JP5981305B2 - パーキングブレーキ制御装置 - Google Patents
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Description
制御部は、車速検出部が検出する車速が所定速度以下であって、加速度センサにより検出される加速度の絶対値が、0m/sec2から離れる第1区間と、0m/sec2に近づく第2区間とが交互に現れる減衰周期において、第2区間におけるパルスカウント部がカウントするパルス数が所定値に達した場合に、コントロールケーブルの引き動作を増加する。
この場合、車両が一定の場所で前後に揺れを生じているような場合に、ずり下がりが生じていると誤検出することを防止できる。
以下、本発明の第1実施形態によるパーキングブレーキ制御装置を説明する。
図1は、パーキングブレーキ制御装置の概略構成を示すブロック図である。
イグニッションスイッチ42は、エンジン始動のためにバッテリ回路をオン・オフするためのものである。
電子制御装置12は、荷重センサからの荷重検出信号に基づいて、モータの回転駆動を制御するためのモータ制御信号を送信する。
図2は、パーキングブレーキ制御装置の制御ブロック図である。
電子制御装置12には、モータ111、電流センサ112、荷重センサ113などが接続される。
モータ111は、アクチュエータ11内に設けられており、電子制御装置12からのモータ制御信号により制御される。
電流センサ112は、モータ111に流れる電流を検知し、これを電子制御装置12に入力する。
荷重センサ113は、アクチュエータ11に内蔵され、パーキングブレーキ31に作用するコントロールケーブル32の作動方向、解除方向に対応する荷重検出信号を検出して、電子制御装置12に出力する。
また、電子制御装置12は、作動ランプ43、ワーニングランプ44を点灯、消灯させるための信号を出力する。
前輪車速センサ114は、左右の前輪の回転を検出するエンコーダで構成され、それぞれ左右の前輪の回転に対応して発生するパルスから車速を検出する。
後輪動き出しセンサ115は、左右の後輪の回転を検出するエンコーダで構成され、それぞれ左右の後輪の回転に対応して発生するパルス信号を出力する。
パルスカウント部121は、前輪車速センサ114及び後輪動き出しセンサ115からの信号に基づいて、車輪の回転に応じて発生するパルス信号をカウントする。
車速検出部122は、前輪車速センサ114からのパルス信号に基づいて、車輪の回転に応じた車速を検出する。
移動距離算出部123は、車速検出部122からの信号に基づいて車両の移動距離を算出する。
ランプ駆動部125は、作動ランプ43及びワーニングランプ44を点灯、消灯するための信号を出力する。
記憶部126は、各部における演算結果や種々のパラメータを記憶する。
また、前輪車速センサ114、後輪動き出しセンサ115、加速度センサ116の検出信号が直接電子制御装置12に入力されることも可能である。
図3は、パーキングブレーキ制御装置の制御フローチャートである。ここでは、マイクロコンピュータで構成される電子制御装置(ECU)12が、所定のプログラムを実行することにより、パーキングブレーキ制御装置1として機能する場合の動作として説明する。
電子制御装置12が取得する前輪車速は、左右の前輪に設けた前輪車速センサ114から個別に取得することができ、左右の前輪の車速の平均値を算出することもできる。
具体的には、車両CAN制御通信バス45を介して、車速情報を受信している場合には、前輪車速が0km/h以上である車速情報を5回以上連続して受信した時に、電子制御装置12は、前輪速度が所定値に達したと判定することができる。また、前輪車速センサ114の検出信号を受信している場合には、前輪車速センサ114の検出信号に基づいて算出される車速が5km/hに到達した場合に、前輪車速が所定値に到達したと判断できる。
なお、電子制御装置12は、前輪車速が5km/h以上である、さらにパルスカウント部121のカウント値が所定値に到達した場合に、ずり下がりが生じていると判断することもできる。
さらに、電子制御装置12は、パルスカウント部121のカウント値に応じて、移動距離算出部123が算出する移動距離が所定値に到達した場合に、ずり下がりが生じていると判断することもできる。
図4は、車両に前後の揺れが生じている場合の加速度センサの出力のタイムチャートである。ここでは、車両が傾斜した場所で停車している場合を想定している。
例えば、区間A、C、Eは、G信号値が0m/s2から離れる区間であり、区間B、Dは、G信号値が0m/s2に近づく区間である。
したがって、G信号値が0m/s2に近づく場合に、パルスカウント部121が後輪動き出しセンサ115が出力するパルス信号をカウントし、また、G信号値が0m/s2から離れる場合に、パルスカウント部121による、後輪動き出しセンサ115のパルス信号のカウント値を0にリセットするようにする。
このことにより、G信号値が図4に示すような増減する波形である場合に、車両に揺れを伴うものであるが、G信号値が0m/s2から離れる際にパルスカウント部121によるカウント値をリセットして、G信号値が0m/s2に近づく変化(絶対値の減少)を生じたときにパルスカウントする。このパルスカウントが所定以上である場合には、単なる揺れではなくて、揺れ以上の動きを生じているために、ずり落ちと判定することができる。
実車データにより、主ブレーキを離した後の車両の揺れの周期は、0.7〜1.0sであった。このため、推測周期範囲を0.5〜1.0s(推測周期の計算式T=2π√(m/k):m=重量、k=弾性係数)とすると、区間A〜EはそれぞれT/4=120〜250msとなる。これに基づいて、区間A〜Eの期間を100msとし、パルスカウント部121によるカウント周期を20msとする。また、現在のG信号値−前回のG信号値をΔとする。
(a)現在のG信号値が0m/s2以上であり、Δが0.1m/s2以上である場合には、連続して受信した後輪動き出しセンサ115のパルス信号のカウント値をクリアする。G信号値が0m/s2から離れる変化(絶対値の増加)
(b)現在のG信号値が0m/s2以上であり、Δが−0.1m/s2以下である場合には、連続して受信した後輪動き出しセンサ115のパルス信号をカウントする。G信号値が0m/s2に近づく変化(絶対値の減少)
(c)現在のG信号値が0m/s2より低いであり、Δが0.1m/s2以上である場合には、連続して受信した後輪動き出しセンサ115のパルス信号をカウントする。G信号値が0m/s2に近づく変化(絶対値の減少)
(d)現在のG信号値が0m/s2より低いであり、Δが−0.1m/s2以下である場合には、連続して受信した後輪動き出しセンサ115のパルス信号のカウント値をクリアする。G信号値が0m/s2から離れる変化(絶対値の増加)
図4の区間Aでは、G信号値が0m/s2未満であり、Δの値が負であることから、(d)のパルスカウント動作が適用される。このことから、パルスカウント部121は、後輪動き出しセンサ115のパルス信号のカウント値をクリアする。
パルスカウント部121は、以後、同様の動作を繰り返す。
ずり落ちが生じていないと判断して増引きをせず、パルスカウント値が所定値に到達したと判断した場合にはステップS35に移行する。
電子制御装置12は、アクチュエータ11の荷重が最大であると判断するまで、モータ111に対するモータ制御信号を送信し、アクチュエータ11の荷重が最大であると判断した場合にステップS37に移行する。
パーキングブレーキ制御装置1は、パルスカウント部(例えば、パルスカウント部121)と、車速検出部(例えば、車速検出部122)と、加速度センサ(例えば、加速度センサ116)と、制御部(例えば、モータ制御部124)とを備えている。パルスカウント部は、車輪の回転に応じて発生するパルスをカウントする。車速検出部は、車輪の回転に応じて車速を検出する。加速度センサは、車両の前後方向への加速度を検出する。制御部は、パーキングブレーキ(例えば、パーキングブレーキ31)に作用するコントロールケーブル(例えば、コントロールケーブル32)の引き動作及び戻し動作を制御する。
制御部は、車速検出部が検出する車速が所定速度以下であって、加速度センサにより検出される加速度の絶対値が、0m/sec2から離れる第1区間(例えば、区間A,C,E)と、0m/sec2に近づく第2区間(区間B,D)とが交互に現れる減衰周期において、第2区間におけるパルスカウント部がカウントするパルス数が所定値に達した場合に、コントロールケーブルの引き動作を増加する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
11 アクチュエータ
12 電子制御装置
31 パーキングブレーキ
32 コントロールケーブル
41 操作スイッチ
42 イグニッションスイッチ
43 作動ランプ
44 ワーニングランプ
45 車両CAN制御通信バス
111 モータ
112 電流センサ
113 荷重センサ
114 前輪車速センサ
115 後輪車速センサ
116 加速度センサ
Claims (2)
- 車輪の回転に応じて発生するパルスをカウントするパルスカウント部と、
前記車輪の回転に応じて車速を検出する車速検出部と、
車両の前後方向への加速度を検出する加速度センサと、
パーキングブレーキに作用するコントロールケーブルの引き動作及び戻し動作を制御する制御部と、
を備え、
前記車速検出部が検出する車速が所定速度以下であって、前記加速度センサにより検出される加速度の絶対値が、0m/sec2から離れる第1区間と、0m/sec2に近づく第2区間とが交互に現れる減衰周期において、前記第2区間における前記パルスカウント部がカウントするパルス数が所定値に達した場合に、前記制御部は前記コントロールケーブルの引き動作を増加する、パーキングブレーキ制御装置。 - 前記車速検出部からの信号に基づいて前記車両の移動距離を算出する移動距離算出部をさらに備え、
前記車速検出部が検出する車速が前記所定速度を超える場合において、前記移動距離算出部により算出される車両の移動距離が所定値を超えれば、前記制御部は前記コントロールケーブルの引き動作を増加する、請求項1に記載のパーキングブレーキ制御装置。
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