JP2019177713A - 電動パーキングブレーキ装置 - Google Patents

電動パーキングブレーキ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019177713A
JP2019177713A JP2018066471A JP2018066471A JP2019177713A JP 2019177713 A JP2019177713 A JP 2019177713A JP 2018066471 A JP2018066471 A JP 2018066471A JP 2018066471 A JP2018066471 A JP 2018066471A JP 2019177713 A JP2019177713 A JP 2019177713A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parking brake
vehicle
braking force
electric
ecu
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018066471A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7130321B2 (ja
Inventor
卓朗 宮脇
Takuro Miyawaki
卓朗 宮脇
山下 真司
Shinji Yamashita
真司 山下
稔 小木野
Minoru Ogino
稔 小木野
淑裕 朝倉
Yoshihiro Asakura
淑裕 朝倉
喜久男 畑
Kikuo Hata
喜久男 畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP2018066471A priority Critical patent/JP7130321B2/ja
Publication of JP2019177713A publication Critical patent/JP2019177713A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7130321B2 publication Critical patent/JP7130321B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

【課題】パーキングブレーキによる制動力が不足することを解消できる電動パーキングブレーキ装置を提供する。【解決手段】電動パーキングブレーキ装置11は、車1に制動力を与えるパーキングブレーキ20と、パーキングブレーキ20を作動させる電動アクチュエータ30と、電動アクチュエータ30の動作を制御し、前記制動力を調整するアクチュエータ制御部62と、車1の前後方向の動きを検出する検出部61と、を備えており、アクチュエータ制御部62は、パーキングブレーキ20の作動中に、検出部61が車1の前後方向の動きを検出した場合に、前記制動力を増加させることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本開示は、電動パーキングブレーキ装置に関する。
特許文献1には、従来の電動パーキングブレーキ装置が開示されている。特許文献1に記載の電動パーキングブレーキ装置は、パーキングスイッチ、ECU(Electric Control Unit)および電動パーキングブレーキ機構を備えている。パーキングスイッチは、車の運転者によって操作され、パーキングブレーキを作動するパーキング作動スイッチおよびその解除スイッチを含んでいる。ECUは、パーキングスイッチからの信号を受けて電動パーキングブレーキ機構を制御する。電動パーキングブレーキ機構は、ECUからの指令によって、電動パーキングブレーキ装置を搭載する車に、制動力を与える。このように構成された電動パーキングブレーキ装置は、運転者によるパーキングスイッチの操作状態(たとえば押した回数や押した時間)に応じて、電動パーキングブレーキ機構による制動力の大きさが変化するように構成されている。
特開2000−326844号公報
このような従来の電動パーキングブレーキ装置において、パーキングブレーキによる制動力が不足し、車が動き出してしまう場合があった。たとえば、運転者は平坦な場所に駐車した際、大きな制動力でなく、小さい制動力でパーキングブレーキを作動させる傾向がある。しかしながら、駐車した場所の環境変化に伴い、制動力が不足する可能性がある。たとえば、機械式駐車場において、駐車したときにはパレット(駐車しておくための台座)が略水平であるが、車の搬送時にパレットが傾斜したり、車の前後方向に加速度がかかる可能性がある。このとき、パーキングブレーキによる制動力が不足し、車が動き出してしまうことがあった。また、運転者は、駐車位置の傾斜度に対して、必要とする制動力を判断するのが難しく、必要とする制動力の判断を誤る可能性がある。このとき、パーキングブレーキによる制動力が不足し、車が動き出してしまうことがあった。以上のように、パーキングブレーキによる制動力不足によって、車が周囲の障害物や建造物、他の車両などに衝突する可能性がある。
本開示は、上記課題に鑑みて創作されたものであり、その目的は、パーキングブレーキによる制動力が不足することを解消できる電動パーキングブレーキ装置を提供することにある。
本開示によって提供される電動パーキングブレーキ装置は、車に制動力を与えるパーキングブレーキと、前記パーキングブレーキを作動させる電動アクチュエータと、前記電動アクチュエータの動作を制御し、前記制動力を調整するアクチュエータ制御部と、前記車の前後方向の動きを検出する検出部と、を備えており、前記アクチュエータ制御部は、前記パーキングブレーキの作動中に、前記検出部が前記車の前後方向の動きを検出した場合に、前記制動力を増加させることを特徴とする。
本開示の電動パーキングブレーキ装置によれば、車の前後方向の動きを検出したときに、パーキングブレーキによる制動力を増加している。これにより、パーキングブレーキによる制動力が不足する場合に、パーキングブレーキによる制動力を増加させることができるため、制動力不足を解消することができる。
第1実施形態にかかる電動パーキングブレーキ装置を搭載した車を示すブロック図である。 第1実施形態にかかるEPB−ECUが行う制動力増加処理を示すフローチャートである。 第2実施形態にかかる電動パーキングブレーキ装置を搭載した車を示すブロック図である。 変形例にかかる電動パーキングブレーキ装置を搭載した車を示すブロック図である。
本開示の電動パーキングブレーキ装置の好ましい実施の形態について、図面を参照して、以下に説明する。
図1は、本開示の第1実施形態にかかる電動パーキングブレーキ装置を搭載した車1の構成を示すブロック図である。第1実施形態の電動パーキングブレーキ装置11は、パーキングブレーキ20、電動アクチュエータ30、車輪速センサ41、パーキングスイッチ50およびEPB−ECU(Electronic Parking Brake−ECU)60を備えている。
パーキングブレーキ20は、車1に制動力を与える機構である。パーキングブレーキ20が作動することで車1に制動力が与えられ、パーキングブレーキ20の作動が解除されることで車1への制動力が解除される。パーキングブレーキ20は、たとえば車1の2つの後輪に取り付けられる。パーキングブレーキ20は、たとえばドラム式ブレーキであって、ブレーキドラム、ケーブル21およびブレーキシューを含んでいる。ケーブル21は電動アクチュエータ30の動作によって張力がかけられる。そして、この張力によって、ブレーキシューがブレーキドラムに押し付けられて、車1に制動力を与える。本実施形態においては、ケーブル21にかかる張力の大きさを変化させることにより、ブレーキシューをブレーキドラムに押し付ける力を変化させている。これにより、車1に与える制動力を変化させている。本実施形態においては、パーキングブレーキ20の作動が解除されている状態とは、ブレーキシューがブレーキドラムに押し付けられていない状態をさす。なお、上記したパーキングブレーキ20の構成は、一例であって、電動アクチュエータ30の動作によって車1に制動力を与えるものであれば、これに限定されない。たとえばディスク式ブレーキであってもよい。
電動アクチュエータ30は、パーキングブレーキ20を作動および解除させるものである。電動アクチュエータ30は、EPB−ECU60によってその動作が制御される。電動アクチュエータ30は、モータ31を含んでいる。モータ31は、EPB−ECU60から入力される電流によって、回転軸を回転させる。電動アクチュエータ30は、このモータ31の回転によって、ケーブル21にかかる張力を変化させるように構成されている。本実施形態においては、モータ31に正方向の電流を流したとき、回転軸が正方向に回転する。これにより、ケーブル21にかかる張力が大きくなり、パーキングブレーキ20による車1への制動力が増加する。一方、モータ31に逆方向の電流を流したとき、回転軸が逆方向に回転する。これにより、ケーブル21にかかる張力が小さくなり、パーキングブレーキ20による車1への制動力が減少する。なお、反対に、回転軸が正方向に回転したときに、ケーブル21にかかる張力が小さくなり、回転軸が逆方向に回転したときに、ケーブル21にかかる張力が増加するように、電動アクチュエータ30を構成してもよい。なお、電動アクチュエータ30は、上記した構成に限定されず、モータ31の回転軸の回転によって、パーキングブレーキ20を作動および解除できるように構成されていればよい。たとえば、上記するようにパーキングブレーキ20がディスク式ブレーキなどである場合、電動アクチュエータ30は、モータ31の回転軸の回転をギヤおよびネジなどの機構部品によってピストンの直動運動に変換する。そして、当該ピストンの直動運動によって、パーキングブレーキ20を作動および解除させるように構成されていてもよい。
車輪速センサ41は、車1の各車輪の車輪速を検出するセンサである。車輪速センサ41は、車1の車輪ごとにそれぞれ1つずつ配置されている。車輪速センサ41は、各車輪の車軸の回転速度をそれぞれ検出し、検出した回転速度に基づいて各車輪の車輪速を算出する。車輪速センサ41は、検出した各車輪速を、EPB−ECU60に出力する。車輪速センサ41によって検出された各車輪速の情報は、たとえばABS(Antilock Brake System)制御などでも用いられている。
パーキングスイッチ50は、パーキングブレーキ20の作動および解除を指示するための操作部である。パーキングスイッチ50は、EPB−ECU60に接続されており、パーキングスイッチ50の操作信号が、EPB−ECU60に出力される。パーキングスイッチ50は、運転者によりオンとオフとが切り替えられるように構成されている。運転者がパーキングスイッチ50をオンにすると、このオン操作に基づく信号がパーキングスイッチ50からEPB−ECU60に出力される。これにより、パーキングスイッチ50は、EPB−ECU60にパーキングブレーキ20の作動を指示する。一方、運転者がパーキングスイッチ50をオフにすると、このオフ操作に基づく信号がパーキングスイッチ50からEPB−ECU60に出力される。これにより、パーキングスイッチ50は、EPB−ECU60にパーキングブレーキ20の解除を指示する。パーキングスイッチ50は、押しボタン式のスイッチであってもよいし、レバー式のスイッチであってもよく、オンとオフとの切り替えが可能であれば、その構造は限定されない。また、パーキングスイッチ50は、パーキングブレーキ20の作動を指示するスイッチとパーキングブレーキ20の作動解除を指示するスイッチとを備えて、構成されていてもよい。
EPB−ECU60は、電動パーキングブレーキ装置11の各種制御を行う。EPB−ECU60は、CPUおよびメモリを備えたマイクロコンピュータによって実現されている。EPB−ECU60は、パーキングスイッチ50から、オン操作に基づく信号が入力されると、電動アクチュエータ30を制御して、パーキングブレーキ20を作動させ、車1に制動力を与える。一方、EPB−ECU60は、パーキングスイッチ50から、オフ操作に基づく信号が入力されると、電動アクチュエータ30を制御して、パーキングブレーキ20を解除させ、車1への制動力を解除する。EPB−ECU60は、その機能構成として、検出部61およびアクチュエータ制御部62を含んでいる。
検出部61は、車1の前後方向の動きを検出するものである。本実施形態においては、検出部61は、車輪速センサ41から入力される各車輪速に基づいて、車1の前後方向の動きを検出する。検出部61は、たとえば各車輪速により車1の前後方向の動きを検出してもよいし、各車輪速から車1の車速を演算し、演算した車速により車1の前後方向の動きを検出してもよい。本実施形態においては、検出部61によって、車1が前後方向に動いているか動いていないかを検出できればよい。
アクチュエータ制御部62は、電動アクチュエータ30を制御するものである。アクチュエータ制御部62は、電動アクチュエータ30のモータ31に電流(あるいは電圧)を入力することで、モータ31を動作させる。このときに入力する電流(あるいは電圧)を変化させることで、モータ31の回転軸の回転を制御する。たとえば、モータ31に入力する電流の正負を変えることで、モータ31の回転軸の回転方向(正方向あるいは逆方向)を変える。また、モータ31に入力する電流の大きさ(絶対値)を変えることで、モータ31の回転軸の回転力を変える。アクチュエータ制御部62は、モータ31に正の値の電流を入力することで、モータ31の回転軸を正方向に回転させる。これにより、ケーブル21にかかる張力が大きくなり、パーキングブレーキ20による制動力が増加する。一方、モータ31に負の値の電流を入力することで、モータ31の回転軸を逆方向に回転させる。これにより、ケーブル21にかかる張力が小さくなり、パーキングブレーキ20による制動力が減少する。したがって、アクチュエータ制御部62は、モータ31に入力する電流の向きを切り替えることで、ケーブル21にかかる張力を変化させて、パーキングブレーキ20による制動力の大きさを調整している。
アクチュエータ制御部62は、パーキングスイッチ50から、オン操作に基づく信号が入力されると、パーキングブレーキ20による車1への制動力が所定の初期設定値になるように電動アクチュエータ30を動作させる。本実施形態においては、この初期設定値として、水平に対して10°程度傾斜した場所に車1を駐車しても、車1が継続して静止可能な程度に低い値を用いる。なお、初期設定値の指標は、これに限定されない。仮に、初期設定値として、駐車位置の環境変化などが生じても制動力が不足しないほどの高い値を用いることも可能であるが、この場合、電動アクチュエータ30のモータ31に比較的大きな電流を長時間入力する必要があるため、耐久性が高いモータが必要となる。そこで、本実施形態においては、初期設定値として、上記のように低い値を用いることで、比較的大きな電流を長時間入力することを抑制している。これにより、モータ31として比較的耐久性の低いモータを用いることができる。なお、アクチュエータ制御部62は、従来の電動パーキングブレーキ装置のように、運転者によるパーキングスイッチ50の操作状態(操作時間あるいは連続操作回数など)に応じて、上記初期設定値を変えるようにしてもよい。その後、アクチュエータ制御部62は、検出部61が車1の前後方向の動きを検出した場合、検出部61が車1の前後方向の動きを検出しなくなるまで、パーキングブレーキ20による車1への制動力を増加させるように、電動アクチュエータ30を動作させる。
本実施形態においては、パーキングブレーキ20による制動力の大きさはケーブル21にかかる張力の大きさに比例(正比例)する。よって、アクチュエータ制御部62は、ケーブル21にかかる張力を検出する荷重センサ(図示略)の検出値に基づいて、パーキングブレーキ20による制動力を調整している。たとえば、アクチュエータ制御部62は、上記荷重センサからの検出値が、上記初期設定値に対応した値になるように、電動アクチュエータ30を制御することで、パーキングブレーキ20による制動力を上記初期設定値に調整している。なお、アクチュエータ制御部62は、上記したケーブル21にかかる張力に基づいてパーキングブレーキ20による制動力を調整するのではなく、たとえば、モータ31の回転軸の回転数に基づいて調整してよいし、モータ31に入力する電流に基づいて調整してもよい。
次に、本実施形態にかかる電動パーキングブレーキ装置11の制御方法について、図2を参照して説明する。図2は、EPB−ECU60が行う制動力増加処理を示すフローチャートである。
まず、EPB−ECU60は、パーキングブレーキ20の作動が指示されたか否かを判断する(S11)。たとえば、運転者がパーキングスイッチ50をオンにすると、パーキングスイッチ50からEPB−ECU60にオン操作に基づく信号が入力される。EPB−ECU60は、このオン操作に基づく信号が入力されたときに、パーキングブレーキ20の作動が指示されたと判断する。よって、EPB−ECU60は、オン操作に基づく信号が入力されないときは、パーキングブレーキ20の作動が指示されていないと判断する。
ステップS11において、EPB−ECU60は、パーキングブレーキ20の作動が指示されていないと判断すると(S11:NO)、パーキングブレーキ20の作動が指示されたと判断するまで、ステップS11の処理を繰り返し行う。
一方、ステップS11において、EPB−ECU60は、パーキングブレーキ20の作動が指示されたと判断すると(S11:YES)、アクチュエータ制御部62によって、電動アクチュエータ30を制御し、パーキングブレーキ20を作動させる(S12)。これにより、車1に制動力が与えられる。このときアクチュエータ制御部62は、車1への制動力の大きさが、上記初期設定値となるように、電動アクチュエータ30を制御する。
次いで、EPB−ECU60は、検出部61によって車1の前後方向の動きが検出されたか否かを判断する(S13)。本実施形態においては、検出部61は、車輪速センサ41が検出した各車輪速に基づいて、車1の前後方向の動きを検出する。
ステップS13において、EPB−ECU60は、検出部61によって車1の前後方向の動きが検出されたと判断すると(S13:YES)、アクチュエータ制御部62によって、パーキングブレーキ20による車1への制動力を増加させる(S14)。具体的には、アクチュエータ制御部62は、電動アクチュエータ30のモータ31に正の値の電流を入力し、モータ31の回転軸を正方向に回転させる。これにより、ケーブル21にかかる張力が大きくなるので、車1への制動力が上記初期設定値から増加する。そして、EPB−ECU60は、検出部61が車1の前後方向の動きを検出しなくなるまで、ステップS13の処理とステップS14の処理を繰り返し行う。よって、検出部61によって車1の前後方向の動きが検出されなくなるまで、車1への制動力が段階的に増加する。
一方、ステップS13において、EPB−ECU60は、検出部61によって車1の前後方向の動きが検出されていないと判断すると(S13:NO)、続いて、パーキングブレーキ20の作動解除が指示されたか否かを判断する(S15)。たとえば、運転者がパーキングスイッチ50をオフにすると、パーキングスイッチ50からEPB−ECU60にオフ操作に基づく信号が入力される。EPB−ECU60は、このオフ操作に基づく信号が入力されたときに、パーキングブレーキ20の作動解除が指示されたと判断する。よって、EPB−ECU60は、オフ操作に基づく信号が入力されないときには、パーキングブレーキ20の作動解除が指示されていないと判断する。
ステップS15において、EPB−ECU60は、パーキングブレーキ20の作動解除が指示されていないと判断すると(S15:NO)、ステップS13の処理を行う。したがって、パーキングブレーキ20の作動解除が指示されるまで、ステップS13ないしステップS15の処理が繰り返される。これにより、ステップS13において車1の前後方向の動きが検出されないと判断された後に、車1の駐車環境の変化が生じて、検出部61が車1の前後方向の動きを検出した場合でも(S13:YES)、ステップS14の処理を行い、パーキングブレーキ20による車1への制動力を増加させることができる。
一方、ステップS15において、EPB−ECU60は、パーキングブレーキ20の作動解除が指示されたと判断すると(S15:YES)、アクチュエータ制御部62によって、電動アクチュエータ30を制御し、パーキングブレーキ20の作動を解除する(S16)。これにより、車1への制動力が解除される。具体的には、アクチュエータ制御部62が、電動アクチュエータ30のモータ31に負の値の電流を入力し、モータ31の回転軸を逆方向に回転させる。これにより、ケーブル21にかかる張力が小さくなるので、車1への制動力が減少する。そして、パーキングブレーキ20においてブレーキシューがブレーキドラムを押し付けなくなることで、車1への制動力が解除される。
なお、上記制動力増加処理は、一例であって、これに限定されない。たとえば、EPB−ECU60は、パーキングブレーキ20の作動が指示された場合に(S11:YES参照)、パーキングブレーキ20を作動させる(S12参照)のではなく、所定の作動許可条件を満たした場合に、パーキングブレーキ20を作動させてもよい。すなわち、所定の作動許可条件を満たした場合、自動的にパーキングブレーキ20を作動させてもよい。所定の作動許可条件としては、たとえば、車速が0km/hであり、かつ、シフトレンジがパーキングレンジ(Pレンジ)またはニュートラルレンジ(Nレンジ)であるときなどが挙げられる。なお、作動許可条件は、上記したものに限定されない。あるいは、上記作動許可条件を満たした上で、パーキングブレーキ20の作動が指示された場合に、パーキングブレーキ20を作動させるようにしてもよい。
また、パーキングブレーキ20の作動解除においても同様に、所定の解除許可条件を満たした場合に、自動的にパーキングブレーキ20を解除してもよいし、所定の解除許可条件を満たした上で、パーキングブレーキ20の作動解除が指示された場合に、パーキングブレーキ20の作動を解除してもよい。所定の解除条件としては、シフトレンジがPレンジやNレンジであり、かつ、フットブレーキが操作されているとき、および、シフトレンジがドライブレンジ(Dレンジ)であり、かつ、フットブレーキが操作されているときなどが挙げられる。なお、解除許可条件は、上記したものに限定されない。
次に、第1実施形態の電動パーキングブレーキ装置11の作用効果について説明する。
電動パーキングブレーキ装置11によれば、EPB−ECU60は、検出部61によって車1の前後方向の動きを検出した場合に、アクチュエータ制御部62によって、パーキングブレーキ20による制動力を増加している。これにより、車1の駐車位置の環境変化や制動力の設定が適切でないことによって車1の制動力が不足する場合であっても、自動的にパーキングブレーキ20による制動力が増加するので、車1の制動力不足を解消することができる。
電動パーキングブレーキ装置11によれば、EPB−ECU60は、パーキングブレーキ20の作動が指示された場合、まず、パーキングブレーキ20による車1への制動力を上記初期設定値にしている。たとえば、電動パーキングブレーキ装置11において、初期設定値として、上記するように、駐車位置の環境変化が生じても、制動力が不足しないほどの高い値を用いることも可能であるが、この場合、電動アクチュエータ30のモータ31に比較的大きな電流を長時間入力する必要があり、耐久性が高いモータが必要となる。そのため、電動パーキングブレーキ装置11(電動アクチュエータ30)の大型化およびコスト増加につながる。しかしながら、本実施形態においては、上記するように、初期設定値として低い値を用いることで、比較的大きな電流を長時間入力することを抑制しており、モータ31として、比較的耐久性の低いモータを用いることを可能にしている。したがって、電動パーキングブレーキ装置11(電動アクチュエータ30)の小型化およびコスト低減を図ることができる。また、上記初期設定値として高い値を用いた場合、駐車位置の環境変化が生じない場合などにおいて、不必要な制動力を常に与えることになり、モータ31への負担が高くなる。一方、本実施形態においては、上記初期設定値から増加させているため、制動力を必要以上に高くすることを抑制できる。よって、モータ31への負担が軽減される。
電動パーキングブレーキ装置11によれば、検出部61は、車輪速センサ41からの各車輪速に基づいて、車1の前後方向の動きを検出している。たとえばABS制御を行う車においては、車輪速センサ41が備えられている。したがって、車1がABS機能を備えている場合には、既存の車輪速センサ41を用いることができるので、部品点数を増やすことなく車1の前後方向の動きを検出することができる。
電動パーキングブレーキ装置11によれば、車1への制動力を増加させるか否かを、車1の前後方向の動きが検出されたか否かに応じて判断している。たとえば運転者がパーキングブレーキ20を作動中に、誤ってアクセル操作をした場合、このアクセル操作による車1の推進力がパーキングブレーキ20による制動力を超えることがある。このとき車1が前進(あるは後進)しうる。しかしながら、本実施形態においては、EPB−ECU60が、車1の前後方向の動きを検出し、パーキングブレーキ20による制動力を増加させることで、車1の推進力以上の制動力を与えることができる。したがって、車1の前進(あるいは後進)を妨げる力が働く。これにより、電動パーキングブレーキ装置11を、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故を防ぐための安全装備として利用することも可能である。
図3は、本開示の第2実施形態にかかる電動パーキングブレーキ装置を搭載した車1の構成を示すブロック図である。なお、本実施形態において、上記第1実施形態と同一あるいは類似の構成要素には、同じ符号を付して、その説明を省略する。第2実施形態の電動パーキングブレーキ装置12は、第1実施形態(電動パーキングブレーキ装置11)と比較して、車1の前後方向の動きの検出方法が異なる。
電動パーキングブレーキ装置12は、図3に示すように、電動パーキングブレーキ装置11と比較して、車輪速センサ41の代わりにタイヤ空気圧センサ42を備えている点で異なる。
タイヤ空気圧センサ42は、車1の各タイヤの空気圧を検出するセンサである。タイヤ空気圧センサ42は、車1のタイヤごとにそれぞれ1つずつ配置されている。たとえばタイヤの空気注入口のバルブに取り付けられている。タイヤ空気圧センサ42は、検出した各タイヤの空気圧を無線通信によってEPB−ECU60に送信する。タイヤ空気圧センサ42によって検出された各タイヤの空気圧の情報は、たとえば運転者にタイヤのパンクを報知するTPMS(タイヤプレッシャーモニタリングシステム)でも用いられている。
本実施形態においては、検出部61は、タイヤ空気圧センサ42からの各タイヤの空気圧に基づいて、車1の前後方向の動きを検出する。たとえば、検出部61は、タイヤ空気圧センサ42から受信した検出値に基づいて、各タイヤの空気圧の変動を確認する。そして、この各タイヤの空気圧の変動により車1の前後方向の動きを検出する。また、各タイヤの空気圧の変動から各車輪の回転を検出し、検出した車輪の回転から車1の前後方向の動きを検出してもよいし、たとえば前輪タイヤの空気圧と後輪タイヤの空気圧との比較に基づいて、車1の前後方向の動きを検出してもよい。
本実施形態においては、EPB−ECU60は、上記制動力増加処理(図2参照)を同様に行う。ただし、ステップS13に示す、検出部61による車1の前後方向の動きの検出においては、上記するようにタイヤ空気圧センサ42から入力される各タイヤの空気圧に基づいて行われる。
以上のように構成された電動パーキングブレーキ装置12においても、EPB−ECU60は、検出部61によって車1の前後方向の動きを検出した場合に、アクチュエータ制御部62によって、パーキングブレーキ20による制動力を増加している。これにより、車1の駐車位置の環境変化や制動力の設定が適切でないことによって車1の制動力が不足する場合であっても、自動的にパーキングブレーキ20による制動力を増加させるので、車1の制動力不足を解消することができる。すなわち、電動パーキングブレーキ装置12においても、上記電動パーキングブレーキ装置11と同様の効果を奏することができる。
電動パーキングブレーキ装置12によれば、検出部61は、タイヤ空気圧センサ42からの各タイヤの空気圧に基づいて、車1の前後方向の動きを検出している。たとえばランフラットタイヤを装着する車には、このタイヤ空気圧センサ42が備えられている。したがって、車1がランフラットタイヤを装着している場合には、既存のタイヤ空気圧センサ42を用いることができるので、部品点数を増やすことなく車1の前後方向の動きを検出することができる。なお、ランフラットタイヤを装着する車以外であっても、タイヤ空気圧センサ42を備えている車(たとえばスペアタイヤを搭載しない車の一部)においては、同様に部品点数を増やすことなく車1の前後方向の動きを検出することができる。
第1実施形態では車輪速センサ41の各車輪速に基づき、そして、第2実施形態ではタイヤ空気圧センサ42の各空気圧に基づき、車1の前後方向の動きを検出する場合を示したが、車1の前後方向の動きを検出する方法は、これらに限定されない。たとえば、検出部61は、GPSからの入力信号に基づいて、車1の前後方向の動きを検出するように構成してもよいし、撮像装置(車外カメラ)からの入力信号に基づいて、車1の前後方向の動きを検出するように構成してもよい。
第1実施形態では電動パーキングブレーキ装置11が車輪速センサ41を備え、第2実施形態では電動パーキングブレーキ装置12がタイヤ空気圧センサ42を備えた場合を示したが、これらの両方を備えていてもよい。この場合、検出部61は、車輪速センサ41の各車輪速およびタイヤ空気圧センサ42の各タイヤの空気圧の両方を監視し、各車輪速に基づいて車1の前後方向の動きが検出され、かつ、各タイヤの空気圧に基づいて車1の前後方向の動きが検出された場合に、パーキングブレーキ20による制動力を増加させてもよい。または、各車輪速に基づいて車1の前後方向の動きが検出されるか、あるいは、各タイヤの空気圧に基づいて車1の前後方向の動きが検出されるかのいずれか一方でも検出された場合に、パーキングブレーキ20による制動力を増加させてもよい。
第1実施形態および第2実施形態においては、図1および図3に示すように、電動アクチュエータ30が1つのモータ31の回転軸の回転によって、車1の2つの後輪にそれぞれ取り付けられた各パーキングブレーキ20の作動および解除を行う場合を示したが、これに限定されない。たとえば、図4に示すように、パーキングブレーキ20ごとにモータ31を設けておき、EPB−ECU60のアクチュエータ制御部62が各モータ31に制御用の電流を流すように構成してもよい。なお、図4は、第1実施形態にかかる車1において、電動アクチュエータ30が2つのモータ31を含んでいる場合を示している。
本開示に係る電動パーキングブレーキ装置は、上記した実施形態に限定されるものではない。本開示に係る電動パーキングブレーキ装置の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
1 :車
11,12:電動パーキングブレーキ装置
20 :パーキングブレーキ
21 :ケーブル
30 :電動アクチュエータ
31 :モータ
41 :車輪速センサ
42 :タイヤ空気圧センサ
50 :パーキングスイッチ
60 :EPB−ECU
61 :検出部
62 :アクチュエータ制御部

Claims (1)

  1. 車に制動力を与えるパーキングブレーキと、
    前記パーキングブレーキを作動させる電動アクチュエータと、
    前記電動アクチュエータの動作を制御し、前記制動力を調整するアクチュエータ制御部と、
    前記車の前後方向の動きを検出する検出部と、
    を備えており、
    前記アクチュエータ制御部は、前記パーキングブレーキの作動中に、前記検出部が前記車の前後方向の動きを検出した場合に、前記制動力を増加させる、
    ことを特徴とする電動パーキングブレーキ装置。
JP2018066471A 2018-03-30 2018-03-30 電動パーキングブレーキ装置 Active JP7130321B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018066471A JP7130321B2 (ja) 2018-03-30 2018-03-30 電動パーキングブレーキ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018066471A JP7130321B2 (ja) 2018-03-30 2018-03-30 電動パーキングブレーキ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019177713A true JP2019177713A (ja) 2019-10-17
JP7130321B2 JP7130321B2 (ja) 2022-09-05

Family

ID=68277378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018066471A Active JP7130321B2 (ja) 2018-03-30 2018-03-30 電動パーキングブレーキ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7130321B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112020004554T5 (de) 2019-09-27 2022-06-09 Honda Motor Co., Ltd. Körperhaltungsdetektionsvorrichtung und fahrzeug vom spreizsitz-typ
CN116331177A (zh) * 2023-05-30 2023-06-27 中国第一汽车股份有限公司 电子驻车系统滚动再夹控制方法、装置、电子设备及介质

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006131151A (ja) * 2004-11-08 2006-05-25 Toyota Motor Corp 電動パーキングブレーキ装置
JP2009202618A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Hi-Lex Corporation 車両の電動パーキングブレーキシステム
JP2014091353A (ja) * 2012-10-31 2014-05-19 Hi-Lex Corporation パーキングブレーキ制御装置
US20140184785A1 (en) * 2012-12-28 2014-07-03 Robert Bosch Gmbh Vehicle standstill recognition
JP2014205391A (ja) * 2013-04-11 2014-10-30 日野自動車株式会社 電動パーキングブレーキシステム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2470386A (en) 2009-05-21 2010-11-24 Gm Global Tech Operations Inc Electromechanically operable parking brake

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006131151A (ja) * 2004-11-08 2006-05-25 Toyota Motor Corp 電動パーキングブレーキ装置
JP2009202618A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Hi-Lex Corporation 車両の電動パーキングブレーキシステム
JP2014091353A (ja) * 2012-10-31 2014-05-19 Hi-Lex Corporation パーキングブレーキ制御装置
US20140184785A1 (en) * 2012-12-28 2014-07-03 Robert Bosch Gmbh Vehicle standstill recognition
JP2014205391A (ja) * 2013-04-11 2014-10-30 日野自動車株式会社 電動パーキングブレーキシステム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112020004554T5 (de) 2019-09-27 2022-06-09 Honda Motor Co., Ltd. Körperhaltungsdetektionsvorrichtung und fahrzeug vom spreizsitz-typ
CN116331177A (zh) * 2023-05-30 2023-06-27 中国第一汽车股份有限公司 电子驻车系统滚动再夹控制方法、装置、电子设备及介质
CN116331177B (zh) * 2023-05-30 2023-08-18 中国第一汽车股份有限公司 电子驻车系统滚动再夹控制方法、装置、电子设备及介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP7130321B2 (ja) 2022-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6860570B2 (en) Vehicular parking brake apparatus and control method thereof
JP4912670B2 (ja) 電動ブレーキシステム
JP5087358B2 (ja) 作業車両のペダルロック制御装置
CN107444373B (zh) 具有电子动态控制功能的电子制动系统
JP2006264384A (ja) 電動パーキングブレーキ装置
KR101417867B1 (ko) 전자식 주차 브레이크 시스템
KR20140131869A (ko) 정차 차량이 롤어웨이하는 것을 방지하기 위한 방법 및 장치
JPH09202221A (ja) 車両のブレーキ制御装置
JP2019177713A (ja) 電動パーキングブレーキ装置
KR100655330B1 (ko) 전동 지게차의 경사 작업시 자동 정지장치
WO2012049747A1 (ja) 車両用制動装置及び制御装置
JP2008081084A (ja) 走行車両
KR101240893B1 (ko) 전자식 주차 브레이크 시스템의 모터구동회로 및 그 제어방법
JP5062431B2 (ja) ブレーキ装置
KR100883013B1 (ko) 차량의 주차브레이크를 이용한 비상제동장치
JP2020199889A (ja) 電動パーキングブレーキ装置
JP5087359B2 (ja) 作業車両のペダルロック制御装置
KR20190068898A (ko) 차량의 제동 제어 장치 및 방법
KR20070064920A (ko) 전동 지게차의 자동식 주차브레이크 장치
JP2019033635A (ja) 電動車両
JP4657852B2 (ja) 電動パーキングブレーキ装置
JP2008024134A (ja) シートベルト装置
JP4414309B2 (ja) 電動駐車ブレーキ装置
US20080249676A1 (en) Braking force correcting method for electric golf car and electric golf car employing the correcting method
JP3756710B2 (ja) 電動駐車ブレーキ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220112

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220603

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20220603

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20220610

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20220614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220823

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7130321

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150