JP2019182669A - オゾン発生装置、空気調和装置、及び、車両 - Google Patents

オゾン発生装置、空気調和装置、及び、車両 Download PDF

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【課題】 エキシマランプを用いて発生させたオゾンによる電極の劣化を低減させることができるオゾン発生装置を提供すること。【解決手段】 発光ガスが封入された発光管と発光管の管軸方向両端部の外周面に設けられた電極とを有するエキシマランプと、前記電極を覆うよう設けられた保護部とを備えるオゾン発生装置。【選択図】 図1

Description

本発明は、オゾン発生装置、空気調和装置、及び、車両に関する。
従来、紫外線ランプを用いたオゾン発生装置が知られている。オゾンを発生させるための紫外線ランプとしては、水銀ランプや、エキシマランプ(例えば、キセノンエキシマランプ)が知られている。
特許文献1には、エバポレータ(蒸発器)の下流側にオゾン発生器を備える自動車用エアコンの除菌装置が開示されており、これにより、エバポレータ表面での細菌の繁殖を防止することが記載されている。
特開2002−103959号公報
近年、環境への配慮から水銀フリーであることが推奨されている。また、エキシマランプ(特に波長172nmの光を放射するキセノンエキシマランプ)は、波長185nm及び254nmの光を放射する水銀ランプと比較してオゾン発生効率がよい。
しかしながら、エキシマランプは、その構造上、電極が発光管の外周面上に露出している。そのため、エキシマランプにより発生させたオゾンが電極を酸化させるという問題が生じ得る。特に、オゾン発生効率を向上させるために波長172nmの光を放射するエキシマランプを用いる場合には、オゾン発生量が多くなるため、このような問題が顕著となり得る。さらに、使用環境に水分が多く存在する場合(例えば、空気調和装置内に配置する場合)には、水分とオゾンとの両者の存在により、電極の酸化がより一層顕著となり得る。
なお、特許文献1では、オゾン発生器として紫外線灯を用いたとの記載があるが、具体的な構成は記載されていない。仮に、水銀ランプを用いているのであれば、水銀フリーの観点から改善の余地がある。また、仮に、エキシマランプを用いているのであれば、上記のように、オゾンによる電極の酸化という問題がある。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、エキシマランプを用いて発生させたオゾンによる電極の劣化を低減させることができるオゾン発生装置を提供することにある。
また、本発明は、当該オゾン発生装置を備える空気調和装置を提供することにある。
また、本発明は、当該空気調和装置を備える車両を提供することにある。
本発明者は、下記の構成を採用することにより、前記の課題を解決できることを見出して本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明に係るオゾン発生装置は、
発光ガスが封入された発光管と、前記発光管の管軸方向両端部の外周面に設けられた電極とを有するエキシマランプと、
前記電極を覆うよう設けられた保護部とを備えることを特徴とする。
本発明では、エキシマランプとして、発光管の管軸方向両端部の外周面に電極を有するエキシマランプを用いる。その上で、前記電極を保護部で覆う。その結果、保護部で覆われるのは、発光管の管軸方向両端部部分となり、発光管の管軸方向中央部は、露出する。このような構成とすることにより、発光管から出射する光を大きく遮ることなく、電極を保護部により覆うことができる。これにより、オゾン発生効率を高く維持しつつ、電極がオゾンにより劣化されることを防止できる。また、使用環境に存在する水分が電極部に到達することも避けることができる。
また、前記エキシマランプは、電極が発光管の内部にはなく、外周面にのみ存在する。従って、前記エキシマランプは、発光管内に発光ガスを封入し、その後、外周面に電極を設ければよく、製造が容易である。
また、電極が発光管の内部になく、発光管の内部と外部とを電気的に接続する配線が不要であるため、発光管の壁面を貫く部材が存在しない。そのため、エキシマランプの信頼性を高く維持できる。具体的に説明すると、発光管の内部と外部とを電気的に接続するような配線が存在する場合、例えば、高温に晒されると、発光管と配線との熱膨張率差に起因して破損等の問題が生じ得る。しかしながら、本発明に係るエキシマランプによれば、発光管の壁面を貫く部材が存在しないため、このような問題は生じ得ない。
また、前記エキシマランプは、電極が発光管の内部にはなく、外周面にのみ存在する。従って、前記エキシマランプは、小型のものを製造しやすい。その結果、配置スペースの限られている箇所にも容易に設置可能なものを製造できる。
前記構成において、前記保護部には、前記発光管の管径に対応する開口が形成されていることが好ましい。
前記保護部に前記発光管の管径に対応する開口が形成されていると、前記開口に発光管を配置させて、前記エキシマランプを保持することができる。
前記構成においては、前記開口と前記発光管との間に、前記発光管からの光を遮る第1の遮光部材が設けられていることが好ましい。
前記第1の遮光部材が設けられていれば、前記発光管から出射される光が保護部の開口部分に到達するのを遮ることができ、前記光による開口部分の劣化を抑制することができる。
前記構成においては、前記保護部の前記開口周囲に、テーパーが形成されていることが好ましい。
前記保護部の前記開口周囲に、テーパーが形成されていると、保護部内にオゾンが到達しにくくすることができる。また、発光管を、開口周辺においてテーパーを含めた面で保持することができ、破損を低減することができる。
前記構成において、前記保護部は、一方の前記電極を覆うように設けられた第1の保護部と、他方の前記電極を覆うように設けられた第2の保護部とを有し、
さらに、前記第1の保護部と前記第2の保護部とを接続する接続部を有し、
前記第1の保護部と前記接続部と前記第2の保護部とが一体的に筐体として形成されていることが好ましい。
前記第1の保護部と前記接続部と前記第2の保護部とが一体的に筐体として形成されていると、前記第1の保護部と前記第2の保護部とで、前記エキシマランプを安定に保持することができる。
前記構成においては、前記発光管と前記接続部とが離間していることが好ましい。
前記発光管と前記接続部とが離間していると、前記発光管から出射される光を、前記発光管の全方向から効率よく酸素に当てることができ、オゾンの発生量をより多くすることができる。また、前記発光管と前記接続部とが離間していると、前記接続部が前記発光管から出射される光により劣化することを防止することができる。
前記構成においては、前記発光管の端面と、前記発光管の前記端面に対向する、前記保護部の内壁との間に、前記発光管の前記端面から出射される光が前記内壁に到達するのを遮る第2の遮光部材が設けられていることが好ましい。
前記第2の遮光部材が設けられていれば、前記発光管の前記端面から出射される光が前記内壁に到達するのを遮ることができ、前記光による前記内壁(前記保護部)の劣化を抑制することができる。
前記構成においては、車両用であることが好ましい。
前記オゾン発生装置は、小型化が容易であるため、スペースの限られた車両用として好適に用いることができる。
また、本発明に係る空気調和装置は、
流路と、
前記流路内に設けられた蒸発器と、
前記流路内に設けられた前記オゾン発生装置と、
前記蒸発器の上流側に設けられた送風機とを備えることを特徴とする。
前記構成によれば、前記蒸発器表面で発生した細菌等を、前記オゾン発生装置により発生させたオゾンにより除菌等することができる。これにより、細菌等に起因する悪臭等を抑制することが可能となる。
前記構成においては、前記オゾン発生装置が、前記発光管の管軸方向と送風方向とが交差するように配置されていることが好ましい。
前記オゾン発生装置が、前記発光管の管軸方向と送風方向とが交差するように配置されていると、発光管から出射される光により多くの酸素を効率的に当てることができる。
また、本発明に係る車両は、前記空気調和装置を備えることを特徴とする。
前記オゾン発生装置は、小型化が容易であるため、当該オゾン発生装置を備える空気調和装置も小型とすることができる。その結果、前記空気調和装置は、スペースの限られた車両に好適に搭載される。
前記構成においては、前記オゾン発生装置が、前記車両の床面に垂直な方向と前記発光管の管軸方向とが一致するように配置されていることが好ましい。
前記オゾン発生装置が、前記車両の床面に垂直な方向と前記発光管の管軸方向とが一致するように配置されていると、車両走行時の縦方向のゆれ(鉛直方向のゆれ)により、発光管が破損することを抑制することができる。
本発明によれば、エキシマランプを用いて発生させたオゾンによる電極の劣化を低減させることができるオゾン発生装置を提供することができる。また、当該オゾン発生装置を備える空気調和装置を提供することができる。また、当該空気調和装置を備える車両を提供することができる。
本実施形態に係るオゾン発生装置を模式的に示す斜視図である。 図1に示したオゾン発生装置において、説明のために筐体の手前半分を取り除いた様子を示す正面図である。 (a)は、図1に示したオゾン発生装置が備えるエキシマランプの管軸方向断面図であり、(b)は、そのZ−Z断面図である。 他の実施形態に係るオゾン発生装置において、説明のために筐体の手前半分を取り除いた様子を示す正面図である。 他の実施形態に係るオゾン発生装置において、説明のために筐体の手前半分を取り除いた様子を示す正面図である。 本実施形態に係る車載用空気調和装置の概念図である。
まず、本発明の一実施形態に係るオゾン発生装置について、図面を参照しつつ、以下説明する。
図1は、本実施形態に係るオゾン発生装置を模式的に示す斜視図である。図2は、図1に示したオゾン発生装置において、説明のために筐体の手前半分を取り除いた様子を示す正面図である。
図1、図2に示すように、オゾン発生装置10は、筐体12と、エキシマランプ20とを備える。
図3(a)は、図1に示したオゾン発生装置が備えるエキシマランプの管軸方向断面図であり、図3(b)は、そのZ−Z断面図である。
エキシマランプ20は、発光ガスが封入された発光管22と、発光管22の管軸方向両端部の外周面に設けられた電極24(電極24a、電極24b)とを有する。
なお、本実施形態では、エキシマランプ20が誘電体バリア放電を利用したエキシマランプである場合について説明するが、本発明においてエキシマランプは、エキシマからの光を出射するランプであればよく、誘電体バリア放電を利用する場合に限定されない。
発光管22の形状としては、内部が密閉された管状であれば、その形状は限定されないが、本実施形態のように、両端が封止された円管状であることが好ましい。
発光管22の材質としては、特に限定されないが、紫外線を透過する材質であることが好ましく、例えば、石英ガラス等が挙げられる。
前記発光ガスとしては、酸素に照射することによりオゾンを発生させることが可能な波長の光を出射可能とするものであれば特に限定されない。前記発光ガスとしては、キセノン(出射波長:172nm)、塩化クリプトン(出射波長:222nm)、臭化クリプトン(出射波長:207nm)等が挙げられる。
電極24は、上述したように、発光管22の管軸方向両端部の外周面に設けられている。電極24は、発光管22の円筒部分の外周面に設けられていることが好ましく、その形状は特に限定されないが、本実施形態のように、円筒状であることが好ましい。円筒状であれば、より好適に誘電体バリア放電を起こすことができるからである。前記電極の形状の他の例としては、例えば、断面C字状やコイル状が挙げられる。
電極24が発光管22の外周面を被覆する面積としては、始動性の観点から、より大きい方が好ましい。従って、本実施形態のように、円筒状であることが好ましい。
なお、発光管22の端面26には、電極24が形成されていないことが好ましい。発光管の端部には強度の弱い箇所があるからである。
電極24の材質としては、特に限定されないが、高温での耐酸化性や耐熱衝撃性の観点から、ステンレス、カンタル(鉄クロム合金)が好ましい。
エキシマランプ20では、電極24間に交流の高電圧が印加されると、発光管22内の空間28に誘電体バリア放電が誘起される。そして、これにより発光ガスが励起されて、エキシマ状態となり、エキシマ状態から元の状態(基底状態)に戻るときに、そのエキシマ特有のスペクトルを発光(エキシマ発光)する。
エキシマランプ20は、電極が発光管の内部にはなく、外周面にのみ存在する。従って、エキシマランプ20は、発光管22内に発光ガスを封入し、その後、外周面に電極24を設ければよく、製造が容易である。
また、エキシマランプ20は、電極が発光管の内部になく、発光管の内部と外部とを電気的に接続する配線が不要である。従って、発光管22の壁面を貫く部材が存在しない。そのため、エキシマランプ20の信頼性を高く維持できる。
上述の通り、エキシマランプ20は、電極が発光管の内部にはなく、外周面にのみ存在する。従って、エキシマランプ20は、小型のものを製造しやすい。小型化が容易である観点から、エキシマランプ20の各寸法としては、管軸方向の全長が好ましくは10〜150mm、より好ましくは10〜100mm、さらに好ましくは10〜50mmである。また、電極間距離が、好ましくは3〜130mm、より好ましくは3〜80mm、さらに好ましくは3〜30mmである。なお、前記の電極間距離とは、各電極の最も近い部分同士の距離をいう。また、円筒状である場合、外径が好ましくは3〜20mm、より好ましくは3〜15mm、さらに好ましくは3〜10mmである。また、発光管22の肉厚としては、好ましくは0.1〜2mm、より好ましくは0.1〜1mm、さらに好ましくは0.1〜0.5mmである。
なお、エキシマランプ20の各寸法は、特に小型化の必要がない等の場合には、上記寸法に限定されない。ただし、電極間距離が大きくなると発光管22内で絶縁破壊が起こらなくなる場合があるため、印加電圧との兼ね合いで各寸法を設定することが好ましい。
筐体12は、U字状である。筐体12は、一方の電極24(電極24a)を覆うように設けられた第1の保護部14aと、他方の電極24(電極24b)を覆うように設けられた第2の保護部14bとを有する。また、筐体12は、第1の保護部14aと第2の保護部14bとを接続する接続部16を有する。つまり、筐体12は、第1の保護部14aと接続部16と第2の保護部14bとが一体的に形成されて、U字状の筐体12を構成している。
オゾン発生装置10では、エキシマランプ20として、発光管22の管軸方向両端部の外周面に電極24を有するエキシマランプを用いている。その上で、電極24を保護部14(第1の保護部14a、第2の保護部14b)で覆う。その結果、保護部14で覆われるのは、発光管22の管軸方向両端部部分となり、発光管22の管軸方向中央部30は、露出する。このような構成とすることにより、発光管22から出射する光を大きく遮ることなく、電極24を保護部14により覆うことができる。これにより、オゾン発生効率を高く維持しつつ、電極24がオゾンにより劣化されることを防止できる。また、使用環境に存在する水分が電極部に到達することも避けることができる。
また、オゾン発生装置10では、第1の保護部14aと接続部16と第2の保護部14bとが一体的に筐体12として形成されている。従って、第1の保護部14aと第2の保護部14bとで、エキシマランプ20を安定に保持することができる。
保護部14(第1の保護部14a、第2の保護部14b)には、発光管22の管径に対応する開口18が形成されている。保護部14に発光管22の管径に対応する開口18が形成されているため、開口18に発光管22を配置させて、エキシマランプ20を保持することができる。また、開口18は、発光管22の管径に対応する開口であるため、筐体12外で発生したオゾンが極力、筐体12内に進入することを防止することができる。
発光管22と接続部16とは、離間しており、発光管22と接続部16との間に通風領域32が形成されている。発光管22と接続部16とが離間され、通風領域32が形成されているため、発光管22から出射される光を、発光管22の全方向から効率よく酸素に当てることができ、オゾンの発生量をより多くすることができる。また、発光管22と接続部16とが離間しているため、接続部16が発光管22から出射される光により劣化することを防止することができる。つまり、通風領域32において発光管22から出射される光が酸素に当たり、前記光が弱められるため、接続部16の劣化を防止することができる。
発光管22と接続部16との離間距離としては、接続部16の劣化防止、及び、オゾン発生量増加の観点から、好ましくは1mm以上、より好ましくは5mm以上、さらに好ましくは10mm以上である。また、前記離間距離は、オゾン発生装置10の小型化の観点から、好ましくは30mm以下、より好ましくは25mm以下、さらに好ましくは20mm以下である。なお、発光管と接続部との離間距離とは、発光管と接続部との最も近い部分同士の距離をいう。
図2に示すように、筐体12内には、インバータ等のエキシマランプに給電するための電装体36が収容されている。電装体36とエキシマランプ20の電極24とは、配線34により電気的に接続されている。電装体36が筐体12内に収容されているため、電装体36が外部ノイズに影響を受けることを防止できる。また、電装体36から発し得るノイズが外部に漏れることを防止できる。筐体12の内面には、従来公知の電磁波シールド層(例えば、電磁波シールド用のフィルム等)が設けられていてもよい。
以上、オゾン発生装置10について説明した。
図4は、他の実施形態に係るオゾン発生装置において、説明のために筐体の手前半分を取り除いた様子を示す正面図である。
図4に示すオゾン発生装置40は、第1の遮光部材42が設けられている点、及び、第2の遮光部材44が設けられている点でオゾン発生装置10と相違し、その他の点で共通する。そこで、以下では、異なる点について主に説明し、共通する点については、その説明を省略する。なお、オゾン発生装置10と共通する構成については、同一の符号を付することとする。
図4に示すオゾン発生装置40は、開口18と発光管22との間に、発光管22からの光を遮る第1の遮光部材42が設けられている。第1の遮光部材42が設けられているため、発光管22から出射される光が保護部14の開口18部分に到達するのを遮ることができ、前記光による開口18部分の劣化を抑制することができる。
第1の遮光部材42の材質としては、特に限定されないが、発光管22から出射される光(例えば、紫外線)に対して劣化しにくいものが好ましく、例えば、フッ素樹脂等が挙げられる。
第1の遮光部材42の形状としては特に限定されないが、円筒状であることが好ましい。円筒状であると、開口18部分全体を覆うことができるからである。
また、オゾン発生装置40は、発光管22の端面26と発光管22の端面26に対向する、保護部14の内壁15に、第2の遮光部材44が設けられている。第2の遮光部材44が設けられているため、発光管22の端面26から出射される光が内壁15に到達するのを遮ることができ、前記光による内壁15(保護部14)の劣化を抑制することができる。
第2の遮光部材44の材質としては、特に限定されないが、第1の遮光部材42と同様とすることができる。
なお、上述の実施形態では、第2の遮光部材44が保護部14の内壁15に設けられている場合について説明したが、本発明において第2の遮光部材の位置はこの例に限定されず、発光管の端面と保護部の内壁との間に設けられていればよい。例えば、発光管の端面に設けられていることとしてもよく、発光管の端面と保護部の内壁との間の空間が第2の遮光部材で充填されるよう設けられていることとしてもよい。
以上、オゾン発生装置40について説明した。
図5は、他の実施形態に係るオゾン発生装置において、説明のために筐体の手前半分を取り除いた様子を示す正面図である。
図5に示すオゾン発生装置60は、保護部の開口周囲に、テーパーが形成されている点でオゾン発生装置10と相違し、その他の点で共通する。そこで、以下では、異なる点について主に説明し、共通する点については、その説明を省略する。なお、オゾン発生装置10と共通する構成については、同一の符号を付することとする。
図5に示すオゾン発生装置60は、保護部14の開口18周囲に、テーパー62が形成されている。テーパー62は、保護部14と一体的に形成されていてもよく、別体として保護部14に設けられていてもよい。保護部14の開口18周囲に、テーパー62が形成されているため、保護部14内にオゾンが到達しにくくすることができる。また、発光管22を、開口18周辺においてテーパー62を含めた面で保持することができ、破損を低減することができる。
以上、オゾン発生装置60について説明した。
上述した実施形態では、保護部が筐体の一部である場合について説明した。すなわち、電極が筐体の一部である保護部により覆われている場合について説明した。しかしながら、本発明における保護部は、筐体に限定されない。例えば、前記保護部は、電極に接着剤を塗布し、硬化させたものであってもよい。すなわち、前記保護部は、電極を覆うように設けられた硬化後の接着剤であってもよい。
次に、オゾン発生装置を備える車載用空気調和装置について説明する。
図6は、本実施形態に係る車載用空気調和装置の概念図である。図6に示すように、車載用空気調和装置80は、空調ダクト82を有しており、空調ダクト82内に流路84が形成されている。
空調ダクト82の入り口には、外気吸入モードと内気循環モードとを切り替えるためのインテークドア92が設けられている。
インテークドア92の下流側には、車外から空気を吸入するための送風機86が設けられている。送風機86により矢印94方向に空気を送ることができる。
送風機86の下流には送風機86からの空気を冷却するための蒸発器(エバポレータ)88が設けられている。
蒸発器88の下流にはエアミックスドア96が設けられている。エアミックスドア96は、蒸発器88を通過した空気をそのままキャビン内に導入するか、又は、ヒータ90を通過した後にキャビン内に導入するかを切換えるためのものである。
エアミックスドア96の下流には蒸発器88を通過した空気を加熱するためのヒータ90が設けられている。
送風機86と蒸発器88の間(蒸発器88よりも上流側)には、オゾン発生装置10が設けられている。オゾン発生装置10は、発光管22の管軸方向と送風方向とが交差するように配置されている。オゾン発生装置10が、発光管22の管軸方向と送風方向とが交差するように配置されているため、発光管22から出射される光により多くの酸素を効率的に当てることができる。
空調ダクト82の出口側(図6では右側)の上部にはデフロスタノズル98、中央にはベント吹出しノズル100、下部(足下)にはヒータ吹出しノズル102が設けられている。各ノズル98、100、102にはモードドア98a、100a、102aがそれぞれ開閉自在に設けられている。
車載用空気調和装置80によれば、蒸発器88表面で発生した細菌等を、オゾン発生装置10により発生させたオゾンにより除菌等することができる。これにより、細菌等に起因する悪臭等を抑制することが可能となる。
上述した実施形態では、車載用空気調和装置80の流路84内に、上流側から順に、送風機86、蒸発器88、ヒータ90、オゾン発生装置10が配置されている場合について説明した。しかしながら、本発明においては、蒸発器表面で発生した細菌等を、オゾン発生装置により発生させたオゾンにより除菌等することができるのであれば、配置順はこの例に限定されない。蒸発器に付着した細菌や悪臭物質等を効率よくオゾンで除菌、分解等できる観点から、オゾン発生装置は、蒸発器よりも上流側に配置されていることが好ましい。
次に、空気調和装置を備える車両について説明する。
本実施形態に係る車両は、空気調和装置80を備える。空気調和装置80は、オゾン発生装置10が、車両の床面に垂直な方向と発光管22の管軸方向とが一致するように配置されている。前記車両の床面に垂直な方向と発光管22の管軸方向とが一致するように配置されているため、車両走行時の縦方向のゆれ(鉛直方向のゆれ)により、発光管が破損することを抑制することができる。ただし、本発明における車両はこの例に限定されず、オゾン発生装置を有する空気調和装置を備えていれば、特に限定されない。
オゾン発生装置10は、小型化が容易であるため、オゾン発生装置10を備える空気調和装置80も小型とすることができる。その結果、空気調和装置80は、スペースの限られた車両に好適に搭載される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した例に限定されるものではなく、本発明の構成を充足する範囲内で、適宜設計変更を行うことが可能である。
10、40、60 オゾン発生装置
12 筐体
14 保護部(第1の保護部14a、第2の保護部14b)
15 内壁
16 接続部
18 開口
20 エキシマランプ
22 発光管
24 電極(電極24a、電極24b)
26 端面
28 空間
30 中央部
32 通風領域
34 配線
36 電装体
42 第1の遮光部材
44 第2の遮光部材
62 テーパー
80 車載用空気調和装置
84 流路
86 送風機
88 蒸発器
90 ヒータ

Claims (12)

  1. 発光ガスが封入された発光管と、前記発光管の管軸方向両端部の外周面に設けられた電極とを有するエキシマランプと、
    前記電極を覆うよう設けられた保護部とを備えることを特徴とするオゾン発生装置。
  2. 前記保護部には、前記発光管の管径に対応する開口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のオゾン発生装置。
  3. 前記開口と前記発光管との間に、前記発光管からの光を遮る第1の遮光部材が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のオゾン発生装置。
  4. 前記保護部の前記開口周囲に、テーパーが形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のオゾン発生装置。
  5. 前記保護部は、一方の前記電極を覆うように設けられた第1の保護部と、他方の前記電極を覆うように設けられた第2の保護部とを有し、
    さらに、前記第1の保護部と前記第2の保護部とを接続する接続部を有し、
    前記第1の保護部と前記接続部と前記第2の保護部とが一体的に筐体として形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1に記載のオゾン発生装置。
  6. 前記発光管と前記接続部とが離間していることを特徴とする請求項5に記載のオゾン発生装置。
  7. 前記発光管の端面と、前記発光管の前記端面に対向する、前記保護部の内壁との間に、前記発光管の前記端面から出射される光が前記内壁に到達するのを遮る第2の遮光部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1に記載のオゾン発生装置。
  8. 車両用であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1に記載のオゾン発生装置。
  9. 流路と、
    前記流路内に設けられた蒸発器と、
    前記流路内に設けられた請求項1〜8のいずれか1に記載のオゾン発生装置と、
    前記蒸発器の上流側に設けられた送風機とを備えることを特徴とする空気調和装置。
  10. 前記オゾン発生装置が、前記発光管の管軸方向と送風方向とが交差するように配置されていることを特徴とする請求項9に記載の空気調和装置。
  11. 請求項9又は10に記載の空気調和装置を備えることを特徴とする車両。
  12. 前記オゾン発生装置が、前記車両の床面に垂直な方向と前記発光管の管軸方向とが一致するように配置されていることを特徴とする請求項11に記載の車両。
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