JP2020114697A - カメラモニターシステム、虚像表示装置、及び虚像表示方法 - Google Patents

カメラモニターシステム、虚像表示装置、及び虚像表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】サイドミラーに代替されるカメラモニターシステムにおいて、乗員に自然な車幅感を与える。【解決手段】撮像装置10は、車両1の外側に設置され、車両1の後側方を撮像する。虚像表示装置20は、車両1の室内に設置され、撮像装置10により撮像された映像を、乗員に虚像として見せる。虚像表示装置20は、撮像装置10が設置された空間を車両1の前後方向に伸ばした空間に少なくとも一部が重畳する位置に虚像を表示する。【選択図】図5

Description

本発明は、車両に搭載されるカメラモニターシステム、虚像表示装置、及び虚像表示方法に関する。
近年、通常のサイドミラーの代わりにカメラを設置し、カメラで撮像される車両の後側方の映像を車室内に設置された左右一対のモニタに表示させるカメラモニターシステムが実用化されている。例えば、モニタは左右両側のAピラー付近に配置される(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−55075号公報
上記カメラモニターシステムでは、車両の後側方の映像を車内のモニタで確認することになるため、通常のサイドミラーと比較して、ドライバが車幅感を把握しづらくなる。車内に設置されたモニタに映る自車後部のボディラインは、ドライバに、自車のボディラインが実際のボディラインより内側にあるかのように感じさせるため、ドライバに違和感を与える。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、サイドミラーに代替されるカメラモニターシステムにおいて、乗員に自然な車幅感を与えることができる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のカメラモニターシステムは、車両の外側に設置され、前記車両の後側方を撮像する撮像装置と、前記車両の室内に設置され、前記撮像装置により撮像された映像を、乗員に虚像として見せる虚像表示装置と、を備える。前記虚像表示装置は、前記撮像装置が設置された空間を前記車両の前後方向に伸ばした空間に少なくとも一部が重畳する位置に前記虚像を表示する。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、サイドミラーに代替されるカメラモニターシステムにおいて、乗員に自然な車幅感を与えることができる。
従来技術に係るカメラモニターシステムを説明するための図である。 本発明の実施の形態に係るカメラモニターシステムのシステム構成例を示す図である。 図3(a)、(b)は、虚像表示装置にコンバイナ型HUD(Head-up Display)を使用する例を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係るカメラモニターシステムの設置例1を示す図である。 本発明の実施の形態に係るカメラモニターシステムの設置例2を示す図である。 本発明の実施の形態に係るカメラモニターシステムの設置例3を示す図である。 光学部材の奥に見える虚像の一例を示す図である。 図8(a)、(b)は、カメラモニターシステムの平均倍率を算出するためのパラメータを説明するための図である。 モニタの表示倍率とカメラモニターシステムの平均倍率を説明するための図である。
図1は、従来技術に係るカメラモニターシステムを説明するための図である。図1に示すカメラモニターシステムは、一般的な鏡式のサイドミラーを、撮像装置10と表示装置20pを含むカメラモニターシステムに置き換えたものである。図1に示す例では、一般的な鏡式のサイドミラー(ドアミラー)の位置に撮像装置10R、10Lが設置されている。図1に示す、撮像装置10R、10Lを車外に固定するための取付部材4R、4Lの形状は一例であり、どのような形状の取付部材を用いてもよい。例えば撮像装置10R、10Lは、車体により近い位置に固定されてもよい。その場合、取付部材4R、4Lが小型化することにより空気抵抗が低減され、車両の燃費が改善される。
右側の撮像装置10Rは、車両の右後側方を撮像し、撮像した映像を右側の表示装置20Rpに送信する。左側の撮像装置10Lは、車両の左後側方を撮像し、撮像した映像を左側の表示装置20Lpに送信する。
図1に示す例では、右側の表示装置20Rpは、車室内の右側のAピラー3Rの付け根部分に設置され、左側の表示装置20Lpは、左側のAピラー3Lの付け根部分に設置される。表示装置20Rp、20Lpには、一般的な液晶ディスプレイや有機ELディスプレイが使用される。
鏡式のサイドミラーの場合、ドライバの視線の焦点は、後側方に存在する実際の対象物に合う。これに対して図1に示すカメラモニターシステムでは、ドライバの視線の焦点が、表示装置20Rp、20Lpの画面に合うことになる。したがって、ドライバが車両の前方を見る視線から、表示装置20Rp、20Lpを見る視線に切り替えたとき、ドライバの目の焦点距離が大きく変化する。
一般的に、ドライバは数十m先の前方を見て運転している。図1に示す例では、ドライバの視点と表示装置20Rpまでの距離は約50cm〜60cmである。焦点距離の大きな変化が頻繁に繰り返されると、ドライバの目に疲労感を与える。また高齢者など、焦点調節能力が低いドライバの場合、視線を切り替えてから新たな対象物に焦点が合うまでに時間がかかる。図1では、右ハンドル車の例を示しているが、左ハンドル車の場合は、ドライバの視点と表示装置20Lpまでの距離が約50cm〜60cmとなる。
また図1に示す例では、表示装置20Rp、20Lpが車室内に設置されるため、ドライバが車幅感を把握しづらくなる。表示装置20Rp、20Lpに映った自車の後部のボディラインは、実際の車幅より車幅を狭く感じさせるため(図5の車幅差Dw参照)、一般的な鏡式のサイドミラーに慣れたドライバに違和感を与える。
そこで本実施の形態では虚像表示装置を使用して、撮像装置10R、10Lにより撮像された映像を、車外に虚像として表示することにより、上記の課題を改善するカメラモニターシステムを提供する。
図2は、本発明の実施の形態に係るカメラモニターシステム5のシステム構成例を示す図である。カメラモニターシステム5は、撮像装置10、処理装置30及び虚像表示装置20を備える。撮像装置10と処理装置30間はケーブルで接続され、処理装置30と虚像表示装置20間もケーブルで接続される。なお、データ伝送の信頼性が確保されれば無線伝送も可能である。
撮像装置10は、撮像部11及び処理部12を含む。撮像部11は固体撮像素子を含む。固体撮像素子には例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ又はCCD(Charge Coupled Devices)イメージセンサを使用することができる。固体撮像素子は、レンズを介して入射される光を電気的な映像信号に変換し、図示しない信号処理回路に出力する。信号処理回路は、固体撮像素子から入力される映像信号に対して、A/D変換、ノイズ除去などの信号処理を施し、処理部12に出力する。
処理部12はハードウェア資源とソフトウェア資源の協働、又はハードウェア資源のみにより実現できる。ハードウェア資源として、CPU、ROM、RAM、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、その他のLSIを利用できる。ソフトウェア資源としてファームウェア等のプログラムを利用できる。
処理部12は、撮像部11から入力される映像信号に対して、階調補正、色補正、輪郭補正などの各種の映像処理を施すことができる。処理部12は、映像処理を施した映像信号を所定の圧縮方式に基づき圧縮し、圧縮した映像信号を処理装置30に送信する。
処理装置30は車内に設置され、撮像装置10から受信する映像信号を処理する。処理装置30もハードウェア資源とソフトウェア資源の協働、又はハードウェア資源のみにより実現できる。ハードウェア資源として、CPU、ROM、RAM、GPU、DSP、ASIC、FPGA、その他のLSIを利用できる。ソフトウェア資源としてファームウェア等のプログラムを利用できる。
処理装置30は、撮像装置10から受信する映像信号を、上記圧縮方式に対応した伸張方式で伸張する。また処理装置30は、撮像装置10により撮像された映像の範囲から、虚像表示装置20に表示させるべき範囲の映像を切り出す。処理装置30は切り出した映像を虚像表示装置20に送信する。
なお処理装置30は、映像内からAIにより物体を認識する機能を有していてもよい。例えば、自車に他車、自転車、人などの対象物が接近すると、視覚的および/または聴覚的なアラートを所定のユーザインタフェース(例えば、虚像表示装置20)に出力させる機能を有していてもよい。なお処理装置30の機能を撮像装置10の処理部12に統合することも可能である。その場合、処理装置30を独立に設ける必要はなく、撮像装置10から虚像表示装置20に直接、映像信号を送信することが可能である。
虚像表示装置20は、撮像装置10により撮像された映像を観察者に虚像として見せる装置であり、映像表示部21及び光学部材22を含む。本実施の形態では、観察者の視線上に位置する光学部材22より、観察者の視点から見て奥側に虚像を表示させる。
映像表示部21は光源となるディスプレイであり、例えば、小型の液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、マイクロLEDディスプレイを使用することができる。映像表示部21は、処理装置30から入力される映像を表示する。光学部材22は、映像表示部21に表示される映像(実像)を、設定された倍率で拡大し、観察者の視点から見て奥側に虚像として表示させる。光学部材22として、凹面鏡、凹面レンズ、凸面鏡、凸面レンズ等を使用することができる。
光学部材22と映像表示部21との距離をa、光学部材22と虚像との距離をb、光学部材22の焦点距離をfとすると、下記(式1)に示す写像公式が成り立つ。虚像は、b/aの倍率で拡大される。焦点距離fは、光学部材22の曲率に依存する。
1/a+1/b=1/f ・・・(式1)
なお光学部材22より奥側に虚像を表示させるには、a<fの関係になるように、映像表示部21と光学部材22を設置する必要がある。凹面鏡を使用する場合、凹面鏡より観察者から見て手前側に映像表示部21を設置する必要がある。凸面レンズを使用する場合、凸面レンズより観察者から見て奥側に映像表示部21を観察者向きに設置する必要がある。
図3(a)、(b)は、虚像表示装置20にコンバイナ型HUD(Head-up Display)を使用する例を説明するための図である。図3(a)、(b)に示すコンバイナ型HUDは、映像表示部21が収納された投射ユニット23と、コンバイナ22aが分離された構成である。図3(a)はコンバイナ型HUDの側面図であり、図3(b)はコンバイナ型HUDの正面図である。なお、箱状の筐体の投射ユニットの上面にコンバイナ22aが取り付けられる構成例も可能である。
図3(a)、(b)に示すコンバイナ22aは、凹面の透明または半透明の板状部材(例えば、プラスチック部材)である。コンバイナ22aは、観察者の視点EPと、虚像VIの表示位置との間に設置される。なお本実施の形態では、コンバイナ22aは透過している必要がないため、コンバイナ22aは非透明であることが好ましい。例えば、裏面が黒く塗りつぶされていてもよい。その場合、観察者に見える虚像の輝度が向上する。
投射ユニット23内に、映像表示部21に表示される実像の光路を折り曲げてコンバイナ22aに入射するための平面鏡が設けられてもよい。平面鏡は、狭いスペースで、映像表示部21からコンバイナ22aまでの距離を長くするために用いられる。
虚像表示装置20に、フロントガラス照射型HUDを使用することも可能である。フロントガラス照射型HUDは例えば、映像表示部、平面鏡及び凹面鏡をインストルメントパネルに内蔵することにより構成することができる。凹面鏡は、平面鏡を介して入射される映像表示部に表示された実像の光を、フロントガラスの所定の位置に照射する。虚像は観察者から見て、フロントガラスの当該位置の奥に表示される。コンバイナ型とフロントガラス照射型を比較すると、コンバイナ型の方が設計の自由度が高く、車室内の自由な位置に設置できる。
図4は、本発明の実施の形態に係るカメラモニターシステム5の設置例1を示す図である。設置例1では図1に示した設置例と同様に、撮像装置10R、10Lは、一般的な鏡式のドアミラーの設置位置と同様の位置に設置されている。右側の虚像表示装置20Rは、車室内の右側のAピラーの付け根部分に設置され、左側の虚像表示装置20Lは、左側のAピラーの付け根部分に設置される。虚像表示装置20R、20Lには、例えばコンバイナ型HUDが使用される。
右側の虚像表示装置20Rは、右側の撮像装置10Rが設置された空間を車両1の前後方向に伸ばした空間SRに少なくとも一部が重畳する位置であり、かつドライバの視点EPと右側の虚像表示装置20Rを結ぶ直線と交差する位置に、右側の虚像VIRを表示する。例えば、右側の虚像表示装置20Rは、右側の撮像装置10Rの光軸と、ドライバの視点EPと右側の虚像表示装置20Rを結ぶ直線とが交差する位置に、右側の虚像VIRを表示する。同様に左側の虚像表示装置20Lは、左側の撮像装置10Lが設置された空間を車両1の前後方向に伸ばした空間SLに少なくとも一部が重畳する位置であり、かつドライバの視点EPと左側の虚像表示装置20Lを結ぶ直線と交差する位置に、左側の虚像VILを表示する。例えば、左側の虚像表示装置20Lは、左側の撮像装置10Lの光軸と、ドライバの視点EPと左側の虚像表示装置20Lを結ぶ直線とが交差する位置に、左側の虚像VILを表示する。
設計者は、右側の虚像表示装置20Rの光学部材22と映像表示部21との距離a、及び光学部材22の曲率の少なくとも一方を調整することにより、右側の虚像VIRの少なくとも一部が空間SR内に表示されるように設計する。同様に設計者は、左側の虚像表示装置20Lの光学部材22と映像表示部21との距離a、及び光学部材22の曲率の少なくとも一方を調整することにより、左側の虚像VILの少なくとも一部が空間SL内に表示されるように設計する。
設置例1では、左側(助手席)側の虚像表示装置20Lと左側の虚像VILの表示位置との間の距離が、右側(運転席側)の虚像表示装置20Rと右側の虚像VIRの表示位置との間の距離より短く設計される。これは、ドライバの視点EPからは、左側の虚像表示装置20Lを見る視線の方が、右側の虚像表示装置20Rを見る視線より、車両1の前後方向に対する傾きが大きくなるためである。
したがって、右側の虚像表示装置20Rの光学系と左側の虚像表示装置20Lの光学系は非対称なものとなる。ドライバから見て、左側の虚像VILの表示位置は右側の虚像VIRの表示位置より手前になるが、ドライバの視認性には殆ど影響を与えない。
なお運転席が左側にある車両の場合、右側(助手席)側の虚像表示装置と右側の虚像の表示位置との間の距離が、左側(運転席側)の虚像表示装置と左側の虚像の表示位置との間の距離より短く設計されることになる。
図5は、本発明の実施の形態に係るカメラモニターシステム5の設置例2を示す図である。設置例2は設置例1と比較して、撮像装置10R、10Lの設置位置が異なる。設置例2では、右側の撮像装置10Rは右側の虚像VIRの表示位置の近傍に設置され、左側の撮像装置10Lは左側の虚像VILの表示位置の近傍に設置される。
右側の虚像表示装置20Rは、右側の撮像装置10Rが設置された空間に少なくとも一部が重畳する状態で、右側の虚像VIRを表示する。同様に左側の虚像表示装置20Lは、左側の撮像装置10Lが設置された空間に少なくとも一部が重畳する状態で、左側の虚像VILを表示する。
図6は、本発明の実施の形態に係るカメラモニターシステム5の設置例3を示す図である。設置例3は設置例1と比較して、右側の虚像VIR及び左側の虚像VILの表示位置が異なる。設置例3では、右側の虚像VIR及び左側の虚像VILを、ボンネットの前方に移動させた位置(例えば、フェンダーミラーが設置される位置)に表示させる。ドライバの視点EPと右側の虚像VIRを結ぶ直線上に右側の虚像表示装置20Rを設置する必要があるため、設置例1、2と比較して右側の虚像表示装置20Rの設置位置を内側に移動させる必要がある。同様に、ドライバの視点EPと左側の虚像VILを結ぶ直線上に左側の虚像表示装置20Lを設置する必要があるため、設置例1、2と比較して左側の虚像表示装置20Lの設置位置を内側に移動させる必要がある。
図6では撮像装置10R、10Lが、一般的な鏡式のドアミラーの設置位置と同様の位置に設置されている。この点、右側の撮像装置10Rは右側の虚像VIRの表示位置の近傍に設置され、左側の撮像装置10Lは左側の虚像VILの表示位置の近傍に設置されてもよい。
図4−図6に示す撮像装置10R、10Lの設置位置は一例であり、右側の撮像装置10Rは、自車の右後側方と、自車の車体の右側後部を撮像可能な位置であれば、どの位置に設置されてもよい。同様に左側の撮像装置10Lは、自車の左後側方と、自車の車体の左側後部を撮像可能な位置であれば、どの位置に設置されてもよい。
図7は、光学部材22の奥に見える虚像VIaの一例を示す図である。図7に示す例では、虚像表示装置20は、撮像装置10により撮像された映像を、鏡式のサイドミラーの形状に対応する形状で、虚像VIaとして観察者に見せる。例えば、処理装置30が鏡式のサイドミラーの形状に一致または類似する形状の表示映像データを生成してもよい。その場合、映像表示部21の矩形の表示エリアと、鏡式のサイドミラーの形状に一致または類似する形状との差分エリアの映像データはマスクされ、黒表示となる。また、映像表示部21の表示エリアの形状が鏡式のサイドミラーの形状に一致または類似する形状に、予め設計されていてもよい。
ドライバは、一般的な鏡式のサイドミラーに映った像を見る場合に近い感覚で、光学部材22の奥の虚像VIaを見ることができる。なお処理装置30は上記マスクの代わりに、映像表示部21に表示させる映像に、鏡式のサイドミラーの形状に一致または類似する形状の輪郭線を追加する処理を行ってもよい。輪郭線を追加するだけでも、ドライバの視認感を、一般的な鏡式のサイドミラーに映った像を見る場合の視認感に近づけることができる。
図7に示した例は、右側の撮像装置10Rで撮像された映像を表示させる場合の例であり、左側の撮像装置10Lで撮像された映像を表示させる場合は、虚像VIaの形状が左右反対になる。また虚像VIaの形状は、ドライバが複数の形状候補の中から選択可能に設計されていてもよい。
図6に示した設置例3のように、ドライバの視点EPから虚像VIまでの距離が離れると、ドライバからは虚像VIが小さく見えることになる。以下、虚像VIのサイズについて考える。国連規則UN−R46採用国ではカメラモニターシステムに関して、国連規則UN−R46を順守する必要がある。UN−R46の16.1.3.1項には、カメラモニターシステムの平均倍率は、水平および垂直方向の両方において、以下の倍率以上でなければならないと規定されている。クラスIの場合:0.33、クラスII(運転席側)の場合:0.31、クラスIII(運転席側)の場合:0.31、クラスIV(運転席側)の場合:0.091、クラスII(助手席側)の場合:0.16、クラスIII(助手席側)の場合:0.20、クラスIV(助手席側)の場合:0.046。カメラモニターシステムの平均倍率は、撮像した映像のサイズに対する、表示映像のサイズの平均表示倍率で規定される。
下記(式2)は、カメラモニターシステムの水平方向の平均表示倍率を算出するための式である。
Msystem_hor_avg=α'monitor_hor_D/αmonitor_hor≒cos(θmonitor_hor_D)*{2arctan(Wmonitor_hor/2αmonitor_D)/(αcamera_hor*Pcamera_hor)} ・・・(式2)
θmonitor_hor_D:OPR(Driver's Ocular Reference Point)からの水平方向のモニタの角度
αcamera_hor:カメラの水平方向の画角
Pcamera_hor:モニタの水平方向の表示倍率
Wmonitor_hor:モニタの水平方向のアクティブエリア
αmonitor_D:OPRとモニタ間の距離
図8(a)、(b)は、カメラモニターシステムの平均倍率を算出するためのパラメータを説明するための図である。図8(a)は、OPRとモニタMoの位置関係を上から見た図である。OPRからの水平方向のモニタMoの角度θmonitor_hor_Dは、OPRとモニタMoの中心点を結ぶ直線と、当該中心点から鉛直に出射される光線との間の角度で規定される。OPRとモニタMo間の距離αmonitor_Dは、OPRとモニタMoの中心点との間の距離で規定される。
モニタMoの水平方向のアクティブエリアWmonitor_hor(不図示)は、モニタMoのアクティブエリアのサイズで規定される。例えば6インチでアスペクト比が15:9のモニタの場合、水平方向のサイズは約130.7mm、垂直方向のサイズは約78.4mmとなる。
図8(b)は、カメラCaの画角を説明するための図である。図8(b)には、カメラCaの水平方向の画角αcamera_horと、垂直方向の画角αcamera_verの一例が示されている。
図9は、モニタの表示倍率とカメラモニターシステムの平均倍率を説明するための図である。モニタの水平方向の表示倍率Pcamera_horは、カメラで撮像された映像の水平方向の画素数と、モニタに表示させる映像の水平方向の画素数との比率で規定される。図9に示す例では、カメラで撮像された映像I1のサイズは1800×900である。当該映像I1から切り出された、モニタに表示させる映像I2のサイズは800×400である。この場合、モニタの水平方向の表示倍率Pcamera_horは0.444(=880/1800)となる。
なお、切り出された映像I2のサイズが同じであっても、モニタのアクティブエリアのサイズにより、カメラモニターシステムの平均表示倍率は異なる。図9に示す例では、切り出された映像I2を5インチのモニタに表示した場合の映像I3と、7インチのモニタに表示した場合の映像I4を示している。
上記(式2)において、水平方向の値を代入する箇所に垂直方向の値を代入すれば、カメラモニターシステムの垂直方向の平均表示倍率を算出することができる。以上、撮像した映像のサイズとモニタに表示される映像(実像)のサイズとの間の平均表示倍率について説明した。この説明は、撮像した映像のサイズと虚像の表示サイズとの間の平均表示倍率についても、そのままあてはまる。
したがって、ドライバの視点EPと虚像VIの表示位置が離れるほど、カメラモニターシステムの平均表示倍率が低下する。上記図6に示した設置例3のように、ドライバの視点EPと虚像VIの表示位置が離れている場合、規制値(例えば、0.31)を下回らないように、虚像VIのサイズを大きくする必要がある。虚像VIのサイズを大きくするには、映像表示部21に表示させる映像自体を大きくする方法と、光学部材22による拡大率b/aを上げる方法がある。なお、光学部材22による拡大率b/aを上げすぎると虚像VIの歪が大きくなるため、歪を許容できる範囲の拡大率にとどめる必要がある。
なお、本実施の形態において、凹面鏡を用いる代わりに、自由曲面ミラーを用いてもよい。自由曲面ミラーは、凹面鏡に用いられるような球面、放物面とは異なり、光軸に対して非対称な形状を示すものである。さらに、本実施の形態において、平面鏡を用いる代わりにも、自由曲面ミラーを用いるとしてもよい。
以上説明したように本実施の形態によれば、サイドミラーに代替されるカメラモニターシステム5において、車幅方向における撮像装置10の設置位置と虚像VIの表示位置を近づけることにより、乗員に自然な車幅感を与えることができる。ドライバは、一般的な鏡式のサイドミラーを使用した場合に近い車幅感を得ることができる。
また、ドライバの視点EPから虚像VIまでの距離を、図1に示した表示装置20Rp、20Lpを用いた場合のドライバの視点EPから表示映像までの距離より長くできる。したがって、ドライバが車両の前方を見る視線から、虚像VIを見る視線に切り替えたときの焦点距離の変化を小さくすることができる。これにより、ドライバの目の疲労感が緩和される。また視線の切り替え後、虚像VIに焦点が合うまでの時間を短縮することができる。ドライバの視点EPから虚像VIまでの距離が100cm以上あれば、ドライバの目の疲労感は大きく改善される。しかしながら、ドライバの視点EPと、車室内に設置される実像を表示する表示装置20Rpとの間の距離を100cm以上に設計するのはレイアウト的に難しい。これに対して虚像表示装置20Rを使用すれば、ドライバの視点EPから虚像VIRまでの距離を100cm以上に容易に設計することができる。
図6に示した設置例3のように虚像VIを、ドライバの視点EPから見て遠くに表示させるほど、視線を切り替えたときの焦点距離の変化を小さくすることができる。また、ドライバの左右方向の目の移動も小さくできる。したがって、ドライバの目の疲労感はさらに改善され、視線を切り替えたときの新たな対象物への合焦時間もさらに短くなる。また頭のひねり角度も少なくなるため、ドライバの首の疲労感も緩和される。
図5に示した設置例2では、撮像装置10と虚像Vの表示位置を近づけることにより、車幅感が把握しやすくなることに加え、後続車との距離感も把握しやすくなる。
図4、図5に示した設置例1、2では、虚像表示装置20をAピラーの付け根部分に設置することにより、ダッシュボードやインストルメントパネルの整然性が損なわれることを防止でき、車室内の空間を有効に活用することができる。また、図1に示した表示装置20pを使用する場合と比較して、同じサイズの像を表示させる場合、光学部材22(例えばコンバイナ22b)のサイズを、図1に示した表示装置20pのサイズより小さくすることができる。虚像表示装置20の光学系による拡大率b/aが大きいほど、光学部材22(例えばコンバイナ22b)のサイズを小さくすることができる。特に凹面の光学部材22を使用し、映像表示部21をドライバから目立ちにくい位置に設置することにより、図1に示した表示装置20pを使用する場合より、ドライバから見て簡素なレイアウトにすることができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素または各処理プロセスの組み合わせに、いろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
なお、実施の形態は、以下の項目によって特定されてもよい。
[項目1]
車両(1)の外側に設置され、前記車両(1)の後側方を撮像する撮像装置(10)と、
前記車両(1)の室内に設置され、前記撮像装置(10)により撮像された映像を、乗員に虚像(VI)として見せる虚像表示装置(20)と、を備え、
前記虚像表示装置(20)は、前記撮像装置(10)が設置された空間を前記車両(1)の前後方向に伸ばした空間に少なくとも一部が重畳する位置に前記虚像(VI)を表示する、
カメラモニターシステム(5)。
これによれば、乗員に自然な車幅感を与えることができる。
[項目2]
前記虚像表示装置(20)は、前記撮像装置(10)が設置された空間を前記車両(1)の前後方向に伸ばした空間に少なくとも一部が重畳する位置であり、かつ前記乗員の視点(EP)と前記虚像表示装置(20)を結ぶ直線と交差する位置に前記虚像(VI)を表示する、
項目1に記載のカメラモニターシステム(5)。
これによれば、乗員にとって自然な位置に虚像(VI)を表示させることができる。
[項目3]
前記虚像表示装置(20)は、前記撮像装置(10)の光軸と、前記乗員の視点(EP)と前記虚像表示装置(20)を結ぶ直線とが交差する位置に前記虚像(VI)を表示する、
項目1に記載のカメラモニターシステム(5)。
これによれば、撮像装置(10)との位置関係において、乗員にとって自然な位置に虚像(VI)を表示させることができる。
[項目4]
前記虚像表示装置(20)は、前記車両(1)の室内においてAピラー(3)の付け根部分に設置される、
項目1から3のいずれか1項に記載のカメラモニターシステム(5)。
これによれば、車室内の空間を有効に活用することができる。
[項目5]
前記撮像装置(10)は前記虚像(VI)の表示位置の近傍に設置され、
前記虚像表示装置(20)は、前記撮像装置(10)が設置された空間に少なくとも一部が重畳する状態で、前記虚像(VI)を表示する、
項目1から4のいずれか1項に記載のカメラモニターシステム(5)。
これによれば、後続車との距離感を把握しやすくすることができる。
[項目6]
前記撮像装置(10R、10L)および前記虚像表示装置(20R、20L)は、左右に設けられ、
助手席側の虚像表示装置(20L)と当該虚像表示装置(20L)により表示される虚像(VIL)の位置との間の距離が、運転席側の虚像表示装置(20R)と当該虚像表示装置(20R)により表示される虚像(VIR)の位置との間の距離より、短く設計される、
項目1から5のいずれか1項に記載のカメラモニターシステム(5)。
これによれば、助手席側の虚像表示装置(20L)の設置位置の制約が緩和され、自由な位置(例えば、Aピラー(3L)の付け根部分)に設置することができる。
[項目7]
前記虚像表示装置(20)は、前記撮像装置(10)により撮像された映像を、鏡式のサイドミラーの形状に対応する形状で、前記乗員に虚像(VI)として見せる、
項目1から6のいずれか1項に記載のカメラモニターシステム(5)。
これによれば、一般的な鏡式のサイドミラーに映った像を見る場合に近い感覚で、乗員に虚像(VI)を見せることができる。
[項目8]
前記虚像表示装置(20)は、前記撮像装置(10)により撮像された映像のサイズに対して、平均倍率が0.31以上のサイズの前記虚像(VI)を表示する、
項目1から7のいずれか1項に記載のカメラモニターシステム(5)。
これによれば、ドライバから見た虚像(VI)のサイズが小さくなりすぎることを防止することができる。
[項目9]
前記虚像表示装置(20)は、コンバイナ型HUD(Head-up Display)である、
項目1から8のいずれか1項に記載のカメラモニターシステム(5)。
これによれば、虚像表示装置(20)の設置位置の自由度を向上させることができる。
[項目10]
車両(1)の室内に設置される虚像表示装置(20)であり、
前記虚像表示装置(20)は、前記車両(1)の外側に設置され、前記車両(1)の後側方を撮像する撮像装置(10)により撮像された映像を、乗員に虚像(VI)として見せ、
前記虚像表示装置(20)は、前記撮像装置(10)が設置された空間を前記車両(1)の前後方向に伸ばした空間に少なくとも一部が重畳する位置に前記虚像(VI)を表示する、
虚像表示装置(20)。
これによれば、乗員に自然な車幅感を与えることができる。
[項目11]
車両(1)の外側に設置された撮像装置(10)により、前記車両(1)の後側方を撮像するステップと、
前記車両(1)の室内に設置された虚像表示装置(20)により、前記撮像装置(10)により撮像された映像を、乗員に虚像(VI)として見せるステップと、を有し、
前記虚像(VI)として見せるステップは、前記撮像装置(10)が設置された空間を前記車両(1)の前後方向に伸ばした空間に少なくとも一部が重畳する位置に前記虚像(VI)を表示する、
虚像表示方法。
これによれば、乗員に自然な車幅感を与えることができる。
1 車両、 2 フロントガラス、 3 Aピラー、 4 取付部材、 5 カメラモニターシステム、 10 撮像装置、 11 撮像部、 12 処理部、 20 虚像表示装置、 21 映像表示部、 22 光学部材、 22a コンバイナ、 23 投射ユニット、 EP 視点、 VI 虚像、 30 処理装置。

Claims (11)

  1. 車両の外側に設置され、前記車両の後側方を撮像する撮像装置と、
    前記車両の室内に設置され、前記撮像装置により撮像された映像を、乗員に虚像として見せる虚像表示装置と、を備え、
    前記虚像表示装置は、前記撮像装置が設置された空間を前記車両の前後方向に伸ばした空間に少なくとも一部が重畳する位置に前記虚像を表示する、
    カメラモニターシステム。
  2. 前記虚像表示装置は、前記撮像装置が設置された空間を前記車両の前後方向に伸ばした空間に少なくとも一部が重畳する位置であり、かつ前記乗員の視点と前記虚像表示装置を結ぶ直線と交差する位置に前記虚像を表示する、
    請求項1に記載のカメラモニターシステム。
  3. 前記虚像表示装置は、前記撮像装置の光軸と、前記乗員の視点と前記虚像表示装置を結ぶ直線とが交差する位置に前記虚像を表示する、
    請求項1に記載のカメラモニターシステム。
  4. 前記虚像表示装置は、前記車両の室内においてAピラーの付け根部分に設置される、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のカメラモニターシステム。
  5. 前記撮像装置は前記虚像の表示位置の近傍に設置され、
    前記虚像表示装置は、前記撮像装置が設置された空間に少なくとも一部が重畳する状態で、前記虚像を表示する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のカメラモニターシステム。
  6. 前記撮像装置および前記虚像表示装置は、左右に設けられ、
    助手席側の虚像表示装置と当該虚像表示装置により表示される虚像の位置との間の距離が、運転席側の虚像表示装置と当該虚像表示装置により表示される虚像の位置との間の距離より、短く設計される、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のカメラモニターシステム。
  7. 前記虚像表示装置は、前記撮像装置により撮像された映像を、鏡式のサイドミラーの形状に対応する形状で、前記乗員に虚像として見せる、
    請求項1から6のいずれか1項に記載のカメラモニターシステム。
  8. 前記虚像表示装置は、前記撮像装置により撮像された映像のサイズに対して、平均倍率が0.31以上のサイズの前記虚像を表示する、
    請求項1から7のいずれか1項に記載のカメラモニターシステム。
  9. 前記虚像表示装置は、コンバイナ型HUD(Head-up Display)である、
    請求項1から8のいずれか1項に記載のカメラモニターシステム。
  10. 車両の室内に設置される虚像表示装置であり、
    前記虚像表示装置は、前記車両の外側に設置され、前記車両の後側方を撮像する撮像装置により撮像された映像を、乗員に虚像として見せ、
    前記虚像表示装置は、前記撮像装置が設置された空間を前記車両の前後方向に伸ばした空間に少なくとも一部が重畳する位置に前記虚像を表示する、
    虚像表示装置。
  11. 車両の外側に設置された撮像装置により、前記車両の後側方を撮像するステップと、
    前記車両の室内に設置された虚像表示装置により、前記撮像装置により撮像された映像を、乗員に虚像として見せるステップと、を有し、
    前記虚像として見せるステップは、前記撮像装置が設置された空間を前記車両の前後方向に伸ばした空間に少なくとも一部が重畳する位置に前記虚像を表示する、
    虚像表示方法。
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