64は、再印刷ジョブのページ番号が印刷不可となった分割ジョブのページ番号の前であると判断した場合(S6のNO)、再印刷ジョブの印刷設定をフェイスアップ印刷に変更する。これにより、再印刷ジョブを実行するプリンタは、フェイスアップ印刷を行う(S8)。ステップS7、S8のいずれかが終わると、本処理が終了する。
以上説明した第1の実施の形態に係る印刷システム5では、ページクラスタの機能によりページ単位で分割した分割ジョブを複数のプリンタに印刷させる際、紙詰まり等により印刷不可となったプリンタから分割ジョブを引き上げ、他のプリンタに再印刷ジョブを割当てて印刷を行わせる。この時、印刷設定部64は、印刷可能なプリンタから排出される印刷物をまとめやすくなるように印刷設定を変更する。このため、作業者は、各プリンタから排出された印刷物を回収し、印刷物を何度も確認しなくても正しい順序で印刷物をまとめることができ、作業効率を向上することができる。
また、印刷設定部64は、ジョブ割当部63が再印刷ジョブを割当てたプリンタに元々割当てられていた分割ジョブを実行して得られる印刷物のページ番号が、実行不可となった分割ジョブのページ番号の前後いずれであるかによって、フェイスダウン印刷又はフェイスアップ印刷の設定変更を行う。これにより、再印刷ジョブを実行したプリンタから排出される印刷物のページ番号と、元々プリンタに割当てられていた分割ジョブを実行して排出される印刷物のページ番号とが連続する。このため、作業者は、各プリンタから回収した印刷物をページ番号順にまとめる作業が容易となる。
また、複数のプリンタ毎にプリンタグループが登録される。プリンタグループには、プリンタが分割ジョブを実行して排出する印刷物のページ番号が、プリンタ毎に連続するような複数のプリンタが含まれる。このため、ジョブ割当部63は、印刷不可となったプリンタが含まれるプリンタグループをプリンタグループ記憶部62から読み出し、このプリンタグループに含まれ、かつ印刷可能なプリンタを選択することが容易となる。
なお、各プリンタをプリンタグループにグルーピングしない場合には、印刷不可となったプリンタに割当てられていた分割ジョブのページ範囲に基づいて、再印刷ジョブを割当てる制御が行われる。例えば、印刷不可となったプリンタの前のページを印刷するプリンタに再印刷ジョブが割当てられ再印刷したり、印刷不可となったプリンタの後のページを印刷するプリンタに再印刷ジョブが割当てられ再印刷したりする制御が行われてもよい。プリンタグループを用いない場合でも、印刷設定部64は、ジョブ割当部63が再印刷ジョブを割当てたプリンタに元々割当てられていた分割ジョブを実行して得られる印刷物のページ番号が、実行不可となった分割ジョブのページ番号の前後いずれであるかによって、フェイスダウン印刷又はフェイスアップ印刷の設定変更を行う。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態に係る印刷システム5の動作例について説明する。第2の実施の形態に係る印刷システム5では、プリンタの紙詰まり頻度に応じて、再印刷ジョブを割当てるプリンタを選択することが可能である。
図17は、再印刷ジョブを実行可能なプリンタの紙詰まり頻度を示す説明図である。
プリンタは、一度紙詰まりが発生すると、紙詰まり頻度が高くなりやすいことが知られている。例えば、1000ページに1回の紙詰まりが発生するプリンタであっても、一度紙詰まりが発生した後は、500ページに1回、300ページに1回のように紙詰まり頻度が高くなることがある。このため、本実施の形態では、ジョブ割当部63が、プリンタグループに含まれる、分割ジョブを実行可能な複数のプリンタの内、印刷不可となる頻度が低いプリンタに、再印刷ジョブを割当てる。本実施の形態で印刷不可となる頻度とは、紙詰まり頻度のことであるが、他の要因の頻度(例えば、トナー切れの頻度、後処理部40の故障頻度)であってもよい。
上述した第1の実施の形態にて説明したように、印刷設定部64は、ジョブ割当部63が再印刷ジョブを割当てたプリンタが印刷するページのページ番号が、元々割当てられていた分割ジョブを実行して印刷するページのページ番号より前であればフェイスアップ印刷する設定を行う。一方、印刷設定部64は、ジョブ割当部63が再印刷ジョブを割当てたプリンタが印刷するページのページ番号が、元々割当てられていた分割ジョブを実行して印刷するページのページ番号より後であればフェイスダウン印刷する設定を行う。
ここでは、プリンタ1Dが印刷不可となったことにより、プリンタ1Dと同じプリンタグループG2に含まれるプリンタ1C、1Eのいずれかがジョブ割当部63により再印刷ジョブを実行可能なプリンタの候補として抽出される。プリンタ1Cの紙詰まり頻度は8%であり、プリンタ1Eの紙詰まり頻度は3%である。このため、ジョブ割当部63は、プリンタ1Cよりも紙詰まり頻度が低いプリンタ1Eに再印刷ジョブを割当てる。そして、印刷設定部64は、プリンタ1Eに対して、フェイスダウン印刷を設定する。これにより、プリンタ1Eからページ番号が連続した76〜125ページの印刷物が排出される。
図18は、第2の実施の形態に係る情報端末50の制御部51により行われる印刷処理の例を示すフローチャートである。なお、図18のステップS11〜S15までの処理は、図16のステップS1〜S5までの処理と同じであるため、詳細な説明を省略する。
ステップS15にて、ジョブ割当部63により、再印刷ジョブを割当てるプリンタ候補が抽出された後、印刷設定部64は、紙詰まり頻度の低いプリンタが実行する再印刷ジョブのページ番号が、印刷不可となったプリンタに割当てられていた分割ジョブのページ番号の後であるか否かを判断する(S16)。
印刷設定部64は、再印刷ジョブのページ番号が、印刷不可となった分割ジョブのページ番号の後であると判断した場合(S16のYES)、再印刷ジョブの印刷設定をフェイスダウン印刷に変更する。これにより、再印刷ジョブを実行するプリンタは、フェイスダウン印刷を行う(S17)。
一方、印刷設定部64は、再印刷ジョブのページ番号が、印刷不可となった分割ジョブのページ番号の前であると判断した場合(S16のNO)、再印刷ジョブの印刷設定をフェイスアップ印刷に変更する。これにより、再印刷ジョブを実行するプリンタは、フェイスアップ印刷を行う(S18)。ステップS17,S18のいずれかが終わると、本処理が終了する。
以上説明した第2の実施の形態に係る印刷システム5では、再印刷ジョブを割当て可能な複数のプリンタがあった場合に、プリンタグループの中で紙詰まり頻度が低いプリンタが選択され、このプリンタに再印刷ジョブが割当てられる。再印刷ジョブが割当てられたプリンタは、紙詰まり等が発生しにくいため、このプリンタが印刷不可となって、さらに別のプリンタを選択しなければならない事態を避けることができる。また、再印刷ジョブが割当てられるプリンタは紙詰まり頻度が低いので、再印刷ジョブを実行しても印刷不可となりにくい。このため、再印刷ジョブを含む全ての分割ジョブの実行が完了するまでにかかる時間を長期化させない。
なお、ジョブ割当部63は、紙詰まり頻度の代わりに、印刷速度に応じて再印刷ジョブを割当てるプリンタを選択してもよい。例えば、プリンタグループに含まれる複数のプリンタのうち、あるプリンタの印刷速度は100ページ/分、他のプリンタの印刷速度は130ページ/分であるとする。このようにプリンタの印刷速度が異なるのであれば、ジョブ割当部63は、あるプリンタグループに含まれる、印刷ジョブを実行可能な複数のプリンタのうち、最も印刷速度が速いプリンタに再印刷ジョブを割当てる。最も印刷速度が速いプリンタは、再印刷ジョブの実行が完了して印刷物を排出するまでの時間が短くなる。このため、再印刷ジョブを含む全ての分割ジョブの実行が完了するまでにかかる時間を短縮することができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態に係る印刷システム5の動作例について説明する。第3の実施の形態に係る印刷システム5では、作業者が、プリンタから排出される印刷物を回収する動線に応じて、再印刷ジョブを割当てるプリンタを選択することが可能である。
図19は、フロア内に配置された5台のプリンタ1A〜1Eの配置例を示す説明図である。
例えば、同じフロア内に5台のプリンタ1A〜1Eが配置される。なお、プリンタ1A〜1Eは、異なるフロアに配置されてもよい。作業者は、動線70に従って移動することで、プリンタ1A、1B、1C、1D、1Eの順に各プリンタから排出された印刷物を回収する。上述した各実施の形態と同様に、プリンタ1Aが1〜25ページ目までを印刷し、プリンタ1Bが26〜50ページ目までを印刷し、プリンタ1Cが51〜75ページ目までを印刷し、プリンタ1Dが76〜100ページ目までを印刷し、プリンタ1Eが101〜125ページ目までを印刷する分割ジョブが各プリンタに割当てられる。
上述した各実施の形態で説明したように、あるプリンタが印刷不可になると、他のプリンタに再印刷ジョブが割当てられる。この場合、作業者は、動線70に従って各プリンタを移動し、印刷物を回収した後に、一度印刷物を回収した他のプリンタに戻って、再印刷ジョブの実行により排出された印刷物を回収する。このように作業者が動線70とは異なる動きをすると、作業効率が下がってしまう。
そこで、ジョブ割当部63は、各プリンタから排出される印刷物の回収順に合わせて分割ジョブを割当てた複数のプリンタの内、印刷物の回収順が後のプリンタに、再印刷ジョブを割当てる。例えば、動線70の最後に配置されるプリンタが再印刷ジョブを実行することで、作業者が、動線70の最後に配置されるプリンタから再印刷ジョブの実行により排出された印刷物を回収することができる。なお、印刷設定部64は、印刷物の回収順が後のプリンタに割当てられた分割ジョブを実行して排出される印刷物をシフトして排出させるように印刷設定を変更する。ここで、印刷設定部64により設定されるシフト印刷は、プリンタにて実行されるジョブ毎に印刷物の排出位置をずらすことを目的として行われる。
図20は、再印刷ジョブを実行して排出される印刷物がシフト印刷される例を示す説明図である。
ジョブ割当部63により、26〜50ページの分割ジョブが割当てられたプリンタ1Bが印刷不可となったとする。このため、ジョブ割当部63は、プリンタ1Eに対して、プリンタ1Bに割当てられていた分割ジョブを再印刷ジョブとして割当てる。ただし、プリンタ1Eに元々割当てられていた分割ジョブは、101〜125ページの印刷物を印刷するものである。このため、プリンタ1Eは、印刷設定部64によりフェイスアップ印刷又はフェイスダウン印刷のいずれに変更されたとしても、排出する印刷物のページ番号を連続とすることができない。
そこで、ジョブ割当部63は、図19の動線70に基づいて決定される、最終ページを印刷するプリンタに対して、印刷不可となったプリンタに割当てられていた分割ジョブを再印刷ジョブとして割当てる。本実施の形態では、動線70に示したように、最終ページ(125ページ)を印刷するプリンタはプリンタ1Eである。このため、ジョブ割当部63によりプリンタ1Eに再印刷ジョブが割当てられる。
そして、印刷設定部64は、プリンタ1Eに割当てられた再印刷ジョブに対してシフト印刷の設定を行う。これにより、プリンタ1Eが排出する26〜50ページの印刷物は、101〜125ページの印刷物に対してシフトして排出される。このため、作業者は、プリンタ1Eから101〜125ページの印刷物と、26〜50ページの印刷物とを分けて取得しやすくなる。なお、本実施の形態では、プリンタ1Eがシフト印刷を行うため、プリンタ1Eに元々割当てられていた分割ジョブのフェイスアップ印刷の設定に合わせて、再印刷ジョブもフェイスアップ印刷の設定としてよい。
図21は、複数の印刷物を作業者がまとめる手順を示す説明図である。
図21の手順(A)には、プリンタ1Eからフェイスアップ印刷で排出された101〜125ページの印刷物と、26〜50ページの印刷物の例が示される。101〜125ページの印刷物はシフト印刷されるため、101〜125ページの印刷物と、26〜50ページの印刷物とは異なる位置で積み重なる。
図21の手順(B)には、作業者が、プリンタ1Eから排出された101〜125ページの印刷物と、26〜50ページの印刷物を分けた様子が示される。
図21の手順(C)には、作業者が、プリンタ1A、1C、1D、1Eの順に移動して各プリンタから回収した印刷物を順に下に差し込む様子が示される。この手順で、作業者がプリンタ1Dから回収した印刷物の下に差し込むのは、101〜125ページの印刷物である。
図21の手順(D)には、作業者が、プリンタ1A、1Cから回収した印刷物の間に、プリンタ1Eから回収した26〜50ページの印刷物を差し込む様子が示される。そして、1〜125ページの印刷物が一つにまとめられる。
図22は、第3の実施の形態に係る情報端末50の制御部51により行われる印刷処理の例を示すフローチャートである。
始めに、作業者が操作する操作部54(図7を参照)からの入力に基づいて選択されたページクラスタの対象となる複数のプリンタを登録する(S21)。このとき登録される複数のプリンタは、図19に示したフロア内に配置される。そして、各プリンタは、動線70に沿った順に登録され、例えば、情報端末50のRAM51c又はHDD52に保存される。
次に、制御部51は、ページクラスタを有効にして、複数のプリンタによる分散印刷を実施する指示を行う(S22)。この処理は、図16のステップS2と同じ処理であり、RAM51c又はHDD52に保存されたページクラスタの対象となる複数のプリンタを読み出して行われる。
次に、ジョブ割当部63は、プリンタ情報受信部66が各プリンタから受信したプリンタ情報に基づいて、プリンタの故障等により印刷不可となったプリンタに割当てられていた分割ジョブがあるか否かを判断する(S23)。ジョブ割当部63は、印刷不可となったプリンタに割当てられていた分割ジョブがないと判断すると(S23のNO)、本処理を終了する。一方、ジョブ割当部63は、印刷不可となったプリンタに割当てられていた分割ジョブがあると判断すると(S23のYES)、印刷可能なプリンタ、すなわち分割ジョブを実行可能なプリンタに再印刷ジョブを割当てる処理を行う。
ここで、ジョブ割当部63は、最終ページを印刷するプリンタに再印刷ジョブを割当てる。そして、印刷設定部64は、最終ページを印刷するプリンタにシフト印刷を設定する。これにより、最終ページを印刷するプリンタは、再印刷ジョブを実行する際にシフト印刷行う(S24)。その後、本処理を終了する。
以上説明した第3の実施の形態に係る印刷システム5では、作業者の動線70の最後に配置されるプリンタに再印刷ジョブが割当てられる。そして、このプリンタでは、再印刷ジョブの実行に際してシフト印刷が行われる。このため、プリンタに元々割当てられていた分割ジョブを実行して排出される印刷物と、再印刷ジョブを実行して排出される印刷物とが重なる位置が異なり、各ジョブの実行により排出される印刷物が混ざらない。
また、動線70に従って各プリンタから印刷物を回収する作業の最後に作業者が、別のプリンタに戻って再印刷ジョブを実行して排出される印刷物を回収するための、動線70から外れた作業を行わなくてよい。このため、作業者が印刷物を回収する作業効率が向上する。
なお、ジョブ割当部63が再印刷ジョブを割当てるプリンタは、必ずしも最終ページを印刷するプリンタでなくてもよい。ジョブ割当部63は、例えば、最終ページを印刷するプリンタの近くに配置されたプリンタに再印刷ジョブを割当ててもよい。図19に示したプリンタ配置の例では、ジョブ割当部63が、最終ページを印刷するプリンタ1Eに最も近いプリンタ1Aに再印刷ジョブを割当て、印刷設定部64がプリンタ1Aにシフト印刷の設定を行ってもよい。
また、印刷設定部64は、印刷物の回収順が後のプリンタに割当てられた分割ジョブを実行して排出される印刷物を他の排出先に排出させるように印刷設定を変更してもよい。これにより、例えば、プリンタ1Eは、元々割当てられていた分割ジョブを実行した際にはメイントレイに印刷物を排出し、再印刷ジョブを実行した際にはサブトレイに印刷物を排出することができる。このように分割ジョブと再印刷ジョブの実行結果に応じて印刷物の排出先が異なるため、作業者は、印刷物を回収しやすくなる。
また、第3の実施の形態に係る印刷システム5では、プリンタグループを不要としているが、上述した第1及び第2の実施の形態と同様にプリンタグループを設けてもよい。プリンタグループには、印刷物の回収順に合わせて配置される複数のプリンタが含まれるものとする。例えば、プリンタ1Bが印刷不可となったときに、プリンタ1Eに再印刷ジョブが割当てられるようにするためには、全てのプリンタ1A〜1Eを含むプリンタグループがプリンタグループ記憶部62に登録されていればよい。これにより、ジョブ割当部63は、プリンタ1A〜1Eを含むプリンタグループから、再印刷ジョブを割当てるプリンタを選択することが可能となる。例えば、フロア毎にまとめた複数のプリンタをプリンタグループに含めてもよいし、動線毎にまとめた複数のプリンタをプリンタグループに含めてもよい。
また、上述した各実施の形態では、ページクラスタの機能を有効にした場合に適用可能な印刷システム5について説明したが、印刷種別毎にジョブを分割して複数のプリンタに分割ジョブを割当てる印刷システムに適用してもよい。例えば、モノクロ印刷、カラー印刷毎にジョブを分割してもよい。
また、情報端末50を、情報処理装置の一例として用いるクラウドサーバに置き換えてもよい。この場合、情報端末50が、クラウドサーバにジョブを送信する。そして、クラウドサーバが、情報端末50から受信したジョブを分割し、分割ジョブを割当て、印刷設定を行って、ページクラスタに登録された各プリンタに分割ジョブ又は再印刷ジョブを送信してもよい。同様に、情報端末50を、複数のプリンタを制御可能なプリントコントローラーに置き換えてもよいし、印刷システム5を構成する複数のプリンタの一部のプリンタに置き換えてもよい。プリントコントローラ、プリンタはいずれも情報処理装置の一例として用いることが可能である。
なお、本発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ここで説明した実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることは可能であり、さらにはある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1A〜1D…プリンタ、5…印刷システム、10…本体部、50…情報端末、51…制御部、54…操作部、55…表示部、61…ジョブ分割部、62…プリンタグループ記憶部、63…ジョブ割当部、64…印刷設定部、65…分割ジョブ送信部、66…プリンタ情報受信部、67…プリンタグループ登録部、G1〜G5…プリンタグループ

Claims (13)

  1. ジョブが分割された分割ジョブが割当てられる複数のプリンタのうち、前記分割ジョブを実行可能な前記プリンタに、実行が不可となった前記プリンタに割当てられていた前記分割ジョブを再印刷ジョブとして割当てるジョブ割当部と、
    前記分割ジョブを実行可能な前記プリンタに割当てられていた前記分割ジョブを実行して得られる印刷物と、前記再印刷ジョブを実行して得られる印刷物とのまとめ方に合わせて、前記再印刷ジョブが割当てられた前記プリンタの印刷設定を変更する印刷設定部と、を備える
    情報処理装置。
  2. 前記印刷設定部は、前記プリンタに割当てられていた前記分割ジョブを実行して得られる印刷物のページ番号が、前記再印刷ジョブを実行して得られる印刷物のページ番号より前である、前記分割ジョブ及び前記再印刷ジョブを実行可能な前記プリンタの印刷設定をフェイスアップ印刷に設定する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記印刷設定部は、前記プリンタに割当てられていた前記分割ジョブを実行して得られる印刷物のページ番号が、前記再印刷ジョブを実行して得られる印刷物のページ番号より後である、前記分割ジョブ及び前記再印刷ジョブを実行可能な前記プリンタの印刷設定をフェイスダウン印刷に設定する
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. さらに、複数の前記プリンタがグルーピングされたプリンタグループを記憶するプリンタグループ記憶部を備え、
    前記ジョブ割当部は、前記分割ジョブの実行が不可となった前記プリンタが含まれる前記プリンタグループから、前記分割ジョブを実行可能な前記プリンタを選択する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記プリンタグループには、ページ単位で前記ジョブが分割された前記分割ジョブであって、ページ番号が連続する前記分割ジョブが割当てられる複数の前記プリンタが含まれる
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記ジョブ割当部は、前記プリンタグループに含まれる、前記分割ジョブを実行可能な複数の前記プリンタの内、印刷不可となる頻度が低い前記プリンタに、前記再印刷ジョブを割当てる
    請求項4又は5に記載の情報処理装置。
  7. 前記ジョブ割当部は、前記プリンタグループに含まれる、前記分割ジョブを実行可能な複数の前記プリンタの内、印刷速度が速い前記プリンタに、前記再印刷ジョブを割当てる
    請求項4又は5に記載の情報処理装置。
  8. 前記ジョブ割当部は、排出される前記印刷物の回収順に合わせて前記分割ジョブを割当てた複数の前記プリンタの内、前記印刷物の回収順が後の前記プリンタに、前記再印刷ジョブを割当てる
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  9. 前記印刷設定部は、前記印刷物の回収順が後の前記プリンタに割当てられた前記分割ジョブを実行して排出される前記印刷物をシフトして排出させるように前記印刷設定を変更する
    請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記印刷設定部は、前記印刷物の回収順が後の前記プリンタに割当てられた前記分割ジョブを実行して排出される前記印刷物を他の排出先に排出させるように前記印刷設定を変更する
    請求項8に記載の情報処理装置。
  11. さらに、前記ジョブ割当部により選択された前記プリンタに前記印刷設定を含む前記分割ジョブを送信する分割ジョブ送信部と、
    前記分割ジョブが送信された前記プリンタから前記分割ジョブの実行が不可となったことを示すプリンタ情報を受信し、前記ジョブ割当部に前記プリンタ情報を出力するプリンタ情報受信部を備える
    請求項1〜10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  12. ジョブが分割された分割ジョブが割当てられる複数のプリンタのうち、前記分割ジョブを実行可能な前記プリンタに、実行が不可となった前記プリンタに割当てられていた前記分割ジョブを再印刷ジョブとして割当てる手順と、
    前記分割ジョブを実行可能な前記プリンタに割当てられていた前記分割ジョブを実行して得られる印刷物と、前記再印刷ジョブを実行して得られる印刷物とのまとめ方に合わせて、前記再印刷ジョブが割当てられた前記プリンタの印刷設定を変更する手順と、を
    コンピュータに実行させるためのプログラム。
  13. 複数のプリンタと、複数の前記プリンタに対してジョブを分割した分割ジョブを割当てる情報処理装置と、を備え、
    前記情報処理装置は、
    複数の前記プリンタのうち、前記分割ジョブを実行可能な前記プリンタに、実行が不可となった前記プリンタに割当てられていた前記分割ジョブを再印刷ジョブとして割当てるジョブ割当部と、
    前記分割ジョブを実行可能な前記プリンタに割当てられていた前記分割ジョブを実行して得られる印刷物と、前記再印刷ジョブを実行して得られる印刷物とのまとめ方に合わせて、前記再印刷ジョブが割当てられた前記プリンタの印刷設定を変更する印刷設定部と、を有する
    印刷システム。
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