JP2019174794A - 表示システム、電子ミラーシステム、移動体、及び表示方法 - Google Patents

表示システム、電子ミラーシステム、移動体、及び表示方法 Download PDF

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【課題】距離感がつかみやすい虚像を表示可能な表示システム、電子ミラーシステム、移動体、及び表示方法を提供する。【解決手段】表示システム2は、画像形成部4と、光学系部品5と、を備える。画像形成部4は、画像を形成する光を表示面411から出力することで表示面411に画像を表示する。光学系部品5は、表示面411から出力される光の反射と屈折との少なくとも一方を行うことで画像に基づく虚像を投影する。光学系部品5は、光学系部品5を介して左目に結像される左目画像の像歪と、光学系部品5を介して右目に結像される右目画像の像歪とを互いに異ならせる像歪発生構造を有する。【選択図】図1

Description

本開示は、表示システム、電子ミラーシステム、移動体、及び表示方法に関する。より詳細には、本開示は、映像に基づく虚像を投影する表示システム、電子ミラーシステム、移動体、及び表示方法に関する。
従来、車両の後方を撮影するカメラの映像を表示する電子ルームミラーのような車両用表示システムがあった(例えば特許文献1参照)。
この車両用表示システムは、映像を表示する表示器と、表示器に表示された映像を反射させる反射部と、反射部で反射された映像を反射させる凹面鏡と、を備える。表示器は、車両の後方を撮影するカメラの映像を表示する。表示器に表示された映像は反射部によって反射された後、凹面鏡によって反射される。これにより、表示器と反射部と凹面鏡とで構成される光路によって、映像が表示された表示器から発生される光を略平行光にして、乗員の視点まで到達させている。
特開2009−120080号公報
特許文献1に記載の車両用表示システムでは、表示器と反射部と凹面鏡とを用いて、表示器に表示される映像に基づく虚像を表示させているが、車両の後方に存在する物体(例えば車等)との距離感がつかみにくい、という問題あった。
本開示の目的は、距離感がつかみやすい虚像を表示可能な表示システム、電子ミラーシステム、移動体、及び表示方法を提供することにある。
本開示の一態様の表示システムは、画像形成部と、光学系部品と、を備える。前記画像形成部は、画像を形成する光を表示面から出力することで前記表示面に画像を表示する。前記光学系部品は、前記表示面から出力される光の反射と屈折との少なくとも一方を行うことで前記画像に基づく虚像を投影する。前記光学系部品は、前記光学系部品を介してユーザの左目に結像される左目画像の像歪と、前記光学系部品を介して前記ユーザの右目に結像される右目画像の像歪とを互いに異ならせる像歪発生構造を有する。
本開示の一態様の電子ミラーシステムは、前記表示システムと、カメラと、を備える。前記画像形成部は、カメラの映像に基づく前記画像を前記表示面に表示する。
本開示の一態様の移動体は、前記電子ミラーシステムと、前記電子ミラーシステムを搭載する移動体本体と、を備える。
本開示の一態様の表示方法は、虚像を形成するための画像を形成する光を画像形成部の表示面から出力することで前記表示面に前記画像を表示することと、ユーザの左目及び右目に左目画像及び右目画像をそれぞれ形成し、前記ユーザの前記左目及び前記右目に投影する前記虚像を投影するために、前記表示面から出力される光を光学系部品によって反射と投影との少なくとも一方を行うことと、前記光学系部品の像歪発生構造によって前記左目画像の像歪と、前記右目画像の像歪とを互いに異ならせることとを含む。
本開示によれば、距離感がつかみやすい虚像を表示可能な表示システム、電子ミラーシステム、及び移動体を提供することができる。
図1は、本開示の一実施形態に係る表示システムを備えた電子ミラーシステムの概略構成図である。 図2Aは、同上の表示システムによってユーザの左目に結像される左目画像の説明図である。図2Bは、同上の表示システムによってユーザの右目に結像される右目画像の説明図である。図2Cは、左目画像と右目画像とのずれ量を説明する説明図である。 図3は、同上の画像表示システムを備える移動体の概略説明図である。 図4は、同上の画像表示システムを備える移動体の運転席に座ったユーザの前方視界を説明する説明図である。 図5Aは、同上の表示システムによってユーザの左目に結像される左目画像の説明図である。図5Bは、同上の表示システムによってユーザの右目に結像される右目画像の説明図である。図5Cは、両目で視認される虚像の説明図である。 図6Aは、同上の表示システムによって表示される虚像の説明図である。図6Bは、同上の表示システムが備える表示装置に表示される画像の説明図である。 図7Aは、同上の表示システムによって表示される虚像の説明図である。図7Bは、同上の表示システムが備える表示装置に表示される画像の説明図である。 図8は、本開示の一実施形態の変形例1に係る表示システムの概略構成図である。 図9A及び図9Bは、本開示の一実施形態の変形例2に係る表示システムの概略構成図である。 図10は、本開示の一実施形態の変形例3に係る表示システムの概略構成図である。 図11は、変形例3に係る表示システムにおいて、アイボックスと視点の位置との関係を示す説明図である。 図12は、変形例3に係る表示システムにおいて、視点位置に応じた補正を行わない場合の説明図である。 図13は、変形例3に係る表示システムにおいて、視点位置に応じた補正を行う場合の説明図である。
(実施形態)
(1)概要
本実施形態に係る表示システム2は、例えば、自動車100(図3及び図4参照)のような移動体に適用される。本実施形態の表示システム2は、自動車100の後方を撮影するカメラ3の映像を表示する電子ミラーシステム1に用いられる。
本実施形態に係る表示システム2は、図1に示すように、画像形成部4と、光学系部品5と、を備える。
画像形成部4は、画像を形成する光を表示面411から出力することで、表示面411に画像を表示する。
光学系部品5は、表示面411から出力される光の反射と屈折との少なくとも一方を行うことで、画像に基づく虚像30(図3参照)を投影する。
光学系部品5は、光学系部品5を介してユーザ200の左目に結像される左目画像10L(図2A参照)の像歪(収差)と、光学系部品5を介してユーザ200の右目に結像される右目画像10R(図2B参照)の像歪(収差)とを互いに異ならせる像歪発生構造を有する。
ここにおいて、光学系部品5が有する「像歪発生構造」とは、例えば光学系部品5が反射部材を含む場合は像歪に影響する反射面の属性(例えば、反射面の形状、反射角等)等である。また、光学系部品5がレンズを含む場合、光学系部品5が有する像歪発生構造とは、像歪に影響するレンズの属性(例えば、レンズの表面の形状)等である。光学系部品5が像歪発生構造を有することによって、光学系部品5を介して左目に結像される左目画像10Lの像歪(収差)と、光学系部品5を介して右目に結像される右目画像10Rの像歪とが互いに異なっている(図2A〜図2C参照)。尚、図2A〜図2Cでは、左目画像10L及び右目画像10Rは、空白の画像としているが、実際にはカメラ3の映像に基づく画像となる。図2A〜図2Cにおいて画像の歪みを表現するために記載した枠線は実際には表示されない。
また、本実施形態に係る電子ミラーシステム1は、上記の表示システム2と、カメラ3と、を備える。画像形成部4は、カメラ3の映像に基づく画像を表示面411に表示する。
この表示システム2によれば、光学系部品5が、画像形成部4の表示面411から出力される光の反射と屈折との少なくとも一方を行うことで、ユーザ200の左目に左目画像10Lが結像し、ユーザ200の右目に右目画像10Rが結像する。これにより、ユーザ200は、光学系部品5を介して光が入射する方向D1(図1参照)と平行な方向において、アイボックス210から所定の投影距離だけ離れた位置に、虚像30(図4、図5参照)が投影されているかのように見える。ここにおいて、「虚像」とは、光学系部品5を介してユーザ200の目に光が入射する方向D1と平行な方向の延長線上に存在するかのように見える画像のことをいう。
本実施形態の表示システム2及び電子ミラーシステム1では、光学系部品5を介して左目に結像される左目画像10Lの像歪と、光学系部品5を介して右目に結像される右目画像10Rの像歪とが互いに異なっている。これにより、左目画像10Lと右目画像10Rとで左右の目に視差を与えることができ、左目画像10Lと右目画像10Rとで疑似的な立体視を実現できる。したがって、表示システム2のユーザ200(例えば、自動車100の乗員)は虚像30までの距離をつかみやすくなり、距離感をつかみやすい虚像30を表示可能な表示システム2を実現できる。ここで、アイボックス210は、車室内において、ユーザ200が表示システム2によって表示される画像(虚像)を欠けることなく視認可能な範囲である。換言すれば、ユーザ200の目の位置がアイボックス210の範囲内にあれば、ユーザ200は表示システム2によって表示される画像を欠けることなく視認できる。
(2)詳細
以下、本実施形態に係る表示システム2、及び表示システム2を備える電子ミラーシステム1について図1〜図7を参照して説明する。
本実施形態の表示システム2は、画像形成部4と光学系部品5とをハウジング70に収納した表示装置8によって実現されている。
本実施形態の表示システム2は、図3に示すような自動車100に適用される。本実施形態の表示システム2は、自動車100の本体(移動体本体)101に設けられて本体101の外側(例えば後方)を撮影するカメラ3の映像を、本体101の内側(つまり車室の内部)に配置された表示装置8(図3及び図4参照)に表示する。以下の説明では、図3において「上」、「下」、「前」、「後」の矢印で示す通りに各方向を規定する。また、上下方向、及び前後方向とそれぞれ直交する方向を左右方向と規定する。ただし、これらの方向は表示システム2の設置方向を規定する趣旨ではない。また、図面中の各方向を示す矢印は説明のために表記しているに過ぎず、実体を伴わない。
(2.1)構成
本実施形態の表示システム2の構成を図1〜図4に基づいて説明する。
表示システム2は、上述のように、画像形成部4と、光学系部品5とを備える。表示システム2は、画像形成部4及び光学系部品5等の部品を収納したハウジング70を備えている(図3及び図4参照)。ハウジング70は、例えば合成樹脂の成型品である。ハウジング70の後部の表面には開口部72が設けられている。ハウジング70の開口部72には、透明な材料(例えば、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等の合成樹脂、又はガラス)で形成された透明な透光板73が取り付けられている。ハウジング70の形状は一例であり、適宜変更が可能である。
ハウジング70は、移動体100の本体101の天井部分102においてウィンドシールド104(フロントガラス)に近い前側部分であって、前部座席103に着座するユーザ200が前方を向いた状態でユーザ200の視界に入る位置に取り付けられている。ハウジング70は、ボールジョイントを有する支持棒71を介して本体101の天井部分102に取り付けられており、ユーザ200の前方視界を邪魔しない位置に配置されている。
画像形成部4は、表示装置41と、表示制御部42とを備える。
表示装置41は、例えば、液晶パネルとバックライトとを組み合わせた液晶ディスプレイ装置であり、液晶パネルの表面である表示面411から画像(例えばカラー画像)を形成する光を出力する。表示装置41は、ハウジング70の内部において透光板73よりも下側に、表示面411を前方に向けた状態で配置されている。ここにおいて、表示装置41は液晶ディスプレイ装置に限定されず、例えば、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の自発光型の表示パネルでもよい。また、表示装置41は、拡散透過型のスクリーンに対し、スクリーンの背後からレーザ光を走査することで、スクリーン上に画像を描画する構成でもよい。また、表示装置41は、拡散透過型のスクリーンに対し、スクリーンの背後からプロジェクタで画像を投影する構成であってもよい。
表示制御部42は、表示装置41の表示を制御する。表示制御部42は、例えば、移動体100に設けられた車内ネットワークを介してカメラ3と通信する機能を有している。カメラ3は定期又は不定期に本体101の後方を撮影している。表示制御部42は、カメラ3から車内ネットワークを介して取得した画像データをもとに、カメラ3の映像を表示装置41の表示面411に表示させる。つまり、画像形成部4は、カメラ3の映像に基づく画像を表示面411に表示する。尚、表示制御部42とカメラ3との間の通信は有線通信でもよいし、無線通信でもよい。
ここにおいて、カメラ3は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ、CCD(Charged Coupled Devices)イメージセンサ等の撮像素子を有している。カメラ3は、例えば一定の周期(例えば1秒あたり数十フレームのフレームレート)で本体101の後方を撮影して画像データを出力する。カメラ3は本体101の後方を撮影するものに限定されず、本体101の側方又は前方を撮影するものでもよい。また、カメラ3は本体101の後方を定期的に撮影するものに限定されず、自動車100のECU(Electronic Control Unit)又は表示制御部42等からの命令を受けて本体101の後方を不定期に撮影するものでもよい。
光学系部品5は、表示面411から出力される光の反射と屈折との少なくとも一方を行うことで、表示システム2のユーザ200(例えば、自動車100の乗員)の目に光を入射させる。光学系部品5は、例えば凹面鏡のような反射部材51を含んでいる。反射部材51は、ハウジング70の内部に、反射部材51の反射面を表示装置41の表示面411と透光板73とにそれぞれ対向させた状態で配置されている。反射部材51は、表示装置41の表示面411から出力された光を透光板73に向かって反射する。反射部材51で反射された光は、透光板73を通ってユーザ200の目に照射されるので、表示装置41の表示面411に表示された画像が光学系部品5を介してユーザ200に視認される。
本実施形態では、反射部材51は、自由曲面である反射面を有している。自由曲面とは、空間に交点と曲率を複数設定し、高次多項式でそれぞれの交点を補間して表現された曲面である。本実施形態では、光学系部品5を介してユーザ200の左目に入射する左目画像10Lの像歪と、光学系部品5を介してユーザ200の右目に入射する右目画像10Rの像歪と、が互いに異なるように、光学系部品5の光路が設計されている。つまり、反射部材51の反射面の自由曲面は、光学系部品5を介してユーザ200の左目に入射する左目画像10Lの像歪と、光学系部品5を介してユーザ200の右目に入射する右目画像10Rの像歪と、が互いに異なるように設計されている。ここにおいて、反射部材51の反射面の形状、反射角等で、上記の像歪発生構造が実現されている。
また、本実施形態の電子ミラーシステム1は、上記の表示システム2と、上記のカメラ3と、を備えている。
電子ミラーシステム1では、画像形成部4が、カメラ3の画像を表示面411に表示させているので、表示面411に表示されたカメラ3の画像に基づく虚像を投影することができる。したがって、電子ミラーシステム1のユーザ200は、カメラ3の画像に基づく虚像を視認することができ、カメラ3によって撮影された本体101の後方の様子を確認できる。
本実施形態の電子ミラーシステム1は、自動車100のような移動体に適用される。移動体は、電子ミラーシステム1と、電子ミラーシステム1を搭載する本体101(移動体本体)と、を備える。
(2.2)動作
本実施形態の表示システム2及び電子ミラーシステム1の動作について説明する。
電子ミラーシステム1は、例えば、自動車100のECU等から表示命令が入力されると、カメラ3の映像を表示する動作を開始する。
表示制御部42は、車内ネットワークを介してカメラ3から画像データを取得し、取得した画像データを基に、カメラ3の映像に基づく画像を表示装置41の表示面411に表示させる。ここで、表示装置41に表示される画像の形状は、横長の長方形である。
表示装置41の表示面411に画像が表示されると、表示面411から出力される光を光学系部品5が反射することによって、光学系部品5で反射された光が透光板73を通ってユーザ200の目に到達する。これにより、ユーザ200の左目には、光学系部品5を介して入射する光によって左目画像10L(図2A参照)が結像し、ユーザ200の右目には、光学系部品5を介して入射する光によって右目画像10R(図2A参照)が結像する。
ここで、光学系部品5の光路設計(つまり、反射部材51の反射面である自由曲面の設計)において、左目画像10Lの像歪と右目画像10Rの像歪とが互いに異なるような設計が行われている。すなわち、光学系部品5は、左目画像10Lの像歪と右目画像10Rの像歪とを互いに異ならせる像歪発生構造(例えば、反射部材51の反射面の形状、反射角等)を有している。
図2Aの例では、左目画像10Lには、画像の上側に行くほど左側に歪むように平行四辺形状に歪む像歪が発生している。図2Bの例では、右目画像10Rには、画像の上側に行くほど右側に歪むように平行四辺形状に歪む像歪が発生している。このように、光学系部品5の像歪発生構造は、左目画像10Lの歪み方及び右目画像10Rの歪み方がそれぞれ上下方向において非対称となるように構成されており、左目画像10Lと右目画像10Rとが左右方向において対称となるように構成されている。ここにおいて、左目画像10Lの形状及び右目画像10Rの形状はそれぞれ平行四辺形状であって、下辺に対して上辺がそれぞれ反対向きに変形している。また、左目画像10Lと右目画像10Rとが左右方向において対称となるとは、左目画像10L及び右目画像10Rが、例えば、左右方向において対称な平行四辺形状に歪むことを意味する。ここにおいて、左目画像10L及び右目画像10Rにおける左右方向とは、左目及び右目が並ぶ方向(第1方向)であり、左目画像10L及び右目画像10Rの上下方向とは、左目及び右目が並ぶ方向(第1方向)と直交する方向(第2方向)である。なお、左目画像10L及び右目画像10Rにおける上下方向及び左右方向は、アイボックスにおける上下左右であるので、実空間における上下方向及び左右方向とは必ずしも一致しない。すなわち、表示システム2を搭載する自動車100(移動体)の姿勢が傾くことによって、左目画像10L及び右目画像10Rにおける上下方向は実空間における上下方向と異なる場合がある。同様に、表示システム2を搭載する自動車100(移動体)の姿勢が傾くことによって、左目画像10L及び右目画像10Rにおける左右方向は実空間における水平方向と異なる場合がある。
図2Cは、ユーザ200の見え方に合わせて左目画像10Lと右目画像10Rとを重ね合わせた状態を示しており、左目画像10Lと右目画像10Rとは一部が重なっている。図2Cは、左目画像10Lと右目画像10Rとが重なる領域の中心にユーザ200の視点がある場合の見え方を示している。ここで、左目画像10Lは上側に行くほど左側に歪み、右目画像10Rは上側に行くほど右側に歪んでいるので、左目画像10L及び右目画像10Rの上端部及び下端部では、左目画像10L及び右目画像10Rにずれが発生している。つまり、本実施形態では、左目画像10L及び右目画像10Rの上下方向において、左右方向における左目画像10Lと右目画像10Rとのずれ量が変化する。換言すれば、左右方向(第1方向)における左目画像10Lと右目画像10Rとのずれ量は、上下方向(第2方向)における第1部位と第2部位とで異なっている。このように、上下方向においてユーザ200の視点の位置から離れるほど、左右方向における左目画像10Lと右目画像10Rとのずれ量が大きくなるので、左右の目に視差を与えて、疑似的な立体視を実現できる。
さらに、本実施形態では、光学系部品5の像歪発生構造は、第1ずれ量G1に比べて第2ずれ量G2の方が大きくなるように構成されている。第1ずれ量G1は、左目画像10L及び右目画像10Rの上端部における左目画像10Lと右目画像10Rとのずれ量である。第2ずれ量G2は、左目画像10L及び右目画像10Rの下端部における左目画像10Lと右目画像10Rとのずれ量である。電子ミラーシステム1では、画像の下側に映っている物体よりも、画像の上側に映っている物体の方が遠い位置にある。したがって、左目画像10L及び右目画像10Rの像歪によって左右の目に発生する視差は、画像の下端部(つまり本体101の近傍領域)に比べて、画像の上端部(つまり本体101から遠い遠方領域)の方が小さくなる。よって、本体101の近傍領域では左右の目に発生する視差が大きくなるから疑似的な立体視を実現でき、虚像30までの距離をつかみやすくなる。一方、本体101から遠い遠方領域では左右の目に発生する視差が小さくなり、立体視の効果が得られなくなるが、遠方領域では距離感が分からなくても不都合が少ないので、ユーザ200に対してより自然な疑似立体視画像を提供できる。
尚、図5A〜図5Cは、表示システム2を備える電子ミラーシステム1が表示する画像の一例である。上述のように、ユーザ200の左目に結像する左目画像10L(図5A参照)に発生する像歪と、ユーザ200の右目に結像する右目画像10R(図5B参照)に発生する像歪とは互いに異なっている。このように、左右の目に結像される左目画像10Lと右目画像10Rとには互いに異なる像歪が発生しているので、左右の目には像歪による視差が発生し、疑似的な立体視を実現できる。したがって、ユーザ200には立体的な虚像30(図5C参照)が見えるので、虚像30に映っている物体(例えば後続車等)までの距離がつかみやすくなる。尚、左目画像10L及び右目画像10Rは平行四辺形状に歪んでいる。ここで、左目画像10Lの上下方向に沿う一辺に平行な方向と上下方向とが交差する角度、及び、右目画像10Rの上下方向に沿う一辺に平行な方向と上下方向とが交差する角度をそれぞれθ10とする(図5B参照)。光学系部品5は、左目画像10Lの上下方向に沿う一辺に平行な方向と右目画像10Rの上下方向に沿う一辺に平行な方向と上下方向とが交差する角度(2×θ10)が、例えば1度以上かつ4度以下となるように構成されている。角度(2×θ10)が1度未満であると、左右の目に視差を与える効果が小さく、角度(2×θ10)は例えばカメラ3の地上高に応じて所定の値に設定されるのが好ましい。ここで、角度(2×θ10)が4度以上であると、左右の目に与える視差が大きすぎてユーザ200が違和感を覚える可能性があるので、角度(2×θ10)は1度以上かつ4度以下とするのが好ましい。
また、本実施形態の表示システム2では、光学系部品5は、図1に示すように、表示面411から出力された光に基づく入射光を上向きに反射して、左目及び右目に入射させる反射部材51を含んでいる。反射部材51は、入射光を斜め上向きに反射してアイボックス210に出力しているので、ユーザ200によって視認される虚像30において、虚像30の上部よりも下部の方が虚像30までの距離が短くなるような見え方を実現できる。
また、本実施形態の表示システム2では、図6A及び図6Bに示すように、光学系部品5(つまり反射部材51)は、第1部分画像20L(図6B参照)に基づく左目画像10Lをユーザ200の左目E1に結像させる。また、光学系部品5(反射部材51)は、第2部分画像20R(図6B参照)に基づく右目画像10Rを右目E2に結像させる。第1部分画像20L及び第2部分画像20Rは、それぞれ、表示装置41の表示面411に表示される画像20A(図6B参照)の一部であり、第1部分画像20Lと第2部分画像20Rとは部分的に重なっている。図6Aでは、画像20Aの全体が光学系部品5で反射された場合の全体の投影画像10Aを一点鎖線で示している。尚、図6A、図6B、図7A、図7Bにおいて、領域等を示す線(点線、一点鎖線、二点鎖線等)は説明のために図示しているだけで、実体を伴わない。また、図6A、図6B、図7A、図7Bでは、左目画像10L及び右目画像10Rなどは、画像の枠のみを図示しているが、実際にはカメラ3の映像に基づく画像が表示される。
ユーザ200の左目E1及び右目E2がアイボックス210の中央に位置する場合、左目E1及び右目E2にそれぞれ結像する左目画像10L及び右目画像10Rが、全体の投影画像10Aの中央に位置している。したがって、アイボックス210の範囲内で、ユーザ200の頭の位置が上下左右に移動した場合は、全体の投影画像10Aにおいて左目画像10L及び右目画像10Rとして結像する領域がユーザ200の頭の位置(つまりは目の位置)の移動に伴って変化する。例えば、図7Aに示すように、アイボックス210の範囲内で、ユーザ200の左目E1及び右目E2が図6Aの位置から右側に動いた場合は、全体の投影画像10Aにおいて左目画像10L及び右目画像10Rとして結像する領域が左側に移動する。このように、アイボックス210の範囲内でユーザ200の頭の位置が上下左右に移動すれば、頭の位置(つまりは目の位置)の移動に伴って、見える虚像30の範囲が変化するので、鏡のような見え方を実現できる。
また、本実施形態の表示システム2では、図6A及び図7Aに示すように、光学系部品5を介して左目に結像する左目画像10Lと、光学系部品5を介して右目に結像する右目画像10Rとの一部が共通している。光学系部品5の像歪発生構造は、少なくとも、左目画像10Lと右目画像10Rとに共通する画像領域R1(図6A、図7A参照)において、左目画像10Lの像歪と右目画像10Rの像歪とが互いに異なるように構成されている。このように、左目画像10Lと右目画像10Rとに共通する画像領域R1で、左目画像10Lの像歪と右目画像10Rの像歪とが互いに異なっているので、画像領域R1における左目画像10Lと右目画像10Rとで左右の目に視差を与えることができる。よって、左右の目に視差を与えることで、疑似的な立体視を実現できるので、表示システム2Aでは距離感がつかみやすい虚像30を表示することができる。
(3)変形例
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
以下、上記の実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
本開示における表示システム2又は電子ミラーシステム1の実行主体は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における表示システム2又は電子ミラーシステム1の実行主体としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されていてもよいが、電気通信回線を通じて提供されてもよいし、コンピュータシステムで読み取り可能な非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムで読み取り可能な非一時的な記録媒体は、メモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等である。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1又は複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、表示システム2はウィンドシールド104に近い前側部分に配置した形態となっているが、自動車100のダッシュボードに配置した形態であってもよい。
また、上記の実施形態では、表示システム2は、1つのハウジング70に収まる1つの表示装置8にて実現されているが、表示システム2の一部の機能がハウジング70以外の1つ又は2つのハウジングに収納されていてもよい。例えば、画像形成部4の表示制御部42の機能が、2つ以上のハウジングに分散して設けられてもよく、例えば、クラウド(クラウドコンピューティング)によって実現されてもよい。
また、上記実施形態の表示システム2を備える電子ミラーシステム1は、自動車100に適用されるものに限らず、例えば、二輪車、電車、航空機、建設機械、及び船舶等、自動車100以外の移動体にも適用可能である。
(3.1)変形例1
変形例1に係る表示システム2Aは、図8に示すように、ユーザ200によって視認される画像において、画像内の上側ほど虚像までの距離が長くなるように光路長が設定されている点で上記の実施形態と相違する。以下、上記実施形態と同様の構成については、共通の符号を付して適宜説明を省略する。
表示システム2Aでは、上記の実施形態と表示装置41Aの配置が異なっている。すなわち、表示装置41Aは、第1光路長L1が第2光路長L2よりも長くなるように表示面411を鉛直方向に対して所定の角度だけ傾けた状態でハウジング70内に配置されている。ここで、第1光路長L1は、左目画像10L及び右目画像10Rの上端部における画像形成部4(つまり表示装置41Aの表示面411)とユーザ200のアイボックス210との間の光路長である。第2光路長L2は、左目画像10L及び右目画像10Rの下端部における画像形成部4(表示装置41Aの表示面411)とユーザ200のアイボックス210との間の光路長である。上述のように、第1光路長L1が第2光路長L2よりも長くなるように、表示装置41A及び光学系部品5が構成されているので、虚像30の上側ほどアイボックス210から虚像30までの距離が長くなり、虚像30がより遠くに存在するように見える。
これにより、光学系部品5(反射部材51)の像歪発生構造(例えば、反射部材51の反射面である自由曲面の設計等)で左右の目に視差を発生させることに加えて、表示面411を傾斜させることで左右の目に発生する視差を大きくでき、目のフォーカス位置も変化する。したがって、疑似的な立体視の効果が高くなり、変形例1の表示システム2A及び電子ミラーシステム1Aにおいても、距離感がつかみやすい虚像を表示することができる。
(3.2)変形例2
変形例2に係る表示システム2Bは、図9Aに示すように、光学系部品5が複数の反射部材で構成されている点で上記の実施形態及び変形例1と相違する。以下、上記実施形態と同様の構成については、共通の符号を付して適宜説明を省略する。
変形例2の表示システム2Bでは、光学系部品5が、2つの反射部材、つまり第1反射鏡521と第2反射鏡522とを含んでいる。
第1反射鏡521及び第2反射鏡522は例えば凹面鏡である。第1反射鏡521及び第2反射鏡522の反射面は自由曲面であり、表示装置41から入射する光を所望の方向に出力可能なように第1反射鏡521及び第2反射鏡522の反射面(自由曲面)は構成されている。つまり、第1反射鏡521及び第2反射鏡522の属性(例えば、反射面の形状、反射角等)によって像歪発生構造が実現されている。
第2反射鏡522は、透光板73と対向するようにハウジング70内に配置されている。
表示装置41は、ハウジング70の内部において第2反射鏡522よりも上側に、表示面411を下側に向けた状態で配置されている。
第1反射鏡521は、ハウジング70の内部において、表示装置41よりも下側に、反射面を表示装置41と第2反射鏡522とにそれぞれ対向させた状態で配置されている。
この表示システム2Bでは、表示装置41の表示面411から出力された光が、第1反射鏡521と第2反射鏡522とで2回反射された後、透光板73を通してアイボックス210に出力される。これにより、表示装置41の表示面411に表示された画像に基づく虚像30が投影されるので、ユーザ200は、表示システム2Bによって投影された虚像30を視認することができる。
変形例2の表示システム2Bでは、表示装置41の表示面411から出力された光を、光学系部品5で複数回反射した後にアイボックス210に出力しているが、最後に反射する第2反射鏡522は、入射光を上向きに反射してアイボックス210に出力する。すなわち、光学系部品5は、表示面411から出力された光に基づく入射光を、上向きに反射して、ユーザ200の左目及び右目に入射させる反射部材(第2反射鏡522)を含む。ここで、反射部材(第2反射鏡522)には、斜め下方(矢印D11に沿った方向)から入射光が入射し、入射光を斜め上向き(矢印D12に沿った方向)に反射する。このように、最後に反射する第2反射鏡522は、入射光を上向きに反射してユーザ200のアイボックス210に出力している。したがって、ユーザ200によって視認される虚像30において、虚像30の上部よりも下部の方が虚像30までの距離が短くなるような見え方を実現できる。
また、変形例2の表示システム2Bにおいて、表示面411から第1反射鏡521に向かって出力される光の出射方向と表示面411とのなす角度θ1(図9B参照)が、図9Aの場合の角度θ2よりも大きくなるように、表示装置41が配置されていてもよい。図9Bに示す表示システム2Bでは、表示面411から第1反射鏡521に向かって出力される光の出射方向と表示面411とのなす角度θ1(図9B参照)が直角となるように、表示装置41が配置されている。ここにおいて、「直角」とは厳密に90度である必要はなく、ハウジング70の上下方向の寸法を小型化できるような角度範囲であればよい。また、「直角」とは、一例として、表示面411から第1反射鏡521に向かって出力される光の出射方向と表示面411とのなす角度θ1が70度以上110度以下の範囲を含む。
表示面411から出力される光の出射方向と表示面411とのなす角度θ1が直角になるように、表示装置41を配置した場合、図9Aの配置に比べて、表示装置41の表示面411が水平方向となす角度が小さくなる。したがって、図9Bの配置では、図9Aの配置に比べて、ハウジング70の上下方向の寸法を小さくでき、表示装置8の小型化を図ることができる。
尚、変形例2では光学系部品5が2つの反射部材(第1反射鏡521及び第2反射鏡522)を含んでいるが、光学系部品5は3つ以上の反射部材を含んでいてもよい。また、光学系部品5は、入射光を屈折するレンズを含んでもよいし、反射部材とレンズとを含んでいてもよく、光学系部品5の構成は光路設計に応じて適宜変更が可能である。
(3.3)変形例3
変形例3に係る表示システム2C及び電子ミラーシステム1Cは、図10に示すように、検知部6と、調整部7と、を更に備える点で上記の実施形態及び変形例1、2と相違する。以下、上記実施形態及び変形例1、2と同様の構成については、共通の符号を付して適宜説明を省略する。
検知部6は、ユーザ200の目の位置を検知する。検知部6は、例えばCMOSイメージセンサ等の撮像素子で撮像されたユーザ200の顔画像から、ユーザ200の目の位置を検知する。尚、検知部6は、ユーザ200の目の位置を直接検知するものに限定されず、ユーザ200の顔の位置を検知して、顔の位置から目の位置を推定してもよい。
調整部7は、検知部6の検知結果に基づいて、左目画像10Lの像歪と右目画像10Rの像歪とをそれぞれ調整する。ここにおいて、調整部7は、検知部6の検知結果に基づいて、表示装置41の表示面411に表示する画像を調整することで、左目画像10Lの像歪と右目画像10Rの像歪とをそれぞれ調整する。
図11は、アイボックス210におけるユーザ200の視点の位置を説明する説明図である。アイボックス210の中央(点P3)にユーザ200の顔の中心がある場合に、ユーザ200の左目の位置を点P4とし、ユーザ200の右目の位置を点P2とする。また、ユーザ200の顔の中心が点P2にある場合に、ユーザ200の左目の位置を点P3とし、ユーザ200の右目の位置を点P1とする。また、ユーザ200の顔の中心が点P4にある場合に、ユーザ200の左目の位置を点P5とし、ユーザ200の右目の位置を点P3とする。
図12は、表示装置41に表示される画像20Aがユーザ200の視点の位置に関係無く同じである場合の左目画像10L及び右目画像10Rを示している。
画像形成部4は、ユーザ200の顔の中心、つまりユーザ200の目の位置に関係無く、同じ画像20Aを表示面411に表示させているので、顔の中心が点P2、P3、P4にある場合で、左目に結像する左目画像10Lと、右目に結像する右目画像10Rとがそれぞれ変化する。このように、ユーザ200の目(視点)の位置によって、左右の目で見える画像が変化するので、左右の目で見える虚像が変化する可能性がある。
それに対して、変形例3では調整部7が、検知部6の検知結果に応じて、つまりユーザ200の目の位置に応じて、表示面411に表示する画像20Aを変化させている。調整部7は、図13に示すように、ユーザ200の目の位置が変化した場合でも、左目に結像する左目画像10L及び右目に結像する右目画像10Rが変化しないように、表示面411に表示する画像20Aを変化させている。つまり、調整部7は、左目画像10L及び右目画像10Rが、ユーザ200の顔の中心が点P3にある場合の左目画像10L及び右目画像10Rにそれぞれ一致するように、ユーザ200の目の位置に応じて表示面411に表示する画像20Aを変化させている。これにより、ユーザ200の目の位置が変化しても、左目画像10L及び右目画像10Rの変化が抑制されるので、左目画像10Lの像歪及び右目画像10Rの像歪の変化が抑制される。よって、ユーザ200の目の位置が変化しても、ユーザ200によって視認される虚像30が変化しにくくなる、という利点がある。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様の表示システム(2,2A〜2C)は、画像形成部(4)と、光学系部品(5)と、を備える。画像形成部(4)は、画像を形成する光を表示面(411)から出力することで表示面(411)に画像を表示する。光学系部品(5)は、表示面(411)から出力される光の反射と屈折との少なくとも一方を行うことで画像に基づく虚像(30)を投影する。光学系部品(5)は、光学系部品(5)を介して左目に結像される左目画像(10L)の像歪と、光学系部品(5)を介して右目に結像される右目画像(10R)の像歪とが互いに異ならせる像歪発生構造(411)を有する。
この態様によれば、左右の目に視差を与えることで、疑似的な立体視が実現できるので、距離感がつかみやすい虚像(30)を表示可能な表示システム(2,2A〜2C)を提供できる。
第2の態様の表示システム(2,2A〜2C)では、第1の態様において、左目画像(10L)の歪み方及び右目画像(10R)の歪み方がそれぞれ上下方向において非対称である。
この態様によれば、ユーザ(200)のアイボックス(210)から虚像(30)までの距離に応じた視差を左右の目に与えることができる。
第3の態様の表示システム(2,2A〜2C)では、第1又は第2の態様において、左目画像(10L)と右目画像(10R)の上下方向において、左右方向における左目画像(10L)と右目画像(10R)とのずれ量が変化する。
この態様によれば、画像の上下方向においてユーザ(200)のアイボックス(210)から虚像(30)までの距離に応じた視差を左右の目に与えることができる。
第4の態様の表示システム(2,2A〜2C)では、第1〜第3のいずれかの態様において、第1ずれ量(G1)に比べて、第2ずれ量(G2)の方が大きい。第1ずれ量(G1)は、左目画像(10L)及び右目画像(10R)の上端部における左目画像(10L)と右目画像(10R)とのずれ量である。第2ずれ量(G2)は、左目画像(10L)及び右目画像(10R)の下端部における左目画像(10L)と右目画像(10R)とのずれ量である。
この態様によれば、ユーザ(200)の視点に近い領域での視差を大きくすることで、立体視の効果を高めることができる。
第5の態様の表示システム(2,2A〜2C)では、第1〜第4のいずれかの態様において、第1光路長(L1)は第2光路長(L2)よりも長い。第1光路長(L1)は、左目画像(10L)及び右目画像(10R)の上端部における画像形成部(4)とユーザ(200)のアイボックス(210)との間の光路長である。第2光路長(L2)は、左目画像(10L)及び右目画像(10R)の下端部における画像形成部(4)とユーザ(200)のアイボックス(210)との間の光路長である。
この態様によれば、距離感が更につかみやすい虚像(30)を表示可能な表示システム(2,2A〜2C)を提供できる。
第6の態様の表示システム(2,2A〜2C)では、第1〜第5のいずれかの態様において、光学系部品(5)は、第1部分画像(20L)に基づく左目画像(10L)を左目に結像させ、第2部分画像(20R)に基づく右目画像(10R)を右目に結像させる。第1部分画像(20L)は表示面(411)に表示される画像(20A)の一部である。第2部分画像(20R)は表示面(411)に表示される画像(20A)の別の一部である。
この態様によれば、ユーザ(200)の目の位置の変化に応じて、虚像(30)の見え方を変化させることができる。
第7の態様の表示システム(2,2A〜2C)では、第6の態様において、左目画像(10L)と右目画像(10R)との一部が共通している。少なくとも、左目画像(10L)と右目画像(10R)とに共通する画像領域(R1)において、左目画像(10L)の像歪と右目画像(10R)の像歪とが互いに異なる。
この態様によれば、少なくとも画像領域(R1)において、左目画像(10L)の像歪と右目画像(10R)の像歪とを互いに異ならせることで、左右の目に視差を与えることができるので、疑似的な立体視が実現できる。したがって、距離感がつかみやすい虚像(30)を表示可能な表示システム(2,2A〜2C)を提供できる。
第8の態様の表示システム(2,2A〜2C)では、第1〜第7のいずれかの態様において、検知部(6)と、調整部(7)と、を更に備える。検知部(6)は、ユーザ(200)の目の位置を検知する。調整部(7)は、検知部(6)の検知結果に基づいて、左目画像(10L)の像歪と右目画像(10R)の像歪とをそれぞれ調整する。
この態様によれば、ユーザ(200)の目の位置に応じて、左目画像(10L)の像歪と右目画像(10R)の像歪とをそれぞれ調整することができる。これにより、例えば、ユーザ(200)の目の位置が変化しても、虚像(30)の見え方が変わらないように、左目画像(10L)の像歪と右目画像(10R)の像歪とをそれぞれ調整することが可能になる。
第9の態様の表示システム(2,2A〜2C)では、第1〜第8のいずれかの態様において、光学系部品(5)は、表示面(411)から出力された光に基づく入射光を上向きに反射して、左目及び右目に入射させる反射部材(51,522)を含む。
この態様によれば、距離感がつかみやすい虚像(30)を表示可能な表示システム(2,2A〜2C)を提供できる。
第10の態様の表示システム(2,2A〜2C)では、第1〜第9のいずれかの態様において、画像形成部(4)は、カメラ(3)の映像に基づく画像を表示面(411)に表示する。
この態様によれば、カメラ(3)の映像に基づく虚像(30)を表示できる。
第11の態様の表示システム(2,2A〜2C)では、第1〜第10のいずれかの態様において、光学系部品(5)が反射部材(51)を含み、像歪発生構造(51)は、像歪に影響する反射面の属性を含む。
この態様によれば、距離感がつかみやすい虚像(30)を表示可能な表示システム(2,2A〜2C)を提供できる。
第12の態様の表示システム(2,2A〜2C)では、第11の態様において、反射部材(51)の反射面が自由曲面を含む。
この態様によれば、距離感がつかみやすい虚像(30)を表示可能な表示システム(2,2A〜2C)を提供できる。
第13の態様の電子ミラーシステム(1,1A〜1C)は、第1〜第12のいずれかの態様の表示システム(2,2A〜2C)と、カメラ(3)と、を備える。画像形成部(4)は、カメラ(3)の映像に基づく画像を表示面(411)に表示する。
この態様によれば、距離感がつかみやすい虚像(30)を表示可能な電子ミラーシステム(1,1A〜1C)を提供できる。
第14の態様の移動体(100)は、第13の態様の電子ミラーシステム(1,1A〜1C)と、電子ミラーシステム(1,1A〜1C)が搭載される移動体本体(101)と、を備える。
この態様によれば、距離感がつかみやすい虚像(30)を表示可能な電子ミラーシステム(1,1A〜1C)を備えた移動体(100)を提供できる。
第15の態様の移動体(100)では、第14の態様において、カメラ(3)は、移動体本体(101)の後方を撮像する。
この態様によれば、距離感がつかみやすい虚像(30)を表示可能な電子ミラーシステム(1,1A〜1C)を備えた移動体(100)を提供できる。
第16の態様の表示方法は、虚像を形成するための画像(20A)を形成する光を画像形成部(4)の表示面(411)から出力することで表示面(411)に画像(20A)を表示することと、ユーザ(200)の左目及び右目に左目画像(10L)及び右目画像(10R)をそれぞれ形成し、ユーザ(200)の左目及び右目に投影する虚像を投影するために、表示面(411)から出力される光を光学系部品(5)によって反射と投影との少なくとも一方を行うことと、光学系部品(5)の像歪発生構造(51)によって左目画像(10L)の像歪と、右目画像(10R)の像歪とを互いに異ならせることとを含む。
この態様によれば、距離感がつかみやすい虚像(30)を表示可能である。
尚、第2〜第10の態様に係る構成については、表示システム(2,2A〜2C)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1,1A〜1C 電子ミラーシステム
2,2A〜2C 表示システム
3 カメラ
4 画像形成部
5 光学系部品
6 検知部
7 調整部
10L 左目画像
10R 右目画像
20A 画像
20L 第1部分画像
20R 第2部分画像
30 虚像
51,522 反射部材(像歪発生構造)
100 移動体
101 移動体本体
200 ユーザ
210 アイボックス
411 表示面
G1 第1ずれ量
G2 第2ずれ量
L1 第1光路長
L2 第2光路長
R1 第3部分画像

Claims (16)

  1. 画像を形成する光を表示面から出力することで前記表示面に画像を表示する画像形成部と、
    前記表示面から出力される光の反射と屈折との少なくとも一方を行うことで前記画像に基づく虚像を投影する光学系部品と、を備え、
    前記光学系部品は、前記光学系部品を介してユーザの左目に結像される左目画像の像歪と、前記光学系部品を介して前記ユーザの右目に結像される右目画像の像歪とを互いに異ならせる像歪発生構造を有する、
    表示システム。
  2. 前記左目画像の歪み方及び前記右目画像の歪み方がそれぞれ上下方向において非対称である、
    請求項1に記載の表示システム。
  3. 前記左目画像及び前記右目画像の上下方向において、左右方向における前記左目画像と前記右目画像とのずれ量が変化する、
    請求項1又は2に記載の表示システム。
  4. 前記左目画像及び前記右目画像の上端部における前記左目画像と前記右目画像との第1ずれ量に比べて、前記左目画像及び前記右目画像の下端部における前記左目画像と前記右目画像との第2ずれ量の方が大きい、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示システム。
  5. 前記左目画像及び前記右目画像の上端部における前記画像形成部と前記ユーザのアイボックスとの間の第1光路長は、前記左目画像及び前記右目画像の下端部における前記画像形成部と前記ユーザのアイボックスとの間の第2光路長よりも長い、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示システム。
  6. 前記光学系部品は、前記表示面に表示される前記画像の一部である第1部分画像に基づく前記左目画像を前記左目に結像させ、前記表示面に表示される前記画像の一部である第2部分画像に基づく前記右目画像を前記右目に結像させる、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示システム。
  7. 前記左目画像と前記右目画像との一部が共通しており、
    少なくとも、前記左目画像と前記右目画像とに共通する画像領域において、前記左目画像の像歪と前記右目画像の像歪とが互いに異なる、
    請求項6に記載の表示システム。
  8. 前記ユーザの目の位置を検知する検知部と、
    前記検知部の検知結果に基づいて、前記左目画像の像歪と前記右目画像の像歪との少なくとも一方を調整する調整部と、を更に備える、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の表示システム。
  9. 前記光学系部品は、
    前記表示面から出力された光に基づく入射光を上向きに反射して、前記左目及び前記右目に入射させる反射部材を含む、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の表示システム。
  10. 前記画像形成部は、カメラの映像に基づく前記画像を前記表示面に表示する、
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の表示システム。
  11. 前記光学系部品が反射部材を含み、前記像歪発生構造は、像歪に影響する反射面の属性を含む、
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の表示システム。
  12. 前記反射部材の前記反射面が自由曲面を含む、
    請求項11に記載の表示システム。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の表示システムと、カメラと、を備え、
    前記画像形成部は、カメラの映像に基づく前記画像を前記表示面に表示する、
    電子ミラーシステム。
  14. 請求項13に記載の電子ミラーシステムと、
    前記電子ミラーシステムを搭載する移動体本体と、を備える、
    移動体。
  15. 前記カメラは、前記移動体本体の後方を撮像する、
    請求項14に記載の移動体。
  16. 虚像を形成するための画像を形成する光を画像形成部の表示面から出力することで前記表示面に前記画像を表示することと、
    ユーザの左目及び右目に左目画像及び右目画像をそれぞれ形成し、前記ユーザの前記左目及び前記右目に投影する前記虚像を投影するために、前記表示面から出力される光を光学系部品によって反射と投影との少なくとも一方を行うことと、
    前記光学系部品の像歪発生構造によって前記左目画像の像歪と、前記右目画像の像歪とを互いに異ならせることとを含む、
    表示方法。
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