JP2014210136A - 飲料用容器の栓体 - Google Patents

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Abstract

【課題】製品のコンパクト性を阻害せずに注ぎ性の良好な飲料用容器の栓体を提供する。
【解決手段】容器本体1の上部開口部2に被着され、内部に流出路16Rを設けた外部栓12と、外部栓12の上部開口部12Jに被着される内部栓13を備える。外部栓12の内周面には内部栓13を装着する為の雌螺子部が螺旋状で径方向に連続的に設けられ、内部栓13の外周面には雌螺子部に対応する雄螺子部22を設け、この雄螺子部22の少なくとも一部が上下方向に切り欠かれることで形成された流路61を備え、内部栓13の流路61の上方には斜め外側上方に直線的に傾斜する流路抑制壁たる上面部64Jを設ける。外部栓12の雌螺子部は連続的に設けられているので、内部栓13の流路61がどこにあっても常に安定した螺着状態を維持できると共に、流路61の上部に設けられた上面部64Jにより注ぎ性が安定する。
【選択図】図7

Description

本発明は、螺子により装着する栓体を備えた飲料用容器の栓体に関するものである。
従来、この種の魔法瓶などの液体容器に設けられる栓体としては、容器本体の上部の円筒状の開口に着脱自在に取り付けられる栓体本体と、該栓体本体の上部に上下方向にヒンジ回動可能に設けられて栓体本体の上部の開口を開閉する蓋体とを備え、この蓋体の開閉で流路を開放・閉鎖する構造(例えば特許文献1)や、液体容器本体の端縁に肩部材が固着され、この肩部材は内部に流路が設けられると共に、外部に注ぎ口である吐出口が設けられ、その肩部材に栓体が着脱自在に螺合されており、栓体を緩める、又は締め付ける操作により流路を開放・閉鎖する構造(例えば特許文献2)や、容器本体に着脱自在で、内部栓である内筒部と外部栓である外筒部から構成され、これら内筒部と外筒部の間に通液路が形成された栓本体と、前記外筒部の下端部を開閉する弁体とを備え、この弁体により前記通液路を開閉させることで開放・閉鎖する構造(例えば特許文献3)などがある。
特許第4203912号公報 特開平10−75902号公報 特開平8−71005号公報
上記特許文献1の栓体では、注ぎ性を向上させるために栓体本体に大きな注ぎ口を設けて蓋体に覆っているが、注ぎ口が高さ方向に伸びているのでコンパクト性が阻害される面がある。
また、特許文献2の栓体では、注ぎ性を向上させるために肩部材に吐出部を設けているが、そもそも肩部材が必要になるので部品点数が増加する。また、注ぎ性を向上させるために所定の流路長さが必要であり、常に注ぎ口が外部に露出しているため、蓋をするものに比べて不衛生な面があり、また、落下等の衝撃で注ぎ口が損傷し易い。さらに、栓体の螺子を部分的に切り欠いて流路を設けているが、流路の流れが左右に広がり易く、また、螺子が切りかかれているため、流路方向で栓体のガタツキが大きくなる。
また、特許文献3の栓体では、内部栓と外部栓の間に流路を設け、弁体が稼動することで流路の開放・閉鎖を行うが、流路内が複雑で汚れが溜まり易く、部品数も多いために洗浄性が劣る。
解決しようとする課題は、製品のコンパクト性を阻害せずに注ぎ性の良好な飲料用容器の栓体を提供することである。
請求項1の飲料用容器の栓体は、飲料用容器本体の上部開口部に被着され、内部に流出路を設けた外部栓と、前記外部栓の上部開口部に被着される内部栓を備えた飲料用容器の栓体において、前記外部栓の内周面には前記内部栓を装着する為の内螺子が連続的に設けられ、前記内部栓の外周面には前記内螺子に対応する外螺子を設け、この外螺子の少なくとも一部が上下方向に切り欠かれることで形成された流路を備え、前記内部栓の流路の上方には斜め外側上方に傾斜する流路抑制壁が設けられたことを特徴とする。
請求項2の飲料用容器の栓体は、前記内部栓には螺子ストッパー壁が設けられ、前記外部栓には前記螺子ストッパー壁に対応する螺子ストッパー部が設けられ、前記螺子ストッパー壁と前記螺子ストッパー部が当接する流路閉塞状態から前記内部栓を半周回すまでに前記流路が開放されることを特徴とする。
請求項3の飲料用容器の栓体は、前記内部栓の流路脇上方には前記外螺子から上下方向に連続した流路制御側壁が設けられていることを特徴とする。
請求項4の飲料用容器の栓体は、前記外部栓の流路上端面に小突起が全周に設けられたことを特徴とする。
請求項5の飲料用容器の栓体は、略四角形の前記小突起の断面形状の高さが1.0mm以上で、幅が2.2mm以下としてなることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、外部栓の内螺子は連続的に設けられているので、内部栓の流路がどこにあっても常に安定した螺着状態を維持できると共に、流路上部に設けられた流路制御壁により注ぎ性が安定する。
また、金属容器に螺子を加工して直接栓体を螺着する場合は、金属容器への螺子加工が難しく、螺子高さや螺子ピッチに加工上の制限があるため、内部栓に流路があることで嵌合強度が劣るが、合成樹脂製の外部栓に連続的に内螺子を設けることで強固な嵌合が実現できる。
請求項2の発明によれば、内部栓を半周回すまでに流路が開放されるために操作が簡便である。金属容器に螺子を加工して直接栓体を螺着する場合は、金属容器への螺子加工が難しく、特に2条螺子などの多条螺子を採用する場合には金属の加工硬化などによりさらに加工が難しくなる。合成樹脂製の外部栓を採用することで、多条螺子を採用しても生産性を低下させることなく、簡便な操作が可能となる。
請求項3の発明によれば、内部栓に設けられた一部が切り欠かれた流路があるため、栓体の径方向でのガタツキが大きくなるが、流路制御側壁によりガタツキを抑えられる。また、流路脇に設けられた流路制御側壁により注ぎ性がさらに安定する。
請求項4の発明によれば、流路上端部に小突起を設けることで、液体を注ぐ際の液切れがよくなる。
請求項5の発明によれば、小突起の断面形状の高さ及び幅は上記範囲が好ましいことが実験結果から示されている。即ち、小突起の高さが1mm未満では、幅に関係なくいずれも場合も液切れが悪く、小突起の高さが1mm以上では、小突起の幅が2.2mmを超えると液切れが悪くなるという結果が得られた。
本発明の実施例1を示す流路を断面にした全体断面図である。 同上、流路を断面にした拡大断面図である。 同上、全体断面図である。 同上、全体正面図である。 同上、内部栓の斜視図である。 同上、栓体の斜視図である。 同上、栓体の分解斜視図である。 同上、一部を断面にした外部栓の斜視図である。 同上、内部栓の断面説明図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図1〜図9は実施例1を示しており、容器である金属又は樹脂製の飲料用容器本体1の上部開口部2に栓体10を着脱自在に設けている。飲料用容器本体1はステンレス鋼の有底な外筒4の内側に同じくステンレス鋼の有底な内筒5を設けると共に、これら外筒4と内筒5の上縁を接合して広口の上部開口部2を形成している。そして、外筒4と内筒5の間を断熱層たる真空層6とすることで断熱二重容器を形成している。また、内筒5における上部開口部2のやや下方には突起7が内側に向けて段状に設けられている。
金属製の前記飲料用容器本体1の上部開口部2に、合成樹脂製の栓体10を着脱自在に被着し、その上部開口部2を覆うように蓋体11を着脱自在に設けており、この蓋体11はコップとなる。
前記栓体10は、上部開口部2内に着脱自在に螺着される略円筒状の外部栓12と、この外部栓12内に着脱自在に螺着される有底な内部栓13とを備え、これら外部栓12と内部栓13は合成樹脂製である。前記内部栓13は外部栓12の上部開口部12Jに螺着される。
金属製の前記内筒5の上部開口部2側の内周面に雌螺子部14を形成し、前記外部栓12は、前記雌螺子部14に螺合する雄螺子部15を有する外筒部16を備え、この外筒部16は円筒状をなし、その外筒部16の上端外面に肉厚部17を膨出形成し、この肉厚部17の外面に嵌合受け部たる凹部18を周設している。また、肩部材たる外部栓リング20に嵌合部たる凸部19を設け、凹部18に凸部19を強制嵌合して外筒部16に外部栓リング20を一体に組み込んでいる。そして、外筒部16は上部と下部が開口した円筒形状であって、その外筒部16内に上下方向に貫通した流出路16Rが設けられている。このように外部栓12は、外筒部16と外部栓リング20により構成されている。
尚、前記外部栓リング20は、外部栓12を上部開口部2に取り付けた状態で、前記上部開口部2の上端を覆うものである。また、前記外筒部16の内周面には雌螺子部21が螺旋方向に連続して設けられ、この雌螺子部21が内螺子である。
前記内部栓13は、前記雌螺子部21に螺合する雄螺子部22を有する内部栓本体たる内筒部23と、上部の内部栓蓋24とを一体に備え、前記内筒部23の下端は底板部23Tにより閉塞され、前記雄螺子部22が外螺子である。前記内部栓蓋24の上部に、外鍔状の外部栓操作部26を設けている。尚、内部栓蓋24と外部栓リング20は外周の直径が略等しい。
また、前記外筒部16の下部に突起状の外パッキン装着部27を設け、この外パッキン装着部27に、シリコーンゴム等ゴム、エラストマー等弾性材料からなる外止水用パッキン28が装着されており、上部開口部2内に外部栓12を螺着すると、外止水用パッキン28が前記突起7に圧接し、外部栓12と内筒5との間がシールされる。
さらに、前記内筒部23の下部に突起状の内パッキン装着部29を設け、この内パッキン装着部29に内止水用パッキン30が装着されており、外部栓12内に内部栓13を螺着すると、内止水用パッキン30が外部栓12の下部内周に圧接し、内部栓13により外部栓12の下部開口部12Kが閉塞される。
前記内止水用パッキン30は断面略コ字形をなし、その内止水用パッキン30の内周凹部30Aは前記内パッキン装着部29の突起部29Aに密着状態で外嵌して位置決め、抜け止めがなされ、内止水用パッキン30の外周面には、前記外筒部16の下部内周面に密着する1つの湾曲凸部30Bが周設されている。尚、内止水用パッキン30の下面内周には、タブたる摘み部(図示せず)が内側に突出して設けられ、この摘み部を摘んで内止水用パッキン30を内パッキン装着部29から取り外すことができる。
前記蓋体11は、上面部31と、この上面部31の周囲から下方に垂設された側面部32とを一体に有し、この側面部32の下部内周に雌螺子部33を設け、この雌螺子部33が前記外筒4の上部に設けた雄螺子部34に螺合する。そして、図2に示すように、雄螺子部34に雌螺子部33を螺合し、側面部32の下端32Tが外筒4の上向き段部4Aに当接し、この当接した状態が蓋体11を全閉した状態である。
また、前記内部栓13の内部が収納空間35であり、断熱部材36が収納される。そして、内部栓13の天面に加飾板37が設けられる。
前記外部栓操作部26の上面で外周側に中央側が凹んだ段部41を形成すると共に、この段部41の内側に外部栓操作部26の上面より一段低い載置部43を形成し、この載置部43は全周に形成されている。また、前記載置部43の内側には、内側段部44が形成され、この内側段部44は略垂直に形成されている。また、前記加飾板37の下面には、前記内側段部44の内周面に係入する筒状の内側係合部45が形成されている。
前記加飾板37は略平板状をなし、この例では図2に示すように、内側係合部45の外側において、加飾板37の下面は略水平で平坦であり、その加飾板37の上面は外周側より中央が僅かに低くなるようにテーパー状に形成されている。前記加飾板37は、前記外筒部16と異なる色の原料で製造したり、塗装を施すなどして加飾することもできる。
そして、内筒部23への加飾板37の接合工程においては、磁性材料からなるループ状の金属部品(図示せず)を載置部43の上面と加飾板37の下面との間に挟むようにして配置し、加飾板37の内側係合部45を内側段部44の内周面の中に係入する。このようにして外筒部16に金属部品及び加飾板37をセットした後、電磁誘導加熱により金属部品を加熱すると、加熱された金属部品により、金属部品に接触する加飾板37の下面と載置部43が溶融して溶着される。
図8に示すように、前記外筒部16の下部側の内周面には内螺子の一部を構成する斜め上向き段部51を設け、この斜め上向き段部51の下方を、内側に向かって肉厚に形成した肉厚部52が設けられ、この肉厚部52の下部に、下方に向かって縮小する段部たる縮小部53を設け、この縮小部53の下方には、径小内周面54が形成され、この径小内周面54は、前記肉厚部52の内周面より径小に形成されている。尚、肉厚部52の内周面の直径は、螺子山21Yの先端間の直径と略同一である。
前記径小内周面54に、前記内止水用パッキン30の前記湾曲凸部30Bが圧接し、内部栓13により外部栓12の下部開口部12Kが閉塞される。そして、雌螺子部21及び雄螺子部22を、回転による移動量が大きい2条螺子にすると共に、上部より小径な径小内周面54に、内止水用パッキン30を圧接して止水するようにしたから、この例では、下部開口部12Kを閉塞した状態から、外部栓12を開く方向に半周回すことにより、径小内周面54から内止水用パッキン30が離れて下部開口部12Kが開成し、容器本体1内の飲料を注ぐことができる。また、雌螺子部21及び雄螺子部22を、操作感や径に応じて3条以上の多条螺子にすることもできる。
図8に示すように、前記外部栓12の前記雌螺子部21は、内向きに突出した螺子山21Yとこの螺子山21Yの間に設けた谷部21Tとを備え、前記螺子山21Yの上端(回転方向一端部)が第1の螺子ストッパー部21Uである。また、前記谷部21Tの下部は前記肉厚部52に形成され、谷部21Tの下端(回転方向他端部)が第2の螺子ストッパー部21Sである。尚、前記斜め上向き段部51は、前記谷部21Tの斜面により構成されている。また、雌螺子部21は2条螺子であるから、第1及び第2の螺子ストッパー部21U,21Sは、周方向に対向する位置にそれぞれ設けられている。尚、螺子ストッパー部21U,21Sは雌螺子部21の螺旋方向と交差方向に設けられている。
前記内部栓13の前記雄螺子部22は、外向きに突出した螺子山22Yと、この螺子山22Yの間に設けた谷部22Tとを備える。また、前記内筒部23の外周には、その前後に前記雄螺子部22を切り欠いた縦方向の凹部により流路61を形成している。この流路61は底部61Tと左右の壁部61K,61Kとを有し、前記底部61Tは内筒部23の中心軸62を中心とした円弧面をなし、前記底部61Tの直径は前記内筒部23の直径より小さい。また、前記壁部61Kは前記中心軸62を通る直径方向に形成されている。
前記雄螺子部22の谷部22Tの上端(回転方向一端側)には、回転方向と交差方向の第1の螺子ストッパー壁22Uが設けられ、この第1の螺子ストッパー壁22Uに前記第1の螺子ストッパー部21Uが係止する。さらに、前記雄螺子部22の螺子山22Yの下端(回転方向他端)が第2の螺子ストッパー壁22Sであり、この第2の螺子ストッパー壁22Sに前記第2の螺子ストッパー部21Sが係止する。尚、図9の説明図に示すように、前後の流路61,61は、円周方向において、それぞれ約70度の角度θの範囲にあり、流路61,61同士は円周方向において110度離れている。尚、前記角度は、流量の関係から90度〜50度とすることができる。
前記雄螺子部22の最上部の谷部22Tと前記外部栓操作部26の下面26Kとの間には、流路制御側壁63が設けられ、この流路制御側壁63は前記流路61の脇である左右方向両側に設けられ、その流路制御側壁63の先端は、外部栓12に内部栓13を螺合した状態で、外筒部16の内周面に近接する。尚、流路制御側壁63の先端は前記螺子山22Yの先端と略同一位置にある。また、前記流路制御側壁63の上端は前記下面26Kに連結され、流路制御側壁63の下端は最上部の螺子山22Yに連結されている。
このように内筒部23の上部の雄螺子部22のない部分に、流路制御側壁63を設けたから、この流路制御側壁63がスペーサとなって、外部栓12に対する内部栓13の径方向のガタツキを抑えることができる。また、前記流路61の両側に設けた流路制御側壁63により、流路61を流れる液体が左右に広がることなく、上面部64Jへと案内することができる。
前記外部栓操作部26の下面26Kは略水平で平坦に形成され、その下面26Kには前記流路61の上部に連通する横流路64が上方に凹んで形成され、この横流路64は外側に向かって上下方向が拡大するようにその上面部64Jが外斜め上方に傾斜し、その横流路64の左右の側面部64S,64Sは前記中心軸62を通る直径方向に形成されている。そして、前記上面部64Jが前記流路61と交差する流路抑制壁であり、その上面部64Jは直線的に傾斜しており、この傾斜角は水平に対して40度未満に設定されている。
また、前記外部栓操作部26の側面には、前記横流路64に対応する箇所を除いて、縦方向の凹凸部65が周方向に並んで設けられると共に、前記横流路64に対応する箇所は傾斜面66に形成され、この傾斜面66は上から下に向かって外側に傾斜している。前記傾斜面66には横流路64の位置を示す印67が設けられ、この例では三角形の突起により印67を構成している。さらに、加飾板37の上面には、両側の傾斜面66,66の間に印68を並んで設けており、印68は略半球面状の凸部からなり、この例では中央と前後に3個の印68が設けられている。
図7に示すように、前記外部栓リング20の外周には、前記凹凸部65に対応して、縦方向の凹凸部65Aが周方向に並んで設けられ、内部栓13により外部栓12の流出路16Rを閉成した状態で、凹凸部65と凹凸部65Aとが位置合わせされる。
図2に示すように、前記外部栓12の上面である前記肉厚部17の上面17Jは平坦で略水平に形成され、この上面17Jの内周には小突起70が全周に突出形成され、この小突起70は前記上部開口部12Jの上端面に位置しており、小突起70の内周は前記流路16Rに連続している。
前記小突起70の断面形状は略四角形であって、この小突起70の高さH及び幅Wの好ましい範囲を実験により求めた。まず、容器本体1に外部栓12を螺着し、内部栓13を外した状態で、容器本体1を傾け、容器本体1を傾け、容器本体1内の液体を注ぎ出すことにより実験を行った。尚、液体は常温(15〜25℃)の水道水を使用した。その結果を下記の表1に示す。
Figure 2014210136
上記表1のように、小突起70の高さが1mm未満(実験では0.5mm)では、幅Wに関係なくいずれも場合も液切れが悪く、小突起の高さHが1mm以上では、小突起の幅が2.2mm(実験では2.7mm)を超えると液切れが悪くなり、液が上面17Jに伝わる場合がある、という結果が得られた。この実験の結果、小突起70の断面形状は、高さHが1.0mm以上で、幅Wが2.2mm以下が好ましいことが判った。
また、図3に示すように、外部栓12に内部栓13を螺着して流出路16Rを閉成した状態で、内部栓蓋24と小突起70の間には僅かな隙間が設けられるが、内部栓蓋24は外部栓12の上面17Jを覆い、肉厚部17の直径より内部栓蓋24の直径が大きいため、上部から流出路16R内に埃が入ることを防止している。
図1及び図3に示すように、容器本体1の底部には、該底部を保護する底カバー71が設けられ、この底カバー71はシリコンなどの弾性体からなり、中央に開口72を有し、容器本体1の底部を覆う底部71Tと、この底部71Tの周囲から筒状に立設され、容器本体1の側面下部を覆う側面部71Sとを一体に有する。
また、外筒4には、前記上向き段部4Aの下方で前記突起7と略同一高さ位置に、凹部4Hを周設し、この凹部4Hに胴リング73を取り付けている。この胴リング73はシリコンなどの弾性体からなり、胴リング73の外面は湾曲面に形成されると共に、その外面側は上下の外筒4の外周面より外側に位置する。
前記蓋体11は、蓋本体74と、この蓋本体74の外面に設ける外面部材75とを一体成形した2色成形品である。その外面部材75は、前記上面部31と、前記側面部32の上部を覆うものであり、前記外面部材75には、上面部31と側面部32の境で対向する位置に膨出部76がそれぞれ設けられ、この膨出部76は蓋体11を握った際の滑り止めとなる。また、その膨出部76には、突起69が設けられ、蓋体11をコップとして使用した場合にこの突起69が接地脚部となる。
次に、前記構成について、その作用を説明する。容器本体1から蓋体11を外し、上部開口部2から栓体10を外し、栓体10を外部栓12と内部栓13とに分解し、各部材を洗浄することができる。また、容器本体1に飲料を入れ、上部開口部2を栓体10により閉塞し、蓋体11を取り付けて携帯することができ、容器本体1の真空層6及び栓体10の断熱部材36により容器本体1内の飲料の保温・保冷を行うことができる。尚、外部栓12を上部開口部2に螺着する際には、比較的大径な外部栓リング20を握って楽な力で操作することができる。
飲料を飲む際には、蓋体11を外し、コップとして使用することができ、蓋体11を外しても、流出路16Rの上部は内部栓蓋24により覆われているから、流出路16R内に埃が入ることを防止できる。
そして、外部栓操作部26を握って外部栓12を開く方向に略半周回すと、止水用パッキン30が上昇して径小内周面54から離れ、下部開口部12Kが開成する。この後、容器本体1を手で握って容器本体1を傾けると、収容されている飲料を流路61及び横流路64を通して注ぐことができる。
この際、容器本体1内の飲料の流れは、縦方向の流路61において、雌螺子部21に当たって流れの勢いを弱まり、さらに、横流路64の上面部64Jに案内されて安定した流れとなって所定の向きに注がれる。
このように本実施例では、請求項1に対応して、飲料用容器本体1の上部開口部2に被着され、内部に流出路16Rを設けた外部栓12と、外部栓12の上部開口部12Jに被着される内部栓13を備えた飲料用容器の栓体において、外部栓12の内周面には内部栓13を装着する為の内螺子たる雌螺子部21が螺旋状で径方向に連続的に設けられ、内部栓13の外周面には雌螺子部21に対応する外螺子たる雄螺子部22を設け、この雄螺子部22の少なくとも一部が上下方向に切り欠かれることで形成された流路61を備え、内部栓13の流路61の上方には斜め外側上方に傾斜する流路抑制壁たる上面部64Jが設けられたから、外部栓12の内螺子は連続的に設けられているので、内部栓13の流路61がどこにあっても常に安定した螺着状態を維持できると共に、流路61の上部に設けられた上面部64Jにより注ぎ性が安定する。
また、金属容器である容器本体1に螺子を加工して直接栓体を螺着する場合は、金属容器への螺子加工が難しく、螺子高さや螺子ピッチに加工上の制限があるため、内部栓13に流路61があることで嵌合強度が劣るが、合成樹脂製の外部栓12に連続的に雌螺子部21を設けることで内部栓13との強固な嵌合が実現できる。
また、このように本実施例では、請求項2に対応して、内部栓13には第1及び第2の螺子ストッパー部21U,21Sが設けられ、外部栓12には螺子ストッパー部21U,21Sに対応する螺子ストッパー壁22U,22Sが設けられ、螺子ストッパー部21U,21Sと螺子ストッパー壁22U,22Sが当接する流路閉塞状態から内部栓13を半周回すまでに流路61が開放されるから、内部栓13を半周回すまでに流路61が開放されるために操作が簡便である。また、金属容器に螺子を加工して直接栓体を螺着する場合は、金属容器への螺子加工が難しく、特に2条螺子などの多条螺子を採用する場合には金属の加工硬化などによりさらに加工が難しくなる。合成樹脂製の外部栓12を採用することで多条螺子を採用しても生産性を低下させることなく、簡便な操作が可能となる。
また、このように本実施例では、請求項3に対応して、内部栓13の流路61の脇上方には外螺子たる雄螺子部22から上下方向に連続した流路制御側壁63が設けられているから、内部栓13に設けられた一部が切り欠かれた流路61があるため、流路方向で径方向でのガタツキが抑えられる。また、流路脇に設けられた流路制御側壁63により流れが案内され、注ぎ性がさらに安定する。
また、このように本実施例では、請求項4に対応して、外部栓12の流路61の上端面に小突起70が全周に設けられたから、液体を注ぐ際の液切れがよくなる。
また、このように本実施例では、請求項5に対応して、略四角形の小突起70の断面形状の高さHが1.0mm以上で、幅Wが2.2mm以下としてなるから、小突起70の断面形状の高さHは上記範囲が好ましいことが実験結果から示されている。即ち、小突起70の高さHが1mm未満(実験では0.5mm)では、幅Wに関係なくいずれも場合も液切れが悪く、小突起70の高さHが1mm以上では、小突起70の幅Wが2.2mm(実験では2.7mm)を超えると液切れが悪くなるという結果が得られた。
また、実施例上の効果として、雌螺子部21及び雄螺子部22を、回転による移動量が大きい2条螺子にすることにより、下部開口部12Kを開く際に、内部栓13を回す量が少なくすることができる。また、外筒部16の内周下部には、肉厚部52の内周面と径小内周面54との間に、下方に向かって縮小する縮小部53を設けたから、内止水用パッキン30が降下する際、径小内周面54にスムーズに圧接することができる。また、また、前記内止水用パッキン30の1個の前記湾曲凸部30Bが径小内周面54に圧接することにより、内部筒13の短い移動により下部開口部12Kの閉塞及びその解除を行うことができる。
尚、本発明は以上の実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、実施例では、内部栓の前後に流路をそれぞれ設けたが、流路は1箇所のみでもよい。
1 飲料用容器本体
2 上部開口部
10 栓体
11 蓋体
12 外部栓
12J 上部開口部
13 内部栓
16R 流出路
21 雌螺子部(内螺子)
21U 第1の螺子ストッパー壁
21S 第2の螺子ストッパー壁
22 雄螺子部(外螺子)
22U 第1の螺子ストッパー部
22S 第2の螺子ストッパー部
23 内筒部(内部栓本体)
24 内部栓蓋
61 流路
62 中心軸
63 流路制御側壁
64 横流路
64J 上面部(流路制御壁)
65 凹凸部
66 傾斜面
70 小突起
本発明は、螺子により装着する栓体を備えた飲料用容器の栓体に関するものである。
従来、この種の魔法瓶などの液体容器に設けられる栓体としては、容器本体の上部の円筒状の開口に着脱自在に取り付けられる栓体本体と、該栓体本体の上部に上下方向にヒンジ回動可能に設けられて栓体本体の上部の開口を開閉する蓋体とを備え、この蓋体の開閉で流路を開放・閉鎖する構造(例えば特許文献1)や、液体容器本体の端縁に肩部材が固着され、この肩部材は内部に流路が設けられると共に、外部に注ぎ口である吐出口が設けられ、その肩部材に栓体が着脱自在に螺合されており、栓体を緩める、又は締め付ける操作により流路を開放・閉鎖する構造(例えば特許文献2)や、容器本体に着脱自在で、内部栓である内筒部と外部栓である外筒部から構成され、これら内筒部と外筒部の間に通液路が形成された栓本体と、前記外筒部の下端部を開閉する弁体とを備え、この弁体により前記通液路を開閉させることで開放・閉鎖する構造(例えば特許文献3)などがある。
特許第4203912号公報 特開平10−75902号公報 特開平8−71005号公報
上記特許文献1の栓体では、注ぎ性を向上させるために栓体本体に大きな注ぎ口を設けて蓋体に覆っているが、注ぎ口が高さ方向に伸びているのでコンパクト性が阻害される面がある。
また、特許文献2の栓体では、注ぎ性を向上させるために肩部材に吐出部を設けているが、そもそも肩部材が必要になるので部品点数が増加する。また、注ぎ性を向上させるために所定の流路長さが必要であり、常に注ぎ口が外部に露出しているため、蓋をするものに比べて不衛生な面があり、また、落下等の衝撃で注ぎ口が損傷し易い。さらに、栓体の螺子を部分的に切り欠いて流路を設けているが、流路の流れが左右に広がり易く、また、螺子が切りかかれているため、流路方向で栓体のガタツキが大きくなる。
また、特許文献3の栓体では、内部栓と外部栓の間に流路を設け、弁体が稼動することで流路の開放・閉鎖を行うが、流路内が複雑で汚れが溜まり易く、部品数も多いために洗浄性が劣る。
解決しようとする課題は、製品のコンパクト性を阻害せずに注ぎ性の良好な飲料用容器の栓体を提供することである。
請求項1の飲料用容器の栓体は、金属製の飲料用容器本体の上部開口部に着脱自在に螺着され、内部に流出路を設けた外部栓と、前記外部栓の上部開口部に被着される内部栓を備えた飲料用容器の栓体において、前記外部栓の内周面には前記内部栓を装着する為の内螺子が連続的に設けられ、前記内部栓は、内部栓本体と、この内部栓本体の上部に設けた内部栓蓋とを備え、前記内部栓の前記内部栓本体の外周面には前記内螺子に対応する外螺子を設け、この外螺子の少なくとも一部が上下方向に切り欠かれることで形成された流路を備え、前記内部栓の前記流路の上方には斜め外側上方に傾斜する流路抑制壁が設けられ、前記内部栓の前記流路の両側上方には前記外螺子から上下方向に連続した流路制御側壁が設けられ、前記流路制御側壁の上端は前記内部栓蓋の下面に連結され、前記流路制御側壁の下端は最上部の前記外螺子に連結されていることを特徴とする。
請求項2の飲料用容器の栓体は、前記内部栓には螺子ストッパー壁が設けられ、前記外部栓には前記螺子ストッパー壁に対応する螺子ストッパー部が設けられ、前記螺子ストッパー壁と前記螺子ストッパー部が当接する流路閉塞状態から前記内部栓を半周回すまでに前記流路が開放されることを特徴とする。
請求項の飲料用容器の栓体は、前記外部栓の前記流上端面に小突起が全周に設けられたことを特徴とする。
請求項の飲料用容器の栓体は、略四角形の前記小突起の断面形状の高さが1.0mm以上で、幅が2.2mm以下としてなることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、外部栓の内螺子は連続的に設けられているので、内部栓の流路がどこにあっても常に安定した螺着状態を維持できると共に、流路上部に設けられた流路制御壁により注ぎ性が安定する。
また、金属容器に螺子を加工して直接栓体を螺着する場合は、金属容器への螺子加工が難しく、螺子高さや螺子ピッチに加工上の制限があるため、内部栓に流路があることで嵌合強度が劣るが、合成樹脂製の外部栓に連続的に内螺子を設けることで強固な嵌合が実現できる。
請求項2の発明によれば、内部栓を半周回すまでに流路が開放されるために操作が簡便である。金属容器に螺子を加工して直接栓体を螺着する場合は、金属容器への螺子加工が難しく、特に2条螺子などの多条螺子を採用する場合には金属の加工硬化などによりさらに加工が難しくなる。合成樹脂製の外部栓を採用することで、多条螺子を採用しても生産性を低下させることなく、簡便な操作が可能となる。
請求項の発明によれば、内部栓に設けられた一部が切り欠かれた流路があるため、栓体の径方向でのガタツキが大きくなるが、流路制御側壁によりガタツキを抑えられる。また、流路脇に設けられた流路制御側壁により注ぎ性がさらに安定する。
請求項の発明によれば、流路上端部に小突起を設けることで、液体を注ぐ際の液切れがよくなる。
請求項の発明によれば、小突起の断面形状の高さ及び幅は上記範囲が好ましいことが実験結果から示されている。即ち、小突起の高さが1mm未満では、幅に関係なくいずれも場合も液切れが悪く、小突起の高さが1mm以上では、小突起の幅が2.2mmを超えると液切れが悪くなるという結果が得られた。
本発明の実施例1を示す流路を断面にした全体断面図である。 同上、流路を断面にした拡大断面図である。 同上、全体断面図である。 同上、全体正面図である。 同上、内部栓の斜視図である。 同上、栓体の斜視図である。 同上、栓体の分解斜視図である。 同上、一部を断面にした外部栓の斜視図である。 同上、内部栓の断面説明図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図1〜図9は実施例1を示しており、容器である金属又は樹脂製の飲料用容器本体1の上部開口部2に栓体10を着脱自在に設けている。飲料用容器本体1はステンレス鋼の有底な外筒4の内側に同じくステンレス鋼の有底な内筒5を設けると共に、これら外筒4と内筒5の上縁を接合して広口の上部開口部2を形成している。そして、外筒4と内筒5の間を断熱層たる真空層6とすることで断熱二重容器を形成している。また、内筒5における上部開口部2のやや下方には突起7が内側に向けて段状に設けられている。
金属製の前記飲料用容器本体1の上部開口部2に、合成樹脂製の栓体10を着脱自在に被着し、その上部開口部2を覆うように蓋体11を着脱自在に設けており、この蓋体11はコップとなる。
前記栓体10は、上部開口部2内に着脱自在に螺着される略円筒状の外部栓12と、この外部栓12内に着脱自在に螺着される有底な内部栓13とを備え、これら外部栓12と内部栓13は合成樹脂製である。前記内部栓13は外部栓12の上部開口部12Jに螺着される。
金属製の前記内筒5の上部開口部2側の内周面に雌螺子部14を形成し、前記外部栓12は、前記雌螺子部14に螺合する雄螺子部15を有する外筒部16を備え、この外筒部16は円筒状をなし、その外筒部16の上端外面に肉厚部17を膨出形成し、この肉厚部17の外面に嵌合受け部たる凹部18を周設している。また、肩部材たる外部栓リング20に嵌合部たる凸部19を設け、凹部18に凸部19を強制嵌合して外筒部16に外部栓リング20を一体に組み込んでいる。そして、外筒部16は上部と下部が開口した円筒形状であって、その外筒部16内に上下方向に貫通した流出路16Rが設けられている。このように外部栓12は、外筒部16と外部栓リング20により構成されている。
尚、前記外部栓リング20は、外部栓12を上部開口部2に取り付けた状態で、前記上部開口部2の上端を覆うものである。また、前記外筒部16の内周面には雌螺子部21が螺旋方向に連続して設けられ、この雌螺子部21が内螺子である。
前記内部栓13は、前記雌螺子部21に螺合する雄螺子部22を有する内部栓本体たる内筒部23と、上部の内部栓蓋24とを一体に備え、前記内筒部23の下端は底板部23Tにより閉塞され、前記雄螺子部22が外螺子である。前記内部栓蓋24の上部に、外鍔状の外部栓操作部26を設けている。尚、内部栓蓋24と外部栓リング20は外周の直径が略等しい。
また、前記外筒部16の下部に突起状の外パッキン装着部27を設け、この外パッキン装着部27に、シリコーンゴム等ゴム、エラストマー等弾性材料からなる外止水用パッキン28が装着されており、上部開口部2内に外部栓12を螺着すると、外止水用パッキン28が前記突起7に圧接し、外部栓12と内筒5との間がシールされる。
さらに、前記内筒部23の下部に突起状の内パッキン装着部29を設け、この内パッキン装着部29に内止水用パッキン30が装着されており、外部栓12内に内部栓13を螺着すると、内止水用パッキン30が外部栓12の下部内周に圧接し、内部栓13により外部栓12の下部開口部12Kが閉塞される。
前記内止水用パッキン30は断面略コ字形をなし、その内止水用パッキン30の内周凹部30Aは前記内パッキン装着部29の突起部29Aに密着状態で外嵌して位置決め、抜け止めがなされ、内止水用パッキン30の外周面には、前記外筒部16の下部内周面に密着する1つの湾曲凸部30Bが周設されている。尚、内止水用パッキン30の下面内周には、タブたる摘み部(図示せず)が内側に突出して設けられ、この摘み部を摘んで内止水用パッキン30を内パッキン装着部29から取り外すことができる。
前記蓋体11は、上面部31と、この上面部31の周囲から下方に垂設された側面部32とを一体に有し、この側面部32の下部内周に雌螺子部33を設け、この雌螺子部33が前記外筒4の上部に設けた雄螺子部34に螺合する。そして、図2に示すように、雄螺子部34に雌螺子部33を螺合し、側面部32の下端32Tが外筒4の上向き段部4Aに当接し、この当接した状態が蓋体11を全閉した状態である。
また、前記内部栓13の内部が収納空間35であり、断熱部材36が収納される。そして、内部栓13の天面に加飾板37が設けられる。
前記外部栓操作部26の上面で外周側に中央側が凹んだ段部41を形成すると共に、この段部41の内側に外部栓操作部26の上面より一段低い載置部43を形成し、この載置部43は全周に形成されている。また、前記載置部43の内側には、内側段部44が形成され、この内側段部44は略垂直に形成されている。また、前記加飾板37の下面には、前記内側段部44の内周面に係入する筒状の内側係合部45が形成されている。
前記加飾板37は略平板状をなし、この例では図2に示すように、内側係合部45の外側において、加飾板37の下面は略水平で平坦であり、その加飾板37の上面は外周側より中央が僅かに低くなるようにテーパー状に形成されている。前記加飾板37は、前記外筒部16と異なる色の原料で製造したり、塗装を施すなどして加飾することもできる。
そして、内筒部23への加飾板37の接合工程においては、磁性材料からなるループ状の金属部品(図示せず)を載置部43の上面と加飾板37の下面との間に挟むようにして配置し、加飾板37の内側係合部45を内側段部44の内周面の中に係入する。このようにして外筒部16に金属部品及び加飾板37をセットした後、電磁誘導加熱により金属部品を加熱すると、加熱された金属部品により、金属部品に接触する加飾板37の下面と載置部43が溶融して溶着される。
図8に示すように、前記外筒部16の下部側の内周面には内螺子の一部を構成する斜め上向き段部51を設け、この斜め上向き段部51の下方を、内側に向かって肉厚に形成した肉厚部52が設けられ、この肉厚部52の下部に、下方に向かって縮小する段部たる縮小部53を設け、この縮小部53の下方には、径小内周面54が形成され、この径小内周面54は、前記肉厚部52の内周面より径小に形成されている。尚、肉厚部52の内周面の直径は、螺子山21Yの先端間の直径と略同一である。
前記径小内周面54に、前記内止水用パッキン30の前記湾曲凸部30Bが圧接し、内部栓13により外部栓12の下部開口部12Kが閉塞される。そして、雌螺子部21及び雄螺子部22を、回転による移動量が大きい2条螺子にすると共に、上部より小径な径小内周面54に、内止水用パッキン30を圧接して止水するようにしたから、この例では、下部開口部12Kを閉塞した状態から、外部栓12を開く方向に半周回すことにより、径小内周面54から内止水用パッキン30が離れて下部開口部12Kが開成し、容器本体1内の飲料を注ぐことができる。また、雌螺子部21及び雄螺子部22を、操作感や径に応じて3条以上の多条螺子にすることもできる。
図8に示すように、前記外部栓12の前記雌螺子部21は、内向きに突出した螺子山21Yとこの螺子山21Yの間に設けた谷部21Tとを備え、前記螺子山21Yの上端(回転方向一端部)が第1の螺子ストッパー部21Uである。また、前記谷部21Tの下部は前記肉厚部52に形成され、谷部21Tの下端(回転方向他端部)が第2の螺子ストッパー部21Sである。尚、前記斜め上向き段部51は、前記谷部21Tの斜面により構成されている。また、雌螺子部21は2条螺子であるから、第1及び第2の螺子ストッパー部21U,21Sは、周方向に対向する位置にそれぞれ設けられている。尚、螺子ストッパー部21U,21Sは雌螺子部21の螺旋方向と交差方向に設けられている。
前記内部栓13の前記雄螺子部22は、外向きに突出した螺子山22Yと、この螺子山22Yの間に設けた谷部22Tとを備える。また、前記内筒部23の外周には、その前後に前記雄螺子部22を切り欠いた縦方向の凹部により流路61を形成している。この流路61は底部61Tと左右の壁部61K,61Kとを有し、前記底部61Tは内筒部23の中心軸62を中心とした円弧面をなし、前記底部61Tの直径は前記内筒部23の直径より小さい。また、前記壁部61Kは前記中心軸62を通る直径方向に形成されている。
前記雄螺子部22の谷部22Tの上端(回転方向一端側)には、回転方向と交差方向の第1の螺子ストッパー壁22Uが設けられ、この第1の螺子ストッパー壁22Uに前記第1の螺子ストッパー部21Uが係止する。さらに、前記雄螺子部22の螺子山22Yの下端(回転方向他端)が第2の螺子ストッパー壁22Sであり、この第2の螺子ストッパー壁22Sに前記第2の螺子ストッパー部21Sが係止する。尚、図9の説明図に示すように、前後の流路61,61は、円周方向において、それぞれ約70度の角度θの範囲にあり、流路61,61同士は円周方向において110度離れている。尚、前記角度は、流量の関係から90度〜50度とすることができる。
前記雄螺子部22の最上部の谷部22Tと前記外部栓操作部26の下面26Kとの間には、流路制御側壁63が設けられ、この流路制御側壁63は前記流路61の脇である左右方向両側に設けられ、その流路制御側壁63の先端は、外部栓12に内部栓13を螺合した状態で、外筒部16の内周面に近接する。尚、流路制御側壁63の先端は前記螺子山22Yの先端と略同一位置にある。また、前記流路制御側壁63の上端は前記下面26Kに連結され、流路制御側壁63の下端は最上部の螺子山22Yに連結されている。
このように内筒部23の上部の雄螺子部22のない部分に、流路制御側壁63を設けたから、この流路制御側壁63がスペーサとなって、外部栓12に対する内部栓13の径方向のガタツキを抑えることができる。また、前記流路61の両側に設けた流路制御側壁63により、流路61を流れる液体が左右に広がることなく、上面部64Jへと案内することができる。
前記外部栓操作部26の下面26Kは略水平で平坦に形成され、その下面26Kには前記流路61の上部に連通する横流路64が上方に凹んで形成され、この横流路64は外側に向かって上下方向が拡大するようにその上面部64Jが外斜め上方に傾斜し、その横流路64の左右の側面部64S,64Sは前記中心軸62を通る直径方向に形成されている。そして、前記上面部64Jが前記流路61と交差する流路抑制壁であり、その上面部64Jは直線的に傾斜しており、この傾斜角は水平に対して40度未満に設定されている。
また、前記外部栓操作部26の側面には、前記横流路64に対応する箇所を除いて、縦方向の凹凸部65が周方向に並んで設けられると共に、前記横流路64に対応する箇所は傾斜面66に形成され、この傾斜面66は上から下に向かって外側に傾斜している。前記傾斜面66には横流路64の位置を示す印67が設けられ、この例では三角形の突起により印67を構成している。さらに、加飾板37の上面には、両側の傾斜面66,66の間に印68を並んで設けており、印68は略半球面状の凸部からなり、この例では中央と前後に3個の印68が設けられている。
図7に示すように、前記外部栓リング20の外周には、前記凹凸部65に対応して、縦方向の凹凸部65Aが周方向に並んで設けられ、内部栓13により外部栓12の流出路16Rを閉成した状態で、凹凸部65と凹凸部65Aとが位置合わせされる。
図2に示すように、前記外部栓12の上面である前記肉厚部17の上面17Jは平坦で略水平に形成され、この上面17Jの内周には小突起70が全周に突出形成され、この小突起70は前記上部開口部12Jの上端面に位置しており、小突起70の内周は前記流路16Rに連続している。
前記小突起70の断面形状は略四角形であって、この小突起70の高さH及び幅Wの好ましい範囲を実験により求めた。まず、容器本体1に外部栓12を螺着し、内部栓13を外した状態で、容器本体1を傾け、容器本体1内の液体を注ぎ出すことにより実験を行った。尚、液体は常温(15〜25℃)の水道水を使用した。その結果を下記の表1に示す。
Figure 2014210136
上記表1のように、小突起70の高さが1mm未満(実験では0.5mm)では、幅Wに関係なくいずれも場合も液切れが悪く、小突起の高さHが1mm以上では、小突起の幅が2.2mm(実験では2.7mm)を超えると液切れが悪くなり、液が上面17Jに伝わる場合がある、という結果が得られた。この実験の結果、小突起70の断面形状は、高さHが1.0mm以上で、幅Wが2.2mm以下が好ましいことが判った。
また、図3に示すように、外部栓12に内部栓13を螺着して流出路16Rを閉成した状態で、内部栓蓋24と小突起70の間には僅かな隙間が設けられるが、内部栓蓋24は外部栓12の上面17Jを覆い、肉厚部17の直径より内部栓蓋24の直径が大きいため、上部から流出路16R内に埃が入ることを防止している。
図1及び図3に示すように、容器本体1の底部には、該底部を保護する底カバー71が設けられ、この底カバー71はシリコンなどの弾性体からなり、中央に開口72を有し、容器本体1の底部を覆う底部71Tと、この底部71Tの周囲から筒状に立設され、容器本体1の側面下部を覆う側面部71Sとを一体に有する。
また、外筒4には、前記上向き段部4Aの下方で前記突起7と略同一高さ位置に、凹部4Hを周設し、この凹部4Hに胴リング73を取り付けている。この胴リング73はシリコンなどの弾性体からなり、胴リング73の外面は湾曲面に形成されると共に、その外面側は上下の外筒4の外周面より外側に位置する。
前記蓋体11は、蓋本体74と、この蓋本体74の外面に設ける外面部材75とを一体成形した2色成形品である。その外面部材75は、前記上面部31と、前記側面部32の上部を覆うものであり、前記外面部材75には、上面部31と側面部32の境で対向する位置に膨出部76がそれぞれ設けられ、この膨出部76は蓋体11を握った際の滑り止めとなる。また、その膨出部76には、突起69が設けられ、蓋体11をコップとして使用した場合にこの突起69が接地脚部となる。
次に、前記構成について、その作用を説明する。容器本体1から蓋体11を外し、上部開口部2から栓体10を外し、栓体10を外部栓12と内部栓13とに分解し、各部材を洗浄することができる。また、容器本体1に飲料を入れ、上部開口部2を栓体10により閉塞し、蓋体11を取り付けて携帯することができ、容器本体1の真空層6及び栓体10の断熱部材36により容器本体1内の飲料の保温・保冷を行うことができる。尚、外部栓12を上部開口部2に螺着する際には、比較的大径な外部栓リング20を握って楽な力で操作することができる。
飲料を飲む際には、蓋体11を外し、コップとして使用することができ、蓋体11を外しても、流出路16Rの上部は内部栓蓋24により覆われているから、流出路16R内に埃が入ることを防止できる。
そして、外部栓操作部26を握って外部栓12を開く方向に略半周回すと、止水用パッキン30が上昇して径小内周面54から離れ、下部開口部12Kが開成する。この後、容器本体1を手で握って容器本体1を傾けると、収容されている飲料を流路61及び横流路64を通して注ぐことができる。
この際、容器本体1内の飲料の流れは、縦方向の流路61において、雌螺子部21に当たって流れの勢いを弱まり、さらに、横流路64の上面部64Jに案内されて安定した流れとなって所定の向きに注がれる。
このように本実施例では、請求項1に対応して、金属製の飲料用容器本体1の上部開口部2に着脱自在に螺着され、内部に流出路16Rを設けた外部栓12と、外部栓12の上部開口部12Jに被着される内部栓13を備えた飲料用容器の栓体において、外部栓12の内周面には内部栓13を装着する為の内螺子たる雌螺子部21が螺旋状で径方向に連続的に設けられ、内部栓13は、内部栓本体たる内筒部23と、この内筒部23の上部に設けた内部栓蓋24とを備え、内部栓13の内筒部23の外周面には雌螺子部21に対応する外螺子たる雄螺子部22を設け、この雄螺子部22の少なくとも一部が上下方向に切り欠かれることで形成された流路61を備え、内部栓13の流路61の上方には斜め外側上方に傾斜する流路抑制壁たる上面部64Jが設けられたから、外部栓12の内螺子は連続的に設けられているので、内部栓13の流路61がどこにあっても常に安定した螺着状態を維持できると共に、流路61の上部に設けられた上面部64Jにより注ぎ性が安定する。
また、金属容器である容器本体1に螺子を加工して直接栓体を螺着する場合は、金属容器への螺子加工が難しく、螺子高さや螺子ピッチに加工上の制限があるため、内部栓13に流路61があることで嵌合強度が劣るが、合成樹脂製の外部栓12に連続的に雌螺子部21を設けることで内部栓13との強固な嵌合が実現できる。
また、このように本実施例では、請求項2に対応して、内部栓13には第1及び第2の螺子ストッパー壁22U,22Sが設けられ、外部栓12には螺子ストッパー壁22U,22Sに対応する螺子ストッパー部21U,21Sが設けられ、螺子ストッパー壁22U,22Sと螺子ストッパー部21U,21Sが当接する流路閉塞状態から内部栓13を半周回すまでに流路61が開放されるから、流路61開放されるため操作が簡便である。また、金属容器に螺子を加工して直接栓体を螺着する場合は、金属容器への螺子加工が難しく、特に2条螺子などの多条螺子を採用する場合には金属の加工硬化などによりさらに加工が難しくなる。合成樹脂製の外部栓12を採用することで多条螺子を採用しても生産性を低下させることなく、簡便な操作が可能となる。
また、このように本実施例では、加えて請求項に対応して、内部栓13の流路61の両側上方には外螺子たる雄螺子部22から上下方向に連続した流路制御側壁63が設けられ、流路制御側壁63の上端は内部栓蓋24の下面に連結され、流路制御側壁63の下端は最上部の外螺子たる雄螺子部22に連結されているから、内部栓13に設けられた一部が切り欠かれた流路61があるため、流路方向で径方向でのガタツキが抑えられる。また、流路脇に設けられた流路制御側壁63により流れが案内され、注ぎ性がさらに安定する。
また、このように本実施例では、請求項に対応して、外部栓12の流61Rの上端面に小突起70が全周に設けられたから、液体を注ぐ際の液切れがよくなる。
また、このように本実施例では、請求項に対応して、略四角形の小突起70の断面形状の高さHが1.0mm以上で、幅Wが2.2mm以下としてなるから、小突起70の断面形状の高さHは上記範囲が好ましいことが実験結果から示されている。即ち、小突起70の高さHが1mm未満(実験では0.5mm)では、幅Wに関係なくいずれも場合も液切れが悪く、小突起70の高さHが1mm以上では、小突起70の幅Wが2.2mm(実験では2.7mm)を超えると液切れが悪くなるという結果が得られた。
また、実施例上の効果として、雌螺子部21及び雄螺子部22を、回転による移動量が大きい2条螺子にすることにより、下部開口部12Kを開く際に、内部栓13を回す量が少なくすることができる。また、外筒部16の内周下部には、肉厚部52の内周面と径小内周面54との間に、下方に向かって縮小する縮小部53を設けたから、内止水用パッキン30が降下する際、径小内周面54にスムーズに圧接することができる。また、また、前記内止水用パッキン30の1個の前記湾曲凸部30Bが径小内周面54に圧接することにより、内部13の短い移動により下部開口部12Kの閉塞及びその解除を行うことができる。
尚、本発明は以上の実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、実施例では、内部栓の前後に流路をそれぞれ設けたが、流路は1箇所のみでもよい。
1 飲料用容器本体
2 上部開口部
10 栓体
11 蓋体
12 外部栓
12J 上部開口部
13 内部栓
16R 流出路
21 雌螺子部(内螺子)
21U 第1の螺子ストッパー
21S 第2の螺子ストッパー
22 雄螺子部(外螺子)
22U 第1の螺子ストッパー
22S 第2の螺子ストッパー
23 内筒部(内部栓本体)
24 内部栓蓋
61 流路
62 中心軸
63 流路制御側壁
64 横流路
64J 上面部(流路制御壁)
65 凹凸部
66 傾斜面
70 小突起

Claims (5)

  1. 飲料用容器本体の上部開口部に被着され、内部に流出路を設けた外部栓と、
    前記外部栓の上部開口部に被着される内部栓を備えた飲料用容器の栓体において、
    前記外部栓の内周面には前記内部栓を装着する為の内螺子が連続的に設けられ、
    前記内部栓の外周面には前記内螺子に対応する外螺子を設け、
    この外螺子の少なくとも一部が上下方向に切り欠かれることで形成された流路を備え、
    前記内部栓の流路の上方には斜め外側上方に傾斜する流路抑制壁が設けられたことを特徴とする飲料用容器の栓体。
  2. 前記内部栓には螺子ストッパー壁が設けられ、
    前記外部栓には前記螺子ストッパー壁に対応する螺子ストッパー部が設けられ、
    前記螺子ストッパー壁と前記螺子ストッパー部が当接する流路閉塞状態から前記内部栓を半周回すまでに前記流路が開放されることを特徴とする請求項1記載の飲料用容器の栓体。
  3. 前記内部栓の流路脇上方には前記外螺子から上下方向に連続した流路制御側壁が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の飲料用容器の栓体。
  4. 前記外部栓の流路上端面に小突起が全周に設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の飲料用容器の栓体。
  5. 略四角形の前記小突起の断面形状の高さが1.0mm以上で、幅が2.2mm以下としてなることを特徴とする請求項4記載の飲料用容器の栓体。
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