JP2013196641A - 会議室予約管理装置 - Google Patents

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明子 森山
Eriko Nishi
依理子 西
Yoshimi Miyawaki
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Abstract

【課題】予約したときの利用終了時刻を超えて会議室を利用している場合に、この会議室の予約者に対して退室を促すことのできる装置を提供する。
【解決手段】会議室予約管理装置1は、利用終了フラグが落ちている予約情報を対象として、利用終了時刻が現時刻以前の予約情報を予約DB13から検索し、検索した予約情報の連絡先に対して、会議室からの退室を促す会議室退室通知を送信する処理を、規定の単位時間が経過する毎に実行する通知処理手段10と、会議室退室通知を送信した携帯端末2から、会議室の利用を終了することを示す終了要求を受信すると、この携帯端末2との回線を切断した後、通知処理手段10が検索した予約情報の利用終了フラグが立つように予約DB13を更新する終了処理手段11を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、会議室の予約を管理するための技術に関する。
会議室予約の利便性を図るために、ネットワークを利用して会議室を予約する様々なシステムが開発されている。
例えば、特許文献1、2では、予約する会議室の番号、予約日時、出席者人数などの利用条件を会議室の予約者から取得し、この利用条件に適合する会議室を自動的に選択して予約するシステムが開示されている。
また、特許文献3では、会議室を予約する際、先約が有る場合に先約の会議関係者に対して先約の会議日程の変更を要請し、要請が認められた場合に先約の会議日程等を変更するシステムが開示されている。
特開2010-186384号公報 特開2011-227847号公報 特開特開平11−353390号公報
このように、従来の発明では、会議室の予約をスムーズに行えるように考慮されてきたが、予約した時の利用終了時刻を超えて会議室を利用している場合に、この会議室の予約者に対して退室を促すための仕組みは考えられていなかった。
そこで、本発明は、予約したときの利用終了時刻を超えて会議室を利用している場合に、この会議室の予約者に対して退室を促すことのできる装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決する第1の発明は、利用年月日、利用開始時刻、利用終了時刻、会議室番号、予約者の連絡先および利用終了フラグが含まれる会議室の予約情報を記憶している予約DBと、会議室の予約者が所持する携帯端末と通信する通信装置が接続された会議室予約管理装置である。
第1の発明の会議室予約管理装置は、予約したときの利用終了時刻を超えて会議室を利用している場合に、この会議室の予約者に対して退室を促すことのできるように、前記予約DBに記憶されている前記予約情報の中から、利用終了フラグが落ちている前記予約情報を対象として、利用終了時刻が現時刻以前の前記予約情報を検索し、検索した前記予約情報に含まれる予約者の連絡先に対して、会議室からの退室を促す会議室退室通知を送信する処理を、規定の単位時間が経過する毎に実行する通知処理手段を備える。
また、第1の発明の会議室予約管理装置は、会議室の利用が終了した予約者に対して前記会議室退室通知が送信されることがないように、前記会議室退室通知を送信した前記携帯端末から、会議室の利用を終了することを示す終了要求を受信すると、この前記携帯端末との回線を切断した後、前記通知処理手段が検索した前記予約情報の利用終了フラグが立つように前記予約DBを更新する終了処理手段を備える。
更に、第2の発明は、第1の発明に記載した会議室予約管理装置において、予約した会議室にいる予約者に対して前記会議室退室通知を送信できるように、前記通知処理手段は、利用終了時刻が現時刻以前の前記予約情報を検索すると、利用者の現所在を管理している装置を利用して、この前記予約情報を登録した予約者が、この前記予約情報の会議室番号で特定される会議室にいるか確認し、この会議室にいる場合にのみ、この前記予約情報に含まれる予約者の連絡先に対して前記会議室退室通知を送信することを特徴とする。
更に、第3の発明は、第2の発明に記載した会議室予約管理装置において、予約した会議室に予約者がいない場合、この会議室にいる参加者に対して前記会議室退室通知を送信できるように、会議に出席する参加者の連絡先を前記予約情報に含ませ、前記通知処理手段は、検索した前記予約情報の予約者が、この前記予約情報の会議室番号で特定される会議室にいない場合、利用者の現所在を管理している装置を利用して、この前記予約情報に含まれる参加者が、この前記予約情報の会議室番号で特定される会議室にいるか確認し、この会議室にいる場合にのみ、この会議室にいる一人の参加者の連絡先に対して前記会議室退室通知を送信することを特徴とする。
更に、第4の発明は、第3の発明に記載した会議室予約管理装置において、予約した会議室に予約者と参加者がいない場合、終了処理を自動的に行えるように、前記通知処理手段は、検索した前記予約情報に含まれる参加者が、この前記予約情報の会議室番号で特定される会議室にいない場合、終了要求を前記終了処理手段に通知し、前記終了処理手段は、前記会議室退室通知を前記通知処理手段から受信すると、前記通知処理手段が検索した前記予約情報の利用終了フラグが立つように前記予約DBを更新することを特徴とする。
更に、第5の発明は、第1の発明から第4の発明のいずれか一つに記載した会議室予約管理装置において、会議室の利用を延長できるように、前記会議室退室通知を送信した携帯端末から、会議室の利用を延長することを示す延長要求を受信すると、この前記携帯端末から延長希望時刻を取得し、前記通知処理手段が検索した前記予約情報の利用終了時刻が延長希望時刻になるように前記予約DBを更新する延長処理手段を備える。
更に、第6の発明は、第5の発明に記載した会議室予約管理装置において、重複することなく会議室の利用を延長できるように、前記延長処理手段は、前記通知処理手段が検索した前記予約情報と会議室番号および利用年月日が同じで、かつ、利用開始時刻がこの前記予約情報の利用終了時刻に最も近い前記予約情報を次予約情報として検索し、延長希望時刻が前記次予約情報の利用開始時刻以前であれば、前記通知処理手段が検索した前記予約情報の利用終了時刻が延長希望時刻になるように予約DBを更新する。
このように、現時刻が予約情報の利用終了時刻になると、この予約情報の連絡先に対して、会議室からの退室を促す会議室退室通知が自動的に送信されるため、予約したときの利用終了時刻を超えて会議室を利用している場合に、この会議室の予約者に対して退室を促すことができるようになる。
会議室予約管理装置を配置したシステムの構成を説明する図。 予約DBの構造を説明する図。 会議室予約管理装置が備える機能を説明する図。 通知処理手段が実施する通知処理を説明するフロー図。 終了処理手段が実行する終了処理を説明するフロー図。 延長処理手段が実行する延長処理を説明するフロー図。 携帯端末に送信される音声を説明する第1図。 携帯端末に送信される音声を説明する第2図。
ここから、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、これから説明する実施形態は本発明の1つの実施形態にしか過ぎず、本発明は、これから説明する実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能である。
図1は、本実施形態にかかる会議室予約管理装置1を配置したシステムの構成を説明する図で、図1に図示したシステムでは、本実施形態にかかる会議室予約管理装置1と、会議室の予約者が所持する携帯端末2に加え、利用者の現所在を管理している装置として、社員IDを利用して各会議室のドアの施錠を管理するゲートシステム15と、携帯端末2の回線網3を図示している。
図1の会議室予約管理装置1は、会議室を予約した時の利用終了時刻になると、この会議室を予約した予約者が所持する携帯端末2に対して、会議室からの退室を促す会議室退室通知を送信できるように発案された装置で、図1では、会議室からの退室を促す会議室退室通知の送信先となる携帯端末2を携帯電話として図示しているが、予約者が所持する携帯端末2は、スマートフォンやノート型のパーソナルコンピュータなど、予約者が携帯可能な端末装置を利用できる。
図1のゲートシステム15は、社員IDが記憶された非接触ICカード(図示していない)を利用して、少なくとも会議室のドアの施錠を管理するシステムである。社員が会議室に入室する際、会議室のドアの入室側に設置されているリーダライタ15aが非接触ICカードから社員IDを読み取ると、この社員IDが登録されているか確認し、登録されている場合は、この社員IDに関連付けて、リーダライタ15aが設置されている会議室の会議室番号を記憶する。また、社員が会議室から退室する際、会議室のドアの退室側に設置されているリーダライタ15aが非接触ICカードから社員IDを読み取ると、この社員IDに関連付けられている会議室番号を消去する。
図1に図示したように、会議室を予約した時の利用終了時刻になると、この会議室を予約した予約者が所持する携帯端末2に対して、会議室からの退室を促す会議室退室通知を送信する会議室予約管理装置1には、会議室の予約情報を記憶している予約DB13(DB: DataBase)と、携帯端末2と通信できるように通信装置14が接続されている。
会議室予約管理装置1に接続している通信装置14の具体的な形態は、携帯端末2との通信形態に依存する。例えば、携帯端末2との通信形態がネットワーク通信ならば、通信装置14はネットワークアダプタになり、本実施形態では、携帯端末2との通信形態を音声通信とするため、通信装置14はモデムになる。
図2は、会議室予約管理装置1に接続している予約DB13の構造を説明する図である。予約DB13には、会議室を予約するシステムによって、会議室が予約される毎に会議室の予約情報が記憶され、この予約情報には、会議室の利用年月日、利用開始時刻、利用終了時刻、会議室番号、予約者の氏名および社員ID、予約者の連絡先(ここでは、携帯端末2の電話番号)、参加者の氏名および社員ID、参加者の連絡先に加えて、会議室の利用が終了したことを示す利用終了フラグが含まれる。
図3は、会議室予約管理装置1が備える機能を説明する図である。図3に図示したように、会議室予約管理装置1は、コンピュータプログラムを用いて実現される機能として、会議室を予約した時の利用終了時刻になると、この会議室を予約した予約者が所持する携帯端末2に対して、会議室からの退室を促す会議室退室通知を送信する通知処理手段10と、会議室の利用を終了する際に作動する終了処理手段11と、会議室の利用を延長する際に作動する延長処理手段12を備える。
まず、会議室予約管理装置1の通知処理手段10について説明する。図4は、会議室予約管理装置1の通知処理手段10が実施する通知処理を説明するフロー図である。
図4で図示した通知処理は、定められた単位時間(例えば、1分)が経過する毎に、会議室予約管理装置1の通知処理手段10が実行する処理で、この通知処理において、会議室予約管理装置1の通知処理手段10は、予約DB13に記憶されている予約情報の中から、利用終了フラグが落ちている予約情報(図2では、利用終了フラグがFalseの予約情報)を対象とし、利用終了時刻が現時刻以前の予約情報を検索する(S1)。
会議室予約管理装置1の通知処理手段10は、利用終了時刻が現時刻以前の予約情報を検索すると、会議室予約管理装置1の通知処理手段10は、検索した予約情報を登録した予約者が、検索した予約情報で特定される会議室にいるか確認し(S2)、この会議室に予約者がいる場合(S2:はい)、会議室予約管理装置1の通知処理手段10は、検索した予約情報に含まれる予約者の連絡先に対して、会議室からの退室を促す会議室退室通知を送信して(S3)、通知処理は終了する。
本実施形態において、会議室予約管理装置1の通知処理手段10は、ゲートシステム15を利用して、検索した予約情報を登録した予約者が、予約者が登録した予約情報で特定される会議室にいるか確認する。会議室予約管理装置1の通知処理手段10は、検索した予約情報の社員IDにこの時点で関連付けられている所在場所をゲートシステム15に問い合わせ、ゲートシステム15から得られた所在場所が、検索した予約情報の会議室番号であれば、会議室予約管理装置1に予約情報を登録した予約者が予約した会議室にいると判定する。
なお、携帯端末2が位置情報計測機能を備えている場合、会議室予約管理装置1の通知処理手段10は、検索した予約情報の連絡先に対応する携帯端末2から位置情報を取得し、この携帯端末2から取得した位置情報が予約した会議室内であるか確認することで、検索した予約情報を登録した予約者が、検索した予約情報で特定される会議室にいるか確認できる。
予約情報を登録した予約者が予約した会議室にいない場合(S2:いいえ)、会議室予約管理装置1の通知処理手段10は、予約者と同様に、ゲートシステム15を利用して、検索した予約情報の参加者がこの予約情報の会議室にいるか確認し(S4)、検索した予約情報の参加者がこの予約情報の会議室にいる場合(S4:はい)、任意に選択した一人の参加者の連絡先に対して、会議室からの退室を促す会議室退室通知を送信して(S5)、通知処理は終了する。
検索した予約情報の参加者がこの予約情報の会議室にいない場合(S4:いいえ)、会議室予約管理装置1の通知処理手段10は、会議室の利用が終了していると判断し、終了要求を終了処理手段11へ通知して(S6)、通知処理は終了する。このように、会議室予約管理装置1は予約情報を利用して退室通知を行うことができる。また、会議室予約管理装置1はゲートシステム15を利用することにより、会議室を利用している参加者に退室通知を行うことができるので、予約者が予約したのみで、会議に参加していなくとも、確実に退室通知を行うことができる。
本実施形態において、会議室からの退室を促す会議室退室通知には、会議室の利用終了時刻が過ぎたことを示すメッセージに加え、終了要求または延長要求のいずれかを行うためのメッセージが含まれる。
本実施形態では、会議室からの退室を促す会議室退室通知を音声しており、この音声には、終了要求を行うときに選択するボタンを示す音声と、延長要求を行うときに選択するボタンを示す音声が含まれることになる。
なお、会議室退室通知を電子メールとする場合は、この電子メールには、終了要求を行うときに選択するハイパーリンクと、延長要求を行うときに選択するハイパーリンクが含まれることになる。
次に、会議室予約管理装置1の終了処理手段11について説明する。図5は、会議室予約管理装置1の終了処理手段11が実行する終了処理を説明するフロー図である。
会議室退室通知を送信した携帯端末2又は会議室予約管理装置1の通知処理手段10から終了要求を受けると、会議室予約管理装置1の終了処理手段11が作動し、会議室予約管理装置1の終了処理手段11は、携帯端末2から終了要求を受けたか確認し(S10)、携帯端末2から終了要求を受けた場合(S10:はい)、会議室退室通知を送信した携帯端末2との接続を切断した後(S11)、通知処理手段10が検索した予約情報の利用終了フラグが立つように(図2では、利用終了フラグをTrueにするように)予約DB13を更新して(S12)、この終了処理は終了する。
また、携帯端末2ではなく、会議室予約管理装置1の通知処理手段10から終了要求を受けた場合(S10:いいえ)、携帯端末2とは接続していないため、通知処理手段10が検索した予約情報の利用終了フラグが立つように予約DB13を更新して(S12)、この終了処理は終了する。
次に、会議室予約管理装置1の延長処理手段12について説明する。図6は、会議室予約管理装置1の延長処理手段12が実行する延長処理を説明するフロー図である。
会議室退室通知を携帯端末2へ送信した後、この携帯端末2から延長要求を受けると、会議室予約管理装置1の延長処理手段12が作動し、会議室予約管理装置1の延長処理手段12は、会議室退室通知を送信した携帯端末2との接続を切断することなく、通知処理手段10が検索した予約情報と会議室番号および利用年月日が同じで、かつ、利用開始時刻がこの予約情報の利用終了時刻に最も近い予約情報を次予約情報として予約DB13から検索する(S20)。
例えば、図3を例に取れば、通知処理手段10が検索した予約情報が上から2番目の予約情報であれば、会議室番号(641A)と利用年月日(2012年02月23日)が同じ予約情報は3番目および4番目の予約情報になる。そして、利用開始時刻が、通知処理手段10が検索した予約情報の利用終了時刻(15時00分)に最も近い予約情報である次予約情報は、利用開始時刻が16時00分である3番目の予約情報になる。
会議室予約管理装置1の延長処理手段12は次予約情報を検索すると、会議室を延長できる時刻が次予約情報の利用開始時刻であることを示し、会議室の利用を延長する延長希望時刻を携帯端末2から取得するメッセージを、会議室退室通知を送信した携帯端末2へ送信して、この携帯端末2から延長希望時刻を取得する(S21)。
会議室予約管理装置1の延長処理手段12は、会議室退室通知を送信した携帯端末2から延長希望時刻を取得すると、この延長希望時刻が次予約情報の利用開始時刻以前であるか確認し(S22)、この延長希望時刻が次予約情報の利用開始時刻以前でなければ(S22:いいえ)、図6のS21に戻って、再度、延長希望時刻を取得する。
延長希望時刻が次予約情報の利用開始時刻以前であれば(S22:はい)、会議室予約管理装置1の延長処理手段12は、延長希望時刻を訂正する必要がないか確認するメッセージを、会議室退室通知を送信した携帯端末2へ送信し、延長希望時刻を訂正する必要があるか予約者に確認する(S23)。
延長希望時刻を訂正する必要があれば(S23:はい)、図6のS21に戻り、延長希望時刻を訂正する必要がなければ(S23:いいえ)、会議室退室通知を送信した携帯端末2との接続を切断した後(S24)、通知処理手段10が検索した予約情報の利用終了時刻が延長希望時刻になるように予約DB13更新して(S25)、延長処理を終了する。
最後に、予約者が所持する携帯端末2に送信される音声について説明する。図7は、携帯端末2に送信される音声を説明する第1図である。
図4のS2において、会議室予約管理装置1の通知処理手段10が携帯端末2に送信する会議室退室通知は音声4aで、音声4aが携帯端末2に流れた後に、携帯端末2のボタン「1」が押されると、会議室予約管理装置1の通知処理手段10は音声4dを携帯端末2に送信し、この音声4dが携帯端末2に流れた後、図5を用いて説明した終了処理が開始される。
また、音声4aが携帯端末2に流れた後に、携帯端末2のボタン「3」が押されると、図6を用いて説明した延長処理が開始される。
図6のS21において、携帯端末2に送信する音声は音声4bで、音声4bが携帯端末2に流れた後に、予約者が、携帯端末2のボタンを操作して4桁の延長希望時刻(ここでは、15時30分を示す「1530」)を入力すると、図6のS22の処理が実行される。
ここでは、延長希望時刻(15時30分)が次予約情報の利用開始時刻(16時00分)以前であるため、会議室予約管理装置1の延長処理手段12は、図6のS23に進み、延長希望時刻の訂正を確認する音声4cを携帯端末2に送信する。
音声4cが携帯端末2に流れた後、携帯端末2のボタン「3」が押されると、会議室予約管理装置1の延長処理手段12は、処理を図6のS21に戻し、携帯端末2に音声4bを再度送信する。また、携帯端末2のボタン「1」が押されると、会議室予約管理装置1の延長処理手段12は、音声4dを携帯端末2に送信し、図6のS24以降の処理を行う。
図8は、携帯端末2に送信される音声を説明する第2図である。図4のS2において、会議室予約管理装置1の通知処理手段10が携帯端末2に送信する会議室退室通知は音声5aで、音声5aが携帯端末2に流れた後に、携帯端末2のボタン「1」が押されると、会議室予約管理装置1の通知処理手段10は音声5eを携帯端末2に送信し、この音声5eが携帯端末2に流れた後、図5を用いて説明した終了処理が開始される。
また、音声5aが携帯端末2に流れた後に、携帯端末2のボタン「3」が押されると、図6を用いて説明した延長処理が開始される。
図6のS21において、携帯端末2に流れる音声は音声5bで、音声5bが携帯端末2に流れた後に、予約者が、携帯端末2のボタンを操作して4桁の延長希望時刻(ここでは、16時30分を示す「1630」)を入力すると、図6のS22の処理が実行される。
ここでは、延長希望時刻(16時30分)が次予約情報の利用開始時刻(16時00分)以前でないため、会議室予約管理装置1の延長処理手段12は、図6のS21に戻り、ここでは、延長希望時刻を再度入力させる音声5cを携帯端末2に送信する。
音声5cが携帯端末2に流れた後に、予約者が、携帯端末2のボタンを操作して4桁の延長希望時刻(ここでは、16時00分を示す「1600」)を入力すると、ここでは、延長希望時刻(16時00分)が次予約情報の利用開始時刻(16時00分)以前であるため、図6のS23に進み、延長希望時刻の訂正を確認する音声5dを携帯端末2に送信する。
音声5dが携帯端末2に流れた後、携帯端末2のボタン「3」が押されると、会議室予約管理装置1の延長処理手段12は、処理を図6のS21に戻し、携帯端末2に音声5bを再度送信する。また、携帯端末2のボタン「1」が押されると、会議室予約管理装置1の延長処理手段12は、音声5eを携帯端末2に送信し、図6のS24以降の処理を行う。
このように、会議室予約管理装置1が通知処理手段10を備えることで、現時刻が予約情報の利用終了時刻になると、この予約情報の連絡先に対して、会議室からの退室を促す会議室退室通知が自動的に送信されるため、予約したときの利用終了時刻を超えて会議室を利用している場合、この会議室の予約者に対して退室を促すことができるようになる。
また、会議室予約管理装置1の通知処理手段10が、利用終了フラグが落ちている予約情報を対象とし、利用終了時刻が現時刻以前の予約情報を検索することで、予約者が終了要求を行って、会議室予約管理装置1の終了処理手段11が予約情報の利用終了フラグを立てれば、予約者に対して会議室退室通知が再送されないが、予約者が終了要求を行わず、会議室予約管理装置1の終了処理手段11が予約情報の利用終了フラグを立てなければ、利用終了時刻を超えて会議室を利用している予約者が所持する携帯端末2に対し、会議室退室通知が再送され続けるようになる。
更に、会議室予約管理装置1が延長処理手段12を備えることで、予約者は会議室の利用延長を行えるようになる。
1 会議室予約管理装置
10 通知処理手段
11 終了処理手段
12 延長処理手段
13 予約DB
14 通信装置
2 携帯端末

Claims (6)

  1. 利用年月日、利用開始時刻、利用終了時刻、会議室番号、予約者の連絡先および利用終了フラグが含まれる会議室の予約情報を記憶している予約DBと、会議室の予約者が所持する携帯端末と通信する通信装置が接続された装置であって、
    前記予約DBに記憶されている前記予約情報の中から、利用終了フラグが落ちている前記予約情報を対象として、利用終了時刻が現時刻以前の前記予約情報を検索し、検索した前記予約情報に含まれる予約者の連絡先に対して、会議室からの退室を促す会議室退室通知を送信する処理を、規定の単位時間が経過する毎に実行する通知処理手段と、
    前記会議室退室通知を送信した前記携帯端末から、会議室の利用を終了することを示す終了要求を受信すると、この前記携帯端末との回線を切断した後、前記通知処理手段が検索した前記予約情報の利用終了フラグが立つように前記予約DBを更新する終了処理手段と、
    を備えたことを特徴とする会議室予約管理装置。
  2. 前記通知処理手段は、利用終了時刻が現時刻以前の前記予約情報を検索すると、利用者の現所在を管理している装置を利用して、この前記予約情報を登録した予約者が、この前記予約情報の会議室番号で特定される会議室にいるか確認し、この会議室にいる場合にのみ、この前記予約情報に含まれる予約者の連絡先に対して前記会議室退室通知を送信することを特徴とする、請求項1に記載した会議室予約管理装置。
  3. 会議に出席する参加者の連絡先を前記予約情報に含ませ、前記通知処理手段は、検索した前記予約情報の予約者が、この前記予約情報の会議室番号で特定される会議室にいない場合、利用者の現所在を管理している装置を利用して、この前記予約情報に含まれる参加者が、この前記予約情報の会議室番号で特定される会議室にいるか確認し、この会議室にいる場合にのみ、この会議室にいる一人の参加者の連絡先に対して前記会議室退室通知を送信することを特徴とする、請求項2に記載した会議室予約管理装置。
  4. 前記通知処理手段は、検索した前記予約情報に含まれる参加者が、この前記予約情報の会議室番号で特定される会議室にいない場合、終了要求を前記終了処理手段に通知し、前記終了処理手段は、前記会議室退室通知を前記通知処理手段から受信すると、前記通知処理手段が検索した前記予約情報の利用終了フラグが立つように前記予約DBを更新することを特徴とする、請求項3に記載した会議室予約管理装置。
  5. 前記会議室退室通知を送信した携帯端末から、会議室の利用を延長することを示す延長要求を受信すると、この前記携帯端末から延長希望時刻を取得し、前記通知処理手段が検索した前記予約情報の利用終了時刻が延長希望時刻になるように前記予約DBを更新する延長処理手段を、
    備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載した会議室予約管理装置。
  6. 前記延長処理手段は、前記通知処理手段が検索した前記予約情報と会議室番号および利用年月日が同じで、かつ、利用開始時刻がこの前記予約情報の利用終了時刻に最も近い前記予約情報を次予約情報として検索し、延長希望時刻が前記次予約情報の利用開始時刻以前であれば、前記通知処理手段が検索した前記予約情報の利用終了時刻が延長希望時刻になるように予約DBを更新する、
    ことを特徴とする請求項5に記載した会議室予約管理装置。
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