JP2019206376A - 液体容器 - Google Patents
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Abstract
Description
液体を格納可能な容器本体と、
前記容器本体の容器口に螺子構造を介して着脱可能で、前記容器本体に対する締め付けを緩めることで前記容器本体から液体を吐出させることが可能な栓体と、
前記栓体が前記容器本体に締め切られる締切位置から前記容器本体と分離する分離位置へ回動される途上の中間箇所で前記栓体に係止力を作用させるストッパ構造と、が備えられているものである。
このように、本発明であれば、開栓操作時における栓体の意図しない脱落を防止可能な液体容器を構成できるようになる。
前記ストッパ構造は、前記栓体が前記容器本体から液体を最大に吐出させることが可能な最大吐出位置で、前記栓体を前記容器本体に位置保持させることが可能であると好適である。
前記ストッパ構造には、
前記容器本体及び前記栓体のいずれか一方に設けられる係合突起と、
前記容器本体及び前記栓体のいずれか他方に設けられ、前記容器本体に対する前記栓体の回動力により前記係合突起を係脱する係合ストッパと、が備えられていると好適である。
前記螺子構造は、前記栓体が前記締切位置から前記分離位置まで回動する角度範囲が、360度以下に設定されていると好適である。
前記螺子構造が、複数条螺子で構成されていると好適である。
図1等に示すように、液体容器には、飲料等の液体を格納可能な容器本体1と、容器本体1の断面円形状の容器口2に螺子構造3を介して着脱可能な栓体4と、容器本体1に着脱可能で液体を入れることが可能なコップ(図示せず)が備えられている。液体容器は、容器本体1に対して栓体4を完全に取り外すことなく、容器本体1内の液体を吐出させることが可能になっている。つまり、液体容器は、いわゆるスクリューキャップのタイプのものとなっている。また、液体容器には、栓体4が容器本体1に締め切られる締切位置P1(図5参照)から容器本体1と分離する分離位置P5(図9参照)へ回動される途上の中間箇所で栓体4に係止力を作用させるストッパ構造5が備えられている。
図3等に示すように、容器本体1には、液体を貯留可能な第1部材6、第1部材6の外側に組み合わされる第2部材7等が備えられている。
図2に示すように、栓体4には、容器口2の内径よりも径が大きな頭部16、頭部16の下端から連設されて頭部16よりも径が小さな本体部17、本体部17の下端に嵌装して設けられる環状のゴム等の弾性体で構成されるシールパッキン18等が備えられている。頭部16は、栓体4を回動操作する際の操作部となっている。頭部16と本体部17とは、樹脂製で、一体的に形成されている。
図2、図3等に示すように、螺子構造3には、容器本体1側に形成される第1螺子部20と、栓体4側に形成され、第1螺子部20に螺合する第2螺子部21と、が備えられている。螺子構造3は、2条螺子(「複数条螺子」の一例)で構成されている。
図6、図7に示すように、ストッパ構造5は、螺子構造3の螺合経路の途中で栓体4に係止力を作用させることが可能になっている。ストッパ構造5には、栓体4側に設けられる係合突起27と、容器本体1側に設けられる係合ストッパ28と、が備えられている。係合ストッパ28は、容器本体1に対する栓体4の回動力により係合突起27を係脱することが可能になっている。係合ストッパ28には、上面視で山型の湾曲形状の第1凸部29、上面視で山型の湾曲形状の湾曲形状の第2凸部30、及び、第1凸部29と第2凸部30との間に位置して径方向外側に窪んだ嵌入凹部31と、が設けられている。
図3等に示すように、液体容器には、容器本体1に対して栓体4を締め込み過ぎることを防止する過締防止構造32が備えられている。過締防止構造32には、栓体4側に設けられる切欠部33と、容器本体1側に設けられ、切欠部33に干渉する規制片(図示せず)と、が備えられている。切欠部33は、下側螺条部26における閉栓方向D2の端部に設けられている。図5に示すように、容器本体1に対して栓体4を締め込んで栓体4を締切位置P1にすると、栓体4の切欠部33に容器本体1側の規制片(図示せず)が干渉し、栓体4が締切位置P1以上に閉栓方向D2に回動しないようになっている。これにより、栓体4の締め込み過ぎによるシールパッキン18等の損耗が抑えられる。
図5に示すように、容器本体1に対して栓体4を締め込んで栓体4を締切位置P1にすると、図2、図3から理解されるように、栓体4の本体部17と容器本体1の縮径部11との間に挟まれる押圧力でシールパッキン18が弾性変形し、栓体4と容器本体1との間が止水状態に好適に保たれる。
2 :容器口
3 :螺子構造
4 :栓体
5 :ストッパ構造
27 :係合突起
28 :係合ストッパ
P1 :締切位置
P3 :保持位置(最大吐出位置)
P5 :分離位置
Claims (5)
- 液体を格納可能な容器本体と、
前記容器本体の容器口に螺子構造を介して着脱可能で、前記容器本体に対する締め付けを緩めることで前記容器本体から液体を吐出させることが可能な栓体と、
前記栓体が前記容器本体に締め切られる締切位置から前記容器本体と分離する分離位置へ回動される途上の中間箇所で前記栓体に係止力を作用させるストッパ構造と、が備えられている液体容器。 - 前記ストッパ構造は、前記栓体が前記容器本体から液体を最大に吐出させることが可能な最大吐出位置で、前記栓体を前記容器本体に位置保持させることが可能である請求項1に記載の液体容器。
- 前記ストッパ構造には、
前記容器本体及び前記栓体のいずれか一方に設けられる係合突起と、
前記容器本体及び前記栓体のいずれか他方に設けられ、前記容器本体に対する前記栓体の回動力により前記係合突起を係脱する係合ストッパと、が備えられている請求項1または2に記載の液体容器。 - 前記螺子構造は、前記栓体が前記締切位置から前記分離位置まで回動する角度範囲が、360度以下に設定されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体容器。
- 前記螺子構造が、複数条螺子で構成されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体容器。
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