JP2006311629A - 難着雪リング - Google Patents

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Susumu Hasegawa
進 長谷川
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Abstract

【課題】 本発明の目的は、送電線の外径のばらつきが許容誤差の範囲内であれば、外径のばらつきに関わらず、送電線の長手方向に対して所定間隔で確実に装着できる難着雪リングを提供することにある。
【解決手段】 本発明の難着雪リング10は、送電線6に装着される内面形状は楕円形状であって、送電線6の標準外径をDとしたとき、短径Aは(0.97〜0.98)D、長径Bは(1.02〜1.03)Dであることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、特に降雪地方において送電線に装着して、送電線への着雪、着氷を防止するために使用される難着雪リングに関するものである。
従来から、特に積雪の多い地域においては、布設されている送電線への着雪や着氷を防ぐために、架空されている送電線を囲むように、所定間隔で難着雪リングを装着することがしばしば行われている。
この種の難着雪リングとしては、通常、ゴムやプラスチック等からなるものが一般的で、さらに送電線への装着が容易なように、例えば難着雪リングを周方向の2箇所で切開し、これら2箇所の切開部分に各々雄型、雌型の嵌合部を設けたり(特許文献1)、難着雪リングを1箇所でのみ切開し、この切開部分に雄型、雌型の嵌合部を設け、他端側に屈曲部を設けて屈曲自在にしたり(特許文献2)している。
以下に特許文献1に記載されている難着雪リングを従来の難着雪リングの例として、図3により説明する。
図3が示す従来の難着雪リング10は、リング状の難着雪リング10の本体1を2箇所で切開して、ハーフリング1a、1bとしたもので、その一端側で両ハーフリング1a、1bが軸3により回転自在に軸支され、他端は一方のハーフリング1aの端部には嵌合雌部4が、他方のハーフリング1bの端部には嵌合雄部5が設けられていて、この難着雪リング10を送電線6へ装着する際には、この嵌合雌部4と嵌合雄部5とを嵌合させて、送電線6に所定間隔で装着できるようになっている。
ところでこの図3に示す難着雪リング10も含めて、従来の難着雪リング10の内面形状は、いずれも難着雪リング10が装着される送電線6の標準外径Dに合わせて、内面形状が真円に形成されている。
特開平7−327313号公報 特開2004−229334号公報
ところで難着雪リング10が装着される送電線6の外径は、もともと標準外径Dを中心に多少のばらつきが許容差として認められており、加えて送電線6の製造メーカーが多いこともあって、送電線6の外径は送電線6毎にばらついている、というのが実態である。
そのため仮に送電線6の外径が標準外径Dよりも小さい場合には、難着雪リング10の内面と送電線6の外面との間に隙間ができ、難着雪リング10を送電線6にしっかりと固定できず、送電線6の長手方向に難着雪リング10が移動してしまい、難着雪リング10の本来の状態である送電線6に難着雪リング10を所定間隔で装着する、ということができなくなる、という問題がある。
逆に送電線6の外径が標準外径Dよりも大きい場合には、難着雪リング10に弾性があるため僅かな差であれば少し無理をすれば装着できる場合もあるが、ある誤差以上になると装着することができなくなる。
以上のように従来の内面形状が真円である難着雪リング10の場合には、この難着雪リング10を装着する送電線6の外径が標準外径Dから外れていると、その誤差が送電線6に許容されている許容誤差範囲内であっても、正常に装着できない場合がある、という問題があった。
そこで本発明の目的は、送電線の外径のばらつきが許容誤差の範囲内であれば、外径のばらつきに関わらず、送電線の長手方向に対して所定間隔で確実に装着できる難着雪リングを提供することにある。
前記目的を達成すべく本発明の請求項1記載の難着雪リングは、送電線に所定間隔で装着される難着雪リングにおいて、該難着雪リングの内面形状は長径と短径を有する楕円形状になっていることを特徴とするものである。
このようにしてなる請求項1記載の難着雪リングによれば、送電線が標準外径Dよりも細い場合には、難着雪リングの短径部分で送電線の外側を把持でき、標準外径Dよりも太い場合には、難着雪リングの長径部分の対応により送電線の表面を確実に把持できるようになる。
また本発明の請求項2記載の難着雪リングは、請求項1記載の難着雪リングにおいて、前記送電線の標準外径をDとしたとき前記難着雪リングの長径は(1.02〜1.03)D、短径は(0.97〜0.98)Dであることを特徴とするものである。
このようにしてなる請求項2記載の難着雪リングによれば、難着雪リングを装着する送電線の外径が、送電線の標準外径Dの許容誤差範囲内であれば、その外径変動に十分対応して送電線に容易に装着できる。
以上のように本発明によれば、送電線の外径のばらつきが許容誤差の範囲内であれば、外径のばらつきに関わらず、送電線の長手方向に対して所定間隔で確実に装着できる難着雪リングを提供することができる。
以下に本発明の難着雪リングを図を用いて詳細に説明する。尚、前述した図3と同一部分には同一の符号を付してある。
図1及び図2は、本発明の難着雪リングの一実施例を示すもので、図1は、難着雪リングを周方向に1箇所のみ切開したタイプのものであって、送電線に装着すべく難着雪リングの切開部分を開いた状態を示す平面図である。
また図2は、その1箇所の切開部分において、左右の切開部分先端部に設けられた嵌合雄部及び嵌合雌部とを嵌合した状態、すなわち送電線に難着雪リングを装着した状態を示す平面図である。尚、図2において難着雪リングの内側に位置する送電線は省略してある。
図1及び図2が示すように、本発明の難着雪リング10は、難着雪リング10の本体1を1箇所のみ切開したもので、その中央部を他の部分より薄肉にして屈曲し易いようにして屈曲部7とし、この屈曲部7を中心にして切開部分の一方の端部に嵌合雌部4を、他方の端部に嵌合雄部5を形成したものである。
この難着雪リング10を送電線6の長手方向に所定間隔で装着する場合には、図1が示すように切開部分を広げた状態で送電線6に被せ、前述した嵌合雌部4と嵌合雄部5とを嵌合させ、例えば、送電線上に、300mm〜500mmの間隔でしっかりと固定する。
尚、図1で左上の図は、難着雪リング10を矢印Aの方向から見た側面図であり、右上の図は矢印B方向から見た側面図である。
図2が示すように本発明の難着雪リング10の特徴は、この図のように切開部分の嵌合雌部4と嵌合雄部5とを嵌合させた状態で、その内面形状が短径Aと長径Bとを有する楕円形状になっている点にある。
より具体的には、この難着雪リング10は、送電線6の標準外径をDとしたとき、その短径Aを(0.97〜0.98)Dとなるように、そして長径Bが(1.02〜1.03)Dとなるように設計されている。
このように難着雪リング10が長径と短径とを有する楕円形状を有していることから、装着する相手側の送電線6の外径が標準外径Dより細い場合でも、難着雪リング10の短径Aの部分及びその近傍で送電線の外面を確実に把持することが可能になる。
また逆に送電線6の外径がその標準外径Dよりも太くなって許容範囲の上限近くになっていた場合には、この難着雪リング10の長径Bがこれに対応し、太い送電線6にもしっかりと装着させることが可能になる。
尚、送電線が標準外径Dよりも太くなって許容範囲の上限近くになっている場合により対処し易くするために、屈曲部7に予めより長さ的遊び持たせておくことも好ましい。具体的には、肉薄の屈曲部7の部分を予め少し外側に向けて突出させて長さを溜め込んでおく方法もある。
ところで、前述したように難着雪リング10の短径A、長径Bを、送電線6の標準外径をDとしたとき、その短径Aを(0.97〜0.98)D、そして長径Bを(1.02〜1.03)Dとしているのは、これまでの種々の経験からこの範囲内にしておけば送電線の外径がその許容誤差範囲で変化していても十分対応できることを確認できたからである。
尚、本発明の難着雪リング10の材質は、従来のものと同様にゴムやプラスチック等からなるものである。因みに、プラスチックとしては、例えばポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニレンサルファイドあるいはポリカーボネート等の既に難着雪リング10の材料として公知の種々の樹脂が使用可能である。
ところで、難着雪リング10の本体1が極めて硬いゴムやプラスチックからなる場合には、本体1の内面周方向全体に亘って、あるいは間歇的に突起1cを設けるようにすると、より送電線6側の外径変動に対応し易くなり好ましい。尚、この突起1cに所定間隔で切り込みを入れると、より送電線6へしっくりと装着でき好ましい。
また前述した実施例は、難着雪リング10の周方向に1箇所のみ切開部分を設けた例で説明しているが、本発明はこのようなタイプの難着雪リング10に限定されるものではなく、例えば図3に示すように難着雪リング10を2つに分割したタイプのもの等、公知の種々の難着雪リング10に応用できることはいうまでもない。
以上述べたように、本発明の難着雪リングによれば、送電線の外径のばらつきが許容誤差の範囲内であれば、外径のばらつきに関わらず、送電線の長手方向に対して所定間隔で確実に固定、装着できる難着雪リングを提供することができる。
本発明の難着雪リングの一実施例を示すもので、切開部分を開いた状態を示す平面図及び矢印A方向、B方向から見た側面図である。 図1に示す本発明の難着雪リングを送電線に装着すべく切開部分端部の嵌合雌部及び嵌合雄部を嵌合した状態を示す平面図である。 従来の難着雪リングの平面図である。
符号の説明
1 難着雪リングの本体
4 嵌合雌部
5 嵌合雄部
6 送電線
7 屈曲部
10 難着雪リング

Claims (2)

  1. 送電線に所定間隔で装着される難着雪リングにおいて、該難着雪リングの内面形状は長径と短径を有する楕円形状になっていることを特徴とする難着雪リング。
  2. 前記送電線の標準外径をDとしたとき前記難着雪リングの長径は(1.02〜1.03)D、短径は(0.97〜0.98)Dであることを特徴とする請求項1記載の難着雪リング。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011125140A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Asahi Electric Works Ltd 難着雪リング
JP2012186982A (ja) * 2011-03-08 2012-09-27 Asahi Electric Works Ltd 接地取付箇所カバーリング

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