JP2019208016A - 真空処理装置、シャワーヘッド、および真空処理装置の組み立て方法 - Google Patents

真空処理装置、シャワーヘッド、および真空処理装置の組み立て方法 Download PDF

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Abstract

【課題】装置を組み立てる際の作業工数を削減する。【解決手段】真空雰囲気の環境下で被処理体を処理する真空処理装置は、容器と、第1の部材と、第2の部材と、ねじとを備える。容器は、被処理体が搬入され、内部が真空雰囲気に制御される。第1の部材および第2の部材は、容器内に設けられる。ねじは、第1の部材と第2の部材とを締結する。また、ねじは、おねじ部と、頭部と、ガイド部とを有する。おねじ部は、側面にねじ溝が形成されている。頭部は、ねじの軸方向においておねじ部の一端側に設けられている。ガイド部は、ねじの軸方向においておねじ部の他端に設けられ、おねじ部から軸方向に突出している。【選択図】図6

Description

本開示の種々の側面および実施形態は、真空処理装置、シャワーヘッド、および真空処理装置の組み立て方法に関する。
フラットパネルディスプレイ(以下、FPDと記載する)用のガラス基板は、マザーガラス基板のサイズが大きいほど1枚から取れるガラス基板の数が増えるためコストを低減できる。そのため、近年ではマザーガラス基板は大型化の一途をたどっている。また、マザーガラス基板の大型化に伴い、マザーガラス基板を製造または検査する装置においても、年々大型化している。
FPD用のガラス基板の製造工程の中には、真空環境下で所定のガスを用いた成膜やエッチング等の処理を行う工程がある。このような工程を行う装置には、ガラス基板が搬入され、真空雰囲気に制御された処理容器内に、所定のガスを供給するシャワーヘッドが設けられる。シャワーヘッドは、複数のガス供給穴を有するシャワープレートと、シャワープレートを支持するベース部材とを有する。シャワープレートは、ねじによりベース部材に締結される。
特開2004−193344号公報
ところで、FPD用のガラス基板等の半導体基板が大型化すると、半導体基板を製造する装置も大型化する。装置が大型化すると、装置を構成する部材を固定するためのねじの数が多くなり、装置を組み立てる工数が多くなる。
本開示の一側面は、真空雰囲気の環境下で被処理体を処理する真空処理装置であって、容器と、第1の部材と、第2の部材と、ねじとを備える。容器は、被処理体が搬入され、内部が真空雰囲気に制御される。第1の部材および第2の部材は、容器内に設けられる。ねじは、第1の部材と第2の部材とを締結する。また、ねじは、おねじ部と、頭部と、ガイド部とを有する。おねじ部は、側面にねじ溝が形成されている。頭部は、ねじの軸方向においておねじ部の一端側に設けられている。ガイド部は、ねじの軸方向においておねじ部の他端に設けられ、おねじ部から軸方向に突出している。
本開示の種々の側面および実施形態によれば、装置を組み立てる工数を削減することができる。
図1は、本開示の実施形態における真空処理装置の一例を示す概略断面図である。 図2は、高周波アンテナの一例を示す平面図である。 図3は、シャワーヘッドの分割態様の一例を示す平面図である。 図4は、シャワーヘッドの一例を示す拡大断面図である。 図5は、シャワーヘッドの下面の一例を示す斜視図である。 図6は、ねじの構造の一例を示す断面図である。 図7は、ねじ穴の一例を示す断面図である。 図8は、ねじ穴にねじが挿入された状態の一例を示す断面図である。 図9は、本実施形態におけるねじの締め込み手順の一例を示すフローチャートである。 図10は、比較例におけるねじの締め込み手順の一例を示すフローチャートである。 図11は、電動ドライバの一例を示す概略断面図である。 図12は、ねじの締め込み手順の一例を示すフローチャートである。 図13は、ねじの締め込み過程の一例を示す図である。 図14は、ガイド部材の断面形状の他の例を示す図である。 図15は、ガイド部材の断面形状の更なる他の例を示す図である。 図16は、ガイド部材の先端の形状の一例を示す図である。 図17は、ねじの締め込み手順の他の例を示す図である。
以下に、開示される真空処理装置、シャワーヘッド、および真空処理装置の組み立て方法の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態により、開示される真空処理装置、シャワーヘッド、および真空処理装置の組み立て方法が限定されるものではない。
[真空処理装置10の構成]
図1は、本開示の実施形態における真空処理装置10の一例を示す概略断面図である。本実施形態における真空処理装置10は、誘導結合型のプラズマ処理装置である。真空処理装置10は、例えば、FPD用の矩形状のガラス基板G上に、薄膜トランジスタを形成する際のメタル膜、ITO(Indium Tin Oxide)膜、酸化膜等のエッチングや、レジスト膜のアッシング等のプラズマ処理を行う。FPDとしては、液晶ディスプレイ(LCD)、エレクトロルミネセンス(Electro Luminescence;EL)ディスプレイ、プラズマディスプレイパネル(PDP)等が例示される。
真空処理装置10は、例えば内壁面が陽極酸化処理されたアルミニウム等の導電性材料からなる角筒形状の気密な容器1を有する。容器1は、分解可能に組み立てられており、接地線1aにより電気的に接地されている。
容器1は、矩形状のシャワーヘッド2によって上下にアンテナ室3および処理室4に区画されている。シャワーヘッド2は、容器1と絶縁されている。シャワーヘッド2は、金属窓として機能し、処理室4の天壁を構成する。金属窓となるシャワーヘッド2は、例えばアルミニウムまたはアルミニウムを含む合金等で構成された、非磁性体で導電性の金属で構成される。また、シャワーヘッド2の耐プラズマ性を向上させるために、シャワーヘッド2の処理室4側の表面には、誘電体膜や誘電体カバーが設けられてもよい。誘電体膜としては、例えば陽極酸化膜または溶射セラミックス膜を挙げることができる。また、誘電体カバーとしては、例えば石英またはセラミックスにより構成された誘電体カバーを挙げることができる。
アンテナ室3の側壁3aと処理室4の側壁4aとの間には、支持棚5および支持梁6が設けられている。支持棚5および支持梁6は、例えば、導電性材料、望ましくはアルミニウム等の金属で構成される。シャワーヘッド2は、後述するように絶縁部材7を介して複数のブロックに分割されている。そして、複数のブロックに分割されたシャワーヘッド2は、絶縁部材7を介して支持棚5および支持梁6によって支持されている。支持梁6は、図示しない複数本のサスペンダによって容器1の天井から吊された状態となっている。シャワーヘッド2のそれぞれのブロックには、処理ガス供給機構20からガス供給管21および流量制御器22a、22bを介して処理ガスが供給される。シャワーヘッド2のそれぞれのブロックに供給された処理ガスは、それぞれのブロックの下面に形成されたガス供給穴から処理室4内に吐出される。
シャワーヘッド2の上のアンテナ室3内には、シャワーヘッド2に面するように高周波アンテナ13が配置されている。高周波アンテナ13とシャワーヘッド2との間には、図示しない絶縁部材からなるスペーサが配置されており、高周波アンテナ13とシャワーヘッド2とは離間して配置されている。また、高周波アンテナ13は、例えば図2に示されるように、矩形状のシャワーヘッド2に対応する面内で金属窓として機能するシャワーヘッド2を周回するように、渦巻き状に構成されている。高周波アンテナ13は、例えば図2に示されるように、例えば4本のアンテナ線131、132、133、および134が90°ずつ位置をずらして巻き回され、全体が渦巻状となるように構成された多重(四重)アンテナである。4本のアンテナ線131、132、133、および134のそれぞれは、例えば銅などの導電性の材料により構成される。また、高周波アンテナ13におけるアンテナ線の配置領域は、略額縁状をなしている。なお、高周波アンテナ13は、一本または複数のアンテナ線が環状に配置された環状アンテナであってもよい。
高周波アンテナ13には、給電線16および整合器17を介して高周波電源18が接続されている。高周波電源18は、プラズマ処理の間、整合器17および給電線16を介して、例えば1MHz以上27MHz以下の周波数の高周波電力を高周波アンテナ13に供給する。本実施形態において、高周波電源18は、プラズマ処理の間、例えば13.56MHzの高周波電力を高周波アンテナ13に供給する。これにより、後述するように金属窓として機能するシャワーヘッド2に誘起されるループ電流を介して、処理室4内に誘導電界が形成され、この誘導電界によりシャワーヘッド2から供給された処理ガスが、処理室4内においてプラズマ化される。
処理室4内の底部には、シャワーヘッド2を挟んで高周波アンテナ13と対向するように、被処理体の一例であるガラス基板Gが載置される載置台23が設けられている。載置台23は、例えば表面が陽極酸化処理されたアルミニウム等の導電性材料で構成されている。載置台23上には図示しない静電チャックが設けられており、ガラス基板Gは、静電チャックにより吸着保持される。載置台23は、絶縁部材24を介して処理室4内の底部に支持されている。
載置台23の上部周縁部には絶縁性のシールドリング25aが設けられており、載置台23の周面には絶縁性のシールドリング25bが設けられている。載置台23にはガラス基板Gの搬入出のためのリフターピン26が、容器1の底壁および絶縁部材24を介して挿通されている。リフターピン26は、容器1外に設けられた図示しない昇降機構により昇降駆動される。
載置台23には、給電線28aおよび整合器28を介して高周波電源29が接続されている。高周波電源29は、プラズマ処理中において、例えば3.2MHzの周波数のバイアス用の高周波電力を載置台23に印加する。バイアス用の高周波電力により発生するセルフバイアスによって、処理室4内に生成されたプラズマ中のイオンがガラス基板Gに引き込まれる。
なお、図1では図示が省略されているが、載置台23内には、ガラス基板Gの温度を制御するためヒータ等の加熱手段や、冷媒流路等からなる温度制御機構、および温度センサ等を設けることができる。これらの機構や部材に対する配管や配線は、いずれも容器1の底面および絶縁部材24に設けられた開口部1bを介して配置されている。
また、載置台23内には、図示しないガス供給源からの、例えばHeガス等の熱伝達用ガスを流通させるためのガス管41が設けられている。ガス管41内の熱伝達用ガスは、図示しない静電チャックと静電チャック上のガラス基板Gとの間に供給される。静電チャックとガラス基板Gとの間に供給される熱伝達用ガスの圧力を制御することにより、プラズマ処理中において、ガラス基板Gの温度を所定範囲の温度に制御することができる。
処理室4の側壁4aには、ガラス基板Gを搬入および搬出するための開口27aが形成されている。開口27aは、ゲートバルブ27によって開閉される。また、処理室4の底部には、排気管31を介して真空ポンプ等を含む排気装置30が接続されている。排気装置30により、処理室4内のガスが排気され、プラズマ処理中において、処理室4内が所定の真空雰囲気(例えば1.33Pa)に設定、維持される。
真空処理装置10の各構成部は、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサを有する制御部100によって統括的に制御される。制御部100には、オペレータが真空処理装置10を管理するためにコマンド入力等の操作を行うキーボードや、真空処理装置10の稼働状況を可視化して表示するディスプレイ等を有するユーザインターフェイス101が接続されている。また、制御部100には、真空処理装置10で実行される各種処理を制御部100の制御にて実現するための制御プログラムや、処理条件に応じて真空処理装置10の各構成部に処理を実行させるための処理レシピが格納されたメモリ102が接続されている。メモリ102は、HDDや半導体メモリであってもよいし、CDROM、DVD、フラッシュメモリ等の可搬性のものであってもよい。また、メモリ102内のプログラムやレシピ等は、他の装置から、例えば専用回線を介して適宜取得されてメモリ102内に格納されてもよい。そして、ユーザインターフェイス101からの指示等に基づいて任意の処理レシピがメモリ102から呼び出されて制御部100によって実行させることで、制御部100の制御下で、真空処理装置10での所望の処理が行われる。
[シャワーヘッド2の構成]
次に、シャワーヘッド2の構成について説明する。誘導結合プラズマは、高周波アンテナ13に高周波電流が流れることにより、その周囲に磁界が発生し、その磁界により誘起される誘導電界によって高周波放電が起ることで生成される。処理室4の天壁として金属窓が用いられる場合、金属窓の面内で周方向に周回されるように設けられた高周波アンテナ13では、渦電流および磁界が金属窓の裏面側、すなわち処理室4側に到達しないため、プラズマが生成されない。このため、本実施形態では、高周波アンテナ13に流れる高周波電流によって生じる磁界および渦電流が処理室4側に到達するように、金属窓として機能するシャワーヘッド2が絶縁部材7によって複数のブロックに分割されている。
図3は、シャワーヘッド2の分割態様の一例を示す平面図である。例えば図3に示されるように、シャワーヘッド2は、内側領域201と、内側領域201を囲むように設けられた外側領域202とを有する。内側領域201は、シャワーヘッド2の長辺2aに沿う長辺201aとシャワーヘッド2の短辺2bに沿う短辺201bとを有する。内側領域201は、長辺201aを含む三角形状の一対の第1ブロック201cと、短辺201bを含む三角形状の一対の第2ブロック201dとに4分割されている。また、外側領域202は、一対の第3ブロック202aと、一対の第4ブロック202bと、4つの第5ブロック202cとに8分割されている。一対の第3ブロック202aのそれぞれは、シャワーヘッド2の長辺2aに沿って設けられている。一対の第4ブロック202bのそれぞれは、シャワーヘッド2の短辺2bに沿って設けられている。4つの第5ブロック202cのそれぞれは、矩形状のシャワーヘッド2の4つの隅部を構成する。
図4は、シャワーヘッド2の一例を示す拡大断面図である。図5は、シャワーヘッド2の下面の一例を示す斜視図である。シャワーヘッド2の各ブロックは、例えば図4に示されるように、ベース部材211とシャワープレート212とを有する。シャワープレート212は、第1の部材の一例であり、ベース部材211は、第2の部材の一例である。
ベース部材211の下面の周縁部には、シャワープレート212を取り付ける取付部211aが形成されており、ベース部材211の下面の中央部には、ガス拡散空間となる凹部211bが形成されている。シャワープレート212は、ねじ214によって取付部211aに締結される。これにより、ベース部材211とシャワープレート212との間にガス拡散空間213が形成される。また、ベース部材211には、上面からガス拡散空間213に至るガス導入孔(図示せず)が形成されており、ガス導入孔にはガス供給管21(図1参照)が接続されている。
シャワープレート212には、例えば図4および図5に示されるように、処理室4内に処理ガスを吐出するための複数のガス供給穴212aが設けられている。それぞれのシャワープレート212は、複数のねじ214によって取付部211aに締結されている。ガス拡散空間213内に供給された処理ガスは、ガス拡散空間213内をシャワープレート212の面方向に拡散し、ガス供給穴212aを介して処理室4内にシャワー状に供給される。
以上のように構成された真空処理装置10を用いてガラス基板Gに対してエッチング等のプラズマ処理を行う際の処理動作について説明する。まず、ゲートバルブ27が開かれ、図示しない搬送ロボットにより、開口27aを介してからガラス基板Gが処理室4内に搬入され、載置台23に載置される。そして、載置台23の静電チャックがガラス基板Gを吸着保持する。
次に、処理ガス供給機構20からガス供給管21を介して処理ガスがシャワーヘッド2に供給され、シャワーヘッド2から処理室4内に処理ガスがシャワー状に吐出される。そして、排気装置30により排気管31を介して処理室4内のガスが排気され、図示しない圧力制御バルブにより、処理室4内が所定の圧力に制御される。
また、載置台23に設けられた温度制御機構により、載置台23の温度が所定温度に制御され、静電チャックとガラス基板Gの裏面との間に所定圧力の熱伝達用ガスが供給され、ガラス基板Gの温度が所定温度に制御される。
次に、高周波電源18から所定周波数の高周波電力が高周波アンテナ13に印加され、金属窓として機能するシャワーヘッド2を介して処理室4内に誘導電界が生成される。そして、誘導電界により、処理室4内で処理ガスがプラズマ化し、処理室4内に高密度の誘導結合プラズマが生成される。また、高周波電源29から所定周波数の高周波電力が載置台23に印加される。このプラズマにより、ガラス基板Gに対してエッチング等のプラズマ処理が行われる。
[ねじ214の構造]
図6は、ねじ214の構造の一例を示す断面図である。本実施例において、シャワープレート212をベース部材211に締結するねじ214は、例えば図6に示されるような構造である。本実施形態に用いられるねじ214は、例えばM5ねじである。
ねじ214は、例えば図6に示されるように、頭部2140、円筒部2141、おねじ部2142、およびガイド部2143を有する。頭部2140は、略円筒状の外形を有し、ねじ214の軸Aの方向においておねじ部2142の一端側に設けられている。頭部2140には、ねじ214を締め込むまたは緩めるための工具の先端に係合する図示しない窪みが設けられている。窪みの形状は、例えば六角孔状、四角孔状、十字状、または一文字状等である。頭部2140の直径をD2と定義する。円筒部2141は、おねじ部2142と頭部2140の間に設けられ、軸Aの方向に沿って延伸している。円筒部2141には、ワッシャー2145が取り付けられている。おねじ部2142は、略円筒状の外形を有し、軸Aに沿って延伸している。おねじ部2142の側面には、ねじ溝が形成されている。
ガイド部2143は、略円筒状の外形を有し、軸Aの方向において、おねじ部2142の他端に設けられ、おねじ部2142から軸Aの方向に沿って突出している。ガイド部2143の側面にはねじ溝が形成されていない。ガイド部2143の直径D1は、おねじ部2142のねじ溝の谷底部の直径と略同一であってもよい。ガイド部2143の長さをLと定義する。また、ねじ214には、軸Aに沿って、頭部2140、円筒部2141、おねじ部2142、およびガイド部2143を貫通する貫通穴2144が形成されている。
ここで、ねじ穴に沿って直立しない構造のねじを、電動ドライバを用いてねじ穴に締め込む場合、ねじ穴に対してねじが斜めに締め込まれることがある。これにより、ねじのねじ溝とねじ穴のねじ溝とが不正な組み合わせで噛み合い、いわゆる噛み込みが生じ、ねじをねじ穴に適切に締め込むことができなくなる。そのため、ねじがねじ穴に沿って直立しない構造のねじを用いる場合には、ある程度まで手作業でねじをねじ穴に締め込む必要がある。そして、ねじがねじ穴に沿って直立するようになった後に、電動ドライバを用いてねじがねじ穴に締め込まれる。
図5に示されたように、シャワープレート212は、複数のねじ214によってベース部材211に締結される。1つのシャワーヘッド2には、複数のシャワープレート212が取り付けられるため、シャワープレート212を取り付けるためには、多くのねじ214をベース部材211に締め込む作業が必要になる。近年の真空処理装置10の大型化に伴い、数百本以上のねじ214をベース部材211に締め込む作業が必要になっている。
これに対し、本実施形態のねじ214では、おねじ部2142の他端、即ち、ねじ214の先端にガイド部2143が設けられている。これにより、ねじ214がねじ穴に挿入された場合に、ねじ214をねじ穴に締め込まなくても、ねじ214がねじ穴に沿って直立する。ねじ214がねじ穴に沿って直立すると、電動ドライバを用いてねじ214をねじ穴に締め込むことができる。そのため、ねじ214をねじ穴に締め込む作業時間を削減することができる。
[ねじ穴2110の構造]
図7は、ねじ穴2110の一例を示す断面図である。例えば図7に示されるように、シャワープレート212には、開口部2120が形成されており、ベース部材211には、ねじ穴2110が形成されている。
開口部2120は、略円筒状の第1の開口部2120aおよび第2の開口部2120bを含む。ねじ穴2110の軸Bの方向における第1の開口部2120aの長さは、軸Aの方向におけるねじ214の頭部2140の長さと同じか、頭部2140の長さよりも長い。また、第1の開口部2120aの直径D3は、頭部2140の直径D2(図6参照)よりも長い。また、第2の開口部2120bの直径D4は、頭部2140の直径D2よりも短い。
ねじ穴2110は、テーパー部2111、めねじ部2112、および平坦部2113を含む。テーパー部2111は、ねじ穴2110の底からねじ穴2110の開口部へ向かう方向へ拡径するように、ねじ穴2110の開口部に形成されている。本実施形態において、テーパー部2111は、例えばC10の面取り加工により形成される。ねじ穴2110の開口部にテーパー部2111が形成されていることにより、ねじ214をねじ穴2110に挿入しやすくなる。また、本実施形態において、テーパー部2111の最上端の直径は、第2の開口部2120bの直径D4と略同一である。なお、テーパー部2111の最上端の直径は、第2の開口部2120bの直径D4より小さくてもよい。
めねじ部2112は、側面に、ねじ214のおねじ部2142のねじ溝に対応するねじ溝が形成されている。平坦部2113は、ねじ穴2110の下部に設けられており、側面にはねじ溝が形成されておらず、円筒状の内面に沿って平坦である。平坦部2113は、ねじ214がねじ穴2110に締め込まれ、ねじ214によってシャワープレート212がベース部材211に締結された状態において、ねじ214のガイド部2143に対向する位置に設けられている。平坦部2113は、対向面の一例である。
本実施形態において、平坦部2113の直径D5は、めねじ部2112のねじ溝の山部の頂上の直径と略同一である。そのため、ねじ214がねじ穴2110に締め込まれ、ねじ214によってシャワープレート212がベース部材211に締結された状態において、ねじ214のガイド部2143とねじ穴2110の平坦部2113との間の隙間は非常に狭い。そのため、ガイド部2143と平坦部2113との間に存在するガスは少ない。これにより、ねじ214によってシャワープレート212がベース部材211に締結された状態において、排気装置30により、処理室4内のガスが排気される際に、ガイド部2143と平坦部2113との間に存在するガスを、ねじ214の貫通穴2144を介して迅速に排気することができる。
ここで、本実施形態におけるねじ214をねじ穴2110に挿入すると、例えば図8のように、ねじ214は、ねじ穴2110に対してほぼ直立する。ねじ214がねじ穴2110に挿入された状態において、ねじ穴2110の軸Bに対するねじ214の軸Aの傾きの角度をθと定義する。
本実施形態において、ねじ214のガイド部2143の直径D1および長さLは、ねじ214がねじ穴2110に挿入された場合に、図8に示された角度θが所定範囲内の傾きとなるように定められる。本実施形態において、ガイド部2143の直径D1および長さLは、ねじ214がねじ穴2110に挿入された場合に、角度θが5度以内の傾きとなるように定められる。具体的には、ねじ214の項さを考慮して、直径D1は、例えば3.7〜4.5mm、長さLは、例えば2.2〜2.8mmである。
[シャワーヘッド2の組み立て手順]
図9は、本実施形態におけるねじ214の締め込み手順の一例を示すフローチャートである。図9のフローチャートでは、1本のねじ214の締め込み手順について示されている。なお、シャワーヘッド2の組み立て時(メンテナンス時も含む)には、例えば図2に示されたアンテナ室3と処理室4とが分離される。そして、シャワーヘッド2のシャワープレート212が上方を向くようにアンテナ室3全体が180°回転され、上方からシャワープレート212を締結する複数のねじ214が操作される。
まず、ワッシャー2145が組み込まれたねじ214が準備される(S100)。次に、ねじ214がねじ穴2110に挿入される(S101)。次に、ねじ214が電動ドライバによって締め込まれる(S102)。次に、トルクレンチにより、ねじ214の締め込みトルクがチェックされる(S103)。そして、1本のねじ214の締め込み手順が終了する。
図10は、比較例におけるねじの締め込み手順の一例を示すフローチャートである。図10のフローチャートでは、比較例における1本のねじの締め込み手順について示されている。比較例のねじには、ガイド部2143が設けられておらず、ワッシャー2145も組み込まれていない。また、比較例のねじ穴には、テーパー部2111が形成されていない。
まず、ワッシャーとねじが準備される(S200)。次に、ねじにワッシャーが組み込まれる(S201)。次に、ねじがねじ穴に挿入される(S202)。ここで、比較例のねじにはガイド部2143が設けられていないため、ねじがねじ穴に挿入されても、ねじはねじ穴に対して直立しない。そのため、ねじがねじ穴に対して直立するまで、レンチを用いてねじが手作業で仮締めされる(S203)。次に、ねじが電動ドライバによって締め込まれる(S204)。次に、トルクレンチにより、ねじの締め込みトルクがチェックされる(S205)。そして、比較例における1本のねじの締め込み手順が終了する。
このように、図10に示された比較例では、図9に示された本実施形態におけるねじ214の締め込み手順に比べて、ステップS201およびS203を行う必要がある分、作業時間が長くなる。また、比較例のねじ穴には、テーパー部2111が形成されていないため、本実施形態におけるねじ214の締め込み手順に比べて、ねじ穴にねじが挿入し難い。そのため、ステップS202における作業性も本実施形態に比べて悪い。具体的には、比較例におけるねじの締め込み手順では、本実施形態におけるねじの締め込み手順よりも、ねじ1本あたりおよそ2倍の作業時間がかかる。
これに対して、本実施形態のねじ214は、おねじ部2142と、頭部2140と、ガイド部2143とを有する。おねじ部2142は、側面にねじ溝が形成されている。頭部2140は、ねじ214の軸Aの方向においてガイド部2143の一端側に設けられている。ガイド部2143は、軸Aの方向においておねじ部2142の他端に設けられ、おねじ部2142から軸Aの方向に突出している。これにより、ねじ214をねじ穴2110に挿入した場合に、ねじ214がねじ穴2110に対してほぼ直立する。そのため、ねじ穴2110に挿入されたねじ214を電動ドライバで締め込んでも、いわゆる噛み込みが発生し難い。そのため、ねじ214を締め込む際の作業性を向上させることができる。
また、本実施形態のねじ穴2110には、開口部にテーパー部2111が形成されている。これにより、比較例に比べてねじ穴2110にねじ214が挿入しやすい。そのため、ねじ214をねじ穴2110に迅速に挿入することができ、ねじ214を締め込む際の作業性をさらに向上させることができる。
以上、真空処理装置10の実施形態について説明した。上記説明から明らかなように、本実施形態の真空処理装置10によれば、ねじ214により部材を固定する際の作業性を向上させることができる。
なお、それぞれのねじ214は、例えば図11に示されるような電動ドライバ50によって締め込まれてもよい。電動ドライバ50は、駆動部51、ビット部52、支持部53、スプリング54、アタッチメント55、およびガイド部材56を備える。ビット部52は、細長い棒状の部材であり、一端が駆動部51に保持される。ビット部52の他端(以下、先端と記載する場合がある)は、ねじ214の頭部2140に形成された窪みに対応する形状に加工されている。例えば、ねじ214の頭部2140には、六角孔状、四角孔状、十字状、または一文字状等の窪みが形成されており、ビット部52の先端は、頭部2140の窪みの形状に合わせて六角柱状、四角柱状、十字状、または一文字状等の形状に加工されている。
駆動部51は、ビット部52の軸を中心としてビット部52を回転させる。支持部53は、ビット部52に固定されており、内部の空間にスプリング54が配置されている。スプリング54は、支持部53に対して、アタッチメント55をビット部52の先端側に付勢する。スプリング54は、付勢部材の一例である。なお、支持部53は、ビット部52に固定された固定部材を介して間接的に固定されるように構成されてもよい。
アタッチメント55は、回転可能に支持部53に設けられている。アタッチメント55には、略円筒状に形成されたガイド部材56が接続されている。本実施形態において、ガイド部材56の内側壁は、略円筒形状である。ガイド部材56の内側壁の中心軸と、ビット部52の中心軸とは、略平行である。また、ガイド部材56の内側壁の中心軸と、ビット部52の中心軸とは、略一致している。ガイド部材56の少なくとも先端(ビット部52の先端側)は樹脂により形成されている。
なお、スプリング54によって、支持部53に対して、アタッチメント55がビット部52の先端側に付勢されていることにより、ビット部52の先端は、ガイド部材56に収容される。これにより、ベース部材211とシャワープレート212とを締結する際に、シャワープレート212の表面にビット部52の先端が接触することが抑制され、シャワープレート212の表面に傷がつくことが抑制される。また、ガイド部材56の少なくとも先端が樹脂により形成されていることにより、ベース部材211とシャワープレート212とを締結する際に、シャワープレート212の表面にガイド部材56の先端が接触した場合でも、シャワープレート212の表面に傷がつきにくい。
図12は、ねじの締め込み手順の一例を示すフローチャートである。図12では、図9に例示されたねじの締め込み手順において、ステップS102の手順の詳細が例示されている。
まず、ワッシャー2145が組み込まれたねじ214が準備され(S100)、ねじ214がねじ穴2110に挿入される(S101)。ステップS101は、差し込み工程の一例である。これにより、ねじ214の状態は、例えば図13(a)のようになる。図13は、ねじ214の締め込み過程の一例を示す図である。
次に、ガイド部材56をねじ214の頭部2140に被せる(S102a)。ステップS102aは、被せ工程の一例である。そして、ガイド部材56の先端を、第1の開口部2120aの底面2121に当接させる(S102b)。これにより、電動ドライバ50およびねじ214の状態は、例えば図13(b)のようになる。ガイド部材56がねじ214の頭部2140に被せられることにより、ねじ214の中心軸と、ガイド部材56の内側壁の中心軸との角度のずれが抑制される。これにより、ねじ214の中心軸と、ビット部52の中心軸との角度のずれが抑制される。
また、ガイド部材56の先端が第1の開口部2120aの底面2121に当接することにより、ガイド部材56の中心軸と、ねじ穴2110の中心軸との角度のずれが抑制される。これにより、ビット部52の中心軸と、ねじ214の中心軸と、ねじ穴2110の中心軸との角度のずれが抑制される。
また、本実施形態において、ガイド部材56の内周の直径は、ねじ214の頭部2140の外周の直径よりも大きく、ガイド部材56の外周の直径は、第1の開口部2120aの内周の直径よりも小さい。そのため、ガイド部材56の先端は、第1の開口部2120a内に嵌る。これにより、ビット部52の中心軸と、ねじ214の中心軸と、ねじ穴2110の中心軸との位置のずれが抑制される。第1の開口部2120aは、座ぐり部の一例である。
次に、アタッチメント55およびガイド部材56に対して、駆動部51およびビット部52を、ねじ214の方向に押し込むことにより、ビット部52の先端をねじ214の頭部2140の窪み2146に嵌め込む(S102c)。ステップS102cは、嵌め込み工程の一例である。アタッチメント55およびガイド部材56に対して、駆動部51およびビット部52がねじ214の方向に押し込まれることにより、支持部53とアタッチメント55との間に配置されたスプリング54が縮む。これにより、電動ドライバ50およびねじ214の状態は、例えば図13(c)のようになる。
ステップS102bまでの工程によって、ビット部52の中心軸と、ねじ214の中心軸と、ねじ穴2110の中心軸との角度および位置のずれが抑制されているため、ビット部52の先端をねじ214の頭部2140の窪み2146に容易に嵌めることができる。
なお、ガイド部材56の側壁の少なくとも一部は、例えば光を透過する材料により形成されることが好ましい。これにより、ねじ214の頭部2140にガイド部材56が被せられた状態であっても、ガイド部材56内のねじ214の状態を、ガイド部材56の外部から視認することができる。これにより、ビット部52の先端をねじ214の頭部2140の窪み2146に容易に嵌め込むことができる。
次に、駆動部51によりビット部52を回転させることによりねじ214を締め込む(S102d)。ステップS102dは、締結工程の一例である。これにより、ねじ214がねじ穴2110内に締め込まれ、電動ドライバ50およびねじ214の状態は、例えば図13(d)のようになる。そして、電動ドライバ50が取り外された後、トルクレンチにより、ねじ214の締め込みトルクがチェックされ(S103)、1本のねじ214の締め込み手順が終了する。
図11の例では、ガイド部材56の先端の外周の断面は略円形状であるが、開示の技術はこれに限られない。ガイド部材56の少なくとも先端の外周の断面は、円形状以外の形状であってもよい。図14は、ガイド部材56の断面形状の他の例を示す図である。図14(a)の例では、ガイド部材56の先端の断面形状が略四角形状になっている。また、図14(b)の例では、ガイド部材56の先端の断面形状が略六角形状になっている。また、図14(c)の例では、ガイド部材56の先端の断面形状が略八角形状になっている。
図15は、ガイド部材56の断面形状の更なる他の例を示す図である。図15(a)および図15(b)の例では、ガイド部材56の先端の略円筒状の外周の一部が内側に凹んでいる。また、図15(c)の例では、ガイド部材56の先端の略円筒状の外周の一部が外側に突出している。ガイド部材56の先端が図14または図15に例示された形状であっても、ガイド部材56の先端が第1の開口部2120aの底面2121に当接することで、ビット部52、ねじ214、およびねじ穴2110の中心軸の角度および位置のずれが抑制される。
なお、ガイド部材56の先端には、例えば図16に示されるように傾斜が設けられてもよい。図16は、ガイド部材56の先端の形状の一例を示す図である。図16(a)の例では、ガイド部材56の先端に、外側から内側へ斜めに傾くテーパー部560が形成されている。ガイド部材56の先端にテーパー部560が形成されていることにより、ガイド部材56の外周の直径と、第1の開口部2120aの内周の直径との差が小さい場合であっても、ガイド部材56の先端を第1の開口部2120a内に容易に挿入することができる。
図16(b)の例では、ガイド部材56の先端に、内側から外側へ斜めに傾くテーパー部561が形成されている。ガイド部材56の先端にテーパー部561が形成されていることにより、ガイド部材56の内周の直径と、頭部2140の外周の直径との差が小さい場合であっても、ねじ214の頭部2140にガイド部材56を容易に被せることができる。
図16(c)の例では、ガイド部材56の先端に、テーパー部560およびテーパー部561の両方が形成されている。これにより、ガイド部材56の先端を第1の開口部2120a内に容易に挿入することができると共に、ねじ214の頭部2140にガイド部材56を容易に被せることができる。
なお、頭部2140の直径よりも大きい直径のワッシャー2145aを有するねじ214を用いてシャワープレート212がベース部材211に締結されてもよい。その場合、例えば図17に示されるような手順でねじ214が締め込まれる。図17は、ねじ214の締め込み手順の他の例を示す図である。
まず、例えば図17(a)に示されるように、ワッシャー2145aが組み込まれたねじ214が準備され、ねじ214がねじ穴2110に挿入される。
次に、例えば図17(b)に示されるように、ガイド部材56がねじ214の頭部2140に被せられ、ガイド部材56の先端が、ワッシャー2145aの上面に当接される。
次に、例えば図17(c)に示されるように、アタッチメント55およびガイド部材56に対して、駆動部51およびビット部52が、ねじ214の方向に押し込まれることにより、ビット部52の先端がねじ214の頭部2140の窪み2146に嵌め込まれる。
次に、例えば図17(d)に示されるように、駆動部51によりビット部52が回転することにより、ねじ214が締め込まれる。そして、電動ドライバ50が取り外された後、トルクレンチにより、ねじ214の締め込みトルクがチェックされ、1本のねじ214の締め込み手順が終了する。
[その他]
なお、本願に開示された技術は、上記した実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記した実施形態において、ねじ214が挿入されるシャワープレート212の開口部2120には、ねじ穴2110の開口部と同様にテーパー部が設けられてもよい。これにより、ねじ214をさらに容易にねじ穴2110内に挿入することができる。
また、上記した実施形態では、FPD等に用いられるガラス基板Gを真空環境下においてプラズマにより処理する真空処理装置10を例に説明したが、開示の技術はこれに限られない。例えば、シリコンウエハ等の半導体基板を真空環境下でプラズマにより処理する装置に対しても開示の技術を適用することが可能である。
また、上記した実施形態では、プラズマ源として誘導結合プラズマを例に説明したが、開示の技術はこれに限られず、真空環境下で被処理体に対しプラズマを用いて処理を行う装置であれば、誘導結合プラズマ以外のプラズマ源が用いられてもよい。誘導結合プラズマ以外のプラズマ源としては、例えば、容量結合型プラズマ(CCP)、マイクロ波励起表面波プラズマ(SWP)、電子サイクロトン共鳴プラズマ(ECP)、およびヘリコン波励起プラズマ(HWP)等が挙げられる。
また、上記した実施形態では、電動ドライバ50によってそれぞれのねじ214が締め込まれたが、開示の技術はこれに限られない。例えば、それぞれのねじ214は、ビット部52、支持部53、スプリング54、アタッチメント55、およびガイド部材56を有するドライバによって、手動で締め込まれてもよい。
なお、今回開示された実施形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。実に、上記した実施形態は多様な形態で具現され得る。また、上記の実施形態は、添付の特許請求の範囲及びその趣旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
G ガラス基板
1 容器
2 シャワーヘッド
10 真空処理装置
13 高周波アンテナ
211 ベース部材
2110 ねじ穴
2111 テーパー部
2113 平坦部
212 シャワープレート
214 ねじ
2140 頭部
2142 おねじ部
2143 ガイド部
2144 貫通穴
50 電動ドライバ
51 駆動部
52 ビット部
53 支持部
54 スプリング
55 アタッチメント
56 ガイド部材

Claims (22)

  1. 真空雰囲気の環境下で被処理体を処理する真空処理装置であって、
    前記被処理体が搬入され、内部が真空雰囲気に制御される容器と、
    前記容器内に設けられる第1の部材と、
    前記容器内に設けられる第2の部材と、
    前記第1の部材と前記第2の部材とを締結するねじと
    を備え、
    前記ねじは、
    側面にねじ溝が形成されているおねじ部と、
    前記ねじの軸方向において前記おねじ部の一端側に設けられた頭部と、
    前記軸方向において前記おねじ部の他端に設けられ、前記おねじ部から前記軸方向に突出するガイド部と
    を有することを特徴とする真空処理装置。
  2. 前記ねじには、前記軸方向に沿って、前記頭部、前記おねじ部、および前記ガイド部を貫通する貫通穴が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の真空処理装置。
  3. 前記軸方向において、前記ガイド部の直径は、前記おねじ部の側面に形成されているねじ溝の谷底部の直径と略同一であることを特徴とする請求項1または2に記載の真空処理装置。
  4. 前記ねじは、M5ねじであり、
    前記ガイド部の直径は、3.7mm以上4.5mm以下であり、
    前記軸方向における前記ガイド部の長さは、2.2mm以上2.8mm以下であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の真空処理装置。
  5. 前記ねじは、前記第1の部材を前記第2の部材に締結し、
    前第2の部材には、前記ねじが挿入されるねじ穴が形成されており、
    前記ねじ穴の側面には、前記おねじ部のねじ溝に対応するねじ溝が形成されており、
    前記第1の部材が前記ねじによって前記第2の部材に締結された状態において、前記ねじの前記ガイド部に対向する前記ねじ穴の側面である対向面は、平坦であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の真空処理装置。
  6. 前記ねじ穴の軸方向において、前記対向面の直径は、前記ねじ穴の側面に形成されているねじ溝の山部の頂上の直径と略同一であることを特徴とする請求項5に記載の真空処理装置。
  7. 前記ねじ穴の開口部には、前記ねじ穴の底から前記開口部へ向かう方向へ拡径するテーパー部が形成されていることを特徴とする請求項5または6に記載の真空処理装置。
  8. 前記被処理体は、FPD(Flat Panel Display)用のガラス基板であることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の真空処理装置。
  9. 真空雰囲気に制御された容器内で被処理体を処理する真空処理装置に用いられるシャワーヘッドであって、
    前記容器内に設けられ、複数のガス供給穴を有し、それぞれの前記ガス供給穴を介して前記容器内にガスを供給するシャワープレートと、
    前記シャワープレートを支持するベース部材と、
    前記シャワープレートを前記ベース部材に締結するねじと
    を備え、
    前記ねじは、
    側面にねじ溝が形成されているおねじ部と、
    前記ねじの軸方向において前記おねじ部の一端側に設けられた頭部と、
    前記軸方向において前記おねじ部の他端に設けられ、前記おねじ部から前記軸方向に突出するガイド部と
    を有し、
    前記ベース部材には、前記ねじが挿入されるねじ穴が形成されており、
    前記ねじ穴の開口部には、前記ねじ穴の底から前記開口部へ向かう方向へ拡径するテーパー部が形成されていることを特徴とするシャワーヘッド。
  10. 被処理体が搬入され、内部が真空雰囲気に制御される容器と、前記容器内に設けられる第1の部材および第2の部材とを備え、真空雰囲気の環境下で前記被処理体を処理する真空処理装置の組み立て方法であって、
    前記第1の部材および前記第2の部材に形成されたねじ穴を合わせるように前記第1の部材を前記第2の部材に重ね合わせ、前記ねじ穴にねじを差し込む差し込み工程と、
    前記ねじ穴に差し込まれた前記ねじの頭部に、ドライバのビット部の先端を囲むように前記ビット部に設けられた筒状のガイド部材を被せる被せ工程と、
    前記ビット部の先端を前記ガイド部材が被せられた前記ねじの方向に押し込むことにより、前記ガイド部材が被せられた前記ねじの頭部に形成されている前記ビット部の先端の形状に対応する形状の窪みに前記ビット部の先端を嵌め込む嵌め込み工程と、
    前記ビット部を回転させることにより、前記ねじを回転させ、前記第1の部材と前記第2の部材とを締結する締結工程と
    を含む真空処理装置の組み立て方法。
  11. 前記第1の部材には、前記ねじの頭部よりも内周の直径が大きい座ぐり部が形成されており、
    前記ガイド部材の外周の直径は、前記座ぐり部の内周の直径よりも小さく、
    前記被せ工程では、
    前記ねじ穴に差し込まれた前記ねじの頭部に被せられた前記ガイド部材の先端を、前記座ぐり部の底面に当接させる請求項10に記載の真空処理装置の組み立て方法。
  12. 前記ビット部には、
    前記ビット部に固定された支持部と、
    前記支持部に対して前記ガイド部材を前記ビット部の先端の方向に付勢する付勢部材と
    が設けられている請求項10または11に記載の真空処理装置の組み立て方法。
  13. 前記ガイド部材の少なくとも先端は樹脂により形成されている請求項10から12のいずれか一項に記載の真空処理装置の組み立て方法。
  14. 前記ガイド部材の側壁の少なくとも一部は、光を透過する材料により形成されている請求項10から13のいずれか一項に記載の真空処理装置の組み立て方法。
  15. 前記ねじは、
    側面にねじ溝が形成されているおねじ部と、
    前記ねじの軸方向において前記おねじ部の一端側に設けられた前記頭部と、
    前記軸方向において前記おねじ部の他端に設けられ、前記おねじ部から前記軸方向に突出するガイド部と
    を有する請求項10から14のいずれか一項に記載の真空処理装置の組み立て方法。
  16. 前記ねじには、前記軸方向に沿って、前記頭部、前記おねじ部、および前記ガイド部を貫通する貫通穴が形成されている請求項15に記載の真空処理装置の組み立て方法。
  17. 前記軸方向において、前記ガイド部の直径は、前記おねじ部の側面に形成されているねじ溝の谷底部の直径と略同一である請求項15または16に記載の真空処理装置の組み立て方法。
  18. 前記ねじは、M5ねじであり、
    前記ガイド部の直径は、3.7mm以上4.5mm以下であり、
    前記軸方向における前記ガイド部の長さは、2.2mm以上2.8mm以下である請求項15から17のいずれか一項に記載の真空処理装置の組み立て方法。
  19. 前第2の部材に形成されている前記ねじ穴の側面には、前記おねじ部のねじ溝に対応するねじ溝が形成されており、
    前記第1の部材が前記ねじによって前記第2の部材に締結された状態において、前記ねじの前記ガイド部に対向する前記ねじ穴の側面である対向面は、平坦である請求項15から18のいずれか一項に記載の真空処理装置の組み立て方法。
  20. 前記ねじ穴の軸方向において、前記対向面の直径は、前記ねじ穴の側面に形成されているねじ溝の山部の頂上の直径と略同一である請求項19に記載の真空処理装置の組み立て方法。
  21. 前記ねじ穴の開口部には、前記ねじ穴の底から前記開口部へ向かう方向へ拡径するテーパー部が形成されている請求項19または20に記載の真空処理装置の組み立て方法。
  22. 前記被処理体は、FPD(Flat Panel Display)用のガラス基板である請求項15から21のいずれか一項に記載の真空処理装置の組み立て方法。
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