JP2019185171A - 部屋予約プログラム及び部屋予約システム - Google Patents

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Abstract

【課題】部屋の予約の変更をより円滑にすることにより、業務効率を向上させる部屋予約プログラム及び当該プログラムを実行するシステムである部屋予約システムを提供する。【解決手段】部屋予約システム1において、操作装置は、予約された利用開始時刻から予約された利用終了時刻までの時間である利用時間内に利用することができる少なくとも一つの部屋を対象部屋として、対象部屋ごとの室内の音声である室内音声を取得し、取得された室内音声の内容を認識する音声認識部と、対象部屋ごとの利用時間を少なくとも含む情報を予約情報として、音声認識部により認識された室内音声の内容に応じて、予約情報に含まれる対象部屋の利用時間を変更する変更部とを備える。【選択図】図11

Description

本開示は、部屋予約プログラム及び部屋予約システムに関する。
特許文献1に記載のように、会社等で社内のイントラネット等を通じて、各従業員が利用できる部屋である対象部屋の予約を行うプログラムである部屋予約プログラムを実行する部屋予約システムが知られている。
すなわち、利用者である各従業員は、例えば会議等で利用する対象部屋の利用開始時刻及び利用終了時刻を定めて予約し、予約した利用開始時刻から予約した利用終了時刻までの利用時間の間、予約した利用者はその対象部屋を利用することができる。
特許文献1に記載の部屋予約システムにおいては、各利用者はパーソナルコンピュータ(以下、PCともいう)を用いて部屋予約システムにアクセスし、対象部屋の利用時間の予約を設定、変更及びキャンセルすることができる。
特開2002−010228号公報
しかしながら、発明者の詳細な検討の結果、特許文献1に記載の従来技術において、以下の課題を見出した。
すなわち、従来技術では、対象部屋の利用が予定よりも長引いた場合など、予約された利用時間を延長する場合に、利用者はイントラネットにアクセス可能な端末である利用者PCを用いてイントラネット上の部屋予約システムにアクセスする必要がある。
しかし、対象部屋に利用者PCが設置されていない場合には、その場で予約の延長ができなかった。また仮に、利用者PCが利用される部屋に配置されていたとしても、部屋の利用中に端末をキーボードやマウスを用いた操作により予約された利用時間の変更を行うには手間がかかり、部屋の円滑な利用を妨げる可能性があった。
本開示の一つの局面は、部屋の予約の変更をより円滑にすることにより、業務効率を向上させる部屋予約プログラム及び当該プログラムを実行するシステムである部屋予約システムを提供することにある。
本開示の一態様は、部屋予約プログラムであって、予約された利用開始時刻から予約された利用終了時刻までの時間である利用時間内に利用することができる少なくとも一つの部屋を対象部屋(2a〜2c)として、対象部屋ごとの室内の音声である室内音声を取得し、取得された室内音声の内容を認識する音声認識部(S420,S530,S630)と、対象部屋ごとの利用時間を少なくとも含む情報を予約情報として、音声認識部により認識された室内音声の内容に応じて、予約情報に含まれる対象部屋の利用時間を変更する変更部(S440,S540,S570,S670,S710)と、としてコンピュータを機能させる。
本開示の一態様は、部屋予約システム(1)であって、記憶部(13)と、音声認識部(S420,S530,S630)と、変更部(S440,S540,S570,S670,S710)と、を備える。記憶部は、予約された利用開始時刻から予約された利用終了時刻までの時間である利用時間内に利用することができる少なくとも一つの対象部屋(2a〜2c)ごとの、利用時間を少なくとも含む予約情報を記憶する。音声認識部は、対象部屋ごとの室内の音声である室内音声を取得し、取得された室内音声の内容を認識する。変更部は、音声認識部により認識された室内音声の内容に応じて、記憶部に記憶された予約情報に含まれる対象部屋の利用時間を変更する。部屋予約システム(1)は、操作マイク(21)と、管理装置(10)と、操作装置(20)と、を有する。操作マイクは、音声認識部に音声を出力する。管理装置は、管理ネットワーク上に記憶部を有する。操作装置は、管理ネットワーク上にアクセスし、記憶部に記憶された内容を変更する。
本開示の一態様は、部屋予約プログラムであって、記憶部(13)と、音声認識部(S420,S530,S630)と、変更部(S440,S540,S570,S670,S710)と、を備える。記憶部は、予約された利用開始時刻から予約された利用終了時刻までの時間である利用時間内に利用することができる少なくとも一つの対象部屋(2a〜2c)ごとの、利用時間を少なくとも含む予約情報を記憶する。音声認識部は、対象部屋ごとの室内の音声である室内音声を取得し、取得された室内音声の内容を認識する。変更部は、音声認識部により認識された室内音声の内容に応じて、記憶部に記憶された予約情報に含まれる対象部屋の利用時間を変更する。
本開示の一態様は、部屋予約システム(1)であって、記憶部(13)と、音声認識部(S420,S530,S630)と、変更部(S440,S540,S570,S670,S710)と、を備える。記憶部は、予約された利用開始時刻から予約された利用終了時刻までの時間である利用時間内に利用することができる少なくとも一つの対象部屋(2a〜2c)ごとの、利用時間を少なくとも含む予約情報を記憶する。音声認識部は、対象部屋ごとの室内の音声である室内音声を取得し、取得された室内音声の内容を認識する。変更部は、音声認識部により認識された室内音声の内容に応じて、記憶部に記憶された予約情報に含まれる対象部屋の利用時間を変更する。部屋予約システムは更に、操作マイク(21)と、管理装置(10)と、操作装置(20)と、を有する。操作マイクは、音声認識部に音声を出力する。管理装置は、管理ネットワーク上に記憶部を有する。操作装置は、管理ネットワーク上にアクセスし、記憶部に記憶された内容を変更する。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
部屋予約システムの構成を表すブロック図である。 対象部屋の予約情報のイメージを表す図である。 利用終了時刻の延長のイメージを表す図である。 管理装置の構成を表すブロック図である。 操作装置の構成を表すブロック図である。 開始予告処理を表すフローチャートである。 利用確認処理を表すフローチャートである。 確認通知処理を表すフローチャートである。 終了予告処理を表すフローチャートである。 延長処理を表すフローチャートである。 第二実施形態における部屋予約システムの構成を表すブロック図である。 第二実施形態における延長処理を表すフローチャートである。 第二実施形態における対象部屋の予約情報のイメージを表す図である。 第二実施形態における対象部屋の予約情報において、別の対象部屋の予約を設定するイメージを表す図である。 第二実施形態における対象部屋を延長すると、利用者が重なることとなる予約情報を表す図である。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を説明する。
[1.第一実施形態]
[1−1.構成]
部屋予約システム1は、図1に示すように、管理装置10と操作装置20と複数の利用者PC30a〜30cを備える。管理装置10、操作装置20及び利用者PC30a〜30cとはイントラネットを介して相互に通信可能に接続される。なお、ここでは利用者PC30a〜30cとするが、利用者PC30a〜30cの数は三つであることに限定されるものではなく、一つでも複数でもよい。また、利用者PC30a〜30cの基本的な構成は同様であるため、以下では利用者PC30a〜30cをそれぞれ単に利用者PC30ともいう。
<管理装置>
管理装置10は、部屋予約システム1の管理の対象となる部屋である対象部屋2の予約情報の管理を行う。管理装置10は、例えば、イントラネットなどのネットワーク上に構築された情報のやりとりを行うネットワークサーバであってもよい。なお、以下では、管理装置10によりアクセス可能なネットワークを管理ネットワークともいう。ここで、対象部屋2の予約情報の管理とは、例えば、図2に示すように、対象部屋2の予約された利用が開始される時刻である利用開始時刻と利用終了時刻とを少なくとも記録することをいう。なお、以下では利用開始時刻から利用終了時刻までの間を利用時間ともいう。予約情報に含まれる利用時間には、更に利用時間ごとの利用目的と利用者情報が更に含まれていてもよい。例えば、図2に示す予約情報には、対象部屋2が13:00〜15:00までの間利用されるとの利用時間の情報が含まれる。さらに、その利用時間の情報には、商談Aという利用目的で使用されるとの情報及び利用者がa,b,cであるという利用者情報が含まれる。
管理装置10は、操作装置20及び利用者PC30などのイントラネット上に接続された機器による操作に応じて、管理装置10に記憶された予約情報に含まれる利用時間を設定及び変更する。すなわち、ここでいう利用時間の設定とは、予約情報に新たに利用時間を設定することをいい、利用時間の変更とは、利用時間の延長、短縮、延期及び削除をするように予約情報に含まれる利用時間を書き換えることをいう。
ここで、利用時間の延長とは、図3に示すように、その利用時間の利用終了時刻を遅らせることをいう。また、利用時間の短縮とは、その利用時間の利用終了時刻を早めることをいう。そして、利用時間の延期とは、その利用時間の利用開始時刻と利用終了時刻とを、同じ時間だけずらすことをいう。また、利用時間の削除とは、予約していた利用時間を予約情報から削除することをいう。
管理装置10は、図4に示すように管理通信モジュール11、管理CPU12及び管理メモリ13を備える。
管理通信モジュール11は、操作装置20及び利用者PC30の属するネットワークであるイントラネットに接続する通信モジュールである。
管理通信モジュール11により操作装置20及び利用者PC30との通信が行われることにより、操作装置20及び利用者PC30は、管理メモリ13に記憶された予約情報に含まれる利用時間の設定及び変更を行うことができる。
管理装置10は、管理CPU12と、例えば、RAM又はROM等の半導体メモリ(以下、管理メモリ13)と、を有するマイクロコンピュータを備える。管理装置10の各機能は、管理CPU12が非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、管理メモリ13が、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。また、このプログラムが実行されることで、プログラムに対応する方法が実行される。なお、管理装置10は、一つのマイクロコンピュータを備えてもよいし、複数のマイクロコンピュータを備えてもよい。
また、管理メモリ13は、利用者PC30それぞれに割り当てられた通知先情報を記憶する。ここで、利用者PC30それぞれに割り当てられた通知先情報は、少なくとも後述する開始予告処理及び確認通知処理において行われる通知を送る送り先を含む。利用者PC30それぞれに割り当てられた通知先情報は、例えば利用者PC30それぞれに割り当てられたメールアドレスであってもよい。
管理装置10は、管理CPU12がプログラムを実行することにより後述する開始予告処理及び確認通知処理を少なくとも実行する。管理装置10の機能を実現する手法はソフトウェアに限るものではなく、その一部又は全部の機能は、一つあるいは複数のハードウェアを用いて実現されてもよい。例えば、上記機能がハードウェアである電子回路によって実現される場合、その電子回路は、デジタル回路、又はアナログ回路、あるいはこれらの組合せによって実現されてもよい。
なお、管理メモリ13が記憶部に相当する。
<操作装置>
操作装置20は、対象部屋2に設置される、いわゆるAIスピーカである。
操作装置20は、図5に示すように、操作マイク21、操作スピーカ22、操作通信モジュール23、操作CPU24及び操作メモリ25を備える。
操作マイク21は、操作装置20が設置される対象部屋2内の利用者の声などの音声を取得するマイクである。以下では、操作マイク21により取得される対象部屋2内の音声を室内音声ともいう。
操作スピーカ22は、操作装置20が設置される対象部屋2の利用者に対して音声の出力を行うためのスピーカである。
操作通信モジュール23は、管理装置10及び利用者PC30が属するネットワークであるイントラネットに接続する通信モジュールである。
操作装置20は、操作CPU24と、例えば、RAM又はROM等の半導体メモリ(以下、操作メモリ25)と、を有するマイクロコンピュータを備える。操作装置20の各機能は、操作CPU24が非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、操作メモリ25が、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。また、このプログラムが実行されることで、プログラムに対応する方法が実行される。なお、操作装置20は、一つのマイクロコンピュータを備えてもよいし、複数のマイクロコンピュータを備えてもよい。
また、操作メモリ25は、音声認識で用いるためのあらかじめ決められた単語の辞書データを記憶する。
操作装置20は、操作CPU24がプログラムを実行することにより後述する利用確認処理及び終了予告処理を少なくとも実行する。操作装置20の機能を実現する手法はソフトウェアに限るものではなく、その一部又は全部の機能は、一つあるいは複数のハードウェアを用いて実現されてもよい。例えば、上記機能がハードウェアである電子回路によって実現される場合、その電子回路は、デジタル回路、又はアナログ回路、あるいはこれらの組合せによって実現されてもよい。
なお、操作装置20は対象部屋2に設置されるとしたが、操作装置20が設置される位置は、対象部屋2に限定されるものではない。例えば、操作マイク21及び操作スピーカ22が対象部屋2に設置され、その他の構成が対象部屋2より外に設置される構成であってもよい。
<利用者PC>
利用者PC30は、対象部屋2を利用する利用者ごとに割り当てられ、管理装置10と接続され、管理装置10に記憶された予約情報が表す利用時間の設定及び変更を行う装置である。利用者PC30は、利用者の各自が使用するデスクトップPCである。また、利用者PC30は、イントラネットを介して管理装置10と通信可能に構成される。管理装置10との通信により管理装置10に記憶された予約情報に含まれる利用時間を書き換えることにより、対象部屋2の利用時間の予約の設定及び予約の変更を行う。また、利用者PC30は、例えば、対象部屋2以外の場所に設置される。
[1−2.処理]
<開始予告処理>
次に、管理CPU12が実行する開始予告処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。開始予告処理は、管理CPU12が管理装置10に記憶された予約情報に含まれる利用時間が表す利用開始時刻に、現在時刻が迫っている時に開始される。ここで、管理CPU12は、例えば、現在時刻が開始予告時刻を経過した場合に、利用開始時刻に現在時刻が迫っていると判定する。ここで開始予告時刻は、利用開始時刻からあらかじめ決められた時間だけ前に設定される。開始予告時刻は、例えば、利用の開始を予告された者が、予告されてからその対象部屋2に移動し、利用開始時刻にその対象部屋2の利用を開始できる程度の時刻など、任意の時刻が設定され、例えば、利用開始時刻の10分前などの時刻が設定されてもよい。
S110で、管理CPU12は、利用開始時刻が迫っている予約の利用者の通知先の取得を行う。ここで、利用者の通知先は、管理メモリ13に記憶された通知先情報が使用される。なお、通知先の元となるデータは管理メモリ13に記憶されたものに限定されず、管理メモリ13以外から取得する構成であってもよい。
S120で、利用者に開始予告の通知を行い、処理を終了する。ここで、開始予告とは、予約されている利用時間が存在することを表すものであり、例えば、利用が開始されるまでの時間、利用予定の場所、利用者、利用の目的などの内容が含まれてもよい。また、開始予告の通知は、イントラネットを介して送信されるメールにより通知されるものであってもよい。
なお、S120が開始予告部及び報知部としての処理に相当する。
<利用確認処理>
次に、操作CPU24が行う利用確認処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。利用確認処理は、操作CPU24が管理装置10に記憶された予約情報を取得し、現在時刻が予約情報に含まれる利用時間が表す対象部屋2の利用開始時刻を基準として設定されるあらかじめ決められた時刻である利用確認時刻を経過した時点で開始する。なお、利用確認時刻は、実際に対象部屋2に利用者が集まり、利用が開始されていると考えられる時刻が設定される。利用確認時刻は、例えば、利用開始時刻と同時刻になるように設定されてもよく、また、例えば利用開始時刻以降に利用者が集まると考えられる場合には、例えば利用開始時刻から10分後などにあらかじめ設定されていてもよい。
S210で、操作CPU24は、操作マイク21を用いて、操作装置20が設置されている対象部屋2の室内音声の音量を測定する処理である音量測定処理を行う。音量測定処理における音量の測定は、例えば、あらかじめ決められた時間である測定時間の音量を測定するものであってもよく、測定時間中の音量の累積を測定するものであってもよい。
S220で、操作CPU24は、S210で行った音量測定処理により測定された対象部屋2の室内音声の音量が、音量閾値以下であるか否かを判定する。ここで、音量閾値は、音の大きさを表す閾値であって、対象部屋2において利用が開始された場合に、利用者の会話などにより生じる音量程度の値又はその値の累積が設定される。
操作CPU24は、S210で行った音量測定処理により測定された音量が、音量閾値よりも大きいと判定した場合には利用確認処理を終了する。
一方、操作CPU24は、S210で行った音量測定処理により測定された音量が、音量閾値以下であると判定した場合には、S230に処理を移行する。
S230で、操作CPU24は、対象部屋2が利用されていないことを表す通知である不在通知を管理装置10に送信し、利用確認処理を終了する。
すなわち、操作CPU24により行われる利用確認処理は、S210で対象部屋2内の室内音声の音量を測定する。そして、S220で測定された室内音声の音量があらかじめ決められた音量閾値以上である場合には、対象部屋2が利用中であると判定し、そうでない場合には、対象部屋2は利用中ではないと判定する。S220で対象部屋2が利用中であると判定した場合には、S230で不在通知を管理装置10に送信する。
S210が音量測定部としての処理に相当する。S220及びS230が利用確認部としての処理に相当する。
<確認通知処理>
次に管理CPU12が実行する確認通知処理について図8のフローチャートを用いて説明する。確認通知処理は、利用確認処理により操作装置20から不在通知を受信したときに開始される。
S310で、管理CPU12は、不在通知を受信した対象部屋2を予約している利用者の通知先の取得を行う。利用者の通知先の取得は、開始予告処理のS110と同様である。
S320で、管理CPU12は、S310で取得された利用者の通知先に対して利用確認の通知を行い、確認通知処理を終了する。ここで、利用確認とは、予約されている対象部屋2を利用しているか否かを確認するものであり、例えば「対象部屋を利用していますか?」と質問するような内容を含む。また、利用確認には、さらに「利用していない場合には対象部屋の予約を変更、削除してください。」など、予約情報に含まれる利用時間を変更するように促す内容が含まれてもよい。また、利用確認の通知は、イントラネットを介して送信されるメールにより通知されるものであってもよい。
なお、S310が利用確認部としての処理に相当し、S320が利用確認部及び報知部としての処理に相当する。
<終了予告処理>
次に、操作CPU24が実行する終了予告処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。終了予告処理は、操作CPU24が管理装置10に記憶された予約情報を取得し、取得した予約情報に含まれる利用時間に基づいて、現在時刻が終了予告時刻を経過した際に、実行される。
ここで、終了予告時刻は、利用終了時刻からあらかじめ決められた時間だけ前の時刻に設定される。終了予告時刻は、利用終了時刻の10分前など、終了を予告された利用者が利用時間を延長する必要があるか否か判断できる程度の任意の時刻に設定されてもよい。なお、終了予告時刻は、後述する延長処理により延長された場合には、延長後の利用終了時刻を基準に算出され、延長後の終了予告時刻を現在時刻が経過すると、終了予告処理が再度実行されてもよい。
なお、以下では、終了予告処理を実行している操作CPU24を搭載した操作装置20が備えられた部屋を利用部屋ともいう。
S410で、操作CPU24は、終了予告の報知を行う。ここで終了予告の報知は、操作スピーカ22を用いて行われる。終了の予告は、案内音声を流すものであってもよく、あらかじめ決められた音楽を流すものであってもよい。また、案内音声は、例えば、「利用終了時刻が迫っています。」といった利用終了時刻が迫っていることを報知するものであってもよく、「利用終了時刻が迫っています。延長する場合には『延長する』とお答えください。」といった延長するか否かを利用者に選択するよう案内する延長案内を含むものであってもよい。
S420で、操作CPU24は、操作マイク21を用いて、操作装置20が設置されている対象部屋2内の室内音声を取得し、音声認識により、S410で報知した終了予告に対して対象部屋2の利用者が延長するか否かの返答の内容を少なくとも認識する。
また、室内音声の認識には、例えば、音素を利用して、あらかじめ記録された単語の辞書データから単語を探索し、探索された単語から、次に来る単語の確率を求める隠れマルコフモデルを用いた音声認識が用いられてもよい。また、室内音声の認識は、利用者の音声を認識できれば、隠れマルコフモデルを用いた音声認識に限られず、種々の方法で実現されてもよい。
S430で、操作CPU24は、S420での音声認識の結果から、対象部屋2の利用者が延長を希望しているか否かを判定する。ここで、利用者が延長を希望している場合とは、例えば、認識した室内音声に「延長してください」、「延長する」、「延長」など対象部屋2の利用者が延長を希望していることが分かる音声を含んでいる場合に、延長を希望していると判断する。また、あらかじめ決められた閾値以上の音量の室内音声を取得した場合に、延長を希望していると判断してもよい。一方、利用者が延長を希望していないと判定する場合とは、対象部屋2の利用者が延長を希望していないことが分かる音声を含んでいる場合又は、無音であった場合に延長を希望していないと判定する。なお、対象部屋2の利用者が延長を希望していないことが分かる音声とは、例えば、認識した室内音声に「延長しない」、「延長不要」、「終わり」、「終了」といった音声である。
操作CPU24は、S430で、利用者が延長を希望していると判定した場合には、S440に処理を移行する。
S440で、操作CPU24は、管理装置10に記憶された予約情報に含まれる利用時間の利用終了時刻を延長する処理である延長処理を行い、終了予告処理を終了する。
一方、操作CPU24は、S430で、利用者が延長を希望していないと判定した場合には、終了予告処理を終了する。
なお、S410が報知部及び終了予告部としての処理に相当し、S420が音声認識部としての処理に相当し、S440での処理が、延長部及び変更部としての処理に相当する。
<延長処理>
終了予告処理のS450で行われる延長処理を図10のフローチャートを用いて説明する。
S510で、操作CPU24は、管理装置10から予約情報を取得する。
S520で、操作CPU24は、延長時間の案内を行う。延長時間の案内には、延長可能時間の案内と、延長希望時間の質問とが含まれる。
ここで、延長可能時間は、現在時刻から対象部屋2の次の予約がなされている利用開始時刻までの時間をいう。ここで、対象部屋2の次の予約がなされている利用開始時刻は、管理装置10から取得する。
延長可能時間の案内は、例えば、「○○時まで終了時刻を延長することができます。」という内容であってもよい。また、対象部屋2の次の利用が予約されていない場合、延長可能時間の案内を省略してもよい。
また、延長希望時間の質問は、例えば、「何分延長しますか?」といったものであってもよい。
S530で、操作CPU24は、音声認識を行う。ここで行う室内音声の認識は、終了予告処理のS420で行われる音声認識と同様の処理である。操作CPU24は、S530での音声認識により、少なくとも延長を希望しているか否かと延長希望時間を認識する。
S540で、操作CPU24は、S530での音声認識の結果、対象部屋2の利用者が対象部屋2の利用の延長を希望しているか否かを判定する。延長を希望しているか否かは、S430と同様である。延長処理において、延長を希望しているか否かをあらためて取得することにより、S520での延長時間の案内により、利用者が想定していたよりも延長できる時間が短かった場合など、利用者が延長を希望しなくなった場合などに対応することができる。
操作CPU24は、S540で、対象部屋2の利用者が対象部屋2の利用の延長を希望していないと判定した場合には、延長処理を終了する。
操作CPU24は、S540で、対象部屋2の利用者が対象部屋2の利用の延長を希望していると判定した場合には、S550に処理を移行する。
S550で、操作CPU24は、S530での音声認識の結果、対象部屋2の利用者が希望している延長希望時間と、延長可能時間とを比較することにより、延長可能であるか否かを判定する。
操作CPU24がS550で利用時間を延長不可であると判定した場合、操作CPU24は、S560に処理を移行する。
S560で、操作CPU24は、利用時間を延長不可であるとの判定結果の報知を、操作スピーカ22を用いて行い、S520に処理を移行し、以降の処理を行う。
一方、操作CPU24がS550で利用時間を延長可能であると判定した場合、操作CPU24は、S570に処理を移行する。
S570で、操作CPU24は、予約終了時刻を予約希望時間だけ延長する利用時間の延長を実行し、延長した結果である実行結果を、操作スピーカ22を用いて対象部屋2の利用者に報知し、延長処理を終了する。
なお、S520が報知部としての処理に相当し、S530が音声認識部としての処理に相当し、S550での処理が延長判定部及び延長部としての処理に相当する。また、S560が延長報知部としての処理に相当し、S570が延長報知部、延長実行部、延長部及び変更部としての処理に相当する。
<退出勧告処理>
操作CPU24は、現在時刻が利用終了時刻を経過していると判定した場合、退出勧告処理を行う。
退出勧告処理は、操作スピーカ22を用いて退出を促す音声である退出音声を出力する。ここで、退出音声とは、例えば、「お疲れ様でした。部屋の利用を終了します。」といったように退出を促す案内音声であってもよく、あらかじめ決められた音楽を流すものであってもよい。案内音声及び音楽は操作メモリ25に記憶されてもよい。
退出勧告処理が退出勧告部としての処理に相当する。
なお、退出勧告処理が実行されるのは、操作CPU24が、現在時刻が利用終了時刻を経過していると判定した場合に、限られない。例えば、あらかじめ決められた時刻である退出勧告時刻に開始されても良い。退出勧告時刻は、例えば、利用時間終了後あらかじめ決められた時間が経過した時刻に設定されてもよい。
[1−3.動作例]
操作CPU24及び管理CPU12の動作について、動作例を説明する。なお、この動作例では、図2に示すように予約情報に含まれる商談Aの利用時間について各処理が実行される場合について説明する。
商談Aの利用開始時刻に迫ってきたとき、開始予告処理が実行される。
これにより、商談Aの利用者a,b,cに例えば、商談Aが対象部屋2で開始されることが通知される。
そして、現在時刻が商談Aの開始時刻13:00以後に設定される利用確認時刻を経過した場合に、操作CPU24は利用確認処理を実行する。対象部屋2が音量閾値に基づいて、対象部屋2が利用されていないと判定した場合には、操作装置20は、管理装置10に不在通知を送信する。管理装置10は不在通知を受けて確認通知処理を行う。これにより、商談Aの利用者a,b,cに対象部屋2を利用しているか否かの通知である利用確認通知が送信される。
対象部屋2にて商談Aが開始され、利用終了時間が迫ってきた場合、操作CPU24が行う終了予告処理により、S410で終了予告の報知が行われる。すると、S420で操作装置20は、室内音声を認識する。S430で、認識された室内音声に含まれる利用者の音声に基づいて利用者が延長を希望していないと判定した場合には、終了予告処理を終了する。一方、利用者が延長を希望している場合には延長処理に移行する。
そして延長処理のS510にて操作装置20は予約情報の取得を行う。
S520で、操作装置20は延長時間の案内を行う。ここで、対象部屋2には次の予約が入っていないため、延長時間の案内は、例えば「何分延長しますか?」などという案内が行われる。
そして、S530で、操作CPU24は音声認識を行う。
ここで、例えば、音声認識により対象部屋2の利用の延長を希望する旨の内容を取得すると、図3に示したように商談Aの利用時間を延長する。なお、図3の例では、1時間延長しているが、延長する時間は、S530での音声認識により取得された時間に基づいて延長されるものであってもよく、あらかじめ決められた時間が延長されてもよい。
[1−4.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)上述した実施形態によれば、終了予告処理において、操作スピーカ22を用いて終了予告の報知がなされ、それに対する利用者の返答を音声認識し、音声認識に応じて、対象部屋2の利用時間を延長することができる。このため、対象部屋2内に、イントラネットに接続されたPCを必要とせず、延長に際してキーボードなどを用いた操作も必要としない。
以上から、対象部屋2の利用を妨げないようにしつつ、利用時間の変更を行うことができるため、対象部屋2の利用を効率化することができる。
(2)上述した実施形態によれば、開始予告処理により、利用開始時刻が迫っている場合に利用者に通知がなされるため、利用者による対象部屋2の利用し忘れや、利用開始時刻に対して利用者が遅刻を抑制することができる。
(3)上述した実施形態によれば、利用確認処理及び確認通知処理により、対象部屋2が利用されているか否かを対象部屋2の音により判定することにより実際に使用されているかを確認することができる。また、利用されていない場合には、予約されていた利用者に対して通知し、予約の変更又は削除を促すため、対象部屋2の利用時間の予約がなされて、実際に利用がされないことを抑制することができる。その結果、予約した利用者以外の者が対象部屋2を利用することができるようになり、対象部屋2の利用を効率化することができる。
[2.第二実施形態]
[2−1.第一実施形態との相違点]
第二実施形態は、基本的な構成は第一実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第一実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
第一実施形態では、管理装置10により管理される対象部屋2は一つであった。すなわち、対象部屋2ごとに配置される操作装置20の数も一つであった。
これに対し、第二実施形態では、図11に示すように対象部屋2が複数である点、すなわち、部屋予約システム1に含まれる操作装置20が複数存在する点で、第一実施形態と相違する。
ここで、複数の対象部屋2をそれぞれ対象部屋2a〜2cともいい、対象部屋2a〜2cにそれぞれ設置された操作装置20を、操作装置20a〜20cともいう。なお、以下では、対象部屋2a〜2cは、いずれも同様の部屋であるとして特に区別が必要無い場合には対象部屋2として説明し、同様に操作装置20a〜20cも特に区別が必要無い場合には操作装置20として説明する。
[2−2.処理]
次に、第二実施形態の管理装置10が、図10に示す第一実施形態の延長処理に代えて実行する延長処理について、図12のフローチャートを用いて説明する。なお、以下では、当該延長処理を実行する操作CPU24を備える操作装置20が設置されている対象部屋2を同室、それ以外の対象部屋2を他室ともいう。また、同室が利用部屋、他室が利用部屋以外の対象部屋2に相当する。
S610で、操作CPU24は、管理装置10から予約情報の取得を行う。予約情報の内容については第一実施形態の延長処理のS510と同様であるが、対象部屋2が複数存在するため、図13に示すように複数の対象部屋2の予約情報を取得する点が、第一実施形態の延長処理のS510と異なる。
S620で、操作CPU24は、延長時間の案内を行う。S620で行う延長時間の案内は、第一実施形態の延長処理のS520と基本的には同様であるが、延長可能時間の案内では、同室及び他室両方の延長可能時間を報知する点で異なる。さらに、延長時間の案内には、「この部屋を引き続き利用しますか?あるいは他の部屋に移動しますか?」などの同室での利用を継続するか、他室に移動するかの質問を含んでいてもよい。あるいは、「延長する場合、どの部屋での延長を希望しますか?」など延長する部屋の選択を対象部屋2の利用者に促すような音声を含んでいてもよい。
S630で、操作CPU24は、音声認識を行う。S630で行う音声認識は、第一実施形態の延長処理のS530で行う音声認識と同様である。S630で、操作CPU24は音声認識により利用者が延長を希望する対象部屋2と延長する時間を取得する。
S640で、操作CPU24は、S630で実行した音声認識に基づいて、利用者が同室での延長を希望しているか否か判定する。同室での延長を希望しているか否かは、例えば、「延長する。」との音声だけを認識した場合には、同室での延長を希望していると判断しているものであってもよく、例えば「部屋○○での延長を希望する。」との音声を認識し、部屋○○が音声認識を案内している操作装置20が設置されている部屋と同じである場合に同室での延長を希望していると判定してもよい。なお、操作装置20が設置されている部屋の名前は、操作メモリ25にあらかじめ記憶されていてもよい。
操作CPU24は、S640で、同室で延長を希望していると判定した場合には、S650に処理を移行する。
S650で、操作CPU24は、同室での延長が可能であるか否かを判断する。同室での延長が可能な場合とは、同室の次の利用開始時刻までの時間が、S630で取得した利用者の延長希望時間以上である場合をいう。
操作CPU24は、S650で、同室での延長が不可であると判定した場合、S660に処理を移行する。
S660で、同室での利用者の希望する延長が不可であるとの判定結果の報知を、操作スピーカ22を用いて行い、S620に処理を移行し、以降の処理を行う。すなわち、延長時間の案内を行い、利用者の希望を再度取得する。
操作CPU24は、S650で、同室での延長が可能であると判定した場合、S670に処理を移行する。
S670で、操作CPU24は、同室での利用時間の延長を実行し、延長した結果である実行結果を、操作スピーカ22を用いて対象部屋2の利用者に報知する。ここで予約の延長は第一実施形態の延長処理のS570と同様である。
一方、操作CPU24は、S640で、同室で延長を希望していないと判定した場合、S680に処理を移行する。
S680で、操作CPU24は、他室での延長を希望しているか否かを判定する。例えば「部屋○○での延長を希望する。」との音声を認識し、部屋○○が音声認識を案内している操作装置20が設置されている部屋と異なる場合に他室での延長を希望していると判定してもよい。
操作CPU24は、S680で、他室での延長を希望していないと判定した場合、延長処理を終了する。他室での延長を希望していない場合とは、S430で利用者が延長を希望していないと判定する場合と同様であってもよい。
操作CPU24は、S680で、他室での延長を希望していると判定した場合、S690に処理を移行する。
S690で、操作CPU24は、他室での延長が可能であるか否かを判定する。他室での延長が可能な場合とは、利用者により選択された他室の次の利用開始時刻までの時間が、S630で取得した利用者の延長希望時間よりも長い場合をいう。
操作CPU24は、S690で他室での延長が不可であると判定した場合には、S700に処理を移行する。
S700で、操作CPU24は、延長不可であるとの判定結果の報知を、操作スピーカ22を用いて行い、S620に処理を移行し、以降の処理を行う。すなわち、S690での処理は第一実施形態の延長処理のS560と同様である。
一方、操作CPU24は、S690で他室での延長が可能であると判定した場合には、S710に処理を移行する。
S710で、操作CPU24は、他室での延長処理を行い、延長した結果である実行結果を、操作スピーカ22を用いて対象部屋2の利用者に報知する。他室での延長処理は、基本的にはS670での同室での延長と同じであるが、同室であるか他室であるかが異なる。
以上示した第二実施形態の延長処理では、音声認識により、同室での延長を希望していると認識した場合には同室での延長を行うように処理し、そうでない場合のうち、他室での延長を希望する場合には、他室での延長を行うように処理を行う。どちらでもない場合には、延長を希望しないとして、延長処理を終了する。
同室での延長を行う場合及び他室での延長を行う場合、いずれの場合にも、利用者の希望する延長時間が確保できないと予約情報に基づいて判断される場合には、その旨を報知する。
なお、S620が報知部としての処理に相当し、S630が音声認識部としての処理に相当し、S650及びS690での処理が延長部及び延長判定部としての処理に相当する。S660及びS700が延長報知部としての処理に相当し、S670及びS710での処理が延長報知部、延長実行部、延長部及び変更部としての処理に相当する。
[2−3.動作例]
操作CPU24及び管理CPU12の動作について図13を用いて、動作例を説明する。なお、この動作例では、対象部屋Cに設置された操作装置20が打ち合わせCにて延長処理が実行された場合について説明する。
延長処理のS610にて操作装置20は、予約情報の取得を行う。
S620で、操作装置20は延長時間の案内を行う。ここで、対象部屋Aと対象部屋Cとは次の予約が埋まっているため、延長時間の案内は、例えば「対象部屋A及び対象部屋Cでは、利用を延長できません。対象部屋Bでは利用を延長することができます。」などという案内が行われる。
そして、S630で、操作CPU24は音声認識を行う。
ここで、例えば、音声認識により対象部屋Bでの利用の延長を希望する旨の内容を取得すると、他室での延長希望であるため、S690で他室での延長が可能であるか否かを判定される。そして、対象部屋Bでの延長は可能であるため、S710で他室での延長が行われる。
このとき、予約情報には概ね図14に示したように対象部屋Bに延長された分だけ新たに利用時間が設定される。なお、図14の例では、対象部屋Bにおいて、2時間延長しているが、延長する時間は、S630での音声認識により取得された時間に基づいて延長されるものであってもよく、あらかじめ決められた時間が延長されてもよい。
[2−4.効果]
以上詳述した第二実施形態によれば、前述した第一実施形態の効果を奏し、さらに、以下の効果を奏する。
(1)上述した第二実施形態によれば、利用者が同室よりも他室での延長を希望する場合に、他室の利用状況を延長案内により知ることができるため、他室での延長を円滑に行うことができる。例えば、予約時には、元々利用者が利用を希望していた他室が他者により予約されており、その結果、同室を使用せざるを得なかった場合などに、延長後の時間は、元々利用を希望していた他室を利用したい場合などに他室での利用の延長を円滑に行うことができる。
(2)また、複数の対象部屋2が存在する場合において、同室で延長が行えない場合に、他室での利用を促すように誘導することにより、延長が必要な場合に円滑に他室を予約することができる。そのため複数の対象部屋2の利用をより円滑にすることができる。
[3.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(1)上述した第二実施形態の延長処理では、同室で延長可能である場合には、利用を延長した。しかし、同室で延長可能である場合に必ずしも延長を行う処理を行わなくてもよい。例えば、図15に示すように、打ち合わせCを延長した場合には、利用者hが打ち合わせCと打ち合わせDとで重なることとなる。このように利用時間の延長を行った場合に、同一の時間での同室の利用者と他室での利用者とが重なる、いわゆるダブルブッキングとなるような場合に、S620での延長時間の案内に加えて、利用者が重なる旨を報知する処理を加えてもよい。これにより、延長により利用者の予定が重なることを抑制することができる。なお、利用者が重なることが起きるか否かは、予約情報に含まれる利用者情報を用いて、判定してもよい。また、当該処理が延長判定部及び延長実行部としての処理に相当する。
(2)さらに、このような場合に、利用者情報を用いて予定が重なる他室の他の利用者に通知する処理を加えてもよい。すなわち、図15の例では、利用者情報が表す打ち合わせDの他の利用者k,l,mに対して通知する処理を加えてもよい。これにより、通知を受けた利用者k,l,mは予定の変更などをすることができ、ひいては、対象部屋2の利用を円滑にすることができる。
(3)また、このような場合、第二実施形態では、同室の延長を行うか否かを処理の対象としたが、延長処理の対象はこれに限定されるものではない。例えば、利用者が重なるような場合に他室での予定を遅らせるような変更を行うような処理を加えてもよい。
(4)この場合、第一実施形態では、予約情報に含まれる利用時間ごとに目的、利用者を設定していたが、利用時間ごとに設定されるものはこれらに限定されるものではない。たとえば、優先度が更に設定されていてもよい。優先度が設定されていた場合、例えば、延長によって優先度のより高い利用ができなくなる場合に延長をしないような処理を加えてもよい。
(5)上述した実施形態では、利用者が希望する延長希望時間が延長可能時間に満たない場合、延長を行わず、利用者に延長不可の報知を行うが、延長希望時間が延長可能時間に満たない場合の処理は、このような処理に限定されるものではない。例えば、延長可能時間まで延長し、延長希望時間に満たない旨の実行結果の報知を行ってもよい。
(6)操作装置20は、予約情報に含まれる利用時間内の対象部屋2の室内音声を取得し、議事録を作成する機能を更に有していてもよい。具体的には、利用開始時刻から利用終了時刻の間、操作マイク21を用いて対象部屋2の室内音声を取得し、取得した室内音声について音声認識を行い、それを文字データとして変換することにより、利用時間ごとの議事録を作成する機能を有していてもよい。この場合、作成した議事録のデータを、例えば管理装置10及び利用者PC30が属するイントラネットに操作通信モジュール23を用いてアップロードする構成を有していてもよい。または、作成した議事録のデータを利用者の利用者PC30に送信する構成を有していてもよい。なお、音声認識を行い文字データとして変換する処理が文字変換部としての処理に相当し、議事録を作成する処理が議事録作成部としての処理に相当する。
(7)上述した実施形態では、音声認識機能を用いて操作装置20を操作することにより利用時間の延長を行ったが、操作装置20により行われる操作は延長に限られず、利用時間の削除又は短縮なども操作装置20を操作することにより行われてもよい。なお、利用時間の削除が削除部としての処理に、利用時間の短縮が短縮部としての処理に相当する。
(8)上述した第二実施形態のように複数の対象部屋2が存在する場合において、利用時間中に予約情報を取得し、他の対象部屋2である他室の利用時間の予約がキャンセルになった場合など他室を利用できるようになった場合に、操作スピーカ22などを用いて、利用部屋の利用者にその旨を報知してもよい。さらに、他室に移動するか否かを質問し、当該質問に対する利用者の選択を音声認識により認識する処理を行い、利用者が移動を希望する場合には、当該他室に予約情報を変更するように構成されてもよい。このような処理を行えば、同室の利用時間中であっても他室の利用を希望する場合に、利用者の利用したい他室を円滑に利用することができる。
(9)上述した第二実施形態では、操作装置20を備える部屋が複数存在するが、必ずしも操作装置20を備える部屋が複数存在しなくてもよい。例えば、操作装置20が設置される部屋が一つで、予約情報に複数の対象部屋2の情報が含まれる構成であってもよい。
(10)対象部屋2として利用される部屋は、利用時間を予約して利用するような部屋であればよい。具体的には、例えば会議室のほか、カラオケルームなどが用いられてもよい。
(11)上記実施形態では、音声認識部としての処理を行う操作CPU24は、操作装置20に搭載されるが、音声認識部として処理を行う構成は操作装置20に搭載されるものに限定されるものではなく、管理装置10に搭載されていてもよい。すなわち、対象部屋2内の室内音声を操作マイク21により取得し、取得した音声を管理装置10で音声認識する構成であってもよい。
(12)上記実施形態における一つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、一つの構成要素が有する一つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、一つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される一つの機能を、一つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
(13)上述した部屋予約システム1の他、当該管理装置10、操作装置20及び利用者PC30を構成要素とするシステム、当該部屋予約システム1としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実体的記録媒体、部屋予約方法など、種々の形態で本開示を実現することもできる。
[5.実施形態から把握される技術思想]
以上詳述した種々の実施形態から、少なくとも以下の技術思想が把握される。例えば以下のように部屋予約プログラムを実行するシステムである部屋予約システムの技術思想が把握される。
(A1)予約された利用開始時刻から予約された利用終了時刻までの時間である利用時間内に利用することができる少なくとも一つの対象部屋ごとの、前記利用時間を少なくとも含む予約情報を記憶する記憶部と、
前記対象部屋ごとの室内の音声である室内音声を取得し、取得された前記室内音声の内容を認識する音声認識部と、
前記音声認識部により認識された前記室内音声の内容に応じて、前記記憶部に記憶された前記予約情報に含まれる前記対象部屋の前記利用時間を変更する変更部と、
を備える部屋予約システム。
(A2)前記(A1)に記載の部屋予約システムであって、
前記変更部は、
前記音声認識部により、前記室内音声を認識した前記対象部屋である利用部屋において、前記利用時間の延長を表す音声を認識した場合、前記記憶部に記憶された前記利用部屋の前記予約情報を、前記室内音声の内容に応じて書き換える処理である延長処理を行う延長部を備える、部屋予約システム。
(A3)前記(A2)に記載の部屋予約システムであって、
前記延長部は、
前記記憶部に記憶された前記予約情報に基づいて、前記利用時間の延長が可能であるか否か判定する延長判定部と、
前記延長判定部により、延長可能であると判定された場合に、前記延長処理を行う延長実行部と、を備える、部屋予約システム。
(A4)前記(A3)に記載の部屋予約システムであって、
前記記憶部は、複数の対象部屋の予約情報を記憶し、
前記延長判定部により、前記予約情報に含まれる前記利用部屋に予約された他の利用時間と延長される利用時間とが重なると判定した場合、
前記延長実行部は、前記複数の対象部屋のうち、前記利用部屋以外の前記対象部屋において前記利用時間を設定する前記予約情報の書き換えを行う、部屋予約システム。
(A5)前記(A3)又は前記(A4)に記載の部屋予約システムであって、
前記延長判定部により延長できるか否かを表した判定結果及び前記延長実行部により実行された結果を表す実行結果の少なくとも一方を報知する延長報知部(S560,S570,S660,S670,S700,S710)を備える、部屋予約システム。
(A6)前記(A1)から前記(A5)までのいずれか1項に記載の部屋予約システムであって、
前記変更部は、
前記音声認識部により、前記利用時間の短縮を表す音声を認識した場合、前記記憶部に記憶された前記予約情報が表す前記利用時間を短縮する書き換えを行う短縮部と、
前記音声認識部により、前記利用時間の削除を表す音声を認識した場合、前記記憶部に記憶された前記予約情報が表す前記利用時間を削除する書き換えを行う削除部とのうち少なくとも一方を備える、部屋予約システム。
(A7)前記(A1)から前記(A6)までのいずれか1項に記載の部屋予約システムであって、
現在時刻を取得し、現在時刻と利用時間との関係に応じた報知を行う報知部(22,S120,S320,S410,S520,S620)を更に備える、部屋予約システム。
(A8)前記(A7)に記載の部屋予約システムであって、
前記報知部は、前記対象部屋の利用終了時刻からあらかじめ決められた時間だけ前に設定された時刻である終了予告時刻を現在時刻が経過したとき、前記対象部屋の利用者に対して、前記利用終了時刻が迫っていることを表す終了予告及び前記利用終了時刻を延長するか否かを前記利用者に選択するよう促す延長案内の少なくとも一方を行う終了予告部(22,S410)を備える、部屋予約システム。
(A9)前記(A7)又は前記(A8)に記載の部屋予約システムであって、
前記報知部は、前記対象部屋の利用終了時刻からあらかじめ決められた時間だけ後に設定された時刻である退出勧告時刻を現在時刻が経過したとき、前記対象部屋の利用者に対して前記対象部屋の退出を促す報知を行う退出勧告部を備える、部屋予約システム。
(A10)前記(A1)から前記(A9)までのいずれか1項に記載の部屋予約システムであって、
前記記憶部が記憶する予約情報には、前記対象部屋における利用時間ごとの利用者を表した情報である利用者情報が更に含まれ、
前記対象部屋の利用開始時刻からあらかじめ決められた時間だけ前に設定された時刻である開始予告時刻を現在時刻が経過したとき、前記対象部屋の前記利用者情報に対応した通知先に、前記利用開始時刻が迫っている旨を表す開始予告の通知を行う開始予告部(S120)を更に備える、部屋予約システム。
(A11)前記(A1)から前記(A9)までのいずれか1項に記載の部屋予約システムであって、
前記記憶部が記憶する予約情報には、前記対象部屋における前記利用時間ごとの利用者を表した情報である利用者情報が更に含まれ、
前記対象部屋の音声の音量を測定する音量測定部(S210)を備え、
前記対象部屋の利用開始時刻からあらかじめ決められた時間だけ後に設定された時刻である利用確認時刻を現在時刻が経過し、かつ、前記音量測定部により測定される音声の音量があらかじめ決められた音量の閾値である音量閾値以下であるとき、前記対象部屋の前記利用者情報に対応した通知先に、前記利用開始時刻を経過している旨を表す利用確認の通知を行う利用確認部(S220,S230,S310,S320)を更に備える、部屋予約システム。
(A12)前記(A1)から前記(A11)までのいずれか1項に記載の部屋予約システムであって、
前記音声認識部は前記対象部屋に設置される装置に搭載され、
前記記憶部及び前記変更部はネットワーク上に構築される、部屋予約システム。
(A13)前記(A1)から前記(A12)までのいずれか1項に記載の部屋予約システムであって、
前記音声認識部は、前記対象部屋それぞれにおいて、前記予約情報が表す前記利用時間ごとに認識した音声を文字に変換する文字変換部と、
前記文字変換部により変換された文字を出力することにより前記利用時間ごとの議事録を作成する議事録作成部と、を更に備える部屋予約システム。
1…部屋予約システム、2、2a〜2c…対象部屋、10…管理装置、11…管理通信モジュール、12…管理CPU、13…管理メモリ、20、20a〜20c…操作装置、21…操作マイク、22…操作スピーカ、23…操作通信モジュール、24…操作CPU、25…操作メモリ、30、30a〜30c…利用者PC。

Claims (13)

  1. 予約された利用開始時刻から予約された利用終了時刻までの時間である利用時間内に利用することができる少なくとも一つの部屋を対象部屋(2a〜2c)として、前記対象部屋ごとの室内の音声である室内音声を取得し、取得された前記室内音声の内容を認識する音声認識部(S420,S530,S630)と、
    前記対象部屋ごとの前記利用時間を少なくとも含む情報を予約情報として、前記音声認識部により認識された前記室内音声の内容に応じて、前記予約情報に含まれる前記対象部屋の前記利用時間を変更する変更部(S440,S540,S570,S670,S710)と、としてコンピュータを機能させるための部屋予約プログラム。
  2. 請求項1に記載の部屋予約プログラムであって、
    前記変更部は、
    前記音声認識部により、前記室内音声を認識した前記対象部屋である利用部屋において、前記利用時間の延長を表す音声を認識した場合、前記利用部屋の前記予約情報を、前記室内音声の内容に応じて書き換える処理である延長処理を行う延長部(S440,S540,S570,S670,S710)としてコンピュータを機能させるためのプログラムを含む、部屋予約プログラム。
  3. 請求項2に記載の部屋予約プログラムであって、
    前記延長部は、
    前記予約情報に基づいて、前記利用時間の延長が可能であるか否か判定する延長判定部(S550,S650,S690)と、
    前記延長判定部により、延長可能であると判定された場合に、前記延長処理を行う延長実行部(S570,S670,S710)と、としてコンピュータを機能させるためのプログラムを含む、部屋予約プログラム。
  4. 請求項3に記載の部屋予約プログラムであって、
    前記予約情報は、複数の対象部屋の予約情報を含み、
    前記延長判定部により、前記予約情報に含まれる前記利用部屋に予約された他の利用時間と延長される利用時間とが重なると判定した場合、
    前記延長実行部は、前記複数の対象部屋のうち、前記利用部屋以外の前記対象部屋において前記利用時間を設定する前記予約情報の書き換えを行うようにコンピュータを機能させる、部屋予約プログラム。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の部屋予約プログラムであって、
    前記延長判定部により延長できるか否かを表した判定結果及び前記延長実行部により実行された結果を表す実行結果の少なくとも一方を報知する延長報知部(S560,S570,S660,S670,S700,S710)としてコンピュータを機能させるためのプログラムを含む、部屋予約プログラム。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の部屋予約プログラムであって、
    前記変更部は、
    前記音声認識部により、前記利用時間の短縮を表す音声を認識した場合、前記予約情報が表す前記利用時間を短縮する書き換えを行う短縮部としてコンピュータを機能させるためのプログラムと、
    前記音声認識部により、前記利用時間の削除を表す音声を認識した場合、前記予約情報が表す前記利用時間を削除する書き換えを行う削除部とコンピュータを機能させるためのプログラムとの少なくとも一方を含む、部屋予約プログラム。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の部屋予約プログラムであって、
    現在時刻を取得し、現在時刻と利用時間との関係に応じた報知を行う報知部(S120,S320,S410,S520,S620)としてコンピュータを機能させるためのプログラムを更に含む、部屋予約プログラム。
  8. 請求項7に記載の部屋予約プログラムであって、
    前記報知部は、前記対象部屋の利用終了時刻からあらかじめ決められた時間だけ前に設定された時刻である終了予告時刻を現在時刻が経過したとき、前記対象部屋の利用者に対して、前記利用終了時刻が迫っていることを表す終了予告及び前記利用終了時刻を延長するか否かを前記利用者に選択するよう促す延長案内の少なくとも一方を行う終了予告部(S410)としてコンピュータを機能させるプログラムを含む、部屋予約プログラム。
  9. 請求項7又は請求項8に記載の部屋予約プログラムであって、
    前記報知部は、前記対象部屋の利用終了時刻からあらかじめ決められた時間だけ後に設定された時刻である退出勧告時刻を現在時刻が経過したとき、前記対象部屋の利用者に対して前記対象部屋の退出を促す報知を行う退出勧告部としてコンピュータを機能させるプログラムを含む、部屋予約プログラム。
  10. 請求項7から請求項9までのいずれか1項に記載の部屋予約プログラムであって、
    前記予約情報には、前記対象部屋における利用時間ごとの利用者を表した情報である利用者情報が更に含まれ、
    前記対象部屋の利用開始時刻からあらかじめ決められた時間だけ前に設定された時刻である開始予告時刻を現在時刻が経過したとき、前記対象部屋の前記利用者情報に対応した通知先に、前記利用開始時刻が迫っている旨を表す開始予告の通知を行う開始予告部(S120)としてコンピュータを機能させるためのプログラムを更に含む、部屋予約プログラム。
  11. 請求項7から請求項9までのいずれか1項に記載の部屋予約プログラムであって、
    前記予約情報には、前記対象部屋における前記利用時間ごとの利用者を表した情報である利用者情報が更に含まれ、
    前記対象部屋の音声の音量を測定する音量測定部(S210)と、
    前記対象部屋の利用開始時刻からあらかじめ決められた時間だけ後に設定された時刻である利用確認時刻を現在時刻が経過し、かつ、前記音量測定部により測定される音声の音量があらかじめ決められた音量の閾値である音量閾値以下であるとき、前記対象部屋の前記利用者情報に対応した通知先に、前記利用開始時刻を経過している旨を表す利用確認の通知を行う利用確認部(S220,S230,S310,S320)と、としてコンピュータを機能させるためのプログラムを更に含む、部屋予約プログラム。
  12. 請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の部屋予約プログラムであって、
    前記音声認識部は、前記対象部屋それぞれにおいて、前記予約情報が表す前記利用時間ごとに認識した音声を文字に変換する文字変換部と、
    前記文字変換部により変換された文字を出力することにより前記利用時間ごとの議事録を作成する議事録作成部と、としてコンピュータを機能させるためのプログラムを更に含む、部屋予約プログラム。
  13. 予約された利用開始時刻から予約された利用終了時刻までの時間である利用時間内に利用することができる少なくとも一つの対象部屋(2a〜2c)ごとの、前記利用時間を少なくとも含む予約情報を記憶する記憶部(13)と、
    前記対象部屋ごとの室内の音声である室内音声を取得し、取得された前記室内音声の内容を認識する音声認識部(S420,S530,S630)と、
    前記音声認識部により認識された前記室内音声の内容に応じて、前記記憶部に記憶された前記予約情報に含まれる前記対象部屋の前記利用時間を変更する変更部(S440,S540,S570,S670,S710)と、
    を備え、
    前記音声認識部に音声を出力する操作マイク(21)と、
    管理ネットワーク上に前記記憶部を有する管理装置(10)と、
    前記管理ネットワーク上にアクセスし、前記記憶部に記憶された内容を変更する操作装置(20)と、を有する、部屋予約システム(1)。
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