JP2019174578A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の給送口を有する装置構成において、FPOTを短縮しつつ、ユーザビリティの低下を抑制する。【解決手段】 本発明は、装置本体と、カセットと、トレイと、画像形成手段と、前記給送手段によって前記トレイから記録材を給送させ、前記画像形成手段による画像形成タイミングとなるまで、記録材の搬送方向において前記画像形成手段よりも上流側の位置で前記トレイから給送された記録材を待機させるよう制御する制御手段と、を有し、前記トレイから前記画像形成手段へ記録材を導く搬送路が、前記カセットの内部を通過し、前記制御手段は、前記トレイから給送された記録材を待機させる位置を、前記記録材の一部が前記カセットの内部に入り込んだ第1の位置と、前記記録材の一部が前記カセットの内部に入り込まない第2の位置のいずれかに設定することを特徴とする。【選択図】 図6

Description

本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンタ等の画像形成装置においては、画像形成が開始されてから最初の用紙が装置本体の外部に排紙されるまでの時間(ファーストプリントアウトタイム、以下FPOTという)を短縮する技術が知られている。例えば、特許文献1では、コピーモードに移行するとプリント準備を行うと共に、カセットから用紙を先行給紙させ、レジストローラの位置に用紙を停止させる制御が記載されている。そして、ユーザが実際にコピー開始の指示を出すと、レジストローラの位置に待機している用紙が給紙され、その用紙に対してプリントが行われる。このように、用紙をカセットから予め搬送方向の下流側に給紙しておくことで、最初の用紙に対するコピー処理が完了するまでの時間を短くすることができる。
特開2009−262359号公報
図8(a)に複数のカセット(給送口)を有するプリンタ900を示す。ここで、下段カセット920から画像形成部930までの搬送路上における距離は、上段カセット910から画像形成部930までの搬送路上における距離よりも長い。そのため、プリンタ900は下段カセット920から最初の用紙を給紙する場合には、プリント準備とともに予め用紙を下流側に先行給紙させる。これにより、下段カセット920から用紙を給紙する場合であっても、上段カセット910から用紙を給紙する場合と同等のFPOTを確保することができる。
また、上段カセット910から用紙を給紙した後に下段カセット920から用紙を給紙する場合であっても先行給紙は有効である。つまり、上段カセット910から用紙を給紙している間に下段カセット920から用紙を先行給紙させておくことで、上段カセット910の用紙に対するプリントが終了した後、すぐに下段カセット920から画像形成部930へ用紙を搬送させることができる。
しかし、上段カセット910から用紙を給紙している最中に上段カセット910が紙無し状態になった場合、以下の課題が発生する。紙無し状態になると、ユーザは用紙を補充するため上段カセット910を引き出す。このとき、下段カセット920から先行給紙され、搬送路上に待機している用紙が上段カセット910と干渉し、用紙が破れたり、ユーザがカセットを引き出すために強い力が必要になったりするおそれがある。この様子を図8(b)に示す。
本発明の目的は、複数の給送口を有する装置構成において、FPOTを短縮しつつ、ユーザビリティの低下を抑制することである。
上記の目的を達成するための本発明の画像形成装置は、装置本体と、前記装置本体に対して着脱可能であって、記録材が載置されるカセットと、記録材が載置されるトレイと、前記トレイから記録材を給送する給送手段と、記録材に画像を形成する画像形成手段と、前記給送手段によって前記トレイから記録材を給送させ、前記画像形成手段による画像形成タイミングとなるまで、記録材の搬送方向において前記画像形成手段よりも上流側の位置で前記トレイから給送された記録材を待機させるよう制御する制御手段と、を有し、前記トレイから前記画像形成手段へ記録材を導く搬送路が、前記カセットの内部を通過する画像形成装置において、前記制御手段は、前記トレイから給送された記録材を待機させる位置を、前記記録材の一部が前記カセットの内部に入り込んだ第1の位置と、前記記録材の一部が前記カセットの内部に入り込まない第2の位置のいずれかに設定することを特徴とする。
本発明によれば、複数の給送口を有する装置構成において、FPOTを短縮しつつ、ユーザビリティの低下を抑制することができる。
実施例1及び2におけるプリンタの断面図 実施例1及び2におけるプリンタの各ローラと各モータの関係図 実施例1及び2におけるプリンタの制御系のブロック図 実施例1及び2における先行給紙制御のフローチャート 実施例1及び2における用紙の待機位置の説明図 実施例1における用紙の待機位置を選択するフローチャート 実施例2における用紙の待機位置を選択するフローチャート 従来技術における課題を説明するための図
〔実施例1〕
図1は本実施例における画像形成装置の概略を示す断面図である。なお、本実施例では、画像形成装置として電子写真方式のレーザビームプリンタ100(以下、プリンタ100と表記する)を示す。プリンタ100は、プリンタ装置本体170(筐体ともいう)に対して給紙オプション150、160が接続された構成となっている。給紙オプション150はプリンタ装置本体170に対して着脱可能であり、給紙オプション160は給紙オプション150に対して着脱可能である。
122は有機感光体やアモルファスシリコン感光体でできた感光ドラムであり、図1の時計方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動される。この感光ドラム122は、帯電ローラ123によりその周面が所定の極性、電位に一様に帯電される。レーザスキャナユニット140から出力されたレーザ光は、反射ミラー141によって反射された後、感光ドラム122の帯電面に対して照射される。レーザスキャナユニット140は画像読取装置やコンピュータ等の画像信号発生装置(不図示)から入力された目的の画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応してレーザ光を変調(ON/OFF変換)する。これにより、感光ドラム122には画像情報に対応する静電潜像が形成される。現像ローラ121は感光ドラム122に形成された静電潜像をトナーにより現像する。
プリンタ装置本体170には、用紙(記録材)が載置される本体カセット101が設けられている。本体カセット101はプリンタ装置本体170に対して図1の矢印方向に引き出し可能な構成である。本体給紙ローラ102は本体カセット101から用紙を給紙(給送)する。本体分離ローラ103は複数枚の用紙が重なって搬送されないように、本体給紙ローラ102によって給紙された用紙を1枚に分離する。本体搬送ローラ104は本体分離ローラ103によって分離された用紙を画像形成部へと搬送する。本体搬送センサ105は本体搬送ローラ104によって搬送される用紙を検知する。
給紙オプション150には、用紙が載置されるオプションカセット151が設けられている。オプションカセット151は給紙オプション150に対して図1の矢印方向に引き出し可能な構成である。オプション給紙ローラ152はオプションカセット151から用紙を給紙する。オプション分離ローラ153は複数枚の用紙が重なって搬送されないように、オプション給紙ローラ152によって給紙された用紙を1枚に分離する。オプション搬送ローラ154はオプション分離ローラ153によって分離された用紙をプリンタ装置本体170へと搬送する。オプション搬送センサ155はオプション搬送ローラ154によって搬送される用紙を検知する。
給紙オプション160には、用紙が載置されるオプションカセット161が設けられている。オプションカセット161は給紙オプション160に対して図1の矢印方向に引き出し可能な構成である。オプション給紙ローラ162はオプションカセット161から用紙を給紙する。オプション分離ローラ163は複数枚の用紙が重なって搬送されないように、オプション給紙ローラ162によって給紙された用紙を1枚に分離する。オプション搬送ローラ164はオプション分離ローラ163によって分離された用紙を給紙オプション150へと搬送する。オプション搬送センサ165はオプション搬送ローラ164によって搬送される用紙を検知する。
本体カセット101、オプションカセット151、オプションカセット161のいずれかから給紙された用紙は、レジストレーションローラ106により搬送され、画像形成部、すなわち感光ドラム122に対して送り込まれる。レジストレーションセンサ107はレジストレーションローラ106によって搬送される用紙を検知する。転写ローラ108が用紙の裏側からトナーと逆極性の電荷を供給することで、感光ドラム122に形成されたトナー像は用紙に転写される。このようにトナー像の転写を受けた用紙は、感光ドラム122から分離されて熱定着ユニット130へ送り込まれ、ヒータ132、定着フィルム133、加圧ローラ134によってトナー像の熱定着を受ける。熱定着を受けた用紙は、排紙センサ109によって検知された後、排紙ローラ110によって排紙トレイ111へと排紙される。
なお、図1においてオプションカセット161から画像形成部までの搬送路は、オプションカセット151及び本体カセット101の内部を通過している。そのため、オプションカセット151が給紙オプション150に対して引き出された場合、または本体カセット101がプリンタ装置本体170に対して引き出された場合には、その搬送路が途中で遮断される。また、オプションカセット151から画像形成部までの搬送路は、本体カセット101の内部を通過している。そのため、本体カセット101がプリンタ装置本体170に対して引き出された場合には、その搬送路が途中で遮断される。
図2は本実施例におけるプリンタ100に設けられた各ローラと、各ローラを駆動するモータの関係を表す。プリンタ装置本体170、給紙オプション150及び160では、駆動源として給紙モータ301、メインモータ302を使用する。給紙モータ301は、本体搬送ローラ104、レジストレーションローラ106、及び本体給紙クラッチ310を介して本体給紙ローラ102、本体分離ローラ103を駆動する。メインモータ302は、感光ドラム122、現像ローラ121、加圧ローラ134、排紙ローラ110を駆動する。さらに、メインモータ302は、オプション中間クラッチ311及びオプション給紙クラッチ312を介してオプション給紙ローラ152及びオプション分離ローラ153を駆動し、オプション中間クラッチ311を介してオプション搬送ローラ154を駆動する。さらに、メインモータ302は、オプション中間クラッチ411及びオプション給紙クラッチ412を介してオプション給紙ローラ162及びオプション分離ローラ163を駆動し、オプション中間クラッチ411を介してオプション搬送ローラ164を駆動する。
図3は本実施例における制御系のブロック図である。プリンタ制御部200は、プリンタ装置本体170、給紙オプション150及び160の全体を制御するマイクロプロセッサであり、大きく分けて以下の2つの手段を有する。
・用紙に画像を形成し熱定着させるために、高圧、スキャナ、定着、副走査同期信号を制御する画像形成制御部201
・用紙の搬送路に配置されたセンサ、画像形成制御部201からの情報を元に紙搬送を制御する搬送制御部202
画像形成制御部201は、感光ドラム122にトナー像を形成し、用紙にトナー像を転写するための高圧発生回路210、トナーを熱定着させるためのヒータ132、ヒータの温度を検知するためのサーミスタ131と接続されている。さらに、画像形成制御部201は、レーザ光のON/OFF出力する為のレーザスキャナユニット140を制御するためのスキャナ・レーザ制御回路220と接続されている。
搬送制御部202は、本体搬送センサ105、オプション搬送センサ155、165、レジストレーションセンサ107、排紙センサ109と接続されている。搬送制御部202は、本体搬送センサ105によって用紙を検知した場合に、本体カセット101からの給紙が完了したと判断する。搬送制御部202は、オプション搬送センサ155、165によってそれぞれ用紙を検知した場合に、オプションカセット151、161からの給紙が完了したと判断する。搬送制御部202は、レジストレーションセンサ107によって用紙を検知したタイミングに基づいて、感光ドラム122に対して画像形成を開始するタイミングを決定する。搬送制御部202は排紙センサ109の検知結果に基づいて、搬送路上の紙詰まり(ジャム)を検知する。
搬送制御部202は、各ローラを駆動するための給紙モータ301、メインモータ302、本体カセット101からの給紙を行う本体給紙クラッチ310と接続されている。搬送制御部202は、給紙オプション150または160において必要に応じて用紙を待機させる為のオプション中間クラッチ311及び411、給紙オプション150または160からの給紙を行うオプション給紙クラッチ312及び412と接続されている。
本実施例において、オプションカセット151または161からレジストレーションセンサ107までの搬送路上における距離は、本体カセット101からレジストレーションセンサ107までの搬送路上における距離よりも長い。そのため、オプションカセット151または161からジョブの1枚目の用紙が給紙される場合、予め対象とする給送口から用紙を給紙させ、画像形成タイミングが来るまで搬送路の所定の位置で用紙を待機させる先行給紙を行う。先行給紙は、エンジン制御部240がコントローラ部250からビデオインタフェース制御部230を経由してプリントコマンドを受信する前に、プリント予約を受け付けている場合に行われる。これにより、プリントコマンド受信からレジストレーションセンサ107がONとなるまでの時間を短縮することができる。その結果、オプションカセット151または161から用紙が給紙される場合であっても、本体カセット101から用紙が給紙される場合と同等のFPOTでプリントを行うことができる。
図4のフローチャートを用いて先行給紙の制御について説明する。ここでは、給紙オプション160からジョブの1枚目の用紙が給紙される場合を例に説明を行う。図4のフローチャートに基づく制御は、搬送制御部202が不図示のROMやRAMに記憶されているプログラムに基づき実行する。
搬送制御部202は、メインモータ302、オプション中間クラッチ311及び411をONしている状態で、オプション給紙クラッチ412をONし(S100)、オプション給紙ローラ162とオプション分離ローラ163の駆動を開始する。これにより、オプションカセット161から用紙が給紙される。搬送制御部202は、所定時間が経過後(S101)、オプション給紙クラッチ412をOFFし(S102)、オプション給紙ローラ162とオプション分離ローラ163の駆動を停止する。これらの駆動を停止しても、オプション中間クラッチ411はONされているため、オプション搬送ローラ164は駆動している。用紙がオプション搬送ローラ164に挟持されていれば、用紙は正常な搬送速度で下流に搬送される。その後、搬送制御部202は、オプション搬送センサ165が用紙を検知し(S103)、さらに上段の給紙オプション150の搬送路内のオプション搬送センサ155が用紙を検知するのを待つ(S104)。オプション搬送センサ155が用紙を検知した後、搬送制御部202は所定の待機位置まで用紙を搬送させ(S105)、オプション中間クラッチ311及び411をOFFして(S106、S107)、用紙の搬送を停止させる。以上で先行給紙の処理は終了する。
次に本実施例では、オプションカセット161からジョブの1枚目の用紙が給紙される場合に限らず、本体カセット101から用紙が給紙された後に、オプションカセット161から用紙が給紙される場合にも先行給紙を行う。ここでは、本体カセット101からジョブの1枚目と2枚目の用紙が給紙され、オプションカセット161から3枚目の用紙が給紙される場合を例に説明を行う。この場合、本体カセット101から1枚目の用紙が給紙されると同時に、オプションカセット161から3枚目を先行給紙させる。これにより、本体カセット101から給紙された2枚目の用紙に対するプリントが終了した後、すぐに3枚目の用紙を画像形成部へと搬送することができ、単位時間当たりのプリント枚数、すなわちスループットが向上する。
図5(a)はオプションカセット161から3枚目の用紙を先行給紙させ、待機位置500で3枚目の用紙を待機させている状態を示す。待機位置500で待機している用紙の先端(搬送方向における下流側の端)、つまり用紙の一部は、本体カセット101に入り込んでいる。なお、待機位置500で待機している用紙の先端は、本体カセット101から給紙される用紙の搬送路をふさがないように、2つの搬送路の合流点よりも搬送方向において上流側に位置する必要がある。ここで、ジョブの1枚目の用紙が本体カセット101に載置された最後の用紙であった場合、2枚目はプリントされず本体カセット101は用紙無し状態となる。すると、ユーザは用紙を補充しようとし、本体カセット101を開閉する。これにより、待機位置500で待機している用紙が本体カセット101と干渉し、用紙が破れたり、ユーザが本体カセット101を引き出すために強い力が必要になったりする。
図5(b)は本体カセット101が引き出されることを考慮し、待機位置501で用紙を待機させている状態を示す。待機位置501で待機している用紙の先端は、本体カセット101に入り込んでいない。つまり、待機位置501で待機している用紙の先端は、本体カセット101がプリンタ装置本体170から引き出された場合に搬送路が遮断される位置よりも搬送方向において上流側に位置している。また、先行給紙されているため、待機位置501で待機している用紙の先端は、オプションカセット161に載置されている用紙の先端よりも搬送方向において下流側に位置している。待機位置501は待機位置500に比べると、画像形成部との距離は長くなっているので、当然のことながらFPOTやスループットは低下してしまう。
そこで、本実施例では上記問題を解決するため、プリント予約で指定されている給紙口とプリント順序の組み合わせに応じて用紙の待機位置を選択する。この処理について図6のフローチャートを用いて説明する。図6のフローチャートに基づく制御は、プリンタ制御部200や搬送制御部202が不図示のROMやRAMに記憶されているプログラムに基づき実行する。
プリンタ制御部200はコントローラ部250からのプリント予約を受信して(S200)、プリント予約情報を取得する(S201)。プリント予約情報はユーザが指定した給紙口の情報とプリント順序の情報が含まれており、プリンタ制御部200の構成要素であるRAM(不図示)に保存される。搬送制御部202は、プリント順序がジョブの1枚目で、指定された給紙口がオプションカセット161の場合(S202、S203)、図5(a)に示す待機位置500を選択する(S204)。そして、搬送制御部202は、プリント準備動作である前回転中にオプションカセット161からジョブの1枚目の用紙を先行給紙させ、待機位置500で1枚目の用紙を停止させる。待機位置500は、オプションカセット161からの給紙でも本体カセット101と同等のFPOTを達成できる待機位置である。
一方、搬送制御部202は、プリント順序がジョブの1枚目ではなく、指定された給紙口がオプションカセット161の場合(S202、S205)、S206の処理へと進む。S206において、搬送制御部202は、前のプリントで指定された給紙口が本体カセット101であるか否かを判断する。例えば、搬送制御部202は、今回のプリント順序がジョブの3枚目である場合、1枚目で指定された給紙口がオプションカセット161よりも下流側に位置する本体カセット101であるかを判断する。1枚目で指定された給紙口が本体カセット101である場合、搬送制御部202は図5(b)に示す待機位置501を選択する(S207)。そして、搬送制御部202は本体カセット101から1枚目の用紙が給紙されると同時に、オプションカセット161から3枚目の用紙を先行給紙させ、待機位置501で3枚目の用紙を停止させる。待機位置501は、本体カセット101が開閉されても待機用紙がダメージを受けない待機位置である。以上で本フローチャートの制御を終了する。
以上より、本実施例によれば、プリント予約で指定されている給紙口とプリント順序の組み合わせに応じて用紙の待機位置を選択的に切り替えることで、オプションカセットからの給紙でもFPOTを短縮することができる。さらに、先行給紙された用紙が待機中に、本体トレイが開閉されたとしても、用紙にダメージを与えることがないためユーザビリティの低下を抑制できる。従って、複数の給送口を有する装置構成において、FPOTを短縮しつつ、ユーザビリティの低下を抑制することができる。
〔実施例2〕
本実施例では、本体カセット101に載置されている用紙の残量に応じて用紙の待機位置を切り替える制御について説明する。主な部分の説明は実施例1と同様であり、ここでは実施例1と異なる部分のみを説明する。
本実施例の処理について図7のフローチャートを用いて説明する。図7のフローチャートに基づく制御は、プリンタ制御部200や搬送制御部202が不図示のROMやRAMに記憶されているプログラムに基づき実行する。
プリンタ制御部200はコントローラ部250からのプリント予約を受信して(S300)、プリント予約情報を取得する(S301)。プリント予約情報はユーザが指定した給紙口の情報が含まれており、プリンタ制御部200の構成要素であるRAMに保存される。搬送制御部202は、指定された給紙口がオプションカセット161の場合(S302)、本体カセット101に載置された用紙の残量を検知する(S303)。
ここで、本体カセット101に載置された用紙の残量を検知する方法としては、例えば本体カセット101のリフトアップ時間を計算する方法がある。より詳細には、本体カセット101の底板をリフトアップさせ、本体カセット101に載置された最上位に位置する用紙が本体給紙ローラ102と接触するまで(不図示の紙面センサがオンとなるまで)にかかった時間を計算する。搬送制御部202は、この時間が短ければ用紙残量は閾値Pa以上、すなわち多量であると判断でき、この時間が長ければ用紙残量は閾値Pa未満、すなわち少量であると判断できる。
残量の検知結果が閾値Pa以上である場合(S304)、搬送制御部202は用紙残量が多量であると判断し、RAMに記憶している用紙残量を多量に設定する(S305)。この場合、ユーザは用紙を補充するため本体カセット101を開閉する可能性は低い。よって、用紙残量が多量と判断された場合、搬送制御部202は図5(a)に示す待機位置500を選択する(S306)。待機位置500は、オプションカセット161からの給紙でも本体カセット101と同等のFPOTまたはスループットを達成できる待機位置である。
また、残量の検知結果が閾値Pa未満である場合(S304)、搬送制御部202は用紙残量が少量であると判断し、RAMに記憶している用紙残量を少量に設定する(S307)。この場合、ユーザは用紙を補充するため本体カセット101を開閉する可能性が高い。よって、用紙残量が少量と判断された場合、搬送制御部202は図5(b)に示す待機位置501を選択する(S308)。待機位置501は、本体カセット101が開閉されても待機用紙がダメージを受けない待機位置である。以上で本フローチャートの制御を終了する。
以上より、本実施例では、本体カセットに載置されている用紙の残量に応じて用紙の待機位置を選択的に切り替えることで、オプションカセットからの給紙でもFPOTを短縮またはスループットを向上できる。さらに、本体カセットの用紙残量によってユーザが本体カセットを開閉する可能性を考慮しているため、先行給紙された用紙にダメージを与える可能性が低くなりユーザビリティの低下を抑制できる。従って、複数の給送口を有する装置構成において、FPOTを短縮しつつ、ユーザビリティの低下を抑制することができる。
上記の実施例1及び2に対して、ユーザが先行給紙された用紙の待機位置を選択できる構成を追加してもよい。例えば、ユーザはプリンタ100に設けられたオペレーションパネル(不図示)や、プリンタ100と接続されたPCなどの外部機器(不図示)から用紙の待機位置を選択できる。ユーザが選択した待機位置の情報は以下のように利用される。
実施例1では、図6のフローチャートに記載されている通り、本体カセット101からジョブの1枚目と2枚目の用紙が給紙され、オプションカセット161から3枚目の用紙が給紙される場合、搬送制御部202は待機位置501を選択する。この理由は、本体カセット101がプリンタ装置本体170から引き出された場合に、ユーザビリティが低下することを抑制するためである。しかし、ユーザがスループットを重視して、待機位置500を選択している場合には、上記の場面であっても搬送制御部202が待機位置500を選択するようにしてもよい。
実施例2では、図7のフローチャートに記載されている通り、本体カセット101の用紙残量が少量であると判断された場合、搬送制御部202は待機位置501を選択する。しかし、上述した通り、ユーザがFPOTまたはスループットを重視して、待機位置500を選択している場合には、上記の場面であっても搬送制御部202が待機位置500を選択するようにしてもよい。
また、上記の構成に加えて、本体カセット101に用紙が載置されているか否かを検知するための紙有無センサ(不図示)を追加してもよい。ユーザが待機位置500を選択していたとしても、紙有無センサによって本体カセット101に用紙がないことを検知した段階で、搬送制御部202が待機位置501を選択するようにしてもよい。
さらに、上記の実施例1及び2の構成によらず、紙有無センサのみが設けられている構成に本発明を適用してもよい。例えば、紙有無センサによって本体カセット101に用紙があることを検知している場合、搬送制御部202は待機位置500を選択し、本体カセット101に用紙がないことを検知した場合、搬送制御部202が待機位置501を選択するようにしてもよい。
また、上記の実施例1及び2においては、本体カセット101とオプションカセット161の組み合わせを例に説明を行ったが、これに限定されない。本体カセット101とオプションカセット151の組み合わせにも本発明を適用することができる。さらには、オプションカセット151とオプションカセット161の組み合わせにも本発明を適用することができる。
オプションカセット151とオプションカセット161の組み合わせに本発明を適用する場合、オプションカセット161から先行給紙された用紙を待機させる位置は、待機位置500や待機位置501とは異なる。待機位置500に対応する新たな待機位置で待機している用紙の先端は、オプションカセット151に入り込んでいる。つまり、オプションカセット151から画像形成部までの搬送路と、オプションカセット161から画像形成部までの搬送路の合流点よりも搬送方向において上流側に位置している。また、待機位置501に対応する新たな待機位置で待機している用紙の先端は、オプションカセット151に入り込んでいない。つまり、オプションカセット151が給紙オプション150から引き出された場合に搬送路が遮断される位置よりも搬送方向において上流側に位置している。また、オプションカセット161に載置されている用紙の先端よりも搬送方向において下流側に位置している。
また、上記の実施例1及び2においては、給紙口であるオプションカセット151、161がそれぞれ給紙オプション150、160に対して着脱可能な構成を前提に説明を行ったが、これに限定されない。ユーザが装置本体の外部から用紙を挿入する手差しトレイなど、装置本体に対して着脱可能な構成でなく、単に用紙が載置される給紙オプショントレイであってもよい。
また、上記の実施例1及び2においては、給紙オプション150がプリンタ装置本体170に対して着脱可能な構成、給紙オプション160が給紙オプション150に対して着脱可能な構成を例に説明を行ったが、これに限定されない。単にプリンタ装置本体170に複数の給紙カセットが設けられている構成であってもよい。また、給紙口の数も3つに限定されず、少なくとも2つ以上あればよい。
また、上記の実施例1及び2においては、レーザビームプリンタの例を示したが、本発明を適用する画像形成装置はこれに限られるものではなく、インクジェットプリンタ等、他の印刷方式のプリンタ、又は複写機でもよい。
100 レーザビームプリンタ
101 本体カセット
122 感光ドラム
161 オプションカセット
162 オプション給紙ローラ
170 プリンタ装置本体
200 プリンタ制御部
202 搬送制御部

Claims (10)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体に対して着脱可能であって、記録材が載置されるカセットと、
    記録材が載置されるトレイと、
    前記トレイから記録材を給送する給送手段と、
    記録材に画像を形成する画像形成手段と、
    前記給送手段によって前記トレイから記録材を給送させ、前記画像形成手段による画像形成タイミングとなるまで、記録材の搬送方向において前記画像形成手段よりも上流側の位置で前記トレイから給送された記録材を待機させるよう制御する制御手段と、を有し、
    前記トレイから前記画像形成手段へ記録材を導く搬送路が、前記カセットの内部を通過する画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記トレイから給送された記録材を待機させる位置を、前記記録材の一部が前記カセットの内部に入り込んだ第1の位置と、前記記録材の一部が前記カセットの内部に入り込まない第2の位置のいずれかに設定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記トレイから記録材が給送される順序に応じて、前記記録材を待機させる位置を前記第1の位置と前記第2の位置のいずれかに設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記トレイからジョブの1枚目の記録材が給送される場合、前記記録材を待機させる位置を前記第1の位置に設定して制御し、前記カセットから記録材が給送された後に前記トレイから記録材が給送される場合、前記記録材を待機させる位置を前記第2の位置に設定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記カセットからジョブの1枚目の記録材と2枚目の記録材が給送され、前記トレイから前記ジョブの3枚目の記録材が給送される場合、前記3枚目の記録材を待機させる位置を前記第2の位置に設定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記カセットに載置されている記録材の残量を検知する検知手段を有し、
    前記制御手段は、前記検知手段によって検知された前記記録材の残量に応じて、前記記録材を待機させる位置を前記第1の位置と前記第2の位置のいずれかに設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記記録材の残量が閾値よりも多い場合、前記記録材を待機させる位置を前記第1の位置に設定して制御し、前記記録材の残量が前記閾値よりも少ない場合、前記記録材を待機させる位置を前記第2の位置に設定することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. ユーザが前記記録材を待機させる位置を選択する選択手段を有し、
    前記制御手段は、前記選択手段によって選択された前記位置に応じて、前記記録材を待機させる位置を前記第1の位置と前記第2の位置のいずれかに設定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記カセットから前記画像形成手段へ記録材を導く搬送路は、前記トレイから前記画像形成手段へ記録材を導く搬送路と途中で合流する構成となっており、
    前記搬送方向において前記第1の位置で停止している記録材の先端は、2つの搬送路の合流点よりも上流側に位置することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記装置本体から前記カセットを取り外した場合、前記トレイから前記画像形成手段へ記録材を導く搬送路が遮断されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記搬送方向において前記第2の位置で停止している記録材の先端は、前記カセットを前記装置本体から取り外した場合に前記搬送路が遮断される位置よりも上流側に位置し、前記トレイに載置されている記録材の先端よりも下流側に位置することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
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