JP2015109912A - 空気浄化装置 - Google Patents

空気浄化装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015109912A
JP2015109912A JP2013253345A JP2013253345A JP2015109912A JP 2015109912 A JP2015109912 A JP 2015109912A JP 2013253345 A JP2013253345 A JP 2013253345A JP 2013253345 A JP2013253345 A JP 2013253345A JP 2015109912 A JP2015109912 A JP 2015109912A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
auxiliary light
auxiliary
air purification
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013253345A
Other languages
English (en)
Inventor
真大 松山
Masahiro Matsuyama
真大 松山
将司 小川
Shoji Ogawa
将司 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Keihin Corp
Original Assignee
Keihin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Keihin Corp filed Critical Keihin Corp
Priority to JP2013253345A priority Critical patent/JP2015109912A/ja
Publication of JP2015109912A publication Critical patent/JP2015109912A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

【課題】空気浄化装置において、部品点数の削減を図ることで組付性の向上を図ると共に小型化を図る。【解決手段】空気浄化装置10は、光源14の収納される空間を有したケーシング12を備え、該ケーシング12には、第1補助光源36の収納される第1収納室26と、第2補助光源68の収納される第2収納室62が形成され、前記第1及び第2収納室26、62と前記空間とが、可視光が透過可能で、且つ、紫外線を透過しない第1及び第2仕切壁24、50によって分離されている。そして、第1及び第2補助光源36、68からの発光光が第1及び第2仕切壁24、50を透過して光源14に到達することで、該光源14の始動性が向上し、しかも、紫外線が第1及び第2仕切壁24、50によって遮断されることで前記第1及び第2補助光源36、68の劣化が防止される。【選択図】図1

Description

本発明は、室内に設置され、該室内における空気の浄化を行う空気浄化装置に関する。
従来から、住宅の室内や車両の車室内等に設置して作動させることで、該室内における有機物の除去や脱臭を行うことが可能な空気浄化装置が知られている。このような空気浄化装置では、例えば、特許文献1に開示されるように、円筒状に形成された筐体内の中心に紫外線ランプが設けられ、該紫外線ランプの外周側を取り囲むように円筒状で通気性を有した光触媒部材が設けられると共に、前記紫外線ランプ及び前記光触媒部材の下方に送風機が設けられている。
そして、この空気浄化装置では、紫外線ランプから紫外線を光触媒部材に対して照射することで光触媒を活性化させ、送風機を作動させ筐体内へと取り込んだ空気を光触媒作用によって前記光触媒部材を通過させることで、空気中の臭いや有機物等を除去して浄化された空気を室内へと送出している。
また、上述したような紫外線ランプを利用した空気浄化装置では、人間の目に有害な紫外線が入らぬように外部と遮断した構造となっているが、このような外光の遮断された暗黒環境では紫外線ランプの始動性が低下してしまうという問題がある。
そこで、紫外線ランプの始動性を向上させる目的で、例えば、特許文献2に開示されるように、紫外線ランプ近傍にLED等の補助光源を配置した空気浄化装置が知られている。
この空気浄化装置では、紫外線ランプの近傍に配置されたLEDがカバーで覆われており、該カバーは紫外線ランプからの紫外線を透過させず、可視光のみを透過可能な材質から形成されている。そのため、カバーによってLEDから発光された可視光が紫外線ランプへと到達することで暗黒環境が解消されて始動性が向上すると共に、前記紫外線ランプからの紫外線によるLEDの劣化が防止される。
特開2000−107276号公報 特開2011−187207号公報
しかしながら、上述した特許文献2に係る空気浄化装置では、補助光源であるLEDを紫外線から守るためのカバーを設けることで部品点数が増加し、それに伴って、組付工数が増加してしまうと共に、装置の大型化を招くこととなる。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、部品点数の削減を図ることで組付性の向上を図ると共に、小型化を図ることが可能な空気浄化装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、光触媒を励起させる紫外線を発する光源と、光源の周囲に配置され通気性を有した光触媒部材と、光触媒部材を通過する空気流を生じさせる送風機と、光源、光触媒部材及び送風機を内部に収納するケーシングとを有した空気浄化装置において、
ケーシングの内部を複数の区画に仕切る区画壁を有し、区画の1つに光源を収納し、他の区画に光源を照射可能な補助光源を収納し、光源と補助光源との間に設けられた区画壁が、可視光を透過可能で、紫外線を透過しない特性を有することを特徴とする。
本発明によれば、空気浄化装置において、ケーシングの内部を区画壁によって複数の区画に仕切り、その区画に光源を収納し、他の区画に光源を照射可能な補助光源を収納し、光源と補助光源との間に設けられた区画壁が、可視光を透過可能で、且つ、紫外線を透過しない特性を有している。
従って、可視光である補助光源からの発光光が区画壁を透過して光源へと照射されることで暗黒始動性を向上させることができ、しかも、光源からの紫外線が区画壁を透過して補助光源側へと到達することがないため、紫外線による補助光源の劣化を確実に防止することができる。その結果、従来技術に係る空気浄化装置で用いられていたカバーを別に設ける場合と比較し、部品点数を削減でき組付性の向上を図ることができると共に、ケーシングを含む装置の小型化を図ることができる。
また、光源と補助光源との間に設けられた区画壁に、光触媒部材の保持部を設けることにより、ケーシング内を仕切る区画手段と、光触媒部材の保持部とを兼ね備えることができるため、それぞれを別に設けた場合と比較し、前記ケーシングにおける構成の簡素化を図ることができ、部品点数の削減を図ることが可能となる。
さらに、光源と補助光源との間に設けられた区画壁に、光源の端子接続部を設けることにより、ケーシング内を仕切る区画手段と、光源の端子保持部とを兼ね備えることができるため、それぞれを別に設けた場合と比較し、前記ケーシングにおける構成の簡素化を図ることができ、部品点数の削減を図ることが可能となる。
さらにまた、光源と補助光源との間に設けられた区画壁に、送風機の保持部を設けることにより、ケーシング内を仕切る区画手段と、送風機の保持部とを兼ね備えることができるため、それぞれを別に設けた場合と比較し、ケーシングにおける構成の簡素化を図ることができ、部品点数の削減を図ることが可能となる。
またさらに、補助光源が収納される区画に、光源を駆動制御する制御基板を収納し、制御基板に対して補助光源を実装することにより、制御基板をケーシングに対して固定することで、補助光源も同時に固定することが可能となるため、補助光源のみを固定するための固定手段を別に設ける必要がなく、しかも、補助光源と制御基板との間を接続する配線等が不要となり好適である。
また、補助光源は、作動状態を表示するLEDからなり、補助光源を収納する区画に運転操作部を収納することにより、空気浄化装置の作動状況を確認するためのLEDを利用することで、別に補助光源を設ける必要がないため、LEDとは別に補助光源を設ける場合と比較し、部品点数の削減、製造コストの削減を図ることが可能となる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、ケーシングの内部を区画壁によって複数の区画に仕切り、その区画に光源を収納し、他の区画に光源を照射可能な補助光源を収納し、光源と補助光源との間に設けられた区画壁が、可視光を透過可能で、且つ、紫外線を透過しない特性を有しているため、可視光である補助光源からの発光光を区画壁に透過させて光源へと照射させることで暗黒始動性を向上させることができ、しかも、光源からの紫外線が区画壁を透過して補助光源側へと到達することがないため、紫外線による補助光源の劣化を確実に防止することができる。その結果、従来技術に係る空気浄化装置で用いられていたカバーを別に設ける場合と比較し、部品点数を削減でき組付性の向上を図ることができると共に、ケーシングの小型化を図ることができる。
本発明の実施の形態に係る空気浄化装置の全体断面図である。 図1に示す空気浄化装置の上面図である。
本発明に係る空気浄化装置について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係る空気浄化装置を示す。
この空気浄化装置10は、図1に示されるように、円筒状のケーシング12と、前記ケーシング12の内部に収納される光源14と、該光源14の外周側に配置される光触媒部材16と、前記ケーシング12の内部へ空気を取り込んで外部へと送出する送風機18とを含む。
ケーシング12は、例えば、樹脂製材料から形成され、一端部側(矢印A方向)に形成される有底筒状の本体部20と、他端部側(矢印B方向)に形成され前記本体部20に対して拡径した拡径部22とを有する。なお、ここでは、本体部20を下方、拡径部22を上方として用いる場合について説明する。
本体部20は、略一定直径で軸方向(矢印A、B方向)に沿って所定高さで形成され、その底部近傍には第1仕切壁(区画壁)24で仕切られた第1収納室26が形成されると共に、前記第1仕切壁24に対して互いに所定間隔離間した一組の第1及び第2保持壁(区画壁)28、30が形成される。この第1仕切壁24には、例えば、可視光を透過可能であり、且つ、紫外線を透過させない材質(シリコン樹脂、フッ素樹脂、ポリカーボネート樹脂等)から形成され、第1保持壁28に臨む一端面側(矢印B方向)に光源14の一端部を保持する第1接続部32が形成される。
第1収納室26には、光源14を駆動制御するインバータ回路を有した第1制御基板34が収納され、第1接続部32に対して電気的に接続されると共に、前記第1制御基板34には、例えば、LEDからなる第1補助光源36が設けられている。この第1補助光源36は、第1仕切壁24に臨むように第1制御基板34の上面に実装されている。
なお、第1制御基板34は、光触媒部材16の下方に設けられる場合に限定されるものではなく、該光触媒部材16の上方に設けられるようにしてもよい。
第1保持壁28は、第1仕切壁24と略平行に設けられ、その中心に開口した第1孔部38に光源14が挿通されると共に、該第1孔部38の外周側には所定半径で第1仕切壁24側(矢印A方向)に窪んだ凹部(保持部)40が形成される。
また、第1保持壁28は、第1仕切壁24と同様に、例えば、可視光を透過可能であり、且つ、紫外線を透過させない材質(シリコン樹脂、フッ素樹脂、ポリカーボネート樹脂等)から形成されている。
そして、図示しない電源から第1制御基板34へ供給された電流によって第1補助光源36が発光し、その可視光である発光光が第1仕切壁24及び第1保持壁28を透過して第1収納室26から光源14側へと到達する(図1中、矢印C1参照)。
第2保持壁30は、第1保持壁28に対してケーシング12の他端部側(矢印B方向)に所定間隔離間して略平行に形成され、その中心部には第2孔部42が開口すると共に、該第2孔部42の外周側には他端部側(矢印B方向)に向かって窪んだ凹部(保持部)40が形成される。第2孔部42は、第1保持壁28の第1孔部38より大きな直径で形成され光源14の他端部側が挿通されると共に、本体部20内に取り込まれた空気が拡径部22側(矢印B方向)へと流通する際の通路としても機能する。
一方、本体部20の外周面には、複数の外気導入口44が開口し、該本体部20の外部と内部とを連通している。この外気導入口44は、例えば、略長方形状に形成され、本体部20の周方向に沿って所定間隔離間して一組設けられ、該本体部20の内部に収納された光触媒部材16に臨むように配置される。
拡径部22は、例えば、本体部20に対して半径外方向に拡径した略一定径の周壁46と、該周壁46の上部を覆う天井部48と、前記本体部20との間に設けられた第2仕切壁(区画壁)50とからなり、前記周壁46の下端部が前記本体部20に対して徐々に縮径するように接合されている。この周壁46の下端部には、拡径部22の中心に向かって延在する第2接続部52が形成され、光源14の他端部が接続され保持される。
第2仕切壁50は、第1仕切壁24、第1及び第2保持壁28、30と略平行に形成され、且つ、前記第2保持壁30に対して所定間隔離間して上方に設けられる。また、第2仕切壁50は、第1仕切壁24と同様に、例えば、可視光を透過可能であり、且つ、紫外線を透過させない材質(シリコン樹脂、フッ素樹脂、ポリカーボネート樹脂等)から形成されている。
この天井部48には、図1及び図2に示されるように、周壁46近傍となる位置に略半円状となる吹出口54が形成され、該吹出口54には複数の格子56が設けられている。すなわち、吹出口54は複数の格子56によって所定幅で開口したスリット状に形成される。なお、天井部48の上面には、図2に示されるように、電源スイッチ58や作動状態を表示するための表示灯60が設けられている。
一方、図1に示されるように、天井部48の内側には、第2仕切壁50との間に送風機18の収納される第2収納室62と、該第2収納室62に対して分離された導出室64とがそれぞれ形成される。そして、第2収納室62には、例えば、電源スイッチ58や表示灯60の駆動制御を行うための第2制御基板66が収納され、該第2制御基板66が天井部48に対して固定されると共に、例えば、表示灯60として機能する第2補助光源68が設けられる。第2補助光源68は、例えば、LEDからなり天井部48に臨むように配置されると共に、第2制御基板66に対して実装されている。
導出室64は、吹出口54に臨んで周壁46に沿うように断面略半円状に形成され、ケーシング12の軸線と略平行に形成された隔壁70によって第2収納室62と分離されると共に、吹出口54と連通している。
この隔壁70は、第2収納室62に臨むように形成され、送風機18の送風口80が前記隔壁70を貫通するように接続される。これにより、送風機18が第2収納室62内で吸い込んだ空気が送風口80を通じて導出室64へと導出されることとなる。
光源14は、例えば、ガラス管72内にガスの封入された冷陰極蛍光ランプが用いられ、ケーシング12の本体部20に軸方向(矢印A、B方向)に沿って、且つ、軸線上に配置される。そして、光源14の一端部が、第1接続部32に接続され保持されると共に、他端部が第2接続部52に対して接続され保持される。
そして、この光源14は、ガラス管72の内部に設けられた電極(図示せず)に通電することで、その内部で電子同士が衝突して紫外線を発する。なお、電極は、ガラス管72の両端部が接続された第1及び第2接続部32、52を通じて通電される。
また、この光源14としては、冷陰極蛍光ランプに限定されるものではなく、例えば、紫外線LED等の紫外線を発光可能なものであればよい。
光触媒部材16は、例えば、光源14の外周側を取り囲むように設けられ、複数の孔を有した多孔質体からなり、その外周側と内周側との間で空気が通過可能に形成される。この光触媒部材16は、その一端部及び他端部の中心が開口した円筒状に形成され、一端部が第1保持壁28の凹部40にスペーサ74を介して保持され、他端部が第2保持壁30の凹部40にスペーサ74を介して保持されることで、ケーシング12の内部に収納保持される。また、光触媒部材16は、その中心が本体部20の軸線上となるように配置され、光源14と同軸上に配置される。
そして、光源14から照射された紫外線が光触媒部材16へと当たることで、光触媒が活性化して付近の空気中に含まれる有機物や臭いが分解される。
送風機18は、図1に示されるように、例えば、シロッコファン等の遠心送風機からなり、ケーシング12に固定されるハウジング76と、該ハウジング76の内部に回転自在に設けられ複数の羽根を有したファン78と、前記ファン78を回転駆動させる駆動源(図示せず)とを含み、前記ハウジング76がケーシング12の第2収納室62に収納された状態で第2仕切壁50に対して固定されることで、前記ケーシング12における空気の流れ方向において、光触媒部材16の下流側に配置される。
このハウジング76は、例えば、駆動源及びファン78を囲繞するように円筒状に形成され、その内部に形成された流路の断面積が中心から外周端に向かって徐々に大きくなるように形成される。そして、ケーシング12の本体部20側(矢印A方向)となる下面及び天井部48側となる上面には、空気を内部へと吸入するための吸入口(図示せず)が形成され、一方、外周端には略長方形状に開口した送風口80が形成される。
一方、送風口80は隔壁70を貫通するように接続され、ファン78の駆動作用下に送風機18が吸入口を通じて吸い込んだ第2収納室62内の空気が送風口80を通じて導出室64へと導出される。
なお、この送風機18は、光触媒部材16の下流側に配置される場合に限定されるものではなく、例えば、前記光触媒部材16の上流側に配置されるようにしてもよい。
本発明の実施の形態に係る空気浄化装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。なお、ここでは、この空気浄化装置10が車両の車室内に設置される場合について説明する。
先ず、乗員が空気浄化装置10の電源スイッチ58を操作して電源を入れることで、送風機18のファン78が回転し始め、同時に、第1制御基板34から光源14へ通電されると共に第1及び第2制御基板34、66から第1及び第2補助光源36、68へ通電される。
この際、第1及び第2補助光源36、68はLEDからなるため、通電によって即座に点灯し、前記第1補助光源36からの発光光が第1仕切壁24、第1保持壁28を透過して光源14へと到達し(図1中、矢印C1参照)、一方、前記第2補助光源68からの発光光が第2仕切壁50、第2保持壁30を透過して光源14へと到達する(図1中、矢印C2参照)。
これにより、光源14の暗黒環境が解消され、光源14の暗黒始動性(始動遅れ)を低減させ始動性を向上させることができる。この暗黒始動性とは、光源14に対して電流を印加してから実際に放電を開始するまでのタイムラグである。
また、第2補助光源68は、空気浄化装置10の作動状態を表示する表示灯60であるため、天井部48から該表示灯60を視認することで作動状態であることが確認される。
そして、第1及び第2補助光源36、68からの発光光の照射により光源14の放電開始が促進され、該光源14から光触媒部材16に向かって紫外線を照射し始める。これにより、光触媒部材16に対して内周側から紫外線が照射され光触媒が活性化し始める。
送風機18の駆動作用下に車室内の空気が外気導入口44を通じて本体部20の内部へと吸い込まれ、この空気が光触媒部材16に開口した複数の孔を通じて内周側へと通過し、該孔と接触することによって前記空気に含まれる臭いや有機物が好適に光触媒作用によって分解され除去される。
この浄化された空気は、光触媒部材16の中央から上昇して送風機18側(矢印B方向)へと吸い上げられ、第2保持壁30の第2孔部42を通じて第2収納室62へと流れた後、前記送風機18の吸入口からハウジング76の内部へと吸い込まれる。
このハウジング76内へと吸い込まれた空気は、ファン78の回転作用下に送風口80からケーシング12の導出室64へと略水平方向に向かって送出されることで、導出室64の周壁46へ衝突し、該導出室64内で様々な方向へと分流して拡散した後に吹出口54から車室内へと吹き出される。
また、第1仕切壁24、第1保持壁28、第2仕切壁50を、可視光が透過可能で、且つ、紫外線が透過できない材質から形成することで、可視光である第1及び第2補助光源36、68からの発光光を確実に光源14へと到達させつつ、前記光源14からの紫外線が外部へと漏れることが確実に阻止される。そのため、紫外線による第1及び第2補助光源36、68の劣化が防止される。
なお、上述したように第1及び第2補助光源36、68を共に使用して光源14の始動性を高める場合に限定されるものではなく、例えば、前記第1補助光源36を設けずに、表示灯60としても機能する前記第2補助光源68の光量が補助光源として十分であれば、該第2補助光源68のみから発光光が照射されるようにしてもよいし、反対に、前記第1補助光源36のみから発光光が照射されるようにしてもよい。
また、第2補助光源68からの発光光のみを光源14へと照射する場合には、第2保持壁30、第2仕切壁50のみを可視光を透過可能、且つ、紫外線が透過できない材質で形成すればよく、一方、第1補助光源36からの発光光のみを光源14へと照射する場合には、第1仕切壁24、第1保持壁28のみを可視光を透過可能、且つ、紫外線が透過できない材質で形成すればよい。
すなわち、ケーシング12において、内部を分離する第1及び第2保持壁28、30、第1及び第2仕切壁24、50の全てを、可視光を透過可能、且つ、紫外線を透過できない材質で形成する必要はなく、光源14に対して補助光源からの発光光を透過させるべき区画壁のみを、可視光を透過可能、且つ、紫外線を透過できない材質で形成すればよい。
さらに、上述した空気浄化装置10では、光源14と第1補助光源36との間、該光源14と第2補助光源68との間に、それぞれ区画壁として機能する第1及び第2仕切壁24、50、第1及び第2保持壁28、30が2枚ずつ設けられているが、この構成に限定されるものではなく、少なくとも前記光源14と第1補助光源36との間、該光源14と第2補助光源68との間に、それぞれ1枚ずつの区画壁が設けられ、該区画壁が可視光を透過可能、且つ、紫外線を透過できない材質で形成されていればよい。
なお、上述した空気浄化装置10は、上述したように車両の車室内に設置して使用される場合に限定されるものではなく、例えば、住宅の室内等に設置して使用するようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態では、空気浄化装置10を構成するケーシング12において、光源14の収納される空間とは分離された第1収納室26に第1補助光源36を設けると共に、前記空間と分離された第2収納室62に第2補助光源68を設け、前記第1及び第2収納室26、62と前記空間とを、可視光が透過可能であり、且つ、紫外線の透過できない材質からなる第1及び第2仕切壁24、50でそれぞれ分割している。
従って、第1及び第2補助光源36、68からの発光光は可視光であるため、第1及び第2仕切壁24、50を透過して光源14へと到達し、暗黒始動性を向上させることができ、しかも、前記光源14からの紫外線は前記第1及び第2仕切壁24、50によって遮断されて第1及び第2補助光源36、68側へと到達することがないため、該紫外線による前記第1及び第2補助光源36、68の劣化を確実に防止することができる。
そのため、従来技術に係る空気浄化装置で用いられていた紫外線保護用のカバーを別に設ける必要がなく、ケーシング12内を複数の区画に分割する第1及び第2仕切壁24、50を設けることで、紫外線による第1及び第2補助光源36、68の劣化を防止しつつ、該紫外線の外部への漏れを防止しながら、光源14の始動性を向上させることが可能となる。
その結果、空気浄化装置10において、紫外線保護用のカバーを設ける場合と比較し、部品点数を削減できるため組付性の向上を図ることができると共に、ケーシング12を含む空気浄化装置10の小型化を図ることができる。
また、第1及び第2補助光源36、68と光源14との間に、光触媒部材16の端部を保持可能な第1及び第2保持壁28、30を設けることにより、ケーシング12内を仕切る区画手段と、前記光触媒部材16の保持手段とを兼ね備えることができるため、それぞれを別に設けた場合と比較し、前記ケーシング12における構成の簡素化を図ることができ、空気浄化装置10における部品点数の削減を図ることが可能となる。
さらに、第1補助光源36と光源14との間に配置された第1仕切壁24に、光源14の端部を保持可能な第1接続部32を設けることにより、ケーシング12内を仕切る区画手段と、前記光源14の保持手段とを兼ね備えることができるため、それぞれを別に設けた場合と比較し、前記ケーシング12における構成の簡素化を図ることができ、空気浄化装置10における部品点数の削減を図ることが可能となる。
さらにまた、第2補助光源68と光源14との間に配置された第2仕切壁50に、送風機18を保持することで、ケーシング12内を仕切る区画手段と、前記送風機18の保持手段とを兼ね備えることができるため、それぞれを別に設けた場合と比較し、前記ケーシング12における構成の簡素化を図ることができ、空気浄化装置10における部品点数の削減を図ることが可能となる。
またさらに、第1及び第2補助光源36、68は、第1及び第2制御基板34、66の収納される第1及び第2収納室26、62に収納し、それぞれ第1及び第2制御基板34、66に対して実装することにより、前記第1及び第2制御基板34、66をケーシング12に対して固定することで、前記第1及び第2補助光源36、68も同時に固定することが可能となるため、補助光源のみを固定するための固定手段を別に設ける必要がない。また、第1及び第2補助光源36、68と第1及び第2制御基板34、66との間を接続する配線等が不要となり好適である。
また、光源14を照射するための補助光源として、空気浄化装置10の作動状況を確認するための第2補助光源68を利用し、該補助光源として十分な効果が得られる場合には、第1補助光源36を設ける必要がないため、部品点数の削減、製造コストの削減を図ることが可能となる。また、第1及び第2補助光源36、68を共に備える場合でも、補助光源としてのみ用いられる第1補助光源36を必要最小限の性能のものとすることができる。
なお、本発明に係る空気浄化装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…空気浄化装置 12…ケーシング
14…光源 16…光触媒部材
18…送風機 20…本体部
22…拡径部 24…第1仕切壁
26…第1収納室 28…第1保持壁
30…第2保持壁 32…第1接続部
34…第1制御基板 36…第1補助光源
50…第2仕切壁 52…第2接続部
62…第2収納室 64…導出室
66…第2制御基板 68…第2補助光源

Claims (6)

  1. 光触媒を励起させる紫外線を発する光源と、前記光源の周囲に配置され通気性を有した光触媒部材と、前記光触媒部材を通過する空気流を生じさせる送風機と、前記光源、前記光触媒部材及び前記送風機を内部に収納するケーシングとを有した空気浄化装置において、
    前記ケーシングの内部を複数の区画に仕切る区画壁を有し、前記区画の1つに前記光源を収納し、他の前記区画に前記光源を照射可能な補助光源を収納し、前記光源と前記補助光源との間に設けられた区画壁が、可視光を透過可能で、紫外線を透過しない特性を有することを特徴とする空気浄化装置。
  2. 請求項1記載の空気浄化装置において、
    前記光源と前記補助光源との間に設けられた区画壁に、前記光触媒部材の保持部を設けることを特徴とする空気浄化装置。
  3. 請求項1記載の空気浄化装置において、
    前記光源と前記補助光源との間に設けられた区画壁に、前記光源の端子接続部を設けることを特徴とする空気浄化装置。
  4. 請求項1記載の空気浄化装置において、
    前記光源と前記補助光源との間に設けられた区画壁に、前記送風機の保持部を設けることを特徴とする空気浄化装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気浄化装置において、
    前記補助光源が収納される区画には、前記光源を駆動制御する制御基板が収納され、前記制御基板に対して前記補助光源が実装されることを特徴とする空気浄化装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気浄化装置において、
    前記補助光源は、作動状態を表示するLEDからなり、該補助光源を収納する区画に運転操作部が収納されることを特徴とする空気浄化装置。
JP2013253345A 2013-12-06 2013-12-06 空気浄化装置 Pending JP2015109912A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013253345A JP2015109912A (ja) 2013-12-06 2013-12-06 空気浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013253345A JP2015109912A (ja) 2013-12-06 2013-12-06 空気浄化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015109912A true JP2015109912A (ja) 2015-06-18

Family

ID=53525356

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013253345A Pending JP2015109912A (ja) 2013-12-06 2013-12-06 空気浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015109912A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112473366A (zh) * 2020-12-11 2021-03-12 赋舜材料科技有限公司 一种光触媒空气净化装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112473366A (zh) * 2020-12-11 2021-03-12 赋舜材料科技有限公司 一种光触媒空气净化装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104755111B (zh) 空气净化装置
US9707310B2 (en) Air cleaning device, air cleaning method using the air cleaning device, and air cleaning system
KR101205771B1 (ko) 공기정화 기능을 갖는 조명 기구
KR20160015084A (ko) 공기 청정기
JP6595838B2 (ja) 空気清浄機能を有する照明装置
KR101994906B1 (ko) 블루투스 스피커 기능을 구비한 공기청정기
JP2017109158A (ja) 空気清浄機
JP5132466B2 (ja) イオン発生装置
KR20180101694A (ko) 살균기능을 갖는 자유 조립식 평판형 led 등기구
KR101211267B1 (ko) 공기조화기용 공기정화장치
JP2015109912A (ja) 空気浄化装置
CN1174192C (zh) 空调机
JP2015109911A (ja) 空気浄化装置
KR20240030989A (ko) 공기살균장치
CN215863931U (zh) 带照明功能的杀菌模组
JP2006156145A (ja) 照明器具
CN214840706U (zh) 具有消杀功能的无叶风扇筒灯
JP6637090B2 (ja) 空気清浄モジュール
JP2015109909A (ja) 空気浄化装置
JP2015109910A (ja) 空気浄化装置
CN111790267B (zh) 光催化剂装置
JP2008221159A (ja) 機器のドレン水浄化装置
JP5159500B2 (ja) イオン発生ユニット及び照明装置
CN114352556A (zh) 一种净化风扇
CN104067061A (zh) 离子发生装置