JPH0929557A - ねじ締め装置 - Google Patents

ねじ締め装置

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JPH0929557A
JPH0929557A JP18137895A JP18137895A JPH0929557A JP H0929557 A JPH0929557 A JP H0929557A JP 18137895 A JP18137895 A JP 18137895A JP 18137895 A JP18137895 A JP 18137895A JP H0929557 A JPH0929557 A JP H0929557A
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Shuzo Okabe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動で連続したねじ締めを行うこと。 【解決手段】 ねじ1を保持するツメ5、及びツメ5を
略水平方向及び上下移動させる直動ガイド7及びスライ
ド板17からなるねじ搬送機構と、ねじ1のねじ締め位
置の上側に配設されたドライバビット20、及びドライ
バビット20を取付けたドライバビットホルダ22、及
びドライバビット20の図示しない電気モータ、エアモ
ータ等からなる回転駆動機構と、少なくともドライバビ
ット20及びドライバビットホルダ22とを上下移動す
る直動ガイド18からなる上下動機構とを具備し、ドラ
イバビット20及びドライバビットホルダ22を連動し
て、ツメ5に保持されたねじ1の位置決めを行うととも
に、ツメ5がねじ1及びワーク3と干渉することなく、
ねじ1をねじ締め位置に残して退避自在とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ねじの整列及び
供給装置等から供給されるねじを、1個づつ取り出して
ねじ締めを行う目的位置に搬送し、そこで、ねじ締めを
行うねじ締め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は従来のねじ締め装置の取込み動
作を示す要部説明図である。また、図17は従来のねじ
締め装置のねじ締め動作を示す要部説明図である。そし
て、図18は従来のねじ締め装置の取込み動作の異常状
態を示す要部説明図である。図16において、1(図示
の1a,1b,1c,1d;以下、特定のねじを意味し
ない場合は単に数字のみで示す。他の部品についても同
様とする)はねじ、20は図示しない駆動源に駆動され
るドライバビット、83はねじ1を所定の位置に上下動
させるガイド筒、84はねじ1を取出し自在に一列に整
列させるパレットである。
【0003】次に、図16に示した従来技術の動作につ
いて説明する。図16のように、ドライバビット20及
びガイド筒83がパレット84に整列させたねじ1の上
で矢印85の方向に真空発生装置(図示せず)によって
真空引きが行われ、ねじ1aがガイド筒83の中に吸込
まれる。次に、ねじ1aをガイド筒83の中に吸込んだ
状態でねじ1aを締めを行う図17に示す所定部材の位
置88まで搬送する。次に、図17に示すように、矢印
86の方向に、ドライバビット20及びガイド筒83を
下降させながら、矢印87のようにドライバビット20
を回転させ、ねじ1aを締めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のねじ締め装置
は、このように構成されているため、ねじ1の頭の外径
によってはガイド筒83の内径との間の隙間が大きくな
り、確実にねじ1の吸込みがなされず、ねじ1の搬送途
中でねじ1を落下させてしまう可能性があった。また、
図18のように、ガイド筒83中でねじ1が傾いた状態
のまま吸込まれると、ねじ1の位置が確実に決まってい
ない状態でねじ締めを行い、ねじ締めに失敗するだけで
はなく、ワークを破損する可能性があった。
【0005】そこで、この発明は、ねじをねじ締め位置
まで確実に搬送し、更に、ねじの位置決めを正確にし、
かつ、ねじ締めの失敗をなくすことができるねじ締め装
置の提供を課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかるねじ締
め装置は、ワークに締付けるねじを略水平方向及び略上
下方向に搬送自在なねじ搬送機構と、前記ねじ搬送機構
を上方向へ付勢する弾性体と、前記弾性体による前記ね
じ搬送機構の略上下方向への移動を規制する上下規制手
段と、前記ねじ搬送機構の略上下方向と同一方向に移動
自在な上下動機構と、前記上下動機構によって略上下方
向に移動自在な弾性体によって下方へ付勢された移動体
と、前記移動体に固定され前記ねじの線押えを保持する
保持手段と、前記保持手段によって案内されたねじ回転
手段と、前記移動体の略上下方向の運動に対し、前記ね
じの線押えのストローク下端を決定する位置決め手段と
を具備し、前記位置決め手段による前記ねじの前記ワー
ク上での位置決め状態で、前記ねじの線押えの下面と前
記ワークとが干渉することなく退避自在としたものであ
る。
【0007】請求項2にかかるねじ締め装置は、前記ね
じ搬送機構の略上下方向の運動を前記移動体によって引
起こされるようにしたものである。
【0008】請求項3にかかるねじ締め装置は、前記ね
じ搬送機構の略上下方向の運動を前記移動体によって引
起こされるようにし、かつ、前記ねじ搬送機構のストロ
ークが前記移動体のストロークより小さくしたものであ
る。
【0009】請求項4にかかるねじ締め装置は、前記ね
じ搬送機構がねじの線押えが嵌り込む凹部を有するもの
である。
【0010】請求項5にかかるねじ締め装置は、前記保
持手段が前記移動体に固定されねじ搬送機構上のねじの
線押えをガイドするガイド部を有するものである。
【0011】請求項6にかかるねじ締め装置は、ねじを
保持するツメ、及び前記ツメを略水平方向及び略上下方
向に移動させるねじ搬送機構と、前記ねじのねじ締め位
置の上側に配設されたドライバビット、及び前記ドライ
バビットを取付けたドライバビットホルダ、及び前記ド
ライバビットの回転駆動機構と、少なくとも前記ドライ
バビット及びドライバビットホルダとを略上下方向に移
動する上下動機構とを具備するねじ締め装置において、
前記ドライバビット及びドライバビットホルダを連動し
て、前記ツメに保持された前記ねじの位置決めを行うと
ともに、前記ツメと前記ねじ及び前記ツメとワークとの
隙間を得て、前記ツメが前記ねじ及び前記ワークと干渉
することなく、前記ねじをねじ締め位置に残して退避自
在としたものである。
【0012】請求項7にかかるねじ締め装置は、ねじを
所定の整列状態で維持して、順次送るねじの整列及び供
給手段と、前記ねじの整列及び供給手段の前記ねじの供
給口に配置されたねじ固定シュートと、前記ねじ固定シ
ュートのねじの出口に配置され、前記ねじを収容する凹
部を有するレールと、前記レールのねじの供給方向と相
対する方向に配置された前記ねじストッパと前記ねじス
トッパに取付けられた前記ねじの検出センサと、前記レ
ールに前記ねじを載置した状態で移動するレール移動機
構と、前記レール移動機構で移動された前記レールから
ねじを取出すねじ移しツメと、前記ねじ移しツメを駆動
し、前記ねじを保持するツメに前記ねじを移す駆動機構
と、前記ツメを略水平方向及び略上下方向に移動させる
ねじ搬送機構と、前記ねじのねじ締め位置の上側に配設
されたドライバビット、及び前記ドライバビットを取付
けたドライバビットホルダ、及び前記ドライバビットの
回転駆動機構と、少なくとも前記ドライバビット及びド
ライバビットホルダとを略上下方向に移動する上下動機
構とを具備するものである。
【0013】請求項8にかかるねじ締め装置は、前記ね
じを保持するツメは、前記ツメの先端に突起部及び前記
突起部の反対側に段部を有し、かつ、前記ツメの先端を
略U字状に切欠いて二股としたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1(a)は本発明の第一の実施の形態
におけるねじ締め装置を示す要部構成図で、(b)は切
断線B−Bによる端面図、(c)は切断線C−Cによる
端面図、(d)は切断線D−Dによる端面図、(e)は
ドライバビットの斜視図である。また、図2(a)は図
1の切断線A−Aの矢視図、(b)は図2のE方向から
みた抜止カラーの矢視図である。また、図3は図1の実
施の形態におけるねじ締め装置によるねじ保持状態を示
す説明図、図4は図1の実施の形態におけるねじ締め装
置によるねじ位置決め状態を示す説明図である。そし
て、図5は図4におけるねじ締め装置によるねじ位置決
め状態を示す要部説明図、図6は図4におけるねじ締め
装置によるねじ締め開始状態を示す要部説明図である。
【0015】図において、1はねじ締めに使用するね
じ、2はねじ1に取付けられた略直方体の中央に穴を穿
設してなる線押さえ、3はねじ1を螺合するワーク、4
はワーク3に形成した雌ねじで、4Aはその雌ねじ4の
上部開口付近に形成したテーパ部である。5はねじ1及
び線押さえ2を保持するツメ、6はツメ5を上面に取付
けた垂直面及び水平面を持つ略L字状のツメ固定板、7
は一方がツメ固定板6のツメ5の反対側に取付けられ、
他方が固定板8に取付けられていて、ツメ固定板6の略
上下方向の動きを自在とし、略水平方向の動きを規制し
て案内する直動ガイド、9は線押さえ2の両側に配置さ
れツメ5の上下動を許容するガイド、10は固定板8に
取付けられているガイド9を取付けている取付板、11
はツメ固定板6に取付けられた上板、12は上板11の
上側に位置し、固定板8に取付られたツメ5の上方の移
動を拘束する上端ストッパ、13はツメ固定板6の下側
に位置し、固定板8に取付けられたツメ5の下端ストッ
パ、14(14a,14b)はツメ固定板6に取付けら
れた引張ばね用ポストA、15(15a,15b)は固
定板8に取付けられた引張ばね用ポストB、16(16
a,16b)は一方を引張ばね用ポストA14に固定さ
れ、他方を引張ばね用ポスト15Bに取付けられた引張
ばね、17は固定板8を固定したスライド板で、図1に
おける左右方向に摺動自在となっており、ツメ5をねじ
締めの位置から回避位置へと移動自在となっている。
【0016】18は支持台19側の取付けと共にスライ
ド板17の移動方向を案内する直動ガイド、20(20
a,20b)はワーク3の雌ねじ4の位置の上側に配置
され、下端にプラスねじを回動する形状を有するドライ
バビット、22はドライバビット20を摺動ブッシュ2
1(21a,21b)を介して支持したドライバビット
ホルダ、23はドライバビットホルダ22を固定したド
ライバビットホルダ固定板、24はドライバビットホル
ダ固定板23に取付けられたドライバビットホルダ22
の下降を規制するストッパ、25はドライバビットホル
ダ22のストッパ24の下側に配置されドライバビット
ホルダ22のストッパ24が当たる止め板で、ドライバ
ビットホルダ22のストッパ24が止め板25に当接す
ることにより、ドライバビットホルダ22の下降が制限
される。26(26a,26b)はドライバビットホル
ダ固定板23に取付けられたシャフト、27(27a,
27b)はシャフト26の略上下方向を案内するガイ
ド、28(28a,28b)はドライバビットホルダ固
定板23とガイド27間に配置された圧縮ばね、29
(29a,29b)はシャフト26の各々に取付けられ
たスリット付きの抜止カラー、30はガイド27を取付
けた側面略L字状を呈しているL板、31(31a,3
1b)はドライバビット20を固定するドライバビット
固定金具、32(32a,32b)は一方を電動ドライ
バ(図示せず)に連結され、他方をドライバビット固定
金具31にピン33によって取付けられた連結棒、35
はドライバビット固定金具31とL板30の間に摺動カ
ラー34を介して配置された圧縮ばね、36はL板30
に取付けられた連結棒32の回転方向及び略上下方向の
摺動ブッシュ、37は連結棒32の抜け止めカラー、3
8は抜け止めカラー37と連結棒32を固定したピン、
39は抜け止めカラー37の回転方向の摺動板、40は
ローラフロア、41はローラフロア40を取付けた回転
軸、42は回転軸41を取付けられさらにL板30に取
付けられたローラフロア固定金具である。
【0017】次に、本実施の形態のねじ締め装置の動作
を説明する。まず、線押さえ2を有するねじ(線押さえ
付ねじ)1を保持したツメ5は、図示しないワークへの
位置決め機構によって位置決めされたワーク3の雌ねじ
4(4a,4b)の上部に移動される。次に、エアーシ
リンダまたは油圧シリンダ等の駆動源によって図1の矢
印43の方向へドライバビットホルダ22、ローラフロ
ア40を下降させ、図3のようにローラフロア40が上
板11に接触し、また、ドライバビットホルダ22の先
端部が線押さえ2に接触する。更に、図1の矢印43の
方向へドライバビットホルダ22、ローラフロア40が
下降すると、図4のように、ねじ1の先端44が雌ねじ
4に入る直前(当接)位置で、まず、ドライバビットホ
ルダ22のストッパ24が止め板25に当接するよう
に、ストッパ24と止め板25との関係を設定すること
により、ドライバビットホルダ22の先端と線押さえ2
との間は間隙S1となり、更に、ローラフロア40を下
降して上板11を押下げ、ツメ固定板6を固定板8に配
設した下端ストッパ13に当って停止させると、図5に
示すように、線押さえ2とツメ5との間には隙間S2及
びツメ5とワーク3の間には隙間S3を形成する。
【0018】ここで、図5の矢印45の方向にツメ5が
移動すると、上板11がローラフロア40に接触しなが
ら移動するので、ツメ5は隙間S1、隙間S2、隙間S
3を保ったまま水平移動することができ、ツメ5のみが
線押さえ2及びワーク3に接触することなく図5の右方
向に移動できる。なお、図5の矢印45の方向にツメ5
が移動するとき、ツメ5を一旦下方に移動させ、線押さ
え2がツメ5の凹部に嵌合している状態を解除した後、
上板11がローラフロア40に接触しながら移動させる
こともでき、ツメ5のみが線押さえ2及びワーク3に接
触することなく図5の右方向に移動できる。
【0019】次に、図6に示すように、更に、ドライバ
ビット20を下降すると、ドライバビット20の先端が
ねじ1の十字穴に入り、そして、ドライバビット20を
矢印46の方向に回転しながら矢印47の方向に下降
し、ねじ1を雌ねじ4に締込む。これによって、ねじ1
の締込み動作が完了する。
【0020】このように、本実施の形態により、線押さ
え2を有するねじ1を雌ねじ4の上部に搬送した後、図
5に示すように、矢印45の方向にツメ5を退避移動す
るとき、上板11がローラフロア40に接触しながら移
動するので、ツメ5は隙間S1、隙間S2、隙間S3を
保ったまま平行移動することができる。このため、ツメ
5が線押さえ2及びワーク3に接触することがなくな
り、線押さえ2付きねじ1やワーク3が破損することが
なくなった。
【0021】また、図5のように、ねじ1の足部の先端
44が雌ねじ4のテーパ部4Aの範囲に入ることによ
り、テーパ部4Aに案内されたねじ1の足部の先端44
が雌ねじ4の内径に入り、ねじ1の雌ねじ4に対しての
位置決めができる。そのため、高精度なねじ1の位置決
めは必要でなくなり、確実にねじ1を締めることが可能
となった。また、図6に示すように、線押さえ2を押さ
えることなくねじ締めを行うことができるので、締付け
トルクのばらつきがなくなり、ねじ締めの際のねじ締め
トルクのばらつきを抑えることが可能となった。このよ
うに、本実施の形態のねじ締め装置は、ワーク3に締付
けるねじ1を略水平方向及び略上下方向に搬送自在な直
動ガイド7及びスライド板17及びツメ5からなるねじ
搬送機構と、前記ねじ搬送機構を上方向へ付勢する引張
ばね13からなる弾性体と、前記弾性体による前記ねじ
搬送機構の略上下方向への移動を規制する上板11及び
上端ストッパ12、ツメ固定板6及び下端ストッパ13
からなる上下規制手段と、前記ねじ搬送機構の略上下方
向と同一方向に移動自在な、少なくともドライバビット
20及びドライバビットホルダ22とを略上下方向に移
動する直動ガイド18からなる上下動機構と、前記上下
動機構によって略上下方向に移動自在な圧縮ばね35か
らなる弾性体によって下方へ付勢された連結棒32から
なる移動体と、連結棒32からなる前記移動体が前記上
下動機構から抜け落ちるのを防ぐ抜け落ちドライバビッ
ト固定金具31からなる防止手段と、前記移動体に固定
され前記ねじ1の線押え2を保持するドライバビットホ
ルダ22からなる保持手段と、前記保持手段によって案
内された図示しない回転駆動機構及びドライバビット2
0からなるねじ回転手段と、前記移動体の略上下方向の
運動に対し、前記ねじ1の線押え2のストローク下端を
決定するストッパ24及び止め板25からなる位置決め
手段とを具備し、前記位置決め手段による前記ねじ1の
前記ワーク3上での位置決め状態で、前記ねじ1の線押
え2の下面及び前記ワーク3と直動ガイド7及びスライ
ド板17及びツメ5からなるねじ搬送機構、特に、ツメ
5とが干渉することなく退避自在としたものであり、こ
れを請求項に対応する実施の形態とすることができる。
【0022】この構成によって、ねじ搬送機構はワーク
3に締付けるねじ1を略水平方向及び略上下方向に搬送
し、そのねじ搬送機構は引張ばね13からなる弾性体に
より上方向へ付勢されており、前記ねじ搬送機構の略上
下方向の移動は上板11及び上端ストッパ12、ツメ固
定板6及び下端ストッパ13からなる上下規制手段で規
制され、また、前記移動体に固定された保持手段は、前
記ねじ1の線押え2を保持し、位置決め手段によって前
記移動体の略上下方向の運動に対し、前記ねじ1の線押
え2のストローク下端を決定し、前記保持手段によって
案内されたねじ回転手段は前記ねじ1を回転させ、前記
位置決め手段による前記ねじ1の前記ワーク3上での位
置決め状態で、前記ねじ搬送機構は前記線押え2の下面
と前記ワーク3とが干渉することなく退避させ、その状
態でねじが締付けられる。したがって、ねじ1がワーク
3上に位置決めされたとき、前記ねじ1の線押え21の
下面及び前記ワーク3と前記ねじ搬送機構の間に隙間が
生じるようにしたので、ねじ締付け前の前記ねじ搬送機
構の後退時に前記ねじ1が引っかかるのを防止し、ねじ
締め作業の中断が防止できる。
【0023】また、本実施の形態のねじ搬送機構の略上
下方向の運動は、圧縮ばね35からなる弾性体によって
下方へ付勢された連結棒32からなる移動体によって引
起こされるようにしたものであり、これを請求項に対応
する実施の形態とすることができる。 したがって、前
記ねじ搬送機構の略上下方向の運動を圧縮ばね35から
なる弾性体によって下方へ付勢された連結棒32からな
る移動体によって行うものであるから、両者の移動のタ
イミングが機械的に一致し、ねじ搬送機構の略上下方向
への移動量を移動体の移動量と連繋し、装置の簡素化、
小型化を容易にするとともに制御対象数を減少すること
ができる。
【0024】そして、本実施の形態のワーク3に締付け
るねじ1を略水平方向及び略上下方向に搬送自在な直動
ガイド7及びスライド板17及びツメ5からなるねじ搬
送機構の略上下方向の運動は、連結棒32からなる移動
体によって引起こされるようにし、かつ、前記ねじ搬送
機構のストロークが連結棒32からなる移動体のストロ
ークより小さくしたものであり、これを請求項に対応す
る実施の形態とすることができる。したがって、前記ね
じ搬送機構の略上下方向の運動を前記移動体によって引
起こされるようにし、かつ、前記ねじ搬送機構のストロ
ークが前記移動体のストロークより小さくするものであ
るから、両者の移動のタイミングが機械的に一致し、ね
じ搬送機構の略上下方向への移動量を移動体の移動量と
連繋し、装置の簡素化、小型化を容易にするとともに制
御対象数を減少することができる。更に、ねじ搬送機構
のストロークを移動体のストロークより小さくなるよう
にしたので、前記ねじ搬送機構のストロークと前記移動
体のストロークの調整を容易にし、装置の立ち上げ時間
を短縮することができる。
【0025】更にまた、本実施の形態の前記ねじ1の線
押え2を保持するドライバビットホルダ22からなる保
持手段は、前記移動体に固定されねじ搬送機構上のねじ
1の線押え2を案内する線押さえ2の両側に配置されツ
メ5の上下動を許容するガイド9を有するものであり、
これを請求項に対応する実施の形態とすることができ
る。前記保持手段が移動体に固定されねじ搬送機構上の
ねじ1の線押え2の両側に配置され、ツメ5の上下動を
許容を案内し、ねじ1及びその線押え2の位置決めを正
確にし、ねじ搬送機構が退避した状態でねじ1をワーク
3上に正しく保持し、ねじ締め作業のトラブルを防止で
きる。
【0026】本実施の形態においては、ねじ1を保持す
るツメ5を略水平方向及び上下移動させる直動ガイド7
及びスライド板17によってねじ搬送機構を構成してい
る。また、ドライバビット20は図示しない電気モー
タ、エアモータ等からなる回転駆動機構を具備してい
る。そして、ドライバビット20及びドライバビットホ
ルダ22とを上下移動する直動ガイド18によって上下
動機構を構成している。しかし、本発明を実施する場合
には、ドライバビット20及びドライバビットホルダ2
2と回転駆動機を同期させて上下移動させてもよい。
【0027】上記実施の形態では、線押さえ2付のねじ
1を主体に説明してきた。しかし、線押さえ2をなくし
ても実施できる。このとき、ツメ5とねじ1との隙間S
2(図5の線押さえ2とツメ5との間隙)及びツメ5と
ワーク3との隙間S3を得て、ツメ5がねじ1及びワー
ク3と干渉することなく、ねじ1をねじ締め位置に残し
て退避自在とすることができる。この場合には、特に、
望ましくは、ねじ1をねじ締め位置で若干螺合させた状
態でツメ5を退避させるとねじ1の転倒が防止できる。
【0028】上記実施の形態においては、ねじ1を保持
するツメ5、及びツメ5を略水平方向及び略上下方向に
移動させる直動ガイド7及びスライド板17からなるね
じ搬送機構と、ねじ1のねじ締め位置の上側に配設され
たドライバビット20、及びドライバビット20を取付
けたドライバビットホルダ22、及びドライバビット2
0の図示しない電気モータ、エアモータ等からなる回転
駆動機構と、少なくともドライバビット20及びドライ
バビットホルダ22とを略上下方向に移動する直動ガイ
ド18からなる上下動機構とを具備するねじ締め装置に
おいて、ドライバビット20及びドライバビットホルダ
22を連動して、ツメ5に保持されたねじ1の位置決め
を行うとともに、ツメ5とねじ1との隙間S2及びツメ
5とワーク3との隙間S3を得て、ツメ5がねじ1及び
ワーク3と干渉することなく、ねじ1をねじ締め位置に
残して退避自在としたものであり、これを請求項に対応
する実施の形態とすることができる。
【0029】即ち、ねじ1を保持するツメ5を略水平方
向及び略上下方向に移動させ、ねじ締め位置の上側に配
設されたドライバビット20を取付けたドライバビット
ホルダ22及びそのドライバビット20のうち、少なく
ともドライバビット20及びドライバビットホルダ22
とを略上下方向に移動する。このとき、ドライバビット
20及びドライバビットホルダ22を連動して、ツメ5
に保持されたねじ1の位置決めを行うとともに、ツメ5
とねじ1との隙間S2及びツメ5とワーク3との隙間S
3を得て、ツメ5がねじ1及びワーク3と干渉すること
なく、ねじ1をねじ締め位置に残して退避自在とし、ね
じ1の位置決めを行うと共にねじ締めを行う。したがっ
て、ねじ1をねじ締め位置まで確実に搬送し、正確なね
じ1の位置決め及びねじ締めの失敗をなくし、確実にね
じ締めを行うことができる。
【0030】実施の形態2.図7は本発明の第二の実施
の形態におけるねじ締め装置によるねじ搬送状態を示す
正面からみた要部説明図、図8は本発明の第二の実施の
形態におけるねじ締め装置によるねじ搬送状態を示す平
面からみた要部説明図、図9は本発明の第二の実施の形
態におけるねじ締め装置によるねじ搬送状態の一事例を
示す正面からみた要部説明図である。図において、ねじ
1、線押さえ2、ツメ5、ガイド9は第一の実施の形態
で明示した構成と同一の構成部分を示すものであるか
ら、ここではその説明を省略する。48はツメ5の先端
を略U字状に切欠き形成することによってツメ端部48
aとツメ端部48bの二股とした二股ツメ部、49(4
9a,49b)は二股ツメ部48の先端の突起部、50
は前記突起部49(49a,49b)の反対側に設けら
れた段部である。この突起部49及びその反対側の段部
50は、本実施の形態の凹部50Aを形成している。本
実施の形態では、凹部50Aはねじ1の線押え2が嵌り
込む凹部50Aとしたものであるが、本発明を実施する
場合には、ねじ1が嵌り込む形状とすることもできる。
【0031】次に、本実施の形態のねじ締め装置の動作
について説明する。ねじ1の足部の部分をツメ端部48
aとツメ端部48bの二股とした二股のツメ部48の間
に入れ、二股ツメ部48に線押さえ2を載せて線押さえ
2付きねじ1を保持する。更に、線押さえ2の四角の相
対する2辺を突起部49及び段部50で位置決めし、残
りの相対する2辺をガイド9によって位置決めすること
によって線押さえ2付きねじ1の位置決めを行ってい
る。
【0032】このように、本実施の形態では、図7及び
図8に示すような、ねじ1の足部の部分をツメ端部48
aとツメ端部48bの二股とした二股のツメ部48の間
に入れ、二股のツメ部48に線押さえ2を載せて線押さ
え2付きねじ1を保持するという簡単な機構によって、
線押さえ2付きねじ1を位置決めし、保持、搬送するこ
とが可能となった。
【0033】また、図9に示すように、矢印51の方向
に線押さえ2を有するねじ1を搬送して目的位置で停止
した際、慣性によって突起部49と線押さえ2との接触
点52を回転支点として矢印53の方向にねじ1が傾き
飛び出ようとする動きを、ねじ1を二股ツメ部48の下
面の端部54部分が当接し、更に、線押さえ2を段部5
0と当接して妨げ、線押さえ2を有するねじ1が二股ツ
メ部48から離脱することがない。特に、ねじ1の自重
の作用方向、即ち、矢印55の方向の力により線押さえ
2が段部50に案内されて滑り、図7のように正常な状
態にもどることができる。したがって、従来のように、
ねじ1をツメ5から落とすことなく確実に搬送すること
が可能となった。
【0034】本実施の形態においては、ねじ1を保持す
るツメ5は、ツメ5の先端に突起部49及び突起部49
の反対側に段部50を有し、かつ、ツメ5の先端を略U
字状に切欠いて二股としたものであり、これを請求項に
対応する実施の形態とすることができる。したがって、
ツメ5の段差が高い段部50に案内されて線押さえ2を
有するねじ1を搬送し、線押さえ2を有するねじ1が段
部50に案内されて目的位置で停止し、また、ツメ5が
離れるとき、段差が低いツメ5の先端に突起部49が線
押さえ2の下方を通過するものであるから、従来のよう
に、ねじ1をツメ5から落とすことなく確実に搬送する
ことが可能である。
【0035】また、本実施の形態のねじ搬送機構は、ね
じ1の線押え2が嵌り込む突起部49及びその反対側の
段部50からなる凹部50Aを有するものであり、これ
を請求項に対応する実施の形態とすることができる。前
記ねじ搬送機構がねじ1の線押え2が嵌り込む凹部50
Aを有し、そこで、ねじ1の線押え2を保持するもので
あるから、ねじ搬送機構上の定点にねじ1を位置決めす
ることができ、ねじの搬送位置決めを確実にする。
【0036】実施の形態3.図10は本発明のねじ締め
装置を実施する搬送装置との関係を示す実施の形態の平
面図で、図11は図10のF−F断面図である。また、
図12は図10に示す実施の形態の装置のねじの搬送開
始の説明図、図13は図10に示す実施の形態の装置の
ねじの受け渡しの説明図、図14は図13に示す実施の
形態の装置の切断線G−Gからみたねじの受け渡しの要
部説明図、図15は図13に示す実施の形態の装置の切
断線G−Gに相当する位置からみたねじの受け渡しの要
部説明図である。
【0037】図において、ねじ1、線押さえ2、ツメ5
(5a,5b)、ガイド9(9a,9b,9c)は第一
の実施の形態で明示した構成と同一の構成部分を示すも
のであるから、ここではその説明を省略する。56は複
数のねじ1の整列を維持して整列状態で供給するねじの
整列及び供給手段、57はねじの整列及び供給手段56
のねじ1の供給口に配置されたねじ固定シュート、58
はねじ固定シュート57のねじ1の出口に配置され、ね
じ1の軸線方向の断面形状の溝78(78a,78b)
を有するレールであり、ねじ固定シュート57はねじの
整列及び供給手段56からねじ1を受け取り、レール5
8に渡す。
【0038】59はレール58のねじ1の供給方向と相
対する方向に配置され、ねじ1の移動を拘束するねじス
トッパ、60はねじストッパ59に取付けられ、移動を
拘束しているねじ1の存在を検出する近接スイッチ等か
らなる検出センサ、61はレール58を図10において
左右に駆動するシリンダA、62はシリンダA61を取
付けたシリンダA取付板、63はレール58を取付けた
レール取付板、64はレール58の移動方向を案内する
直動ガイド、65は直動ガイド64とシリンダA取付板
62を取付直動ガイド66によって案内されるスライド
板、67はスライド板65に取付けられたシリンダB、
68はシリンダB67を取付けたシリンダB取付板、6
9は直動ガイド66とシリンダB取付板68を取付けた
ベース、70はねじ移しツメで、レール58の溝78か
らねじ1をツメ5に渡す。71はねじ移しツメ70を取
付けたガイド付シリンダ、72はガイド付シリンダ71
を取付けた取付板、73(73a,73b)は取付板7
2に取付けられたシャフト、74はシャフト73の略上
下方向を案内するガイド、75は取付板72を上下する
シリンダである。なお、検出センサ60は、レール58
のねじの供給方向と相対する方向に配置されたねじスト
ッパ59に当接するねじ1の存在を検出し、次の工程に
入る信号を発生させるのに使用される。また、ねじ1の
軸線方向の断面形状の溝78を有するレール58は、ね
じ1を収容する凹部を有するものであればよい。
【0039】次に、図10乃至図15を用いて動作を説
明する。図10に示すように、ねじの整列及び供給手段
56から矢印76の方向に線押さえ2を具備するねじ1
が連続的に押され、それによって、ねじ固定シュート5
7を移動し、ストッパ59に当たり、線押さえ2付きの
ねじ1がレール58の溝78a及び溝78bに入り、ね
じの検出センサ60によってそれが検出される。次に、
シリンダA61によってレール58が図12に示す矢印
79の方向に移動されると、線押さえ2付きのねじ1が
溝78に入った状態でレール58とともに移動する。そ
して、図12のように、シリンダB67によって矢印7
9の方向にレール58を移動し、線押さえ2a付きねじ
1aと線押さえ2b付きねじ1bを搬送し、図13に示
す位置で停止する。
【0040】そして、上下シリンダ75によって板72
上に配置されたガイド付きシリンダ71とねじ移しツメ
70が上昇し、図14に示すように、ねじ移しツメ70
とツメ5がレール58をはさんで相対するように配置さ
れる。次に、ねじ移しツメ70がガイド付きシリンダ7
1によって、矢印80の方向に駆動され、ねじ1を押し
てレール58の溝78からねじ1をツメ5に移動する。
【0041】このように、本実施の形態によれば、連続
的に供給されるねじ1を1個1個に分離して、ねじ1の
搬送手段のツメに供給することができるので、自動でね
じの供給、搬送及びねじ締めを行うことができる。ま
た、図14に示すようにレール58の幅Wが線押さえの
幅Xよりも大きく構成されていることから線押さえ2付
きのねじ1が安定してレール58の溝78内に保持さ
れ、かつ、ねじ1の供給方向にはねじ1がレール58か
ら落ちないように壁81を設けることにより、また、傾
斜角θのある傾斜面82で線押さえ2を支えているの
で、ねじ1は壁81側に滑り落ち、ねじ1が壁81側か
ら落下するということはなくなり、壁81が設けられた
逆側からも落下することもない。
【0042】なお、本実施の形態においては、レール5
8にねじ1を載置した状態で移動するシリンダA61は
レール移動機構を構成する。そして、ねじ1を保持する
ツメ5にねじを移す上下シリンダ75及びガイド付きシ
リンダ71等によって駆動機構を構成している。更に、
ツメ5を略水平方向及び略上下方向に移動させる直動ガ
イド7及びスライド板17によって、ねじ搬送機構を構
成している。
【0043】本実施の形態によれば、ねじ1を所定の整
列状態で維持して、順次送るねじの整列及び供給手段5
6と、ねじの整列及び供給手段56のねじ1の供給口に
配置されたねじ固定シュート57と、ねじ固定シュート
57のねじ1の出口に配置され、ねじ1の軸線方向の断
面形状の溝を有するレール58と、レール58のねじの
供給方向と相対する方向に配置されたねじストッパ59
とねじストッパ59に取付けられたねじ1の検出センサ
60と、レール58にねじ1を載置した状態で移動する
シリンダA61からなるレール移動機構と、レール移動
機構で移動されたレール58からねじ1を取出すねじ移
しツメ70と、ねじ移しツメ70を駆動し、ねじ1を保
持するツメ5にねじを移す上下シリンダ75及びガイド
付きシリンダ71等からなる駆動機構と、ツメ5を略水
平方向及び略上下方向に移動させる直動ガイド7及びス
ライド板17からなるねじ搬送機構と、ねじ1のねじ締
め位置の上側に配設されたドライバビット20、及びド
ライバビット20を取付けたドライバビットホルダ2
2、及びドライバビット20の図示しない電気モータ、
エアモータ等からなる回転駆動機構と、少なくともドラ
イバビット20及びドライバビットホルダ22とを略上
下方向に移動する直動ガイド18からなる上下動機構と
を具備するものであり、これは請求項に対応する実施の
形態とすることができる。
【0044】即ち、ねじの整列及び供給手段56によっ
て、ねじ1を所定の整列状態で維持して、順次送り出
し、ねじの整列及び供給手段56のねじの供給口に配置
されたねじ固定シュート57に送出し、更に、ねじ固定
シュート57の出口に配置され、ねじの軸線方向の断面
形状の溝を有するレール58のねじの供給方向と相対す
る方向に配置されたねじストッパ59に当接するまで移
動させ、そのねじストッパ59に取付けられたねじの検
出センサ60によって、ねじ1がねじストッパ59に当
接したことを検出し、ねじ1を載置した状態でレール5
8を移動させ、レール58からねじ移しツメ70によっ
てねじ1を取出し、ねじ移しツメ70を駆動し、ねじ1
を保持するツメ5にねじを移し、ツメ5を略水平方向及
び略上下方向に移動させる上下動機構によって、少なく
ともねじ1のねじ締め位置の上側に配設されたドライバ
ビット20及びそのドライバビット20を取付けたドラ
イバビットホルダ22とを略上下方向に移動し、連続供
給されるねじを分離する。また、ねじ1をねじ締め位置
まで確実に搬送し、ねじ1の位置決めを正確にし、か
つ、ねじ締めの失敗をなくすことができる。
【0045】ところで、上記実施の形態のねじ搬送機構
は、ワーク1に締付けるねじ2を略水平方向及び略上下
方向に搬送するものであるが、本発明を実施する場合に
は、正確に水平及び略上下方向に設定する必要がない。
即ち、作業性からすれば、ほぼ水平及び略上下方向に設
定すればよいことである。
【0046】
【発明の効果】以上のように、請求項1のねじ締め装置
は、ねじ搬送機構はワークに締付けるねじを略水平方向
及び略上下方向に搬送し、そのねじ搬送機構は弾性体に
より上方向へ付勢されており、前記ねじ搬送機構の略上
下方向の移動は上下規制手段で規制され、また、前記移
動体に固定された保持手段は、前記ねじの線押えを保持
し、位置決め手段によって前記移動体の略上下方向の運
動に対し、前記ねじの線押えのストローク下端を決定
し、前記保持手段によって案内されたねじ回転手段は前
記ねじを回転させ、前記位置決め手段による前記ねじの
前記ワーク上での位置決め状態で、前記ねじ搬送機構は
前記線押えの下面と前記ワークとが干渉することなく退
避させ、その状態でねじが締付けられる。したがって、
ねじがワーク上に位置決めされたとき、前記ねじの線押
えの下面及び前記ワークと前記ねじ搬送機構の間に隙間
が生じるようにしたので、ねじ締付け前の前記ねじ搬送
機構の後退時に前記ねじが引っかかるのを防止し、ねじ
締め作業の中断が防止できる。
【0047】請求項2のねじ締め装置は、請求項1の効
果に加えて、前記ねじ搬送機構の略上下方向の運動を前
記移動体によって行うものであるから、両者の移動のタ
イミングが機械的に一致し、ねじ搬送機構の略上下方向
への移動量を移動体の移動量と連繋し、装置の簡素化、
小型化を容易にするとともに制御対象数を減少すること
ができる。
【0048】請求項3のねじ締め装置は、請求項1の効
果に加えて、前記ねじ搬送機構の略上下方向の運動を前
記移動体によって引起こされるようにし、かつ、前記ね
じ搬送機構のストロークが前記移動体のストロークより
小さくするものであるから、両者の移動のタイミングが
機械的に一致し、ねじ搬送機構の略上下方向への移動量
を移動体の移動量と連繋し、装置の簡素化、小型化を容
易にするとともに制御対象数を減少することができる。
更に、ねじ搬送機構のストロークを移動体のストローク
より小さくなるようにしたので、前記ねじ搬送機構のス
トロークと前記移動体のストロークの調整を容易にし、
装置の立ち上げ時間を短縮することができる。
【0049】請求項4のねじ締め装置は、請求項1乃至
請求項3の何れか1つの効果に加えて、前記ねじ搬送機
構がねじの線押えが嵌り込む凹部を有し、そこで、ねじ
の線押えを保持するものであるから、ねじ搬送機構上の
定点にねじを位置決めすることができ、ねじの搬送位置
決めを確実にする。
【0050】請求項5のねじ締め装置は、請求項1乃至
請求項4の何れか1つの効果に加えて、前記保持手段が
移動体に固定されねじ搬送機構上のねじの線押えをガイ
ド部でガイドし、ねじ及びその線押え位置決めを正確に
し、ねじ搬送機構が退避した状態でねじをワーク上に正
しく保持し、ねじ締め作業のトラブルを防止できる。
【0051】請求項6のねじ締め装置は、ねじを保持す
るツメをねじ搬送機構によって略水平方向及び略上下方
向に移動させ、ねじ締め位置の上側に配設されたドライ
バビットを取付けたドライバビットホルダ及びそのドラ
イバビットの回転駆動機構の、少なくとも前記ドライバ
ビット及びドライバビットホルダとを上下動機構によっ
て略上下方向に移動する。このとき、前記ドライバビッ
ト及びドライバビットホルダを連動して、前記ツメに保
持された前記ねじの位置決めを行うとともに、前記ツメ
と前記ねじ及び前記ツメとワークとの隙間を得て、前記
ツメが前記ねじ及び前記ワークと干渉することなく、前
記ねじをねじ締め位置に残して退避自在とし、ねじの位
置決めを行うと共にねじ締めを行う。したがって、前記
ツメと前記ねじ及び前記ツメと前記ワークとの隙間を任
意に設定でき、前記ツメが前記ねじ及び前記ワークと干
渉することがなくなり、前記ねじをねじ締め位置に残し
て位置決め及び退避自在となり、ねじをねじ締め位置ま
で確実に搬送し、ねじの位置決めを正確にし、かつ、ね
じ締めの失敗をなくすことができる。
【0052】請求項7のねじ締め装置は、ねじの整列及
び供給手段によって、ねじを所定の整列状態で維持し
て、かつ、順次送り出し、前記ねじの整列及び供給手段
の前記ねじの供給口に配置されたねじ固定シュートに送
出し、更に、前記ねじ固定シュートの出口に配置され、
前記ねじを収容する凹部を有するレールのねじの供給方
向と相対する方向に配置された前記ねじストッパに当接
するまで移動させ、そのねじストッパに取付けられた前
記ねじの検出センサによって、前記ねじストッパに当接
したことを検出し、前記ねじを載置した状態で前記レー
ルをレール移動機構で移動させ、前記レールからねじ移
しツメによってねじを取出し、前記ねじ移しツメを駆動
し、前記ねじを保持するツメに前記ねじを移し、ねじ搬
送機構によって前記ツメを略水平方向及び略上下方向に
移動させ、少なくとも前記ねじのねじ締め位置の上側に
配設されたドライバビット及びそのドライバビットを取
付けたドライバビットホルダとを略上下方向に移動し、
連続供給されるねじを1個1個に分離する。また、ねじ
をねじ締め位置まで確実に搬送し、ねじの位置決めを正
確にし、かつ、ねじ締めの失敗をなくすことができる。
【0053】請求項8のねじ締め装置は、請求項6また
は請求項7の効果に加えて、前記ねじを保持するツメ
を、前記ツメの先端に突起部及び前記突起部の反対側に
段部を有し、かつ、前記ツメの先端を略U字状に切欠い
て二股としたものであるから、ねじを略U字状の切欠い
て二股とした個所に保持でき、安定した保持が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1の(a)は本発明の第一の実施の形態に
おけるねじ締め装置を示す要部構成図、(b)は切断線
B−Bによる端面図、(c)は切断線C−Cによる端面
図、(d)は切断線D−Dによる端面図、(e)はドラ
イバビットの斜視図である。
【図2】 図2(a)は図1の切断線A−Aの矢視図、
(b)は図2(a)のE方向からみた抜け止めカラーの
矢視図である。
【図3】 図3は図1の実施の形態におけるねじ締め装
置によるねじ保持状態を示す説明図である。
【図4】 図4は図1の実施の形態におけるねじ締め装
置によるねじ位置決め状態を示す説明図である。
【図5】 図5は図4におけるねじ締め装置によるねじ
位置決め状態を示す要部説明図である。
【図6】 図6は図4におけるねじ締め装置によるねじ
締め開始状態を示す要部説明図である。
【図7】 図7は本発明の第二の実施の形態におけるね
じ締め装置によるねじ搬送状態を示す正面からみた要部
説明図である。
【図8】 図8は本発明の第二の実施の形態におけるね
じ締め装置によるねじ搬送状態を示す平面からみた要部
説明図である。
【図9】 図9は本発明の第二の実施の形態におけるね
じ締め装置によるねじ搬送状態の一事例を示す正面から
みた要部説明図である。
【図10】 図10は本発明のねじ締め装置を実施する
搬送装置との関係を示す実施の形態の平面図である。
【図11】 図11は図10のF−F断面図である。
【図12】 図12は図10に示す実施の形態のねじ締
め装置のねじの搬送開始の説明図である。
【図13】 図13は図10に示す実施の形態のねじ締
め装置のねじの受け渡しの説明図である。
【図14】 図14は図13のねじ締め装置の切断線G
−Gからみたねじの受け渡しの要部説明図である。
【図15】 図15は図13のねじ締め装置の切断線G
−Gに相当する位置からみたねじの受け渡しの要部説明
図である。
【図16】 図16は従来のねじ締め装置の取込み動作
を示す要部説明図である。
【図17】 図17は従来のねじ締め装置のねじ締め動
作を示す要部説明図である。
【図18】 図18は従来のねじ締め装置の取込み動作
の異常状態を示す要部説明図である。
【符号の説明】
1 ねじ、2 線押さえ、3 ワーク、5 ツメ、7,
18 直動ガイド、20 ドライバビット、22 ドラ
イバビットホルダ、48 二股ツメ部、49突起部、5
0 段部、56 ねじの整列及び供給手段、57 ねじ
固定シュート、58 レール、59 ねじストッパ、6
0 検出センサ、70 ねじ移しツメ、75 上下シリ
ンダ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークに締付けるねじを略水平方向及び
    略上下方向に搬送自在なねじ搬送機構と、 前記ねじ搬送機構を上方向へ付勢する弾性体と、 前記弾性体による前記ねじ搬送機構の略上下方向への移
    動を規制する上下規制手段と、 前記ねじ搬送機構の略上下方向と同一方向に移動自在な
    上下動機構と、 前記上下動機構によって略上下方向に移動自在な弾性体
    によって下方へ付勢された移動体と、 前記移動体に固定され前記ねじの線押えを保持する保持
    手段と、 前記保持手段によって案内されたねじ回転手段と、 前記移動体の略上下方向の運動に対し、前記ねじの線押
    えのストローク下端を決定する位置決め手段とを具備
    し、 前記位置決め手段による前記ねじの前記ワーク上での位
    置決め状態で、前記ねじの線押えの下面及び前記ワーク
    とねじ搬送機構とが干渉することなく退避自在としたこ
    とを特徴とするねじ締め装置。
  2. 【請求項2】 前記ねじ搬送機構の略上下方向の運動
    は、前記移動体によって引起こされるようにしたことを
    特徴とする請求項1に記載のねじ締め装置。
  3. 【請求項3】 前記ねじ搬送機構の略上下方向の運動
    は、前記移動体によって引起こされるようにし、かつ、
    前記ねじ搬送機構のストロークが前記移動体のストロー
    クより小さくしたことを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載のねじ締め装置。
  4. 【請求項4】 前記ねじ搬送機構は、ねじの線押えが嵌
    り込む凹部を有することを特徴とする請求項1及び請求
    項3の何れか1つに記載のねじ締め装置。
  5. 【請求項5】 前記保持手段は、前記移動体に固定され
    ねじ搬送機構上のねじの線押えをガイドするガイド部を
    有することを特徴とする請求項1及び請求項4の何れか
    1つに記載のねじ締め装置。
  6. 【請求項6】 ねじを保持するツメ、及び前記ツメを略
    水平方向及び略上下方向に移動させるねじ搬送機構と、 前記ねじのねじ締め位置の上側に配設されたドライバビ
    ット、及び前記ドライバビットを取付けたドライバビッ
    トホルダ、及び前記ドライバビットの回転駆動機構と、 少なくとも前記ドライバビット及びドライバビットホル
    ダとを略上下方向に移動する上下動機構とを具備するね
    じ締め装置において、 前記ドライバビット及びドライバビットホルダを連動し
    て、前記ツメに保持された前記ねじの位置決めを行うと
    ともに、前記ツメと前記ねじ及び前記ツメとワークとの
    隙間を得て、前記ツメが前記ねじ及び前記ワークと干渉
    することなく、前記ねじをねじ締め位置に残して退避自
    在としたことを特徴とするねじ締め装置。
  7. 【請求項7】 ねじを所定の整列状態で維持して、順次
    送るねじの整列及び供給手段と、 前記ねじの整列及び供給手段の前記ねじの供給口に配置
    されたねじ固定シュートと、 前記ねじ固定シュートのねじの出口に配置され、前記ね
    じを収容する凹部を有するレールと、 前記レールのねじの供給方向と相対する方向に配置され
    た前記ねじストッパと前記ねじストッパに取付けられた
    前記ねじの検出センサと、 前記レールに前記ねじを載置した状態で移動するレール
    移動機構と、 前記レール移動機構で移動された前記レールからねじを
    取出すねじ移しツメと、 前記ねじ移しツメを駆動し、前記ねじを保持するツメに
    前記ねじを移す駆動機構と、 前記ツメを略水平方向及び略上下方向に移動させるねじ
    搬送機構と、 前記ねじのねじ締め位置の上側に配設されたドライバビ
    ット、及び前記ドライバビットを取付けたドライバビッ
    トホルダ、及び前記ドライバビットの回転駆動機構と、 少なくとも前記ドライバビット及びドライバビットホル
    ダとを略上下方向に移動する上下機構とを具備すること
    を特徴とするねじ締め装置。
  8. 【請求項8】 前記ねじを保持するツメは、前記ツメの
    先端に突起部及び前記突起部の反対側に段部を有し、か
    つ、前記ツメの先端を略U字状に切欠いて二股としたこ
    とを特徴とする請求項6または請求項7記載のねじ締め
    装置。
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