JP2019211514A - 画像読取装置及び該画像読取装置を備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】上面にコンタクトガラスを有する筐体と、上記筐体に開閉自在に取り付けられた原稿自動送り装置と、筐体内に収容され、所定の読取位置を通過する原稿を、光源から出射される光によって照明する照明ユニットと、上記原稿自動送り装置が作動中であることを報知する作動ランプとを備えた画像読取装置において、原稿自動送り装置の作動ランプを安価に構成する。【解決手段】作動ランプ100は、原稿自動送り装置7の外装カバー7cに設けられた透光領域7eを含む。画像読取装置は、原稿自動送り装置7が閉状態にあるときに光源62から出射される光を透光領域7eの内側まで導く光路102をさらに備え、光源62は、作動ランプ100を点灯させる光源として兼用されている。【選択図】図7
Description
本発明は、画像読取装置及び該画像読取装置を備えた画像形成装置に関する。
従来より、複写機等の画像形成装置に搭載される画像読取装置として、原稿自動送り装置を備えたものが知られている。この画像読取装置は、上面にコンタクトガラスが装着された筐体を有している。筐体内には、コンタクトガラス上の原稿の画像を読取る読取りユニットが収容されている。コンタクトガラスの上面は、原稿自動送り装置によって開閉可能に覆われている。原稿自動送り装置は、所定の支持軸を支点に上下方向に回動することでコンタクトガラスの上面を開閉する。
上記画像読取装置による読取り方式として、自動読取り方式と固定読取り方式との二種類がある。自動読取り方式では、原稿自動送り装置によってコンタクトガラス上の所定位置に原稿を自動的に搬送しながら画像読取りを行う。一方、固定読取り方式では、コンタクトガラス上の原稿を1枚ずつ取り替えて画像読取りを行う。
この種の画像読取装置では、原稿自動送り装置が作動していることをユーザーに報知する警告ユニットを備える場合がある(例えば、特許文献1の段落0038を参照)。警告ユニットは、原稿自動送り装置の作動に同期して点灯する作動ランプを有している。
しかしながら、上記特許文献1に示す画像形成装置では、作動ランプを点灯させるための専用の発光部材(例えばLED等)や回路基板及び取付部材等が必要となる。このため、作動ランプを設けない場合に比べてコスト増加を招くという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、画像読取装置において、原稿自動送り装置の作動ランプを安価に構成することにある。
本発明に係る画像読取装置は、上面にコンタクトガラスを有する筐体と、上記筐体に開閉自在に取り付けられ、閉状態で上記コンタクトガラスを被覆して該コンタクトガラス上の所定の読取位置に向けて原稿を搬送する原稿自動送り装置と、上記筐体内に収容され、上記所定の読取位置を通過する原稿を、光源から出射される光によって上記コンタクトガラスの下側から照明する照明ユニットと、上記筐体内に収容されて上記原稿からの反射光を画像信号に変換する画像センサーと、点灯することにより、上記原稿自動送り装置が作動中であることを報知する作動ランプと、を備えている。
そして、上記作動ランプは、上記原稿自動送り装置の外装カバーに設けられた透光領域を含んでいる。画像読取装置は、上記原稿自動送り装置が閉状態にある場合において上記照明ユニットが上記所定の読取位置を通過する原稿に向けて照明を行う際に、上記光源から出射される光を上記外装カバーの上記透光領域に導く光路をさらに備えている。
本発明によれば、画像読取装置において、原稿自動送り装置の作動ランプを安価に構成することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
図1は、実施形態における画像形成装置1の概略構成図を示す。画像形成装置1は、印刷機能の他にスキャナ機能とファックス機能とコピー機能とを有する複合型の画像形成装置(複合機)である。尚、以下の説明において、前側、後側は、画像形成装置1の前側、後側を意味し、左側、右側は、画像形成装置1を前側(後述する操作パネル8側)から見たときの左側、右側を意味するものとする。
画像形成装置1は、画像形成装置本体2と、その上側に配置された画像読取装置3とを備えている。画像形成装置本体2は、その上下方向の中間部に配置された印刷部4と、印刷部4の下側に配置された複数の給紙カセット5とを有している。各給紙カセット5内にはそれぞれサイズが異なる用紙が収容されている。印刷部4は、給紙カセット5より供給される用紙に対して所定の画像データに基づいて印刷を行う。印刷部4における印刷方式には電子写真方式が採用されている。すなわち、印刷部4は、感光体ドラムの表面に画像データに対応するレーザー光を照射して静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーで現像して用紙に転写する。
−画像読取装置について−
図2は、実施形態における画像読取装置3の概略構成図を示す。図3は、実施形態における画像読取装置3の筐体20部分の斜視図を示す。画像読取装置3は、コンタクトガラス11上で原稿(原稿シート)の画像を光学的に読み取り、原稿の画像に応じた画像データを生成する。尚、本実施形態では、画像読取装置3について前後方向は「主走査方向」に相当し、左右方向は「副走査方向」に相当する。
図2は、実施形態における画像読取装置3の概略構成図を示す。図3は、実施形態における画像読取装置3の筐体20部分の斜視図を示す。画像読取装置3は、コンタクトガラス11上で原稿(原稿シート)の画像を光学的に読み取り、原稿の画像に応じた画像データを生成する。尚、本実施形態では、画像読取装置3について前後方向は「主走査方向」に相当し、左右方向は「副走査方向」に相当する。
画像読取装置3は、図2に示すように、コンタクトガラス11が上面に設けられた筐体20と、筐体20に開閉自在に取り付けられて閉状態でコンタクトガラス11の上面を被覆する原稿自動送り装置(ADF)7と、筐体20に収容された読取ユニット30とを備えている。尚、図1に示すように、画像読取装置3の前面部には操作パネル8が突出形成されている。操作パネル8には、テンキーやスタートキーを含む操作部9と、液晶ディスプレイからなる表示部10とが設けられている。
画像読取装置3は、原稿の画像を読み取る原稿読取動作を行う。原稿読取動作には、使用者によってコンタクトガラス11上に載せられた原稿を読み取る固定読取りモードと、原稿自動送り装置7によって自動で供給された原稿を読み取る自動読取りモードとがある。
筐体20は、上面が開放された略直方体状の箱体20a(図3参照)と、その箱体20aの上壁を構成する上板20bと、上板20bの開口に装着されたコンタクトガラス11(図2参照)とを備えている。コンタクトガラス11としては、固定読取りモードの原稿読取動作で読み取る原稿が載せられる第1コンタクトガラス11aと、自動読取りモードの原稿読取動作で読み取る原稿が上側を通過する第2コンタクトガラス11bとが設けられている。第1コンタクトガラス11aは、矩形板状に形成され、筐体20の上面において広範囲を占める。第2コンタクトガラス11bは、前後方向に細長い矩形板状に形成され、筐体20の上面において第1コンタクトガラス11aの左側に配置されている。
原稿自動送り装置7は、筐体20の上側に載置されている。原稿自動送り装置7は、筐体20の後側端部に設けられたヒンジ(図示省略)を支点にして、筐体20に開閉自在に取り付けられている。原稿自動送り装置7は、閉状態のときに筐体20の上面における略全領域を被覆する。
原稿自動送り装置7は、原稿給紙トレイ7aにセットされた原稿を所定の搬送路Tに沿って搬送し、第2コンタクトガラス11bの上面に設定された所定の読取位置Rを通過させる。搬送路Tは、原稿自動送り装置7の内部にて主走査方向から見てU字状に湾曲している。読取位置Rを通過した原稿は、原稿給紙トレイ7aの下側に設けられた原稿排紙トレイ7bに排出される。
原稿自動送り装置7は、プラスチック製の外装カバー7cにより全体が覆われている。外装カバー7cの前側面には作動ランプ100が設けられている。作動ランプ100は、点灯することによって、原稿自動送り装置7が作動中であることを報知する。
読取ユニット30は、図2に示すように、第1移動キャリッジ31と第2移動キャリッジ32と集光レンズユニット33と撮像素子34とを備えている。第1移動キャリッジ31には、照明ユニット40と第1反射ミラー41とが搭載されている。第2移動キャリッジ32には、第2反射ミラー42及び第3反射ミラー43が搭載されている。
照明ユニット40から照射されてコンタクトガラス11で反射した反射光は、第1反射ミラー41、第2反射ミラー42、第3反射ミラー43の順番で反射する。第2反射ミラー42及び第3反射ミラー43は、光路を反転させる。そして、第3反射ミラー43の反射光は、集光レンズユニット33を通過し、撮像素子(画像センサー)34の撮像面に結像される。
撮像素子34は、CCD(charge coupled device)等からなり、撮像面で受光した光をアナログ電気信号(画像信号)に光電変換する。このアナログ電気信号は、A/D変換回路(図示省略)によってデジタル電気信号に変換された後、コントローラー15に画像データとして入力される。
各移動キャリッジ31,32は、ステッピングモーター等の駆動モーターを用いた駆動機構(図示省略)により駆動される。第1移動キャリッジ31は、第1コンタクトガラス11a及び第2コンタクトガラス11bの下面に沿って、左右方向に往復移動する。第2移動キャリッジ32は、第1移動キャリッジ31に追従して、第1移動キャリッジ31の1/2の移動量で左右方向に往復移動する。具体的に、固定読取りモードの原稿読取動作の時に、第1移動キャリッジ31は、第1コンタクトガラス11aの左端直下(ホームポジション)から右方向へ移動する。この移動の際に、照明ユニット40から原稿に向けて光が照射される。一方、自動読取りモードの原稿読取動作の時に、第1移動キャリッジ31は、第2コンタクトガラス11bの直下のホームポジションに移動して静止状態となる。この静止状態において、照明ユニット40から画像読取位置Rを通過する原稿に向けて光が照射される。
画像読取装置3は、その動作を制御するコントローラー15を備えている。コントローラー15は、CPU、ROM及びRAMを有するマイクロコンピューターにより構成されている。コントローラー15は、操作部9から入力されたモード情報を基に、固定読取りモードと自動読取りモードとのいずれか一方を選択して、上記各移動キャリッジ31,31及び照明ユニット40の作動を制御する。コントローラー15は、照明ユニット40による照明動作の実行に際して、後述する第1光源61及び第2光源62の双方を作動させる。
−照明ユニットについて−
図4は、実施形態における照明ユニット40の斜視図を示す。図5は、実施形態における照明ユニット40を構成する照明部51,52の斜視図を示す。図6は、実施形態における照明ユニット40を上側から見た平面概略図を示す。
図4は、実施形態における照明ユニット40の斜視図を示す。図5は、実施形態における照明ユニット40を構成する照明部51,52の斜視図を示す。図6は、実施形態における照明ユニット40を上側から見た平面概略図を示す。
照明ユニット40は、コンタクトガラス11上の原稿を焦点位置として照明光を照射する。照明ユニット40は、図4に示すように、前後方向に長いライン状の照明光を照射する第1照明部51及び第2照明部52と、第1照明部51及び第2照明部52を支持する支持部材53とを備えている。支持部材53は、第1移動キャリッジ31に取り付けられている。照明ユニット40は、第1移動キャリッジ31の位置に応じて、第1コンタクトガラス11aまたは第2コンタクトガラス11bに対向する位置で光を照射する。尚、第1照明部51と第2照明部52は同じ構成である。
第1照明部51は、図5に示すように、第1光源61と、真っすぐな棒状の第1導光体71とを備えている。第2照明部52は、第2光源62と、真っすぐな棒状の第2導光体72(照明用導光体)とを備えている。各照明部51,52では、1つの導光体71,72に対し光源61,62が1つずつ設けられている。照明ユニット40では、2つの光源61,62が設けられている。尚、図5では、括弧なしの符号が第1照明部51の符号であり、括弧付きの符号が第2照明部52の符号である。
各光源61,62は、薄い円板状の形状を有して白色光を発する白色LED(Light Emitting Diode)である。白色LEDとしては、例えば、青色光又は紫外光を発するGaN系またはInGaN系半導体発光素子が蛍光体入り透明樹脂で封入された高輝度LEDパッケージを用いることができる。各光源61,62は、各導光体71,72の一端面に対向して配置される。
各導光体71,72は、アクリル樹脂などの透光性の樹脂材料によって成形されている。各導光体71,72では、対応する光源61,62に対向する端面からの入射光が伝播して、ライン状の照明光に変換されて出射される。具体的に、各導光体71,72では、光源61,62に対面する一端面が入射面71a,72aとなり、上面が出射面71b,72bとなり、出射面71b,72bに対向する底面が反射面71c,72cとなる。出射面71b,72bは、各導光体71,72の周面にコンタクトガラス11に対向して形成されライン状の光を出射する光出射部として機能する。一方の導光体71の他端面(後端面)は反射板で覆われている一方、他方の導光体72の他端面(前端面)は反射板に覆われることなく露出して後述する筐体側導光体103の下端部に対向している。
図6に示すように、第1導光体71と第2導光体72は、間隔を隔てて互いに平行に支持部材53に取り付けられている。支持部材53は、各導光体71,72が前後方向に沿って延びように第1移動キャリッジ31に取り付けられている。支持部材53は、各導光体71,72の前端部及び後端部を支持する前側支持板53a及び後側支持板53bと、各導光体71,72の下側にて前後方向に延びる反射板53cとを有している。前側支持板53a及び後側支持板53bは、反射板53cの前後方向の両端部に接続されている。
第1導光体71は第1光源61が前側に位置するように支持部材53に取り付けられ、第2導光体72は第2光源62が後側に位置するように支持部材53に取り付けられている。第1光源61は、筐体20の前側領域に位置し、第1導光体71への入射光を後側に向けて出射する。第2光源62は、筐体20の後側領域に位置し、第2導光体72への入射光を前側に向けて光を出射する。図6中の二点鎖線は、第1導光体71及び第2導光体72内における光の伝播方向を示している。
前側支持板53a及び後側支持板53bには、第1導光体71の両端を嵌合支持する第1支持孔53dが形成されている。また、前側支持板53a及び後側支持板53bには、第2導光体72の両端を嵌合支持する第2支持孔53eが形成されている。
前側支持板53aの前側面には、第1支持孔53dに連続的に繋がって第1光源61を収容する第1光源収容凹部53fが形成されている。後側支持板53bの後側面には、第2支持孔53eに連続的に繋がって第2光源62を収容する第2光源収容凹部53gが形成されている。
前側支持板53aの前側面には、第2支持孔53eを塞ぐように筐体側導光体103が取付けられている。この筐体側導光体103は、作動ランプ100を点灯させるための光路102の一部を構成している。
図7に示すように、光路102は、原稿自動送り装置7が閉状態の時に光源62から出射される光の一部を作動ランプ100まで導く。作動ランプ100は、外装カバー7cに設けられた透光領域7eを有している。透光領域7eは、光を透過可能な領域であって、本実施形態では外装カバー7cに形成された矩形開口を覆う透明なプラスチックカバーにより構成されている。尚、透光領域7eは、外装カバー7cと一体形成されていてもよいし、単なる開口部であってもよい。尚、図7中の二点鎖線は光の伝播経路を示している。
光路102は、上記筐体側導光体103と、送り装置側導光体104とで構成されている。各導光体103,104は、アクリル樹脂などの透光性の樹脂材料によって成形されている。
送り装置側導光体104は、原稿自動送り装置7内に設けられている。原稿自動送り装置7が閉状態になると、送り装置側導光体104の下端部が筐体側導光体103の上端部に対向して光路102が形成される。光路102は、第2導光体72の前端面付近から上記透光領域7eのカバー内方側の近傍まで延びている。
図8及び図9に示すように、筐体側導光体103は、水平導光部103a及び鉛直導光部103bを備えている。水平導光部103a及び鉛直導光部103bは、一体成形されていてもよいし別体であってもよい。
水平導光部103aは、第2導光体72の前端面近傍から前側に延びている。鉛直導光部103bは、水平導光部103aの前端部から上側に延びている。鉛直導光部103bの上端部は、筐体20の上板20bに形成された貫通孔20cの下側近傍に位置している。鉛直導光部103bの上端面は、この貫通孔20cを介して光を伝播可能に露出している。水平導光部103aの前端部には、前側に向かって上側に45°で傾斜する面取り面103cが形成されている。面取り面103cは、水平導光部103aより導かれた光を上側に反射して鉛直導光部103bに導く。
送り装置側導光体104は、鉛直導光部104a及び水平導光部104bを備えている。鉛直導光部104a及び水平導光部104bは、一体成形されていてもよいし別体であってもよい。送り装置側導光体104に関する方向定義は、特に断らない限り、原稿自動送り装置7が閉じた状態を基準とする。
鉛直導光部104aは、原稿自動送り装置7内の前端部にて上下方向に延びている。鉛直導光部104aの下端部は、原稿自動送り装置7の底壁7dに形成された貫通孔7fに嵌合している。鉛直導光部104aの下端面は、この底壁7dの下面と面一になって原稿自動送り装置7の外部に光を伝播可能に露出している。鉛直導光部104aの下端面は、原稿自動送り装置7が閉状態のときに、筐体側導光体103の鉛直導光部103bの上端面に僅かに隙間を空けて対向する。尚、鉛直導光部104aの下端面が、鉛直導光部103bの上端面に当接するようにしてもよい。
送り装置側導光体104の水平導光部104bは、鉛直導光部104aの上端部から前側に延びている。水平導光部104bの前端部は、作動ランプ100の透光領域7eのカバー内方側の近傍まで延びている。水平導光部104bの後端部には、水平面に対して略45°に傾斜する面取り面104cが形成されている。面取り面104cは、鉛直導光部104aより導かれた光を前側に反射して水平導光部104bに導く。
本実施形態の画像読取装置3では、自動読取りモードによる原稿読取り時には、原稿自動送り装置7が閉状態とされ、照明ユニット40が所定の読取位置Rを通過する原稿に向けて照明を行う。このとき、第2光源62から出射されて第2導光体72を通過した光が、光路102を通って作動ランプ100の透光領域7eに導かれる。この結果、作動ランプ100が外部から視認可能に点灯し、使用者は原稿自動送り装置7が作動中であると認識することができる。
このように、原稿自動送り装置7の作動ランプ100の光源を照明ユニット40の光源と兼用することでコストを低減することができる。
また、本実施形態では、上記光路102は、筐体20内に設けられた筐体側導光体103と、原稿自動送り装置7内に設けられた送り装置側導光体104とを有している。筐体側導光体103の上端部は、原稿自動送り装置7の作動時(つまり自動読取りモードの読取り時)には、筐体20の上板20bから貫通孔20cを介して光を伝播可能に露出する。一方、送り装置側導光体104の下端部は、原稿自動送り装置7の作動時には、閉状態にある原稿自動送り装置7の底壁7dから貫通孔7fを介して光を伝播可能に露出する。そして、送り装置側導光体104の下端部は、上記筐体側導光体103の上端部に対向する。
この構成によれば、筐体20内の第2光源62から出射される光を、筐体20とは別体の原稿自動送り装置7内に導いて作動ランプ100の点灯用に利用することができる。
また、上記筐体側導光体103は、第1及び第2導光体71,72を支持する支持部材53に固定されていて照明ユニット40と共に移動可能になっている。筐体20の上板20bには、照明ユニット40(第1移動キャリッジ31)が上記所定のホームポジションにあるときに筐体側導光体103の上端部を、光の伝播可能に外部に露出させる貫通孔20cが形成されている。
したがって、固定読取りモードの原稿読取り時に、照明ユニット40が(第1移動キャリッジ31)がホームポジションから離れて第2コンタクトガラス11bの下側を往復移動している間は(つまり原稿自動送り装置7の非作動中は)、筐体側導光体103の上端部を、送り装置側導光体104の下端部から遠ざけることができる。したがって、固定読取りモードにおいて、原稿自動送り装置7が非作動中であるにも拘わらず、作動ランプ100が意図せずに点灯するのを防止することができる。
《他の実施形態》
上記実施形態では、作動ランプ100を点灯させるために第2光源62を使用するようにしているが、これに限ったものではなく、図10及び図11に示すように第1光源61及び第2光源62の双方を使用するようにしてもよい。この場合、第1光源61を第1導光体71の後側に配置し、第2光源62を第2導光体72の後側に配置して、各光源61,62による光の出射方向を後側から前側に一致させる。そして、第2光源62から出射される光が入射する第1の筐体側導光体103に加えて、第1光源61から出射される光が入射する第2の筐体側導光体105を設ける。また、原稿自動送り装置7内には、第1の送り装置側導光体104に加えて第2の送り装置側導光体106を備える。これにより、第1光源61及び第2光源62の双方から出射される光を作動ランプ100の点灯用に利用することができる。尚、第2の筐体側導光体105は、図11に示すように、前側から見て階段状に形成すればよい。また、光の伝播経路を屈曲させるために、該導光体105の各屈曲部に面取り面105a〜105cを形成すればよい。
上記実施形態では、作動ランプ100を点灯させるために第2光源62を使用するようにしているが、これに限ったものではなく、図10及び図11に示すように第1光源61及び第2光源62の双方を使用するようにしてもよい。この場合、第1光源61を第1導光体71の後側に配置し、第2光源62を第2導光体72の後側に配置して、各光源61,62による光の出射方向を後側から前側に一致させる。そして、第2光源62から出射される光が入射する第1の筐体側導光体103に加えて、第1光源61から出射される光が入射する第2の筐体側導光体105を設ける。また、原稿自動送り装置7内には、第1の送り装置側導光体104に加えて第2の送り装置側導光体106を備える。これにより、第1光源61及び第2光源62の双方から出射される光を作動ランプ100の点灯用に利用することができる。尚、第2の筐体側導光体105は、図11に示すように、前側から見て階段状に形成すればよい。また、光の伝播経路を屈曲させるために、該導光体105の各屈曲部に面取り面105a〜105cを形成すればよい。
以上説明したように、本発明は、画像読取装置及び該画像読取装置を備えた画像形成装置について有用である。
1 :画像形成装置
3 :画像読取装置
7 :原稿自動送り装置
7c :外装カバー
7d :底壁
7e :透光領域
7f :貫通孔
11 :コンタクトガラス
11a :第1コンタクトガラス
11b :第2コンタクトガラス
20 :筐体
20b :上板(上壁)
20c :貫通孔
30 :読取ユニット
40 :照明ユニット
62 :第2光源
72 :第2導光体(照明用導光体)
100 :作動ランプ
102 :光路
103 :筐体側導光体
104 :送り装置側導光体
R :画像読取位置(所定の読取位置)
T :搬送路
3 :画像読取装置
7 :原稿自動送り装置
7c :外装カバー
7d :底壁
7e :透光領域
7f :貫通孔
11 :コンタクトガラス
11a :第1コンタクトガラス
11b :第2コンタクトガラス
20 :筐体
20b :上板(上壁)
20c :貫通孔
30 :読取ユニット
40 :照明ユニット
62 :第2光源
72 :第2導光体(照明用導光体)
100 :作動ランプ
102 :光路
103 :筐体側導光体
104 :送り装置側導光体
R :画像読取位置(所定の読取位置)
T :搬送路
Claims (4)
- 上面にコンタクトガラスを有する筐体と、上記筐体に開閉自在に取り付けられ、閉状態で上記コンタクトガラスを被覆して該コンタクトガラス上の所定の読取位置に向けて原稿を搬送する原稿自動送り装置と、上記筐体内に収容され、上記所定の読取位置を通過する原稿を、光源から出射される光によって上記コンタクトガラスの下側から照明する照明ユニットと、上記筐体内に収容されて上記原稿からの反射光を画像信号に変換する画像センサーと、点灯することにより、上記原稿自動送り装置が作動中であることを報知する作動ランプと、を備えた画像読取装置であって、
上記作動ランプは、上記原稿自動送り装置の外装カバーに設けられた透光領域を含み、
上記原稿自動送り装置が閉状態にある場合において上記照明ユニットが上記所定の読取位置を通過する原稿に向けて照明を行う際に、上記光源から出射される光を上記外装カバーの上記透光領域に導く光路をさらに備えている、画像読取装置。 - 請求項1記載の画像読取装置において、
上記照明ユニットは、上記コンタクトガラスの下側にて主走査方向に延びて一端面が上記光源に対向する照明用導光体を備え、
上記照明用導光体は、上記一端面から入射する光を、該照明用導光体の周面にコンタクトガラスに対向して形成された光出射部からライン状に出射するように構成され、
上記光路は、上記筐体内に設けられた筐体側導光体と、上記原稿自動送り装置内に設けられた送り装置側導光体とを有し、
上記筐体側導光体は、一端部が上記照明用導光体の他端面に対向し、他端部が上記筐体の上壁から光の伝播可能に露出するように構成され、
上記送り装置側導光体は、一端部が上記外装カバーの上記透光領域のカバー内方側に位置し、他端部が上記原稿自動送り装置の底壁から光の伝播可能に露出して、該他端部が該原稿自動送り装置の閉状態において上記筐体側導光体の他端部に対向するように構成されている、画像読取装置。 - 請求項2記載の画像読取装置において、
上記コンタクトガラス上に載置された原稿を読み取る固定読取りモードと、上記原稿自動送り装置によって該コンタクトガラス上の上記所定の読取位置に供給された原稿を読み取る自動読取りモードとを備え、
上記コンタクトガラスは、上記固定読取りモードにおいて原稿が載置される第1コンタクトガラスと、上面に上記所定の読取位置が設定された第2コンタクトガラスとからなり、
上記照明ユニットは、上記固定読取りモードでは上記第1コンタクトガラスの下側を副走査方向に往復移動する一方、上記自動読取りモードでは上記第2コンタクトガラスの直下の所定のホームポジションに静止しながら原稿の照明を行うように構成され、
上記筐体側導光体は、上記照明ユニットと共に移動可能に構成され、
上記筐体の上壁には、上記照明ユニットが上記所定のホームポジションにあるときに上記筐体側導光体の他端部を光の伝播可能に露出させる貫通孔が形成されている、画像読取装置。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像読取装置を備えた画像形成装置。
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JP2018104942A JP2019211514A (ja) | 2018-05-31 | 2018-05-31 | 画像読取装置及び該画像読取装置を備えた画像形成装置 |
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