JP2019203864A - 不良検出装置およびデッキプレートの製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】デッキプレートの製造に際して、かしめ部分が不良であるか否かを早期に発見する。【解決手段】デッキプレートの製造に際して、被加工部材Pの一部同士を互いに重ねた重ね合わせ部分P1を、所定間隔をおいて切り抜いてかしめたかしめ部分Cの不良を判定する不良検出装置は、搬送されていく被加工部材Pの重ね合わせ部分P1に対向して設けられて、かしめ部分Cを検知する検知部36と、検知部36が所定間隔を超えてかしめ部分Cを検知しない場合、かしめ部分Cは不良である、と判定する判定部と、を備える。【選択図】図3
Description
本発明は、デッキプレートにおけるかしめ部分の不良を検出する不良検出装置、および不良検出装置を備えたデッキプレートの製造装置に関する。
従来、鉄筋コンクリート床材等として用いられるデッキプレートが知られている。デッキプレートは、一枚の金属板である平板部と、この平板部の複数箇所を曲げ成形して二重にした、それぞれ長手方向に平行な直線状の板部分である重ね合わせ部分(垂直ウェブ部)、およびこの重ね合わせ部分の下端に連続する横断面三角形状のフランジ部を有する補強リブと、を備える(例えば、特許文献1参照。)。
補強リブの重ね合わせ部分は、デッキプレートにコンクリートを打設した際に、そのコンクリートの重量により拡開して変形することがあり、重ね合わせ部分の拡開を防止する必要がある。そのために、デッキプレートの製造工程において補強リブを挟んで互いに対向して配置された回転型の雄刃装置(かしめ装置)および固定型の雌刃装置によって、重ね合わせ部分を一部短冊状に切り出してかしめている。
補強リブの重ね合わせ部分は、デッキプレートにコンクリートを打設した際に、そのコンクリートの重量により拡開して変形することがあり、重ね合わせ部分の拡開を防止する必要がある。そのために、デッキプレートの製造工程において補強リブを挟んで互いに対向して配置された回転型の雄刃装置(かしめ装置)および固定型の雌刃装置によって、重ね合わせ部分を一部短冊状に切り出してかしめている。
ところで、雄刃装置の刃は、繰り返される切り出し作業工程において破損することがある。雄刃装置の刃が破損した場合、重ね合わせ部分は切り出されず、かしめ部分が形成されない製品が製造され続けるおそれがある。
安全性および作業性の理由から、作業員が製造ラインの近くに待機して、デッキプレートとなる被加工板材を常時監視することができないこともある。そのため、雄刃装置の刃が破損した場合、例えば、かしめ部分が形成されていない、またはかしめ部分が完全に形成されていない不良部分を有する製品が製造され続けるおそれがある。
かしめ工程よりも下流側で、例えば、かしめ部分が形成されていない製品を作業員が視認した時点では、デッキプレートとしては使用することができない不良品が大量に製造されていることになる。そのため、正常なかしめ部分が最後に形成された部分から、かしめ工程を通過した部分までを除去しなければならない。
安全性および作業性の理由から、作業員が製造ラインの近くに待機して、デッキプレートとなる被加工板材を常時監視することができないこともある。そのため、雄刃装置の刃が破損した場合、例えば、かしめ部分が形成されていない、またはかしめ部分が完全に形成されていない不良部分を有する製品が製造され続けるおそれがある。
かしめ工程よりも下流側で、例えば、かしめ部分が形成されていない製品を作業員が視認した時点では、デッキプレートとしては使用することができない不良品が大量に製造されていることになる。そのため、正常なかしめ部分が最後に形成された部分から、かしめ工程を通過した部分までを除去しなければならない。
また、破損した雄刃装置の刃が被加工板材上に落下し、下流側の製造工程における加工装置に進入して巻き込まれた場合、当該加工装置において破損した刃が巻き込まれ、加工装置内で被加工板材が想定外に変形することがある。変形した被加工板材を加工装置から取り除く場合、製造ラインを停止させた上で、ガス等を用いた切断作業を実施する、という事態になりかねない。このような作業は、安全面の観点、およびデッキプレートの生産性低下の観点から回避したい。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、デッキプレートの製造に際して、かしめ部分が不良であるか否かを早期に発見する不良検出装置、および不良検出装置を備えたデッキプレートの製造装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、デッキプレートの製造に際して、被加工部材の一部同士を互いに重ねた重ね合わせ部分を、所定間隔をおいて切り抜いてかしめたかしめ部分の不良を判定する不良検出装置であって、搬送されていく前記被加工部材の前記重ね合わせ部分に対向して設けられて、前記かしめ部分を検知する検知部と、前記検知部が前記所定間隔を超えて前記かしめ部分を検知しない場合、前記かしめ部分は不良である、と判定する判定部と、を備えることを特徴とする。
また、前記検知部は、前記重ね合わせ部分に対向して設けられ、前記重ね合わせ部分に向けて光を投光する投光部と、前記重ね合わせ部分を挟んで前記投光部に対向して設けられ、前記投光部からの光を受光する受光部と、を有し、前記受光部が前記所定間隔を超えて前記投光部からの受光量が変化しない場合、前記判定部は、前記かしめ部分は不良である、と判定することが好ましい。
また、前記投光部と前記受光部は、前記被加工部材の搬送方向に直交する方向に沿って配置されていることが好ましい。
さらに、上記課題を解決するために、本発明に係るデッキプレートの製造装置は、被加工部材の一部同士を互いに重ねた重ね合わせ部分を、所定間隔をおいて切り抜いてかしめ部分を成形する成形部と、前記成形部の駆動を停止させる制御部と、を備え、前記成形部には、前記被加工部材の前記重ね合わせ部分に対向して設けられて、前記かしめ部分を検知する検知部と、前記検知部が前記所定間隔を超えて前記かしめ部分を検知しない場合、前記かしめ部分は不良である、と判定する判定部と、を有する、前記かしめ部分の不良を判定する不良検出装置が設けられており、前記制御部は、前記不良検出装置の前記判定に基づいて前記成形部の駆動を停止させることを特徴とする。
また、前記所定間隔以上に予め設定された前記被加工部材の搬送距離を繰り返し測定する測定装置を備え、前記搬送距離を超えて前記検知部が前記かしめ部分を検知しない場合、前記判定部によって、前記かしめ部分は不良である、と判定する、ことが好ましい。
本発明により、デッキプレートの製造に際して、かしめ部分が不良であるか否かを早期に発見することができるので、無駄になる材料を減じることができる。
本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す実施の形態は一つの例示であり、本発明の範囲において、種々の形態をとり得る。
図1は、デッキプレートの製造装置の構成を示す概略的なブロック図である。図2は、製造装置における成形部の構成を説明するための概略図である。図3は、搬送方向において下流側から不良検出装置を見た概略的な斜視図である。図4は、かしめ部分の不良を判定する工程を説明するための概略図である。
図1は、デッキプレートの製造装置の構成を示す概略的なブロック図である。図2は、製造装置における成形部の構成を説明するための概略図である。図3は、搬送方向において下流側から不良検出装置を見た概略的な斜視図である。図4は、かしめ部分の不良を判定する工程を説明するための概略図である。
<製造装置の構成>
デッキプレートは、製造装置(製造ライン)1において種々の製造工程を経ることにより製造される。図1に示すように、製造装置1は、例えば、成形されてデッキプレートとなる鋼板等の被加工板材(被加工部材)Pが巻回されたコイルから当該被加工板材Pを送り出す送出部2と、送り出されて搬送されてきた被加工板材Pを成形する成形部3と、成形されたデッキプレートを所定の長さに切断するプレス部4と、送出部2、成形部3およびプレス部4の駆動を制御する制御部5と、を備えている。
なお、図示されていないが、製造装置1は、他にも、デッキプレートをコーティングする塗装部、デッキプレートを検査する検査部等を備えている。
デッキプレートは、製造装置(製造ライン)1において種々の製造工程を経ることにより製造される。図1に示すように、製造装置1は、例えば、成形されてデッキプレートとなる鋼板等の被加工板材(被加工部材)Pが巻回されたコイルから当該被加工板材Pを送り出す送出部2と、送り出されて搬送されてきた被加工板材Pを成形する成形部3と、成形されたデッキプレートを所定の長さに切断するプレス部4と、送出部2、成形部3およびプレス部4の駆動を制御する制御部5と、を備えている。
なお、図示されていないが、製造装置1は、他にも、デッキプレートをコーティングする塗装部、デッキプレートを検査する検査部等を備えている。
(成形部)
成形部3は、送出部2から搬送されてきた鋼板等の被加工板材Pにロール成形を施して、被加工板材Pを折り返して複数回折り曲げて形成し、平板部分から垂直に延在する重ね合わせ部分P1を有する補強リブR等を成形する。成形部3は、雄型ローラ(図示せず)と、当該雄型ローラに対向配置された雌型ローラ(図示せず)と、潰しローラ(図示せず)とを有するかしめ装置(図示せず)を備える。
成形部3は、送出部2から搬送されてきた鋼板等の被加工板材Pにロール成形を施して、被加工板材Pを折り返して複数回折り曲げて形成し、平板部分から垂直に延在する重ね合わせ部分P1を有する補強リブR等を成形する。成形部3は、雄型ローラ(図示せず)と、当該雄型ローラに対向配置された雌型ローラ(図示せず)と、潰しローラ(図示せず)とを有するかしめ装置(図示せず)を備える。
雄型ローラと雌型ローラとは、重ね合わせ部分P1を挟むようにして配置されており、雄型ローラが有する雄刃が、重ね合わせ部分P1の一部を雌型ローラ側に短冊状に切り出し、搬送方向において下流側に配置された潰しローラによって、切り出された部分が潰される。これにより、重ね合わせ部分P1が拡開しないように連結され、補強リブRが形成される。かしめ部分Cは、所定間隔をおいて重ね合わせ部分P1に形成されている。かしめ部分Cは、雄刃により被加工板材Pが重ね合わせ部分P1において切り出された折返し部位C1および開口部位C2を有する。
なお、補強リブRは、被加工板材Pにおいて、その搬送方向Tに沿って延在して形成されており、被加工板材Pの幅方向に複数の補強リブRが互いに平行に形成されている。
なお、補強リブRは、被加工板材Pにおいて、その搬送方向Tに沿って延在して形成されており、被加工板材Pの幅方向に複数の補強リブRが互いに平行に形成されている。
成形部3は、測定装置30と、不良検出装置35と、を有する。
測定装置30は、搬送方向Tにおいてかしめ装置の下流側に設けられて、搬送されてくる被加工板材Pの予め設定された設定距離(搬送距離)を繰り返し測定する。
測定装置30は、被加工板材Pに接触して回転する、例えば、メジャーリング(図示せず)と、当該メジャーリングの回転数をカウントするエンコーダ(図示せず)と、を有する。エンコーダは、メジャーリングの径寸法およびカウントしたメジャーリングの回転数に基づいて被加工板材Pの設定距離を計算して、当該設定距離を不良検出装置35に送信する。なお、測定装置30は、公知のものを使用することができる。
設定距離としては予め設定された値が設定されており、測定装置30が当該値まで被加工板材Pの搬送量を測定すると、値をリセットし再度、設定距離の測定を開始する。設定距離は、例えば、被加工板材Pにおいてかしめ部分Cが形成されている設計間隔以上に設定されており、設定距離の間には必ず1つのかしめ部分Cが含まれるようになっている。
測定装置30は、搬送方向Tにおいてかしめ装置の下流側に設けられて、搬送されてくる被加工板材Pの予め設定された設定距離(搬送距離)を繰り返し測定する。
測定装置30は、被加工板材Pに接触して回転する、例えば、メジャーリング(図示せず)と、当該メジャーリングの回転数をカウントするエンコーダ(図示せず)と、を有する。エンコーダは、メジャーリングの径寸法およびカウントしたメジャーリングの回転数に基づいて被加工板材Pの設定距離を計算して、当該設定距離を不良検出装置35に送信する。なお、測定装置30は、公知のものを使用することができる。
設定距離としては予め設定された値が設定されており、測定装置30が当該値まで被加工板材Pの搬送量を測定すると、値をリセットし再度、設定距離の測定を開始する。設定距離は、例えば、被加工板材Pにおいてかしめ部分Cが形成されている設計間隔以上に設定されており、設定距離の間には必ず1つのかしめ部分Cが含まれるようになっている。
不良検出装置35は、搬送方向Tにおいて測定装置30の下流側に設けられて、搬送されてくる被加工板材Pにおけるかしめ部分Cが正常に形成されているか否かを監視している。不良検出装置35は、各補強リブRに対して設けられている。不良検出装置35は、補強リブRの重ね合わせ部分P1を検知するセンサ(検知部)36と、当該センサ36がかしめ部分Cを検知しない場合に、かしめ部分は不良である、と判定する判定部37と、を有する。
ここで、「かしめ部分が不良である」とは、例えば、雄型ローラの雄刃の破損等により、重ね合わせ部分P1における切り出しが不十分であるためかしめ部分Cが形成されていない状態を意味する。
ここで、「かしめ部分が不良である」とは、例えば、雄型ローラの雄刃の破損等により、重ね合わせ部分P1における切り出しが不十分であるためかしめ部分Cが形成されていない状態を意味する。
図2および図3に示すように、センサ36は、例えば、光電センサであり、光を投光する投光器36aと、投光器36aからの光を受光する受光器36bと、を有する。センサ36は、補強リブRの重ね合わせ部分P1のかしめ部分Cが形成される位置に設けられており、具体的には、投光器36aおよび受光器36bは、重ね合わせ部分P1を挟むようにして設けられている。
受光器36bは、投光器36aからの光を受光した場合、判定部37に投光器36aからの光を受光したことを示す信号を送信する。
なお、センサ36は、公知のものを使用することができる。
受光器36bは、投光器36aからの光を受光した場合、判定部37に投光器36aからの光を受光したことを示す信号を送信する。
なお、センサ36は、公知のものを使用することができる。
<不良検出装置による判定>
次に、図4を用いて、不良検出装置35によるかしめ部分Cが不良であるか否かについての判定について説明する。
図4(a)に示すように、所定間隔でかしめ部分Cが正常に形成されている場合、かしめ部分Cは、投光器36aと受光器36bとの間を通過する。センサ36は、成形部3が稼働している間、常に、受光量を検知しており、かしめ部分Cの開口部位C2を通過してきた投光器36aからの光を受光器36bが所定間隔において必ず一度受光する。投光器36aから所定量の光を受光器36bが受光して受光量が増加すると、受光器36bは、信号を判定部37に送信する。
判定部37は、測定装置30から送られてくる被加工板材Pの搬送量を示す設定距離を経過する前に、センサ36の受光器36bからの信号を受信した場合、かしめ部分が正常に形成されていると判定し、制御部5は、判定部37による判定結果に基づき、送出部2、成形部3およびプレス部4の駆動を続行させる。
次に、図4を用いて、不良検出装置35によるかしめ部分Cが不良であるか否かについての判定について説明する。
図4(a)に示すように、所定間隔でかしめ部分Cが正常に形成されている場合、かしめ部分Cは、投光器36aと受光器36bとの間を通過する。センサ36は、成形部3が稼働している間、常に、受光量を検知しており、かしめ部分Cの開口部位C2を通過してきた投光器36aからの光を受光器36bが所定間隔において必ず一度受光する。投光器36aから所定量の光を受光器36bが受光して受光量が増加すると、受光器36bは、信号を判定部37に送信する。
判定部37は、測定装置30から送られてくる被加工板材Pの搬送量を示す設定距離を経過する前に、センサ36の受光器36bからの信号を受信した場合、かしめ部分が正常に形成されていると判定し、制御部5は、判定部37による判定結果に基づき、送出部2、成形部3およびプレス部4の駆動を続行させる。
図4(b)にしめすように、所定間隔でかしめ部分Cが形成されていない場合、設定距離の間で投光器36aと受光器36bとの間をかしめ部分Cが通過しないので、受光器36bが投光器36aからの光を受光しない。つまり、受光器36bにおける受光量は増加しないため、受光器36bは、判定部37に対して信号を送信しない。
測定装置30から常時送られてくる設定距離を超えても、センサ36の受光器36bからの信号を受信しない場合、判定部37は、かしめ部分Cが不良であると判定し、かしめ部分Cが不良である旨の信号を制御部5に送信する。
測定装置30から常時送られてくる設定距離を超えても、センサ36の受光器36bからの信号を受信しない場合、判定部37は、かしめ部分Cが不良であると判定し、かしめ部分Cが不良である旨の信号を制御部5に送信する。
判定部37からのかしめ部分Cが不良である旨の信号を受信した制御部5は、少なくとも送出部2および成形部3に対してそれぞれの駆動を停止させる信号を送信する。これにより、送出部2からの被加工板材Pの供給および被加工板材Pの成形が停止させられる。
以上のような製造装置1には、かしめ部分Cの存在を検知するセンサ36と、センサ36がかしめ部分Cを設計上かしめ部分Cが形成されていることになっている所定間隔を超えてかしめ部分Cを検知しない場合、かしめ部分Cが形成されていないことを判定する判定部37とを有する不良検出装置35が設けられている。かしめ部分Cを成形する成形部3に不良検出装置35が設けられていることにより、被加工板材Pにおいてかしめ部分Cが形成されていないことを早期に発見することができる。かくして、不良部分を有する被加工板材Pが生産され続けることを早期に防ぐことができる。
また、作業員によるかしめ部分Cの確認作業を完全に不良検出装置35により実施することができるので、作業員を製造装置1から離れた位置に配置した場合であっても、かしめ部分Cの不良を確実に判定することができる。
また、不良検出装置35の判定部37は、測定装置30から随時送られてくる設定距離の情報、およびセンサ36からのかしめ部分Cを通る光の受光量の増加を示す信号に基づいて、かしめ部分Cが不良であるか否かを判定するので、かしめ部分Cを有するデッキプレートであればいずれの型であっても適切な判定が可能になる。つまり、不良検出装置35のセンサ36は、投光器36aおよび受光器36bを有しているので、かしめ部分Cが有する開口部位C2における光の通過により、かしめ部分Cの存在を検知して、かしめ部分Cの有無を確実に検知し、不良品を確実に判定することができる。
また、判定部37は、かしめ部分Cが不良であると判定した場合、かしめ部分Cが不良である旨の信号を制御部5に送信し、当該信号を受信した制御部5が製造装置1、具体的には、少なくとも送出部2および成形部3を停止させるので、デッキプレートとして不適合な製品が大量に製造されることを防ぐことができる。
さらに、雄型ローラの雄刃が破損して、その破片が被加工板材P上に落下して搬送された場合であっても、かしめ部分Cが形成されていないと判定されると製造装置1が停止させられるので、例えば、成形部3の下流側に位置するプレス部4に破片が巻き込まれることを防ぐことができる。かくして、従来と比べて不適合製品を製造装置1から除去する作業負担を減じることができる。
さらに、雄型ローラの雄刃が破損して、その破片が被加工板材P上に落下して搬送された場合であっても、かしめ部分Cが形成されていないと判定されると製造装置1が停止させられるので、例えば、成形部3の下流側に位置するプレス部4に破片が巻き込まれることを防ぐことができる。かくして、従来と比べて不適合製品を製造装置1から除去する作業負担を減じることができる。
1 製造装置
2 送出部
3 成形部
30 測定装置
35 不良検出装置
36 センサ(検知部)
36a 投光器
36b 受光器
37 判定部
4 プレス部
C かしめ部分
P 被加工板材(被加工部材)
P1 重ね合わせ部分
2 送出部
3 成形部
30 測定装置
35 不良検出装置
36 センサ(検知部)
36a 投光器
36b 受光器
37 判定部
4 プレス部
C かしめ部分
P 被加工板材(被加工部材)
P1 重ね合わせ部分
Claims (5)
- デッキプレートの製造に際して、被加工部材の一部同士を互いに重ねた重ね合わせ部分を、所定間隔をおいて切り抜いてかしめたかしめ部分の不良を判定する不良検出装置であって、
搬送されていく前記被加工部材の前記重ね合わせ部分に対向して設けられて、前記かしめ部分を検知する検知部と、
前記検知部が前記所定間隔を超えて前記かしめ部分を検知しない場合、前記かしめ部分は不良である、と判定する判定部と、
を備えることを特徴とする不良検出装置。 - 前記検知部は、
前記重ね合わせ部分に対向して設けられ、前記重ね合わせ部分に向けて光を投光する投光部と、
前記重ね合わせ部分を挟んで前記投光部に対向して設けられ、前記投光部からの光を受光する受光部と、
を有し、
前記受光部が前記所定間隔を超えて前記投光部からの受光量が変化しない場合、前記判定部は、前記かしめ部分は不良である、と判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の不良検出装置。 - 前記投光部と前記受光部は、前記被加工部材の搬送方向に直交する方向に沿って配置されていることを特徴とする請求項2に記載の不良検出装置。
- 被加工部材の一部同士を互いに重ねた重ね合わせ部分を、所定間隔をおいて切り抜いてかしめ部分を成形する成形部と、
前記成形部の駆動を停止させる制御部と、
を備え、
前記成形部には、前記被加工部材の前記重ね合わせ部分に対向して設けられて、前記かしめ部分を検知する検知部と、前記検知部が前記所定間隔を超えて前記かしめ部分を検知しない場合、前記かしめ部分は不良である、と判定する判定部と、を有する、前記かしめ部分の不良を判定する不良検出装置が設けられており、
前記制御部は、前記不良検出装置の前記判定に基づいて前記成形部の駆動を停止させる
ことを特徴とするデッキプレートの製造装置。 - 前記所定間隔以上に予め設定された前記被加工部材の搬送距離を繰り返し測定する測定装置を備え、
前記搬送距離を超えて前記検知部が前記かしめ部分を検知しない場合、前記判定部によって、前記かしめ部分は不良である、と判定する、
ことを特徴とする請求項4に記載のデッキプレートの製造装置。
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