JP2012186982A - 接地取付箇所カバーリング - Google Patents
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Abstract
【課題】熱膨張や経年劣化により接地取付箇所カバーが取付け箇所から移動することを防止する接地取付箇所カバーリングを提供する。
【解決手段】リング形状を有する絶縁性のリング本体10は、リング本体10の一部に切断部15を有し、切断部15の一方にはフック部20を有し、切断部15の他方にはフック受部25を有し、リング本体10の内側には、容易に変形し、接地取付箇所カバーを把持するための蛇腹部30を有し、リング本体10の外側の切断部15に対向する位置には、リング形状が容易に変形し、蛇腹部30が接地取付箇所カバーを把持するための切り欠き部35を有し、フック部20とフック受部25とが嵌合することにより、蛇腹部30が接地取付箇所カバーを把持する。
【選択図】 図1
【解決手段】リング形状を有する絶縁性のリング本体10は、リング本体10の一部に切断部15を有し、切断部15の一方にはフック部20を有し、切断部15の他方にはフック受部25を有し、リング本体10の内側には、容易に変形し、接地取付箇所カバーを把持するための蛇腹部30を有し、リング本体10の外側の切断部15に対向する位置には、リング形状が容易に変形し、蛇腹部30が接地取付箇所カバーを把持するための切り欠き部35を有し、フック部20とフック受部25とが嵌合することにより、蛇腹部30が接地取付箇所カバーを把持する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、配電線の接地箇所に取付けられる接地取付箇所カバーに用いられるリングに係り、より詳しくは、熱膨張や経年劣化により当該カバーが取付け箇所から移動することを防止する接地取付箇所カバーリングに関する。
配電線の所定の箇所には、一部被覆を取り除いた接地箇所が設けられ、通常はカバーで覆われているが、配電線の点検、切換え等を行う際には、この接地箇所が接地を取るために利用されている。図3は、接地取付箇所カバーの構造を示すカバー構造図である。図3a、bにおいて、接地取付箇所カバーは、のり巻き構造を成し、長方形のカバー本体50と、長方形の一方の長辺側にあって、長辺方向に左右に、3個ずつの、配電線の接地箇所を把持する接地箇所把持部55とを有している。この長方形のカバー本体50は、加熱され、のり巻き状に可撓性を有する筒状の形状に塑性変形され、これを伸ばして、配電線の電線被覆部60の一部が取り除かれた電線接地箇所70に巻き付けられている。
ところが、この接地取付箇所カバーは、熱膨張や経年劣化により、カバー本体50が広がって、接地箇所把持部55が浮き上がることにより、移動を防止する機能を失い、電線被覆部60の方向に移動してしまうという不具合を生じる場合がある。
特許文献1には、絶縁電線カバー装置10は、ジャンパ線1の回りに弾力を有する絶縁シートを周方向39に重複するようにして絶縁筒状体30を形成し、重複部分31に仮留め機能を有すると共に、重複部分31に絶縁性接着剤を施し、仮留め構造35は、重複部分31の外側絶縁シート33の内面に絶縁筒状体30の長手方向に延びる凹部23を形成し、重複部分31の内側絶縁シート32の外面に絶縁筒状体30の長手方向に延びる凸部24を形成し、凹部23と凸部24とで嵌め込み可能なものの記載がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、熱膨張や経年劣化により接地取付箇所カバーが取付け箇所から移動することを防止する接地取付箇所カバーリングを提供する。
本発明の接地取付箇所カバーリングは、配電線の接地取付箇所カバーに取付けられる接地取付箇所カバーリングであって、リング形状を有する絶縁性のリング本体は、リング本体の一部に切断部を有し、切断部の一方にはフック部を有し、切断部の他方にはフック受部を有し、リング本体の内側には、容易に変形し、接地取付箇所カバーを把持するための蛇腹部を有し、リング本体の外側の切断部に対向する位置には、リング形状が容易に変形し、蛇腹部が接地取付箇所カバーを把持するための切り欠き部を有し、フック部とフック受部とが嵌合することにより、蛇腹部が接地取付箇所カバーを把持することを特徴とする。
本発明によれば、熱膨張や経年劣化により接地取付箇所カバーが取付け箇所から移動することを防止する接地取付箇所カバーリングを提供することができる。
本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。図1は、本発明による接地取付箇所カバーリングの構造図である。図1a、bにおいて、接地取付箇所カバーリング100は、リング形状を有する絶縁性のリング本体10を成し、リング本体10は、リング本体10の一部に切断部15を有している。この切断部15の一方にはフック部20を有し、切断部15の他方にはフック受部25を有している。
リング本体10の内側には、容易に変形し、接地取付箇所カバーのカバー本体50を把持するための蛇腹部30を有している。リング本体10の外側の切断部15に対向する位置には、リング形状が容易に変形し、蛇腹部30が接地取付箇所カバーのカバー本体50を把持するための切り欠き部35を有している。また、フック部20とフック受部25とが嵌合することにより、蛇腹部30は、電線設置箇所70から横ズレを生じないよう十分にカバー本体50を把持する。
図2は、本発明の接地取付箇所カバーリングの取付け図である。図2aにおいて、接地取付箇所カバーのカバー本体50は、図3において説明したと同様に取付けられている。接地取付箇所カバーリング100は、カバー本体50の両端に取付けられている。また、図2bにおいて、接地取付箇所カバーリング100は、接地取付箇所カバーのカバー本体50の中央部に取付けられている。このように、接地取付箇所カバーリング100がカバー本体50に取付けられることにより、カバー本体50が締め付けられ、接地箇所把持部55はより強く電線接地箇所70を把持するため、カバー本体50の横ズレを防止することが可能となる。
以上説明したように本発明によれば、熱膨張や経年劣化により接地取付箇所カバーが取付け箇所から移動することを防止する接地取付箇所カバーリングを提供することができる。また、接地作業時においては、絶縁性のリング本体をニッパ等の工具類で切断することにより、接地取付箇所カバーを横移動させて接地作業を行い、作業が終了すると、再び接地取付箇所カバーを元の位置に戻し、当該カバーリングを取付けて、接地取付箇所カバーの横移動を防止することが可能となる。
10 リング本体
15 切断部
20 フック部
25 フック受部
30 蛇腹部
35 切り欠き部
50 カバー本体
55 接地箇所把持部
60 電線被覆部
70 電線接地箇所
100 本発明の接地取付箇所カバーリング
15 切断部
20 フック部
25 フック受部
30 蛇腹部
35 切り欠き部
50 カバー本体
55 接地箇所把持部
60 電線被覆部
70 電線接地箇所
100 本発明の接地取付箇所カバーリング
Claims (1)
- 配電線の接地取付箇所カバーに取付けられる接地取付箇所カバーリングであって、
リング形状を有する絶縁性のリング本体は、前記リング本体の一部に切断部を有し、
前記切断部の一方にはフック部を有し、前記切断部の他方にはフック受部を有し、
前記リング本体の内側には、容易に変形し、前記接地取付箇所カバーを把持するための蛇腹部を有し、
前記リング本体の外側の前記切断部に対向する位置には、前記リング形状が容易に変形し、前記蛇腹部が前記接地取付箇所カバーを把持するための切り欠き部を有し、
前記フック部と前記フック受部とが嵌合することにより、前記蛇腹部が前記接地取付箇所カバーを把持することを特徴とする接地取付箇所カバーリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011050311A JP2012186982A (ja) | 2011-03-08 | 2011-03-08 | 接地取付箇所カバーリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011050311A JP2012186982A (ja) | 2011-03-08 | 2011-03-08 | 接地取付箇所カバーリング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012186982A true JP2012186982A (ja) | 2012-09-27 |
Family
ID=47016528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011050311A Pending JP2012186982A (ja) | 2011-03-08 | 2011-03-08 | 接地取付箇所カバーリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012186982A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102110872B1 (ko) | 2018-12-05 | 2020-05-15 | 한국전력공사 | 간접활선용 건축용 방호관 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02122525U (ja) * | 1989-03-22 | 1990-10-08 | ||
JP2006311629A (ja) * | 2005-04-26 | 2006-11-09 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 難着雪リング |
JP2008263664A (ja) * | 2007-04-10 | 2008-10-30 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 絶縁カバー装置 |
-
2011
- 2011-03-08 JP JP2011050311A patent/JP2012186982A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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JPH02122525U (ja) * | 1989-03-22 | 1990-10-08 | ||
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KR102110872B1 (ko) | 2018-12-05 | 2020-05-15 | 한국전력공사 | 간접활선용 건축용 방호관 |
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