JP2019173829A - 分岐継手 - Google Patents
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Description
本発明に係る一態様の分岐継手は、ケーブル保護管の本管と分岐管とを接続する分岐継手であって、前記本管の外面に取り付けられるサドル部と、前記サドル部の外面から突出し、前記サドル部を前記本管に取り付けた状態で前記本管の管軸に対して鋭角となる分岐角度を有する枝管部と、前記サドル部における前記枝管部との連結部分に形成された開口の周縁に沿うように前記サドル部の内面から突出した環状突起と、を備え、前記環状突起のうち、前記管軸方向に沿って前記枝管部が突出する側である第1側に位置する第1部分の外周面は、前記枝管部の分岐角度より大きい角度で傾斜している、または、前記サドル部の内面に対して垂直に延びている。
本発明に係る一態様の分岐継手は、ケーブル保護管の本管と分岐管とを接続する分岐継手であって、円弧状をなし前記本管の外面に取り付けられるサドル部と、前記サドル部の外面から突出し、前記サドル部の曲率中心を通る管軸に対して鋭角となる分岐角度を有する枝管部と、前記サドル部における前記枝管部との連結部分に形成された開口の周縁に沿うように前記サドル部の内面から突出した環状突起と、を備え、前記環状突起のうち、前記管軸方向に沿って前記枝管部が突出する側である第1側に位置する第1部分の外周面は、前記枝管部の分岐角度より大きい角度で傾斜している、または、前記サドル部の内面に対して垂直に延びている。
ところで、分岐継手を用いて本管を分岐するときには、本管を穿孔して分岐孔を形成する。本管のうち、管軸方向に沿って分岐孔が形成された穿孔領域は、本管の残量応力によって縮径し易い。
そこでこの分岐継手では、パーティングラインが、サドル部の内面のうち、管軸方向に沿って環状突起が位置する領域に形成されている。したがって、環状突起を分岐孔内に嵌合させることで、本管のうち、穿孔の影響により縮径する穿孔領域にパーティングラインを配置させることができる。その結果、パーティングラインが形成されることを起因として生じ得るがたつきの影響を抑えることができる。
図1および図2に示すように、分岐継手10は、ケーブル保護管の本管12に対して分岐管14を接続するために用いられる。ケーブル保護管は、地中に埋設される通信線や電力線などの図示しないケーブルを内部に収容し、ケーブルを保護するための管である。ケーブル保護管は、本管12、分岐管14、およびこれらを接続する分岐継手10を備えている。本管12は、例えば、道路に沿って地中に埋設される。分岐管14は、例えば、本管12から分岐して建物内まで延びる。本管12および分岐管14は、例えば、硬質塩化ビニル樹脂などの合成樹脂によって形成される。
サドル部20は、本管12の外面と略同一形状の内面を有する半円筒状(円弧状)に形成される。サドル部20がなす円弧の曲率中心は、本管12の管軸O上に位置する。サドル部20の管軸O方向の長さは、例えば500mmである。
なお以下では、管軸O方向に沿って枝管部22が突出する側(図1および図2における紙面左側)を第1側S1といい、その反対側を第2側S2という。
第3部分33は、直交方向Dに間隔をあけて一対配置されている。第3部分33は、管軸O方向に直線状に延び、第1部分31および第2部分32の周端縁同士を連結している。
環状突起26の突出高さは、本管12の肉厚とほぼ同じ、或いは本管12の肉厚よりも少し(例えば、1mm程度)大きくなるように設定される。環状突起26の突出高さは、サドル部20を本管12に取り付けた状態で、本管12の内面とほぼ同じ高さになるように、或いは本管12の内面から少し突出するように設定される。
ところで、分岐継手10を用いて本管12を分岐するときには、本管12を穿孔して分岐孔18を形成する。本管12の穿孔領域R0は、本管12の残量応力によって縮径し易い。
そこでこの分岐継手10では、パーティングライン35が、サドル部20の突起領域R1に形成されている。したがって、環状突起26を分岐孔18内に嵌合させることで、本管12のうち、穿孔の影響により縮径する穿孔領域R0にパーティングライン35を配置させることができる。その結果、パーティングライン35が形成されることを起因として生じ得るがたつきの影響を抑えることができる。
例えば、パーティングライン35が、図6に示す変形例に係る分岐継手10Aのような形態であってもよい。この分岐継手10Aでは、パーティングライン35が、第3部分33における第1部分31との連結部分(第3部分33における第1側S1の端部)から第1側S1に向けて直線状に延び、サドル部20の端部に至るまで形成されている。パーティングライン35は、直交方向Dに間隔をあけて一対配置されている。パーティングライン35は、管軸O(サドル部20の軸線、本管12の軸線)と平行に延びている。
さらに例えば、パーティングライン35がなくてもよい。
第1部分31が、前記平面視において円弧状に形成されていなくてもよい。
12 本管
14 分岐管
20 サドル部
22 枝管部
24 開口
26 環状突起
31 第1部分
31a 外周面
35 パーティングライン
D 直交方向
O 管軸
R1 領域
S1 第1側
Claims (5)
- ケーブル保護管の本管と分岐管とを接続する分岐継手であって、
前記本管の外面に取り付けられるサドル部と、
前記サドル部の外面から突出し、前記サドル部を前記本管に取り付けた状態で前記本管の管軸に対して鋭角となる分岐角度を有する枝管部と、
前記サドル部における前記枝管部との連結部分に形成された開口の周縁に沿うように前記サドル部の内面から突出した環状突起と、を備え、
前記環状突起のうち、前記管軸方向に沿って前記枝管部が突出する側である第1側に位置する第1部分の外周面は、前記枝管部の分岐角度より大きい角度で傾斜している、または、前記サドル部の内面に対して垂直に延びている分岐継手。 - ケーブル保護管の本管と分岐管とを接続する分岐継手であって、
円弧状をなし前記本管の外面に取り付けられるサドル部と、
前記サドル部の外面から突出し、前記サドル部の曲率中心を通る管軸に対して鋭角となる分岐角度を有する枝管部と、
前記サドル部における前記枝管部との連結部分に形成された開口の周縁に沿うように前記サドル部の内面から突出した環状突起と、を備え、
前記環状突起のうち、前記管軸方向に沿って前記枝管部が突出する側である第1側に位置する第1部分の外周面は、前記枝管部の分岐角度より大きい角度で傾斜している、または、前記サドル部の内面に対して垂直に延びている分岐継手。 - 前記第1部分は、前記サドル部の内面を平面視したときに前記第1側に向けて凸となる円弧状に形成されている請求項1または2に記載の分岐継手。
- 前記サドル部の内面にパーティングラインが形成されている請求項1から3のいずれか1項に記載の分岐継手。
- 前記パーティングラインは、前記サドル部の内面のうち、前記管軸方向に沿って前記環状突起が位置する領域に形成されている請求項4に記載の分岐継手。
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JP2018061324A JP7065669B2 (ja) | 2018-03-28 | 2018-03-28 | 分岐継手 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113796807A (zh) * | 2021-06-02 | 2021-12-17 | 华帝股份有限公司 | 一种分水器的底盖结构、分水器及洗碗机 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04203690A (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-24 | Kubota Corp | 分岐管継手 |
JP2004084740A (ja) * | 2002-08-26 | 2004-03-18 | Kubota Corp | 分岐管継手 |
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2018
- 2018-03-28 JP JP2018061324A patent/JP7065669B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04203690A (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-24 | Kubota Corp | 分岐管継手 |
JP2004084740A (ja) * | 2002-08-26 | 2004-03-18 | Kubota Corp | 分岐管継手 |
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---|---|---|---|---|
CN113796807A (zh) * | 2021-06-02 | 2021-12-17 | 华帝股份有限公司 | 一种分水器的底盖结构、分水器及洗碗机 |
CN113796807B (zh) * | 2021-06-02 | 2023-10-13 | 华帝股份有限公司 | 一种分水器的底盖结构、分水器及洗碗机 |
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