JP2019194024A - 画像形成装置、プログラム、および画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置、プログラム、および画像形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワークを介して接続される端末を利用する際におけるユーザーの利便性の向上を図る。【解決手段】利用者識別情報を記憶する記憶手段と、利用者識別情報に対応する選択ボタンを含む第一の選択画面を表示するための表示データを作成する作成手段と、第一の選択画面を表示手段に表示させる第一の表示制御手段と、選択された利用者識別情報に対応付く出力データの一覧画面を表示手段に表示させる第二の表示制御手段と、を有し、作成手段は、端末が送信した利用者識別情報が、利用者識別情報を受信する前に記憶手段において記憶されている利用者識別情報に存在していない場合に、該端末が送信した利用者識別情報に対応する選択ボタンを含む第一の選択画面を表示するための表示データを作成する。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置、プログラム、および画像形成方法に関するものである。
近年、広大なオフィスに、ネットワークに接続される印刷装置ともいえるプリンタが複数台導入されることに伴い、印刷物を経由した情報漏えいの問題が顕在化しつつある。つまり、プリンタが多くの社員の印刷出力を引き受けるようになったことにより、ある社員が出力した印刷物に記載されている機密情報が、意図しない他の社員に見られてしまうことが頻発している。
そこで、プリンタにユーザー認証の仕組みを採り入れて情報漏えいに対応することが行われている。このユーザー認証では、プリンタは印刷データを受信した時点では直ちに印刷を実行せず、一旦内蔵ハードディスクに保持する(スプールする)。ユーザーは印刷データをプリンタへ送信した後、プリンタの設置してある場所に赴き、プリンタ上でログイン操作と印刷指示操作を実行して、始めて印刷が実行される。これ以降、本明細書ではこのような利用形態をオンデマンド印刷と記述する。このようなオンデマンド印刷は、印刷物の取り違えや置き忘れによる情報漏えいを防ぐことができるだけでなく、無駄な印刷や放置された紙文書も減らすことができる、優れた印刷方式である。
また、ICカードを用いないユーザー認証の有力な具体例としては、周知のパスワード認証が挙げられる。プリンタでパスワード認証を行う場合、プリンタの操作画面に設けられたタッチパネルでユーザーIDとパスワードを入力することとなる。しかしながら、タッチパネルで多数の文字を入力する行為は煩雑である。そこで、ユーザーIDの入力の手間を軽減する方法として、複数のユーザーをタッチパネルに表示し、その中からユーザー自身を示すボタンを選択する方法が挙げられる。その際、多数のユーザーから所望のユーザーを選択するために、ユーザー名を五十音順あるいはアルファベット順に並べ替え、頭文字で選択する。周知のアドレス帳のような管理形式である。
なお、先行技術文献としてプリンタを含む情報システムの一例を特許文献1に、参考文献としてオンデマンド印刷の一例を非特許文献1に示す。
しかしながら、上記に示されるような従来の技術にあっては以下のような問題点があった。非特許文献1で示されるオンデマンド印刷にあっては、ユーザー認証にICカードを用いている。ICカードは、ユーザー認証の方式としてはキー操作が最小限で済み、簡便である点で優れている。しかし、ICカードおよびカードリーダの導入コストが高価である。また、利用するユーザーの情報をあらかじめプリンタに登録しておく必要があり、このために専任の情報システム担当者を必要とする。このため、ICカードを利用したユーザー認証を利用する顧客は、比較的規模の大きい企業に限られていた。
今日のオフィス環境においてオンデマンド印刷が優れていることは周知されているものの、ユーザー認証の仕組みが、中小規模の企業や事業体への導入の足かせとなっていた。今、ICカードを用いず、専任の情報システム担当者がいなくても利用できる、簡便なユーザー認証によるオンデマンド印刷を実現することが求められている。
さらに、ユーザーIDの入力の手間を軽減する方法において、五十音順とアルファベット順の両方が存在する場合、タッチパネルでその全ての頭文字のタブを表示するには、広大な面積を必要とする。このような場合、五十音順の画面とアルファベット順の画面とを切り替える必要が生じる。つまり、画面選択の手間が増えることとなり、煩雑である。また、中小規模の企業や事業体では、五十音順とアルファベット順でユーザーを管理するほどユーザー数が多くない場合が多々あり得るので、五十音順とアルファベット順でのユーザー管理方法は、少数ユーザーでのオンデマンド印刷の利用形態には不向きであった。
このように、ユーザー操作に応じて印刷データ等の出力データを提供する技術に関し、ユーザーの利便性を向上させたいという課題があった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、ユーザ操作に応じた出力データを提供するときのユーザーの利便性の向上を図ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ネットワークを介して端末が送信した利用者識別情報を含む印刷データを保持し、前記印刷データの印刷、削除を制御する画像形成装置であって、前記印刷データを記憶する記憶手段と、前記印刷データに含まれる前記利用者識別情報に対応する選択ボタンであって前記利用者識別情報が表示される前記選択ボタンを含む第一の選択画面を表示するための表示データを作成する作成手段と、前記第一の選択画面を表示手段に表示させる第一の表示制御手段と、選択された前記利用者識別情報が含まれる前記印刷データの一覧画面を前記表示手段に表示させる第二の表示制御手段と、前記印刷データを印刷する印刷手段と、を有することを特徴とする。
本発明は、ネットワークを介して接続される端末を利用する際におけるユーザーの利便性が向上するという効果を奏する。
図1は、ネットワークで接続される印刷システムの構成を示す説明図である。 図2は、図1における複合機のハードウェア構成を示すブロック図である。 図3は、複合機のソフトウェアの機能を示すブロック図である。 図4は、印刷データ制御部とユーザー情報生成部の詳細を示すブロック図である。 図5は、ユーザー情報テーブルの構成を示す図表である。 図6は、スプール領域のディレクトリ構成を示す説明図である。 図7は、印刷データの受信処理を示すフローチャートである。 図8は、私書箱ID確定処理を示すフローチャートである。 図9は、私書箱選択画面を表示する処理を示すフローチャートである。 図10は、LCD表示部の表示状態を説明する状態遷移図である。 図11は、LCD表示部に表示される私書箱選択画面である。 図12は、LCD表示部に表示される私書箱選択画面である。 図13は、LCD表示部に表示される私書箱選択画面である。 図14は、LCD表示部に表示されるオンデマンド印刷画面である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置、プログラム、および画像形成方法の一実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態)
本実施の形態では、ネットワークに接続されるプリンタを例にとって説明する。本実施の形態にかかるプリンタは、複数のクライアントPCから利用され、オンデマンド印刷を実施する。従来、ネットワーク対応のプリンタがオンデマンド印刷を実施するには、あらかじめユーザー登録を行う必要があった。本実施の形態にかかるプリンタは、このユーザー登録の手間を軽減する仕組みを提供するものである。また、プリンタ上で印刷指示操作を実行する際、ユーザー数が多くなればなる程、自分の印刷データを探す手間が煩雑になる。本実施の形態にかかるプリンタは、自分の印刷データを探す手間を軽減する仕組みを提供するものである。以下、具体的な構成・動作などについて説明する。
図1は、ネットワークで接続される印刷システムの構成を示す説明図である。印刷システム101は一般的な企業内ネットワークシステムである。端末102a、102bおよび102cは、企業内の社員にそれぞれ割り当てられているパーソナルコンピュータである。これら端末102a、102bおよび102cは、文書を印刷する際にはネットワーク104を通じて共通の複合機105を利用する。複合機105は、コピー機能、ファクシミリ機能、スキャナ機能およびプリンタ機能を備える。ユーザーが複合機105のプリンタ機能を利用する際には、ユーザー認証を必要とする。ユーザー認証は、ユーザーが複合機105の設置場所に赴き、自らが指示した印刷ジョブの選択と、必要に応じてパスワードなどの入力を実行する。
図2は、図1における複合機105のハードウェア構成を示すブロック図である。複合機105は、情報処理装置としての観点から見ると実質的にコンピュータと等しい。バス202にはCPU203、ROM204、RAM205、不揮発性ストレージであるハードディスク装置(以下「HDD」と記述する)206の他、液晶タッチパネルを構成するLCD表示部207と操作部208、プリンタ機能を提供する印刷機構209、スキャナ機能とファクシミリ機能を提供するスキャナ210、印刷データを受信するためのNIC(Network Interface Card)211、ファクシミリの送受信のためのモデム212が接続されている。なお、本実施の形態では、スキャナ210とモデム212は、通常知られている技術であり、かつ直接的には関係しないので、これ以上の説明は割愛する。
端末から送信された印刷データは、ネットワーク104とNIC211を通じて、HDD206に蓄積される。その後、ユーザーは操作部208を操作して、LCD表示部207の表示内容を確認して、自らの印刷ジョブを選択し、印刷の実行を指示する。こうして初めて、HDD206内の印刷データが印刷機構209に供給され、印刷が実行される。
図3は、複合機105のソフトウェアの機能を示すブロック図である。複合機105のHDD206内には、ネットワークOSと印刷機能やユーザー認証機能などを実現するためのプログラムが格納されており、プログラムによって実現される機能が図3に示されている。
端末から送信された印刷データは、ネットワーク104を通じて、スプーラ302に送られる。スプーラ302は受信した印刷データをHDD206内のスプール領域303に格納する。また、スプーラ302は後述する印刷データ制御部304の指示にしたがい、スプール領域303内に格納(保持)してある印刷データを印刷機構209へ送り出す。
スプール領域303は、HDD206内の特定のディレクトリ配下である。本実施の形態では、複合機105で稼動するネットワークOSがPOSIX(Portable Operating System Interface for UNIX(登録商標))に準拠するOSであるので、「/spool/」となる。あるいは「/var/spool/」でもよい。
印刷データ制御部304は、幾つかの機能を実現する。一つは、スプーラ302が受信する印刷データのヘッダ情報を読み取り、印刷データ属性情報として後述するユーザー情報生成部305に送り出す。もう一つは、スプーラ302が受信を完了した印刷データを、スプール領域303内のユーザーのディレクトリ配下に移動し、印刷データのファイル名を書き換える(リネーム:rename)。さらに、もう一つは、後述するオンデマンド印刷画面作成部306から指示された、スプール領域303内の所定の印刷データの印刷を実行するために、スプーラ302に当該印刷データの印刷機構209への出力を指示する。また、後述するオンデマンド印刷画面作成部306から指示されたスプール領域303内に格納(保持)してある所定の印刷データの削除を実行する。
ユーザー情報生成部305は、印刷データ制御部304から印刷データ属性情報を受け取ると、後述するユーザー情報テーブル307を参照しながら、当該印刷データに含まれているユーザー情報が新規ユーザーであるか否かを判断する。この判断の結果、新規ユーザーであればユーザー情報テーブル307に新規のレコードを追加した後、新規ユーザーのためのサブディレクトリを、スプール領域303に作成する。
以上、スプーラ302、印刷データ制御部304およびユーザー情報生成部305は、印刷データの受信に伴って動作する機能ブロックである。
なお、この図3において、スプール領域303は印刷データ蓄積手段の機能を有し、スプーラ302は受信手段の機能を有し、ユーザー情報生成部305は識別情報取得手段、登録済判断手段、識別情報登録手段の機能を有し、印刷データ制御部304は印刷データ保存手段の機能を有する。
LCD表示部207は周知のカラー液晶ディスプレイである。図11にて後述する色タブおよび色マークを表示するために、多色表示が可能な表示素子である必要がある。操作部208は、LCD表示部207に重ね合わされる、周知の抵抗膜などよりなるタッチパネルと、種々の操作ボタンを含む。表示制御部308は、後述する入出力制御部309から送られる表示データに基づいて、LCD表示部207の表示動作を制御する。
入出力制御部309は、後述する私書箱選択画面作成部310、オンデマンド印刷画面作成部306および私書箱設定画面作成部311のうちの一つを選択して、表示制御部308と操作部208とを接続する。そして、入出力制御部309は、私書箱選択画面作成部310、オンデマンド印刷画面作成部306および私書箱設定画面作成部311のうちの選択した一つから表示データを受け取り、表示制御部308に渡す動作と、ユーザーによる操作部208の操作情報を受け取り、私書箱選択画面作成部310、オンデマンド印刷画面作成部306および私書箱設定画面作成部311のうちの選択した一つに送る動作を実行する。また、入出力制御部309は、ユーザーによる操作部208の操作情報に応じて、私書箱選択画面作成部310、オンデマンド印刷画面作成部306および私書箱設定画面作成部311の選択を切り替える動作も行う。
私書箱選択画面作成部310は、後述する私書箱選択画面をLCD表示部207に表示する機能を提供する。この機能を提供するために、私書箱選択画面作成部310は操作部208の操作情報を受け取ると共に、後述するユーザー情報テーブル307を読み取り、LCD表示部207に表示するための表示データを作成する。
オンデマンド印刷画面作成部306は、後述するオンデマンド印刷画面をLCD表示部207に表示する機能を提供する。この機能を提供するために、オンデマンド印刷画面作成部306は操作部208の操作情報を受け取り、ユーザー情報テーブル307を読み取ると共に、後述する印刷データ制御部304と必要な情報の授受を行い、LCD表示部207に表示するための表示データを作成する。
私書箱設定画面作成部311は、私書箱設定画面をLCD表示部207に表示する機能を提供する。この機能を提供するために、私書箱設定画面作成部311は操作部208の操作情報を受け取ると共に、後述するユーザー情報テーブル307を読み取り、LCD表示部207に表示するための表示データを作成する。
以上、表示制御部308、入出力制御部309、私書箱選択画面作成部310、オンデマンド印刷画面作成部306および私書箱設定画面作成部311は、ユーザーの操作に伴って動作する機能ブロックである。
図4は、印刷データ制御部304とユーザー情報生成部305の詳細を示すブロック図である。ここでは、図3における印刷データ制御部304とユーザー情報生成部305に注目して、これらの内部構成を示している。
印刷データ制御部304は、属性情報抽出部402と、スプールファイル移動処理部403と、印刷処理部404との、三つの機能ブロックを有する。
属性情報抽出部402は、スプーラ302から印刷データのヘッダ情報を受け取り、印刷データ属性情報として後述するユーザー情報生成部305の私書箱ID確定処理部405に送り出す。スプールファイル移動処理部403は、後述するユーザー情報生成部305の私書箱ID確定処理部405から私書箱IDを受け取り、スプーラ302が受信を完了した印刷データを、スプール領域303内のユーザー(私書箱ID)のディレクトリ配下に移動し、印刷データのファイル名を書き換える。
印刷処理部404は、後述するオンデマンド印刷画面作成部306から指示された、スプール領域303内の所定の印刷データの印刷を実行するために、スプーラ302に当該印刷データの印刷機構209への出力を指示する。また、後述するオンデマンド印刷画面作成部306から指示された、スプール領域303内の所定の印刷データの削除を実行する。
ユーザー情報生成部305は、私書箱ID確定処理部405と、私書箱ID確認部406の、二つの機能ブロックを有する。
私書箱ID確定処理部405は、属性情報抽出部402から印刷データ属性情報を受け取り、スプーラ302が受信した印刷データの私書箱IDを確定する。そして、私書箱ID確定処理部405は、私書箱ID確認部406に私書箱IDを渡して、当該私書箱IDがユーザー情報テーブル307に登録済みであるか否かを確認させる。私書箱ID確定処理部405は、私書箱ID確認部406が私書箱IDの確認処理を終了したら、ユーザー情報テーブル307の該当するレコードのスプール数とスプール時刻を更新する。
私書箱ID確認部406は、私書箱ID確定処理部405が確定した私書箱IDを私書箱ID確定処理部405から受け取り、ユーザー情報テーブル307を当該私書箱IDで検索し、当該私書箱IDがユーザー情報テーブル307に登録済みであるか否かを確認する。そして、私書箱ID確認部406は、新規のユーザーであれば、スプール領域303に当該私書箱IDのディレクトリを作成する。
図5は、ユーザー情報テーブル307の構成を示す図表である。「私書箱ID」フィールドは、印刷データのヘッダに含まれる、複合機105を利用するユーザーを一意に識別するための情報である。いわば「ユーザーID」ともいえる。「表示名」フィールドは、ユーザーが複合機105のLCD表示部207に自らの私書箱IDに代えて表示させたい名称である。これは私書箱設定画面作成部311によって、ユーザーの任意で設定される。「暗証番号」フィールドは、私書箱設定画面作成部311によって、ユーザーの任意で設定される暗証番号が格納される。「私書箱色」フィールドは、私書箱設定画面作成部311によって、ユーザーの任意で設定される私書箱の色の情報が格納される。「スプール数」フィールドは、ユーザーのスプールディレクトリ内に存在する印刷データの数が格納される。「最新スプール日時」フィールドは、ユーザーのスプールディレクトリ内に存在する印刷データのうち、最新のものの作成日時が格納される。
「最新スプール日時」フィールドは、図9にて後述する私書箱選択画面表示処理において、ソート処理のキーフィールドとして用いられる。複合機105のLCD表示部207に私書箱選択画面が表示される際、最新の印刷データを先頭に表示させるためである。
また、「最新スプール日時」フィールドは、ユーザー情報テーブル307のうち、全く利用されていないユーザーのレコードを削除する際の指標にも用いられる。たとえば、一ヶ月以上も利用していないユーザーのレコードを保持し続けると、人事異動等の度にユーザー情報テーブル307が膨れ上がり続けて、ユーザー情報テーブル307の参照速度が遅くなってしまう。そこで、たとえば30日という目安で、利用のないユーザーのレコードを削除する処理を定期的に自動実行すると、ユーザー管理の手間が不要になる。なお、ユーザーを削除する際は、スプール領域303内の該当するスプールディレクトリも同時に削除する。
上述のユーザー削除処理は、POSIX系OSで周知のcron等のスケジューラを用いて、一日一回程度、定期的に実行させるとよい。図3および図4では図示していないが、周知のカレンダクロックから現在日時情報を取得して、ユーザー情報テーブル307の「最新スプール日時」フィールドの内容を確認し、ユーザー削除処理を実行するユーザー削除処理部を設けることとなる。
図6は、スプール領域303のディレクトリ構成を示す説明図である。スプール領域303のディレクトリである「/spool/」配下には、私書箱IDと等しい名称のサブディレクトリが作成されている。ファイル名は、カンマ(’)をフィールドセパレータ(欄区切子)とするテキストである。左端からフィールドの順番に、「ジョブ番号」、「スプール日時」、「ページ数」、「カラー印刷または白黒印刷の種別」、「用紙サイズ」そして「文書名」と続く。このように、ファイル名が印刷データの諸元を表しているので、特定のユーザーのディレクトリ内に存在する印刷データファイルのファイル名を読み取るだけで、その詳細情報が判る。
図7は、印刷データの受信処理を示すフローチャートである。スプーラ302が印刷データを受信することによって始まる、スプーラ302、印刷データ制御部304およびユーザー情報生成部305の動作の流れを示す。
スプーラ302が端末から印刷データを受信すると、スプーラ302は最初に一意性のあるファイル名を自動的に生成して、印刷データをそのファイルに流し込む(ステップS701)。この処理に伴って、スプーラ302が受信する印刷データは印刷データ制御部304にも渡される。続いて、印刷データ制御部304の属性情報抽出部402は、受信した印刷データのヘッダから印刷データの属性情報を読み取る(ステップS702)。
続いて、印刷データの受信が完了したか否かを判断する(ステップS703)。ここで印刷データの受信が完了していなければ、印刷データ制御部304は、スプーラ302が印刷データの受信を完了するまで待機する(ステップS703のNO)。一方、スプーラ302が印刷データの受信を完了し、印刷データファイルのクローズ処理を完遂したら(ステップS703のYES)、印刷データ制御部304の属性情報抽出部402はユーザー情報生成部305に印刷データ属性情報を引き渡す。ユーザー情報生成部305の私書箱ID確定処理部405は印刷データ属性情報を受け取ると、後述する私書箱ID確定処理を実行して(ステップS704)、スプーラ302が受信した印刷データの私書箱IDを取得する。そして、私書箱ID確認部406に私書箱IDを引き渡す。
続いて、ユーザー情報生成部305の私書箱ID確認部406は、私書箱ID確定処理部405から受け取った私書箱IDをユーザー情報テーブル307と照合して、当該私書箱IDは既にユーザー情報テーブル307に登録済みであるか否かを判断する(ステップS705)。ここで、未登録の私書箱IDであれば(ステップS705のNO)、私書箱ID確認部406はユーザー情報テーブル307に当該私書箱IDの新規レコードを追記し、スプール領域303に当該私書箱IDのスプールディレクトリを作成する(ステップS706)。
一方、ステップS705にて、私書箱ID確認部406が私書箱ID確定処理部405から受け取った私書箱IDが既にユーザー情報テーブル307に登録済みであった場合(ステップS705のYES)、あるいはステップS706を実行した後は、受信した印刷データの私書箱IDが確定した状態である。そこで、ユーザー情報生成部305の私書箱ID確定処理部405は、印刷データ制御部304に当該私書箱IDを渡す。印刷データ制御部304のスプールファイル移動処理部403は、私書箱ID確定処理部405から私書箱IDを受けて、ステップS703の時点で一時的に保持した印刷データを、当該私書箱IDのディレクトリに移動し、ステップS702で取得した印刷データ属性情報に基づいてファイル名を更新する(ステップS707)。
最後に、ユーザー情報生成部305の私書箱ID確定処理部405は、ユーザー情報テーブル307の当該私書箱IDのレコードの更新を行う。具体的には、当該私書箱IDのディレクトリ内に存在する印刷データファイルの数を見て、当該私書箱IDの「スプール数」フィールドを更新し、ステップS707で作成した最新の印刷データファイルのファイル名に付されている「スプール日時」に基づいて、「最新スプール日時」フィールドを更新する(ステップS708)。そして、一連の処理を終了する。
ステップS706で実行される新規ユーザー登録の際、ユーザー情報生成部305の私書箱ID確定処理部405は、新規ユーザーに対して初期状態の規定値(defaut:デフォルト)として、私書箱色を「紺」に設定する。私書箱色の値は、図10にて後述する私書箱設定画面にて、ユーザーの任意で変更が可能である。
以上に述べたように、複合機105が印刷データを受信すると、ユーザー情報生成部305は既存のユーザーか否かを判断する。この判断の結果、新規のユーザーであると判断したら、直ちにユーザー情報テーブル307に登録する。そして、新規ユーザー用のスプールディレクトリを作成し、受信した印刷データの印刷データファイルを当該ディレクトリに移動する。
図8は、私書箱ID確定処理を示すフローチャートであり、図7のステップS704の処理の詳細を示す。処理を開始すると、ユーザー情報生成部305の私書箱ID確定処理部405は最初に、印刷データ制御部304の属性情報抽出部402から受け取った印刷データ属性情報の中に認証ユーザー名が存在するか否かを判断する(ステップS801)。認証ユーザー名は、端末にインストールされているプリンタドライバの設定画面から入力して設定する任意のユーザー名である。ここで、認証ユーザー名が存在すれば(ステップS801のYES)、この認証ユーザー名を抽出して私書箱ID確認部406に渡して(ステップS802)、処理を終了する。
一方、ステップS801で認証ユーザー名がなかったら(ステップS801のNO)、ユーザー情報生成部305の私書箱ID確定処理部405はあらかじめ複合機105の設置作業の際に設定されている私書箱IDの指定形式を確認する(ステップS803)。ここで、「ユーザー名」であれば(ステップS803のYES)、ユーザー情報生成部305の私書箱ID確定処理部405は印刷データ属性情報からログオンユーザー名を抽出して私書箱ID確認部406に渡して(ステップS804)、処理を終了する。「ユーザー名」は、端末で稼動するOSを使用する際のユーザー認証に用いるログインIDである。OSはたとえばWindows(登録商標)である。端末にインストールされているプリンタドライバは、印刷データを生成する際、このログインIDをユーザー名として印刷データのヘッダに含める。
ステップS803で、ユーザー情報生成部305の私書箱ID確定処理部405が確認した私書箱IDの指定形式が「コンピュータ名+ユーザー名」であれば(ステップS803のNO)、ユーザー情報生成部305の私書箱ID確定処理部405は印刷データ属性情報からコンピュータ名とログオンユーザー名を抽出して、これを組み合わせた形式で私書箱ID確認部406に渡して(ステップS805)、処理を終了する。
「コンピュータ名」は、端末で稼動するOSのインストール時などに、インストール作業者によって付与される任意のマシン名である。端末にインストールされているプリンタドライバは、印刷データを生成する際、このマシン名をコンピュータ名として印刷データのヘッダに含める。
以上に述べたように、ユーザー情報生成部305は印刷データのヘッダに含まれる印刷データ属性情報を読み取り、最初に認証ユーザー名があるか否かを確認する。認証ユーザー名があれば、最優先でこれをユーザーを一意に識別するための私書箱IDとして取得する。つぎに、認証ユーザー名がなければ、あらかじめ複合機105に設定されている私書箱ID形式が「ユーザー名」と「コンピュータ名+ユーザー名」のいずれに設定されているのかを確認する。確認の結果、「ユーザー名」であれば、印刷データ属性情報からユーザー名を私書箱IDとして取得する。「コンピュータ名+ユーザー名」であれば、印刷データ属性情報からコンピュータ名とユーザー名を取得して、これらを組み合わせて私書箱IDとする。
つまり、ユーザーから印刷データを受信したら、直ちにユーザーを一意に識別する私書箱IDが、印刷データ中のヘッダから読み出される。
私書箱ID形式は、ネットワーク104上に存在する端末が、どのような管理がなされているかに因る。Windows(登録商標)の場合は、「ドメイン管理」方式と「ワークグループ管理」方式によって分けられる。
「ドメイン管理」方式の場合、ネットワーク104上にドメイン管理サーバが存在する。そして、ユーザー名がドメイン管理サーバによって一意性が担保されているので、ユーザー名だけでユーザーを識別することができる。
「ワークグループ管理」方式の場合、ユーザー名の一意性が保証できない。したがって、ユーザー名にコンピュータ名を加えて、一意性を担保できるようにする。
図9は、私書箱選択画面を表示する処理を示すフローチャートである。ユーザーが操作部208を操作することによって始まる、私書箱選択画面作成部310、入出力制御部309、表示制御部308およびLCD表示部207の動作の流れを示す。
処理を開始すると、私書箱選択画面作成部310は起動の際に渡された引数(パラメータ)から、表示させる「タブ色」と、「何ページ目」から表示させるかの情報を取得する(ステップS901)。つぎに、私書箱選択画面作成部310はステップS901で取得した「タブ色」に基づいて、ユーザー情報テーブル307の絞り込み検索を実行する(ステップS902)。この絞り込み検索では、「スプール数」フィールドの値が1以上のレコードに絞り込まれる。
つぎに、私書箱選択画面作成部310はユーザー情報テーブル307の絞り込まれたレコードに対し、ユーザー情報テーブル307の「最新スプール日時」フィールドの値に基づいて、降順ソートを実行する(ステップS903)。最後に、私書箱選択画面作成部310は「何ページ目」の情報に基づいて、指定された範囲の9件分のレコードの情報を、入出力制御部309を通じて表示制御部308に送る。表示制御部308はLCD表示部207を制御して、9件分の情報を表示する(ステップS904)。そして、一連の処理を終了する。
図10はLCD表示部207の表示状態を説明する状態遷移図である。電源オフ状態あるいはスリープ状態のとき(状態S1001)は、LCD表示部207には何も表示されていない。状態S1001から電源オンあるいはスリープ状態から復帰すると、私書箱選択画面が表示される(状態S1002)。私書箱選択画面では、後述する更新ボタンや色選択タブボタンを押すことで、私書箱選択画面の状態のまま表示内容が変化する。
状態S1002から特定の私書箱を選択して、所定のログイン手順を経ると、オンデマンド印刷画面が表示される(状態S1003)。オンデマンド印刷画面では、LCD表示部207には印刷データの一覧が表示され、印刷するか、印刷せずに削除するかを個別に指定する。状態S1003から所定のボタンを押すと、私書箱設定画面が表示される(状態S1004)。私書箱設定画面では、ユーザーが表示名、パスワード、表示色等を設定できる。
図11、図12および図13は、LCD表示部207に表示される私書箱選択画面である。タッチパネルの表示内容として表示される私書箱選択画面1101には、ユーザーを色で選択する色タブ1102と、全ユーザーを選択する「すべて」タブ1103が表示される。色タブ1102は図10の左側から、紺色タブ1102a、青色タブ1102b、緑色タブ1102c、桃色タブ1102d、赤色タブ1102eおよび黒色タブ1102fが配置されている。
色タブ1102と「すべて」タブ1103の下には、最大9件分のユーザーを表示するユーザー表示領域1104がある。ユーザー表示領域1104の中には、私書箱ボタン1105が表示される。私書箱ボタン1105は、色マーク1106とユーザー名表示欄1107の組み合わせよりなる。
図11に示す例では、スプール領域303に印刷データが存在する全ユーザーの私書箱ボタン1105が、三人分表示されている。ユーザー表示領域1104は最大9件分のユーザーの私書箱ボタン1105が表示可能である。もし、スプール領域303に印刷データが存在する全ユーザーの人数が10人以上いる場合は、10人目以降を別の画面で表示させる必要がある。このために、私書箱選択画面1101の右下には前頁ボタン1109と次頁ボタン1110が表示される。
もし、スプール領域303に印刷データが存在する全ユーザーの人数が9人以下の場合は、前頁ボタン1109と次頁ボタン1110は薄い色で表示され、ボタン操作ができない状態になる。
もし、スプール領域303に印刷データが存在する全ユーザーの人数が10人以上18人以下の場合は、ユーザー表示領域1104は2画面で私書箱ボタン1105を表示することとなる。ユーザー表示領域1104に前半の9件分が表示されているときには前頁ボタン1109が薄い色で表示され、ボタン操作ができない状態になるが、次頁ボタン1110は濃い色で表示され、ボタン操作ができる状態になる。ユーザー表示領域1104に後半の10件目以降の分が表示されているときには前頁ボタン1109が濃い色で表示され、ボタン操作ができる状態になるが、次頁ボタン1110は薄い色で表示され、ボタン操作ができない状態になる。
この前頁ボタン1109と次頁ボタン1110が、図9のステップS901における「何ページ目」の指定に相当する。
今、図11の状態では、「すべて」タブ1103が押されており、印刷データが存在する全ユーザーの私書箱ボタン1105が、ユーザー表示領域1104の中に一覧表示されている。「ユーザー1」は青、「ユーザー3」は黒、「管理者」は赤の色マーク1106が表示されている。
図11の状態で青色タブ1102bを押すと、図12のように、青色タブ1102bが前面にせり出すように表示され、ユーザー表示領域1104の中には、「青」に属する「ユーザー1」の私書箱ボタン1105のみが表示される。これは図9の私書箱選択画面表示処理で、引数に「青」が指定された際の動作の結果である。
今、図11の状態で「ユーザー2」というユーザーが印刷データを送信したとする。「ユーザー2」が複合機105のタッチパネルを見ると、ユーザー表示領域1104の中に一覧表示されている私書箱ボタン1105には「ユーザー2」が存在していない。そこで、「ユーザー2」は更新ボタンを押す。すると、図13に示すように、緑色タブ1102cを伴う「ユーザー2」の私書箱ボタン1105dが現れる。これは図9の私書箱選択画面表示処理で、引数として何も指定されなかった際の動作の結果である。つまり、更新ボタンを押すことで、私書箱選択画面表示処理が実行され、更新ボタンを押される直前まで表示されていなかった「ユーザー2」の印刷データの存在が表示された結果である。
もし、複合機105に登録されているユーザーの数が多くても、印刷データを有するユーザーが一人だけであれば、図11の私書箱選択画面1101のユーザー表示領域1104には、一人分の私書箱ボタン1105しか表示されない。該当するユーザーは、そのボタンだけを選んで押せばよいので、この場合はわざわざ色タブ1102を選んで押す必要もない。
色タブ1002は、印刷データを有するユーザーの数が多くなって、「すべて」タブ1103の状態ではユーザー表示領域1104に表示しきれなくなった場合に、より簡単にユーザーの絞り込みを実現するために設けられている。
図14は、LCD表示部に表示されるオンデマンド印刷画面である。今、図13の状態で「ユーザー2」が自らの私書箱ボタン1105dを押すと、図14のように表示内容が変わる。なお、パスワードの入力を必要とする場合はそのための画面が表示されるが、詳細は割愛する。
オンデマンド印刷画面1401の初期状態は、「印刷」タブ1402がせり出している状態である。この状態では、印刷データ表示領域1403の中に、印刷データ欄1404が文書名や日時等の情報と共に表示されている。タッチパネル上の印刷データ欄1404を押すと、当該印刷データを指定することとなり、表示色が反転表示される。その上で、画面右下の「印刷」ボタン1405を押すと、指定された印刷データの印刷が実行される。一方、「削除」タブ1406を押すと、同様の操作で指定した印刷データの削除が実行できる。
本実施の形態は以下に列記する応用例が考えられる。
(1)本実施の形態では複合機を例にとって説明したが、これに限らずコピー機能、ファクシミリ機能およびスキャナ機能のない、単機能のプリンタであってもよい。
(2)複合機にwebサーバ機能を持たせ、端末から複合機にwebブラウザでアクセスして、私書箱設定画面と同等のユーザーインターフェースを端末に提供することもできる。
(3)図6に示した印刷データファイル名のフィールドセパレータは、カンマに限られない。ファイル名に用いられる文字を、たとえばRFC3986(http://tools.ietf.org/html/rfc3986)に記されるURLエンコード方式や、RFC3548(http://tools.ietf.org/html/rfc3548)に記されるBase64エンコード方式等の、英数字および限られた記号文字で変換する規則を用いれば、それらエンコード方式に用いない文字や、出現する可能性のない文字列をフィールドセパレータに用いることができる。
本実施の形態では複合機のプリンタ機能を例にとって説明した。複合機は、印刷データのヘッダに含まれる「認証ユーザー名」あるいは「ユーザー名」および「コンピュータ名」からユーザーを一意に識別する情報を抽出し、既に内部のユーザー情報テーブルに登録済みであるか否か確認する。新規のユーザーであると判断したら、直ちに登録し、当該ユーザー固有のスプールディレクトリを作成する。したがって、従来のオンデマンド印刷に必要だった手作業のユーザー登録作業がなくなり、ユーザー管理が不要のオンデマンド印刷を実現できる。
また、本実施の形態の複合機では、ユーザー情報テーブルに登録したユーザーを簡単に絞り込むために、印刷データファイルを有するユーザーをタッチパネルに表示した。ユーザーはタッチパネルに表示されている、印刷データを有するユーザーのボタン一覧から自らを示すボタンだけを選べばよいので、印刷データが保持されているユーザーを簡単に絞り込むことができる。
さらに、ユーザーの絞込みをより簡単にするために、ユーザー情報テーブルに「私書箱色」フィールドを設けた。ユーザーが任意の色を選択して登録することで、個々のユーザーを色で識別可能にし、タッチパネル上に表示される色タブを選択して押すことで、印刷データが保持されているユーザーを簡単に絞り込むことができる。
ところで、本実施の形態の印刷装置は、CPUなどの制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶装置と、HDD、CDドライブ装置などの外部記憶装置と、ディスプレイ装置などの表示装置と、キーボードやマウスなどの入力装置を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。本実施の形態の印刷装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施の形態の印刷装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施の形態の印刷装置で実行される〜プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。また、本実施の形態のプログラムを、ROM等にあらかじめ組み込んで提供するように構成してもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、他の変形例、応用例を含むものである。
101 印刷システム
102a〜c 端末
104 ネットワーク
105 複合機
202 バス
203 CPU
204 ROM
205 RAM
206 HDD
207 LCD表示部
208 操作部
209 印刷機構
210 スキャナ
211 NIC
212 モデム
302 スプーラ
303 スプール領域
304 印刷データ制御部
305 ユーザー情報生成部
306 オンデマンド印刷画面作成部
307 ユーザー情報テーブル
308 表示制御部
309 入出力制御部
310 私書箱選択画面作成部
311 私書箱設定画面作成部
402 属性情報抽出部
403 スプールファイル移動処理部
404 印刷処理部
405 私書箱ID確定処理部
406 私書箱ID確認部
1101 私書箱選択画面
1102 色タブ
1102a 紺色タブ
1102b 青色タブ
1102c 緑色タブ
1102d 桃色タブ
1102e 赤色タブ
1102f 黒色タブ
1103 「すべて」タブ
1104 ユーザー表示領域
1105a〜d 私書箱ボタン
1106 色マーク
1107 ユーザー名表示欄
1108 更新ボタン
1109 前頁ボタン
1110 次頁ボタン
1401 オンデマンド印刷画面
1402 「印刷」タブ
1403 印刷データ表示領域
1404 印刷データ欄
1405 ボタン
1406 「削除」タブ
特開2003−274064号公報
製品情報 / imagio/IPSiO個人認証キット | Ricoh Japan:[2009年9月18日検索]、インターネット<URL:http://www.ricoh.co.jp/imagio/mfp-sol/ic-card/function/function2.html>
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ネットワークを介して端末が送信した利用者識別情報を含む印刷データを受信する画像形成装置であって、前記利用者識別情報を含む印刷データが存在する場合、前記端末から送信された前記印刷データに含まれる利用者識別情報に基づいて、前記利用者識別情報が表示される選択ボタンを含む第一の選択画面を表示する第一の表示制御手段を有することを特徴とする。

Claims (5)

  1. ネットワークを介して端末が送信した利用者識別情報を含む印刷データを保持し、前記印刷データの印刷、削除を制御する画像形成装置であって、
    前記印刷データを記憶する記憶手段と、
    前記印刷データに含まれる前記利用者識別情報に対応する選択ボタンであって前記利用者識別情報が表示される前記選択ボタンを含む第一の選択画面を表示するための表示データを作成する作成手段と、
    前記第一の選択画面を表示手段に表示させる第一の表示制御手段と、
    選択された前記利用者識別情報が含まれる前記印刷データの一覧画面を前記表示手段に表示させる第二の表示制御手段と、
    前記印刷データを印刷する印刷手段と、
    を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記印刷データは、さらに前記印刷データを送信した前記端末を識別する端末識別情報を含み、
    前記作成手段は、前記記憶手段に記憶された前記印刷データに含まれる前記利用者識別情報と前記端末識別情報との組合せに対応する選択ボタンであって前記利用者識別情報と前記端末識別情報とが表示される前記選択ボタンを含む第一の選択画面を表示するための表示データを作成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記作成手段は、前記利用者識別情報に対応付けられた付加情報のグループごとに、前記選択ボタンを含む第一の選択画面を表示するための表示データを作成する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. ネットワークを介して端末が送信した利用者識別情報を含む印刷データを受信し、印刷データを印刷する印刷手段を備える画像形成装置が有するコンピュータに、前記印刷データの印刷、削除を制御させるためのプログラムであって、
    前記印刷データを記憶手段に記憶する記憶ステップと、
    前記印刷データに含まれる前記利用者識別情報に対応する選択ボタンであって前記利用者識別情報が表示される前記選択ボタンを含む第一の選択画面を表示するための表示データを作成する作成ステップと、
    前記第一の選択画面を表示手段に表示させる第一の表示制御ステップと、
    選択された前記利用者識別情報が含まれる前記印刷データの一覧画面を前記表示手段に表示させる第二の表示制御ステップと、
    を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
  5. ネットワークを介して端末が送信した利用者識別情報を含む印刷データを受信し、印刷データを印刷する印刷手段を備え、前記印刷データの印刷、削除を制御する画像形成装置で実行される画像形成方法であって、
    前記印刷データを記憶手段に記憶する記憶ステップと、
    前記印刷データに含まれる前記利用者識別情報に対応する選択ボタンであって前記利用者識別情報が表示される前記選択ボタンを含む第一の選択画面を表示するための表示データを作成する作成ステップと、
    前記第一の選択画面を表示手段に表示させる第一の表示制御ステップと、
    選択された前記利用者識別情報が含まれる前記印刷データの一覧画面を前記表示手段に表示させる第二の表示制御ステップと、
    を含む画像形成方法。
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