JP2014091353A - パーキングブレーキ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】停車または駐車中の車両にずり下がりが生じていることを精度良く検出して速やかに車両を停止させるとともに、車両の揺れに基づく誤検出を防止できるパーキングブレーキ制御装置を提供する。
【解決手段】パーキングブレーキ制御装置1は、車輪の回転に応じて発生するパルスをカウントするパルスカウント部121と、車輪の回転に応じて車速を検出する車速検出部122と、車両の前後方向への加速度を検出する加速度センサ116と、パーキングブレーキ31に作用するコントロールケーブル32の引き動作及び戻し動作を制御するモータ制御部124とを備え、車速が所定速度以下であって、加速度の絶対値が、0m/secから離れる第1区間と、0m/secに近づく第2区間とが交互に現れる減衰周期において、第2区間におけるパルスカウント部121がカウントするパルス数が所定値に達した場合に、モータ制御部124はコントロールケーブル32の引き動作を増加する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両を制動するパーキングブレーキ制御装置に関する。
車両のパーキングブレーキ制御装置は、モータと、モータの駆動制御を行う制御部と、モータの駆動力が伝達されるコントロールケーブルで構成される。パーキングブレーキ制御装置は、制御部によりモータの駆動力を制御し、コントロールケーブルによる引き動作及び戻し動作を行って、パーキングブレーキの作動・解除を行う。
パーキングブレーキを作動させている場合であっても、車両の荷重によっては、ずり下がりが生じるおそれがある。特に、新たな荷物の積み込みや搭乗者の乗り込み等により、荷重が増加した場合、坂道に駐車又は停車している車両にずり下がりを生じるおそれがある。
車輪の回転を検出して、車両にずり下がりが生じたことを検出し、パーキングブレーキの制御を行うようにしたパーキングブレーキ制御装置が提案されている。例えば、特許文献1に記載されたパーキングブレーキ制御装置は、車輪の回転に基づいて車速を検出するための車速センサを設けておき、この車速センサの検出パルスに基づいて、移動距離を算出している。このパーキングブレーキ制御装置は、停車又は駐車中の車両において、車速センサの検出パルスを積算して車輪の移動距離を算出し、予め設定した移動距離を超えた場合に、車両にずり下がりが生じたと判断して、パーキングブレーキのモータを駆動させて、コントロールケーブルを引き動作を行うようにしている。
特開2009−202618号公報
前述のパーキングブレーキ制御装置では、車両に生じるずり下がりの速度が所定値を超えるような車速の速い場合には検出することが可能である。しかしながら、例えば、5km/h以下の比較的遅い速度で車両のずり下がりが生じているような場合には、車速センサによる検出が難しい。
また、車両を停止する際には、運転者は、主ブレーキを作動させて車両を停止させた後、パーキングブレーキを作動させ、その後主ブレーキを離す。主ブレーキを離した際に、車両の制動機能が、主ブレーキからパーキングブレーキに移行することから、車両の荷重がパーキングブレーキに移行して、車両の前後への揺れが生じる。このような現象は、車両を坂道に停車させる際に顕著に現れる。
前述したようなパーキングブレーキ制御装置では、車輪の回転を検出するセンサのパルス信号に基づいてパーキングブレーキ作動後の車両のずり下がりを検出している。したがって、主ブレーキを離した際に車両に揺れが生じているような場合であっても、センサの検出するパルス信号のカウントを積算し、車両にずり下がりが生じているとの誤検出を行うおそれがある。
このような誤検出を防止するためには、車両のずり下がりが生じていると判定するためのパルスカウントの閾値を高めに設定する必要がある。この場合、実際に車両にずり下がりが生じていると、検出に遅れが生じて対応が遅くなるという問題がある。
本発明の課題は、停車または駐車中の車両にずり下がりが生じていることを精度良く検出して速やかに車両を停止させるとともに、車両の揺れに基づく誤検出を防止できるパーキングブレーキ制御装置を提供する。
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明のパーキングブレーキ制御装置は、パルスカウント部と、車速検出部と、加速度センサと、制御部とを備えている。パルスカウント部は、車輪の回転に応じて発生するパルスをカウントする。車速検出部は、車輪の回転に応じて車速を検出する。加速度センサは、車両の前後方向への加速度を検出する。制御部は、パーキングブレーキに作用するコントロールケーブルの引き動作及び戻し動作を制御する。
制御部は、車速検出部が検出する車速が所定速度以下であって、加速度センサにより検出される加速度の絶対値が、0m/secから離れる第1区間と、0m/secに近づく第2区間とが交互に現れる減衰周期において、第2区間におけるパルスカウント部がカウントするパルス数が所定値に達した場合に、コントロールケーブルの引き動作を増加する。
この場合、加速度センサの検出信号に基づいて、車両にずり下がりが生じているのか、あるいは車両が一定の場所で揺れているのかを判断し、車両にずり下がりが生じている場合には、コントロールケーブルの引き動作を増加して、迅速に車両を停止させることができる。
パーキングブレーキ制御装置は、車速検出部からの信号に基づいて車両の移動距離を算出する移動距離算出部をさらに備えることができる。車速検出部が検出する車速が所定速度を超える場合において、移動距離算出部により算出される車両の移動距離が所定値を超えれば、制御部はコントロールケーブルの引き動作を増加することができる。
この場合、車両が一定の場所で前後に揺れを生じているような場合に、ずり下がりが生じていると誤検出することを防止できる。
本発明では、主ブレーキ解除時の車両の揺れを、車両にずり下がりが生じていると誤検出することを防止し、車両にずり下がりが生じている場合にはこれを精度よく検出できるパーキングブレーキ制御装置を提供できる。
パーキングブレーキ制御装置の概略構成を示すブロック図。 パーキングブレーキ制御装置の制御ブロック図。 パーキングブレーキ制御装置の制御フローチャート。 車両に前後の揺れが生じている場合の加速度センサの出力のタイムチャート。
(1)概略構成
以下、本発明の第1実施形態によるパーキングブレーキ制御装置を説明する。
図1は、パーキングブレーキ制御装置の概略構成を示すブロック図である。
パーキングブレーキ制御装置1は、マイクロコンピュータからなる電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)12と、この電子制御装置12により制御されるアクチュエータ11と、このアクチュエータ11によりコントロールケーブル32の引き作動又は戻し作動により作動又は解除がなされるパーキングブレーキ31を有している。
また、このパーキングブレーキ制御装置1には、操作スイッチ41、イグニッションスイッチ42、作動ランプ43、ワーニングランプ44、車両CAN制御通信バス45などが接続されている。
操作スイッチ41は、パーキングブレーキ31を作動又は解除を行うために電子制御装置12に指示信号を送信する。
イグニッションスイッチ42は、エンジン始動のためにバッテリ回路をオン・オフするためのものである。
作動ランプ43は、各部の作動を検出した場合に、作動状態である旨を報知するための表示部である。ワーニングランプ44は、各部の異常(故障)を検出した場合に異常を報知するための表示部である。
車両CAN制御通信バス45は、故障が発生した部位に関する情報を電子制御装置12から上位コンピュータに伝送し、上位コンピュータにおいて各種センサから取得した情報を電子制御装置12に伝送する。例えば、上位コンピュータは、前輪の回転を検出する前輪車速センサ、後輪の動き出しを検出する後輪動き出しセンサ、加速度センサなどからの検出信号を取得し、これらセンサの検出信号に基づいて前輪車速情報、後輪動き出しパルス、車両の勾配情報などを算出して、車両CAN制御通信バス45を介して電子制御装置12に送信する。
アクチュエータ11は、モータ、減速機構、荷重センサなどを有している。減速機構を介して伝達されるモータの回転により、コントロールケーブル32の引き作動又は解除作動を行う。
荷重センサは、パーキングブレーキ31に作用するコントロールケーブル32の作動方向、解除方向に対応する荷重検出信号を検出して、電子制御装置12に出力する。
電子制御装置12は、荷重センサからの荷重検出信号に基づいて、モータの回転駆動を制御するためのモータ制御信号を送信する。
(2)制御ブロック
図2は、パーキングブレーキ制御装置の制御ブロック図である。
電子制御装置12には、モータ111、電流センサ112、荷重センサ113などが接続される。
モータ111は、アクチュエータ11内に設けられており、電子制御装置12からのモータ制御信号により制御される。
電流センサ112は、モータ111に流れる電流を検知し、これを電子制御装置12に入力する。
荷重センサ113は、アクチュエータ11に内蔵され、パーキングブレーキ31に作用するコントロールケーブル32の作動方向、解除方向に対応する荷重検出信号を検出して、電子制御装置12に出力する。
電子制御装置12は、イグニッションスイッチ42の操作に基づいてバッテリ回路と接続されて始動し、操作スイッチ41からの指示信号に基づいてパーキングブレーキ31の作動・解除を行う。
また、電子制御装置12は、作動ランプ43、ワーニングランプ44を点灯、消灯させるための信号を出力する。
電子制御装置12には、図1に示す車両CAN制御通信バス45を介して、前輪車速センサ114、後輪動き出しセンサ115、加速度センサ116が接続されている。
前輪車速センサ114は、左右の前輪の回転を検出するエンコーダで構成され、それぞれ左右の前輪の回転に対応して発生するパルスから車速を検出する。
後輪動き出しセンサ115は、左右の後輪の回転を検出するエンコーダで構成され、それぞれ左右の後輪の回転に対応して発生するパルス信号を出力する。
加速度センサ116は、車体の前後方向の加速度を検出するものであれば、特に限定されるものではなく、公知の加速度センサを用いることができる。
電子制御部12は、パルスカウント部121、車速検出部122、移動距離算出部123、モータ制御部124、ランプ駆動部125、記憶部126等を有している。
パルスカウント部121は、前輪車速センサ114及び後輪動き出しセンサ115からの信号に基づいて、車輪の回転に応じて発生するパルス信号をカウントする。
車速検出部122は、前輪車速センサ114からのパルス信号に基づいて、車輪の回転に応じた車速を検出する。
移動距離算出部123は、車速検出部122からの信号に基づいて車両の移動距離を算出する。
モータ制御部124は、パーキングブレーキ31に作用するコントロールケーブル32の引き動作及び戻し動作を制御するために、モータ111に対するモータ制御信号を生成し、モータ111に送信する。
ランプ駆動部125は、作動ランプ43及びワーニングランプ44を点灯、消灯するための信号を出力する。
記憶部126は、各部における演算結果や種々のパラメータを記憶する。
前述したように、車両CAN制御通信バス45を介して上位コンピュータから送信される信号を用いる場合は、車速検出部122は、上位コンピュータが前輪車速センサ114のパルス信号に基づいて算出した前輪の車速情報を用いることができる。
また、前輪車速センサ114、後輪動き出しセンサ115、加速度センサ116の検出信号が直接電子制御装置12に入力されることも可能である。
(3)制御動作
図3は、パーキングブレーキ制御装置の制御フローチャートである。ここでは、マイクロコンピュータで構成される電子制御装置(ECU)12が、所定のプログラムを実行することにより、パーキングブレーキ制御装置1として機能する場合の動作として説明する。
ステップS31において、電子制御装置12は前輪車速を取得する。具体的には、電子制御装置12は、車両CAN制御通信バス45を介して上位コンピュータに車速情報を要求するか、あるいは前輪車速センサ114からのパルス信号に基づいて車速検出部122に車速情報を算出させる。
電子制御装置12が取得する前輪車速は、左右の前輪に設けた前輪車速センサ114から個別に取得することができ、左右の前輪の車速の平均値を算出することもできる。
ステップS32において、電子制御装置12は、前輪車速が所定値に到達したか否かを判定する。例えば、電子制御装置12は、車速検出部122で取得した前輪車速が5km/h以上になったか否かを判定する。
具体的には、車両CAN制御通信バス45を介して、車速情報を受信している場合には、前輪車速が0km/h以上である車速情報を5回以上連続して受信した時に、電子制御装置12は、前輪速度が所定値に達したと判定することができる。また、前輪車速センサ114の検出信号を受信している場合には、前輪車速センサ114の検出信号に基づいて算出される車速が5km/hに到達した場合に、前輪車速が所定値に到達したと判断できる。
電子制御装置12は、前輪車速が5km/h以上であると判断した場合には、車両にずり下がりが生じていると判断して、ステップS35に移行する。電子制御装置12は、前輪車速が5km/h未満であると判断した場合には、ステップS33に移行する。
なお、電子制御装置12は、前輪車速が5km/h以上である、さらにパルスカウント部121のカウント値が所定値に到達した場合に、ずり下がりが生じていると判断することもできる。
さらに、電子制御装置12は、パルスカウント部121のカウント値に応じて、移動距離算出部123が算出する移動距離が所定値に到達した場合に、ずり下がりが生じていると判断することもできる。
ステップS33において、電子制御装置12は、後輪動き出しセンサ115が出力するパルス信号のカウントを開始する。主ブレーキを離した場合に、車両に前後動が生じ、後輪動き出しセンサ115がパルス信号を発生する場合がある。
図4は、車両に前後の揺れが生じている場合の加速度センサの出力のタイムチャートである。ここでは、車両が傾斜した場所で停車している場合を想定している。
図4に示すように、車両が傾斜した場所で停車しており、前後に揺れが生じている場合、加速度センサ116の検出信号の値であるG信号値は、0m/sを中心に増減する波形となる。
例えば、区間A、C、Eは、G信号値が0m/sから離れる区間であり、区間B、Dは、G信号値が0m/sに近づく区間である。
車両にずり下がりが生じている場合は、パーキングブレーキの制動力が不足しているときに、ブレーキシュー等のブレーキアッシーの制動状態に変化が生じて揺れながらずり落ちを生じるため、G信号値が0m/sに近づく変化(絶対値の減少)が生じた際に所定量の車輪の動きがあった場合にずり落ちが生じると考えられる。
したがって、G信号値が0m/sに近づく場合に、パルスカウント部121が後輪動き出しセンサ115が出力するパルス信号をカウントし、また、G信号値が0m/sから離れる場合に、パルスカウント部121による、後輪動き出しセンサ115のパルス信号のカウント値を0にリセットするようにする。
このことにより、G信号値が図4に示すような増減する波形である場合に、車両に揺れを伴うものであるが、G信号値が0m/sから離れる際にパルスカウント部121によるカウント値をリセットして、G信号値が0m/sに近づく変化(絶対値の減少)を生じたときにパルスカウントする。このパルスカウントが所定以上である場合には、単なる揺れではなくて、揺れ以上の動きを生じているために、ずり落ちと判定することができる。
パルスカウント部121におけるパルスカウント条件は以下のように設定できる。
実車データにより、主ブレーキを離した後の車両の揺れの周期は、0.7〜1.0sであった。このため、推測周期範囲を0.5〜1.0s(推測周期の計算式T=2π√(m/k):m=重量、k=弾性係数)とすると、区間A〜EはそれぞれT/4=120〜250msとなる。これに基づいて、区間A〜Eの期間を100msとし、パルスカウント部121によるカウント周期を20msとする。また、現在のG信号値−前回のG信号値をΔとする。
パルスカウント部121によるパルスカウント動作の一例として、以下のような設定とすることができる。
(a)現在のG信号値が0m/s以上であり、Δが0.1m/s以上である場合には、連続して受信した後輪動き出しセンサ115のパルス信号のカウント値をクリアする。G信号値が0m/sから離れる変化(絶対値の増加)
(b)現在のG信号値が0m/s以上であり、Δが−0.1m/s以下である場合には、連続して受信した後輪動き出しセンサ115のパルス信号をカウントする。G信号値が0m/sに近づく変化(絶対値の減少)
(c)現在のG信号値が0m/sより低いであり、Δが0.1m/s以上である場合には、連続して受信した後輪動き出しセンサ115のパルス信号をカウントする。G信号値が0m/sに近づく変化(絶対値の減少)
(d)現在のG信号値が0m/sより低いであり、Δが−0.1m/s以下である場合には、連続して受信した後輪動き出しセンサ115のパルス信号のカウント値をクリアする。G信号値が0m/sから離れる変化(絶対値の増加)
このうち、(a)と(d)は、G信号値が0m/sから離れる第1区間であり、(b)と(c)は、G信号値が0m/sに近づく第2区間である。
図4の区間Aでは、G信号値が0m/s未満であり、Δの値が負であることから、(d)のパルスカウント動作が適用される。このことから、パルスカウント部121は、後輪動き出しセンサ115のパルス信号のカウント値をクリアする。
区間Bでは、G信号値が0m/s未満であり、Δの値が正であることから、(c)のパルスカウント動作が適用される。このことから、パルスカウント部121は、後輪動き出しセンサ115のパルス信号をカウントする。
区間Cでは、G信号値が0m/s以上であり、Δの値が正であることから、(a)のパルスカウント動作が適用される。このことから、パルスカウント部121は、後輪動き出しセンサ115のパルス信号のカウント値をクリアする。
区間Dでは、G信号値が0m/s以上であり、Δの値が負であることから、(b)のパルスカウント動作が適用される。このことから、パルスカウント部121は、後輪動き出しセンサ115のパルス信号をカウント値する。
パルスカウント部121は、以後、同様の動作を繰り返す。
ステップS34において、電子制御装置12は、パルスカウント値が所定値に到達したか否かを判定する。車種等にもよるが、例えば、後輪動き出しセンサ115のパルス信号が1個で12.5mm移動すると想定され、移動距離が100mmであれば車両にすり下がりが生じていると推定する場合、パルスカウント部121によるパルスカウント値が8になった時に所定値に到達したものと判定できる。
電子制御装置12は、パルスカウント値が所定値に到達していないと判断した場合に、
ずり落ちが生じていないと判断して増引きをせず、パルスカウント値が所定値に到達したと判断した場合にはステップS35に移行する。
ステップS35において、電子制御装置12は、モータ111を駆動するためのモータ制御信号を送信する。具体的には、電子制御装置12は、アクチュエータ11のモータ111にモータ制御信号を送信して、パーキングブレーキ31の増引きを行わせる。
ステップS36において、電子制御装置12は、アクチュエータ11の荷重が最大であるか否かを判断する。具体的には、電子制御装置12は、アクチュエータ11の荷重センサ113からの荷重検出信号を受信して、コントロールケーブル32に対するアクチュエータ11の荷重が最大であるか否かを判断する。
電子制御装置12は、アクチュエータ11の荷重が最大であると判断するまで、モータ111に対するモータ制御信号を送信し、アクチュエータ11の荷重が最大であると判断した場合にステップS37に移行する。
ステップS37において、電子制御装置12は、モータ111を停止させる。具体的には、モータ制御部124が、モータ111を停止させるためのモータ制御信号を生成してモータ111に送信する。
実施形態の作用・効果
パーキングブレーキ制御装置1は、パルスカウント部(例えば、パルスカウント部121)と、車速検出部(例えば、車速検出部122)と、加速度センサ(例えば、加速度センサ116)と、制御部(例えば、モータ制御部124)とを備えている。パルスカウント部は、車輪の回転に応じて発生するパルスをカウントする。車速検出部は、車輪の回転に応じて車速を検出する。加速度センサは、車両の前後方向への加速度を検出する。制御部は、パーキングブレーキ(例えば、パーキングブレーキ31)に作用するコントロールケーブル(例えば、コントロールケーブル32)の引き動作及び戻し動作を制御する。
制御部は、車速検出部が検出する車速が所定速度以下であって、加速度センサにより検出される加速度の絶対値が、0m/secから離れる第1区間(例えば、区間A,C,E)と、0m/secに近づく第2区間(区間B,D)とが交互に現れる減衰周期において、第2区間におけるパルスカウント部がカウントするパルス数が所定値に達した場合に、コントロールケーブルの引き動作を増加する。
他の実施形態
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
本発明は、電子制御されるパーキングブレーキを備える自動車全般に適用することができる。
1 パーキングブレーキ制御装置
11 アクチュエータ
12 電子制御装置
31 パーキングブレーキ
32 コントロールケーブル
41 操作スイッチ
42 イグニッションスイッチ
43 作動ランプ
44 ワーニングランプ
45 車両CAN制御通信バス
111 モータ
112 電流センサ
113 荷重センサ
114 前輪車速センサ
115 後輪車速センサ
116 加速度センサ

Claims (2)

  1. 車輪の回転に応じて発生するパルスをカウントするパルスカウント部と、
    前記車輪の回転に応じて車速を検出する車速検出部と、
    車両の前後方向への加速度を検出する加速度センサと、
    パーキングブレーキに作用するコントロールケーブルの引き動作及び戻し動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記車速検出部が検出する車速が所定速度以下であって、前記加速度センサにより検出される加速度の絶対値が、0m/secから離れる第1区間と、0m/secに近づく第2区間とが交互に現れる減衰周期において、前記第2区間における前記パルスカウント部がカウントするパルス数が所定値に達した場合に、前記制御部は前記コントロールケーブルの引き動作を増加する、パーキングブレーキ制御装置。
  2. 前記車速検出部からの信号に基づいて前記車両の移動距離を算出する移動距離算出部をさらに備え、
    前記車速検出部が検出する車速が前記所定速度を超える場合において、前記移動距離算出部により算出される車両の移動距離が所定値を超えれば、前記制御部は前記コントロールケーブルの引き動作を増加する、請求項1に記載のパーキングブレーキ制御装置。
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