JP2016158067A - 照明装置、画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

照明装置、画像読取装置及び画像形成装置 Download PDF

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正一 福留
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Kenji Nakanishi
健二 中西
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正博 井元
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和博 井口
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拓樹 車
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Abstract

【課題】LEDを囲むようにして赤外カットフィルターを配置することにより、撮像素子であるCCDにとって色再現性の問題となる赤外領域の波長の光をカットするとともに、LEDからの熱が導光部材を含む周辺部材に伝達されることを防止する。
【解決手段】発光素子144と、長尺状の導光部材130とを有し、発光素子144からの光を導光部材130の内部で導光して長手方向に沿った光出射面132から被照射体に照射する照明装置であって、導光部材130の端面(光入射面)131に長手方向に向かって穴部134が形成され、この穴部134の中に発光素子144が配置され、かつ、穴部134の内面に発光素子144から出射される照射光のうち赤外領域の波長の光をカットする赤外カットフィルター135が設けられている。
【選択図】図7

Description

本発明は、照明装置、画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置に関する。
この種の画像読取装置においては、ガラス上で原稿を副走査方向に搬送しつつ、ガラスの下方で、光源部により原稿を照明して、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子により原稿を主走査方向に繰り返し走査して読み取ったり、あるいはガラス上に原稿を位置決めして載置し、ガラスの下方で、光源部及び撮像素子等を副走査方向に移動させつつ、光源部により原稿を照明して、撮像素子により原稿を主走査方向に繰り返し走査して読み取ったりしている。また、原稿を照明する光源部としては、種々のものがあり、蛍光灯やLEDアレイ等が用いられている。
このような画像読取装置では、原稿を照明する光を光源等が発光し、導光部材等を経由して原稿面に光が照射され、原稿面で反射された反射光(読取光)を所定の光路に沿ってCCD等の撮像素子まで到達させて撮像している。このとき、導光部材の内部で光を導光しつつ散乱反射させることで出射面から光を取り出している。
この場合、発光素子から種々の波長の光が照射されており、その中には、撮像素子であるCCDにとって色再現性に好ましくない赤外領域の波長の光が含まれている。
そのため、赤外領域の波長の光をカットする赤外カットフィルターを発光素子と導光部材との間に設けた画像読取装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、光源として広指向性のLEDと導光部材とを使用し、導光部材はLEDの発光部に一端面(入射面)が接し、他端面(出射面)側が照明方向に向いた状態に配置されており、この導光部材の出射面に、赤外領域の波長の光をカットする赤外カットフィルターを設けた構成が開示されている。そして、この構成により、導光部材から出射されるLEDからの照明光の前記波長領域が導光部材の出射面で除去されることにより、読み取り時の原稿面からの反射光から前記波長領域が除去され、人間の視覚特性と同等の特性で読み取ることを可能としている。
特開2006−227384号公報
ところで、特許文献1では、LEDが所定の間隔で主走査方向にライン状に並んでおり、これらLEDの発光面に沿って長方形状の導光部材が全体を覆うように配置されている。そのため、導光部材の出射面もLEDの発光面に沿って長方形状に配置されており、この出射面全体に赤外カットフィルターを設けることは、面積が大きくなり、一層のコストアップに繋がるといった問題があった。
また、LEDが高輝度になるに従い、より大きな放熱機構が必要になり、導光部材を含め、周辺部材の耐熱性が必要になる。しかし、特許文献1では、赤外カットフィルターをLEDから離れた導光部材の他端面(出射面)に設けているため、LEDの近傍では導光部材に赤外領域の波長の光が導光されるため、LEDからの熱が導光部材を含む周辺部材に伝達されてしまうといった問題もあった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、LEDを囲むようにして赤外カットフィルターを配置することにより、撮像素子であるCCDにとって色再現性の問題となる赤外領域の波長の光をカットするとともに、LEDからの熱が導光部材を含む周辺部材に伝達されることを防止して、より高輝度のLEDの採用を可能とした照明装置、画像読取装置及び画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の照明装置は、発光素子と、長尺状の導光部材とを有し、前記発光素子からの光を前記導光部材の内部で導光して長手方向に沿った光出射面から被照射体に照射する照明装置であって、前記導光部材の前記端面に前記長手方向に向かって穴部が形成され、前記穴部の中に前記発光素子が配置され、かつ、前記穴部の内面に前記発光素子から出射される照射光のうち赤外領域の波長の光をカットする赤外カット手段が設けられていることを特徴としている。また、前記赤外カット手段は、前記発光素子を取り囲むように設けられた構成としている。
この構成によると、不要な光をカットするとともに、発光素子からの熱が導光部材を含む周辺部材に伝達されることを防止することができる。
また、本発明の照明装置によれば、前記赤外カット手段は、前記穴部の内面に設けられた赤外カットフィルターとしている。具体的には、前記穴部の内面に赤外カットフィルター層が形成された構成としている。または、前記穴部の内面に赤外カットフィルター部材が装着された構成としている。
また、本発明の照明装置によれば、前記発光素子の光出射面に対向する面を除く前記穴部の内面に、前記発光素子からの光を反射させる反射部材が設けられた構成としている。
この構成によると、不要な光をカットするとともに、光の漏れを低減することができる。
また、本発明の照明装置によれば、前記導光部材の長手方向に沿った前記光出射面を除く外周面に、前記発光素子からの光を反射させる反射部材が設けられた構成としている。
この構成によると、不要な光をカットするとともに、光の漏れを低減することができる。
また、本発明の照明装置は、発光素子と、長尺状の導光部材とを有し、前記発光素子からの光を前記導光部材の内部で導光して長手方向に沿った光出射面から被照射体に照射する照明装置であって、前記発光素子から出射される照射光のうち赤外領域の波長の光をカットする赤外カット手段が、前記発光素子の前記光出射面から前記導光部材の長手方向の対向する端面まで前記発光素子の前記光出射面を取り囲むように設けられ、前記赤外カット手段の外周面に前記発光素子からの光を反射させる反射部材が設けられていることを特徴としている。
この構成によると、不要な光をカットするとともに、光の漏れを低減することができる。また、発光素子からの熱が導光部材を含む周辺部材に伝達されることを防止することができる。
また、本発明の照明装置は、発光素子と、長尺状の導光部材とを有し、前記発光素子からの光を前記導光部材の内部で導光して長手方向に沿った光出射面から被照射体に照射する照明装置であって、前記発光素子から出射される照射光のうち赤外領域の波長の光をカットする赤外カット手段が、基板に搭載された前記発光素子の前記基板部から前記導光部材の長手方向の対向する端面まで前記発光素子の全体を取り囲むように設けられ、前記赤外カット手段の外周面に前記発光素子からの光を反射させる反射部材が設けられていることを特徴としている。
この構成によると、不要な光をカットするとともに、光の漏れを低減することができる。また、発光素子からの熱が導光部材を含む周辺部材に伝達されることを防止することができる。
また、本発明の画像読取装置は、上記各構成の照明装置と、前記被照射体を載置する透明な原稿台と、前記被照射体を読み取る読取り部と、を備えたことを特徴としている。
また、本発明の画像形成装置は、上記構成の画像読取装置と、前記画像読取装置により読み取られた前記被照射体の画像を記録用紙に印刷する印刷部と、を備えたことを特徴としている。
本発明は上記のように構成したので、不要な光をカットするとともに、光の漏れを低減することができる。また、発光素子からの熱が導光部材を含む周辺部材に伝達されることを防止することができるので、より高輝度の発光素子を採用することができる。
本発明にかかる画像形成装置を示す概略斜視図である。 本発明にかかる画像形成装置を示す概略断面図である。 自動原稿送り装置、原稿読取部及び原稿載置台の概略縦断面図である。 実施の形態1にかかる光源ユニットの概略構成を示す概略斜視図である。 実施の形態1にかかる光源ユニットの概略断面図である。 実施の形態1にかかる光源ユニットの一端部を拡大して示す概略平面図である。 実施の形態1にかかる光源ユニットにおいて、発光素子と導光部材との配置位置関係を拡大して示す概略断面図である。 実施の形態1にかかる光源ユニットにおいて、発光素子と導光部材との配置位置関係を拡大して示す概略斜視図である。 実施の形態2にかかる光源ユニットにおいて、発光素子と導光部材との配置位置関係を拡大して示す概略断面図である。 実施の形態3にかかる光源ユニットの一端部を拡大して示す概略平面図である。 実施の形態3にかかる光源ユニットにおいて、発光素子と導光部材との配置位置関係を拡大して示す概略断面図である。 実施の形態3にかかる光源ユニットにおいて、発光素子と導光部材との配置位置関係を拡大して示す概略斜視図である。 実施の形態4にかかる光源ユニットの一端部を拡大して示す概略平面図である。 実施の形態4にかかる光源ユニットにおいて、発光素子と導光部材との配置位置関係を拡大して示す概略断面図である。 実施の形態4にかかる光源ユニットにおいて、発光素子と導光部材との配置位置関係を拡大して示す概略斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
先ず、本発明が適用される原稿読取装置(画像読取装置)及び画像形成装置の構成例について説明する。
図1は本発明にかかる画像形成装置100を示す概略斜視図である。図2は、本発明にかかる画像形成装置100を示す概略断面図である。画像形成装置100は、装置本体110及び自動原稿送り装置120を備え、さらに、装置本体110は、原稿の画像を読み取る原稿読取部90と、原稿が載置される原稿載置台92とを備えている。
原稿読取部90は、装置本体110の上部に設けられている。原稿載置台92は、透明ガラスで形成され、原稿読取部90の上側に設けられている。自動原稿送り装置120は、原稿載置台92の上側に取り付けられており、原稿載置台92の上に自動で原稿を搬送する。また、自動原稿送り装置120は、装置本体110と自動原稿送り装置120とを連結する軸回りに回動自在に構成され、原稿載置台92の上を開放することにより原稿を手置きで置くことができるようになっている。
自動原稿送り装置120、原稿読取部90及び原稿載置台92により、本発明にかかる原稿読取装置(画像読取装置)が構成されている。
画像形成装置100は、原稿読取装置により読み取られた原稿の画像または外部から受信した画像データに応じて、所定の用紙(原稿)に対して多色及び単色の画像を形成する。
装置本体110は、露光ユニット1、現像器2、感光体ドラム3、クリーナユニット4、帯電器5、中間転写ベルトユニット6、定着ユニット7及び2次転写ユニット10を備える構成とされている。本画像形成装置において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、現像器2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナユニット4は、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエローに設定され、これらによって4つの画像ステーションが構成されている。
画像形成装置100は、さらに、給紙カセット81、手差し給紙カセット82、排紙トレイ91を備えている。
図3は、図1及び図2に示す原稿読取装置、すなわち自動原稿送り装置120、原稿読取部90及び原稿載置台92の概略縦断面図である。
原稿読取部90は、光源部129を含む光源ユニット140、ミラーユニット141、集光レンズ142及び撮像素子(ここではCCD)143を備えている。
原稿載置台92は、透明なガラス板からなり、主走査方向の両端部が原稿読取部90の枠体に載置されている。自動原稿送り装置120は、副走査方向(図3中の矢印Xに沿う方向)に沿った軸線回りに(例えばヒンジによって軸支され)原稿読取部90に対して開閉可能となっている。自動原稿送り装置120の下面は、原稿読取部90の原稿載置台92上に載置された原稿Gを上から押さえる原稿カバー50(図3参照)を兼ねている。
原稿読取装置は、原稿固定方式により原稿Gを固定して原稿画像を読み取ると共に、原稿移動方式により原稿Gを移動させて原稿画像を読み取るように構成されている。
原稿固定方式によって原稿Gの原稿画像を読み取る場合、光源ユニット140は原稿載置台92に載置される原稿Gに対して光を原稿載置台92を介して照射しながら一定の速度で副走査方向Xの一方側に移動して原稿Gの画像を走査する。このとき、光源部129は、原稿載置台92の下から原稿Gが載置される載置面に向けて光を照射する。それと同時にミラーユニット141は光源ユニット140の移動速度の1/2の移動速度で同じく副走査方向Xの一方側に移動する。
光源ユニット140にて照明された原稿Gからの反射光(読取光)は、光源ユニット140に設けられた第1ミラーで反射したのち、ミラーユニット141の第2及び第3ミラーによって光路変換され、集光レンズ142を介して撮像素子143に結像し、ここで原稿画像光が読み取られて電気的な画像データに変換される。
一方、原稿移動方式によって原稿Gの原稿画像を読み取る場合、光源ユニット140及びミラーユニット141が図3に示される位置に静止したまま、自動原稿送り装置120によって原稿Gが図3に示される位置の上部を通過するように副走査方向Xの一方側に搬送される。
そして、原稿読取ガラス93上を通過した原稿Gの一方の面に、光源ユニット140からの光が該原稿読取ガラス93を介して照射されて該一方の面で反射される。原稿Gから反射された光は、上述の原稿固定方式と同様に第1ミラー146から第2ミラーさらに第3ミラーによって光路変換され、集光レンズ142を介して撮像素子143に結像し、ここで原稿画像が読み取られて電気的な画像データに変換される。
本発明の実施の形態に係る光源ユニット140は、一つ又は二つ以上の導光部材を備えたものとして構成することができる。ここでは、二つの導光部材130を備えた光源ユニット140を例にとって以下に説明する。
<実施の形態1>
図4は、実施の形態1にかかる光源ユニット140の概略構成を示す概略斜視図であり、図5は、実施の形態1にかかる光源ユニット140の概略断面図であり、図6は、実施の形態1にかかる光源ユニット140の一端部を拡大して示す概略平面図であり、図7は、実施の形態1にかかる光源ユニット140において、発光素子と導光部材との配置位置関係を拡大して示す概略断面図であり、図8は、実施の形態1にかかる光源ユニット140において、発光素子と導光部材との配置位置関係を拡大して示す概略斜視図である。図5は、図4中に示すA−A位置での断面図である。
光源ユニット140は、発光素子144と、フレーム145と、第1ミラー146と、LED144が搭載される光源基板147と、光源駆動回路基板148と、放熱板149と、ホルダー部材150と、導光部材130とを備えている。
フレーム145は、主走査方向に長尺な板状部材の所定箇所を打ち抜き加工や折り曲げ加工により加工して、他の部材を固定支持する部材である。フレーム145に設けられた複数の孔は、他の部材をビス等によって取り付けるために用いられる。また、折り曲げて底部に対して立設された部分は、各部材の位置決めや固定に用いられる。
第1ミラー146は、ガラスの一面に銀蒸着で反射膜を形成したものであり、反射膜が形成された反射面と、反射面に略直交する端面と、反射面に対向する裏面を有しており、その断面形状は略矩形状で角部が面取り加工されている。また第1ミラー146は、それぞれ図示しないミラーホルダによってフレーム145に固定されており、原稿によって反射された読取光の光路上に所定位置及び所定角度で配置されている。第1ミラー146は、後述するホルダー部材150のスリットを通過してきた読取光が最初に入射するミラーであり、スリットの略直下に位置している。
光源基板147は、プリント配線基板等の表面上に発光素子144を搭載した部材である。図4に示すように、光源基板147は導光部材130の両端部に対向するようにホルダー部材150に取り付けられている。光源基板147には、導光部材130の端面に向けて光を出射するための光学系を設けていても良い。発光素子144としては、LED(Light Emitting Diode)が装置の小型化や点光源としての特性を有しているため最も適しているが、LEDの代わりに、他の種類の半導体素子や電球等を適用しても構わない。
光源駆動回路基板148は、光源基板147に搭載された発光素子144を駆動制御する駆動回路を搭載した基板であり、フレーム145上のホルダー部材150外部に取り付けられている。光源駆動回路基板148には図示しないハーネスの一端が接続されている。ハーネスの他端は、ホルダー部材150の周囲に沿って延伸されて光源基板に接続され、発光素子144を駆動する電力は制御信号を伝達する。
放熱板149は、熱伝導率の高い金属などにより形成された板状部材であり、光源基板147の裏面に熱的に接触して配置されている。したがって、発光素子144が発光することで生じた熱は、光源基板147の裏面を経由して放熱板に伝達され、外部に放散される。
ホルダー部材150は、二本の導光部材130を保持する部材であり、主走査方向に長尺な枠形状の壁部151と、壁部151と一体に形成された略半円柱側面の取付凹部152とを有している。壁部151はフレーム145の底面に対して略鉛直方向に配置されており、二つの取付凹部152が凹部を原稿面側に向けて形成されている。それぞれの取付凹部152には、導光部材130が位置決めして固定されている。
導光部材130は、透光性を有する略円柱状で主走査方向に延びる長尺な透光体からなり、この透光体の長手方向の両端面にそれぞれの光入射面131が形成され、透光体の長手方向に沿う側面(図5では上面側の上半分)に光出射面132が形成され、透光体の長手方向に沿う光出射面132と対向する他の側面(図5では下面側の下半分)に光反射面133が形成されている。この導光部材130は、アクリル樹脂を金型で成形することにより形成される。
また、導光部材130の光反射面133は、光出射面132に沿った幅方向から視て微小な三角形状(例えばノコギリ状)に形成されている。また、長手方向の中央に行くに従って光量を向上させるという観点から、三角形状に形成された反射面の山と山との頂点間の間隔は、長手方向の中央に行くに従い次第に小さくなっている。反射面の形状としてはノコギリ状に限定されず他の形状でもよく、光が均一となるように反射するように設計しておけば、成型やブラスト加工、印刷技術によって形成してもよい。
このような光源ユニット140の構成では、導光部材130の両端の光入射面131にそれぞれ発光素子144が対峙し配置されている。したがって、各発光素子144から出射された光は、導光部材130の光入射面131に入射して導光部材130の内部で導光され、光出射面132から直接出射されるか、光反射面133で反射されて光出射面132から出射される。
各導光部材130の光出射面132は、原稿載置台92を介して原稿の同一箇所に向けられており、各導光部材130の光出射面132から出射されたそれぞれの光が原稿の同一箇所に入射して、原稿のその箇所が照明され、原稿のその箇所で反射された反射光が読取光としてスリットSt(図4参照)を通じて第1ミラー146に到達してミラーユニット141に向けて反射される。
このような構成において、実施の形態1では、導光部材130の端面である光入射面131に長手方向に向かって穴部134が形成され、この穴部134の中に、光源基板147に搭載された発光素子144が配置されている。すなわち、発光素子144は穴部134内に完全に内包され、導光部材30の端面である光入射面131は、発光素子144が搭載された光源基板147の表面に密着している。
そして、この穴部134の内面全体に、発光素子144から出射される照射光のうち赤外領域の波長の光をカットする赤外カットフィルター135(図7参照)が配置されている。すなわち、赤外カットフィルター135は、発光素子144を取り囲むように設けられている。ここで、赤外カットフィルター135は、穴部134の内面に赤外カットフィルター層を蒸着等によって形成した構成とすることができる。または、穴部134の形状に合致した形状の赤外カットフィルター部材を作製し、これを穴部134の内面に圧入して装着した構成とすることができる。
なお、赤外カットフィルターを構成する材料としては、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、シクロオレフィン樹脂などの高分子重合樹脂からなるプラスチック材料を例示することができる。
この構成によると、発光素子144から出射された赤外領域の不要な光をカットすることができるとともに、発光素子144からの熱が導光部材130を含む周辺部材に伝達されることを防止することができる。
また、導光部材130の長手方向に沿った光出射面132を除く外周面に、発光素子144からの光を反射させる光反射面(反射部材)133を設けているので、不要な光のカットとともに、導光部材30からの光の漏れを低減することができる。
<実施の形態2>
図9は、実施の形態2にかかる光源ユニット140において、発光素子と導光部材との配置位置関係を拡大して示す概略断面図である。
実施の形態2かかる光源ユニット140では、発光素子144の光出射面144aに対向する面(上面)を除く穴部134の内周面に、発光素子144の周囲を囲むようにして、発光素子144からの光を反射させる反射部材136が設けられている。この例では、反射部材136は、赤外カットフィルター135と穴部134の内周面との間に設けているが、赤外カットフィルター135の内周面側に設けても良い。その他の構成は、実施の形態1にかかる光源ユニット140と同様であるので、ここでは説明を省略する。
このように、穴部134の内周面に反射部材136を設けることで、発光素子144からの光の漏れを防止することができる。
<実施の形態3>
図10は、実施の形態3にかかる光源ユニット140の一端部を拡大して示す概略平面図であり、図11は、実施の形態3にかかる光源ユニット140において、発光素子と導光部材との配置位置関係を拡大して示す概略断面図であり、図12は、実施の形態3にかかる光源ユニット140において、発光素子と導光部材との配置位置関係を拡大して示す概略斜視図である。
実施の形態3にかかる光源ユニット140の基本構成は、実施の形態1にかかる光源ユニット140と同じであるので、ここでは実施の形態1に係る光源ユニット140と異なる部分についてのみ説明する。
実施の形態3にかかる光源ユニット140では、発光素子144から出射される照射光のうち赤外領域の波長の光をカットする赤外カットフィルター135が、光源基板147に搭載された発光素子144の基板部144bから導光部材130の長手方向の対向する端面である光入射面131まで、発光素子144の全体を取り囲むように設けられている。すなわち、赤外カットフィルター135は、筒状に形成されており、発光素子144の基板部144b側から導光部材130の光入射面131に向かって漸次拡開するようにラッパ状に形成された傾斜面135aと、傾斜面135aの光入射面131側の端部を閉塞する平坦面135bとからなっている。
そして、この赤外カットフィルター135の傾斜面135aの外周面側に、発光素子144からの光を反射させる反射部材136を設けた構成としている。反射部材136も、発光素子144の基板部144b側から導光部材130の光入射面131に向かって漸次拡開するようにラッパ状に形成されている。なお、この例では、反射部材136は、赤外カットフィルター135の外周面側に設けているが、赤外カットフィルター135の内周面側(すなわち、傾斜面135aの内周面)に設けても良い。
この構成によると、赤外カットフィルター135によって不要な光をカットするとともに、反射部材136によって光の漏れを低減することができる。また、発光素子144からの熱が導光部材130を含む周辺部材に伝達されることを防止することができる。
<実施の形態4>
図13は、実施の形態4にかかる光源ユニット140の一端部を拡大して示す概略平面図であり、図14は、実施の形態4にかかる光源ユニット140において、発光素子と導光部材との配置位置関係を拡大して示す概略断面図であり、図15は、実施の形態4にかかる光源ユニット140において、発光素子と導光部材との配置位置関係を拡大して示す概略斜視図である。
実施の形態4にかかる光源ユニット140の基本構成は、実施の形態1にかかる光源ユニット140と同じであるので、ここでは実施の形態1に係る光源ユニット140と異なる部分についてのみ説明する。
実施の形態4に係る光源ユニット140では、発光素子144から出射される照射光のうち赤外領域の波長の光をカットする赤外カットフィルター135が、発光素子144の光出射面144aから導光部材130の長手方向の対向する端面である光入射面131まで、発光素子144の光出射面144aを取り囲むように設けられている。すなわち、赤外カットフィルター135は、筒状に形成されており、発光素子144の光出射面144a側から導光部材130の光入射面131側に向かって漸次拡開するようにラッパ状に形成された傾斜面135aと、傾斜面135aの光入射面131側の端部を閉塞する平坦面135bとからなっている。
そして、この赤外カットフィルター135の傾斜面135aの外周面側に、発光素子144からの光を反射させる反射部材136を設けた構成としている。なお、この例では、反射部材136は、赤外カットフィルター135の傾斜面135aの外周面側に設けているが、赤外カットフィルター135の傾斜面135aの内周面側に設けても良い。
この構成によると、赤外カットフィルター135によって不要な光をカットするとともに、反射部材136によって光の漏れを低減することができる。また、発光素子144からの熱が導光部材130を含む周辺部材に伝達されることを防止することができる。
なお、今回開示した実施の形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
50 原稿カバー
90 原稿読取部(原稿読取装置)
92 原稿載置台(原稿読取装置)
100 画像形成装置
120 自動原稿送り装置(原稿読取装置、原稿カバー)
130 導光部材
131 光入射面
132 光出射面
133 光反射面
134 穴部
135 赤外カットフィルター(赤外カット手段)
135a 傾斜面
135b 平坦面
136 反射部材
140 光源ユニット
143 撮像素子
144 発光素子(LED)
144a 光出射面
144b 基端部
145 フレーム
146 第1ミラー
147 光源基板
148 光源駆動回路基板
149 放熱板
150 ホルダー部材

Claims (11)

  1. 発光素子と、長尺状の導光部材とを有し、前記発光素子からの光を前記導光部材の内部で導光して長手方向に沿った光出射面から被照射体に照射する照明装置であって、
    前記導光部材の前記端面に前記長手方向に向かって穴部が形成され、前記穴部の中に前記発光素子が配置され、かつ、前記穴部の内面に前記発光素子から出射される照射光のうち赤外領域の波長の光をカットする赤外カット手段が設けられていることを特徴とする照明装置。
  2. 請求項1に記載の照明装置であって、
    前記赤外カット手段は、前記発光素子を取り囲むように設けられていることを特徴とする照明装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の照明装置であって、
    前記赤外カット手段は、前記穴部の内面に設けられた赤外カットフィルターであることを特徴とする照明装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の照明装置であって、
    前記穴部の内面に赤外カットフィルター層が形成されていることを特徴とする照明装置。
  5. 請求項1または請求項2に記載の照明装置であって、
    前記穴部の内面に赤外カットフィルター部材が装着されていることを特徴とする照明装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の照明装置であって、
    前記発光素子の光出射面に対向する面を除く前記穴部の内面に、前記発光素子からの光を反射させる反射部材が設けられていることを特徴とする照明装置。
  7. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の照明装置であって、
    前記導光部材の長手方向に沿った前記光出射面を除く外周面に、前記発光素子からの光を反射させる反射部材が設けられていることを特徴とする照明装置。
  8. 発光素子と、長尺状の導光部材とを有し、前記発光素子からの光を前記導光部材の内部で導光して長手方向に沿った光出射面から被照射体に照射する照明装置であって、
    前記発光素子から出射される照射光のうち赤外領域の波長の光をカットする赤外カット手段が、前記発光素子の前記光出射面から前記導光部材の長手方向の対向する端面まで前記発光素子の前記光出射面を取り囲むように設けられ、
    前記赤外カット手段の外周面に前記発光素子からの光を反射させる反射部材が設けられていることを特徴とする照明装置。
  9. 発光素子と、長尺状の導光部材とを有し、前記発光素子からの光を前記導光部材の内部で導光して長手方向に沿った光出射面から被照射体に照射する照明装置であって、
    前記発光素子から出射される照射光のうち赤外領域の波長の光をカットする赤外カット手段が、基板に搭載された前記発光素子の前記基板部から前記導光部材の長手方向の対向する端面まで前記発光素子を取り囲むように設けられ、
    前記赤外カット手段の外周面に前記発光素子からの光を反射させる反射部材が設けられていることを特徴とする照明装置。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか1つに記載の照明装置と、
    前記被照射体を載置する透明な原稿台と、
    前記被照射体を読み取る読取り部と、を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  11. 請求項10に記載の画像読取装置と、
    前記画像読取装置により読み取られた前記被照射体の画像を記録用紙に印刷する印刷部と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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