JP2019181060A - 財布用カード収納装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】カード枚数が増えた場合であっても容易に整理して財布に収納することを可能とする財布用カード収納装置を提供することである。【解決手段】財布用カード収納装置10は、長財布4の内部に格納可能であり、矩形のカード6を収納可能な収納部12が土台シート部8に複数並んで設けられる財布用カード収納装置10であって、各収納部12は、カード6を斜め上方から収納可能なように上部及び一方側の側部が開口形成された開口部16と、カード6の収納時にカード6の下部を挟持する挟持部20と、収納時にカード6の表面の一部が露出するように上部と一方側の側部にわたって形成された切欠き部18と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、財布用カード収納装置に関する。
近年、クレジットカードやポイントカードなどたくさんの種類のカードが存在する。所有するカードの枚数が少ないうちは整理することなく、財布から収納したり取り出したりして使用することが出来る。
本発明に関連する技術として、例えば、特許文献1には、略矩形状の前面部、背面部及び折り返し部が一体化した素材からなる長財布型の外形を有したカードケース本体と、当該カードケース本体の前面部と背面部の内側の折り曲げ部を底辺とした扇型状に取り付けられた複数の菱形収納体を備え、菱形収納体は、矩形袋状の容器を複数重ね、ひとつの矩形袋状の容器は2ヶ所の収納袋を持ち、隣接する矩形袋状の容器は、長辺のそれぞれの端から四分の一の箇所を接着した複数の矩形袋状の容器を接合することにより形成されるカードケースが開示されている。
カードの枚数が1枚や2枚など少ないうちはあまり問題とはならないが、枚数が増えるにつれて全てのカードを財布に入れるとうまく整理できずに財布の中身が煩雑な状態となり、必要なカードを取り出すのに時間がかかるといった課題がある。
本発明の目的は、カード枚数が増えた場合であっても容易に整理して財布に収納することを可能とする財布用カード収納装置を提供することである。
本発明に係る財布用カード収納装置は、長財布の内部に格納可能であり、矩形のカードを収納可能な収納部が土台シート部に複数並んで設けられる財布用カード収納装置であって、各収納部は、前記カードを斜め上方から収納可能なように上部及び一方側の側部が開口形成された開口部と、前記カードの収納時に前記カードの下部を挟持する挟持部と、前記収納時に前記カードの表面の一部が露出するように前記上部と前記一方側の側部にわたって形成された切欠き部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る財布用カード収納装置において、前記各収納部は、下部に設けられる前記挟持部に連結用スリットが形成されており、第1の収納部の前記連結用スリットに隣接する第2の収納部の下端部を係合させ、さらに、第2の収納部の前記連結用スリットに隣接する第3の収納部の下端部を係合させることを繰り返して装着されることが好ましい。
また、本発明に係る財布用カード収納装置において、前記各収納部は、一枚のシートを2つ折りにして形成されており、該折り目が他方側の側部となるように装着されることが好ましい。
また、本発明に係る財布用カード収納装置において、前記土台シート部は、前記収納部を装着するための装着用スリットが形成されており、前記各収納部は、一枚のシートで構成されており、他方側の側部を前記装着用スリットに係合させることが好ましい。
本発明によれば、複数枚のカードを並べて収納することが出来る。これにより、カード枚数が増えた場合であっても容易に整理して財布に収納することができる。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
図1は、財布用カード収納装置10を示す図である。図2は、財布用カード収納装置10にカード6を収納している様子を示す図である。図3は、財布用カード収納装置10の変形例である財布用カード収納装置11を示す図である。
財布用カード収納装置10は、長財布4の内部に格納可能であり、矩形のカード6を収納可能な収納部12が土台シート部8に複数並んで設けられる。土台シート部8は、透明かつ柔軟性を有する材質、例えば、ポリプロピレンを使って構成することができる。土台シート部8は、例えば、幅13〜17cm、高さ7〜8cm、厚み0.2mmの大きさを有する矩形形状である。
長財布4は、例えば、幅19〜21cm、高さ9.5〜11cm、厚み2.5〜3cmのサイズに設定されている。カード6は、クレジットカード、プリペイドカード、ポイントカード、会員カードなど各種カードを含む。
カード6の大きさは、様々なものが存在するが、一般的に普及しているサイズは、短手方向に53.98mm、長手方向に85.60mmで厚みが0.76mmの大きさに設定されているものとして説明するが、もちろん、適宜変更可能である。
収納部12は、台形部12aと矩形部12bとで構成された略台形形状を有するシート部材である。収納部12は、透明かつ柔軟性を有する材質、例えば、ポリプロピレンを使って構成することができる。
台形部12aは、上底部の長さは約4cmとし、下底部の長さを約12cmとし、高さを約6cmとし、厚みを約0.2mmとする。矩形部12bは、横方向の長さを約14cmとし、高さを約2cmとし、厚みを約0.2mmとする。
図1(a)(b)に示されるように、略台形形状に形成された収納部12を折曲線14で2つに折り曲げる。矩形部12bが折り曲げられて重ね合わせるように形成されており、この矩形部12bの部分に図1(b)に示される連結用スリット22が形成される。
図1(c)に示されるように、1つ目の収納部12の連結用スリット22に隣接する2つ目の収納部12の挟持部20の右側端部を係合させ、さらに、この収納部12の連結用スリット32に隣接する3つ目の収納部32(図1(c)では不図示)の挟持部20の右側端部を係合させることを繰り返す。
このように繰り返されて連結された各収納部12(図1(d)では8つ)を土台シート部8に装着する。土台シート部8に装着された各収納部12は、開口部16と、挟持部20と、切欠き部18とを備えている。
開口部16は、カード6を斜め上方から収納可能なように上部及び一方側の側部が開口形成されてカード6を入れる際に開くことができる。
切欠き部18は、収納時にカード6の表面の一部が露出するように上部と一方側の側部にわたって形成されている。図1(d)に示されるように、カード6が収納されたときに右上の部分が露出するように斜め方向に切欠きが設けられることで切欠き部18が形成される。
挟持部20は、カード6の収納時にカード6の下部を挟持する。切欠き部18が設けられる開口部6は、カード6を挿入するために開くことが出来るように構成されているが、挟持部20は、一方側の側部も他方側の側部の両側部が閉じられているため、カード6が挿入された際に挟持するように圧力が加わる。
このように、土台シート部8に複数の収納部12が一部ずつ重なるように並んで配置されたものに、土台シート部8の対となるシートを土台シート部8の反対側に重ねて、これらのシート部材を下側端部と底側端部の接着領域29を熱圧着する。なお、ここでは、収納部12の構成を分かりやすくするために土台シート部8の対となるシートについては省略して描いている。
続いて、上記構成の財布用カード収納装置10の作用について説明する。一般的に、財布には、小銭やお札を収納する領域とともにカードを収納する領域も少し設けられている場合があるが、複数の会社のクレジットカードや各店舗のポイントカードを作ると、収納領域が足りなくなり、お札を収納する領域などにまとめてカードを入れることになり、出し入れしにくいという課題がある。
しかしながら、財布用カード収納装置10によれば、複数の収納部12が一部ずつ重なるように並んで配置されているため、カード6が増えても整理した状態で収納することができる。
また、収納部12は、上部と右側の側部に開口を有しているため、右斜め上方から収納しやすく、また、カード6が収納されたときに右上の部分が露出するように斜め方向に切欠きが設けられているため、収納したカード6を取り出しやすいという利点もある。
そして、収納部12は、カード6の一部が露出するとともにカード6を覆っている部分も透明であるため、カード6の種類などを一見して把握することができるという効果もある。
また、図2(a)に示されるように、ユーザーが財布用カード収納装置10を手で持ちながらカード6を収納した後に図2(b)のような状態した場合であってもカード6の下部が挟持部20によってしっかりと挟み込まれているため、カード6が落ちない。
上述したようにカード6を挿入した後の財布用カード収納装置10を長財布4に収納することができる。また、カード6を取り出す場合も長財布4から財布用カード収納装置10を取り出した後に必要なカード6のみを効率よく取り出すことができるという顕著な効果を奏する。
次に、財布用カード収納装置10の変形例である財布用カード収納装置11について説明する。財布用カード収納装置11と財布用カード収納装置10との相違点は、収納部32と土台シート部9の装着用スリット7であるため、その相違点を中心に説明する。
収納部32は、台形部32aと矩形部32bとを備えて構成される。上記のように、収納部12は、台形部12aと矩形部12bとで構成された略台形形状を折り畳んで二枚のシートが重ねた状態で形成されるが、収納部32は、半分のみの一枚のシートで構成されている。
収納部32は、開口部36と切欠き部38と挟持部40と連結用スリット42を備える点は収納部12とほぼ同一であるが、他方側の端部に装着用スリット35が形成されている点が収納部12と異なる。
複数の収納部32同士の連結については、財布用カード収納装置10と同様に、1つ目の収納部32の連結用スリット42に隣接する2つ目の収納部32の挟持部40の右側端部を係合させ、さらに、この収納部32の連結用スリット42に隣接する3つ目の収納部32の挟持部40の右側端部を係合させることを繰り返す。
このように連結された複数の収納部32を土台シート部9に装着するが、この際に各収納部32の装着用スリット35により形成された凸部を土台シート部9の装着用スリット7に挿入して装着する。
そして、土台シート部9に複数の収納部32が一部ずつ重なるように並んで配置されたものに、土台シート部9の対となるシートを土台シート部9の反対側に重ねて、これらのシート部材を下側端部と底側端部の接着領域29を熱圧着する。なお、ここでは、収納部32の構成を分かりやすくするために土台シート部9の対となるシートについては省略して描いている。
続いて、上記財布用カード収納装置11の作用について説明する。財布用カード収納装置11は、財布用カード収納装置10とほぼ同様の構成を有し、収納部32は、開口部36と切欠き部38と挟持部40とを有するため、財布用カード収納装置10と同様の効果を奏する。
なお、財布用カード収納装置11の収納部32は、財布用カード収納装置10の収納部12とは異なり2枚重ねではなく、1枚で構成されているため、全体的な厚みを薄くすることが出来き、土台シート部9の熱圧着なども容易に行うことができる。
一方で、財布用カード収納装置10の収納部12とは異なり2枚重ねることでポケットのような形が出来、図2(a)に示されるような膨らみが形成されるため、カード6を入れやすいという利点がある。
また、財布用カード収納装置10,11は収納部12,32の右上に開口が形成された開口部16,36を有するものとして説明したが、これらはユーザーが右利きであることを想定して形成された構造であり、各収納部12,32が反対方向を向くように装着することによって、左利きに適した構造にすることも可能である。
4 長財布、6 カード、7 装着用スリット、8,9 土台シート部、10,11 財布用カード収納装置、12 収納部、12a 台形部、12b 矩形部、14 折曲線、16 開口部、18 切欠き部、20 挟持部、22 連結用スリット、29 接着領域、32 収納部、35 装着用スリット、36 開口部、36a 台形部、36b 矩形部、38 切欠き部、40 挟持部、42 連結用スリット。
Claims (4)
- 長財布の内部に格納可能であり、矩形のカードを収納可能な収納部が土台シート部に複数並んで設けられる財布用カード収納装置であって、
各収納部は、前記カードを斜め上方から収納可能なように上部及び一方側の側部が開口形成された開口部と、
前記カードの収納時に前記カードの下部を挟持する挟持部と、
前記収納時に前記カードの表面の一部が露出するように前記上部と前記一方側の側部にわたって形成された切欠き部と、
を備えることを特徴とする財布用カード収納装置。 - 請求項1に記載の財布用カード収納装置において、
前記各収納部は、下部に設けられる前記挟持部に連結用スリットが形成されており、
第1の収納部の前記連結用スリットに隣接する第2の収納部の下端部を係合させ、さらに、第2の収納部の前記連結用スリットに隣接する第3の収納部の下端部を係合させることを繰り返して装着されることを特徴とする財布用カード収納装置。 - 請求項2に記載の財布用カード収納装置において、
前記各収納部は、一枚のシートを2つ折りにして形成されており、該折り目が他方側の側部となるように装着されることを特徴とする財布用カード収納装置。 - 請求項2に記載の財布用カード収納装置において、
前記土台シート部は、前記収納部を装着するための装着用スリットが形成されており、
前記各収納部は、一枚のシートで構成されており、他方側の側部を前記装着用スリットに係合させることを特徴とする財布用カード収納装置。
Priority Applications (1)
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JP2018079040A JP2019181060A (ja) | 2018-04-17 | 2018-04-17 | 財布用カード収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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2018
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