JP2019203490A5 - - Google Patents

Description

本発明の一態様は、
一次コイル（２１）を流れる一次電流（Ｉ１）の増減により、点火プラグ(Ｐ)に接続される二次コイル（２２）に放電エネルギを発生させる点火コイル（２）と、
上記一次コイルへの通電を制御して、上記点火プラグに火花放電を生起する主点火動作を行う主点火回路部（３）と、
上記主点火動作により上記二次コイルを流れる二次電流（Ｉ２）に対して、同極性の電流を重畳させるエネルギ投入動作を行うエネルギ投入回路部（４）と、を備える内燃機関の点火装置（１０）において、
上記主点火動作を制御する主点火信号（ＩＧＴ）の波形情報に基づいて、上記エネルギ投入動作を制御するエネルギ投入信号（ＩＧＷ）、及び、目標二次電流値（Ｉ２tgt）を指示する目標二次電流指令信号（ＩＧＡ）のうちの少なくとも一方を生成する信号生成回路部（５）と、を備えており、
上記信号生成回路部は、内燃機関の運転領域を判定する運転領域判定部（５２）を備え、上記運転領域判定部の判定結果に基づいて、上記エネルギ投入動作の実施可否を判定する、内燃機関の点火装置にある。

Claims (10)

1. 一次コイル（２１）を流れる一次電流（Ｉ１）の増減により、点火プラグ(Ｐ)に接続される二次コイル（２２）に放電エネルギを発生させる点火コイル（２）と、
   上記一次コイルへの通電を制御して、上記点火プラグに火花放電を生起する主点火動作を行う主点火回路部（３）と、
   上記主点火動作により上記二次コイルを流れる二次電流（Ｉ２）に対して、同極性の電流を重畳させるエネルギ投入動作を行うエネルギ投入回路部（４）と、を備える内燃機関の点火装置（１０）において、
   上記主点火動作を制御する主点火信号（ＩＧＴ）の波形情報に基づいて、上記エネルギ投入動作を制御するエネルギ投入信号（ＩＧＷ）、及び、目標二次電流値（Ｉ２tgt）を指示する目標二次電流指令信号（ＩＧＡ）のうちの少なくとも一方を生成する信号生成回路部（５）と、を備えており、
   上記信号生成回路部は、内燃機関の運転領域を判定する運転領域判定部（５２）を備え、上記運転領域判定部の判定結果に基づいて、上記エネルギ投入動作の実施可否を判定する、内燃機関の点火装置。
2. 上記信号生成回路部は、上記エネルギ投入信号ＩＧＷ及び上記目標二次電流指令信号ＩＧＡの両方を生成する、請求項１に記載の内燃機関の点火装置。
3. 上記運転領域判定部は、内燃機関の運転領域を、上記主点火信号の信号周期時間（Ｔ）に基づく回転数領域として判定する、請求項１又は２に記載の内燃機関の点火装置。
4. 上記運転領域判定部は、前回の上記主点火信号の出力により開始した上記信号周期時間の計測結果に基づいて、上記回転数領域を判定する、請求項３に記載の内燃機関の点火装置。
5. 上記信号生成回路部は、上記主点火信号の波形情報と上記運転領域判定部の判定結果に基づいて、エネルギ投入期間を指示する上記エネルギ投入信号ＩＧＷを生成するＩＧＷ生成部（３）及び上記目標二次電流指令信号とを生成するＩＧＡ生成部の少なくとも一方を備える、請求項１〜４のいずれか１項に記載の内燃機関の点火装置。
6. 上記ＩＧＷ生成部は、上記運転領域判定部の判定結果に基づいて、複数の上記エネルギ投入期間のうちの１つを指示する上記エネルギ投入信号を生成する、請求項５に記載の内燃機関の点火装置。
7. 上記ＩＧＡ生成部は、上記運転領域判定部の判定結果に基づいて、複数の上記目標二次電流値のうちの１つを指示する上記目標二次電流指令信号を生成する、請求項５又は６に記載の内燃機関の点火装置。
8. 上記目標二次電流指令信号に基づいて、上記二次電流をフィードバック制御するフィードバック制御部（６）を備える、請求項１〜７のいずれか１項に記載の内燃機関の点火装置。
9. 上記一次コイルは、主一次コイル（２１ａ）及び副一次コイル（２１ｂ）を有しており、上記エネルギ投入回路部は、上記副一次コイルへの通電を制御することにより、上記エネルギ投入動作を制御する、請求項１〜８のいずれか１項に記載の内燃機関の点火装置。
10. 上記エネルギ投入回路部は、上記目標二次電流指令信号がゼロレベルであるときに、上記エネルギ投入動作を停止する、請求項１〜９のいずれか１項に記載の内燃機関の点火装置。