JP3216571U - 保持装置構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙幣、カード、名刺、メモ用紙などの物を強固に挟持し、容易に携帯したり取り出したりすることができる保持装置構造を提供する。【解決手段】保持装置構造は、基板11及び第1の挟持弾片16を備える。基板11は、互いに表裏の関係にある第1の端面及び第2の端面を有する。基板11の第1の端面の左右両端には、第1の位置決め片12及び第2の位置決め片13がそれぞれ形成される。基板11の第1の端面は、第1の位置決め片12と第2の位置決め片13との間の一側に形成された第3の位置決め片14を有する。第1の位置決め片12、第2の位置決め片13及び第3の位置決め片14のそれぞれは基板11の中央部へ向かって所定の長さで折り曲げられて延び、基板11の第1の端面との間に一緒に挟持空間15が形成される。第1の挟持弾片16は、互いに対をなす第1の端部及び第2の端部を有する。【選択図】図1

Description

本考案は、保持装置構造に関し、特に、紙幣、カード、名刺、メモ用紙などの物を強固に挟持し、容易に携帯したり取り出したりすることができる保持装置構造に関する。
現代人は、紙幣、各種カード、名刺、メモ用紙などの物を日常的に使用し、これらを財布又は手提げ袋の内層袋などに収容することが一般的であった。財布又は手提げ袋を携帯する習慣が無い者は、紙幣、カード、名刺、メモ用紙などを衣類のポケットに直接収容した。
しかし財布、手提げ袋又は衣類のポケットは、紙幣、カード、名刺、メモ用紙などの物を収容する機能しか無かった。そのため財布、手提げ袋又は衣類のポケット内に収容した紙幣、カード、名刺、メモ用紙などがごっちゃ混ぜになってしまうことがあり、使用する際、探し出すのに時間がかかり、物を取り出すのが面倒となり、手提げ袋又は衣類のポケット内の紙幣、カード、名刺、メモ用紙などの物が折れ曲がったり変形したりし易かった。折れ曲がったり変形したりした紙幣、カード、名刺及びメモ用紙は、外観がすっきりせず綺麗でなく、最悪の場合、損壊して使用できなくなることがあった。
本考案者は、従来、紙幣、カード、名刺、メモ用紙などが財布、手提げ袋又は衣類のポケットなどに収容されたときに取り出しにくかったり折れ曲がったり変形する欠点に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、本考案を完成させたものである。
本考案の主な目的は、紙幣、カード、名刺、メモ用紙などの物を強固に挟持し、容易に携帯したり取り出したりすることができる保持装置構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案の第1の形態によれば、基板及び第1の挟持弾片を備えた保持装置構造であって、前記基板は、互いに表裏の関係にある第1の端面及び第2の端面を有し、前記基板の前記第1の端面の左右両端には、第1の位置決め片及び第2の位置決め片がそれぞれ形成され、前記基板の前記第1の端面は、前記第1の位置決め片と前記第2の位置決め片との間の一側に形成された第3の位置決め片を有し、前記第1の位置決め片、前記第2の位置決め片及び前記第3の位置決め片のそれぞれは前記基板の中央部へ向かって所定の長さで折り曲げられて延び、前記基板の前記第1の端面との間に一緒に挟持空間が形成され、前記第1の挟持弾片は、互いに対をなす第1の端部及び第2の端部を有し、前記第1の挟持弾片の前記第1の端部は、前記第3の位置決め片に接続され、前記第1の挟持弾片が前記基板の中央部へ向かって所定の長さで延びて第2の端部が成形され、前記第1の挟持弾片の前記第2の端部が折り曲げられて押圧部が成形されることを特徴とする保持装置構造を提供する。
前記基板には、前記第1の挟持弾片に対応する箇所に貫通孔が形成され、前記第1の挟持弾片の押圧部は、前記貫通孔に位置することが好ましい。
第2の挟持弾片をさらに備え、前記第2の挟持弾片は、互いに対をなす第1の端部及び第2の端部を有し、前記基板の前記第2の端面の一側には、前記第2の挟持弾片の前記第1の端部が折り曲げられて接続され、前記第2の挟持弾片は、前記基板の中央部へ向かって所定の長さで延びて前記第2の端部が成形され、前記第2の挟持弾片の前記第2の端部が折り曲げられて押圧部が成形されることが好ましい。
本考案の保持装置構造は、紙幣、カード、名刺、メモ用紙などの物を強固に挟持し、容易に携帯したり取り出したりすることができる。
本考案の一実施形態に係る保持装置構造を示す斜視図である。 本考案の一実施形態に係る保持装置構造を示す別の角度からの斜視図である。 本考案の一実施形態に係る保持装置構造を示す断面図である。 本考案の一実施形態に係る保持装置構造を示す使用状態の説明図である。 本考案の一実施形態に係る保持装置構造を示す他の使用状態の説明図である。 本考案の他の実施形態に係る保持装置構造を示す斜視図である。
本考案の技術手段及びそれにより達成可能な効果を、より完全かつ明白に開示するために、開示した添付の図面及び符号と併せて本考案を以下詳説する。
まず、図1〜図3を参照する。
図1〜図3に示すように、本考案の一実施形態に係る保持装置構造は、保持装置1を備える。保持装置1は、一体射出成形され、基板11及び第1の挟持弾片16を含む。基板11は、互いに表裏の関係にある第1の端面及び第2の端面を有する。基板11の第1の端面の左右両端には、第1の位置決め片12及び第2の位置決め片13が成形される。基板11の第1の端面は、第1の位置決め片12と第2の位置決め片13との間の上側に形成された第3の位置決め片14を有し、第1の位置決め片12、第2の位置決め片13及び第3の位置決め片14のそれぞれは基板11の中央部へ向かって所定の長さで延ばされ、第1の位置決め片12、第2の位置決め片13及び第3の位置決め片14により、基板11の第1の端面との間に挟持空間15が形成される。
第1の挟持弾片16は、互いに対をなす第1の端部及び第2の端部を有する。第3の位置決め片14には、第1の挟持弾片16の第1の端部が接続される。第1の挟持弾片16は、基板11の中央部へ向かって所定の長さで延ばされて第2の端部が成形され、第1の挟持弾片16の第2の端部が折り曲げられて押圧部161が成形される。基板11には、第1の挟持弾片16の対応した箇所に長尺溝型の貫通孔17が形成される。第1の挟持弾片16の押圧部161は、貫通孔17中に位置する。
第1の挟持弾片16の押圧部161は、基板11の第1の端面に位置する。基板11の第2の端面には、第2の挟持弾片18が設けられる。第2の挟持弾片18には、互いに対となる第1の端部及び第2の端部が設けられる。基板11の第2の端面には、基板11の上側に設けられた第2の挟持弾片18の第1の端部が折り曲げられて接続され、基板11の第2の端面と第2の挟持弾片18の第1の端部とが接続される。基板11の第1の端面には、第3の位置決め片14の一側が設けられる。第2の挟持弾片18は、基板11の中央部へ向かって所定の長さで延びて第2の端部が成形され、第2の挟持弾片18の第2の端部が折り曲げられて押圧部181が成形され、押圧部181が基板11の第2の端面に当接され、第2の挟持弾片18に中空部182が形成される。
実際に使用する際、ユーザは保持装置1の第1の挟持弾片16を僅かに引き上げた後、紙幣、カード、名刺、メモ用紙などの物2を、基板11、第1の位置決め片12、第2の位置決め片13及び第3の位置決め片14から構成された挟持空間15中に置いてから、3つの側部に設けられた第1の位置決め片12、第2の位置決め片13及び第3の位置決め片14により、挟持空間15の紙幣、カード、名刺、メモ用紙などの物2を強固に位置決めし、ユーザが第1の挟持弾片16を引き上げる力をリリースすると、第1の挟持弾片16が弾性回復力により復位し、押圧部161が紙幣、カード、名刺、メモ用紙などの物2上に押圧され、紙幣、カード、名刺、メモ用紙などの物2を保持装置1に強固に固定することができる。
図4及び図5を参照する。図4及び図5に示すように、ユーザは、紙幣、カード、名刺、メモ用紙などの物2を挟持する保持装置1を衣類3のポケット31(図4を参照する)又は手提げ袋4の内層袋41(図5を参照する)に収容し、第2の挟持弾片18により保持装置1を衣類3のポケット31又は手提げ袋4の内層袋41のポケットに挟持する。
ユーザが紙幣、カード、名刺、メモ用紙などの物2を取り出すと、ポケットに挟持された保持装置1とともに、その上に挟持された紙幣、カード、名刺及びメモ用紙などの物2を衣類3のポケット31又は手提げ袋4の内層袋41から一緒に外側へ取り出し、紙幣、カード、名刺及びメモ用紙などの物2を保持装置1の挟持空間15から抜き出して使用する。
本実施形態に係る保持装置1を用いて紙幣、カード、名刺、メモ用紙などの物2を集めて収納すると、手提げ袋4の内層袋41又は衣類3のポケット31などに収容した物品がごっちゃ混ぜになることを防ぎ、実際に使用する際、探し出すのに時間がかかることを防ぐことができる。更に、紙幣、カード、名刺、メモ用紙などの物2を速やかに手提げ袋4の内層袋41又は衣類3のポケット31内から取り出して使用することができ、本実施形態のプラスチックの基板11により支えて当接するため、手提げ袋4の内層袋41又は衣類3のポケット31内に収納した紙幣、カード、名刺、メモ用紙などの物2が折れ曲がったり変形したりして損壊することを防ぐことができる。
また、本実施形態の第2の挟持弾片18は、衣類3のポケット31又は手提げ袋4の内層袋41のポケットに挟持することができる上、ユーザが携帯する紙幣、カード、名刺、メモ用紙などの物2の数が多いときや、ユーザが紙幣、カード、名刺、メモ用紙などの物2を分類して挟持するときには、第2の挟持弾片18により紙幣、カード、名刺、メモ用紙などの物2を挟持するため、紙幣、カード、名刺、メモ用紙などの物2を容易に取り出すことができる。
前述した実施形態又は図面は、本考案の保持装置1の構造を限定するわけではなく、図6を併せて参照すると分かるように、本考案の保持装置1の他の実施形態では、基板11の第1の端面が第1の位置決め片12及び第2の位置決め片13の両側に成形されて補助弾片19が配設され、2つの補助弾片19が第1の位置決め片12と第3の位置決め片14との間に位置するとともに、第2の位置決め片13と第3の位置決め片14との間に位置し、補助弾片19が基板11の第1の面へ向かって傾いて所定の長さで延ばされてもよい。
このように2つの補助弾片19により紙幣、カード、名刺、メモ用紙などの物2の両側を挟持し、第1の挟持弾片16を組み合わせて3点で挟持すると、紙幣、カード、名刺、メモ用紙などの物2を挟持する力を高めることができる。
上述したことから分かるように、本考案の保持装置構造は、以下(1)〜(7)の長所を有する。
(1)基板の三側にそれぞれ位置決め片を設け、基板とともに挟持空間を形成したことで、三側に設けた位置決め片により、挟持空間に収納した紙幣、カード、名刺、メモ用紙などの物を強固に位置決めし、第1の挟持弾片により押圧し、紙幣、カード、名刺、メモ用紙などの物を保持装置に強固に固定することができる。
(2)紙幣、カード、名刺、メモ用紙などの物をその上に挟持して収納し、紙幣、カード、名刺、メモ用紙などの物を保持装置とともに衣類のポケット又は手提げ袋の内層袋に収納するため袋内の他の物品とごっちゃ混ぜになることがなく、速やかに保持装置とともに取り出して使用することができる。
(3)三側に設けられた位置決め片により、紙幣、カード、名刺、メモ用紙などの物を挟持空間に位置決めし、プラスチック基板上に対応して当接し、プラスチック基板により支えることで、その上の紙幣、カード、名刺、メモ用紙などの物が折れ曲がって変形したり損壊したりすることを防ぐ。
(4)基板の挟持空間とは反対側に、第2の挟持弾片が接続され、第2の挟持弾片により、保持装置が衣類のポケット又は手提げ袋の内層袋などの袋口に挟持されているため、保持装置及びその上に挟持された物を衣類のポケット又は手提げ袋の内層袋から容易に取り出すことができる。
(5)基板の挟持空間とは反対側に、第2の挟持弾片が接続され、第2の挟持弾片により、衣類のポケット又は手提げ袋の内層袋などの袋口に挟持することができる上、紙幣、カード、名刺、メモ用紙などの物を挟持することもでき、物の数が多いときや分類するときに、適時、挟持することができるため使い易い。
(6)基板の第1の挟持弾片の対応した箇所には、長尺溝型の貫通孔が形成され、第1の挟持弾片の押圧部が長尺溝型の貫通孔中に位置し、第1の挟持弾片の押圧部の復位点が基板の第1の端面に位置するため、第1の挟持弾片の弾性挟持力を高めることができる。
(7)基板の第1の端面には、第1の位置決め片の両側に成形された補助弾片が配設され、第1の位置決め片と2つの補助弾片とにより紙幣、カード、名刺、メモ用紙などの物を3点で挟持するため、物を挟持する力が高い。
1 保持装置
2 物
3 衣類
4 手提げ袋
11 基板
12 第1の位置決め片
13 第2の位置決め片
14 第3の位置決め片
15 挟持空間
16 第1の挟持弾片
17 貫通孔
18 第2の挟持弾片
19 補助弾片
31 ポケット
41 内層袋
161 押圧部
181 押圧部
182 中空部

Claims (3)

  1. 基板及び第1の挟持弾片を備えた保持装置構造であって、
    前記基板は、互いに表裏の関係にある第1の端面及び第2の端面を有し、
    前記基板の前記第1の端面の左右両端には、第1の位置決め片及び第2の位置決め片がそれぞれ形成され、
    前記基板の前記第1の端面は、前記第1の位置決め片と前記第2の位置決め片との間の一側に形成された第3の位置決め片を有し、
    前記第1の位置決め片、前記第2の位置決め片及び前記第3の位置決め片のそれぞれは前記基板の中央部へ向かって所定の長さで折り曲げられて延び、前記基板の前記第1の端面との間に一緒に挟持空間が形成され、
    前記第1の挟持弾片は、互いに対をなす第1の端部及び第2の端部を有し、
    前記第1の挟持弾片の前記第1の端部は、前記第3の位置決め片に接続され、
    前記第1の挟持弾片が前記基板の中央部へ向かって所定の長さで延びて第2の端部が成形され、
    前記第1の挟持弾片の前記第2の端部が折り曲げられて押圧部が成形されることを特徴とする、
    保持装置構造。
  2. 前記基板には、前記第1の挟持弾片に対応する箇所に貫通孔が形成され、前記第1の挟持弾片の押圧部は、前記貫通孔に位置することを特徴とする請求項1に記載の保持装置構造。
  3. 第2の挟持弾片をさらに備え、前記第2の挟持弾片は、互いに対をなす第1の端部及び第2の端部を有し、前記基板の前記第2の端面の一側には、前記第2の挟持弾片の前記第1の端部が折り曲げられて接続され、前記第2の挟持弾片は、前記基板の中央部へ向かって所定の長さで延びて前記第2の端部が成形され、前記第2の挟持弾片の前記第2の端部が折り曲げられて押圧部が成形されることを特徴とする請求項1に記載の保持装置構造。
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