JP2019174782A - ラベル基材及びラベル - Google Patents

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Abstract

【課題】 蓄光顔料が脱落せず、長期間に亘って暗所で所望の表示が表れる装飾性に優れたラベル基材を提供する。【解決手段】 本発明のラベル基材1は、フィルム2と、前記フィルム2の視認面側である表面側及び反視認面側である裏面側の少なくともいずれか一方に設けられたデザイン印刷層3と、蓄光顔料を含む蓄光印刷層4と、を有し、前記蓄光印刷層4は、前記フィルム2の裏面側に設けられ且つ前記デザイン印刷層3より裏面側であって表面側から視認したときにその一部分又は全部が前記デザイン印刷層3に重なる位置に設けられており、前記フィルム2が、前記蓄光顔料の吸収波長の光及び可視光線を透過し、前記デザイン印刷層3が、少なくとも蓄光印刷層4と重なる領域において、前記蓄光顔料の吸収波長及び発光波長の光を透過する。【選択図】 図2

Description

本発明は、暗所で表示が表れるラベル基材及びラベルに関する。
特許文献1には、基板と、基板の表面上に印刷されたカラー標示と、前記標示の上に印刷された蓄光材料層と、を有するラベルが開示されている。
かかるラベルは、暗所において蓄光材料層が発光する。
特表2009−507247号公報
しかしながら、蓄光材料は比較的大きな粒子であるので、特許文献1のように蓄光材料層がラベルの表面に設けられていると、そのラベルを容器などに装着した包装体を保管・運搬している間に、蓄光材料が次第に脱落するおそれがある。このように経時的に蓄光材料が減っていくと、蓄光材料層に起因する前記ラベルの装飾性が低下する。
本発明の目的は、蓄光顔料が脱落せず、長期間に亘って暗所で所望の表示が表れる装飾性に優れたラベル基材及びラベルを提供することである。
本発明のラベル基材は、フィルムと、前記フィルムの視認面側である表面側及び反視認面側である裏面側の少なくともいずれか一方に設けられたデザイン印刷層と、蓄光顔料を含む蓄光印刷層と、を有し、前記蓄光印刷層は、前記フィルムの裏面側に設けられ且つ前記デザイン印刷層より裏面側であって表面側から視認したときにその一部分又は全部が前記デザイン印刷層に重なる位置に設けられており、前記フィルムが、前記蓄光顔料の吸収波長の光及び可視光線を透過し、前記デザイン印刷層が、少なくとも蓄光印刷層と重なる領域において、前記蓄光顔料の吸収波長及び発光波長の光を透過する。
本発明の好ましいラベル基材は、前記デザイン印刷層が前記フィルムの裏面側に設けられている。
本発明の好ましいラベル基材は、前記デザイン印刷層に蛍光顔料を含むインキが用いられている。
本発明の好ましいラベル基材は、さらに、前記蓄光印刷層の裏面側に設けられた白色印刷層を有する。
本発明の別の局面によれば、ラベルを提供する。
本発明のラベルは、上記いずれかのラベル基材を用いて作製される。
本発明のラベル基材及びラベルは、長期間に亘って蓄光顔料が脱落し難いので、明所においてはデザイン印刷層のデザイン表示を視認でき、暗所においては蓄光印刷層の表示を視認できる。かかるラベル基材及びラベルは、長期間に亘って装飾性に優れたものとなる。
ラベル基材を表面側から見た一部省略平面図。 図1のラベル基材の一部分を拡大した平面図。 図2のIII−III線で切断した断面図。 図2のIV−IV線で切断した断面図。 図2のV−V線で切断した断面図。 ラベルの平面図。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本明細書において、フィルム及びラベル基材の「表面」は、ラベル基材から形成される各種ラベルを被着体に装着した際に、視認側となる面(被着体とは反対側の面)を指し、「裏面」は、その反対側の面(被着体側の面)を指す。「平面視」は、フィルムの表面に対して鉛直方向から見ることをいう。
「下限値X〜上限値Y」で表される数値範囲は、下限値X以上上限値Y以下を意味する。前記数値範囲が別個に複数記載されている場合、任意の下限値と任意の上限値を選択し、「任意の下限値〜任意の上限値」を設定できるものとする。
なお、各図において、各層の厚み及びその比率並びに寸法などは、実際のものと異なっていることに留意されたい。
図1乃至図5は、本発明のラベル基材1を示している。
ラベル基材1は、フィルム2と、ラベルデザインを表したデザイン印刷層3と、蓄光顔料を含む蓄光印刷層4と、を有し、必要に応じて、白色印刷層5をさらに有する。
デザイン印刷層3は、前記フィルム2の裏面側(反視認面側)に設けられている。
蓄光印刷層4は、前記フィルム2の裏面側であって一部分又は全部がデザイン印刷層3に重なって設けられている。
白色印刷層5は、前記フィルム2の裏面側であって、デザイン印刷層3及び蓄光印刷層4の裏面側に少なくとも設けられている。
前記フィルム2は、透光性の観点では、前記蓄光顔料の吸収波長の光及び可視光線を透過する性質を有する。
前記デザイン印刷層3は、透光性の観点では、少なくとも蓄光印刷層4と重なる領域において、蓄光顔料の吸収波長及び発光波長の光を透過する透光性を有する。
本明細書において、蓄光顔料は、蓄光印刷層4に含まれている顔料であり、特定の波長の光を吸収して寿命の長い励起子を生成し、その励起子が比較的長い期間に亘って発光を伴いつつ(特定の波長の光を発しつつ)失活する顔料をいう。
蓄光顔料の吸収波長は、吸収が最大となる光の波長をいい、蓄光顔料の発光波長は、発光強度が最大となる光の波長をいう。
蓄光顔料の吸収波長は、蓄光顔料の種類に応じて若干異なるが、後述するような一般的に蓄光インキに使用されている蓄光顔料の場合、その吸収波長は、波長310nm〜390nmの範囲に存在し、さらに、波長330nm〜370nmの範囲に存在し、さらに、波長340nm〜360nmの範囲に存在する。
本明細書において、蓄光顔料の吸収波長の光は、前記範囲の吸収波長を有する光を指すものである。以下、「蓄光顔料の吸収波長の光」を「吸収波長光」と略記する場合がある。
さらに、蓄光顔料の発光波長は、蓄光顔料の種類に応じて若干異なるが、後述するような一般的に蓄光インキに使用されている蓄光顔料の場合、発光波長は、波長480nm〜560nmの範囲に存在し、さらに、波長500nm〜540nmの範囲に存在し、さらに、波長510nm〜530nmに存在する。
本明細書において、蓄光顔料の発光波長の光は、前記範囲の発光波長を有する光を指すものである。以下、「蓄光顔料の発光波長の光」を「発光波長光」と略記する場合がある。
また、本明細書において、可視光線は、波長380nm〜780nmの光をいう。
<フィルム>
フィルム2は、蓄光顔料の吸収波長の光及び可視光線を透過する透光性を有し、且つラベル基材1としての柔軟性及び強度を有するものであれば、特に制限なく使用できる。
フィルム2の透光性は、光線透過率で表すことができる。
フィルム2の、吸収波長光の透過率は、例えば80%以上であり、好ましくは85%以上であり、より好ましくは90%以上である。その透過率の上限は、理論上、100%であるが、実際のフィルム2では、100%未満であり、好ましくは99%以下である。
フィルム2の可視光線透過率は、例えば85%以上であり、好ましくは88%以上であり、より好ましくは90%以上である。
フィルム2の、吸収波長光の透過率及び可視光線透過率は、例えば、分光光度計により測定できる。具体的には、フィルム2の各透過率は、標準状態(23℃、1気圧、相対湿度50%)で、紫外可視分光光度計(島津製作所製の商品名「UV−2600シリーズ」)を用いて、波長200nm〜800nmの範囲の全光線透過率を測定した値をいう。
このようなフィルム2としては、透明性に優れた合成樹脂製フィルムを用いることができる。合成樹脂製フィルムの材質は特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、環状オレフィン、ポリエチレンを含む共重合ポリマーなどのポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレート、ポリ乳酸などのポリエステル系、ポリアミド系、ポリスチレン系などの各種の熱可塑性樹脂が挙げられる。一般に汎用されている合成樹脂製フィルムは、上記のような透光性を有する。
合成樹脂製フィルムは、1層の樹脂層からなる単層フィルム、或いは、2層以上の樹脂層が積層された多層フィルムのいずれでもよい。
本発明のフィルム2としては、前記吸収波長の光や可視光線の透過を妨げるような添加剤(例えば、紫外線吸収剤など)や光バリア層(例えば、金属蒸着層など)を含まない合成樹脂製フィルムが用いられる。
また、フィルム2は、収縮挙動の観点では、熱収縮性及び/又は自己伸縮性を有するものでもよく、或いは、実質的に熱収縮性及び自己伸縮性を有さないものでもよい。前記熱収縮性は、所望温度(例えば、70℃〜100℃)に加熱されることによって収縮する性質をいう。自己伸縮性は、引っ張り力を加えることによって伸張し、その後、引っ張り力を解除することによってほぼ元の状態に復元する性質をいう。なお、実質的に熱収縮性を有さないフィルムとしては、例えば、第1方向及び第2方向のそれぞれの熱収縮率が5%以下のフィルム、好ましくは同熱収縮率が3%以下のフィルムが挙げられる。
好ましくは、熱収縮性を有するフィルムが用いられる。熱収縮性を有するフィルムは、公知の成膜法によって得られる。例えば、合成樹脂及び各種の添加剤を配合した樹脂組成物を、ミキサーなどで混合し、押出機を用いて溶融しTダイスから押出し、これを延伸して熱セットすることによって得ることができる。延伸処理は、テンター方式、チューブ方式の何れでもよい。延伸処理は、通常、70〜110℃程度の温度で、第1方向(例えば、製膜時のTD方向)に2.0〜8.0倍、好ましくは3.0〜7.0倍程度延伸することにより行われる。さらに、必要に応じて、第2方向(例えば、製膜時のMD方向)にも、例えば1.5倍以下の低倍率で延伸処理を行ってもよい。延伸処理によって、フィルムに熱収縮性を付与できる。
前記熱収縮性を有するフィルムとしては、少なくとも第1方向に主として熱収縮するフィルムが用いられ、第2方向に若干熱収縮又は熱伸長するフィルムを用いてもよい。前記第1方向は、フィルムの面内における1つの方向を意味し、第2方向は、前記面内において前記第1方向と直交する方向である。前記熱収縮性を有するフィルムの第1方向(主たる熱収縮方向)における熱収縮率は、特に限定されないが、好ましくは20%以上であり、より好ましくは30%以上であり、さらに好ましくは40%以上である。なお、前記第1方向における熱収縮率は、大きいほど好ましいが、それにも自ずと限界があるため、前記第1方向における熱収縮率は、理論上、100%未満である。前記フィルムが第2方向に熱変化するフィルムである場合、その第2方向における熱収縮率は、例えば、−3〜15%であり、好ましくは0〜10%である。前記熱収縮率のマイナスは、熱伸長を意味する。
ただし、前記熱収縮率は、加熱前(23℃標準気圧に24時間保管)のフィルムの長さ(元の長さ)と、85℃の温水中に10秒間浸漬した後のフィルムの長さ(浸漬後の長さ)と、の割合であり、下記式から求められる。
前記熱収縮率(%)=[{(第1方向(又は第2方向)の元の長さ)−(第1方向(又は第2方向)の浸漬後の長さ)}/(第1方向(又は第2方向)の元の長さ)]×100。
フィルム2の厚みは、特に限定されず、例えば、8μm〜200μmであり、好ましくは、10μm〜150μmである。
図1を参照して、前記フィルム2は、平面視で長尺帯状である。長尺帯状は、長手方向の長さが幅方向よりも十分に長い平面視略長方形状をいう。長尺帯状としては、例えば、幅方向の長さが20mm〜4000mmで、長手方向の長さが5m以上であり、好ましくは、長手方向の長さが10m以上である。なお、幅方向は、長手方向と直交する方向である。
従って、ラベル基材1も長尺帯状であり、かかるラベル基材1は、通常、ロール状に巻き取って保管・運搬される。
<デザイン印刷層>
図1乃至図5を参照して、デザイン印刷層3は、文字、絵柄などの所望の表示を表す印刷層である。デザイン印刷層3は、ラベルを装飾する装飾部である。
デザイン印刷層3は、文字や絵柄などからなる纏まりある任意のデザインを1つのデザインパターンとするものであり、そのデザインパターン(デザイン印刷層3)がフィルム2の長手方向に繰り返して印刷されている。その長手方向に並んだものを「列」とすると、デザイン印刷層3は、フィルム2の幅方向に1列だけ設けられていてもよいが、通常、幅方向に2列以上(複数列)設けられ、好ましくは3列〜20列設けられる。
なお、図1及び図2では、平面視(視認面側から見て)、文字ABC及びその文字ABCの周囲の図形長方形並びに絵柄チェリーを1つのデザインパターンとし、このデザインパターンのデザイン印刷層3が幅方向に2列で且つ長手方向に順で配設されたラベル基材1を例示している。
デザイン印刷層3及び白色印刷層5は、フィルム2の裏面側に設けられているが、フィルム2は無色透明であるため、明所では、フィルム2の表面側から見て、デザイン印刷層3のデザイン表示(図1及び図2では、文字ABC、図形長方形、絵柄チェリー)及びその表示の背景となる白色印刷層5の白色(図1及び図2では、略矩形状)が見える。
図2において、明所にてデザイン印刷層3の色彩が見える箇所に、無数のドットを付加し、特に、文字ABCには更に網掛けも付している。なお、デザイン印刷層3はフィルム2の裏面に設けられているので、フィルムの表面側から見た図1及び図2では、デザイン印刷層3を破線(隠れ線)で表すべきところ、便宜上、それを実線で表している(図6も同様)。また、図2の長破線で囲われた範囲には白色印刷層が設けられており、その長破線で囲われた範囲内で前記ドットが付されていない白地部分は、明所にて、白色に見える(白色印刷層5の色彩が見える)。
一方、暗所では、デザイン印刷層3及び白色印刷層5の色彩は見えず、フィルム2の表面側から見て、蓄光印刷層4の表示(図1及び図2では、短破線で囲われる三角形)が見える。
デザイン印刷層3は、従来公知のカラーインキを公知の印刷法にてフィルム2に印刷することによって形成される。
カラーインキは、顔料や染料などの着色剤(蓄光顔料を除く着色剤)及びバインダー樹脂を含み、必要に応じて、溶剤及び/又は添加剤を含んでいてもよい。前記蓄光顔料を除く着色剤としては、従来公知の無機顔料、有機顔料及び染料などの非蛍光着色剤、蛍光顔料などが挙げられる。カラーインキは、着色剤として蛍光顔料を含むカラーインキでもよく、或いは、実質的に蛍光顔料を含まないカラーインキでもよいが、蛍光顔料を含むものが好ましく、蛍光顔料及び非蛍光着色剤を含むものがより好ましい。
蛍光顔料を含むカラーインキを用いてデザイン印刷層3を形成した場合、その裏面側に形成された蓄光印刷層4の発光により蛍光顔料が発光し、その相乗効果によって、より鮮やかな発光を発現することができる。蛍光顔料を含むカラーインキは従来公知のものを使用することができる。
デザイン印刷層3は、1色のカラーインキの1回塗り印刷で形成されていてもよく、或いは、2回以上の重ね塗り印刷で形成されていてもよい。
また、デザイン印刷層3は、1色のカラーインキから形成されていてもよく、或いは、2色以上のカラーインキを用いて形成されていてもよい。
例えば、デザイン印刷層3は、平面視で文字ABCを表すカラーインキ、平面視で図形長方形を表すカラーインキ、平面視で絵柄チェリーを表すカラーインキとして、それぞれ異なる色彩のカラーインキが用いられている。
デザイン印刷層3は、本実施形態では前記フィルム2の裏面に直接固着されている。デザイン印刷層3は、フィルム2の裏面の略全体に形成されていてもよいが、通常、フィルム2の裏面の1箇所又は図示のように複数箇所に形成される。デザイン印刷層3がフィルム2の裏面に形成されることで、外部と接触せずデザインの脱落を防止することができる。なお、デザイン印刷層3は、前記フィルム2の表面に形成されていてもよく、或いは、表面及び裏面の双方に形成されていてもよい。
デザイン印刷層3の透光性は、特に限定されず、デザイン印刷層3の厚み及びカラーインキの色彩に応じて適宜変化する。
ただし、後述するように、デザイン印刷層3のうち、少なくとも蓄光印刷層4と重なる領域3aにおいては、蓄光顔料の吸収波長及び発光波長の光を透過する。
デザイン印刷層3の厚みは、特に限定されないが、例えば、0.5μm〜8μmであり、好ましくは1μm〜5μmである。
<蓄光印刷層>
蓄光印刷層4は、デザイン印刷層3と同様に、ラベルを装飾する装飾部となる。蓄光印刷層4は、特に、暗所におけるラベルの装飾部である。
蓄光印刷層4は、蓄光顔料を含む蓄光インキを公知の印刷法にて印刷することによって形成される。
蓄光インキは、通常、蓄光顔料及びバインダー樹脂を含み、必要に応じて、顔料や染料などの着色剤(蓄光顔料を除く着色剤)、溶剤、及び/又は添加剤を含んでいてもよい。
好ましくは、蓄光印刷層4を形成する蓄光インキは、蓄光顔料を除く着色剤を実質的に含まない。
蓄光顔料の含有量は、特に限定されないが、蓄光印刷層4(蓄光インキの固化物)を100重量部とした場合、1重量部〜40重量部であり、好ましくは5重量部〜30重量部である。
蓄光顔料は、太陽光や蛍光灯などが発する光を吸収して自ら発光する。蓄光顔料としては、上述のように、例えば、波長310nm〜390nmの範囲に吸収波長(吸収が最大となる波長)が存在し且つ波長480nm〜560nmの範囲に発光波長(発光が最大となる波長)が存在するものを用いることができる。
蓄光顔料の具体例としては、例えば、硫化亜鉛、硫化カルシウム、硫化ゲルマニウム、硫化ストロンチウム、硫化イットリウムなどの硫化物;酸化カルシウム、酸化ストロンチウム、酸化バリウム、アルミナ、酸化セリウムなどの金属酸化物;アルミン酸カルシウム、アルミン酸ストロンチウム、アルミン酸バリウムなどのアルミン酸塩などを主成分としたもの;ユウロピウム、テルビウム、イットリウム、ジルコニウム、ジスプロシウム及びバリウムからなる群から選ばれる少なくとも1種以上の元素で賦活されたもの;などが挙げられる。
前記バインダー樹脂は、固化性能に従って分類すると、乾燥型、紫外線硬化型などの光重合型などが挙げられる。乾燥型のバインダー樹脂としては、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ニトロセルロースやセルロース・アセテート・ブチレートなどのセルロース系樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂などが挙げられる。光重合型のバインダー樹脂としては、アクリレート系などの光重合性樹脂と重合開始剤などが挙げられる。溶剤としては、例えば、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチルなどのエステル類;メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノールなどのアルコール類;アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類;トルエンなどの炭化水素類;水;これらの混合溶媒などが挙げられる。蓄光顔料を除く着色剤としては、公知の顔料又は染料が挙げられる。
蓄光印刷層4は、蓄光インキの1回塗り印刷で形成されていてもよく、或いは、2回以上の重ね塗り印刷で形成されていてもよい。
2回以上の重ね塗り印刷で蓄光印刷層4を形成する場合、1種の蓄光インキを用いて重ね塗りしてもよく、或いは、2種以上の蓄光インキを重ね塗りしてもよい。
蓄光印刷層4の厚みは、特に限定されないが、例えば、1μm〜15μmであり、好ましくは3μm〜10μmである。
蓄光印刷層4は、好ましくは、文字、絵柄などの所望の表示を表すように、平面視で所望の形状に形成されている。図示例では、蓄光印刷層4は、平面視で、略三角形状に形成されている。
蓄光印刷層4は、その一部分又は全部がデザイン印刷層3に重なって設けられている。ここで、デザイン印刷層3に重なるとは、視認面側である表面側から視認したときにその一部分又は全部がデザイン印刷層3に重なる位置に設けられているとの意味であり、例えば、デザイン印刷層3がフィルム2の表面に形成されている場合は、蓄光印刷層4はフィルム2の裏面側に形成され且つ表面側から視認した時にその一部分又は全部がデザイン印刷層3と重なって見えるように配置されていることをいう。本実施形態では、デザイン印刷層3が裏面に形成されており、蓄光印刷層4は、重なり部分においてデザイン印刷層3の裏面に直接固着されている。なお、蓄光印刷層4はデザイン印刷層3に直接固着されていなくてもよく、蓄光印刷層4の発光の視認性を大きく阻害しない範囲でデザイン印刷層3との間に他の層(例えば、顔料を含有しない上述したバインダー樹脂からなる樹脂層など)を介していてもよい。
デザイン印刷層3に重なって設けられている部分を有することを条件として、全体的にデザイン印刷層3に重ならない蓄光印刷層4が設けられていてもよい。
例えば、図2及び図4において、2箇所の蓄光印刷層4(41)は、その全部がデザイン印刷層3に重なるように設けられている。図2、図3及び図5において、1箇所の蓄光印刷層4(42)は、その一部がデザイン印刷層3に重なるように(且つ残部がデザイン印刷層3に重ならないように)設けられている。図2及び図5において、1箇所の蓄光印刷層4(43)は、その全部がデザイン印刷層3に重ならないように設けられている。図3乃至図5において、符号3aは、デザイン印刷層3と蓄光印刷層4が重なった領域である。
なお、これら蓄光印刷層41,42,43の箇所数は、1箇所又は2箇所に限定されるわけではなく、任意数である。
蓄光印刷層4のうち、デザイン印刷層3に重ならない部分は、フィルム2の裏面に直接固着されている。
好ましくは、蓄光印刷層4は、その全部がデザイン印刷層3に重なって設けられる(つまり、符号42及び43のような状態の蓄光印刷層を有さない)。蓄光印刷層4がフィルム2の裏面に直接設けられている場合、明所にて、フィルム2の表面側(視認面側)から見た際に、その蓄光印刷層4の存在が微かに視認されるおそれがある。
なお、上記では、一部の蓄光印刷層4又は蓄光印刷層4の一部分がデザイン印刷層3の表面に配置される場合(換言すると、蓄光印刷層4が、フィルム2とデザイン印刷層3の間に介在する部分があること)を図示していないが、このように配置されている部分を有していてもよい。もっとも、デザイン印刷層3の表面に蓄光印刷層4が配置されていると、蓄光印刷層4によりデザイン印刷層3のデザイン表示が不鮮明になるおそれがあること及び蓄光印刷層4の存在が視認されることから、デザイン印刷層3の表面側に蓄光印刷層4は設けられていないことが好ましい。
デザイン印刷層3のうち、蓄光印刷層4と重なる領域3a(以下、デザイン印刷層の蓄光重なり領域という)は、吸収波長光及び発光波長光を透過する透光性を有する。
前記蓄光重なり領域3aの透光性は、光線透過率で表すことができる。
蓄光重なり領域3aの、吸収波長光の透過率は、例えば30%以上であり、好ましくは40%以上であり、より好ましくは50%以上であり、さらに好ましくは60%以上である。その透過率の上限は、理論上、100%であるが、実際のデザイン印刷層3(カラーインキ)では、90%以下であり、好ましくは80%以下である。
また、蓄光重なり領域3aの、発光波長光の透過率は、例えば、50%以上であり、好ましくは60%以上であり、より好ましくは70%以上であり、さらに好ましくは80%以上である。その透過率の上限は、理論上、100%であるが、実際のデザイン印刷層3(カラーインキ)では、100%未満であり、好ましくは90%以下である。
前記蓄光重なり領域3aの、吸収波長光の透過率及び発光波長光の透過率は、例えば、分光光度計により測定できる。具体的には、蓄光重なり領域3aの各透過率は、吸収波長光の透過率及び可視光線透過率が何れも90%以上のフィルムの上に、蓄光重なり領域が設けられたものを試験フィルムとし、標準状態で、紫外可視分光光度計(島津製作所製の商品名「UV−2600シリーズ」)を用いて、波長200nm〜800nmの範囲の全光線透過率を測定した値をいう。
前記のような蓄光重なり領域3aにおける吸収波長光の透過率を有するデザイン印刷層3は、蓄光顔料が励起できる程度の光線を透過し、蓄光顔料から発光した光線をフィルム2の表面側(視認面側)から出射させることができる。
蓄光重なり領域3aに使用されるカラーインキの種類及び厚みを適宜調整することによって、前記のような透光性を有する蓄光重なり領域3aのデザイン印刷層3を形成できる。このようなデザイン印刷層3が蓄光印刷層4の表面側に重なっていても、蓄光印刷層4の発色は阻害されない。
なお、前記蓄光重なり領域3a以外の領域におけるデザイン印刷層3の透光性は、特に制限がなく、その領域に使用されるカラーインキ及びその厚みに依存する。
<白色印刷層>
白色印刷層5は、白色を呈する印刷層である。白色印刷層5は、デザイン印刷層3や蓄光印刷層4の裏面側において、それらの背景を成し、それらと協働してラベルを装飾する装飾部である。
白色印刷層5は、フィルム2の裏面側の略全体に亘って設けられていてもよく、或いは、1つのデザインパターンごとに設けられていてもよい。
図示例では、白色印刷層5は、フィルム2の裏面側において、1つのデザインパターン(1つのラベル)に対応して設けられている。
具体的には、1つのデザインパターンのデザイン印刷層3及び蓄光印刷層4の裏面側を含む平面視略矩形状の範囲に、白色印刷層5がベタ状に設けられている。なお、ベタ状であるとは、インキが面方向に延在して1つの連続した層を成していることをいう。
従って、白色印刷層5は、全てのデザイン印刷層3及び蓄光印刷層4の裏面に直接固着され、それらの層3,4を有さない領域においてはフィルム2の裏面に直接固着されている。
白色印刷層5は、従来公知の白色インキを公知の印刷法にて印刷することによって形成される。
白色インキの厚みは、特に限定されず、例えば、1μm〜10μmであり、好ましくは、2μm〜5μmである。
<ラベル基材の用途及びラベル>
上記ラベル基材1は、ラベルに加工して使用される。つまり、本発明のラベルは、上記ラベル基材1を用いて作製される。
例えば、上記ラベル基材1は、巻付けラベル、粘着ラベル、筒状ラベルなどの各種ラベルとして利用できる。これら各種ラベルは、いずれも裏面側(ラベル基材1の裏面側に相当)を、容器などの被着体側に向け、被着体に装着される。
巻付けラベル9(ラベル)は、図6に示すように、ラベル基材1から1つのデザインパターンの領域を切り出すことによって得られる。
巻付けラベル9は、巻付けラベルの裏面を容器などの被着体側に向け、その少なくとも両端部の裏面に接着剤を塗布し、その第1側端部を被着体に貼り付け、巻付けラベルを被着体の周囲に巻き付けた後、その第2側端部(第1側端部とは反対側の端部)の裏面を第1側端部の表面に貼り付ける(又はその第2側端部の裏面を被着体に貼り付ける)ことによって使用される。
粘着ラベルは、概念的には、前記巻付けラベル9の裏面に、粘着剤層が設けられたものである。粘着剤層としては、従来公知のものを使用でき、代表的には、感圧粘着剤、感熱粘着剤などが挙げられる。感圧粘着剤を用いる場合には、通常、離型紙(図示せず)の上に粘着ラベル(粘着剤層の裏面)が添付される。なお、感熱粘着剤を用いる場合には、通常、離型紙は不要であるが、離型紙上に添付してもよい。
筒状ラベルは、概念的には、前記巻付けラベル9が予め筒状に形成されているものである。ラベル基材1を筒状ラベルに使用する場合には、上記フィルム2として、熱収縮性及び/又は自己伸縮性を有するフィルムが用いられる。そのフィルム2の熱収縮方向(又は自己伸縮方向)が周方向となるように、上記ラベル基材1の裏面を内側にして筒状に丸め、第1側端部と第2側端部を接着することにより、筒状のラベル基材1が得られる。この筒状のラベル基材1を長手方向で所定長さに切断することにより、1つの筒状ラベルが得られる。
筒状ラベルは、容器などの被着体に外嵌して装着される。
<ラベル基材及びラベルの効果>
本発明のラベル基材1及びラベル9は、明所にて、その表面側(視認面側)から見ると、デザイン印刷層3の表示が見え、特に、白色印刷層5が設けられている場合には、そのデザイン印刷層3の表示の背景に白色が見える。他方、暗所においては、デザイン印刷層3の影響を受けることなく、その表面側(視認面側)から、蓄光印刷層4の発光による所望の表示が見えるようになる。
かかるラベル基材1及びラベル9は、装飾性に優れている。
また、本発明のラベル基材1は、フィルム2の裏面側に蓄光印刷層4が設けられているので、このラベル基材1を用いて作製されたラベル9は、蓄光印刷層4の蓄光顔料が脱落し難くなる。つまり、ラベル9は、その裏面を被着体側に向けて装着されるので、蓄光印刷層4がフィルム2と被着体の間に挟まれて外部と接触せず、蓄光顔料の脱落を防止できる。特に、蓄光印刷層4の裏面全体を覆うように白色印刷層5が設けられていることにより、蓄光顔料の脱落を確実に防止できる。
1 ラベル基材
2 フィルム
3 デザイン印刷層
3a デザイン印刷層のうち蓄光印刷層と重なる領域
4 蓄光印刷層
5 白色印刷層
9 ラベル

Claims (5)

  1. フィルムと、
    前記フィルムの視認面側である表面側及び反視認面側である裏面側の少なくともいずれか一方に設けられたデザイン印刷層と、
    蓄光顔料を含む蓄光印刷層と、を有し、
    前記蓄光印刷層は、前記フィルムの裏面側に設けられ且つ前記デザイン印刷層より裏面側であって表面側から視認したときにその一部分又は全部が前記デザイン印刷層に重なる位置に設けられており、
    前記フィルムが、前記蓄光顔料の吸収波長の光及び可視光線を透過し、
    前記デザイン印刷層が、少なくとも蓄光印刷層と重なる領域において、前記蓄光顔料の吸収波長及び発光波長の光を透過する、ラベル基材。
  2. 前記デザイン印刷層が前記フィルムの裏面側に設けられている、請求項1に記載のラベル基材。
  3. 前記デザイン印刷層に蛍光顔料を含むインキが用いられている、請求項1または2に記載のラベル基材。
  4. さらに、前記蓄光印刷層の裏面側に設けられた白色印刷層を有する、請求項1〜3のいずれかに記載のラベル基材。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のラベル基材を用いたラベル。
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