JP2019188427A - ダイカスト鋳造装置およびダイカスト鋳造方法 - Google Patents

ダイカスト鋳造装置およびダイカスト鋳造方法 Download PDF

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【課題】人件費および設備費を抑制しつつ効率的に方案部を分割する。【解決手段】製品部13と、製品部から分割される方案部14とを備えた鋳造部品Bを製造するためのダイカスト鋳造装置が提供される。ダイカスト鋳造装置は、固定金型2と、可動金型3と、可動金型にスライド可能に設けられ、鋳造部品の成形後にスライドして方案部を製品部から引きちぎるスライド金型16とを備える。【選択図】図2

Description

本開示はダイカスト鋳造に係り、特に製品部と、製品部から分割される方案部とを備えた鋳造部品を製造するためのダイカスト鋳造装置およびダイカスト鋳造方法に関する。
一般に、ダイカスト鋳造によって製造される鋳造部品は、後に製品となる部分である製品部と、後に製品部から分割される方案部(ランナー部とも称される)とを一体に備える。製品部から方案部を分割する際には、ハンマー等の工具を使用して人手で分割するほか、トリム型を備えたプレス機で分割する方法がある。
特開2006−240279号公報 特開昭62−198424号公報
しかし、人手による方法では効率が悪く人件費も嵩んでしまう。プレス機を用いた方法では、プレス機およびトリム型が必要であるため設備費が嵩んでしまう。
そこで本開示は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、人件費および設備費を抑制しつつ効率的に方案部を分割できるダイカスト鋳造装置およびダイカスト鋳造方法を提供することにある。
本開示の一の態様によれば、
製品部と、前記製品部から分割される方案部とを備えた鋳造部品を製造するためのダイカスト鋳造装置であって、
固定金型と、
可動金型と、
前記可動金型にスライド可能に設けられ、前記鋳造部品の成形後にスライドして前記方案部を前記製品部から引きちぎるスライド金型と、
を備えたことを特徴とするダイカスト鋳造装置が提供される。
好ましくは、前記ダイカスト鋳造装置は、前記固定金型、前記可動金型および前記スライド金型の少なくとも一つに設けられ、前記方案部の分割位置に切り欠きを成形する突起をさらに備える。
好ましくは、前記ダイカスト鋳造装置は、前記可動金型に設けられたカム面であって、前記製品部から引きちぎられ前記スライド金型と共に移動する前記方案部に係合して前記方案部を前記スライド金型から押し剥がすカム面をさらに備える。
好ましくは、前記方案部は、前記カム面の位置まで延びる延在部を有し、
前記カム面は、前記延在部に係合して前記延在部を前記スライド金型から離間する方向に押し出す。
本開示の他の態様によれば、
製品部と、前記製品部から分割される方案部とを備えた鋳造部品を製造するためのダイカスト鋳造方法であって、
固定金型と可動金型の間で、前記製品部と前記方案部が一体となった前記鋳造部品を成形する第1ステップと、
前記固定金型から前記可動金型を離間させ、前記可動金型上に前記鋳造部品を付着保持する第2ステップと、
前記可動金型に設けられたスライド金型により、前記方案部を前記製品部から引きちぎる第3ステップと、
を備えたことを特徴とするダイカスト鋳造方法が提供される。
好ましくは、前記ダイカスト鋳造方法は、前記可動金型に設けられたカム面により、前記製品部から引きちぎられ前記スライド金型と共に移動する前記方案部に係合して前記方案部を前記スライド金型から押し剥がす第4ステップをさらに備える。
本開示によれば、人件費および設備費を抑制しつつ効率的に方案部を分割できる。
ダイカスト鋳造装置を示す概略縦断側面図である。 図1のII部詳細図である。 鋳造後の型開き状態を示す図であり、(A)は縦断側面図、(B)は正面図、(C)は(B)のc−c断面図である。 方案部の分割時の様子を示す図であり、(A)は縦断側面図、(B)は正面図、(C)は(B)のc−c断面図である。 方案部の取り出し時の様子を示す図であり、(A)は縦断側面図、(B)は正面図、(C)は(B)のc−c断面図である。 左右切り欠きを成形する突起を示す縦断正面図である。 連結部の後面に前後切り欠きを成形する突起を示す縦断側面図である。 連結部の前面および後面に前後切り欠きを成形する突起を示す縦断側面図である。
以下、添付図面を参照して本開示の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態に係るダイカスト鋳造装置の全体を示す概略縦断側面図である。本実施形態のダイカスト鋳造装置Mは横射出式であり、その前後左右上下の各方向を図示する通りとする。ダイカスト鋳造装置Mは、固定金型2と、固定金型2に対し近接離反移動可能な可動金型3とを備える。可動金型3は水平方向に移動する。可動金型3が固定金型2に接近する方向が前、可動金型3が固定金型2から離反する方向が後である。
本実施形態のダイカスト鋳造装置Mは、例えばアルミ製車両部品である鋳造部品を製造するために使用される。しかしながら鋳造部品の種類は任意である。ダイカスト鋳造装置は縦射出式であってもよい。
本実施形態では便宜上、各部の形状を直方体等のシンプルな形状とし、各部の寸法も誇張して示した。しかしながら、形状、寸法等は任意であり、より複雑な形状であってもよく、異なる寸法であってもよい。
固定金型2はダイカスト鋳造装置Mの固定プラテン4に固定され、可動金型3はダイカスト鋳造装置Mの図示しない可動プラテンに固定される。固定金型2と可動金型3の間には、鋳造部品Bを成形するためのキャビティ12と、キャビティ12に溶湯を注入するための注入ランナー11とが形成されている。
可動金型3には分流子1が固定されている。固定金型2には、これに可動金型3が型締めされた際に分流子1が同軸に嵌合挿入される円筒状の分流子ブッシュ5と、分流子ブッシュ5の前方に隣接して同軸配置された円筒状の湯口スリーブ6とが固定される。固定プラテン4には、湯口スリーブ6の前方に隣接して同軸配置された円筒状のマシンスリーブ7が固定される。これら分流子ブッシュ5、湯口スリーブ6、マシンスリーブ7はあたかも1本の管の如く機能し、この管内で同軸にスライド可能となるようプランジャチップ8が配置される。なお符号Cは分流子1等の中心軸を示す。
鋳造時、可動金型3が固定金型2に型締めされた後、プランジャチップ8が後方に移動され、マシンスリーブ7内に注入された溶湯がプランジャチップ8によって分流子1に向かって押し出される。この押し出された溶湯は、先ず分流子1の前端面9によって受けられ、次いで分流子1の溝10に沿って流れ、半径方向外側のランナー通路11に案内される。そして溶湯は、ランナー通路11を経てキャビティ12内に加圧状態で充満される。キャビティ12内の溶湯が冷却および固化されることで、鋳造部品Bが成形される。
その後、可動金型3が固定金型2から離反され型開きされる。成形された鋳造部品Bは、図3(A)に示すように、可動金型3に付着した状態で保持される。
鋳造部品Bは、後に製品となる部分である製品部13と、製品部13から後に分割される方案部(ランナー部とも称される)とを一体に備える。方案部は、上側方案部14と下側方案部15を含む。上側方案部14は製品部13の上端に接続され、下側方案部15は製品部13の下端に接続される。但し本実施形態において、下側方案部15は要部ではないので詳細な説明は省略する。下側方案部15は、プランジャチップ8から注入ランナー11までの間の領域で成形される。下側方案部15は、上側方案部14よりもマシンスリーブ7の湯口に近い湯口側方案部であり、上側方案部14は、下側方案部15よりも図示しない空気抜き穴(ベント)に近いベント側方案部である。
図2は図1のII部詳細を示す。また図3(A)は、図2の状態から型開きして固定金型2が外された状態の鋳造部品Bおよび可動金型3を示す縦断側面図である。図3(B)は、図3(A)を前方から見たときの正面図であり、図3(C)は、図3(B)のc−c断面図である。
図2および図3に示すように、可動金型3にはスライド金型16がスライド可能に設けられる。スライド金型16は、可動金型3の移動方向すなわち前後方向に垂直な方向に移動可能である。本実施形態のスライド金型16は上下方向に移動可能である。可動金型3の前面3Aには、その前面3Aから後方に窪んで上下方向に延びるスライド溝17が形成される。スライド金型16は、スライド溝17内にスライド可能に嵌合されている。本実施形態の場合、スライド金型16の前面16Aが可動金型3の前面3Aと面一となるようにされているが、両者は段差状に配置されてもよい。
スライド金型16の前面16Aには凸部18が形成され、上側方案部14の後面14Aには、凸部18が嵌合して係合される凹部19が形成される。なお上側方案部14の後面14Aおよび凹部19は、鋳造時にスライド金型16の前面16Aおよび凸部18によって成形されるものである。
後に詳述するが、スライド金型16は、上方にスライドして上側方案部14を製品部13から引きちぎる役割を果たす。このため、スライド金型16の凸部18が上側方案部14の凹部19に係合されている。上側方案部14における凹部19の周辺部、すなわち凹部形成部20は、凸部18からの上向き荷重によって変形せぬよう、十分な強度、大きさおよび肉厚に設定されている。
他方、上側方案部14は連結部21をも有し、凹部形成部20の下端と製品部13の上端とは、比較的低強度で薄肉の連結部21によって連結されている。連結部21は、上下に延びかつ凹部形成部20より左右幅の小さい帯状に形成され、上下方向に引っ張られたとき破断し易いようになっている。それ故、スライド金型16によって上側方案部14が上方に引っ張られたとき、上側方案部14を連結部21の位置で確実に破断、分割できる。
特に本実施形態では、分割を容易にしかつ分割位置をコントロールするため、連結部21に切り欠き(ノッチ)が設けられている。この切り欠きは、連結部21の前後厚さを減少するための前後切り欠き22と、連結部21の左右幅を減少するための左右切り欠き23A,23Bとを含む。
前後切り欠き22は、左右方向に延びて連結部21の前面に断面V字状に形成される。左右切り欠きは、連結部21の左側端縁部に形成された左側左右切り欠き23Aと、連結部21の右側端縁部に形成された右側左右切り欠き23Bとを含む。これらはいずれもV字状である。
上側方案部14において分割を生じさせる分割位置Lが、連結部21、特にその中間部に設定されている。左右切り欠き23A,23BのV字先端の位置と、前後切り欠き22のV字先端の位置とが、分割位置Lに合わせられ(図3(B)参照)、分割位置Lで確実に破断、分割が起こるようにされている。これにより分割を最大限容易化し、分割位置を非常に正確にコントロールすることができる。
これら切り欠き22,23A,23Bを成形する突起が、固定金型2、可動金型3およびスライド金型16の少なくとも一つに設けられる。本実施形態の場合、それら突起は、固定金型2のみに設けられる。図2に、前後切り欠き22を成形する突起24を示す。また図6に、左右切り欠き23A,23Bを成形する突起25A,25Bを示す。
また本実施形態は、製品部13から引きちぎられスライド金型16と共に移動する上側方案部14を、スライド金型16から押し剥がすようにも構成されている。そのため可動金型3には、押し剥がしを行うカム面26が固定して設けられている。本実施形態の場合、カム面26はカムブロック27に形成され、このカムブロック27が可動金型3に固定されている。
詳細には、スライド金型16が、上下に延びるスライド溝17内にスライド可能に嵌合され、スライド溝17の左右両側に近接した可動金型3の前面3Aの位置に、カム面26を前方に向けてカムブロック27が固定されている。カムブロック27は図3(C)に示すように断面三角状であり、カム面26は、下方から上方に向かうにつれ、可動金型前面3Aからの高さが高くなる傾斜面とされる。
図3(B)に示すように、上側方案部14の凹部形成部20は、スライド金型16と固定金型2によって成形され、スライド金型16およびスライド溝17より小さい左右幅を有し、スライド金型16およびスライド溝17から左右に突出していない。このままでは、凹部形成部20がカム面26に係合することができないので、この係合を可能にすべく、凹部形成部20には左右に延びる延在部が形成される。
延在部は、左側のカム面26に係合する左側延在部28Aと、右側のカム面26に係合する右側延在部28Bとを含む。これら延在部28A,28Bは、スライド金型16およびスライド溝17よりも左右外側に位置する可動金型前面3Aおよびカム面26の位置まで、左右方向に羽根状に延びる。延在部28A,28Bは、前後厚さが薄い帯板状の部材であり、上下方向の同一位置に左右対称に形成される。延在部28A,28Bの後面は、スライド金型16の前面16Aと可動金型3の前面3Aとにより成形される。このため延在部28A,28Bの後面は、図3(C)に示すように初期状態(鋳造部品Bの成形直後の時点)において、カム面26の高さ方向の最低位置もしくは基点と同じ高さに位置される。なお延在部28A,28Bの後面以外の部分は固定金型2により成形される。
図3に示すように、初期状態では延在部28A,28Bがカム面26より上下方向下方に位置され、カム面26にまだ係合していない。この後、上側方案部14がスライド金型16により上昇移動されると、延在部28A,28Bがカム面26に係合し、延在部28A,28Bがカム面26により前方(スライド金型16から離間する方向)に押し出される。これにより上側方案部14はスライド金型16から押し剥がされる。
次に、ダイカスト鋳造装置Mを用いたダイカスト鋳造方法について説明する。
まず図1に示すように、可動金型3が固定金型2に型締めされた後、固定金型2と可動金型3の間に溶湯が注入され、固定金型2と可動金型3の間で、製品部13と上側方案部14と下側方案部15が一体となった鋳造部品Bが成形される(第1ステップ)。
次に、可動金型3が固定金型2から離間移動されて型開きされる(第2ステップ)。こうなると図3に示した状態となる。鋳造部品Bは可動金型3上に付着保持される。
次に、図4に示すように、スライド金型16が可動金型3に対し上方にスライド移動される。なおこのスライド移動は図示しない油圧機構により行われる。すると、スライド金型16の凸部18が上側方案部14の凹部19に係合しているので、スライド金型16の上昇と共に、上側方案部14の凹部形成部20と連結部21とが上方に引っ張られる。これにより、上側方案部14のうち最も脆弱な位置である切り欠き22,23A,23Bの位置、すなわち分割位置Lで、連結部21が引きちぎられ、その結果、上側方案部14は製品部13から引きちぎられる(第3ステップ)。
このように、鋳造終了直後、スライド金型16の移動により上側方案部14を製品部13から分割できるので、人手によらず分割が可能であり、人件費を抑制できる。またスライド金型16の移動だけで分割できるので、非常に高効率で分割が可能である。プレス機およびトリム型も不要なので設備費を抑制でき、それらの維持管理に必要なランニングコストも不要となる。それ故、人件費および設備費を抑制しつつ効率的に上側方案部14を分割することが可能である。
さらに本実施形態では、この後、上側方案部14をスライド金型16から自動的に取り出せるようになっている。すなわち、図5に示すように、スライド金型16は可動金型3に対しさらに上昇移動され、これと共に上側方案部14もさらに上昇移動される。すると、上側方案部14の左右の延在部28A,28Bが左右のカム面26に係合し、延在部28A,28Bがカム面26上をスライド上昇する結果、延在部28A,28Bがカム面26によってスライド金型16から離間する方向、すなわち前方に押し出される。これにより上側方案部14がスライド金型16から前方に押し剥がされる(第4ステップ)。剥がされた上側方案部14はそのまま落下して適宜回収される。
このように本実施形態によれば、上側方案部14を製品部13から分割できるだけでなく、分割後の上側方案部14をスライド金型16から自動的に取り出すことができる。しかも取り出しを、分割に続くスライド金型16の上昇というワンアクションで行うことができる。従って上側方案部14を非常に効率的に取り出すことができる。また人手や別の機械も不要であり、人件費および設備費を抑制できる。一般的に設けられているイジェクトピンを省略し、金型を簡素化することもできる。なおバックアップ用にイジェクトピンを設けることは可能である。
落下回収された上側方案部14は、その後、溶解されてリサイクルされる。この際、回収された上側方案部14が鋳造直後の状態であり、非常に高温である。このため、上側方案部14を容易に溶解でき、溶解に必要な燃料を削減できる。他方、一般的な人手等による方法だと、鋳造終了から回収までの間に冷却工程等があり、時間がかかるので、上側方案部14が冷えてしまう。よって本実施形態の方法は一般的方法よりもリサイクル用燃料を削減でき、燃料費を節約できる。
本実施形態では、左右の延在部28A,28Bを左右のカム面26で同時に押し出すため、上側方案部14をバランスよく、左右均等に押し剥がすことができ、取り出しを高効率で行うことができる。
上側方案部14の取り出し後、製品部13と下側方案部15が一体となった鋳造部品Bが可動金型3から取り出される。そして下側方案部15は製品部13から適宜な方法で分割され、回収、リサイクルされる。製品部13は、現段階ではまだ粗材であり、後に機械加工等されて最終製品に成形される。この際、上側方案部14および下側方案部15との接続部に残ったバリが機械的に除去される。
以上、本開示の実施形態を詳細に述べたが、本開示は以下のような他の実施形態および変形例も可能である。
(1)分割用切り欠きは上述のものに限られない。例えば図7に示すように、前後切り欠き22を連結部21の後面に設けてもよい。この場合、前後切り欠き22を成形する突起24はスライド金型16に設けられる。あるいは図8に示すように、前後切り欠き22を連結部21の前面と後面の両方に設けてもよい。この場合、前後切り欠き22を成形する突起24は固定金型2およびスライド金型16の両方に設けられる。
スライド金型16の外側に分割位置Lを設け、切り欠きを成形することも可能である。この場合、可動金型3に突起を設けてもよい。
(2)切り欠き22,23A,23Bの断面形状はV字状に限らず、円弧状等の他の形状であってもよい。切り欠き22,23A,23Bの位置は、より製品部13に近づけてもよく、より製品部13から遠ざけてもよく、互いに異ならせてもよい。切り欠き22,23A,23Bの一部を省略してもよい。
(3)カム面および延在部は、左右の一方のみに設けてもよい。また左右のカム面および延在部を、互いに異なる上下方向位置に配置してもよい。方案部が延在部無しでカム面に係合可能な場合は延在部を省略してもよい。
本開示の実施形態は前述の実施形態のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本開示の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本開示に含まれる。従って本開示は、限定的に解釈されるべきではなく、本開示の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
B 鋳造部品
M ダイカスト鋳造装置
2 固定金型
3 可動金型
13 製品部
14 方案部
16 スライド金型
19 前後切り欠き
23A,23B 左右切り欠き
24,25A,25B 突起
26 カム面
28A,28B 延在部

Claims (6)

  1. 製品部と、前記製品部から分割される方案部とを備えた鋳造部品を製造するためのダイカスト鋳造装置であって、
    固定金型と、
    可動金型と、
    前記可動金型にスライド可能に設けられ、前記鋳造部品の成形後にスライドして前記方案部を前記製品部から引きちぎるスライド金型と、
    を備えたことを特徴とするダイカスト鋳造装置。
  2. 前記固定金型、前記可動金型および前記スライド金型の少なくとも一つに設けられ、前記方案部の分割位置に切り欠きを成形する突起をさらに備えた
    請求項1に記載のダイカスト鋳造装置。
  3. 前記可動金型に設けられたカム面であって、前記製品部から引きちぎられ前記スライド金型と共に移動する前記方案部に係合して前記方案部を前記スライド金型から押し剥がすカム面をさらに備えた
    請求項1または2に記載のダイカスト鋳造装置。
  4. 前記方案部は、前記カム面の位置まで延びる延在部を有し、
    前記カム面は、前記延在部に係合して前記延在部を前記スライド金型から離間する方向に押し出す
    請求項3に記載のダイカスト鋳造装置。
  5. 製品部と、前記製品部から分割される方案部とを備えた鋳造部品を製造するためのダイカスト鋳造方法であって、
    固定金型と可動金型の間で、前記製品部と前記方案部が一体となった前記鋳造部品を成形する第1ステップと、
    前記固定金型から前記可動金型を離間させ、前記可動金型上に前記鋳造部品を付着保持する第2ステップと、
    前記可動金型に設けられたスライド金型により、前記方案部を前記製品部から引きちぎる第3ステップと、
    を備えたことを特徴とするダイカスト鋳造方法。
  6. 前記可動金型に設けられたカム面により、前記製品部から引きちぎられ前記スライド金型と共に移動する前記方案部に係合して前記方案部を前記スライド金型から押し剥がす第4ステップをさらに備えた
    請求項5に記載のダイカスト鋳造方法。
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