JP2019190496A - 電動弁及び冷凍サイクルシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】弁部材5をガイドするガイド孔22aが形成されたガイド部材2を弁ハウジング1に対して圧入するようにした電動弁において、ガイド部材2のガイド孔22aの変形を防止する。【解決手段】ガイド部材2を、弁ハウジング1の開口部内の内周面1Aに圧接される圧入部21と、ガイド孔22aの外周部であるガイド部22とを、連結部2Aで連結して構成する。ガイド部材2に、圧入部21とガイド部22との間に軸線L方向に長さを有する「非伝達部」としての非連結空間Sを形成する。圧入部21に作用する弁ハウジング1からの反力を、「非伝達部」としての非連結空間Sによりガイド部22に伝達されないようにする。【選択図】図2

Description

本発明は、冷凍サイクルシステムなどに使用する電動弁及び冷凍サイクルシステムに関する。
従来、この種の電動弁として、例えば特許第6214488号公報(特許文献1)に開示されたものがある。この電動弁は、ステッピングモータのロータ軸が雌ねじ部材に螺合されてねじ送り機構を構成しており、ロータ軸の回転によりねじ送り機構を介してロータ軸と弁部材を進退移動させ、弁部材で弁ポートの開度を制御するものである。そして、この電動弁は、雌ねじ部材を弁ハウジング内に圧入して固定することで、弁ハウジングに対して弁体の芯出しを行うようにしている。
特許第6214488号公報
従来の電動弁では、ガイド部材は本体部とその外周の圧入部とで構成され、本体部には、その中心に弁部材を軸線方向に摺動案内するガイド孔が設けられている。また、ガイド部材は樹脂製であることが多い。このため、ガイド部材が弁ハウジング内に圧入されることにより、ガイド部材が弾性変形し、この弾性変形による反力を弁ハウジングから受ける。したがって、本体部に軸線と交差する方向に変形(収縮)が生じ、ガイド孔が変形して弁部材の摺動性を悪化させるという問題がある。
本発明は、ロータ軸と共にねじ送り機構を構成するとともに弁部材をガイドするガイド孔が形成されたガイド部材を弁ハウジングに対して圧入するようにした電動弁において、ガイド部材のガイド孔の変形を防止することを課題とする。
請求項1の電動弁は、底部に弁ポートを有する円筒形状の弁ハウジングと、前記弁ハウジングの前記弁ポートとは反対側の開口部内の内周面に圧入されるガイド部材であってモータ部のロータ軸と共にねじ送り機構を構成するガイド部材と、を備え、前記ガイド部材には前記弁部材をガイドするガイド孔が形成され、前記ロータ軸の回転により前記ねじ送り機構を介して前記弁部材をロータ軸の軸線方向に進退移動させ、前記弁ポートの開度を制御すると電動弁であって、前記ガイド部材は、前記ガイド孔の外周部であるガイド部と、前記弁ハウジングの前記開口部内の内周面に圧接される部分である圧入部と、を有し、前記ガイド部材は、前記圧入部と前記ガイド部との間に前記軸線方向に長さを有する非伝達部が形成されていることを特徴とする。
請求項2の電動弁は、請求項1に記載の電動弁であって、前記非伝達部の前記軸線方向の長さが、前記圧入部の前記軸線方向の長さ以上の長さであることを特徴とする。
請求項3の電動弁は、請求項1または2に記載の電動弁であって、前記軸線方向の位置において、前記圧入部と前記ガイド部とが重ならないことを特徴とする。
請求項4の電動弁は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電動弁であって、前記ガイド部材は、前記ガイド部の周囲に複数の前記圧入部を有することを特徴とする。
請求項5の電動弁は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電動弁であって、前記非伝達部が、非連結空間であることを特徴とする。
請求項6の電動弁は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電動弁であって、前記非伝達部が、ガイド部材より弾性変形し易い材料で構成されていることを特徴とする。
請求項7の電動弁は、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電動弁であって、前記ガイド部及び前記圧入部が樹脂製であることを特徴とする。
請求項8の冷凍サイクルシステムは、圧縮機と、凝縮器と、膨張弁と、蒸発器と、を含む冷凍サイクルシステムであって、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電動弁が、前記膨張弁として用いられていることを特徴とする。
請求項1乃至7の電動弁によれば、ガイド部材には、圧入部とガイド部との間に軸線方向に長さを有する非連結空間が形成されているので、ガイド部材が弁ハウジングに対して圧入されても、圧入部が弁ハウジングから受ける反力がガイド部に伝達されないので、このガイド部に形成されたガイド孔の変形を防止することができ、弁部材の安定した作動性を得ることができる。
請求項8の冷凍サイクルシステムによれば、請求項1乃至7と同様な効果が得られる。
本発明の第1実施形態の電動弁の縦断面図である。 第1実施形態の電動弁における弁ハウジング及びガイド部材の組み付け部分の拡大断面図である。 図2の弁ハウジング及びガイド部材を示すA−A断面図である。 図3の要部拡大図である。 第1実施形態の変形例を示す図である。 第2実施形態の電動弁における弁ハウジング及びガイド部材の組み付け部分の拡大断面図である。 図6の弁ハウジング及びガイド部材を示すA−A断面図である。 第3実施形態の電動弁における弁ハウジング及びガイド部材の組み付け部分の拡大断面図である。 図8の弁ハウジング及びガイド部材を示すA−A断面図である。 第4実施形態の電動弁における弁ハウジング及びガイド部材の組み付け部分の拡大断面図である。 図10の弁ハウジング及びガイド部材を示すA−A断面図である。 第5実施形態の電動弁における弁ハウジング及びガイド部材の組み付け部分の拡大断面図である。 図12の弁ハウジング及びガイド部材を示すA−A断面図である。 実施形態の冷凍サイクルシステムを示す図である。
次に、本発明の電動弁及び冷凍サイクルシステムの実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の電動弁の縦断面図、図2は第1実施形態の電動弁における弁ハウジング及びガイド部材の組み付け部分の拡大断面図、図3は図2の弁ハウジング及びガイド部材を示すA−A断面図、図4は図2の要部拡大図である。なお、以下の説明における「上下」の概念は図1の図面における上下に対応する。
この電動弁100は、弁ハウジング1と、ガイド部材2と、密閉ケース3と、「モータ部」としてのステッピングモータ4と、弁部材5と、を備えている。
弁ハウジング1は例えば、黄銅、ステンレス等の金属により略円筒形状に形成されており、その内側に弁室1Rを有している。弁ハウジング1の外周片側には弁室1Rに導通される第1継手管11が接続されている。また、弁ハウジング1の下端には第2継手管12が接続されるとともに、弁ハウジング1の内底面には弁ポート13が形成されており、第2継手管12は弁ポート13を介して弁室1Rに導通される。弁ポート13は軸線Lを中心とする円柱形状の透孔である。なお、第1継手管11及び第2継手管12は、弁ハウジング1に対してろう付け等により固着されている。
弁ハウジング1の上端の開口部には、ガイド部材2が取り付けられている。ガイド部材2は、弁ハウジング1の内周面1A内に圧入される圧入部21と、圧入部21の内側に位置する略円柱状のガイド部22と、ガイド部の上部に延設されたホルダ部23と、ガイド部22の外周に位置するリング状のフランジ部24とを有している圧入部21、ガイド部22,ホルダ部23は樹脂製の一体品として構成されている。また、フランジ部24は、例えば、黄銅、ステンレス等の金属板であり、軸線Lを中心とするドーナツ盤状の平板である。また、フランジ部24は、インサート成形により樹脂製の圧入部21及びホルダ部22と共に一体に設けられている。
そして、ガイド部材2は、弁ハウジング1に組み付けられ、フランジ部24を介して弁ハウジング1の上端部に溶接により固定されている。また、ガイド部材2において、ガイド部22には軸線Lと同軸の円筒形状のガイド孔22aが形成されるとともに、ホルダ部23の中心には、ガイド孔22aと同軸の雌ねじ部23aとそのねじ孔が形成されている。
密閉ケース3は、上端部が塞がれた略円筒形状に形成されており、弁ハウジング1の上端に溶接によって気密に固定されている。
ステッピングモータ4は、ロータ軸41と、密閉ケース3の内部に回転可能に配設されたマグネットロータ42と、密閉ケース3の外周においてマグネットロータ42に対して対向配置されたステータコイル43と、その他、図示しないヨークや外装部材等により構成されている。ロータ軸41はブッシュ421を介してマグネットロータ42の中心に取り付けられ、このロータ軸41のガイド部材2側の外周には雄ねじ部41aが形成されている。そして、この雄ねじ部41aがガイド部材2の雌ねじ部23aに螺合されている。これにより、ガイド部材2はロータ軸41を軸線L上に支持している。また、ロータ軸41の上端部は密閉ケースの内部のガイド44により支持されている。なお、ガイド44の外周には回転ストッパ機構6が設けられている。
弁部材5は、円筒形状の弁ホルダ51と、弁ホルダ51の下端に固定されたニードル弁52と、バネ受け53と、バネ受け53とニードル弁52との間に配設された圧縮コイルバネ54とを有している。そして、弁部材5は、ガイド部材2のガイド孔22a内で、軸線L方向に摺動可能に配設されている。また、弁部材5は、弁ホルダ51の上端部がロータ軸41の下端部に係合され、弁ホルダ51及びニードル弁52はロータ軸41によって回転可能に吊り下げた状態で支持されている。
以上の構成により、ステッピングモータ4の駆動により、マグネットロータ42及びロータ軸41が回転し、ロータ軸41の雄ねじ部41aとガイド部材2の雌ねじ部23aとのねじ送り機構により、ロータ軸41が軸線L方向に移動する。そして、弁部材5が軸線L方向に移動してニードル弁5が弁ポート13に対して近接又は離間する。これにより、弁ポート13の開度が制御され、第1継手管11から第2継手管12へ、あるいは第2継手管12から第1継手管11へ流れる冷媒の流量が制御される。なお、マグネットロータ42には突起部42aが形成されており、マグネットロータ42の回転に伴って突起部42aが回転ストッパ機構6を作動させ、ロータ軸41(及びマグネットロータ42)の最下端位置及び最上端位置が規制される。
このように電動弁100は、底部に弁ポート13を有する円筒形状の弁ハウジング1と、弁ハウジング1の弁ポート13とは反対側の内周面1Aに圧入されるガイド部材2であってステッピングモータ4のロータ軸41と共にねじ送り機構を構成するガイド部材2とを備えた電動弁である。また、ガイド部材2には弁部材5をガイドするガイド孔22aが形成され、ロータ軸41の回転によりねじ送り機構を介して弁部材5をロータ軸41の軸線L方向に進退移動させ、弁ポート13の開度を制御する電動弁である。
図2及び図3に示すように、ガイド部材2において、圧入部21は、弁ハウジング1の内周面1Aに圧接される部分である。この実施形態では、圧入部21は、ガイド部22の外周で、軸線Lを中心に90°離間した4箇所に形成されており、この圧入部21はフランジ部24側の連結部2Aにてガイド部22に連結されている。
ここで、連結部2Aの弁ハウジング1の内周面1A側には、連結部2Aを内周面1Aから離間させる逃げ空間Pが形成されており、この逃げ空間Pよりも下方の部分が内周面1Aに圧接される部分、すなわち圧入部21である。また、圧入部21はこの連結部2Aによりガイド部22から離間されており、この圧入部21とガイド部22との間は連結部2Aによって離間する分だけの「非伝達部」としての非連結空間Sが形成されている。また、図4に示すように、この「非伝達部」としての非連結空間Sの軸線L方向に長さX1は、圧入部21の軸線L方向の長さX2よりも長くなっている。すなわち、X1≧X2となっている。これにより、図4に矢印で示すように、ガイド部材2を弁ハウジング1に圧入することにより圧入部21に弾性力が生じるとともに、弁ハウジング1から反力が生じる。しかし、この反力は「非伝達部」としての非連結空間Sの存在により、ガイド部22は殆ど伝達されない。したがって、ガイド孔22aの変形を防止できる。
図5は第1実施形態の変形例を示す図であり、図4に対応する。なお、以下の変形例及び第2乃至第5実施形態において、第1実施形態と同様な要素及び対応する要素には図1乃至図3と同符号を付記して重複する説明及び全体構造の図示は省略する。
この変形例と第1実施形態との違いは、連結部2Aを内周面1Aから離間させる逃げ空間Pを形成する手段であり、この変形例の逃げ空間Pは、弁ハウジング1の内周面1Aの端部にテーパ面1Bを設けることにより形成されている。すなわち、連結部2Aの内の「非伝達部」としての非連結空間Sの径方向の幅を有する部分の高さH1と、逃げ空間Pの軸線L方向の高さ(テーパ面1Bの高さ)H2とは、H1<H2となっている。これにより、この逃げ空間Pよりも下方の部分が内周面1Aに圧接される部分、すなわち圧入部21である。そして、「非伝達部」としての非連結空間Sの軸線L方向に長さX1は、圧入部21の軸線L方向の長さX2よりも長くなっている。これにより、第1実施形態と同様に、弁ハウジング1からの反力は「非伝達部」としての非連結空間Sの存在により、ガイド部22は殆ど伝達されない。したがって、ガイド孔22aの変形を防止できる。
図6は第2実施形態の電動弁における弁ハウジング及びガイド部材の組み付け部分の拡大断面図、図7は図6の弁ハウジング及びガイド部材を示すA−A断面図である。なお、以下の実施形態では、ロータ軸41及び弁部材5の図示を省略している。
この第2実施形態では、ガイド部材2において、圧入部21は、フランジ部24′の下面よりも下の部分であり、弁ハウジング1の内周面1Aに圧接される部分である。この実施形態では、圧入部21は、ガイド部22の外周で、軸線Lを中心に90°離間した4箇所に形成されており、この圧入部21はフランジ部24′の透孔24a′内に一体に形成された連結部2Aにてガイド部22に連結されている。
また、圧入部21は、弁ハウジング1の内周面1Aに圧接される部分である。そして、圧入部21とガイド部22との間は「非伝達部」としての非連結空間Sが形成されている。この実施形態では、「非伝達部」としての非連結空間Sの軸線L方向に長さは、圧入部21の軸線L方向の長さは同じになっている。すなわち、「非伝達部」としての非連結空間Sの軸線L方向の長さが、圧入部21の軸線L方向の長さ以上の長さ(同じ長さも含む)である。この場合でも、第1実施形態と同様に、弁ハウジング1からの反力は「非伝達部」としての非連結空間Sの存在により、ガイド部22は殆ど伝達されない。したがって、ガイド孔22aの変形を防止できる。
図8は第3実施形態の電動弁における弁ハウジング及びガイド部材の組み付け部分の拡大断面図、図9は図8の弁ハウジング及びガイド部材を示すA−A断面図である。この第3実施形態では、圧入部21′がガイド部22とは異なる材質の部材で形成されているが、ガイド部22と同一材質の部材で形成されていてもよい。この圧入部21′は第2実施形態21と同形状であり、弁ハウジング1の内周面1Aに圧接される部分である。また、この実施形態も、圧入部21′は、ガイド部22の外周で、軸線Lを中心に90°離間した4箇所に形成されている。そして、圧入部21′とガイド部22との間は「非伝達部」としての非連結空間Sが形成されている。この実施形態でも、第2実施形態と同様に、弁ハウジング1からの反力は「非伝達部」としての非連結空間Sの存在により、ガイド部22は殆ど伝達されない。したがって、ガイド孔22aの変形を防止できる。
図10は第4実施形態の電動弁における弁ハウジング及びガイド部材の組み付け部分の拡大断面図、図11は図10の弁ハウジング及びガイド部材を示すA−A断面図である。この第4実施形態では、連結部2Aがガイド部22の外周にL字側で下方に延設されて形成され、圧入部21が、連結部2Aの下端において軸線L方向でガイド部22の端部から離れた位置に形成されている。この圧入部21も弁ハウジング1の内周面1Aに圧接される部分である。この実施形態も、圧入部21は、ガイド部22の外周で、軸線Lを中心に90°離間した4箇所に形成されている。また、圧入部21とガイド部22との間に軸線L方向に長さを有する「非伝達部」としての非連結空間Sが形成されている。この実施形態でも、各実施形態と同様に、弁ハウジング1からの反力は「非伝達部」としての非連結空間Sの存在により、ガイド部22は殆ど伝達されない。したがって、ガイド孔22aの変形を防止できる。
図12は第5実施形態の電動弁における弁ハウジング及びガイド部材の組み付け部分の拡大断面図、図13は図12の弁ハウジング及びガイド部材を示すA−A断面図である。この第5実施形態では、連結部2Aがガイド部22の外周の下端に形成され、圧入部21が、連結部2Aの下端において軸線L方向でガイド部22の端部から離れた位置に形成されている。この圧入部21も弁ハウジング1の内周面1Aに圧接される部分である。この実施形態も、圧入部21は、ガイド部22の外周で、軸線Lを中心に90°離間した4箇所に形成されている。また、圧入部21とガイド部22との間に軸線L方向に長さを有する「非伝達部」としての非連結空間Sが形成されている。この実施形態でも、各実施形態と同様に、弁ハウジング1からの反力は「非伝達部」としての非連結空間Sの存在により、ガイド部22は殆ど伝達されない。したがって、ガイド孔22aの変形を防止できる。
図14は実施形態の冷凍サイクルシステムを示す図である。図において、符号100は膨張弁を構成する本発明の各実施形態の電動弁、200は室外ユニットに搭載された室外熱交換器、300は室内ユニットに搭載された室内熱交換器、400は四方弁を構成する流路切換弁、500は圧縮機である。電動弁100、室外熱交換器200、室内熱交換器300、流路切換弁400、及び圧縮機500は、それぞれ導管によって図示のように接続され、ヒートポンプ式の冷凍サイクルを構成している。なお、アキュムレータ、圧力センサ、温度センサ等は図示を省略してある。
冷凍サイクルの流路は、流路切換弁400により冷房運転時の流路と暖房運転時の流路の2通りに切換えられる。冷房運転時には、図に実線の矢印で示したように、圧縮機500で圧縮された冷媒は流路切換弁400から室外熱交換器200に流入され、この室外熱交換器200は凝縮器として機能し、室外熱交換器200から流出された液冷媒は電動弁100を介して室内熱交換器300に流入され、この室内熱交換器300は蒸発器として機能する。
一方、暖房運転時には、図に破線の矢印で示したように、圧縮機500で圧縮された冷媒は流路切換弁400から室内熱交換器300、電動弁100、室外熱交換器200、流路切換弁400、そして、圧縮機500の順に循環され、室内熱交換器300が凝縮器として機能し、室外熱交換器200が蒸発器として機能する。電動弁100は、冷房運転時に室外熱交換器200から流入する液冷媒、または暖房運転時に室内熱交換器300から流入する液冷媒を、それぞれ減圧膨張し、さらにその冷媒の流量を制御する。
以上の第1乃至5実施形態では、ガイド部材2に雌ねじ部23aが形成され、ロータ軸41に雄ねじ部41aが形成されて、この雄ねじ部41aが雌ねじ部23aに螺合されて、ねじ送り機構により、弁ポートの開閉が制御されていたが、このねじの組み合わせに限るものではなく、逆に、ガイド部材2に雄ねじ部が形成され、ロータ軸に雌ねじ部が形成され、上記とは雌ねじと雄ねじとが逆配置の電動弁としてもよい。
また、以上の第1乃至5実施形態では、非伝達部を非連結空間Sとしていたが、非伝達部は非連結空間に限るものではなく、非伝達部は、ガイド部材より弾性変形し易い材料で構成されていてもよい。ここで、弾性変形し易い材料とは、やわらかい、又は、可とう性がある等とも言われるものである。具体的には、ヤング率がガイド部材よりも小さい材料とする場合が考えられる。例えば、ガイド部が樹脂材とした場合、その樹脂よりヤング率の小さい、樹脂やゴム材等とするものである。このような実施形態は、例えば、第1乃至4実施形態の非連結空間Sにこの材料を充填した構成としたものである。この構成とした場合も、非連結空間Sと同様に圧入時の反力はガイド部材より弾性変形し易い材料に吸収され、ガイド部にほとんど伝達されない。従って、ガイド孔22aの変形を防止できる。
また、非伝達部がガイド部材より弾性変形し易い材料で構成されていてもよい別の具体例として、非伝達部は、バネ性のあるばね材で構成されていてもよい。具体的には、バネ性のある線材等でできたコイルスプリングが第1乃至4実施形態の非連結空間Sに配置され、ガイド部と圧入部の間に挟まれた構成としたものである。この構成とした場合も、非連結空間Sと同様に圧入時の反力はコイルスプリングに吸収され、ガイド部にほとんど伝達されない。従って、ガイド孔22aの変形を防止できる。
また、非伝達部がガイド部材より弾性変形し易い材料で構成されていてもよい別の具体例として、非伝達部が非連結空間Sの場合でも、圧入部が樹脂成形後に径方向に倒れが出ない様に、非連結空間Sにガイド部と圧入部を繋ぐ薄いリブ(補強)を立ててもよい。
この構成とした場合も、非連結空間Sに薄いリブが立っているだけであるから、圧入時にリブが変形することにより、非連結空間Sと同様に圧入時の反力はガイド部にほとんど伝達されない。従って、ガイド孔22aの変形を防止できる。
以上、本発明の第1乃至第5の実施の形態について図面を参照して詳述し、その他の実施形態についても詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
1 弁ハウジング
1A 内周面
1R 弁室
11 第1継手管
12 第2継手管
13 弁ポート
L 軸線
2 ガイド部材
2A 連結部
S 非連結空間(非伝達部)
23a 雌ねじ部
21 圧入部
21′ 圧入部
22 ガイド部
22a ガイド孔
23 ホルダ部
24 フランジ部
3 密閉ケース
4 ステッピングモータ(モータ部)
41 ロータ軸
42 マグネットロータ
43 ステータコイル
41a 雄ねじ部
5 弁部材
51 弁ホルダ
52 ニードル弁
53 バネ受け
54 圧縮コイルバネ
100 電動弁
200 室外熱交換器
300 室内熱交換器
400 流路切換弁
500 圧縮機
請求項1の電動弁は、底部に弁ポートを有する円筒形状の弁ハウジングと、前記弁ハウジングの前記弁ポートとは反対側の開口部内の内周面に圧入されるガイド部材であってモータ部のロータ軸と共にねじ送り機構を構成するガイド部材と、を備え、前記ガイド部材には前記弁部材をガイドするガイド孔が形成され、前記ロータ軸の回転により前記ねじ送り機構を介して前記弁部材をロータ軸の軸線方向に進退移動させ、前記弁ポートの開度を制御する電動弁であって、前記ガイド部材は、前記ガイド孔の外周部であるガイド部と、前記弁ハウジングの前記開口部内の内周面に圧接される部分である圧入部と、を有し、前記ガイド部材は、前記圧入部と前記ガイド部との間に前記軸線方向に長さを有する非伝達部が形成されていることを特徴とする。

Claims (8)

  1. 底部に弁ポートを有する円筒形状の弁ハウジングと、前記弁ハウジングの前記弁ポートとは反対側の開口部内の内周面に圧入されるガイド部材であってモータ部のロータ軸と共にねじ送り機構を構成するガイド部材と、を備え、前記ガイド部材には前記弁部材をガイドするガイド孔が形成され、前記ロータ軸の回転により前記ねじ送り機構を介して前記弁部材をロータ軸の軸線方向に進退移動させ、前記弁ポートの開度を制御すると電動弁であって、
    前記ガイド部材は、前記ガイド孔の外周部であるガイド部と、前記弁ハウジングの前記開口部内の内周面に圧接される部分である圧入部と、を有し、
    前記ガイド部材は、前記圧入部と前記ガイド部との間に前記軸線方向に長さを有する非伝達部が形成されていることを特徴とする電動弁。
  2. 前記非伝達部の前記軸線方向の長さが、前記圧入部の前記軸線方向の長さ以上の長さであることを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
  3. 前記軸線方向の位置において、前記圧入部と前記ガイド部とが重ならないことを特徴とする請求項1または2に記載の電動弁。
  4. 前記ガイド部材は、前記ガイド部の周囲に複数の前記圧入部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電動弁。
  5. 前記非伝達部が、非連結空間であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電動弁。
  6. 前記非伝達部が、ガイド部材より弾性変形し易い材料で構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電動弁。
  7. 前記ガイド部及び前記圧入部が樹脂製であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電動弁。
  8. 圧縮機と、凝縮器と、膨張弁と、蒸発器と、を含む冷凍サイクルシステムであって、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電動弁が、前記膨張弁として用いられていることを特徴とする冷凍サイクルシステム。
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