JP2019200227A - カメラ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】温度上昇および筐体の熱変形を抑制することができるカメラ装置を提供すること。【解決手段】左右一対のカメラモジュール8,8と、カメラモジュール8,8で撮像された画像の処理を行う機能を有する回路基板9と、カメラモジュール8,8と回路基板9とを少なくとも回路基板に沿って一体的に内包する第一及び第二ケース6,7とを備えたカメラ装置200において、第一ケース6の外側の回路基板9に沿う面において、カメラモジュール8,8の光軸に垂直な方向(z軸)に沿って延在するように、かつ、カメラモジュール8,8から離れるに従って低くなるように形成された複数の第一リブ11と、複数の第一リブ11と交差するように形成された複数の第二リブ12とを備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、カメラ装置に関する。
近年、撮像装置を車両に搭載し、撮像装置(所謂、カメラ装置)により取得された車両走行時の周囲の環境データに基づいて、ドライバーに安全走行のための情報を提供したり、車両制御を自動的に行ったりする運転支援システムが提案されている。このような運転支援システムに用いられるカメラ装置としては、例えば、ステレオカメラを用いたステレオカメラ装置が知られている。ステレオカメラ装置は、左右に設置された一対の撮像素子によって得られた画像から、自車両周辺の車両や歩行者、障害物などの対象物を認識するとともに、その対象物までの距離を計測し、運転支援システムでは計測した距離の情報などに基づいて、自動ブレーキ制御などの制御を行う。
ところで、カメラ装置は、カメラ視野角度の広角化や認識対象物の増加によって信号処理量が増加し、消費電力が増加傾向にあり、電力消費に伴う発熱による温度も上昇傾向にある。また、車両前方の対象物の認識を目的としてフロントガラス近傍に設置されることが多く、太陽光や装置内部の発熱等による温度上昇が生じやすい。そして、内部の構成部品の温度が上限温度を越えると、動作不良の発生や構成部品の寿命低下などが懸念される。また、温度が変化した際には、カメラ装置の筐体の熱変形により左右一対のカメラの相対配置が変化して視差ずれが生じ、対象物までの距離などの計測結果の精度が低下してしまうことも懸念される。
このようなカメラ装置の放熱に関する技術として、例えば、特許文献1には、2つの撮像装置と、前記2つの撮像装置の動作に係る部品が配置されている回路基板を保持する基板保持部と、前記部品が発する熱を前記基板保持部に伝える伝熱部と、を有し、前記伝熱部の一端は前記部品に接していて、前記伝熱部の他端は前記2つの撮像装置がそれぞれ有する撮像素子から等距離の線上において前記基板保持部に接している、撮像ユニットが開示されている。
特開2016−177257号公報
上記従来技術においては、撮像ユニットにおける熱分布の偏りを抑制することによって動作障害の抑制を図っている。しかしながら、回路素子からの熱を基板保持部に伝える伝熱部を用いる構成では、伝熱経路である伝熱部の長さが長くなるために熱抵抗が大きくなる。したがって、例えば、カメラ装置が設置されるフロントガラスなどの車体側が太陽光などによって温度上昇し、車体側とカメラ装置との温度差が十分に無かったり、或いは、カメラ装置よりも車体側の温度が高かったりする場合には、放熱の効果が十分に得られず、カメラ装置の温度上昇を抑制できないことが考えられる。また、熱分布の偏りを抑制するだけでは、カメラ装置の過度な温度上昇や筐体の熱変形を十分に抑制できるとは限らない。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、温度上昇および筐体の熱変形を抑制することができるカメラ装置を提供することを目的とする。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、少なくとも1つのカメラモジュールと、前記カメラモジュールで撮像された画像の処理を行う機能を有する回路基板と、前記カメラモジュールと前記回路基板とを少なくとも前記回路基板に沿って一体的に内包するケースとを備えたカメラ装置において、前記ケースの外側の前記回路基板に沿う面において、前記カメラモジュールの光軸に垂直な方向に沿って延在するように、かつ、前記カメラモジュールに近い端部よりも低い部位を有するように形成された複数の第一リブと、前記複数の第一リブと交差するように形成された複数の第二リブとを備えたものとする。
本発明によれば、温度上昇および筐体の熱変形を抑制することができる。
第1の実施の形態に係るカメラ装置の外観を示す上方斜視図である。 図1におけるA−A線断面図である。 従来技術に係るカメラ装置の外観を示す上面図である。 図3におけるB−B線断面図である。 図3におけるC−C線断面図である。 従来技術に係るカメラ装置の上下方向に曲げが生じた様子を示す後面図である。 従来技術に係るカメラ装置の前後方向に曲げが生じた様子を示す後面図である。 第1の比較例として示す従来技術に係るカメラ装置の上方斜視図である。 図8におけるD−D線断面図である。 第2の比較例として示す従来技術に係るカメラ装置の上方斜視図である。 図10におけるE−E線断面図である。 第3の比較例として示す従来技術に係るカメラ装置の上方斜視図である。 図12におけるF−F線断面図である。 第1の形態に係るカメラ装置と第1〜第3の比較例として示す従来技術に係るカメラ装置とについて、放熱性のシミュレーション結果を比較した図である。 第1の形態に係るカメラ装置と第1〜第3の比較例として示す従来技術に係るカメラ装置とについて、剛性のシミュレーション結果を比較した図である。 第2の実施の形態に係るカメラ装置の外観を示す上方斜視図である。 図16におけるG−G線断面図である。 第3の実施の形態に係るカメラ装置を概略的に示す縦断面図である。 第4の実施の形態に係るカメラ装置を概略的に示す上面図である。 第5の実施の形態に係るカメラ装置を概略的に示す上面図である。 第6の実施の形態に係るカメラ装置を概略的に示す上面図である。 第7の実施の形態に係るカメラ装置を概略的に示す上面図である。 第8の実施の形態に係るカメラ装置を概略的に示す上面図である。 第9の実施の形態に係るカメラ装置の外観を示す上方斜視図である。 図24におけるH−H線断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態を図1及び図2を参照しつつ説明する。
図1及び図2は、本実施の形態に係るカメラ装置の外観を示す図であり、図1は上方斜視図、図2は図1におけるA−A線断面図である。なお、図1及び図2においては、カメラ装置200の前後方向(カメラモジュールの光軸方向)に前方向を正とするx軸、上下方向に上方向を正とするy軸、左右方向に右方向を正とするx軸、x軸とy軸とで規定される平面(zy平面)に垂直な方向に右方向を正とするz軸をそれぞれ規定した直行座標系を設定して説明する。
図1及び図2に示すように、カメラ装置200は、少なくとも1つ(本実施の形態では左右一対の2つの場合を例示する)のカメラモジュール8,8と、カメラモジュール8,8で撮像された画像の処理を行う機能を有する回路基板9と、カメラモジュール8,8と回路基板9とを少なくとも回路基板9に沿って一体的に内包するケース(第一ケース6及び第二ケース7)とを備えている。
回路基板9は、上下方向に各面を向けて配置された板状部材であり、その左右方向(z軸に沿う方向)の端部にそれぞれ左右一対のカメラモジュール8,8が配置されている。回路基板9の何れか一方の面には、左右一対のカメラモジュール8,8で撮像された一対の画像中の対象物の視差を求め、その視差から対象物までの距離を求める画像処理を行う少なくとも1つ(本実施の形態では1つ)の回路素子5(信号処理素子)が配置されている。
カメラモジュール8,8は、それぞれ、撮像素子を備えており、撮像方向(ここでは、前方:x軸方向)に光軸を向けて配置されている。
回路素子5は、画像信号を処理するマイコンや信号処理素子、FPGA(Field Programmable Gate Array)などであり、第一ケース6や第二ケース7などへの熱伝導を必要とするような発熱量が大きい素子(発熱部品)を指している。すなわち、回路基板9の上面に搭載される回路素子5は発熱部品であり、放熱ゲルなどの熱伝導部材4を介して第一ケース6に熱的に連結されている。なお、本実施の形態では、回路基板9の上面であって、左右一対のカメラモジュール8,8の間の中央に回路素子5が搭載された場合を例示して説明する。
回路基板9は、左右一対のカメラモジュール8,8とともに回路基板9を上方から覆う第一ケース6と、回路基板9を下方から覆う第二ケース7とからなるケースにより内包されている。第二ケース7は、例えば、ネジなどを用いて第一ケース6に固定されている。
左右一対のカメラモジュール8,8及び回路素子5を含む回路基板9の外部との電気的な接続(電力の供給や信号の授受に供する接続)は、例えば、第一ケース6の後面の図示しない開口部を介して回路基板9に設けた電気コネクタ(図示せず)に配線を接続することで行う。
第一ケース6の外側の回路基板9に沿う面(上面)には、左右一対のカメラモジュール8,8の光軸に垂直な方向であって、左右一対のカメラモジュール8,8を通る直線に沿う方向(z軸方向)に沿って延在するように、かつ、第一ケース6からの高さがカメラモジュール8,8から離れるに従って左右一対のカメラモジュール8,8の間で最も低くなるように複数の第一リブ11が形成されている。
より具体的には、複数の第一リブ11は、第一ケース6の上面から立ち上がるように形成された板状の補強部材であって、カメラ装置200の前後方向(x軸方向)に等間隔に並べて配置されており、第一ケース6からの高さが回路素子5が配置された位置に向かって段階的に低くなるように形成されている。すなわち、第一リブ11は、左右一対のカメラモジュール8,8に近い側の位置における第一ケース6からの高さ14よりも、カメラモジュール8,8から遠い側の位置(ここでは、カメラ装置200の左右中央の回路素子5側の位置)における高さ13が低くなるように段階的に形成されている。
なお、本実施の形態においては、回路素子5の付近において第一リブ11を設けない、すなわち、高さが0(ゼロ)になるような場合を例示して説明したが、これに限られず、カメラモジュール8,8から離れるに従って高さが低くなるように形成すればよい。すなわち、例えば、第一リブ11を、カメラモジュール8,8から離れるに従って高さが低くなり、回路素子5付近において最も高さが低くなり、かつ、一定の高さを有するように形成してもよい。
また、第一ケース6の外側の回路基板9に沿う面(上面)には、複数の第一リブ11と交差するように複数の第二リブ12が形成されている。
より具体的には、複数の第二リブ12は、第一ケース6の上面から立ち上がるように形成された板状の補強部材であって、カメラ装置200の前後方向(x軸方向)に沿うように延在するように形成され、かつ、カメラ装置200の左右方向(z軸方向)に等間隔に並べて配置されている。
以上のように構成した本実施の形態における作用効果を従来技術と対比しつつ説明する。
図3〜図5は、従来技術に係るカメラ装置を示す図であり、図3は上面図、図4は図3におけるB−B線断面図、図5は図3におけるC−C線断面図である。
図3〜図5において、カメラ装置203は、第一ケース6の両端に一対の撮像素子を備えたカメラモジュール8,8と、カメラモジュール8,8からの信号を処理する回路素子5を搭載した回路基板9とが取り付けられており、下面を覆う第二ケース7を、ねじなどを用いて第一ケース6に取り付けた構造となっている。回路素子5は熱伝導部材4を介して第一ケース6と熱的に接続されている。
このような従来技術に係るカメラ装置203においては、環境温度の上昇や装置発熱などによって温度が上昇すると、カメラ装置203を構成する部材間の線膨張係数の差によって、例えば、カメラ装置203で一番剛性的に低い長手方向(カメラモジュール8,8を通る直線に沿う方向(z軸方向))について上下方向(y軸方向)や前後方向(x軸方向)の曲げが生じる。
図6は、従来技術に係るカメラ装置の上下方向に曲げが生じた様子を示す後面図であり、図7は前後方向に曲げが生じた様子を示す上面図である。
カメラ装置203において、第一ケース6と第二ケース7は、同一材料を使用した場合であっても製造方法の違いなどによって、膨張係数に差が生じる場合がある。例えば第一ケース6をダイカスト、第二ケース7を圧延で製造すると、微妙ではあるが互いの線膨張係数に差が生じる。このようなカメラ装置203に温度(環境温度や装置発熱による温度)などが加わると、第一ケース6と第二ケース7の線膨張係数の差によって、図6に示したように、カメラ装置203に上下方向(y軸方向)の曲げが生じる。
また、カメラ装置203においては、第一ケース6の、例えば、後面の図示しない電気コネクタへの配線用の開口部によって、第一ケース6の後面の剛性が前面の剛性よりも弱い場合がある。そして、カメラ装置203の上下方向(y軸方向)の曲げに伴い、第一ケース6の前後面の剛性差によっても、図7に示したように、カメラ装置203の前後方向(x軸方向)にも曲げが生じ、カメラモジュール8,8の光軸8aがy軸回転方向(ヨー方向)に傾く。
カメラモジュール8,8にヨー方向の傾きが生じると、左右一対の画像情報を用いた対象物までの距離の算出結果に誤差が生じてしまう。すなわち、対象物までの距離の算出では、左右一対の画像情報の中から相互の画像に共通する特徴点を抽出し、その特徴点の位置が一対の画像間でずれている画素数を用いて距離を算出しているが、カメラモジュール8,8のヨー方向の傾きによって、光軸間の距離に由来する本来の画素数のずれ以外のずれ(所謂、視差ずれ)が生じ、対象物の距離測定結果に誤差が生じてしまう。したがって、対象物までの距離の測定結果の制度低下を抑制するために、視差ずれを小さくする必要がある。
なお、ここでは、視差ずれの要因として、第一ケース6と第二ケース7の線膨張係数の差による曲げを示したが、第一ケース6と回路基板9、或いは、他の部品間の線膨張係数の差による曲げによっても、同様に視差ずれが生じる。また、同一の線膨張係数の部品を用いた場合であっても、カメラ装置203の駆動時に生じる温度分布によって曲げが生じるため、同様に視差ずれが生じる。また、温度差以外にも、他の外力による曲げによっても視差ずれは生じることが考えられる。したがって、カメラ装置203の視差ずれを抑制して信頼性を高めるためには剛性の向上が必要である。
図8は、第1の比較例として示す従来技術に係るカメラ装置の上方斜視図である。また、図9は、図8におけるD−D線断面図である。
図8及び図9において、カメラ装置201は、第一ケース6の上面に、カメラ装置201の前後方向(x軸方向)に沿うように延在するように、かつ、カメラ装置201の左右方向(z軸方向)に等間隔に並べて配置されたリブ22が形成されている。カメラ装置201のリブ22は、放熱効果が有効に働くように、放熱面積が大きくとれるz−x平面(第一ケース6の上面)に設置されている。また、リブ22は、カメラ装置201の設置環境において期待される前後方向(x軸方向)の空気の流れに対する空気抵抗が小さく、空気の流量を大きくすることができるx軸方向に延在して形成されており、効果的な放熱を可能とする。なお、カメラ装置201の上下方向(y軸方向)に延在するようにリブを形成することも考えられるが、カメラ装置201の厚さが厚くなってしまったり、カメラ装置201の上部に車両の天井が存在して空気の流れを阻害したりするため、放熱効果について有効なように、リブ22の高さ24はカメラモジュール8,8の上面程度に抑え、カメラモジュール8,8の光軸方向(z軸方向)に延在するように形成されている。ただし、カメラ装置201では、リブ22の増設によって放熱性については向上しているものの、増設したリブ22の質量が増加しているため、剛性の不足が懸念される。
図10は、第2の比較例として示す従来技術に係るカメラ装置の上方斜視図である。また、図11は、図10におけるE−E線断面図である。
図10及び図11において、カメラ装置202は、第一ケース6の上面に、カメラ装置202の左右方向(z軸方向)に沿うように延在するように、かつ、カメラ装置202の前後方向(x軸方向)に等間隔に並べて配置されたリブ31が形成されている。カメラ装置202の剛性は、カメラ装置202の外形で寸法が大きい方向(カメラモジュール8,8を通る直線に沿う方向(z軸方向))について最も低くなるため、リブ31は、カメラ装置202の剛性の効果的な向上が期待できるz軸方向に延在するように形成されている。なお、リブ31においても、第1の比較例のリブ22と同様に、高さ34をカメラモジュール8,8の上面程度に抑え、カメラモジュール8,8の左右方向(z軸方向)に延在するように形成されている。ただし、カメラ装置202では、高さ34のリブ31が前後方向の空気の流れを阻害する障害となるため、放熱性が低下してしまう。
図12は、第3の比較例として示す従来技術に係るカメラ装置の上方斜視図である。図13は、図12におけるF−F線断面図である。第3の比較例は、第1の比較例と第2の比較例とを組み合わせたものである。
図12及び図13において、カメラ装置203は、第一ケース6の上面に、カメラ装置203の前後方向(x軸方向)に沿うように延在するように、かつ、カメラ装置203の左右方向(z軸方向)に等間隔に並べて配置されたリブ42が形成され、また、カメラ装置203の左右方向(z軸方向)に沿うように延在するように、かつ、カメラ装置203の前後方向(x軸方向)に等間隔に並べて配置されたリブ41が形成されている。カメラ装置203の剛性は、z軸方向に延在するように形成されているリブ42により高められている。しかしながら、カメラ装置203においては、高さ34のリブ31が前後方向の空気の流れを阻害する障害となるため、放熱性が低下してしまう。
図14及び図15は、本実施の形態に係るカメラ装置と第1〜第3の比較例として示す従来技術に係るカメラ装置とについて、放熱性および剛性のシミュレーション結果をそれぞれ比較した図であり、図14は放熱性について比較した図、図15は剛性について比較した図である。
図14においては、カメラ装置の放熱性を比較する指標として撮像素子の温度を示している。したがって、撮像素子の温度が高い場合には放熱性が低く、また、温度が低い場合には放熱性が高いと言える。また、図15においては、カメラ装置の剛性を比較する指標としてカメラ装置の変位を示している。ここで、カメラ装置の変位とは、例えば、左右一対のカメラモジュールの中央を固定し、一方のカメラモジュールに規定の力を加えた場合の初期位置からの変位である。したがって、カメラ装置の変位が大きい場合には剛性が低く、また、変位が小さい場合には剛性が高いと言える。
図14に示すように、カメラ装置の放熱性については、本願発明に係るカメラ装置200の構成(図1,図2参照)と、前後方向(x軸に沿う方向)に延在するリブ22を設けた第1の比較例のカメラ装置201の構成(図3,図4参照)とが比較的高い同程度の放熱性を示しており、対して、左右方向(z軸に沿う方向)に延在するリブ31を設けた第2の比較例のカメラ装置202の構成(図5,図6参照)と、左右方向および前後方向に延在するリブ41,42を設けた第3の比較例のカメラ装置204の構成(図7,図8)とが比較的低い同程度の放熱性を示している。
図15に示すように、カメラ装置の剛性については、本願発明に係るカメラ装置200の構成(図1,図2参照)と、左右方向(z軸に沿う方向)に延在するリブ31を設けた第2の比較例のカメラ装置202の構成(図5,図6参照)と、左右方向および前後方向に延在するリブ41,42を設けた第3の比較例のカメラ装置204の構成(図7,図8)とが比較的高い同程度の剛性を示しており、対して、前後方向(x軸に沿う方向)に延在するリブ22を設けた第1の比較例のカメラ装置201の構成(図3,図4参照)が比較的低い剛性を示している。
すなわち、本実施の形態に係るカメラ装置200は、図14及び図15に示したように、第1〜第3の比較例のカメラ装置201〜203と比較して、放熱性と剛性の両方について最も良い結果を示したものと同程度の特性を示しており、放熱性と剛性の両立を考えた場合に、最も適した特性を有するものと言える。第1〜第3の比較例のカメラ装置201〜203には、放熱性と剛性の両方ともに高い結果を示すものは無く、一方の特性が高い場合くとも他方の特性が著しく低いもののみである。例えば、第1の比較例のカメラ装置201は、放熱性は高いものの、剛性については著しく低い。また、第2及び第3の比較例のカメラ装置202,203は、剛性は高いものの、放熱性については著しく低い。
したがって、本実施の形態においては、左右一対のカメラモジュール8,8と、カメラモジュール8,8で撮像された画像の処理を行う機能を有する回路基板9と、カメラモジュール8,8と回路基板9とを少なくとも回路基板に沿って一体的に内包する第一及び第二ケース6,7とを備えたカメラ装置200において、第一ケース6の外側の回路基板9に沿う面において、カメラモジュール8,8の光軸に垂直な方向(z軸)に沿って延在するように、かつ、カメラモジュール8,8から離れるに従って低くなるように形成された複数の第一リブ11と、複数の第一リブ11と交差するように形成された複数の第二リブ12とを備えて構成した。これにより、第一リブ11の低い個所において空気の流路抵抗を減少させて第二リブ12間を流れる空気の流量を増加させることで回路素子5の熱を外部に効果的に放熱させることが可能となる。また、第一リブ11によってカメラ装置の剛性を向上させることができ、カメラ装置200の変形によるカメラモジュール8,8の光軸のずれ(視差ずれ)を抑制することができる。すなわち、温度上昇および筐体の熱変形を抑制することができ、信頼性を向上することができる。
また、第一リブ11の高さ13として数種類の高さを設け、段階的に低くするように構成したので、第一リブ11の端面(y方向端部)の空気の流れを乱さないようにすることができ、空気の流量を増加させることができる。つまり、空気の流量が増加することによって、カメラ装置200内の回路素子5の熱を外部に効果的に放熱させることが可能となり、回路素子5の温度上昇を抑制することができるので、カメラ装置200の動作の信頼性を向上するこができる。
なお、本実施の形態においては、1つの回路素子5を設けた場合を例示して説明したが、これに限られず、例えば、放熱が必要な回路素子を回路基板9に複数個搭載し、各回路素子の位置に向かって第一リブ11の高さが低くなるように、すなわち、各回路素子の位置に対応して第一リブ11の高さが極小となる位置が複数存在するように構成してもよい。
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態を図16及び図17を参照しつつ説明する。本実施の形態では、第1の実施の形態との相違点についてのみ説明するものとし、本実施の形態で用いる図面において第1の実施の形態と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態は、回路素子が左右一対のカメラモジュール間の中央に無く、一方に偏った位置に配置された場合において、第一リブが回路素子に向かって段階的に低くなるように形成したものである。
図16及び図17は、本実施の形態に係るカメラ装置の外観を示す図であり、図16は上方斜視図、図17は図16におけるG−G線断面図である。なお、図16及び図17においては、カメラ装置205の前後方向(カメラモジュールの光軸方向)に前方向を正とするx軸、上下方向に上方向を正とするy軸、左右方向に右方向を正とするx軸、x軸とy軸とで規定される平面(zy平面)に垂直な方向に右方向を正とするz軸をそれぞれ規定した直行座標系を設定して説明する。
図16及び図17に示すように、カメラ装置205は、少なくとも1つ(本実施の形態では左右一対の2つの場合を例示する)のカメラモジュール8,8と、カメラモジュール8,8で撮像された画像の処理を行う機能を有する回路基板9と、カメラモジュール8,8と回路基板9とを少なくとも回路基板9に沿って一体的に内包するケース(第一ケース6及び第二ケース7)とを備えている。
本実施の形態では、回路基板9の上面であって、左右一対のカメラモジュール8,8の間の中央よりも一方(右側:z軸正方向)のカメラモジュール8寄りに回路素子5のx軸方向の中心の位置57が配置されるように搭載されている。
第一ケース6の外側の回路基板9に沿う面(上面)には、左右一対のカメラモジュール8,8の光軸に垂直な方向であって、左右一対のカメラモジュール8,8を通る直線に沿う方向(z軸方向)に沿って延在するように、かつ、第一ケース6からの高さがカメラモジュール8,8から離れるに従って左右一対のカメラモジュール8,8の間で最も低くなるように複数の第一リブ51が形成されている。
より具体的には、複数の第一リブ51は、第一ケース6の上面から立ち上がるように形成された板状の補強部材であって、カメラ装置205の前後方向(x軸方向)に等間隔に並べて配置されており、第一ケース6からの高さが回路素子5が配置された位置に向かって段階的に低くなるように形成されている。すなわち、第一リブ51は、左右一対のカメラモジュール8,8に近い側の位置における第一ケース6からの高さ54よりも、カメラモジュール8,8から遠い側の位置(ここでは、左右中央よりも一方(右側:z軸正方向)のカメラモジュール8寄りに配置された回路素子5側の位置)における高さ53が低くなるように段階的に形成されている。
また、第一ケース6の外側の回路基板9に沿う面(上面)には、複数の第一リブ51と交差するように複数の第二リブ52が形成されている。
より具体的には、複数の第二リブ52は、第一ケース6の上面から立ち上がるように形成された板状の補強部材であって、カメラ装置205の前後方向(x軸方向)に沿うように延在するように形成され、かつ、カメラ装置205の左右方向(z軸方向)に等間隔に並べて配置されている。
その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
以上のように構成した本実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、回路素子5が左右一対のカメラモジュール8,8間の中央に無く、一方に偏った位置に配置された場合においても、第一リブ51の最も高さの最も低い位置が回路素子5の近傍となるように形成することで、回路素子5の近傍の空気の流量を増加させることができ、放熱効率を向上させることができるので、カメラ装置205の信頼性をさらに向上することができる。
<第3の実施の形態>
本発明の第3の実施の形態を図18を参照しつつ説明する。本実施の形態では、第2の実施の形態との相違点についてのみ説明するものとし、本実施の形態で用いる図面において第2の実施の形態と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態は、回路素子が左右一対のカメラモジュール間の中央に無く、一方に偏った位置に配置された場合において、第一リブが回路素子に向かって徐々になだらかに低くなるように形成したものである。
図18は、本実施の形態に係るカメラ装置を概略的に示すy−z平面断面図である。なお、図18においては、カメラ装置206の前後方向(カメラモジュールの光軸方向)に前方向を正とするx軸、上下方向に上方向を正とするy軸、左右方向に右方向を正とするx軸、x軸とy軸とで規定される平面(zy平面)に垂直な方向に右方向を正とするz軸をそれぞれ規定した直行座標系を設定して説明する。
第一ケース6の外側の回路基板9に沿う面(上面)には、左右一対のカメラモジュール8,8の光軸に垂直な方向であって、左右一対のカメラモジュール8,8を通る直線に沿う方向(z軸方向)に沿って延在するように、かつ、第一ケース6からの高さがカメラモジュール8,8から離れるに従って左右一対のカメラモジュール8,8の間で最も低くなるように複数の第一リブ61が形成されている。
より具体的には、複数の第一リブ61は、第一ケース6の上面から立ち上がるように形成された板状の補強部材であって、カメラ装置206の前後方向(x軸方向)に等間隔に並べて配置されており、第一ケース6からの高さが回路素子5が配置された位置に向かって除所になだらかに低くなるように形成されている。
なお、第一リブ61の上辺は直線状ではなく、下に凸の曲線状に形成されている。第一リブ61は、左右一対のカメラモジュール8,8に近い側の位置における第一ケース6からの高さ64よりも、カメラモジュール8,8から遠い側の位置(ここでは、左右中央よりも一方(右側:z軸正方向)のカメラモジュール8寄りに配置された回路素子5の中心の位置67側)における高さ63が低くなるように形成されている。
また、第一ケース6の外側の回路基板9に沿う面(上面)には、複数の第一リブ61と交差するように複数の第二リブ62が形成されている。
より具体的には、複数の第二リブ62は、第一ケース6の上面から立ち上がるように形成された板状の補強部材であって、カメラ装置206の前後方向(x軸方向)に沿うように延在するように形成され、かつ、カメラ装置206の左右方向(z軸方向)に等間隔に並べて配置されている。
その他の構成は第2の実施の形態と同様である。
以上のように構成した本実施の形態においても第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、第一リブ61の上辺が曲線となるように構成したので、第一リブ61の剛性の向上に効果が小さい部分を省くことができ、カメラ装置206の軽量化を図ることができる。
<第4の実施の形態>
本発明の第4の実施の形態を図19を参照しつつ説明する。本実施の形態では、第2の実施の形態との相違点についてのみ説明するものとし、本実施の形態で用いる図面において第2の実施の形態と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態は、第2の実施の形態において、複数の第一リブの間隔が、カメラ装置の後方(左右一対のカメラモジュールの撮像方向と反対側)に向かって狭くなるように形成されたものである。
図19は、本実施の形態に係るカメラ装置を概略的に示す上面図である。なお、図19においては、カメラ装置207の前後方向(カメラモジュールの光軸方向)に前方向を正とするx軸、上下方向に上方向を正とするy軸、左右方向に右方向を正とするx軸、x軸とy軸とで規定される平面(zy平面)に垂直な方向に右方向を正とするz軸をそれぞれ規定した直行座標系を設定して説明する。
第一ケース6の外側の回路基板9に沿う面(上面)には、左右一対のカメラモジュール8,8の光軸に垂直な方向であって、左右一対のカメラモジュール8,8を通る直線に沿う方向(z軸方向)に沿って延在するように、かつ、第一ケース6からの高さがカメラモジュール8,8から離れるに従って左右一対のカメラモジュール8,8の間で最も低くなるように複数の第一リブ71が形成されている。
より具体的には、複数の第一リブ71は、第一ケース6の上面から立ち上がるように形成された板状の補強部材であって、カメラ装置207の前後方向(x軸方向)に所定の間隔で並べて配置されており、第一ケース6からの高さが回路素子5が配置された位置(回路素子5のz軸方向の中心の位置77)に向かって段階的に低くなるように形成されている。
また、第一リブ71の前後方向(x軸方向)の間隔は、カメラ装置207の後方(左右一対のカメラモジュールの撮像方向と反対側、すなわち、x軸負方向)に向かって狭くなるように形成されており、例えば、3つの第一リブ71を前後方向に並べて形成した場合には、前側と中央の第一リブ71間の距離76よりも、中央と後ろ側の第一リブ71の間の距離75が狭くなるように形成される。
また、第一ケース6の外側の回路基板9に沿う面(上面)には、複数の第一リブ71と交差するように複数の第二リブ72が形成されている。
より具体的には、複数の第二リブ72は、第一ケース6の上面から立ち上がるように形成された板状の補強部材であって、カメラ装置207の前後方向(x軸方向)に沿うように延在するように形成され、かつ、カメラ装置207の左右方向(z軸方向)に等間隔に並べて配置されている。
その他の構成は第2の実施の形態と同様である。
以上のように構成した本実施の形態においても第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、カメラ装置207の前後方向における剛性の差が有る場合、すなわち、例えば、第一ケース6の前方(x軸正方向)の剛性よりも後方の剛性が配線用開口部等の形成によって低い場合があるが、そのような場合においても、後方に第一リブ71を偏らせて配置することにより、前方と後方の剛性を同程度とすることができ、カメラ装置207の変形によるカメラモジュール8,8の光軸のずれ(視差ずれ)を抑制することができる。
<第5の実施の形態>
本発明の第5の実施の形態を図20を参照しつつ説明する。本実施の形態では、第2の実施の形態との相違点についてのみ説明するものとし、本実施の形態で用いる図面において第2の実施の形態と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態は、第2の実施の形態において、複数の第一リブの厚さが、カメラ装置の後方(左右一対のカメラモジュールの撮像方向と反対側)に配置されたものほど厚くなるように形成したものである。
図20は、本実施の形態に係るカメラ装置を概略的に示す上面図である。なお、図20においては、カメラ装置208の前後方向(カメラモジュールの光軸方向)に前方向を正とするx軸、上下方向に上方向を正とするy軸、左右方向に右方向を正とするx軸、x軸とy軸とで規定される平面(zy平面)に垂直な方向に右方向を正とするz軸をそれぞれ規定した直行座標系を設定して説明する。
第一ケース6の外側の回路基板9に沿う面(上面)には、左右一対のカメラモジュール8,8の光軸に垂直な方向であって、左右一対のカメラモジュール8,8を通る直線に沿う方向(z軸方向)に沿って延在するように、かつ、第一ケース6からの高さがカメラモジュール8,8から離れるに従って左右一対のカメラモジュール8,8の間で最も低くなるように複数の第一リブ81が形成されている。
より具体的には、複数の第一リブ81は、第一ケース6の上面から立ち上がるように形成された板状の補強部材であって、カメラ装置208の前後方向(x軸方向)に等間隔に並べて配置されており、第一ケース6からの高さが回路素子5が配置された位置(回路素子5のz軸方向の中心の位置87)に向かって段階的に低くなるように形成されている。
また、第一リブ81の前後方向(x軸方向)の厚さは、カメラ装置208の後方(左右一対のカメラモジュールの撮像方向と反対側、すなわち、x軸負方向)に配置されたものほど薄くなるように形成されており、例えば、3つの第一リブ81を前後方向に並べて形成した場合には、最も前側の第一リブ81間の厚さ88よりも、最も後ろ側の第一リブ81の厚さ89が厚くなるように形成される。
また、第一ケース6の外側の回路基板9に沿う面(上面)には、複数の第一リブ81と交差するように複数の第二リブ82が形成されている。
より具体的には、複数の第二リブ82は、第一ケース6の上面から立ち上がるように形成された板状の補強部材であって、カメラ装置208の前後方向(x軸方向)に沿うように延在するように形成され、かつ、カメラ装置208の左右方向(z軸方向)に等間隔に並べて配置されている。
その他の構成は第2の実施の形態と同様である。
以上のように構成した本実施の形態においても第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、カメラ装置208の前後方向における剛性の差が有る場合、すなわち、例えば、第一ケース6の前方(x軸正方向)の剛性よりも後方の剛性が配線用開口部等の形成によって低い場合があるが、そのような場合においても、第一リブ71が後方に配置されたものほど厚くなるように形成したので、前方と後方の剛性を同程度とすることができ、カメラ装置208の変形によるカメラモジュール8,8の光軸のずれ(視差ずれ)を抑制することができる。
<第6の実施の形態>
本発明の第6の実施の形態を図21を参照しつつ説明する。本実施の形態では、第2の実施の形態との相違点についてのみ説明するものとし、本実施の形態で用いる図面において第2の実施の形態と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態は、第2の実施の形態において、複数の第一リブの高さが、カメラ装置の前方(左右一対のカメラモジュールの撮像方向)に行くほど低くなるように形成したものである。
図21は、本実施の形態に係るカメラ装置を概略的に示す上面図である。なお、図21においては、カメラ装置209の前後方向(カメラモジュールの光軸方向)に前方向を正とするx軸、上下方向に上方向を正とするy軸、左右方向に右方向を正とするx軸、x軸とy軸とで規定される平面(zy平面)に垂直な方向に右方向を正とするz軸をそれぞれ規定した直行座標系を設定して説明する。
第一ケース6の外側の回路基板9に沿う面(上面)には、左右一対のカメラモジュール8,8の光軸に垂直な方向であって、左右一対のカメラモジュール8,8を通る直線に沿う方向(z軸方向)に沿って延在するように、かつ、第一ケース6からの高さがカメラモジュール8,8から離れるに従って左右一対のカメラモジュール8,8の間で最も低くなるように複数の第一リブ91が形成されている。
より具体的には、複数の第一リブ91は、第一ケース6の上面から立ち上がるように形成された板状の補強部材であって、カメラ装置209の前後方向(x軸方向)に等間隔に並べて配置されており、第一ケース6からの高さが回路素子5が配置された位置(回路素子5のz軸方向の中心の位置97)に向かって段階的に低くなるように形成されている。
また、第一リブ91のy軸方向の高さは、カメラ装置208の前方(左右一対のカメラモジュールの撮像方向、すなわち、x軸正方向)に配置されたものほど低くなるように形成されている。この場合、第一リブ91の位置97に向かって低くなる程度が複数の第一リブ91で同じであるとすると、より前方に配置された第一リブ91ほどz軸方向の長さが短くなる。
また、第一ケース6の外側の回路基板9に沿う面(上面)には、複数の第一リブ91と交差するように複数の第二リブ92が形成されている。
より具体的には、複数の第二リブ92は、第一ケース6の上面から立ち上がるように形成された板状の補強部材であって、カメラ装置209の前後方向(x軸方向)に沿うように延在するように形成され、かつ、カメラ装置209の左右方向(z軸方向)に等間隔に並べて配置されている。
その他の構成は第2の実施の形態と同様である。
以上のように構成した本実施の形態においても第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、複数の第一リブ91の高さが前方に行くほど低くなるように形成したので、第一リブ11の端面(z軸方向端部)の空気の流れを乱さないようにすることができ、空気の流量を増加させることができる。つまり、空気の流量が増加することによって、カメラ装置209内の回路素子5の熱を外部に効果的に放熱させることが可能となり、回路素子5の温度上昇を抑制することができるので、カメラ装置209の動作の信頼性を向上するこができる。
また、カメラ装置209の前後方向における剛性の差が有る場合、すなわち、例えば、第一ケース6の前方(x軸正方向)の剛性よりも後方の剛性が配線用開口部等の形成によって低い場合があるが、そのような場合においても、第一リブ91が後方に配置されたものほど長く、前方に配置されたものほど短くなるように形成したので、前方と後方の剛性を同程度とすることができ、カメラ装置209の変形によるカメラモジュール8,8の光軸のずれ(視差ずれ)を抑制することができる。
なお、本実施の形態においては、複数の第一リブ91の位置97に向かって低くなる程度が同じ場合を例示して説明したが、例えば、前後方向に並べて配置した複数の第一リブ91において、カメラモジュール8,8に近い端部は同じ高さとし、その他の部分では前方にいくに従って高さが低くなるように、すなわち、より前方に配置された第一リブ71ほど回路素子5に向かって低くなる度合いが急であるように構成しても良い。
<第7の実施の形態>
本発明の第7の実施の形態を図22を参照しつつ説明する。本実施の形態では、第4の実施の形態との相違点についてのみ説明するものとし、本実施の形態で用いる図面において第4の実施の形態と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態は、第4の実施の形態において、複数の第一リブが回路素子よりも一方のカメラモジュール(左右一対のカメラモジュールのうち、回路素子が近い方のカメラモジュール)側に偏った位置に向かって低くなるように形成されたものである。
図22は、本実施の形態に係るカメラ装置を概略的に示す上面図である。なお、図22においては、カメラ装置210の前後方向(カメラモジュールの光軸方向)に前方向を正とするx軸、上下方向に上方向を正とするy軸、左右方向に右方向を正とするx軸、x軸とy軸とで規定される平面(zy平面)に垂直な方向に右方向を正とするz軸をそれぞれ規定した直行座標系を設定して説明する。
第一ケース6の外側の回路基板9に沿う面(上面)には、左右一対のカメラモジュール8,8の光軸に垂直な方向であって、左右一対のカメラモジュール8,8を通る直線に沿う方向(z軸方向)に沿って延在するように、かつ、第一ケース6からの高さがカメラモジュール8,8から離れるに従って左右一対のカメラモジュール8,8の間で最も低くなるように複数の第一リブ101が形成されている。
より具体的には、複数の第一リブ101は、第一ケース6の上面から立ち上がるように形成された板状の補強部材であって、カメラ装置210の前後方向(x軸方向)に所定の間隔で並べて配置されており、第一ケース6からの高さが回路素子5が配置された位置(回路素子5のz軸方向の中心の位置108)よりも距離109だけ一方のカメラモジュール8(左右一対のカメラモジュール8,8のうち、回路素子5が近い方のカメラモジュール8)側に偏って設けられた位置107に向かって段階的に低くなるように形成されている。
また、第一リブ101の前後方向(x軸方向)の間隔は、カメラ装置210の後方(左右一対のカメラモジュールの撮像方向と反対側、すなわち、x軸負方向)に向かって狭くなるように形成されており、例えば、3つの第一リブ101を前後方向に並べて形成した場合には、前側と中央の第一リブ101間の距離106よりも、中央と後ろ側の第一リブ101の間の距離105が狭くなるように形成される。
また、第一ケース6の外側の回路基板9に沿う面(上面)には、複数の第一リブ101と交差するように複数の第二リブ102が形成されている。
より具体的には、複数の第二リブ102は、第一ケース6の上面から立ち上がるように形成された板状の補強部材であって、カメラ装置210の前後方向(x軸方向)に沿うように延在するように形成され、かつ、カメラ装置210の左右方向(z軸方向)に等間隔に並べて配置されている。
その他の構成は第4の実施の形態と同様である。
以上のように構成した本実施の形態においても第4の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、複数の第一リブ101を、第一ケース6からの高さが回路素子5が配置された位置(回路素子5のz軸方向の中心の位置108)よりも距離109だけ一方のカメラモジュール8(左右一対のカメラモジュール8,8のうち、回路素子5が近い方のカメラモジュール8)側に偏って設けられた位置107に向かって段階的に低くなるように形成したので、回路素子5と左右一対のカメラモジュール8,8のそれぞれとの位置関係に応じて位置107を調整することができるので、左右一対のカメラモジュール8,8の温度を同等とすることが可能となる。
また、カメラ装置210の各部の温度差を小さくすることができる、言い換えると、温度分布の偏りを抑制してより平坦にすることができ、カメラ装置210の変形を低減することができるので、測定不良や動作障害の発生を抑制した信頼性の高いカメラ装置210を提供することができる。
<第8の実施の形態>
本発明の第8の実施の形態を図23を参照しつつ説明する。本実施の形態では、第6の実施の形態との相違点についてのみ説明するものとし、本実施の形態で用いる図面において第6の実施の形態と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態は、第6の実施の形態において、複数の第二リブの左右方向(z軸方向)の間隔が、少なくとも回路素子の周辺において、カメラ装置の後方(左右一対のカメラモジュールの撮像方向と反対側、x軸負方向)に行くほど狭くなるように形成したものである。
図23は、本実施の形態に係るカメラ装置を概略的に示す上面図である。なお、図23においては、カメラ装置211の前後方向(カメラモジュールの光軸方向)に前方向を正とするx軸、上下方向に上方向を正とするy軸、左右方向に右方向を正とするx軸、x軸とy軸とで規定される平面(zy平面)に垂直な方向に右方向を正とするz軸をそれぞれ規定した直行座標系を設定して説明する。
第一ケース6の外側の回路基板9に沿う面(上面)には、左右一対のカメラモジュール8,8の光軸に垂直な方向であって、左右一対のカメラモジュール8,8を通る直線に沿う方向(z軸方向)に沿って延在するように、かつ、第一ケース6からの高さがカメラモジュール8,8から離れるに従って左右一対のカメラモジュール8,8の間で最も低くなるように複数の第一リブ111が形成されている。
より具体的には、複数の第一リブ111は、第一ケース6の上面から立ち上がるように形成された板状の補強部材であって、カメラ装置211の前後方向(x軸方向)に等間隔に並べて配置されており、第一ケース6からの高さが回路素子5が配置された位置(回路素子5のz軸方向の中心の位置117)に向かって段階的に低くなるように形成されている。
また、第一リブ111のy軸方向の高さは、カメラ装置211の前方(左右一対のカメラモジュールの撮像方向、すなわち、x軸正方向)に配置されたものほど低くなるように形成されている。
また、第一ケース6の外側の回路基板9に沿う面(上面)には、複数の第一リブ111と交差するように複数の第二リブ112が形成されている。
より具体的には、複数の第二リブ112は、第一ケース6の上面から立ち上がるように形成された板状の補強部材であって、カメラ装置211の前後方向(x軸方向)に沿うように延在するように形成され、かつ、左右方向(z軸方向)の間隔が、少なくとも回路素子5の周辺において、カメラ装置211の後方(左右一対のカメラモジュール8,8の撮像方向と反対側であるx軸負方向)に行くほど狭くなるように形成したものである。ただし、複数の第二リブ112間は空気の流れを妨げない予め定めた距離以上を保つように形成されている。
その他の構成は第6の実施の形態と同様である。
以上のように構成した本実施の形態においても第6の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、カメラ装置211は、自動車などの車両に搭載する際には、カメラ装置211の保護や、カメラ装置211がドライバーなどから見えにくくすること(いわゆる、審美性)などの観点からカバーで覆われることが考えられるが、この際に、カバー内を流れる空気に沿って第二リブ112を配置することで空気の流路抵抗を小さくすることで、空気の流量を増加することができ、カメラ装置211の回路素子の熱を外部に効率的に放熱することができる。すなわち、カバーにおける空気の流入口を前方側に配置し、流出口を後方側に配置した場合には、第二リブ112が空気の流入口から流出口に向かう方向に沿って配置されることになり、空気の流路抵抗を小さくすることができる。
また、カメラ装置211には、流出口からカバー内部の空気を排出するための冷却ファンを用いることが考えられるが、この際に、カバーの空気の流入口から流出口に向かって延在するように第二リブ112を配置したので、効果的な放熱が可能となる。例えば、図23においては、カメラ装置211のz軸方向の位置117であって、カバーの後方側に設けた排出口付近に冷却ファンを配置した場合に、カバーの流入口から流出口の冷却ファンに向かって第二リブ112が放射状(流出口側から見た場合)に配置された場合を例示しており、この場合には、空気の流れが整流化されることで空気の流路抵抗が小さくなり、空気の流量を大きくすることができる。つまり、空気の流量を増加させることによって、カメラ装置211の回路素子5の熱を外部に効果的に放熱させることが可能となり、例えば、動作保証温度の範囲内に回路素子5の温度を保持することができるので、カメラ装置211の信頼性を向上することができる。
<第9の実施の形態>
本発明の第9の実施の形態を図24及び図25を参照しつつ説明する。本実施の形態では、第2の実施の形態との相違点についてのみ説明するものとし、本実施の形態で用いる図面において第2の実施の形態と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態は、第2の実施の形態において、カメラモジュールを1つのみ設けた場合を示すものである。
図24及び図25は、本実施の形態に係るカメラ装置を概略的に示す図であり、図24は上方斜視図、図25は図24におけるH−H線断面図である。なお、図24及び図25においては、カメラ装置212の前後方向(カメラモジュールの光軸方向)に前方向を正とするx軸、上下方向に上方向を正とするy軸、左右方向に右方向を正とするx軸、x軸とy軸とで規定される平面(zy平面)に垂直な方向に右方向を正とするz軸をそれぞれ規定した直行座標系を設定して説明する。
図24及び図25に示すように、カメラ装置212は、1つ(本実施の形態では左側(z軸正方向側)の1つの場合を例示する)のカメラモジュール8と、カメラモジュール8で撮像された画像の処理を行う機能を有する回路基板9と、カメラモジュール8と回路基板9とを少なくとも回路基板9に沿って一体的に内包するケース(第一ケース126及び第二ケース127)とを備えている。
回路基板9は、上下方向に各面を向けて配置された板状部材であり、その左右方向の一方(z軸正方向)の端部にカメラモジュール8が配置されている。回路基板9の何れか一方の面には、カメラモジュール8で撮像された画像の画像処理を行う少なくとも1つ(本実施の形態では1つ)の回路素子5(信号処理素子)が配置されている。カメラモジュール8は撮像素子を備えており、撮像方向(ここでは、前方:x軸方向)に光軸を向けて配置されている。
回路素子5は、画像信号を処理するマイコンや信号処理素子、FPGA(Field Programmable Gate Array)などであり、第一ケース126や第二ケース127などへの熱伝導を必要とするような発熱量が大きい素子(発熱部品)を指している。すなわち、回路基板9の上面に搭載される回路素子5は発熱部品であり、放熱ゲルなどの熱伝導部材4を介して第一ケース126に熱的に連結されている。なお、本実施の形態では、回路基板9の上面に回路素子5が搭載された場合を例示して説明する。
回路基板9は、カメラモジュール8とともに回路基板9を上方から覆う第一ケース126と、回路基板9を下方から覆う第二ケース127とからなるケースにより内包されており、第二ケース127は、例えば、ネジなどを用いて第一ケース126に固定されている。
第一ケース126の外側の回路基板9に沿う面(上面)には、カメラモジュール8の光軸に垂直な方向(z軸方向)に沿って延在するように、かつ、第一ケース126からの高さがカメラモジュール8から離れるに従って低くなるように複数の第一リブ121が形成されている。
より具体的には、複数の第一リブ121は、第一ケース126の上面から立ち上がるように形成された板状の補強部材であって、カメラ装置212の前後方向(x軸方向)に等間隔に並べて配置されており、第一ケース126からの高さが回路素子5が配置された位置に向かって段階的に低くなるように形成されている。すなわち、第一リブ121は、カメラモジュール8に近い側の位置における第一ケース126からの高さ124よりも、カメラモジュールから遠い側の位置(ここでは、回路素子5側の位置)における高さ123が低くなるように段階的に形成されている。
また、第一ケース126の外側の回路基板9に沿う面(上面)には、複数の第一リブ121と交差するように複数の第二リブ122が形成されている。
より具体的には、複数の第二リブ122は、第一ケース126の上面から立ち上がるように形成された板状の補強部材であって、カメラ装置212の前後方向(x軸方向)に沿うように延在するように形成され、かつ、カメラ装置212の左右方向(z軸方向)に等間隔に並べて配置されている。
その他の構成は第2の実施の形態と同様である。
以上のように構成した本実施の形態においても第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<付記>
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内の様々な変形例や組み合わせが含まれる。また、本発明は、上記の実施の形態で説明した全ての構成を備えるものに限定されず、その構成の一部を削除したものも含まれる。
例えば、第4の実施の形態に示したような、第一リブ71を後方に向かって狭くする構成は、他の実施の形態にも適用することが可能である。また、第5の実施の形態に示したような、第一リブ71を後方に行くほど厚くする構成についても、他の実施の形態にも適用することができる。さらに、第7の実施の形態に示したような、第一リブ101の最も低くなる位置を回路素子5の中心の位置108と異なる位置とする構成についても、他の実施の形態にも適用することができる。
4…熱伝導部材、5…回路素子(信号処理素子)、6,126…第一ケース、7,127…第二ケース、8…カメラモジュール、8a…光軸、9…回路基板、11,51,61,71,81,91,101,111,121…第一リブ、12,52,62,72,82,92,102,112,122…第二リブ、22,31,41,42…リブ、57,67,77,87,97,107,108,117…位置、75,76,105,106,109…距離、200〜212…カメラ装置

Claims (9)

  1. 少なくとも1つのカメラモジュールと、
    いで撮像された画像の処理を行う機能を有する回路基板と、
    前記カメラモジュールと前記回路基板とを少なくとも前記回路基板に沿って一体的に内包するケースとを備えたカメラ装置において、
    前記ケースの外側の前記回路基板に沿う面において、前記カメラモジュールの光軸に垂直な方向に沿って延在するように、かつ、前記カメラモジュールに近い端部よりも低い部位を有するように形成された複数の第一リブと、
    前記複数の第一リブと交差するように形成された複数の第二リブと
    を備えたことを特徴とするカメラ装置。
  2. 請求項1に記載のカメラ装置において、
    前記カメラモジュールは、左右一対のカメラモジュールであり、
    前記複数の第一リブは、前記左右一対のカメラモジュールを通る直線に沿う方向に沿って延在するように、かつ、前記左右一対のカメラモジュールから離れるに従って前記ケースからの高さが前記左右一対のカメラモジュールの間で最も低くなるように形成されたことを特徴とするカメラ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のカメラ装置において、
    前記複数の第一リブは、前記ケースからの高さが前記カメラモジュールから離れるに従って段階的に低くなるように形成されたことを特徴とするカメラ装置。
  4. 請求項2に記載のカメラ装置において、
    前記回路基板上に搭載され、前記左右一対のカメラモジュールで撮像された画像の処理を行う信号処理素子をさらに備え、
    前記複数の第一リブは、前記ケースからの高さが前記信号処理素子が配置された位置に向かって低くなるように構成されたことを特徴とするカメラ装置。
  5. 請求項4に記載のカメラ装置において、
    前記信号処理素子は、前記左右一対のカメラモジュールの中心よりも一方のカメラモジュール側に配置され、
    前記複数の第一リブの前記ケースからの高さの最も低い部分が前記信号処理素子が配置された位置よりも前記一方のカメラモジュール側に位置することを特徴とするカメラ装置。
  6. 請求項2に記載のカメラ装置において、
    前記複数の第一リブの間隔が、前記左右一対のカメラモジュールの撮像方向と反対側に向かって狭くなるように形成されたことを特徴とするカメラ装置。
  7. 請求項2に記載のカメラ装置において、
    前記複数の第一リブの厚さが、前記左右一対のカメラモジュールの撮像方向と反対側に向かって厚くなるように形成されたことを特徴とするカメラ装置。
  8. 請求項2に記載のカメラ装置において、
    前記複数の第一リブは、カメラ装置の前方に行くほど低くなるように形成されたことを特徴とするカメラ装置。
  9. 請求項2に記載のカメラ装置において、
    前記回路基板上に搭載され、前記左右一対のカメラモジュールで撮像された画像の処理を行う信号処理素子をさらに備え、
    前記複数の第二リブの間隔が、前記左右一対のカメラモジュールを通る直線に沿う方向の少なくとも前記信号処理素子の位置において、前記左右一対のカメラモジュールの撮像方向と反対側に向かって狭くなるように形成されたことを特徴とするカメラ装置。
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