JP2008293664A - 防護カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】クリップを用いることなく防護対象物を確実に防護できるとともに活線作業を円滑に行うことができるようにする。
【解決手段】絶縁素材によって構成されると共に防護対象物を内側に係入させて包囲するカバー本体1を備えた防護カバーであって、カバー本体1は、防護対象物を包囲する形状を有する胴部3と、胴部3の少なくとも一端部に一体に設けられると共に胴部3が防護対象物を包囲する包囲状態を維持すべくこの胴部3を保形する保形部4とを備えている。しかも、カバー本体1は、防護対象物を内側に係入させるべくその一部が開放状に構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば架空配電線路における活線作業において地絡等を防止するために用いられる防護カバーに関する。
従来、架空配電線路において活線作業を行う場合には、地絡防止等のために電線や腕金、碍子等の防護対象物に防護カバーを被せている(例えば特許文献1参照)。従来の防護カバーは、カバー本体として柔軟で可撓性を有する矩形の絶縁シートと、この絶縁シートを固定するためのシート固定用ハサミ(以下「クリップ」という)を備えている。このクリップは、絶縁シートを緩やかに折り返した形で挟む把持部と、ねじりばねを有する開閉操作部を備えている。
例えば間接活線作業を行う場合には、クリップの把持部を操作棒で把持し、開閉操作部を開いて防護対象物に被せられた絶縁シートを挟むようにする。そして、把持部から操作棒を離すと、ねじりばねの作用によって開閉操作部が閉じ、これによって、クリップは、防護対象物から離れないように絶縁シートを固定する。このとき、クリップの把持部は、絶縁シート側から突出した状態となっている。
特開平9−191518号公報
クリップで絶縁シートを固定した状態で、活線作業をする場合、クリップの把持部が突出した状態となっているので、作業の際にこの把持部が邪魔になる。特に間接活線作業の場合には、作業者は、作業箇所から所定距離離れた位置から操作棒を使って作業を行うため、クリップの把持部が操作棒の操作の邪魔になって作業性が悪くなってしまっていた。
そこで、本発明は、クリップを用いることなく防護対象物を確実に防護できるとともに活線作業を円滑に行うことのできる防護カバーを提供することを課題とする。
本発明は上記の課題を解決するためのものであって、絶縁素材によって構成されると共に防護対象物を内側に係入させて包囲するカバー本体を備えた防護カバーであって、カバー本体は、防護対象物を包囲する形状を有する胴部と、胴部の少なくとも一端部に設けられると共に胴部が防護対象物を包囲する包囲状態を維持すべくこの胴部を保形する保形部とを備え、しかも、カバー本体は、防護対象物を内側に係入させるべくその一部が開放状に構成されることを特徴とする。
かかる構成によれば、カバー本体の胴部を保形部によって保形することで、胴部は、常に防護対象物を包囲する包囲状態を維持できるようになり、これによって防護カバーは、防護対象物を確実に防護できるとともに、クリップを用いることなく活線作業を円滑に行うことができるようになる。
また、本発明に係る防護カバーは、前記胴部が気体を注入可能な注入室を備える構成を採用できる。
かかる構成によれば、胴部に形成された注入室に気体を注入することによって、例えば間接活線作業の際に操作棒等の間接活線用作業工具が胴部に当たった場合にその衝撃を吸収でき、これによって防護対象物に衝撃が伝わらないようにして、その破損を防止できるようになる。
また、本発明に係る防護カバーは、前記保形部が、気体を注入可能な注入室と、気体を注入室に注入するための注入口を備え、この注入口から注入された気体が胴部の注入室に入るように、保形部の注入室と胴部の注入室とが連通される構成を採用できる。
かかる構成によれば、保形部は、内部に気体の注入室を備えることで、例えば間接活線作業の際に操作棒等の間接活線用作業工具が接触した場合の衝撃を吸収できるようになる。これによって、防護カバーは、防護対象物が損傷しないように確実に防護できる。さらに、保形部の注入室と胴部の注入室とを連通させることによって、保形部に設けられた注入口から気体を注入させるだけで、保形部の注入室と胴部の注入室の両方に気体を充填することができ、注入作業を容易に行うことができる。
また、前記保形部は、端部同士が互いに接近するような長尺状に構成されると共にカバー本体の一部を開放状とすべく端部同士が所定の間隔で離間され、しかも、その端部の離間間隔よりも大きな防護対象物を保形部の端部間に通過させるべく拡縮自在に構成されていてもよい。
かかる構成によれば、保形部の端部同士の間隔を小さくするとともに、この保形部を拡縮自在に構成することによって、防護対象物をカバー本体に係入させる際に、保形部をその端部同士の間隔が拡がるように変形させると、カバー本体の開放状とされた部分の間隔が大きくなり、防護対象物をその内側に係入させることができるようになる。
そして、防護対処物をカバー本体の内側に係入させた後、保形部を元の形状に戻すと、保形部の端部同士の間隔が防護対象物の幅よりも小さくなり、カバー本体は、防護対象物を包囲した状態のままで、防護対象物から抜け外れ難くなる。これによって、防護カバーは、防護対象物をより確実に防護できる。
また、本発明に係る防護カバーでは、前記胴部は、複数の筒部と、筒部同士を繋ぐ膜部とを備え、筒部内には気体を注入可能な注入室が形成され、保形部は、複数の筒部が保形部の長手方向に沿って配列された状態で筒部と一体に形成される構成を採用することも可能である。
かかる構成によれば、胴部を複数の筒部と筒部同士を繋ぐ膜部とで構成することで、保形部を拡縮したときに、胴部は、膜部が保形部の変形に応じて変形することができる。したがって、保形部は胴部の抵抗を受けることなく容易に拡縮できるようになる。さらに、筒部に気体を注入する注入室が設けられているので、例えば間接活線作業の際に操作棒等の間接活線用作業工具が胴部に接触したときにその衝撃を吸収し、これによって防護対象物の損傷を防止できるようになる。
また、本発明に係る防護カバーでは、保形部の外面に、複数のカバー本体を連結するための連結手段が設けられる構成を採用できる。
かかる構成によれば、複数のカバー本体を連結することによって、長さの異なる防護対象物に対応できる。
本発明によれば、クリップを用いることなく防護対象物を確実に防護できるとともに活線作業を円滑に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1〜図4は、防護カバーの第1実施形態を示している。防護カバーは、例えば、活線作業の際に、地絡防止や破損防止のために、電線、碍子、腕金等の防護対象物に被せて防護するためのものである。この防護カバーは、防護対象物を内側に係入させて包囲するカバー本体1を有する。このカバー本体1は、絶縁素材によって構成されており、防護対象物を内側に係入させることができるように、その一部が開放状(以下、この部分を「開放部分2」という)に形成されている。また、カバー本体1は、防護対象物を包囲するように設けられた胴部3と、胴部3の各端部に一体に設けられた保形部4とを有する。
胴部3は、複数の円筒状の筒部5と、筒部5,5同士を繋ぐ可撓性を有した膜部6とを備えている。筒部5内には、気体(例えば空気)を注入可能な注入室(以下「第1注入室」という)10が形成されている。一方、保形部4は、その端部4a,4b同士が互いに接近するような長尺状に形成されている。より具体的には、保形部4は、図1に示すように、円弧状またはC字状に形成されている。保形部4は、胴部3の各端部(2箇所)に設けられており、2つの保形部4,4は、胴部3の長手方向において互いに対向して設けられている。
以下、2つの保形部4において互いに対向している面を対向内面11といい、各保形部4において対向内面11とは反対側の面を外面12という。また、各保形部4において対向内面11と外面12を繋ぐ面を側面といい、特にカバー本体1の外側に位置する側面を外側面13という。
胴部3は、2つの保形部4,4の間に形成され、その端部が保形部4の対向内面11と一体に形成されており、胴部3を構成する複数の筒部5,…は、保形部4の円周方向に沿って所定の間隔をおいて配列されている。筒部5,5同士を連結する膜部6は、筒部5の長さと同じ長さになっており、膜部6の長手方向の各端部は、筒部5,…の端部とともに、保形部4の対向内面11と一体に形成されている。
また、胴部3は、保形部4の円周方向に沿って設けられることにより、図3に示すように、断面視においてC字状に構成されている。この構成により、カバー本体1は、防護対象物をその内側に係入させたときに、胴部3が防護対象物を包囲するようになっており、保形部4は、胴部3が防護対象物を包囲する包囲状態を維持できるように胴部3を保形している。
保形部4は、中空状に形成されていて、その内部に気体を注入可能な注入室(以下「第2注入室」という)15が形成されている。保形部4の外面12には、第2注入室15に気体を注入するための注入口16が設けられている。また、カバー本体1は、保形部4の注入口16から注入された気体が第1注入室10に入るように、第1注入室10と第2注入室15が連通して(繋がって)形成されている。
保形部4の注入口16には逆止弁が設けられており、カバー本体1は、注入口16から所定量の気体が注入されることにより、所定の形状を維持できるようになっている。この注入口16は、カバー本体1に所定の圧力を加えるとカバー本体1内の気体を排出できるようになっており、例えば、カバー本体1を外側から強く押すことによって、注入口16からカバー本体1の内部の気体を排出させることができる。カバー本体1の胴部3および保形部4は、収縮可能な膜部材によって構成されており、カバー本体1内の気体を排出させると、カバー本体1を収縮させてその大きさを小さくできる。
図1に示すように、各保形部4の外面12には、複数のカバー本体1,…を連結する連結手段として、面ファスナー20が設けられている。カバー本体1は、2つの保形部4のうちの一方の外面12に雄形の面ファスナー20が設けられ、他方の保形部4に雌形の面ファスナー20が設けられている。これにより、防護カバーは、複数のカバー本体1,…を連結できるようになっている。
また、保形部4の外側面13は、絶縁性のシート部材22を取り付け可能になっている。図1、図2に示すように、保形部4の外側面13には、シート部材22を取り付けるための取付手段として、面ファスナー23が設けられている。また、シート部材22には、保形部4の外側面13に設けられた面ファスナー23に係止される面ファスナーが設けられている。これにより、カバー本体1は、保形部4の外側面13にシート部材22を着脱自在に取り付けることができるようになっている。
図1、図3に示すように、保形部4は、カバー本体1の一部が開放状に構成されるように、その端部4a,4b同士が所定の間隔で離間されている。保形部4の端部4a,4b同士の間隔は、この保形部4の内径よりも小さくなっている。また、この保形部4の端部4a,4b同士の間隔は、防護対象物の幅よりも小さく設定されている。保形部4は、その端部4a,4b間に防護対象物を通過させることができるように、拡縮自在に構成されている。すなわち、保形部4は、図3において二点差線で示すように、その端部4a,4bを押し広げると、端部4a,4b同士の間隔が大きくなるように変形する。したがって、保形部4は、端部4a,4b同士の間隔を大きくして、その間を防護対象物が通過できるようになっている。
カバー本体1には、開放部分2を塞ぐための蓋部26が設けられている。この蓋部26はシート状に形成されており、その一端部が、保形部4の一端部4aの直近に位置する筒部5に一体に設けられている。蓋部26の他端部側には、蓋部26がカバー本体1の開放部分2を塞いだ状態で固定する固定手段として、面ファスナー28が設けられている。保形部4の他端部4b側に位置する筒部5および膜部6の外面12には、蓋部26の面ファスナー28に係止される面ファスナー29が設けられている。蓋部26の面ファスナー28と、筒部5および膜部6に設けられた面ファスナー29は、一方が雄形であり、他方が雌形である。カバー本体1は、蓋部26の面ファスナー28を筒部5又は膜部6に設けられた面ファスナー29に密着させて固定することで、開放部分2を塞ぐことができるようになっている。
以下、間接活線作業の際の防護カバーの使用方法を説明する。図4は、防護カバーが使用された架空電線路の一部を示している。図4に示すように、電柱31の上部には、この電柱31と交差するように腕金32が設けられており、電線はこの腕金32に支持されたピン碍子33、耐張碍子34、クランプ35を介して電柱31間に架設されている。
間接活線作業は、例えば、腕金32に支持された一方の耐張碍子34からピン碍子33を経て他方の耐張碍子34に架け渡された縁線36を、操作棒等の間接活線用作業工具を使用して切断・再接続等するものである。この場合、防護カバーは、例えば防護対象物の1つであるピン碍子33や耐張碍子34に被せられる。なお、図4においては、防護カバーは、1箇所の耐張碍子34に使用されるようにしか表現されていないが、実際には、ピン碍子33や他の箇所の耐張碍子34といった複数箇所に使用される。
防護カバーを用いて防護対象物を防護するには、注入口16から第1注入室10、第2注入室15に気体(例えば空気)を注入し、防護カバーを膨らませて所定の形状にする。その後、カバー本体1の開放部分2から、防護対象物をカバー本体1の内側に係入させることができるように、操作棒等の間接活線用作業工具で保形部4の端部4a,4bを掴んで拡げる。
そして、保形部4の端部4a,4bの間に防護対象物を通過させ、カバー本体1の内側に防護対象物が入ると、保形部4を掴んでいた間接活線用作業工具を離す。そうすると、間接活線用作業工具に拡げられていた保形部4は、元の形状に戻る。保形部4が元の形状に戻ると、保形部4の端部4a,4b同士の間隔が防護対象物の幅よりも小さくなり、これによって、カバー本体1は、防護対象物から外れ難くなる。
カバー本体1の内側に防護対象物が入ると、蓋部26によってカバー本体1の開放部分2を塞ぐ。これによって、防護カバーは、カバー本体1の胴部3と蓋部26とで防護対象物の全周を包囲して防護可能になる。
この状態で、間接活線作業を行い、作業が完了すると、防護カバーは、カバー本体1の開放部分2を塞いでいた蓋部26が取り外され、間接活線用作業工具によって保形部4の端部4a,4b同士の間隔が拡げられ、防護対象物から取り外される。そして、カバー本体1を外側から強く押圧して、第1注入室10、第2注入室15の気体を注入口16から排出させる。第1注入室10、第2注入室15内の気体が注入口16から排出されると、防護カバーは、小さく収縮し、この状態で所定の収納場所に収納される。
上記構成の防護カバーによれば、カバー本体1の保形部4は、胴部3が防護対象物を包囲する状態を維持できるように保形しているので、カバー本体1の内側に防護対象物を係入させると、胴部3は防護対象物を常に包囲し、これにより、防護カバーは、クリップを使用しなくても防護対象物を確実に防護できるとともに、活線作業を円滑に行うことができる。
また、胴部3および保形部4に注入室10,15を形成して気体を充填することにより、例えば間接活線作業中に間接活線用作業工具が胴部3等に接触したときの衝撃を吸収でき、これによって防護対象物の損傷を確実に防止できる。
さらに、胴部3の第1注入室10と保形部4の第2注入室15が連通して形成されていることから、保形部4の注入口16から気体を注入することによって、第1注入室10と第2注入室15の両方に気体を充填できる。したがって、第1注入室10と第2注入室15への気体の注入作業を容易に行うことができる。
また、保形部4を拡縮自在に構成するとともに、保形部4の端部4a,4bの間隔を防護対象物の幅よりも小さくすることで、カバー本体1は、その内側に防護対象物を係入させたときに、防護対象物を把持し、防護対象物から外れにくくなる。したがって、防護カバーは、活線作業中に防護対象物から離れることなく、その防護対象物を確実に防護できる。
また、胴部3は、保形部4の円周方向に沿って筒部5を配列し、筒部5,5間に可撓性を有する膜部6を一体に形成して筒部5,5同士を繋ぐことにより構成されていることから、保形部4を拡縮したときに、胴部3の膜部6が保形部4の変形に応じて変形し易くなっている。したがって、防護カバーは、保形部4を拡縮させる際に胴部3の抵抗を受けにくくなり、防護対象物をカバー本体1の内側に容易に係入させることができる。
また、防護カバーは、連結手段(面ファスナー20)によって複数のカバー本体1を連結できることから、防護対象物の長さが長短異なる場合であっても、長さの違いに対応して使用可能である。
図5は、防護カバーの第2実施形態を示している。
上述した第1実施形態では、胴部3が複数の筒部5,…と筒部5,5同士を繋ぐ膜部6とを備えた防護カバーを示したが、この第2実施形態では、胴部3は、円弧状の保形部4と一体とされていて、この保形部4の円周方向に沿って形成された平面視C字状又は円弧状の筒形状とされている。胴部3の内部には、気体を注入可能な注入室が形成されている。
保形部4は、例えば合成樹脂等の絶縁材によって円弧状又はC字状の板形状に形成されるとともに、胴部3の端部に固着されることによって胴部3が防護対象物を包囲する包囲状態を維持できるように保形している。保形部4は弾性変形可能に形成されており、その端部4a,4b同士の間隔を変更できるように、拡縮自在となっている。
第2実施形態に係る防護カバーにおいても、第1実施形態と同様に、防護対象物をカバー本体1の内側に係入させ、蓋部26によって開放部分2を塞ぐことにより、防護対象物の全周を包囲して防護できる。なお、第2実施形態が第1実施形態と共通する部分には共通符号を付している。
なお、本発明は上記の実施形態に限らず、種々の変形・変更が可能である。
上記の実施形態では、保形部4が円弧状に形成された例を示したが、これに限らず、防護対象物を包囲できる形状であれば、楕円状、多角形状、コ字状その他の種々の形状を採用可能である。なお、保形部4に係る「円弧」とは、幾何学的な意味に限定されず、曲線状に湾曲した形状等を含む概念である。
例えば、上記の実施形態では、カバー本体1の保形部4に注入口16が設けられた例を示したが、これに限らず、胴部3に注入口16が設けられていてもよいし、保形部4と胴部3の両方に注入口16が設けられていてもよい。また、注入口16が設けられず、内部に元から空気等の気体が入れられたものであってもよい。
上記の実施形態では、胴部3の各端部に保形部4が設けられた例を示したが、これに限らず、保形部4は、胴部3の一端部のみに形成されていてもよい。すなわち、保形部4は、胴部3の少なくとも一端部に設けられていればよい。
防護カバーが防護する防護対象物は、損傷防止、絶縁の必要があるもの全てが対象となる。防護カバーは、カットアウト、クランプ35その他の種々の器具(防護対象物)を防護可能である。
上記の実施形態では、複数のカバー本体1を連結する連結手段、シート部材22をカバー本体1に取り付けるための取付手段、蓋部26を固定する固定手段として面ファスナー20,23,28,29を用いたが、これに限らず、粘着テープ、磁石、フック部材その他の種々の手段を用いることができる。
上記の実施形態では、胴部3を筒部5と膜部6とで構成し、筒部5と膜部6が保形部4の対向内面11に一体に形成された例を示したが、これに限らず、膜部6を筒部5の長手方向の長さよりも短く形成し、筒部5のみを保形部4の対向内面11に一体に形成するようにしてもよい。
本発明の第1実施形態に係る防護カバーの斜視図である。 同じく防護カバーの外側面図である。 図2のA−A線断面図である。 防護カバーが防護対象物を防護している状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る防護カバーの斜視図である。
符号の説明
1…カバー本体、2…開放部分、3…胴部、4…保形部、4a…保形部の端部、4b…保形部の端部、5…筒部、6…膜部、10…胴部の注入室(第1注入室)、15…保形部の注入室(第2注入室)、16…注入口、20…連結手段

Claims (6)

  1. 絶縁素材によって構成されると共に防護対象物を内側に係入させて包囲するカバー本体を備えた防護カバーであって、
    カバー本体は、防護対象物を包囲する形状を有する胴部と、胴部の少なくとも一端部に設けられると共に胴部が防護対象物を包囲する包囲状態を維持すべくこの胴部を保形する保形部とを備え、しかも、カバー本体は、防護対象物を内側に係入させるべくその一部が開放状に構成されることを特徴とする防護カバー。
  2. 前記胴部は、気体を注入可能な注入室を備える請求項1に記載の防護カバー。
  3. 前記保形部は、気体を注入可能な注入室と、気体を注入室に注入するための注入口を備え、この注入口から注入された気体が胴部の注入室に入るように、保形部の注入室と胴部の注入室とが連通される請求項2に記載の防護カバー。
  4. 前記保形部は、端部同士が互いに接近するような長尺状に構成されると共にカバー本体の一部を開放状とすべく端部同士が所定の間隔で離間され、しかも、その端部の離間間隔よりも大きな防護対象物を保形部の端部間に通過させるべく拡縮自在に構成される請求項1から3のいずれか1項に記載の防護カバー。
  5. 前記胴部は、複数の筒部と、筒部同士を繋ぐ膜部とを備え、筒部内には気体を注入可能な注入室が形成され、保形部は、複数の筒部が保形部の長手方向に沿って配列された状態で筒部と一体に形成される請求項4に記載の防護カバー。
  6. 保形部の外面には、複数のカバー本体を連結するための連結手段が設けられる請求項1から5のいずれか1項に記載の防護カバー。
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