JP2018020921A - オゾン発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 オゾンに対して適量な窒素酸化物を発生させることができるオゾン発生装置を提供する。【解決手段】 オゾン発生装置は、誘電体と、誘電体と離間して配置される第1電極と、第1電極との間に誘電体を配置し、酸素をオゾン化するために、少なくとも第1電極と誘電体との間で放電させるべく、前記第1電極との間で電圧が印加される第2電極と、少なくとも前記誘電体と前記第1電極との間に、少なくとも酸素及び窒素を含む原料ガスを供給する供給部と、を備え、前記供給部の前記原料ガスの供給速度は、装置外部に流出する際のオゾン濃度が最大となる供給速度よりも、遅い。【選択図】 図3

Description

本発明は、オゾンを発生させるオゾン発生装置に関する。
従来、オゾン発生装置として、エキシマランプと、エキシマランプの外部又は内部に配置されたガス導管とを備えるオゾン発生装置が、知られている(例えば、特許文献1)。ガス導管の内部に、酸素が供給され、該酸素は、エキシマランプからの光により、オゾンになる。
特許文献1に係るオゾン発生装置においては、不純物である窒素酸化物(NOx)の発生を防止するために、ガス導管の内部が、エキシマランプと隔離されている。これにより、ガス導管の内部からは、高純度のオゾンが発生する。なお、エキシマランプにおいては、放電効率(発光効率)を向上させるために、各電極は、ランプのガラス管に密着している。ところで、例えば、水耕栽培のように、オゾンだけでなく、適度な窒素酸化物が必要な使用用途も出現している(例えば、特許文献2)。
特開2003−165711号公報 特開平4−4818号公報
そこで、課題は、オゾンに対して適量な窒素酸化物を発生させることができるオゾン発生装置を提供することである。
オゾン発生装置は、誘電体と、前記誘電体と離間して配置される第1電極と、前記第1電極との間に前記誘電体を配置し、酸素をオゾン化するために、少なくとも前記第1電極と前記誘電体との間で放電させるべく、前記第1電極との間で電圧が印加される第2電極と、少なくとも前記誘電体と前記第1電極との間に、少なくとも酸素及び窒素を含む原料ガスを供給する供給部と、を備え、前記供給部の前記原料ガスの供給速度は、装置外部に流出する際のオゾン濃度が最大となる供給速度よりも、遅い。
また、オゾン発生装置においては、前記供給部は、ファンを備え、前記供給部の前記原料ガスの供給速度は、前記ファンの回転速度で制御される、という構成でもよい。
また、オゾン発生装置においては、前記供給部は、圧縮エアを供給し、前記供給部の前記原料ガスの供給速度は、前記圧縮エアの圧力で制御される、という構成でもよい。
また、オゾン発生方法は、誘電体と、前記誘電体と離間して配置される第1電極と、前記第1電極との間に前記誘電体を配置する第2電極と、を備えるオゾン発生装置を用いる、オゾン発生方法であって、前記第1電極と前記第2電極との間に電圧を印加することで、少なくとも前記第1電極と前記誘電体との間で放電することと、酸素をオゾン化するために、少なくとも前記誘電体と前記第1電極との間に、少なくとも酸素及び窒素を含む原料ガスを供給部から供給すること、とを含み、前記供給部の前記原料ガスの供給速度は、装置外部に流出する際のオゾン濃度が最大となる供給速度よりも、遅い。
以上の如く、オゾン発生装置は、オゾンに対して適量な窒素酸化物を発生させることができる、という優れた効果を奏する。
一実施形態に係るオゾン発生装置の全体概略断面図である。 同実施形態に係るオゾン発生装置の原理を説明する図であって、図1のII領域拡大図である。 同実施形態に係るオゾン発生装置の原理を説明する図であって、原料ガスの供給速度とオゾン及び窒素酸化物の濃度との関係を示す図である。 他の実施形態に係るオゾン発生装置の全体概略断面図である。 さらに他の実施形態に係るオゾン発生装置の全体概略断面図である。 さらに他の実施形態に係るオゾン発生装置の全体概略断面図である。
以下、オゾン発生装置における一実施形態について、図1〜図3を参酌して説明する。なお、各図(図4〜図6も同様)において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致しておらず、また、各図面の間での寸法比も、必ずしも一致していない。
図1に示すように、本実施形態に係るオゾン発生装置1は、内部にガスが充填される管体(誘電体)21を有する発光管2を備えている。オゾン発生装置1は、管体21の外部に配置される外部電極(第1電極)3と、管体21の内部に配置される内部電極(第2電極)4とを備えている。
オゾン発生装置1は、発光管2及び各電極3,4を収容する筐体5と、筐体5の内部に、少なくとも酸素及び窒素を含む原料ガスG1を供給する供給部6とを備えている。オゾン発生装置1は、外部電極3と内部電極4との間に電圧(例えば、交流の高電圧)を印加させる電源7を備えている。
発光管2は、両端に、管体21の内部を気密にする第1及び第2封止部22,23と、第1封止部22に埋設される金属箔24と、第1封止部22に一部が埋設される外部リード25とを備えている。そして、金属箔24は、内部電極4と外部リード25とにそれぞれ連結されているため、内部電極4、金属箔24、及び外部リード25は、電気的に接続されている。なお、管体21は、誘電体であって、例えば、ガラスで形成されている。
管体21の内部に充填されるガスは、内部電極4と管体21との間で放電(具体的には、グロー放電)することによって、酸素をオゾン化する光を管体21の内部から放射する放電ガスである。本実施形態においては、当該放電ガスは、当該放電によって、酸素をオゾン化する紫外光(例えば、波長が200nm以下の光であって、例えば、172nmの光)を放射するキセノンガスとしている。
外部電極3は、筒状に形成されており、管体21は、外部電極3の内部に挿入されている。そして、外部電極3は、管体21の内部から放射された光を、通過(又は透過)させる光路部31を備えている。本実施形態においては、光路部31は、貫通孔としている。
例えば、外部電極3は、板状の部材に複数の貫通孔を有するように形成されてもよく、また、複数の棒状の部材を格子状や網目状に配置して形成されてもよく、また、棒状の部材を螺旋状に配置して形成されてもよい。また、光路部31は、透光性を有する部材で構成されていてもよい。
また、外部電極3は、管体21と離間して配置されている。図示していないが、外部電極3と発光管2との間に配置されるスペーサ等により、外部電極3は、管体21との離間距離が一定となるように、発光管2に固定されている。なお、外部電極3と管体21との離間距離は、外部電極3の厚み寸法(管体21の径方向の寸法)よりも、大きくなっている。
内部電極4は、棒状に形成されている。そして、内部電極4は、管体21の内部に配置されているため、外部電極3との間に管体21を配置している。なお、内部電極4の端部が、それぞれ発光管2の封止部22,23に埋設されているため、内部電極4は、発光管2に固定されている。
筐体5は、原料ガスG1を内部に流入するための入口部51と、少なくともオゾンを含むオゾン化ガスG2を外部に流出するための出口部52とを備えている。供給部6は、筐体5の入口部51から内部に、原料ガスG1となる空気を供給するファン61を備えている。そして、供給部6は、入口部51での原料ガスG1の単位時間当たりの供給量、即ち、入口部51での原料ガスG1の供給速度(流速)を、ファン61の回転速度で制御している。なお、ファン61は、筐体5の入口部51に配置されている。
本実施形態に係るオゾン発生装置1の構成については以上の通りであり、次に、本実施形態に係るオゾン発生装置1の原理について、図1及び図2を参酌して説明する。
図1及び図2に示すように、原料ガスG1は、筐体5の入口部51から筐体5の内部に供給されると、外部電極(第1電極)3と筐体5との間を流れる原料ガスG11と、管体(誘電体)21と外部電極3との間を流れる原料ガスG12とに分かれる。そして、外部電極3と内部電極(第2電極)4との間に電圧が印加される。
これにより、管体21と内部電極4との間に放電(具体的には、グロー放電)D1が起きるため、管体21の内部から外部に向けて、酸素をオゾン化する光L1が放射される。また、管体21と外部電極3との間にも、放電(具体的には、コロナ放電)D2が起きている。
外部電極3と筐体5との間を流れる原料ガスG11が、酸素を含んでいるため、その原料ガスG11の一部は、管体21の内部から放射され且つ光路部31を通過した光L1により、オゾンとなる。なお、当該原料ガスG11は、酸素だけでなく窒素を含んでいるが、当該光L1により、窒素酸化物にはならない。また、管体21と外部電極3との間を流れる原料ガスG12が、酸素と窒素とを含んでいるため、その原料ガスG12の一部は、管体21と外部電極3との間の放電D2により、オゾンと窒素酸化物とになる。
そして、外部電極3と筐体5との間で、一部がオゾンになったガスG21と、管体21と外部電極3との間で、一部がオゾン及び窒素酸化物になったガスG22とは、混合されて、出口部52から流出される。このようにして、酸素と窒素とを含む原料ガスG1は、オゾンと窒素酸化物を含むオゾン化ガスG2となって、出口部52から流出される。なお、原料ガスG11,G12が、光路部31を通過することもある。
次に、本実施形態に係るオゾン発生装置1の原料ガスG1の供給速度について、図3を参酌して説明する。
入口部51での原料ガスG1の供給速度が遅くなればなるほど、原料ガスG1が筐体5の内部で滞在する時間は、長くなる。したがって、図3に示すように、入口部51での原料ガスG1の供給速度が遅くなればなるほど、窒素と酸素との衝突頻度が多くなるため、出口部52での窒素酸化物の濃度C1は、高くなる。なお、窒素酸化物は、熱であまり分解しないため、入口部51での原料ガスG1の供給速度と出口部52での窒素酸化物の濃度C1との関係は、ほぼ負の比例関係になる。
一方、入口部51での原料ガスG1の供給速度が遅くなればなるほど、オゾンが他の分子と衝突することにより分解したり、オゾンが熱分解したりするため、出口部52でのオゾンの濃度C2は、低くなる。但し、入口部51での原料ガスG1の供給速度が極端に速い(例えば、第1供給速度V1よりも速い)場合には、酸素がオゾン化できないため、出口部52でのオゾンの濃度C2は、低くなる。
図3において、入口部51での原料ガスG1の第1供給速度V1は、出口部52でのオゾンの濃度C2が最大となる供給速度である。また、入口部51での原料ガスG1の第2供給速度V2(<V1)は、出口部52での窒素酸化物の濃度C1とオゾンの濃度C2とが同じとなる供給速度である。そして、入口部51での原料ガスG1の第3供給速度V3(<V2)は、出口部52でのオゾンの濃度C2が最大濃度(第1速度V1におけるオゾンの濃度C2)に対して2%となる供給速度である。
そして、入口部51での原料ガスG1の供給速度が、出口部52でのオゾン濃度C2が最大となる第1供給速度V1よりも遅くなるように、ファン61の回転速度が設定されている。本実施形態に係るオゾン発生装置1においては、入口部51での原料ガスG1の供給速度が、出口部52でのオゾン濃度C2が最大濃度に対して2%となる第3供給速度V3よりも速くなるように、ファン61の回転速度が設定されている。
したがって、入口部51での原料ガスG1の供給速度が、第1供給速度V1よりも遅く、且つ、第3供給速度V3よりも速くなるように、ファン61の回転速度が設定されている。本実施形態においては、ファン61の回転速度が一定速度に設定されているため、入口部51での原料ガスG1の供給速度は、一定となっている。なお、入口部51での原料ガスG1の供給速度が、第3供給速度V3よりも遅くなるように、ファン61の回転速度が設定されていてもよい。
ところで、例えば、出口部52から流出されたオゾン化ガスG2が水耕栽培の供給水の処理に使用される際に、菌や有機物が供給水の中に多く、植物の栄養分が供給水の中に充分にある場合は、オゾンを多く必要とするため、入口部51での原料ガスG1の供給速度は、第1供給速度V1よりも遅く、且つ、第2供給速度V2よりも速い方が好ましい。反対に、菌や有機物が供給水の中に少なく、植物の栄養分が供給水の中に少ない場合は、窒素酸化物を多く必要とするため、入口部51での原料ガスG1の供給速度は、第2供給速度V2よりも遅く、且つ、第3供給速度V3よりも速い方が好ましい。
以上より、本実施形態に係るオゾン発生方法は、誘電体(本実施形態では、管体)21と、前記誘電体21と離間して配置される第1電極(本実施形態では、外部電極)3と、前記第1電極3との間に前記誘電体21を配置する第2電極(本実施形態では、内部電極)4と、を備えるオゾン発生装置1を用いる、オゾン発生方法であって、前記第1電極3と前記第2電極4との間に電圧を印加することで、少なくとも前記第1電極3と前記誘電体21との間で放電することと、酸素をオゾン化するために、少なくとも前記誘電体21と前記第1電極3との間に、少なくとも酸素及び窒素を含む原料ガスG1を供給部6から供給すること、とを含み、前記供給部6の前記原料ガスG1の供給速度は、装置外部に流出する際のオゾン濃度が最大となる供給速度V1よりも、遅い。
また、本実施形態に係るオゾン発生装置1は、誘電体(本実施形態では、管体)21と、前記誘電体21と離間して配置される第1電極(本実施形態では、外部電極)3と、前記第1電極3との間に前記誘電体21を配置し、酸素をオゾン化するために、少なくとも前記第1電極3と前記誘電体21との間で放電させるべく、第1電極3との間で電圧が印加される第2電極(本実施形態では、内部電極)4と、少なくとも前記誘電体21と前記第1電極3との間に、少なくとも酸素及び窒素を含む原料ガスG1を供給する供給部6と、を備え、前記供給部6の前記原料ガスG1の供給速度は、装置外部に流出する際のオゾン濃度が最大となる供給速度V1よりも、遅い。
斯かる構成によれば、誘電体21は、第1電極3と第2電極4との間に配置されている。また、供給部6は、少なくとも、離間して配置される誘電体21と第1電極3との間に、少なくとも酸素及び窒素を含む原料ガスG1を供給する。そして、少なくとも第1電極3と誘電体21との間で、放電が起こると、酸素は、オゾン化し、また、窒素は、酸素と反応し、窒素酸化物となる。
ところで、供給部6の原料ガスG1の供給速度(流速)は、装置外部に流出する際のオゾン濃度が最大となる供給速度V1よりも、遅くなっている。これにより、窒素酸化物の濃度C1を、必要な濃度まで高くすることができる。したがって、オゾンに対して適量な窒素酸化物を発生させることができる。
また、本実施形態に係るオゾン発生装置1においては、前記供給部6は、ファン61を備え、前記供給部6の前記原料ガスG1の供給速度は、前記ファン61の回転速度で制御される、という構成である。
斯かる構成によれば、供給部6は、ファン61を備えている。これにより、ファン61の回転速度が所定の回転速度に設定されることで、供給部6の原料ガスG1の供給速度は、制御される。したがって、オゾンに対して適量な窒素酸化物を容易に発生させることができる。
なお、オゾン発生装置及び方法は、上記した実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものではない。また、オゾン発生装置及び方法は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に一つ又は複数選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
上記実施形態に係るオゾン発生装置1においては、供給部6は、ファン61を備え、ファン61は、筐体5の入口部51に配置されている、という構成である。しかしながら、オゾン発生装置は、斯かる構成に限られない。例えば、ファン61は、筐体5の出口部52に配置されている、という構成でもよく、また、筐体5の入口部51と出口部52とにそれぞれ配置されている、という構成でもよい。
また、例えば、図4に示すように、前記供給部6は、圧縮エアを供給し、前記供給部6の前記原料ガスG1の供給速度は、前記圧縮エアの圧力で制御される、という構成でもよい。斯かる構成によれば、供給部6は、圧縮エアを供給している。そして、圧縮エアの圧力が所定の圧力に設定されることで、供給部6の原料ガスG1の供給速度は、制御される。これにより、オゾンに対して適量な窒素酸化物を容易に発生させることができる。
図4に係る供給部6は、圧縮ガスを供給するガス源62を備えている。例えば、ガス源62は、さまざまな圧力の圧縮ガスを製造できる圧縮ガス製造装置(コンプレッサ)を備える、という構成でもよい。また、例えば、ガス源62は、一定圧力の圧縮ガスを供給するガスボンベと、ガスボンベから流出された圧縮ガスの圧力を変更する圧力変更部(例えば、圧力調整弁)とを備えている、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係るオゾン発生装置1及び方法においては、発光管2は、誘電体である一重構造の管体21を備えている、という構成である。しかしながら、オゾン発生装置及び方法は、斯かる構成に限られない。例えば、図5に示すように、発光管2は、誘電体である外管26a及び誘電体である内管26bを有する二重構造である二重管体26を備えている、という構成でもよい。
図5に係るオゾン発生装置1においては、発光管2は、誘電体である外管26a及び誘電体である内管26bを有する二重管体26と、外管26a及び内管26b間を気密にするための環状の封止端部27,27とを備えている。そして、外管26a及び内管26b間には、ガスが充填されている。なお、当該ガスは、外管26a及び内管26b間で放電することによって、酸素をオゾン化する光を二重管体26の内部から放射する放電ガスである。
外部電極(第1電極)3は、二重管体26(外管26a)と離間して配置されている。これにより、少なくとも酸素及び窒素を含む原料ガスG1が、外部電極3と二重管体26(外管26a)との間に、供給される。なお、二重管体26の径方向における、外部電極3と二重管体26(外管26a)との離間距離は、外部電極3の厚み寸法(二重管体26の径方向の寸法)よりも、大きくなっている。
内部電極(第2電極)4は、筒状に形成されている。そして、内部電極4は、二重管体26(内管26b)の内部に配置されているため、外部電極3との間に二重管体26(外管26a及び内管26b)を配置している。なお、内部電極4は、二重管体26(内管26b)と接するようにして、発光管2に固定されている。
斯かる構成によれば、原料ガスG1は、筐体5の入口部51から筐体5の内部に供給されると、外部電極3と筐体5との間を流れる原料ガスG11と、二重管体26と外部電極3との間を流れる原料ガスG12と、内部電極4の内部を流れる原料ガスG13とに分かれる。そして、外部電極3と内部電極4との間に電圧が印加される。
これにより、外管26aと内管26bとの間に放電(具体的には、グロー放電)が起きるため、二重管体26の内部から光が放射される。また、二重管体26と離間している外部電極3と二重管体26の外管26aとの間にも、放電(具体的には、コロナ放電)が起きている。
外部電極3と筐体5との間を流れる原料ガスG11が、酸素を含んでいるため、その原料ガスG11の一部は、二重管体26の内部から放射され且つ光路部31を通過した光により、オゾンとなる。なお、当該原料ガスG11は、酸素だけでなく窒素を含んでいるが、当該光により、窒素酸化物にはならない。また、二重管体26の外管26aと外部電極3との間を流れる原料ガスG12が、酸素と窒素とを含んでいるため、その原料ガスG12の一部は、外管26aと外部電極3との間の放電により、オゾンと窒素酸化物とになる。
そして、外部電極3と筐体5との間で、一部がオゾンになったガスG21と、二重管体26と外部電極3との間で、一部がオゾン及び窒素酸化物になったガスG22とは、混合されて、出口部52から流出される。このようにして、酸素と窒素とを含む原料ガスG1は、オゾンと窒素酸化物を含むオゾン化ガスG2となって、出口部52から流出される。なお、内部電極4の内部を流れる原料ガスG13は、オゾン化することなく、原料ガスG23のまま流出される。また、原料ガスG11,G12が、光路部31を通過することもある。
なお、図5に係るオゾン発生装置1に対して、例えば、外部電極3は、二重管体26(外管26a)と接して配置され、内部電極4は、二重管体26(内管26b)と離間して配置されている、という構成を採用してもよい。また、例えば、外部電極3は、二重管体26(外管26a)と離間して配置され、内部電極4も、二重管体26(内管26b)と離間して配置されている、という構成を採用してもよい。
また、上記実施形態に係るオゾン発生装置1及び方法は、酸素をオゾン化する光を放射する発光管2を備えている、という構成である。しかしながら、オゾン発生装置及び方法は、斯かる構成に限られない。例えば、図6に示すように、オゾン発生装置1及び方法は、光を放射しない誘電体8を備えている、という構成でもよい。
図6に係るオゾン発生装置1においては、誘電体8は、筒状に形成されている。なお、誘電体8は、例えば、ガラスで形成されている。
内部電極(第1電極)9は、誘電体8の内部に配置されている。そして、内部電極(第1電極)9は、誘電体8と離間して配置されている。これにより、少なくとも酸素及び窒素を含む原料ガスG1が、内部電極9と誘電体8との間に、供給される。そして、誘電体8の径方向における、内部電極9と誘電体8との離間距離は、内部電極9の厚み寸法(誘電体8の径方向の寸法)よりも、大きくなっている。図6に係る内部電極9は、棒状の部材を螺旋状に配置して形成されている。
外部電極(第2電極)10は、筒状に形成されている。そして、外部電極10は、誘電体8の外部に配置されているため、内部電極9との間に誘電体8を配置している。なお、外部電極10は、誘電体8と接するようにして、誘電体8に固定されている。
斯かる構成によれば、原料ガスG1は、筐体5の入口部51から筐体5の内部に供給されると、外部電極10と筐体5との間を流れる原料ガスG11と、誘電体8と内部電極9との間を流れる原料ガスG12と、内部電極9の内部を流れる原料ガスG13とに分かれる。そして、外部電極10と内部電極9との間に電圧が印加されると、誘電体8と内部電極9との間に放電(具体的には、コロナ放電)が起きる。
そして、誘電体8と内部電極9との間を流れる原料ガスG12が、酸素と窒素とを含んでいるため、その原料ガスG12の一部は、誘電体8と内部電極9との間の放電により、オゾンと窒素酸化物とになって、出口部52から流出される。このようにして、酸素と窒素とを含む原料ガスG1は、オゾンと窒素酸化物を含むオゾン化ガスG2として、出口部52から流出される。
なお、外部電極10と筐体5との間を流れる原料ガスG11と、内部電極4の内部を流れる原料ガスG13とは、オゾン化することなく、それぞれ原料ガスG21,G23のまま流出される。なお、原料ガスG12,G13が、内部電極9を通過して、内部電極9の内部から外部へ(又は外部から内部へ)流通することもある。
また、図6に係るオゾン発生装置1に対して、例えば、内部電極9は、誘電体8と接して配置され、外部電極10は、誘電体8と離間して配置されている、という構成を採用してもよい。また、例えば、内部電極9は、誘電体8と離間して配置され、外部電極10も、誘電体8と離間して配置されている、という構成を採用してもよい。
また、図6に係るオゾン発生装置1に対して、例えば、誘電体8、第1電極9、第2電極10は、それぞれ平板状に形成され、第1電極9と第2電極10とは、誘電体8を挟むように配置されている、という構成を採用してもよい。斯かる構成においては、少なくとも第1電極9が、誘電体8と離間して配置されている。
また、上記実施形態に係るオゾン発生装置1及び方法においては、供給部6の原料ガスG1の供給速度は、一定である、という構成である。しかしながら、オゾン発生装置及び方法は、斯かる構成に限られない。例えば、供給部6の原料ガスG1の供給速度は、可変されている、という構成でもよい。そして、フィードバック制御を行うことで、所望のオゾンの濃度又は窒素酸化物の濃度にすることができる。
例えば、オゾン発生装置1は、出口部52にオゾン及び窒素酸化物の少なくとも一方の濃度を検出する濃度検出部と、濃度検出部で検出した濃度に基づいて、供給部6の原料ガスG1の供給速度を変更させるように、供給部6を制御する制御部とを備えている、という構成でもよい。また、例えば、オゾン発生装置1は、入口部51及び出口部52の少なくとも一方のガス流速(又は流量)を検出する流速検出部と、流速検出部で検出した流速に基づいて、供給部6の原料ガスG1の供給速度を変更させるように、供給部6を制御する制御部とを備えている、という構成でもよい。
オゾン発生装置1は、水耕栽培に利用可能である。また、オゾン発生装置1は、それに限られず、オゾンだけでなく、適度な窒素酸化物が必要な他の使用用途にも利用可能である。
1…オゾン発生装置、2…発光管、3…外部電極(第1電極)、4…内部電極(第2電極)、5…筐体、6…供給部、7…電源、8…誘電体、9…内部電極(第1電極)、10…外部電極(第2電極)、21…管体(誘電体)、22…第1封止部、23…第2封止部、24…金属箔、25…外部リード、26…二重管体、26a…外管(誘電体)、26b…内管(誘電体)、27…封止端部、31…光路部、51…入口部、52…出口部、61…ファン、62…ガス源

Claims (4)

  1. 誘電体と、
    前記誘電体と離間して配置される第1電極と、
    前記第1電極との間に前記誘電体を配置し、酸素をオゾン化するために、少なくとも前記第1電極と前記誘電体との間で放電させるべく、前記第1電極との間で電圧が印加される第2電極と、
    少なくとも前記誘電体と前記第1電極との間に、少なくとも酸素及び窒素を含む原料ガスを供給する供給部と、を備え、
    前記供給部の前記原料ガスの供給速度は、装置外部に流出する際のオゾン濃度が最大となる供給速度よりも、遅い、オゾン発生装置。
  2. 前記供給部は、ファンを備え、
    前記供給部の前記原料ガスの供給速度は、前記ファンの回転速度で制御される、請求項1に記載のオゾン発生装置。
  3. 前記供給部は、圧縮エアを供給し、
    前記供給部の前記原料ガスの供給速度は、前記圧縮エアの圧力で制御される、請求項1に記載のオゾン発生装置。
  4. 誘電体と、
    前記誘電体と離間して配置される第1電極と、
    前記第1電極との間に前記誘電体を配置する第2電極と、を備えるオゾン発生装置を用いる、オゾン発生方法であって、
    前記第1電極と前記第2電極との間に電圧を印加することで、少なくとも前記第1電極と前記誘電体との間で放電することと、
    酸素をオゾン化するために、少なくとも前記誘電体と前記第1電極との間に、少なくとも酸素及び窒素を含む原料ガスを供給部から供給すること、とを含み、
    前記供給部の前記原料ガスの供給速度は、装置外部に流出する際のオゾン濃度が最大となる供給速度よりも、遅い、オゾン発生方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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