JP2021124744A - リソース検索システム、リソース検索方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】リソースの予約に要する時間を短縮できるリソース検索システム、リソース検索方法を提供する。【解決手段】リソース検索システムにおいて、音声処理サーバ80は、ユーザを特定するユーザ特定部85と、ユーザ特定部85が特定したユーザの識別情報に対応付けられたユーザ情報を取得するユーザ情報取得部88と、音声認識により得られた情報とユーザ情報取得部88が取得したユーザ情報に応じてリソースを検索する検索部86と、検索部86による検索結果を出力する出力部73と、を有する。【選択図】図8

Description

本発明は、リソース検索システム、及び、リソース検索方法に関する。
音声認識の精度が向上している。ユーザが発話によりシステムや機器等に情報を入力するような利用方法も可能になっている。例えば、音声によりユーザが施設などのリソースの予約を行う技術が考案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、電話からの音声入力でリソースの予約をユーザが申し込むことができるシステムが開示されている。
しかしながら、従来の技術では、リソースの予約に時間がかかるという問題があった。例えば、リソースの検索に必要な条件の全てに対し、ユーザはシステム側からの質問に答える形で順番に音声で発話する必要があるため、どうしても時間がかかる傾向が生じる。また、予約したい時間帯に空いているリソースがなかった場合、最初から別の条件を発話で入力する必要があるため、この場合は更に時間がかかることになり、ユーザの発話量が増加するという問題もあった。
本発明は、上記課題に鑑み、リソースの予約に要する時間を短縮できるリソース検索システムを提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、ユーザを特定するユーザ特定部と、前記ユーザ特定部が特定したユーザの識別情報に対応付けられたユーザ情報を取得するユーザ情報取得部と、音声認識により得られた情報と前記ユーザ情報取得部が取得したユーザ情報に応じてリソースを検索する検索部と、前記検索部による検索結果を出力する出力部と、を有することを特徴とするリソース検索システムを提供する。
リソースの予約に要する時間を短縮できるリソース検索システムを提供することができる。
リソース検索システムの全体的な動作の概略を説明する図の一例である。 リソース検索システムの動作の概略を説明する図である。 リソース検索システムの構成図の一例である。 コンピュータシステムの一例のハードウェア構成図である。 会議室端末、端末装置又は音声用端末装置の一例のハードウェア構成図である。 音声処理サーバ、予約管理サーバ、チャットサーバ、及び、会議管理サーバの機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。 端末装置及び会議室端末の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。 音声用端末装置、端末装置及び音声処理サーバの機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。 ユーザがユーザ情報を登録する手順を示すシーケンス図の一例である。 音声処理サーバがユーザから会議室の予約を受け付ける手順を示すシーケンス図の一例である。 検索部が空いている会議室のリストを作成する手順を示すフローチャート図の一例である。 ユーザが発話する検索条件の一例を示す図である。 ユーザの発話と音声処理サーバの回答例を示す図である。 参加者が会議室端末を操作してチェックインからチェックアウトするまでの一例のシーケンス図である。 現在、会議室が空き室の場合に、会議室端末が表示する待ち受け画面Iの一例を示す図である。 現在、会議室が空き室だが、次の会議の開始時刻まで所定時間内の場合に、会議室端末が表示する待ち受け画面IIの一例を示す図である。 現在、会議室が使用中の場合に、会議室端末が表示する待ち受け画面IIIの一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態としてリソース検索システムとリソース検索システムが行うリソース検索方法について図面を参照しながら説明する。
<リソース検索システムの概略>
始めに図1を用いてリソース検索システムの概略を説明する。図1はリソース検索システム100の全体的な動作の概略を説明する図の一例である。
A1.予約者は自分の端末装置60を操作して予約管理サーバ20と通信し、会議室を予約する。予約管理サーバ20は汎用のクラウドサービス(Office365、G Suite(いずれも登録商標)等)であるが、予約者が所属する企業などの組織が有する会議室が登録されている。
A2.また、予約者は所定の端末を使って、音声で会議室を予約することができる。端末は、スマートフォンなどの端末装置60の他、AIスピーカと呼ばれる音声用端末装置9である。この場合、端末装置60、又は、音声用端末装置9は音声処理サーバ80と通信し、ユーザは音声用端末装置9に向かって会議室の予約に必要な発話を行う。音声用端末装置9が取得した音声データが音声処理サーバ80に送信される。音声処理サーバ80は音声認識を行うと共に、会議室の検索を行う(検索を別のサーバが行ってもよい)。音声処理サーバ80は音声用端末装置9から空いている会議室を出力するので、ユーザは音声で所望の会議室を予約する。
B.会議管理サーバ30は会議室の予約状況に基づいてリソース検索システム100の全体を制御するサーバである。会議管理サーバ30は適宜、予約管理サーバ20と通信して予約情報を取得するので、予約管理サーバ20と予約情報を同期している。
C.リソース検索システム100又は組織側の管理者は会議管理サーバ30に対し、ユーザの登録、及び、各種の設定を行うことができる。ユーザの登録とは、チャットサーバ10(slack、Line、Microsoft Teams(いずれも登録商標)等)を使った各種の通知が行われるユーザを登録することをいう。また、通知は会議管理サーバ30としてメッセージを送信するボットを介して行われるためチャットサーバが提供するボットも登録される。各種の設定は、会議室端末90の登録、リマインドのタイミングの設定などである。
D.会議管理サーバ30は予約情報における会議の開始時刻の決まった時間前になると、予約者に会議の開催をリマインドする。これにより、会議室の空予約を抑制する。また、会議管理サーバ30は必要に応じてユーザに招待コードを通知する。会議の予約者はリマインドを受信することで会議室にチェックインするための情報(会議識別情報)を端末装置60に保存する。
E.各会議室6には会議室端末90が配置されており、定期的にこの会議室で行う予約情報を会議室端末90がダウンロードしている。会議室端末90は当日や直近の会議の予定などを表示して参加者に予定を確認させることができる。会議の開始時刻の少し前になると会議室の予約者は会議室6に赴いてチェックインする。例えば、会議識別情報を会議室端末90に入力する、又は、端末装置60を会議識別情報にかざす(会議識別情報を読み取らせる、通信させるなど)。このような操作をチェックイン操作といい、チェックイン操作は会議室の利用開始操作である。
F.会議室端末90はチェックイン要求(利用開始通知)を会議管理サーバ30に送信するので、会議識別情報で認証できれば、チェックインできた旨の応答を会議管理サーバ30から受信する。会議室端末90は会議室を会議中(使用中)である旨を表示する。会議の開始時刻に対し決まった時刻までにチェックインが確認できない場合、会議管理サーバ30は会議室6の予約をキャンセルして、予約情報に含まれるステータスとしてその旨を会議室端末90に送信する。この場合、会議室端末90は空室である旨を表示するので、任意のユーザが会議室6を使用できる。
G.会議室端末90は、会議管理サーバ30からの要求により電子機器70を制御する。例えば、開始時刻に電源をONし、会議終了時刻に電源をOFFする。こうすることで、会議の参加者による電子機器70の操作時の利便性を向上できる。
H.電子機器70が例えばテレビ会議の機能を有する場合、別の拠点4の電子機器(テレビ会議端末70x等)と通信して、他拠点と会議を開催できる。なお、アプリが動作するPC70yも電子機器70と通信できる。予約情報には予め他拠点を示す宛先情報(宛先の通信ID)が含まれており、電子機器70は自動でテレビ会議端末70x及びPC70yと通信できる。
I.予約者が会議を終了する際、会議室端末90のボタンを押下してチェックアウトするので、会議室端末90は次の予約状況を表示する。これにより、任意のユーザが会議室の予約状況を把握できる。
<動作の概略>
図2は、本実施形態のリソース検索システム100の動作の概略を説明する図である。まず、ユーザは、端末装置60又は音声用端末装置9を使ってリソース検索システムにログインしている。したがって、リソース検索システムはユーザ名を特定している。
(1)ユーザは端末装置60又は音声用端末装置9に対して「空いている会議室を教えて」と発話する。空き会議室の検索要求に加え、フロア、日付、開始時刻、会議時間(終了時刻)といった検索条件を発話してもよい。
(2) 端末装置60又は音声用端末装置9はマイクによってユーザの発話による音声データを取得して、音声処理サーバ80に送信する。
(3) 音声処理サーバ80の音声処理部111は音声データに対し音声認識処理を実行し、音声データをテキストデータに変換する。音声処理部111は予め特定しているユーザ名とテキストデータを音声処理サーバ80のアプリ部112に送信する。
(4) 音声処理サーバ80のアプリ部112はテキストデータを解析して会議室の検索が要求されたことを検出して、ユーザ情報記憶部791からユーザ名に対応付けられているユーザ情報を取得する。
(5) 音声処理サーバ80のアプリ部112は、ユーザ情報に含まれる勤務フロアを指定して、予約管理サーバ20に空き会議室の検索を要求する。日付、開始時刻、会議時間(終了時刻)についてユーザが発話していない場合はデフォルトの値を使用してよい。
検索結果が0件であった場合、音声処理サーバ80は対象のフロアを拡張しながら勤務フロア周辺の会議室検索を繰り返す。検索範囲の最大は勤務先建物全体又は勤務事業所全体とする。音声処理サーバ80は一定数以上の空き会議室を見つけた時点で、会議室検索を終了する。
(6) 音声処理サーバ80のアプリ部112はユーザの勤務フロアに近い順に空き会議室の優先度を設定し、優先度の高いものから最大3つ(数は一例である)の空き会議室を決定する。会議室の名称は、端末装置60又は音声用端末装置9が音声として発生できるようにテキストデータで作成される。音声処理サーバ80のアプリ部112は空き会議室のテキストデータを音声処理サーバ80の音声処理部111に送信する。
(7) 音声処理サーバ80の音声処理部111はテキストデータを音声データに変換して、端末装置60又は音声用端末装置9に音声データを送信する。
(8) 端末装置60又は音声用端末装置9は音声データを出力することで、ユーザに空き会議室を提供する。
このように、本実施形態のリソース検索システムは、予めユーザ情報が登録されているため、会議室検索時に必要なユーザの発話量を減らすことができ、会議室の予約に要する時間を短縮できる。また、ユーザの利便性を向上させることができる。
<用語について>
リソースとは資源をいう。会議室、及び、会議室で使用可能な備品、装置、人(受け付け)、仕組みなどがリソースとなりうる。会議室のようにリソースのうち移動しにくいものを設備という場合がある。本実施形態ではリソースの一例として会議室という用語を使用する。
参加者とは会議への参加者をいう。予約者は会議室を予約した者をいう。一般に予約者は参加者の一人であるので両者を厳密に区別しなくてよい。本実施形態において予約者が行う作業は参加者が行うことができる場合がある。総称して会議室を利用する者を単にユーザという。
ユーザ情報はユーザに関する情報であり、どこの会議室を検索すればよいかが登録されていればよい。例えば、ユーザが日常的に活動している場所の他、過去に使用した会議室、ユーザが登録した好みの会議室などでもよい。
<システム構成例>
図3は、リソース検索システム100のシステム構成図の一例である。リソース検索システム100は、主に社外ネットワークN2と社内ネットワークN1に分けることができる。社内ネットワークN1はファイアウォール8の内側のネットワークをいい、社外ネットワークN2は不特定多数の通信が伝送されるインターネット等のネットワークである。
社外ネットワークN2には、音声処理サーバ80、予約管理サーバ20、会議管理サーバ30、及び1つ以上のチャットサーバ10が接続されており、各サーバは必要に応じて通信することができる。社外ネットワークN2に会議の参加者が操作する端末装置60が必要に応じて接続されてよい。
音声処理サーバ80は音声データをテキストデータに変換する音声認識を行う。また、音声処理サーバ80は、会議室の予約に関する対話を管理する。すなわち、テキストデータに基づいて会議室を検索、会議室の提示、足りない情報の問い合わせ、及び、会議室の予約等を行う。会議室の検索においては、登録済みのユーザ情報を利用することで、発話されない検索条件を補完する。また、音声処理サーバ80は音声でユーザ情報の登録を受け付けることもできる。
予約管理サーバ20は、一般的なサーバOSなどが搭載された1台以上の情報処理装置(コンピュータシステム)によって実現される。予約管理サーバ20が提供するリソースの予約に関するシステムを予約管理システムという。予約管理サーバ20はカレンダーシステムを有しており、各種の予定を管理するWebアプリを提供する。具体的には、例えば以下のような機能を有している。
・予定の登録を受け付け、いつでもどこからでも予約者が確認できる
・予定の30分前など、設定した日時に電子メールで通知する
・一人が複数のカレンダー(仕事用、家庭用など)で予定を管理できる
・同じグループの人とカレンダーを共有する
予約管理サーバ20はユーザをアカウントで管理する。アカウントとはユーザがサービスを利用する権利のことである。多くのシステムではユーザはアカウントを使用してシステムにログインする。このため、アカウントはシステムがユーザを一意に特定する機能(識別情報の機能)を有している。本実施形態では、予め登録しておいたアカウント(ドメイン)の予約情報を予約管理サーバ20が会議管理サーバ30に送信する。あるいは、予約管理サーバ20のアカウントを指定して会議管理サーバ30が予約情報を要求することで、会議管理サーバ30が会議室6の予約情報を予約管理サーバ20から取得できる。なお、アカウントは例えば電子メール、ID、電話番号など、ユーザを一意に識別できる情報であればよい。
本実施形態で予定として管理されるのは会議室6の予約であるが、予約管理サーバ20は会議室6に限られず各種の予定を管理できる。会議室6の他、各種の電子機器のレンタル、駐車場の予約など、レンタルオフィス、レンタルスタジオ、レンタルサイクル、レンタカー、ホテル等の宿泊施設、催し物会場・ロッカーなどの貸しスペースなど、各種のリソースの予約に利用できる。
なお、予約管理システムとしては、G Suite(登録商標)、Office365(登録商標)等が知られているが、本実施形態で説明する機能を有する予約管理システムであればよい。
また、本実施形態では、社内ネットワークN1の会議室6に関する情報が予約管理サーバ20に予め登録されている。すなわち、リソース検索システム100を利用する企業の社内ネットワークにある各会議室6の会議室名、会議室ID、予約可能時間、各会議室6の定員、及び、予約単位等に応じて予約管理サーバ20のWebアプリがカスタマイズされている。したがって、リソース検索システム100を利用する企業の会議室6と予約情報が結びつけられる。
チャットサーバ10は、一般的なサーバOSなどが搭載された1台以上の情報処理装置(コンピュータシステム)によって実現できる。チャットサーバ10が提供する複数のユーザにおけるテキスト、音声、映像などの情報のリアルタイムな共有システムをチャットシステムという。チャットサーバ10は端末装置60に会議室6の予約に関する情報を通知する。本実施形態では運営主体が異なる複数のチャットサーバ10が含まれてよい。
共有される情報には画像や音声等もありテキストに限られないが、本実施形態では説明の便宜上、通知には主にテキストが用いられるとして説明している。例えば、チャットシステムは、グループ間の音声通話機能を提供してよい。音声通話は1対1でも1対N(≧2)でもよい。したがって、本実施形態でチャットシステムが会議室6の予約に関する情報を通知する際は、テキストの表示の他、音声メッセージの出力でもよい。なお、チャットシステムとしてはLINE(登録商標。以下、省略する。)、slack、Microsoft Teams(登録商標。以下、省略する。)等が知られているが、ボット(事前に決められている処理を実行するプログラム)から1又は複数のユーザに対して通知が可能なチャットシステムであればよい。
チャットサーバ10も同様にアカウント(予約管理サーバ20のアカウントとは異なる)でユーザを管理するが、原則的に会議管理サーバ30はチャットサーバ10のアカウントを意識する必要はない。しかし、会議管理サーバ30はチャットサーバ10の任意のアカウントを指定して通知することができる。
会議管理サーバ30は、一般的なサーバOSなどが搭載された1台以上の情報処理装置(コンピュータシステム)によって実現できる(特許請求の範囲の情報処理装置に相当する)。会議管理サーバ30は社外ネットワークN2に関する処理として、予約管理サーバ20から会議室6の予約情報を取得し、予約情報に設定されている参加予定者を取得し、設定されているタイミングで参加予定者と対応付けられたチャットサーバ10のグループ(又は予約者など個別の者)に通知を送信する。また、社内ネットワークN1に関する処理として、会議室6へのチェックイン及びチェックアウトを管理したり、予約管理サーバ20から取得した会議室6の予約情報に基づいて電子機器70の電源等を制御したりする。
社内ネットワークN1には会議室6、参加予定者の作業場所101、及び、管理者の作業場所102などがあり、参加予定者は各地から社内ネットワークN1を介して社外ネットワークN2にアクセスできる。社内ネットワークN1は例えばLAN(Local Area Network)である。会議室6、参加予定者の作業場所101、及び、管理者の作業場所102は同じ企業内のLANであるとは限らない。
会議室6には会議室端末90、及び電子機器70が配置されている。会議室端末90と電子機器70は小規模なLAN又は専用線で通信することができる。電子機器は会議室端末90を経由することなく社内ネットワークN1及び社外ネットワークN2に接続できる。会議室端末90と電子機器70は無線又は有線のいずれで通信してもよい。なお、社内ネットワークN1はファイアウォール8の内側にあるため、社外ネットワークN2から社内ネットワークN1への直接の通信は困難になっている。
会議室端末90は、会議室6を利用する予約者等の会議の参加者が操作する情報処理装置(設備端末)である。会議室端末90は会議室6の机の上に配置されていたり、会議室6の入り口に配置されたりしている。1つの会議室6に会議室端末90が複数、配置されていてもよい。会議室端末90は、一般的なOSなどが搭載された1台以上の情報処理装置(コンピュータシステム)によって実現できる。
会議室端末90は会議管理サーバ30に会議室IDを送信し、当日の会議室6の予約情報などを表示する。また、電子機器70の電源ON、OFF等の制御情報を会議管理サーバ30から取得する。これにより、会議室端末90は電子機器70の電源をON及びOFFする。
また、会議室端末90はチェックイン、チェックアウトなどのための待ち受け画面を表示し、チェックイン又はチェックアウトを会議管理サーバ30に知らせるために会議管理サーバ30と通信する。チェックインの際、会議室端末90は予約者から入力された会議識別情報と予め保持する会議室IDを会議管理サーバ30に送信するので、会議管理サーバ30は会議識別情報と会議室IDにより、会議室6を予約した予約者が予約した会議室6を使用することを確認できる。
電子機器70は会議室6で使用され得る各種のオフィス機器である。電子機器70は会議室6と共に予約の対象となるリソースである。例えば、電子黒板、複合機、プロジェクタ、デジタルサイネージ、デジタルカメラ等である。電子黒板とは、タッチパネル付大型ディスプレイを有しユーザが指示した盤面の座標を検出し座標を接続してストロークを表示する。この他、接続されたPCの映像を表示したり、他拠点の電子黒板と通信してストロークを同期したりすることができる。なお、電子黒板は、電子情報ボード、電子ホワイトボードと呼ばれる場合もある。
複合機は、コピー機、スキャナ、プリンタ、ファクス送受信などの機能を有し、会議中の資料の印刷や資料のコピー、資料の電子化、資料の送信などに利用される。プロジェクタは画像を投影する装置である。例えば、端末装置60がディスプレイに表示する映像をスクリーン等に投影することで参加者の間で共有することを可能にする。デジタルサイネージは大型のディスプレイであり任意の静止画又は動画を表示するために使用される。デジタルカメラは紙の資料や電子黒板に表示された資料を各参加者が撮像して保存するために使用される。
参加予定者の作業場所101には社内ネットワークN1に接続することができる端末装置60が配置されている。端末装置60は有線で通信しても無線で通信してもよい。端末装置60は参加予定者(予約者を含む)が会議室を予約する際に使用される情報処理装置であるが、会議室に持ち込むことも想定されている。参加者が携帯する情報処理装置である。
端末装置60は、一般的なOSなどが搭載された1台以上の情報処理装置(コンピュータシステム)によって実現できる。端末装置60は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、ウェアラブルPC(サングラス型、腕時計型など)などである。ただし、通信機能を有しブラウザソフトウェア、又は、チャットサーバ10若しくは予約管理サーバ20に専用のアプリケーションソフトウェアが動作すればよい。例えば、カーナビ、ゲーム機、テレビ受像器なども端末装置60となりうる。
端末装置60ではチャットサーバ10に専用のアプリケーションソフトウェア(以下、チャットアプリという)が動作し、更に、リソース検索システム100に専用のアプリケーションソフトウェア(以下、会議アプリという)が動作する。ただし、これらはブラウザソフトウェアで代用されてよい。
管理者の作業場所102には社内ネットワークN1に接続することができる登録端末50が配置されている。登録端末50は有線で通信しても無線で通信してもよい。登録端末50は管理者が会議室端末90に初期設定するための情報処理装置である。
登録端末50も端末装置60と同様の情報処理装置でよい。ただし、主に会議管理サーバ30に管理者が設定するために使用されるので、チャットアプリや会議アプリはなくてよい。登録端末50は主にブラウザソフトウェアで会議管理サーバ30と通信する。
<ハードウェア構成>
<<会議管理サーバ、予約管理サーバ、チャットサーバ、音声処理サーバ、登録端末のハードウェア構成>>
会議管理サーバ30、予約管理サーバ20、チャットサーバ10、音声処理サーバ80、及び、登録端末50は、例えば図4に示すハードウェア構成のコンピュータシステムにより実現される。図4は本実施形態に係るコンピュータシステム300の一例のハードウェア構成図である。
図4に示されているように、コンピュータシステム300は、コンピュータによって構築されており、CPU201、ROM202、RAM203、HD204、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ205、ディスプレイ206、外部機器接続I/F208(Interface)、ネットワークI/F209、バスライン210、キーボード211、ポインティングデバイス212、DVD−RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ214、メディアI/F216を備えている。
これらのうち、CPU201は、コンピュータシステム300全体の動作を制御する。ROM202は、IPL等のCPU201の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。HD204は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ205は、CPU201の制御にしたがってHD204に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。ディスプレイ206は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F208は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークI/F209は、通信ネットワークNを利用してデータ通信をするためのインターフェースである。バスライン210は、図4に示されているCPU201等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、キーボード211は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス212は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。DVD−RWドライブ214は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD−RW513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD−RWに限らず、DVD−R等であってもよい。メディアI/F216は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
<<会議室端末、端末装置、音声用端末装置>>
図5は会議室端末90、端末装置60又は音声用端末装置9の一例のハードウェア構成図である。図5では代表して会議室端末90について説明する。なお、図5の会議室端末90及び端末装置60はタブレット装置又はスマートフォンが想定されている。音声用端末装置9は、AIスピーカと呼ばれる商品が想定されている。音声用端末装置9はタブレット装置とほぼ同様のハードウェア構成であるか、又は、異なっていても本実施形態の説明の上では支障がないものとする。なお、AIスピーカには、ディスプレイ付きとディスプレイなしがあるが、本実施形態ではどちらでもよい。
会議室端末90は、CPU701、ROM702、RAM703、EEPROM704、CMOSセンサ705、撮像素子I/F706、加速度・方位センサ707、メディアI/F709、GPS受信部711を備えている。
これらのうち、CPU701は、会議室端末90は全体の動作を制御する。ROM702は、CPU701やIPL等のCPU701の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM703は、CPU701のワークエリアとして使用される。EEPROM704は、CPU701の制御にしたがって、アプリ等の各種データの読み出し又は書き込みを行う。CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ705は、CPU701の制御にしたがって被写体(主に自画像)を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。なお、CMOSセンサではなく、CCD(Charge Coupled Device)センサ等の撮像手段であってもよい。撮像素子I/F706は、CMOSセンサ705の駆動を制御する回路である。加速度・方位センサ707は、地磁気を検知する電子磁気コンパスやジャイロコンパス、加速度センサ等の各種センサである。メディアI/F709は、フラッシュメモリ等の記録メディア708に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。GPS受信部711は、GPS衛星からGPS信号を受信する。
また、会議室端末90は、遠距離通信回路712、CMOSセンサ713、撮像素子I/F714、マイク715、スピーカ716、音入出力I/F717、ディスプレイ718、外部機器接続I/F(Interface)719、近距離通信回路720、近距離通信回路720のアンテナ720a、及びタッチパネル721を備えている。
これらのうち、遠距離通信回路712は、通信ネットワークを介して、他の機器と通信する回路である。CMOSセンサ713は、CPU701の制御にしたがって被写体を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。撮像素子I/F714は、CMOSセンサ713の駆動を制御する回路である。マイク715は、音を電気信号に変える内蔵型の回路である。スピーカ716は、電気信号を物理振動に変えて音楽や音声などの音を生み出す内蔵型の回路である。音入出力I/F717は、CPU701の制御にしたがってマイク715及びスピーカ716との間で音信号の入出力を処理する回路である。ディスプレイ718は、被写体の画像や各種アイコン等を表示する液晶や有機EL(Electro Luminescence)などの表示手段の一種である。外部機器接続I/F719は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。近距離通信回路720は、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)等の通信回路である。タッチパネル721は、利用者がディスプレイ718を押下することで、会議室端末90を操作する入力手段の一種である。
また、会議室端末90は、バスライン710を備えている。バスライン710は、図5に示されているCPU701等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
<機能について>
図6は、音声処理サーバ80、予約管理サーバ20、チャットサーバ10、及び、会議管理サーバ30の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。
<<音声処理サーバ>>
音声処理サーバ80は、端末装置60又は音声用端末装置9の少なくとも一方、及び、予約管理サーバ20と通信する。詳細な機能については図8にて説明する。
<<予約管理サーバ>>
予約管理サーバ20は、通信部21、及び、予約情報管理部22を有する。予約管理サーバ20が有するこれら各機能部は、図4に示された各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203に展開されたプログラムに従ったCPU201からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。
通信部21は、会議管理サーバ30、音声処理サーバ80、及び端末装置60と各種の情報を送受信する。通信部21は予約設定画面の画面情報を端末装置60に送信し、端末装置60から予約の設定を受信する(ユーザが音声処理サーバ80を介さずに予約する場合)。通信部21は音声処理サーバ80から会議室の検索要求を受信し、また、検索結果を音声処理サーバ80に送信する(ユーザが音声処理サーバ80を介して予約する場合)。更に、音声処理サーバ80から会議室の予約情報を受信する。また、通信部21は予約情報DB291の予約情報を会議管理サーバ30に送信する。
予約情報管理部22は、ユーザが登録した予約情報を管理する。予約情報管理部22は会議管理サーバ30から要求された会議室6の予約情報を予約情報DB291から読み出して、通信部21を介して会議管理サーバ30に送信する。あるいは、予約情報が登録(又は変更)されると要求がなくても予約情報を会議管理サーバ30に送信する。予約管理サーバ20に参加予定者が会議室6を予約する方法としては一般的なWebアプリが使用されるものとする。
予約管理サーバ20は記憶部29を有している。記憶部29は図4のRAM203及びHD204等により実現される。記憶部29には予約情報DB291(Data Base)、制約条件DB292、及び、要求条件DB293が記憶されている。
Figure 2021124744

表1は予約情報DB291に記憶されている予約情報の一例を示す。予約情報は会議室6の予約状況を管理するための情報である。予約情報には、予約IDに対応付けて予約者アカウント、会議名、会議室ID、開始時刻、終了時刻、及び、参加予定者アカウントの各項目が登録されている。予約IDは予約情報の1レコードを識別する識別情報である。IDはIdentificationの略であり識別子や識別情報という意味である。IDは複数の対象から、ある特定の対象を一意的に区別するために用いられる名称、符号、文字列、数値又はこれらのうち1つ以上の組み合わせをいう。予約ID以外のIDについても同様である。予約者アカウントは会議室6を予約した参加予定者のアカウントである。会議名は参加予定者が任意に付与した会議の名称である。会議室IDは社内ネットワークにある会議室6を識別する識別情報である。開始時刻(利用開始時刻)は会議室6が予約された時間帯の始期(会議が開始される時刻)であり、終了時刻(利用終了時刻)は会議室6が予約された時間帯の終期(会議が終わる時刻)である。参加予定者アカウントは会議に参加する予定の参加予定者のアカウントである。なお、表1のアカウントはいずれも予約管理サーバ20が発行したアカウントである。
<<チャットサーバ>>
チャットサーバ10は、通信部11、及び、テキスト処理部12を有する。チャットサーバ10が有するこれら各機能部は、図4に示された各構成カテゴリのいずれかが、HD204からRAM203に展開されたプログラムに従ったCPU201からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。
通信部11は、会議管理サーバ30と各種の情報を送受信する。本実施形態では会議管理サーバ30から会議室の予約に関する情報、ボットを識別する情報(後述するトークンなど)、及び、通知先のグループを特定する情報を受信する。このボットを識別する情報は、会議管理サーバ30のボットを作成した際に予めチャットサーバ10からボットの識別情報として通知されている。更に、予約者などの個人のアカウントが指定される場合もある。また、通信部11は参加予定者が会議室の予約に関する情報を既読した旨、又は、表示された会議室の予約に関する情報に対する参加予定者の応答を会議管理サーバ30に送信する。
テキスト処理部12は、会議管理サーバ30から通知されたボットを識別する情報及び通知先のグループを特定する情報に基づき、ボットが発言する情報として、グループに属する参加予定者に会議室6の予約に関する情報を送信する。会議管理サーバ30から更に通知先のアカウントが指定された場合は、グループに属する参加予定者の一人に会議室6の予約に関する情報を送信する。したがって、通知は参加予定者の数だけ行われる場合と、予約者などの任意のユーザのみに行われる場合がある。
テキスト処理部12はいわゆるプッシュ通知を行うことができる。仕組みとしては、例えば以下のようなものがある。チャットアプリ60aはプッシュ通知用のID(トークン)を、OS(Operating System)のメーカが運営するサーバから受け取る。このサーバではトークンとデバイス(端末装置60)を紐付けておく。チャットアプリ60aはトークンとチャットアプリ60aのアカウントをチャットサーバ10に登録しておく。チャットサーバ10がプッシュ通知を行う場合、チャットアプリ60aのアカウントを特定するので紐付いたトークンを特定できる。チャットシステムはトークンを指定して通知内容をOSのメーカが運営するサーバに送信する。このサーバはトークンに紐付いたデバイス(端末装置60)に対しプッシュ通知する。
また、チャットサーバ10は記憶部19を有している。記憶部19は図4のRAM203及びHD204等により実現される。記憶部19にはグループ情報DB191が記憶されている。
Figure 2021124744

表2はグループ情報DB191に記憶されているグループ情報の一例を示す。グループ情報は同じグループに属するメンバのアカウントが登録された情報である。グループ情報には、ワークスペースとチャンネルに対応付けて、メンバアカウント1〜n(表2ではn=4)、及び、ボットアカウントが登録されている。
ワークスペースは企業や部署などの組織を識別するための識別情報である。本実施形態では複数のメンバがワークスペース(例えばA社)に所属している。ワークスペースは例えばURLであるが、一意性があればよい。更にワークスペースはチャットの目的等に応じた複数のチャンネルを有する。チャンネルは例えば、製品A用のグループ、製品B用のグループ等、共通する情報が交換されるメンバの集まりである。チャンネルにはワークスペースに所属するメンバのうちいずれかのメンバが所属している。つまり、通知先はワークスペースとチャンネルによって特定される。ただし、通知先の特定方法はチャットシステムによって異なるため、グループを一意に特定できる識別情報が存在すれば、その情報のみでも良いし、3つ以上の情報によって特定されてもよい。
チャンネルは一意性が保証されている。メンバアカウント1〜nはチャンネルのメンバのアカウントであり、このアカウントはチャットサーバ10により発行されたものである。本実施形態では、会議室6の予約に関する情報を通知するためのメンバとしてボットが登録される。ボットはいわば会議管理サーバ30の代理人又は架空のメンバということができる。ボットの発言(テキスト)がメンバアカウント1〜nの端末装置60に送信される。
ワークスペースとチャンネルは、会議管理サーバ30によって管理され、参加者が属するグループを識別するための情報になる。
<<会議管理サーバ>>
会議管理サーバ30は、通信部31、情報対応付部32、予約情報取得部33、通知判断部34、制御情報生成部35、制御情報応答部36、会議情報通知部37、チェックイン管理部38、予約情報送信部39、タスク実行部40、及び、端末状態管理部41を有する。会議管理サーバ30が有するこれら各機能部は、図4に示された各構成カテゴリのいずれかが、HD204からRAM203に展開されたプログラムに従ったCPU201からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラムは、プログラム配信用のサーバから配信されるか又は記憶媒体に記憶された状態で配布される。
通信部31は、予約管理サーバ20、チャットサーバ10、及び、端末装置60と各種の情報を送受信する。通信部31は送信部31aと受信部31bを有している。受信部31bは予約管理サーバ20から予約情報を受信し、会議室端末90から予約情報の要求を受信する。また、受信部31bは会議室端末90からチェックイン要求を受信する。また、受信部31bは管理者が操作する登録端末50からチャットシステムのグループとアカウントの対応付けを受け付ける。送信部31aはチャットサーバ10に会議室の予約に関する情報を送信し、会議室端末90に予約情報を送信する。
情報対応付部32は、主に事前の登録作業に関する処理を行う。すなわち、登録端末50等からドメインの登録を受けつけ顧客ドメインDB495に登録し、登録端末50等から送信されたチャットシステムのワークスペース及びチャンネルと予約管理サーバ20のアカウントを対応付けて対応付情報DB491に登録する。
予約情報取得部33は、リソース検索システム100を利用する顧客のアカウントを指定して予約管理サーバ20から予約情報を取得して会議管理情報として会議管理情報DB493に登録する。あるいは変更があった予約情報を自動的に受信する。したがって、予約管理サーバ20の予約情報の少なくとも一部の予約情報が会議管理情報DB493に記憶される。予約情報取得部33は、予約管理サーバ20が保持する予約情報のうち現在から所定期間未来の予約情報を取得する。所定期間はどのくらい先の会議まで会議室6の予約に関する情報を通知するかによって定まる。
予約情報取得部33は、予約情報を取得した場合に自動キャンセルのタスクを生成してタスクキュー499に登録する。タスクキュー499はFIFO(First In First Out)のキューであり、実行時刻が到来すると実行される。
通知判断部34は、会議管理情報の中に通知する条件を満たす開始時刻の予約があるか否かを判断する。例えば、通知設定DB496を参照し、予約の開始時刻から逆算して設定された日時になると通知すると判断する。なお、例えばリマインダー用のボット、予約受付用のボット等、役割ごとにボットが分けられている場合、処理に応じてボットを特定する。
会議情報通知部37は、通知判断部34が通知すると判断すると、ボットを識別する情報(例えばslackではトークン)及び通知先のグループを特定する情報を指定して会議室6の予約に関する情報を通知することをチャットサーバ10に要求する。なお、通知は何回に分けて行われるが、そのうちの少なくとも1回の通知に会議識別情報を含める。会議識別情報は、予約された会議室6を予約した時間帯に参加者が使用する権利を有することを会議管理サーバ30が確認するための情報である。会議情報通知部37は、少なくとも最終的な通知の前に会議識別情報を生成する。なお、会議識別情報は会議識別情報DB494に登録される。
制御情報生成部35は、会議管理情報DB493を参照して電子機器70の制御情報を生成し、制御情報を制御情報DB497に登録する。例えば、会議の開始時刻の数分前になると電子機器70の電源をONする制御情報を生成し、チェックアウトを検出すると電子機器70の電源をOFFする制御情報を生成する。制御情報は制御情報DB497に記憶される。
制御情報応答部36は、会議室6の会議室端末90から制御情報があるかどうかの問い合わせを受け付け、制御情報DB497を参照し、会議室6に対応する制御情報を会議室端末90に送信する。
チェックイン管理部38は、会議室へのチェックイン・チェックアウトを管理する。また、主にチェックイン・チェックアウトに伴う会議のステータスを会議管理情報DB493に登録する。チェックインは、予約IDで特定される会議の開始時刻の例えば5〜10分前になると認められる。会議の開始時刻の例えば5〜10分前の時刻をチェックイン可能時刻(利用開始操作の可能時刻)という。そして、会議室端末90が送信する会議室IDと会議識別情報の組が会議識別情報DB494に登録されている場合にチェックインを許可する。チェックイン管理部38はチェックインを許可した場合、自動キャンセルのタスクを削除する。
タスク実行部40は、タスクキュー499に記憶されたタスクを定期的に確認して、実行時刻が到来したタスクを実行する。したがって、開始時刻に基づく決まったタイミングまでに会議室端末90からチェックイン要求が送信されない場合、タスクが削除されていないので、タスク実行部40が会議室の予約をキャンセルする(自動キャンセル)。なお、本実施形態で説明されるタスクは自動キャンセルのタスクであるが、時刻を契機に実行される種々のタスクを実行してよい。
端末状態管理部41は、会議室端末90が予約情報を定期的に要求する(ポーリングする)ことを利用して、会議室端末90のアクセス時刻をN分間隔で記録する。ポーリングとは定期的に行われる通信をいう。そして、M分(>N)間、アクセス時刻が更新されないと通信未検知状態であると判断して、会議室設定情報DB498の会議室端末の状態を「接続断」に変更する。
また、会議管理サーバ30は記憶部49を有している。記憶部49は図4のRAM203及びHD204等により実現される。記憶部49には、対応付情報DB491、会議管理情報DB493、会議識別情報DB494、顧客ドメインDB495、通知設定DB496、制御情報DB497、会議室設定情報DB498、及び、タスクキュー499が記憶されている。
Figure 2021124744

表3は対応付情報DB491に記憶されている対応付情報の一例を示す。対応付情報は予約管理システムのアカウントとチャットシステムのグループを対応付ける情報である。対応付情報は、ワークスペース、チャンネル及びメンバアカウント1〜n(図ではn=4)の各項目を有する。ワークスペースとチャンネルは上記のとおりである。メンバアカウント1〜nには予約管理サーバ20が発行した各参加者のアカウントが登録される。また、表3に示すようにチャットシステムのアカウントが登録されてよい。グループに対して通知を行うためには予約管理サーバ20に対して会議を予約したユーザの予約管理サーバ20のアカウントと通知先のグループ及びチャンネルを特定するための情報(本実施形態ではワークスペースとチャンネル名)があればよく、必ずしもグループに所属するすべてのメンバのアカウントが登録されている必要はない。ただし、個人ユーザ宛に通知する場合、それぞれのチャットシステムのアカウント情報が必要なため、表3のように登録されていてもよい。
Figure 2021124744

表4は会議管理サーバ30の会議管理情報DB493が記憶する会議管理情報の一例を示す。会議管理情報DB493には予約情報が記憶されるので、表4では表1の予約情報DB291との相違を説明する。表4の会議管理情報はステータスの項目を有する。ステータスは、予約の状況を意味する。例えば、会議室6の予約に関する情報の通知済み、利用確定、チェックイン済み、チェックアウト、又は、キャンセル(取り消し)等の状況が登録される。
Figure 2021124744

表5は会議識別情報DB494に記憶されている会議識別情報管理情報の一例を示す。会議識別情報管理情報は会議室6の予約ごとに会議識別情報を管理する情報である。会議識別情報管理情報は、予約ID、会議室ID、及び、会議識別情報の各項目を有する。これらについてはステータスを除き予約情報と同じであり(予約管理サーバ20から受信した予約情報)、既出であるため説明は省略する。なお、予約IDが登録されているのは、同じ会議室6の予約を識別するためである。ステータスは、予約の状況を意味する。例えば、会議室の予約に関する情報の通知済み、利用確定、チェックイン済み、チェックアウト、又は、キャンセル(取り消し)等の状況が登録される。
Figure 2021124744

表6は顧客ドメインDB495に記憶されている顧客ドメイン情報の一例を示す。顧客ドメイン情報は顧客のドメインと顧客の管理者のアカウントを管理する情報である。顧客ドメイン情報には顧客のドメイン名と顧客の管理者アカウントが対応付けて登録されている。表6の顧客のドメインは予約管理サーバ20が発行したアカウント(メールアドレス)のドメインである。また、管理者アカウントは、顧客の管理者(代表する)のアカウントである。なお、表6のアカウントは予約管理サーバ20が発行したものである。
Figure 2021124744

表7は通知設定DB496に記憶されている通知設定情報の一例を示す。通知設定情報は顧客ごとに通知に関する設定を保持する。通知設定情報には、顧客ドメイン名と通知設定が対応付けて登録されている。通知設定には、会議の開始時刻のどのくらい前に、会議室6の予約に関する情報を通知するかのタイミングが設定されている。あるいは決まった日時が設定されていてもよい。また、タイミングは1つである必要はなく、1つの顧客に複数回の通知設定が登録されていてもよい。
Figure 2021124744

表8は制御情報DB497に記憶されている制御情報の一例を示す。制御情報は会議室6の電子機器70を制御するための情報である。制御情報は、会議室ID、及び、制御内容の各項目を有する。制御内容は、電子機器70の具体的な制御方法である。会議管理サーバ30は電子機器70ごとに詳細な制御内容を設定できる。また、制御する時刻が登録されないのは、社外ネットワークの会議管理サーバ30から会議室端末90に送信することが困難であり、会議室端末90が会議管理サーバ30にアクセスし、この時、制御情報が生成されていれば制御内容を送信するからである。
Figure 2021124744

表9は、会議室設定情報DB498に記憶されている会議室設定情報の一例を示す。会議室設定情報は会議室ごとの設定に関する情報である。会議室設定情報は会議室名称、会議室ID、会議室端末の状態、認証キー、管理開始フラグ、及び、アクセス時刻の各項目を有する。
・会議室名称は会議の参加者が認識している会議室の一般的な名称であり、例えば会議室の入り口に提示されているものをいう。
・会議室IDは上記のように会議室を一意に識別する識別情報である。簡易的には、会議室IDは予約管理サーバ20と共通とすることができる。また、変換テーブルを設けることで、予約管理サーバ20と別に管理者が設定することもできる。
・会議室端末の状態は会議室端末90の初期設定が終了したか、通信が可能か等を示す。
接続中 :例えばポーリングにより通信が確認できている状態
セットアップ前:初期設定の前
接続断 :一定期間(本実施形態ではM分)以上、通信がない状態
・認証キーは会議管理サーバ30が会議室端末90を認証するための認証情報となる。初期設定により認証キーが会議室端末90に送信される。認証キーは総当たり方式で特定できない程度に長い桁数の数字、アルファベット、記号などの組み合わせである。認証キーは会議管理サーバ30が決定しても管理者が決定してもよい。
・管理開始フラグは、会議室端末90の初期設定が終わった後に、会議室の管理を会議管理サーバ30が開始するか否かを示すフラグ(True:開始する False:開始しない)である。管理開始フラグがあることで、初期設定が完了してから会議室端末90の配置までのタイムラグで生じる不都合を抑制できる。
・アクセス時刻は、会議室端末90が定期的に要求する予約情報をN分ごとに記録した時刻である。予約情報の要求に限らず、会議室端末90と通信した時刻を記録してよい。N分、M分、ポーリングの間隔には以下の関係がある。
ポーリングの間隔<N分<M分
ポーリングごとにアクセス時刻を記録してもよい。しかし、ポーリング間隔が短い場合、会議管理サーバ30の会議室設定情報DB498の負荷が大きくなってしまう。そこで、ポーリングの間隔よりも大きいN分ごとにアクセス時刻を記録することにして、負荷を低減する。
会議室設定情報DB498に記憶されている会議室設定情報のうち、会議室名称、会議室IDは予め決まっているか、又は管理者が設定できる。予約管理サーバ20から送信されたものを使用してよい。会議室端末90の状態の初期状態(提供者の設定直後)はセットアップ前であるが、本実施形態で説明されるように通信の状況によって遷移する。認証キーは初期設定時に会議管理サーバ30が採番して設定する。管理開始フラグは管理者が設定する。アクセス時刻は端末状態管理部41がN分ごとに記録する。
Figure 2021124744

表10はタスクキュー499に記憶されているタスクの一例を示す。タスクキュー499には時系列に会議管理サーバ30が実行すべきタスクが登録されている。タスクキュー499は、タスクID、実行時刻、タスク内容、及び、予約IDの各項目を有する。タスクIDはタスクを識別するための識別情報である。実行時刻はこのタスクを実行する時刻である。タスク内容は、タスクの具体的な内容である。予約IDは、会議管理情報DB493の予約情報を特定するために設定される。例えば、会議室の予約がキャンセルされた場合に、タスク実行部40が会議管理情報DB493の予約情報を特定してステータスを「キャンセル済み」に変更するために設定される。
更に、会議室端末90からチェックイン要求が送信された場合、チェックイン管理部38は会議管理DBのステータスを「チェックイン済み」に更新するが、チェックインの検出によりチェックイン管理部38はタスクキュー499のタスクを削除する。すなわち、チェックイン管理部38はステータスを「チェックイン済み」に更新した会議管理情報の予約IDでタスクキュー499のタスクを特定し、自動キャンセルのタスクを削除する。これにより、チェックインしているのにキャンセルされることを防止できる。
<<端末装置>>
図7は、端末装置60及び会議室端末90の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。登録端末50と電子機器70の機能については必要に応じて説明する。
また、図7の端末装置60の機能は、会議室の予約後のリマインドやチェックインに関する機能である。ユーザが端末装置60に音声を入力して会議室を予約する際の機能については図8にて説明する。
端末装置60は、通信部61a、操作受付部61b、表示制御部61c、チャット通信部62、テキスト表示部63、アプリ通信部64、サーバ通信部65、表示制御部66、アプリ通信部67、及び、端末通信部68を有する。端末装置60が有するこれら各機能部は、図4に示された各構成カテゴリのいずれかが、HD204からRAM203に展開されたプログラムに従ったCPU201からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラムは、プログラム配信用のサーバから配信されるか又は記憶媒体に記憶された状態で配布される。端末装置60ではチャットアプリ60aと会議アプリ60bが動作しているので、プログラムにはチャットアプリ60aと会議アプリ60bが含まれる。
通信部61aは、会議管理サーバ30及び予約管理サーバ20と各種の情報を送受信する。操作受付部61bは、端末装置60に対する参加者の各種の操作を受け付ける。
表示制御部61cは各種の画面の画面情報を解釈してディスプレイ206に表示する。操作受付部61bと表示制御部61cは例えばブラウザの機能を有し、Webアプリを実行できる。例えば、予約管理サーバ20から受信した予約設定画面を表示し、操作受付部61bは予約者が設定する予約情報を受け付ける。
チャットアプリ60aのチャット通信部62は、チャットサーバ10と各種の情報の送受信を行う。本実施形態ではチャットサーバ10から会議室6の予約に関する情報を受信し、既読であること、会議室6が利用される又はキャンセルされるか、等をチャットサーバ10に通知する。
チャットアプリ60aのテキスト表示部63は、チャットサーバ10から送信されたテキスト(会議室6の予約に関する情報)を表示する。例えば、発言元はボットでありボットが入力したかのようにテキストを表示する。
チャットアプリ60aのアプリ通信部64は、会議アプリ60bを呼び出すと共に会議識別情報を会議アプリ60bに送信する。チャットサーバ10は、会議室6の予約に関する情報を通知する際、会議アプリ60bを識別する情報を端末装置60に送信しているので、チャットアプリ60aはOSに対し会議アプリ60bを指定し会議識別情報の通知を依頼する。OSは会議アプリ60bを起動することができる。
会議アプリ60bのサーバ通信部65は会議管理サーバ30と通信する。会議識別情報を含む2次元コードを会議管理サーバ30から取得することなどを行う。サーバ通信部65は図4のCPU201が会議アプリ60bを実行すること等により実現される。2次元コードはチェックイン時の認証に使用される。認証用の数桁の数字でもよい。
会議アプリ60bの表示制御部66は、会議識別情報が含まれる2次元コード等をディスプレイ206に表示する。会議アプリ60bのアプリ通信部67は、OSを介して、チャットアプリ60aから各種の情報(会議室6の予約に関する情報に含まれる会議識別情報等)を取得する。
端末通信部68は、会議室端末90と通信し会議識別情報等を送信する。端末通信部68は、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信で会議室端末90の存在を検出し、会議室端末90を検出すると会議識別情報を送信する。また、会議室端末90に対し2次元コードを表示する機能を提供する。
<<会議室端末>>
会議室端末90はサーバ通信部91、端末装置通信部92、操作受付部93、表示制御部94、電子機器通信部95、及び、予約情報要求部96を有する。会議室端末90が有するこれら各機能部は、図5に示された各構成カテゴリのいずれかが、EEPROM704からRAM703に展開されたプログラムに従ったCPU701からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラムは、プログラム配信用のサーバから配信されるか又は記憶媒体に記憶された状態で配布される。
サーバ通信部91は、サーバURL993を宛先にして会議管理サーバ30と通信する。会議室端末90は社内ネットワークに存在するため会議管理サーバ30から会議室端末90と通信することは困難である。このため、サーバ通信部91はポーリング(定期的に会議管理サーバ30と通信する)やWebSocketなどの通信技術で会議管理サーバ30と通信する。サーバ通信部91からの通信がない場合、会議室設定情報DB498に接続断が登録される。サーバ通信部91はHTTPなどの通信プロトコルで通信すればよく、通信プロトコルは特に制限しない。
本実施形態のサーバ通信部91は、チェックイン時に、端末装置通信部92が端末装置60から受信した会議識別情報又は手で入力された会議識別情報を会議管理サーバ30に送信する。また、サーバ通信部91は会議管理サーバ30から制御情報を受信する。
端末装置通信部92は端末装置60と通信する。本実施形態では会議識別情報等を受信する。端末装置通信部92は、図5のCPU701がプログラムを実行し近距離通信回路720を制御すること等により実現される。
電子機器通信部95は、電子機器70と通信する。本実施形態ではサーバ通信部91が受信した制御情報を電子機器70に送信する。
表示制御部94はディスプレイ718に端末アプリ90aが生成する画面を表示する。この画面はチェックイン、チェックアウトなどが可能な待ち受け画面である。操作受付部93は会議室端末90に対する各種の操作を受け付ける。
予約情報要求部96は、予約情報を取得する定期的なタイミングになるとサーバ通信部91を介して会議室IDと認証キーを繰り返し会議管理サーバ30に送信する。この応答として、予約情報要求部96はサーバ通信部91を介して予約情報を取得する。予約情報は変更があった場合にだけ取得すればよい。タイミングは数秒〜数分ごとの周期である。周期が短い方が早期に予約情報を更新できるが、通信負荷も高くなるため、両者を考量して決定される。本実施形態では例えば30秒とする。また、サーバ通信部91を介して少なくとも当日の会議室6の会議管理情報(予約情報)等を受信できる。
また、会議室端末90は記憶部99を有している。記憶部99は図5のROM702及びEEPROM704等により実現される。記憶部99には会議室ID991、認証キー992、サーバURL993、会議室名称994、及び、電子機器70のIPアドレス995が記憶されている。会議室ID991、認証キー992、サーバURL993、及び、会議室名称994は会議室端末90の初期設定により記憶される。会議室ID991、認証キー992、サーバURL993により会議室端末90は会議管理サーバ30と通信して予約情報を取得できる。
<<音声用端末装置、音声処理サーバ>>
図8は、音声用端末装置9、端末装置60及び音声処理サーバ80の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。図8の端末装置60の機能は、ユーザが端末装置60に音声を入力して会議室を予約する際の機能である。
<<端末装置、音声用端末装置>>
端末装置60と音声用端末装置9の機能は同じでよいので、図8では音声用端末装置9の機能を説明する。音声用端末装置9は、通信部71、音声受付部72、出力部73、情報表示部74、及び、操作受付部75を有している。音声用端末装置9が有するこれら各機能部は、図5に示された各構成カテゴリのいずれかが、EEPROM704からRAM703に展開されたプログラムに従ったCPU701からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラムは、プログラム配信用のサーバから配信されるか又は記憶媒体に記憶された状態で配布される。
まず、通信部71は、音声処理サーバ80と各種の情報を送受信する。本実施形態では、通信部71は予約の要求に関する音声データを音声処理サーバ80に送信し、会議室のリストなどの音声データを音声処理サーバ80から受信する。
音声受付部72は、マイク715などを介してユーザが発話する音声データを受け付ける。出力部73は音声処理サーバ80から送信された音声データをスピーカ716から出力する。
情報表示部74は、音声処理サーバ80から会議室のリストなどがテキストデータや画像データとして送信された場合、それらを表示する。したがって、音声用端末装置9は音声と表示の両方で会議室のリストなどを出力できる。ただし、音声用端末装置9がディスプレイ718を有さない場合、音声の出力のみが行われる。
操作受付部75は、音声用端末装置9に対するユーザの操作を受け付ける。例えば、タッチパネルに表示された会議室のリストなどに対する会議室の選択を受け付ける。したがって、この場合も音声用端末装置9がディスプレイ718を有さない場合、操作受付部75は操作を受け付けず、音声受付部72が音声による操作を受け付ける。
なお、図8では音声処理サーバ80が音声認識する場合を説明しているが、端末装置60又は音声用端末装置9が音声認識してもよい。
<<音声処理サーバ>>
音声処理サーバ80は、通信部81、音声処理部111、及び、アプリ部112を有している。音声処理サーバ80が有するこれら各機能部は、図4に示された各構成カテゴリのいずれかが、HD204からRAM203に展開されたプログラムに従ったCPU201からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラムは、プログラム配信用のサーバから配信されるか又は記憶媒体に記憶された状態で配布される。
図2に示したように、音声処理部111、及び、アプリ部112は別々のサーバに搭載されていてもよい。また、アプリ部112の機能は会議管理サーバ30に搭載されていてもよい。
通信部81は、端末装置60又は音声用端末装置9と各種の情報を送受信する。本実施形態では、通信部81は予約の要求に関する音声データを端末装置60又は音声用端末装置9から受信し、会議室のリストなどの音声データを端末装置60又は音声用端末装置9に送信する。
音声処理部111は、音声処理に関する機能を提供する。このため、音声処理部111は音声認識部82、サービス判断部83、及び、音声データ生成部84を有している。
音声認識部82は、音声データをテキストデータに変換する音声認識を行う。音声認識の方法としては、HMM(隠れマルコフモデル:hidden Markov model)やN−グラムモデルに代表される生成モデルの統計量を学習データに基づいて最尤推定する方法、RNN(Recurrent Neural Network) 、LSTM (Long Short term model)等を使用する方法などがある。
サービス判断部83は、認識された音声データに基づいてアプリ部112又はアプリ部112内の機能を呼び出す。音声処理部111は、会議室の予約以外にも各種のリソースの予約、情報検索、機器操作等に幅広く利用されるが、音声データで利用されるシステムではユーザがどのような機能を望んでいるかは不明である(ユーザが端末装置60で表示したWebページから操作する場合は、Webページや押下したボタンなどからユーザが望む機能が明らかである)。このため、サービス判断部83は、テキストデータに含まれる単語などから呼び出すべきアプリ部112又はアプリ部112内の機能を判断する。例えば企業名やサービス名をユーザが発話すると、企業名やサービス名に対応付けられているアプリ部112を呼び出す。これにより、該当する企業が用意したアプリをユーザが利用できるようになる。また、1つのアプリが1つ以上の機能を有する場合、サービス判断部83はテキストデータから更にアプリ内の機能を特定してもよい。例えば、ユーザが「簡単予約サービス」と発話することで図8のアプリ部112が特定され、更に「会議室の予約」と発話することでアプリ部112の検索部86が特定される。アプリ部112内の機能の特定はアプリ部112によって行うこともできる。
音声データ生成部84は、テキストデータから音声データを生成する。このような機能はTTS(Text To Speech)などと呼ばれる。本実施形態では公知のTTSを使用するものとする。
アプリ部112は音声の認識結果を使用するアプリケーション(Webサービス)である。図8ではアプリ部112が1つだが、各種のアプリケーションが用意されうる。図8のアプリケーションは会議室の検索と予約に関するものである。
アプリ部112は、ユーザ特定部85、検索部86、予約処理部87、ユーザ情報取得部88、及び、ユーザ情報登録受付部89を有している。ユーザ特定部85は、ユーザ情報記憶部791に記憶されているユーザ情報に基づいてユーザを認証する。ユーザは予めアカウントを登録しておく。アカウントは、音声用端末装置9の種類によって異なるが、概ね以下のような情報である。
・ユーザ名
・パスワード
・自分の音声
この全てを登録する必要はなく、ユーザ名と自分の音声、ユーザ名とパスワード、など、ユーザ特定部85がユーザを特定できる情報が登録される。アカウントの登録には端末装置60や音声用端末装置9が使用されてよい。
アカウント(ユーザ名と自分の音声)が登録された後は、ユーザ特定部85はユーザを認証できる。認証方法は端末装置60と音声用端末装置9とで異なる場合がある。端末装置60は、ユーザに固有に使用されるが、音声用端末装置9は複数のユーザで共有される場合があるためである。端末装置60の場合、アカウントの登録時に音声処理サーバ80とトークンを交換しておく。これにより、ユーザが端末装置60に発話するとトークンが音声処理サーバ80に送信されるので、ユーザ特定部85はトークンでユーザを特定できる。
音声用端末装置9の場合、ユーザがユーザ名とワンタイムパスワードを入力する方法がある。ユーザは認証時にユーザ名を発話すると、音声用端末装置9がユーザ名を音声処理サーバ80に送信する。ユーザ特定部85は、ユーザ名でユーザ情報記憶部791を検索して、ユーザ名を特定する。音声処理サーバ80はユーザ名で特定される電子メールなどの送信先にワンタイムパスワードを送信する。ワンタイムパスワードは、パスワードと異なり秘匿性が低いのでユーザが発話してもよい。ワンタイムパスワードの代わりにICカードの情報や生体認証情報を音声用端末装置9が取得して音声処理サーバ80に送信してもよい。
また、端末装置60と音声用端末装置9のいずれの場合も、音声データに基づく認証の精度が信頼できる程度であれば、ユーザは発話するだけでよい。ユーザ特定部85は音声特徴データでユーザ名を特定できる。
検索部86は、音声認識部82が認識したテキストデータに基づいて、会議室を検索する。検索には、フロア、日付、開始時刻、会議時間(又は終了時刻)が必要である。検索部86は、テキストデータに含まれない情報がある場合は、ユーザ情報で補完して会議室を検索する。検索結果(会議室のリスト)は端末装置60又は音声用端末装置9に送信される。
予約処理部87は、会議室のリストからユーザが指定した会議室の予約を予約管理サーバ20に要求する。
ユーザ情報取得部88は、検索部86からの要求に応じて、ユーザ名で指定されるユーザ情報をユーザ情報記憶部791から取得する。これにより、検索部86はユーザ情報を使用して会議室の検索等が可能になる。
ユーザ情報登録受付部89は、ユーザ情報の登録を受け付ける。ユーザ情報登録受付部89が受け付ける情報は、会議室の検索に使用される情報である。例えば、ユーザの席がある事業所、建物、フロア、過去に使用した会議室などである。このように、ユーザは音声でユーザ情報を登録できる。
また、音声処理サーバ80は、HD204又はRAM203等により実現される記憶部79を有している。この記憶部79にはユーザ情報記憶部791と会議室情報記憶部792が構築されている。
Figure 2021124744
表11はユーザ情報記憶部791に記憶されているユーザ情報の一例を示す。ユーザ情報記憶部791には、ユーザ名、パスワード、音声特徴データ、事業所、建物、及び、フロアが対応付いて登録されている。ユーザ名はユーザの名称でありユーザを識別する機能を有するユーザ識別情報である。ユーザIDが登録されていてもよい。パスワードはユーザ本人であることを証明するユーザ証明情報である。音声特徴データは各ユーザの音声データの特徴を表すデータである。ユーザ特定部85がユーザ個人を特定できる情報の1つとなる。事業所は、ユーザが勤務している企業の事業所である。建物はユーザの席がある又は活動拠点の建物である。フロアはユーザの席がある又は活動拠点のフロアである。事業所、建物、フロアはユーザの主要な活動拠点や場所を示すユーザ活動拠点情報である。ユーザ活動拠点情報はこの他、活動地域(国、州、県、地方)、本社及び関連会社、棟、フロア内の特定エリア、等であってもよい。したがって、ユーザが特定されると、ユーザが普段活動している場所が判明する。
Figure 2021124744
表12は会議室情報記憶部792に記憶されている会議室情報の一例を示す。会議室情報記憶部792には、会議室ID、事業所、建物、及び、フロアが登録されている。すなわち、各会議室の所在が登録されている。したがって、ユーザ名が特定されると、検索部86はユーザが普段活動している場所に近い会議室を特定できる。
<ユーザ情報の登録>
図9を参照して、ユーザ情報の登録について説明する。図9は、ユーザがユーザ情報を登録する手順を示すシーケンス図の一例である。なお、アカウントは既に登録されているものとする。
S1:まず、ユーザは使用したいサービスを音声処理サーバ80に通知する。このため、例えば「簡単予約サービス」などサービスを特定するための情報を発話する。
S2:端末装置60又は音声用端末装置9の音声受付部72は音声を受け付けて、通信部71が「簡単予約サービス」の音声データを音声処理サーバ80に送信する。
S3:音声処理サーバ80の通信部81は音声データを受信して、音声認識部82が音声認識により「簡単予約サービス」をテキストデータに変換する。
S4:これにより、サービス判断部83がテキストデータの全体又は単語などに基づいて、サービスを判断する。ここでは、会議室の予約サービス(アプリ部112)が選択された。
次のステップS5〜S11は、ユーザが複数人で共用される音声用端末装置9を使用している場合に実行される。
S5:音声処理サーバ80のユーザ特定部85は音声データと共にトークンが送信されないため、ユーザを特定できないと判断する。ユーザ特定部85は、定型文として用意されている「アカウント情報を入力して下さい」というテキストデータの音声データへの変換を音声データ生成部84に要求する。これにより、音声処理サーバ80の通信部は「アカウント情報を入力して下さい」という音声データを端末装置60に送信する。
S6:音声用端末装置9の通信部71は音声データを受信し、出力部73が「アカウント情報を入力して下さい」という音声データをスピーカから出力する。
S7,S8:ユーザは音声を聞いて「○○です」などのユーザ名を発話する。すでにサービスは特定済みなので、このユーザ名は音声処理サーバ80のユーザ特定部85まで送信される。
S9:音声処理サーバ80のユーザ特定部85はワンタイムパスワード(「12345」)を生成し、このユーザ名に対応付けられているメールアドレスなどに送信する。
S10、S11:ユーザは自分の端末装置60などでワンタイムパスワードを確認し、「12345」と発話する。すでにサービスは特定済みなので、ワンタイムパスワードは音声処理サーバ80のユーザ特定部85まで送信される。
S12:ユーザが使用するのが音声用端末装置9の場合、ユーザ特定部85は送信したワンタイムパスワードと一致するワンタイムパスワードを受信したか否かによりユーザを認証する。一致すれば、「○○です」で特定されたユーザであると判断する(認証成功)。ユーザが使用するのが端末装置60の場合、ユーザ特定部85は端末装置60からトークンを受信するので、このトークンが対応付けられているユーザであると判断する。
あるいは、ユーザの発話からユーザ特定部85が音声特徴データを抽出し、ユーザ情報記憶部791の音声特徴データと照会して閾値以上の一致度を有するユーザであると判断してもよい。
S13:ユーザが特定できたので、ユーザ特定部85は、定型文として用意されている「ご用件を入力してください」というテキストデータの音声データへの変換を音声データ生成部84に要求する。これにより、音声処理サーバ80の通信部81は「ご用件を入力して下さい」という音声データを端末装置60又は音声用端末装置9に送信する。
S14:端末装置60又は音声用端末装置9の通信部71は音声データを受信し、出力部73が「ご用件を入力して下さい」という音声データをスピーカから出力する。
S15、S16:ユーザ情報を登録したい場合、ユーザは音声を聞いて「ユーザ情報を登録します」などと発話する。すでにサービスは特定済みなので、このテキストデータは音声処理サーバ80のユーザ特定部85まで送信される。
S17:ユーザ特定部85は、テキストデータの全体又は単語などに基づいて、ユーザ情報の登録であると判断する。
S18:これにより、ユーザ情報登録受付部89はユーザ情報登録というタスクを開始する。ユーザ情報登録のタスクは、事業所、建物、及び、フロアをユーザ情報記憶部791に登録することである。ユーザ情報登録受付部89は、定型文として用意されている「事業所を入力してください」というテキストデータの音声データへの変換を音声データ生成部84に要求する。これにより、音声処理サーバ80の通信部81は「事業所を入力して下さい」という音声データを端末装置60に送信する。
S19:端末装置60又は音声用端末装置9の通信部71は音声データを受信し、出力部73が「事業所を入力して下さい」という音声データをスピーカから出力する。
S20、S21:ユーザは音声を聞いて「○○事業所です」などと発話する。すでにサービスは特定済みなので、このテキストデータは音声処理サーバ80のユーザ情報登録受付部89まで送信される。
S22:ユーザ情報登録受付部89はステップS12で特定したユーザに対応付けて事業所を登録する。以下、建物とフロアも同様に登録できる。
このように、ユーザは音声でユーザ情報を登録できる。端末装置60を手で操作してユーザ情報を登録してもよい。
図9のような認証方法の他、ユーザID及びパスワードの音声用端末装置9に対する発話によりユーザ特定部85が認証してもよい。また上記ワンタイムパスワードを加えて認証を行ってもよい。
あるいは、ユーザID、パスワード及びワンタイムパスワードの全て又は一部を音声用端末装置9についているディスプレイや、スマートフォンからユーザが入力してもよい。 例えば、
・スマートフォンを用いる場合は、音声用端末装置9でのユーザIDの発話に応じて、そのユーザIDに基づきスマートフォンへ通知(メールやチャット等を使用して)が送信され、スマートフォンの入力画面でのユーザのスマートフォンにおけるパスワード及びワンタイムパスワードの入力により認証処理を実行する。
・全て音声用端末装置9にユーザが入力する場合は、事前にスマートフォン等に通知されているワンタイムパスワードを、音声用端末装置9からユーザID及びパスワードと共にユーザが入力する。
例えば、ユーザIDのみ音声入力、パスワード・ワンタイムパスワードは音声用端末装置9の画面のタッチ操作でユーザが入力することで、第三者に聞かれることを防止してもよい。
<会議室の予約>
次に、図10を参照して、ユーザが会議室を予約する場合の音声処理サーバ80の処理について説明する。図10は、音声処理サーバ80がユーザから会議室の予約を受け付ける手順を示すシーケンス図の一例である。なお、図10の説明においてはすでに認証が完了しており、ユーザが特定されているものとする。
S31:会議室を予約したい場合、ユーザは「空いている会議室を教えて」などと発話する。
S32:端末装置60又は音声用端末装置9の音声受付部72は音声を受け付けて、通信部71が「空いている会議室を教えて」という音声データを音声処理サーバ80に送信する。
S33:音声処理サーバ80の通信部81は音声データを受信して、音声認識部82が音声認識により「空いている会議室を教えて」をテキストデータに変換する。
S34:これにより、サービス判断部83がテキストデータの全体又は単語などに基づいて、サービスを判断する。ここでは、アプリ部112又はアプリ部112内の検索部86が選択される。アプリ部112が選択された場合、アプリ部112が検索部86を特定する。
S35:検索部86はユーザ情報で会議室の検索に必要な情報を特定し、検索に適合した会議室のリスト(空いている会議室のリスト)を作成する。処理の詳細を図11にて説明する。
検索部86は、作成した会議室のリストを予め用意しているテンプレートなどに配置して、「A会議室、B会議室、C会議室が空いています」というテキストデータの音声データへの変換を音声データ生成部84に要求する。
S36:これにより、音声処理サーバ80の通信部81は「A会議室、B会議室、C会議室が空いています」という音声データを端末装置60又は端末装置60に送信する。
S37:端末装置60又は音声用端末装置9の通信部71は音声データを受信し、出力部73が「A会議室、B会議室、C会議室が空いています」という音声データをスピーカから出力する。情報表示部74がディスプレイに表示してもよい。
S38、S39:ユーザは音声を聞いて自分が使用したい会議室を特定し、例えば「A会議室を予約してください」などと発話する。すでにサービスは特定済みなので、このテキストデータは音声処理サーバ80の検索部86まで送信される。
S40:検索部86は予約処理であると判断して予約処理部87を呼び出す。予約処理部87は予約を受け付け、テキストデータに基づいてA会議室を予約するための予約情報を生成する。予約するためには、会議室のほか、開始時刻と会議時間(終了時刻)が必要であるが、ユーザが指定しない場合、開始時刻は現在時刻でよい。また、会議時間(終了時刻)は開始時刻から一定時間(例えば、30〜1時間など)でよい。
S41:予約処理部87は予約情報を指定して会議室の予約を予約管理サーバ20に要求する。予約管理サーバ20の予約情報管理部22は、会議室が空いていればこの会議室を予約する。これにより、予約情報が予約情報DB291に登録される。
図11は、検索部86が空いている会議室のリストを作成する手順を示すフローチャート図の一例である。
まず、検索部86は「空いている会議室を教えて」というテキストデータに基づいて会議室の予約というタスクを生成する(S101)。このタスクでは、会議室、日付、開始時刻、及び、会議時間(又は終了時刻)を必要な検索条件とする。従来の技術では、足りない検索条件を、音声処理サーバ80が順番にユーザに問い合わせる必要があった。本実施形態では、予約処理部87がユーザ情報から検索条件を補完できる。
検索部86は、検索条件を全て特定できたか否かを判断する(S102)。当然ながらユーザが発話した検索条件が優先される。ここでは検索条件が1つも特定できていない場合を説明する。
予約処理部87は次のように検索条件を埋めていく。
会議室…ユーザ情報から補完する
日付…現在の日時
開始時刻…現在時刻
会議時間(又は終了時刻)…開始時刻から30分又は1時間等
このため、検索部86は、認証により特定されたユーザ名に対応付けられているユーザ情報をユーザ情報記憶部791から取得する(S103)。例えば、ユーザ情報により、○○事業所、A棟、3階が特定されたものとする。
検索部86は、ユーザ情報に基づいて空きを調べる会議室を決定する(S104)。ユーザが使用する会議室としてはユーザの活動拠点に近い場所が好ましいと考えられる。したがって、ユーザの活動する建物と同じ建物内の同じフロア、近いフロア、近い建物の順に空きを調べる会議室を決定する。検索部86は○○事業所、A棟、3階にある会議室を会議室情報記憶部792で特定する。
検索条件を全て特定できた場合、検索部86は会議室が空いているか否かを判断する(S105)。つまり、開始時刻から会議時間(又は終了時刻)まで予約が入っていないかどうかを判断する。この判断には、予約管理サーバ20の予約情報が必要なため、音声処理サーバ80は検索条件を指定して予約管理サーバ20に会議室が空いているか否かを問い合わせる。
会議室が空いている場合、検索部86は会議室のリストに会議室名などを追加する(S106)。
そして、検索部86はリストが埋まったか、又は、ユーザの事業所を全て調べたかを判断する(S107)。例えば、最大3件でリストが埋まるとするとリストに3つの会議室が登録されたか否かを判断する。また、ユーザが違う事業所まで移動することは困難な場合が多いので、検索範囲をユーザが活動する事業所に制限している。ただし、ユーザの指示により検索範囲を広げることができる。
ステップS107の判断がNoの場合、処理はステップS104に進む。すなわち、検索部86は空きを調べる次の会議室を、フロアの近い順に広げ、ユーザと同じ棟で会議室が見つからない場合は、ユーザが活動している棟とは別の棟をユーザの棟から近い順に検索する。
ステップS107の判断がYesの場合、検索部86はリストに応じたテキストデータを生成する(S108)。例えば、リストに会議室が1つ以上ある場合、「A会議室が空いています」というテキストデータを生成する。複数の会議室がリストにある場合、検索部86は優先度順に会議室をソートする。例えば、ユーザのフロアに近い順に会議室をソートする。ユーザの建物とは異なる建物の会議室については、建物の入り口に近い順にソートする。リストに会議室が1つもない場合、「○○事業所では現在、空いている会議室がありません」というテキストデータを生成する。
このように、本実施形態のリソース検索システム100は、検索条件をユーザ情報で補完するので、ユーザは最小限の発話で会議室を予約できる。
<検索条件の追加例>
図10では「空いている会議室を教えて」という発話をユーザが行ったが、ユーザは検索条件を含めて発話できる。図12は、ユーザが発話する検索条件の一例を示す。
(i) フロアについて、ユーザが1フロア指定する場合「〇階」等と発話する。範囲指定する場合は、「〇階から〇階」等と発話する。
(ii) 日付については、ユーザが月日を指定する場合、「〇月〇日」、「今日」、「明日」、「明後日」などと発話する。また、ユーザは今週/来週、更に曜日を指定することができる。「今週の〇曜日」「来週の〇曜日」等と発話する。
(iii) 開始時刻について、ユーザは12時間制又は24時間制で指定できる。例えば、12時間制の場合「(午前/午後)〇時」「(午前/午後)〇時〇分」「(午前/午後)〇時半」等と発話する。24時間制の場合「〇時」「〇時〇分」「〇時半」等と発話する。
(iv) 会議時間について、ユーザは「〇時間」「〇分」「〇時間〇分」「〇時間半」等と発話する。
<ユーザの発話と音声処理サーバの回答例>
図13は、ユーザの発話と音声処理サーバ80の回答例を示す図である。
<<A.条件を指定しないで勤務先に応じた会議室検索>>
U(ユーザ):ユーザは「空いている会議室ある?」と発話する。
S(音声処理サーバ):まず、音声処理サーバ80は発話内容を使用して「現在空いている会議室は」と出力する。
現在空いている会議室が4件以上ある場合、音声処理サーバ80は優先度の高い順に例えば3件提示する。
「C1801、C1802、C1805です」
1〜3件ある場合、音声処理サーバ80は全ての会議室を提示する。
<<B.ユーザが1フロアを指定する場合>>
U:ユーザは「19階で空いている会議室ある?」と発話する。
S:まず、音声処理サーバ80は発話内容を使用して「現在19階で空いている会議室は」と出力する。これに続く音声データは「A.条件を指定しないで勤務先に応じた会議室検索」と同様でよい。
一方、指定されたフロアが無効である場合がある。無効とはフロア内に空いている会議室がないことをいう。この場合、音声処理サーバ80は、
「フロアが無効です。フロアを再指定してください」と出力する。
U:ユーザが例えば「20階で」と発話する。
S:音声処理サーバ80は、20階で会議室を検索して検索結果を応答する。
<<C.ユーザがフロアを範囲指定する場合>>
U:ユーザは「16階から20階で空いている会議室ある?」と発話する。
S: まず、音声処理サーバ80は発話内容を使用して「現在16階から20階で空いている会議室は」と出力する。これに続く音声データは「A.条件を指定しないで勤務先に応じた会議室検索」と同様でよい。
指定されたフロアが無効である場合、音声処理サーバ80は、「フロアが無効です。フロアを再指定してください」と出力する。
<<D.ユーザが日付を指定する場合>>
U:ユーザは「10月5日に空いている会議室ある?」と発話する。
S:音声処理サーバ80は、「10月5日」が本日でないので、開始時刻の検索条件が足りないと判断し、「10月5日の何時からですか?」と出力する。
U:ユーザは「3時からで」と出力する。
S:音声処理サーバ80は10月5日の3時から空いている会議室を検索し、発話内容を使用して「10月5日の15時から空いている会議室は」と出力する。これに続く音声データは「A.条件を指定しないで勤務先に応じた会議室検索」と同様でよい。
指定された日付が無効である場合がある。無効とはこの日付と時刻に空いている会議室がないことをいう。
S:この場合、音声処理サーバ80は、「日付が無効です。日付を再指定してください」と出力する。
U:ユーザは例えば「10月9日で」と出力する。
<<E.ユーザが開始時刻を指定する場合>>
U:ユーザは「10時から空いている会議室ある?」と発話する。
S:音声処理サーバ80は発話内容を使用して「今日の10時から空いている会議室は」と出力する。これに続く音声データは「A.条件を指定しないで勤務先に応じた会議室検索」と同様でよい。
指定された開始時刻が無効である場合がある。無効とはこの時刻に空いている会議室がないことをいう。
S:音声処理サーバ80は、「開始時刻が無効です。開始時刻を再指定してください」と出力する。
U:ユーザは例えば「3時からで」と発話する。
<<F.ユーザが会議時間を指定する場合>>
U:ユーザは「1時間空いている会議室ある?」と発話する。
S: 音声処理サーバ80は発話内容を使用して「今から1時間空いている会議室は」と出力する。これに続く音声データは「A.条件を指定しないで勤務先に応じた会議室検索」と同様でよい。
<<G.ユーザが複数の条件を指定する場合>>
U:ユーザは「18階で明日の15時から1時間空いている会議室ある?」と発話する。
S:音声処理サーバ80は発話内容を使用して「18階で明日の15時から1時間空いている会議室は」と出力する。これに続く音声データは「A.条件を指定しないで勤務先に応じた会議室検索」と同様でよい。
このように、本実施形態のリソース検索システム100は、検索条件をユーザ情報で補完するので、ユーザは最小限の発話で会議室を予約できる。
<チェックイン、自動キャンセルの処理>
続いて、図14〜図17を用いてチェックイン又は自動キャンセルの処理について待ち受け画面を参照しながら説明する。
図14は、参加者が会議室端末90を操作してチェックインからチェックアウトするまでの一例のシーケンス図を示す。図15〜図17はそれぞれ待ち受け画面I〜IIIを示す。図14のシーケンス図の開始時は待ち受け画面Iが表示されているものとする。
S51:上記のように、予約者は端末装置60又は音声用端末装置9に対し音声を発話して、会議室の予約を予約管理サーバ20に設定する。
S52:予約管理サーバ20の予約情報管理部22は予約情報を予約情報DB291に保存する。予約管理サーバ20の通信部21は予約情報が変更されたことを会議管理サーバ30に送信する。これにより、会議管理サーバ30の予約情報取得部33は予約情報を同期するために、予約情報を要求する。変更通知に予約情報が添付されていてもよい。
S53:予約情報取得部33は予約情報に基づいて自動キャンセルのタスクを生成し、タスクキュー499に登録する。
S54:一方、会議室端末90の予約情報要求部96は、定期的に(不定期でもよい)繰り返し、会議室IDを指定して予約情報を会議管理サーバ30に要求する。
S55:会議管理サーバ30の予約情報送信部39は会議室IDで特定される予約情報を会議管理情報DB493から取得して会議室端末90に送信する。すでに送信した予約情報は送信されない。また、予約情報を要求された場合に、制御情報が制御情報DB497に登録されていれば制御情報も送信される。
S56:会議室端末90のサーバ通信部91が予約情報を受信する。予約情報に含まれるステータスはチェックインが可能な時刻になると「チェックイン可」となっているので、表示制御部94は待ち受け画面Iから待ち受け画面IIに更新して表示する。これにより、参加者がチェックイン可能となる。
S57:参加者が会議室端末90の待ち受け画面IIの入室ボタン568を押下し、会議識別情報を入力する。操作受付部93はこれらを受け付ける。
S58:サーバ通信部91はチェックイン要求(会議識別情報)を会議管理サーバ30に送信する。
S59:会議管理サーバ30の受信部31bはチェックイン要求(会議識別情報)を受信し、チェックイン管理部38が会議識別情報DB494を参照して会議識別情報を検証する。会議識別情報DB494に記憶されている会議識別情報と受信した会議識別情報が一致した場合、チェックイン管理部38はチェックインを許可して、会議管理情報DB493のステータスを「チェックイン済み」に更新する。
また、会議管理情報DB493のステータスが「チェックイン済み」に更新されたので、制御情報生成部35が電子機器70を起動させる制御情報を生成する。
S60:一方、参加者が決まった時刻までにチェックインしなかった場合、タスク実行部40は予約を自動キャンセルする。すなわち、ステータスを「キャンセル」に更新する。この場合、予約管理サーバ20に予約のキャンセルが通知されるので、予約された時間帯を別の予約者が予約できるようになる。
S61、S62:ステップS54とS55と同様に、予約情報が会議室端末90に送信される。
S63:予約情報に含まれるステータスが「チェックイン済み」となっているので、表示制御部94は待ち受け画面IIから待ち受け画面IIIに更新して表示する。ステータスが「キャンセル」となった場合、表示制御部94は待ち受け画面IIから待ち受け画面Iに更新して表示する。
S64:会議が終了すると、参加者が会議室端末90の待ち受け画面IIIの退室ボタン571を押下してチェックアウトする。操作受付部93はこの操作を受け付ける。
S65:サーバ通信部91はチェックアウト要求を会議管理サーバ30に送信する。
S66:会議管理サーバ30の受信部31bはチェックアウト要求を受信し、チェックイン管理部38はチェックアウトを要求されたので、会議管理情報DB493のステータスを「チェックアウト」に更新する。
S67、S68:ステップS54、S55と同様に、予約情報が会議室端末90に送信される。
S69:予約情報に含まれるステータスが「チェックアウト」となっているので、表示制御部94は待ち受け画面IIIから待ち受け画面Iに更新して表示する。
このように、ユーザは待ち受け画面からチェックインすることができる。また、自動キャンセルにより空予約を抑制できる。
図15は、現在、会議室が空き室の場合に、会議室端末90が表示する待ち受け画面Iの一例を示す。図15の待ち受け画面Iには、現在の状況欄561、会議室名称欄562、会議名欄563、開始時刻欄564、終了時刻欄565、利用開始ボタン566、及び、この後の予約欄567、等が表示されている。
現在の状況欄561は、現在、会議室がどのような状況かを示す。会議室端末90の表示制御部94は、予約情報のステータスを現在の状況欄561に表示する。現在の時刻に予約されている予約情報がない場合は、表示制御部94は現在の状況欄561に「空室」(次の予約のチェックインが可能になるまで)又は「入室待ち」(次の予約のチェックインが可能になった後)と表示する。
会議室名称欄562には記憶部99に記憶されている会議室名称が表示される。会議名欄563には予約情報に含まれる会議名を表示する。次の予約のチェックインが可能になるまで、表示制御部94は会議名欄563に「予約はありません」と表示する。
開始時刻欄564、終了時刻欄565には予約情報に含まれる開始時刻、終了時刻をそれぞれ表示する。図15では予約がない時間帯の待ち受け画面なので、最後の会議の終了時刻から次の会議の開始時刻が開始時刻欄564、終了時刻欄565に表示されている。
この後の予約欄567には、予約情報にしたがって、現在よりも後に予約されている各会議の開始時刻と終了時刻を表示する。利用開始ボタン566は、現在の状況欄561が「空室」の場合に表示される。会議室を予約していなくても、ユーザが利用開始ボタン566を押下することで、会議室の利用を開始できる。このボタンの押下は会議管理サーバ30及び予約管理サーバ20に送信され、予約情報におけるこの会議室のステータスが変更される。ステータスの変更は、会議室端末90が予約情報を受信することで待ち受け画面にも反映される。
図16は、現在、会議室が空き室だが、次の会議の開始時刻まで所定時間内の場合に、会議室端末90が表示する待ち受け画面IIの一例を示す。図16の待ち受け画面IIでは、現在の状況欄561に「入室待ち」と表示され、入室ボタン568が表示されている。また、予約者名欄570に予約者が表示されている。表示制御部94は予約情報のステータスが「チェックイン可」などに変わると「入室待ち」と表示し、入室ボタン568を表示する。
例えば、開始時刻の10分前になると、ステータスが「チェックイン可」などに変わるので、表示制御部94は「入室待ち」と表示して、チェックインを許可する。つまり、予約者はチェックインが可能になる。また、決まった時刻までに会議室端末90がチェックイン要求を送信しないと、チェックインが検出されないと会議管理サーバ30のチェックイン管理部38が判断し、自動でキャンセルする。このため、表示制御部94は自動でキャンセルされるまでの時間569をカウントダウンし、現在の状況欄561に表示する。自動でキャンセルされる時間は例えば、開始時刻の10分経過後である。
入室ボタン568は、ユーザが会議室の利用の開始を会議管理サーバ30に通知するためのボタンである。換言すると会議室にチェックインするためのボタンである。このボタンを押下すると、予約者は会議識別情報の入力することができる。会議識別情報が会議管理サーバ30に送信され、会議識別情報DB494に登録されている会議識別情報が一致すると、会議管理情報DB493のステータスがチェックイン済みとなり、図17の待ち受け画面IIIに遷移する。
なお、予約者名欄570には予約者情報が表示される。この予約者は予約情報に含まれるアカウントでもよいし、会議管理サーバ30から予約者の氏名又はニックネームが送信されてもよい。また、予約者の写真や予約者を表すキャラクターを表示してよい。
図17は、現在、会議室が使用中の場合に、会議室端末90が表示する待ち受け画面IIIの一例を示す。図17の待ち受け画面IIIでは、現在の状況欄561に「使用中」と表示され、退室ボタン571が表示されている。予約者がチェックインすると、会議管理情報DB493のステータスが「チェックイン済み」になる。会議室端末90が予約情報を受信することで、表示制御部94はステータスがチェックイン済みになったことを検出する。表示制御部94はチェックアウトするまで、現在の状況欄561に「使用中」と表示し、退室ボタン571を表示する。また、表示制御部94は終了時刻までの時間をカウントダウンし、現在の状況欄561に表示する。退室ボタン571は、予約者がチェックアウトするためのボタンである。このボタンを押下すると、チェックアウト要求が会議管理サーバ30に送信され、会議管理サーバ30のチェックイン管理部38が会議管理情報DB493のステータスを「チェックアウト済み」に更新する。会議室端末90が予約情報を受信することで、表示制御部94は現在の状況欄561に「空き室」又は「入室待ち」と表示する。
<主な効果>
以上説明したように、本実施形態のリソース検索システムは、予めユーザ情報が登録されているため、会議室検索時に必要なユーザの発話量を減らすことができ、会議室の予約に要する時間を短縮できる。また、ユーザの利便性を向上させることができる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
なお、会議管理サーバ30は複数、存在してもよいし、会議管理サーバ30の機能が複数のサーバに分散されていてもよい。また、予約管理サーバ20と会議管理サーバ30が一体でもよい。
また、本実施形態のリソース検索システム100はWebサービスとも称することができる。Webサービスとはインターネット関連技術を応用して提供される各種のサービスである。例えば、会議室貸し出しサービス、各種のレンタルサービスが挙げられる。Webサービスを利用するシステムを利用システムという。
また、以上の実施例で示した図6〜図8などの構成例は、リソース検索システム100の処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。しかし、各処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。リソース検索システム100は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
10 チャットサーバ
20 予約管理サーバ
30 会議管理サーバ
60 端末装置
70 電子機器
80 音声処理サーバ
90 会議室端末
100 リソース検索システム
特開2000−227938号公報

Claims (8)

  1. ユーザを特定するユーザ特定部と、
    前記ユーザ特定部が特定したユーザの識別情報に対応付けられたユーザ情報を取得するユーザ情報取得部と、
    音声認識により得られた情報と前記ユーザ情報取得部が取得したユーザ情報に応じてリソースを検索する検索部と、
    前記検索部による検索結果を出力する出力部と、
    を有することを特徴とするリソース検索システム。
  2. 前記ユーザ情報は、ユーザが活動している場所に関する情報を含んでおり、
    前記検索部は、前記ユーザが活動している場所に基づいてリソースを検索することを特徴とする請求項1に記載のリソース検索システム。
  3. 前記ユーザ情報は、ユーザが勤務しているフロア、棟、又は、事業所であり、
    前記検索部は、前記フロアで空いているリソースを検索し、
    前記フロアに空いているリソースがない場合、前記フロアに近い順にユーザが勤務している棟のフロアにあるリソースを検索し、
    ユーザが勤務している棟で空いているリソースがない場合、ユーザが勤務している棟に近い順に別の棟のリソースを検索することを特徴とする請求項1又は2に記載のリソース検索システム。
  4. 前記音声認識により得られた情報が「空いているリソース」である場合、
    前記検索部は、前記ユーザが活動している場所に基づいて、現在時刻から一定時間、空いているリソースを検索することを特徴とする請求項2又は3に記載のリソース検索システム。
  5. 複数のリソースが検索に適合した場合、前記検索部は優先度の順に複数のリソースをソートし、
    前記出力部はソートされた順に複数のリソースを出力することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のリソース検索システム。
  6. 前記リソースは会議室であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のリソース検索システム。
  7. 前記出力部が出力した前記検索結果に含まれる会議室の予約を受け付けた場合、該会議室を予約することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のリソース検索システム。
  8. ユーザ特定部がユーザを特定するステップと、
    ユーザ情報取得部が、前記ユーザ特定部が特定したユーザの識別情報に対応付けられたユーザ情報を取得するステップと、
    検索部が、音声認識により得られた情報と前記ユーザ情報取得部が取得したユーザ情報に応じてリソースを検索するステップと、
    出力部が、前記検索部による検索結果を出力するステップと、
    を有することを特徴とするリソース検索方法。
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