JP5431564B1 - 間接活線把持工具 - Google Patents

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【課題】把持対象物の外径寸法が相対的に小さい場合に、先端部分のみでなく弧状部分でも確実に把持することができる間接活線用把持工具を提供することを目的とする。
【解決手段】間接活線用把持工具の固定把持片31と可動把持片32とは、棒状部材2側に形成された弧状部分311、321と、この弧状部分311、321から棒状部材2とは反対側に延びる先端部分312、322とをそれぞれ備え、固定把持片の弧状部分の内周面311a側と可動把持片の弧状部分の内周面321a側とにそれぞれ複数の弾性機構8を配置することで把持機構7を形成する。弾性機構8は、他方の把持片の弾性機構8に向けて伸縮可能なバネ部材81と、このバネ部材81の先端に設けられた当接部材82とで構成されたものとする。
【選択図】図3

Description

この発明は、絶縁ヤットコ等の間接活線作業に適した把持工具に関し、特に把持することが難しい外径寸法の小さな把持対象物であっても確実に把持することができる構成を有するものに関する。
間接活線作業で把持対象物を把持するための工具としては、一般的に例えば特許文献1等に示される絶縁ヤットコが用いられるが、絶縁ヤットコの構造では、電線等の外径寸法の小さな把持対象物については、可動把持部材と固定把持部材との双方の先端に設けられた先端部分で把持するようになっている。
しかしながら、特許文献1等に示される絶縁ヤットコのように先端部分でしか電線等の外径寸法の小さな把持対象物を把持することができないと、かかる小さな把持対象物が固定把持部材の弧状部分と可動把持部材の弧状部分とで画成される空間内に脱落してしまった場合には、もう一人の作業員の別の間接活線把持工具で外径寸法の小さな把持対象物を一旦把持してもらい、その間に間接活線把持工具の開閉動作を行って外径寸法の小さな把持対象物を把持しなおす作業が必要となってしまうという不具合がある。
このような不具合を解決するものとして、外径寸法の小さな把持対象物が固定把持片の先端部分と可動把持片の先端部分から固定把持片の弧状部分と可動把持片の弧状部分との間に変位しても、外径寸法の小さな把持対象物を把持することを可能とした間接活線把持工具が、特許文献2に示されるように本願出願人により出願されて既に公知となっている。
この特許文献2として示す間接活線把持工具について概説すると、間接活線把持工具の可動把持片の湾曲内面と固定把持片の湾曲内面とに、それぞれゴムから成る薄板状の弾性部材を対峙するかたちで配して、外径寸法の小さな把持対象物が固定把持片の先端面と可動把持片の先端面から固定把持片の弧状部分と可動把持片の弧状部分との間に変位した場合には、固定把持片の弧状部分から延びた薄板状の弾性部材と可動把持片の弧状部分から延びた薄板状の弾性部材とを変形させつつ挟持するようになっている。
特開2009−50053号公報 特開2012−607206号公報
もっとも、特許文献2に示される間接活線把持工具の両把持片の弧状部分から向かい合う方向に延びた弾性部材の構成では、薄板状のゴム材で成っているため、把持対象物を把持する際には、弾性部材の全体が変形したり、可撓したり、座屈したりするので、固定把持片の弧状部分と可動把持片の弧状部分との間に変位した把持対象物を間接活線把持工具の軸方向の両側から押さえることができない。このため、固定把持片の弧状部分と可動把持片の弧状部分との間に変位した外径寸法の小さな把持対象物を確実に保持することができないおそれがある。
そこで、この発明は、固定把持片の弧状部分と可動把持片の弧状部分との間に変位した外径寸法の小さな把持対象物でも確実に保持することが可能な間接活線把持工具を提供することを目的とする。
この発明に係る間接活線把持工具は、直線状に延びる棒状部材と、この棒状部材の長手方向の一方端に設けられた把持部とを有し、前記把持部は固定把持片と可動把持片とで構成され、前記可動把持片が前記固定把持片に遠近することにより、前記両把持片の間に配された把持対象物を把持することが可能な間接活線把持工具において、前記固定把持片と前記可動把持片とは、前記棒状部材側に形成された弧状部分と、この弧状部分から前記棒状部材とは反対側に向けて直線状に延びる先端部分とをそれぞれ備え、前記固定把持片の弧状部分の内周側と前記可動把持片の弧状部分の内周側とにそれぞれ複数のバネ部材を配置し、前記固定把持片側のバネ部材と前記可動把持片側のバネ部材とは相互に遠近する方向に伸縮可能であると共に、前記各バネ部材の先端に当接部材を設け、前記バネ部材の外周を筒状の覆部材で覆っていることを特徴としている(請求項1)。把持対象物は、例えば細い電線等の外径寸法の小さな把持対象物を示す。バネ部材は、例えばコイルバネ等である。
これにより、可動把持片と固定把持片とで外径寸法の小さな把持対象物を把持するにあたって、外径寸法の小さな被把持物を先端部分同士で上手く把持することができず弧状部分間まで変位しても、固定把持片の弧状部分の内周側と可動把持片の弧状部分の内周側とに設けられたバネ部材の先端の当接部材で挟まれて把持される。
しかも、固定把持片の弧状部分の内周側に設けられた複数のバネ部材は各々独立して伸縮可能であると共に、可動把持片の弧状部分の内周側に設けられた複数のバネ部材も各々独立して伸縮可能であることから、外径寸法の小さな把持対象物が最も先端部分側の当接部材間に至ったときには、当接部材に連結されたバネ部材は把持対象物からの押圧で収縮するが、外径寸法の小さな把持対象物が隣接する当接部材間に移ったときには、最も先端部分側の当接部材と連結されたバネ部材は収縮した状態から元の状態に戻る。
このため、把持対象物の先端部分側の空間は最も先端部分側で元の状態に戻った当接部材及びバネ部材により略塞がれた状態となり、先端部分間に把持対象物よりも大きな間隔が開いていても、先端部分側の当接部材及びバネ部材に遮られて、把持対象物が先端部分間から脱落することがない。
更に、隣接するバネ部材が絡み合う等の不具合を防止することができる。
そして、この発明に係る間接活線把持工具にあっては、前記当接部材の前記把持対象物との当接面は、前記バネ部材が最も伸長した状態で前記先端部分の他方の先端部分と当接する当接面の延長線上若しくは前記延長線よりも内側に配置されていることを特徴としている(請求項2)。
これにより、可動把持片の先端部分と固定把持片の先端部分とで把持対象物を把持しようとする際に、バネ部材の先端に設けられた当接部材による押圧が妨げとなって、先端部分同士を閉じることが困難になるのを防止することが可能である。
さらに、この発明に係る間接活線把持工具にあっては、前記当接部材の当接面には、滑り止め部が形成されていることを特徴としている(請求項3)。滑り止め部は、例えば断面形状が三角形状の凸部を複数並べたものとなっている。
これにより、当接部材で外径寸法の小さな把持対象物を挟んだときに、滑り止め部により、間接活線把持工具の把持部に多少の衝撃があっても小さな把持対象物が確実に保持される。
以上のように、本発明によれば、可動把持片と固定把持片とで外径寸法の小さな把持対象物を把持するにあたって、外径寸法の小さな被把持物を先端部分同士で上手く把持することができず弧状部分間まで変位しても、固定把持片の弧状部分の内周側と可動把持片の弧状部分の内周側とに設けられたバネ部材の先端の当接部材で挟んで把持することができることから、固定把持片の先端部分と可動把持片の先端部分とのみでなく、固定把持片の弧状部分と可動把持片の弧状部分との間でも外径寸法の小さな把持対象物を保持することが可能である。
しかも、本発明によれば、固定把持片の弧状部分の内周側に設けられた複数のバネ部材は各々独立して伸縮可能であると共に、可動把持片の弧状部分の内周側に設けられた複数のバネ部材も各々独立して伸縮可能であることから、外径寸法の小さな把持対象物が最も先端部分側の当接部材間に至ったときには、当接部材に連結されたバネ部材は把持対象物からの押圧で収縮するが、外径寸法の小さな把持対象物が隣接する当接部材間に移ったときには、最も先端部分側の当接部材と連結されたバネ部材は収縮した状態から元の状態に戻るので、把持対象物の先端部分側の空間は最も先端部分側で元の状態に戻った当接部材及びバネ部材により略塞がれた状態となり、先端部分間に把持対象物よりも大きな間隔が開いていても、先端部分側の当接部材及びバネ部材に遮られることから、把持対象物が先端部分間から脱落するのを防止することができる。このため、固定把持片の弧状部分と可動把持片の弧状部分との間において、外径寸法の小さな把持対象物を確実に保持することが可能である。
更に、隣接するバネ部材が絡み合う等の不具合を防止することができ、バネ部材を保護することが可能となる。
特に請求項2に記載の発明によれば、可動把持片の先端部分と固定把持片の先端部分とで把持対象物を把持しようとする際に、バネ部材の先端に設けられた当接部材による押圧が妨げとなって、先端部分同士を閉じることが困難になるのを防止することが可能である。
特に請求項3に記載の発明によれば、当接部材で外径寸法の小さな把持対象物を挟んだときに、滑り止め部により、間接活線把持工具の把持部に多少の衝撃があっても小さな把持対象物を確実に保持することができる。
図1は、この発明が用いられる間接活線用把持工具たる絶縁ヤットコの全体構成の一例を示す説明図である。 図2は、同上の絶縁ヤットコの先端側の構成を示す要部拡大図であり、可動把持片と固定把持片とが開いた状態を示している。 図3は、同上の絶縁ヤットコの先端側の構成を示す要部拡大図であり、可動把持片の弧状部分と固定把持片の弧状部分との間で外径寸法の小さな把持対象物を把持した状態を示している。 図4は、同上の絶縁ヤットコの可動把持片の弧状部分の内周側に設けられたバネ部材を覆う覆部材を示す要部拡大図である。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、この発明が用いられる間接活線把持工具の一例として、絶縁ヤットコ1が示されている。この絶縁ヤットコ1は、棒状部材2と、この棒状部材2の長手方向の一方端に設けられた把持部3と、把持部3を操作するための操作部4と、この操作部4による操作を把持部3に伝達する伝達棒5とで基本的に構成されている。
このうち、棒状部材2は、作業者が掴む相対的に太い外径寸法の筒状のもので、絶縁性の素材から成り、2つのプレートを対峙させて構成された係合部21が把持部3側の端部に設けられている共に、その軸方向の途中には傘状のつば22、23が設けられている。このうち、把持部3から遠い側のつば22は、間接活線作業において感電事故を防止すべく、作業者が握ってよい位置と握ってはいけない位置とを区別するための安全限界つばであり、把持部3側に近い側のつば23は、雨水の流下を防止するための水切りつばである。
把持部3は、棒状部材2の係合部21のプレート間に挟持固定されて動かないアーム状の固定把持片31と、伝達棒5に連結されていると共に係合部21のプレート間に把持され且つ軸部33を介して回動可能に軸支されたアーム状の可動把持片32とを有して構成されている。そして、可動把持片32は、図示しない弾性部材により固定把持片31から離れる方向に付勢されている。
伝達棒5は、絶縁性の素材により成る棒状のもので、前述のように一方端が可動把持片32と連結され、他方端が操作部4の下記する連結部42と軸部44を介して連結されていると共にその軸方向の途中に傘状のつば51が設けられている。このつば51は、棒状部材2のつば23と同様に、雨水の流下を防止するための水切りつばである。
操作部4は、ハンドル41と、連結部42と、取り付け部43とを有して構成されており、ハンドル41は、棒状部材2に遠近する方向に回転可能となるように、取り付け部43と軸部44を介して連結されている。尚、操作部4の構成は図1に示されたものに限定されず、可動把持片32を操作することができればどのような構成であっても良い。
このような構成とすることにより、絶縁ヤットコ1は、ハンドル41を棒状部材2に近接する方向に動かすことで連結部42が軸部45を中心として把持部3から離れる方向に揺動し、ひいては連結部42に軸部44を介して連結された伝達棒5が把持部3とは反対側に引っ張られて、伝達棒5と連結された可動把持片32が軸部33を中心として回転して、固定把持片31と可動把持片32とを相対的に近接させることが可能となっている。
そして、図1から図3に示されるように、把持部3を構成する固定把持片31は、係合部21側に配置された弧状部分311と、この弧状部分311の係合部21とは反対側から直線状に延びる先端部分312とを有して構成されていると共に、把持部3を構成する可動把持片32は、係合部21側に配置された弧状部分321と、この弧状部分321の係合部21とは反対側から直線状に延びる先端部分322とを有して構成されている。
固定把持片31の先端部分312と可動把持片32の先端部分322とは、図2及び図3に示されるように、相互に対向する当接面312a、322aが基本的に平らな面となっており、固定把持片31と可動把持片32とが閉じた状態では、先端部分の当接面312aと先端部分の当接面322aとが当接することができるようになっている。
さらに、先端部分の当接面312aと先端部分の当接面322aとには、細い電線等の外径寸法の小さな把持対象物Pを挟んだときに把持対象物Pが滑るのを防止するために、断面形状が三角形状の突部6を先端部分312、322の延びる方向に複数並べて略鋸の刃状の滑り止めを形成している。
ところで、この絶縁ヤットコ1は、先端部分の当接面312aと先端部分の当接面322aとの間のみならず、弧状部分311と弧状部分321との間でも細い電線等の外径寸法の小さな把持対象物Pを把持することができるように、把持機構7を有している。
把持機構7は、図2及び図3に示されるように、弧状部分の内周面311a側に設けられた複数(この実施例では4つ)の弾性機構8と弧状部分の内周面321a側に設けられた複数(この実施例では4つ)の弾性機構8とで構成されている。この実施例では、弧状部分の内周面311a側に設けられた弾性機構8と弧状部分の内周面321a側に設けられた弾性機構8とは、対峙した位置に配置されているが、必ずしもこれに限定されず、棒状部材2の軸方向に沿ってずれて配置されていても良い。
そして、各弾性機構8は、この実施例では、コイルバネ等のバネ部材81とブロック状の当接部材82とで構成されている。
バネ部材81は、例えば、弧状部分の内周面311aに溝部(図示せず。)を設け、この溝部内にバネ部材81の一方端を挿入した後、バネ部材81の当該一方端部を固定把持片の弧状部分311と溶接することで固定把持片31に固定されていると共に、弧状部分の内周面321aに溝部(図示せず。)を設け、この溝部内にバネ部材81の一方端を挿入した後、バネ部材81の当該一方端部を可動把持片の弧状部分321と溶接することで可動把持片32に固定されている。そして、弾性機構8のバネ部材81は、他方の把持片に設けられた弾性機構8に対し遠近する方向に伸縮することが可能となっている。
当接部材82は、図2及び図3に示されるように、この実施例では略直方体のブロック状をなしているもので、当接部材82の内周面311a側又は内周面321a側において、バネ部材81の他方端と連結されていると共に、他方の当接部材82と対峙する側の当接面は基本的には平面状になっている。そして、当接部材82の前記当接面には、細い電線等の外径寸法の小さな把持対象物Pを挟んだときに把持対象物Pが滑るのを防止するために、断面形状が三角形状の突部821を弧状部分311、321の延びる方向に複数並べて略鋸の刃状の滑り止めを形成している。
さらに、図2から図4に示されるように、当接部材82の当接面は、バネ部材81が最も伸長した状態で先端部分の当接面312a又は322aの延長線上にあるようになっている。これにより、先端部分の当接面312aと先端部分の当接面322aを当接させようとする際に、先に固定把持片31側の当接部材82と可動把持片32側の当接部材82とが突き当たって、先端部分の当接面312aと先端部分の当接面322aとの当接を妨げることがないようになっている。
上記構成の弾性機構8を備えた把持機構7を有する絶縁ヤットコ1において、弧状部分311と弧状部分321との間でも細い電線等の外径寸法の小さな把持対象物Pを把持可能とする態様について、図3を用いて以下に説明する。
固定把持片31の弧状部分311と可動把持片32の弧状部分321とに弾性機構8を備えた把持機構7を有することで、先端部分の当接面312aと先端部分の当接面322aとで把持対象物Pを把持することができず、把持対象物Pが弧状部分311と弧状部分321との間に変位してしまっても、この把持対象物Pを固定把持片31側の弾性機構8の当接部材82と可動把持片32側の弾性機構8の当接部材82とで挟んで把持することができる。また、図3に示されるように、隣接する弾性機構8の当接部材82、82間に把持対象物Pが位置する場合には、弾性機構8のバネ部材81が座屈して、例えば、可動把持片32側の2つの当接部材82、82が「く」の字状になり、固定把持片31側の2つの当接部材82、82が逆「く」の字状になって、4つの当接部材82で把持対象物Pを挟んで把持することができるので、把持対象物Pの保持がより確実になる。
しかも、把持対象物Pが最も先端部分312、322側の当接部材82、82間に至ったときには、当接部材82に連結されたバネ部材81は把持対象物Pからの押圧で収縮するが、何らかの理由により把持対象物Pが、図3に示されるように、下側の当接部材82、82間に移ったときには、最も先端部分312、322側の当接部材82と連結されたバネ部材81は収縮した状態から元の状態に戻るので、把持対象物Pに対し先端部分312、322側は最も先端部分側で元の状態に戻った当接部材82、82及びバネ部材81、81により塞がれた状態となる。よって、絶縁ヤットコ1にがたつきやが生じたり、外部からの衝撃等を受けても、把持対象物Pが先端部分312、322間の隙間から把持部3より外側に抜けるのを防止することができる。
最後に、図4に示されるように、バネ部材81は、可撓性若しくは伸縮に優れた素材から成る筒状の覆部材で、当接部材82との連結側から内周面311a、321a側までの全部又は一部を覆うようにすることが好ましい。これにより、隣接するバネ部材81同士が絡まったり、隣接するバネ部材81同士が衝突してバネ部材81に傷が付いたりするのを防ぐことができ、バネ部材81を保護することが可能となる。
1 絶縁ヤットコ(間接活線作業用把持工具)
2 棒状部材
3 把持部
31 固定把持片
311 弧状部分
312 先端部分
32 可動把持片
321 弧状部分
322 先端部分
4 操作部
5 伝達棒
6 突部
7 把持機構
8 弾性機構
81 バネ部材
82 当接部材
821 突部
9 カバー
P 外径寸法の小さな把持対象物

Claims (3)

  1. 直線状に延びる棒状部材と、この棒状部材の長手方向の一方端に設けられた把持部とを有し、前記把持部は固定把持片と可動把持片とで構成され、前記可動把持片が前記固定把持片に遠近することにより、前記両把持片の間に配された把持対象物を把持することが可能な間接活線把持工具において、
    前記固定把持片と前記可動把持片とは、前記棒状部材側に形成された弧状部分と、この弧状部分から前記棒状部材とは反対側に向けて直線状に延びる先端部分とをそれぞれ備え、
    前記固定把持片の弧状部分の内周側と前記可動把持片の弧状部分の内周側とにそれぞれ複数のバネ部材を配置し、前記固定把持片側のバネ部材と前記可動把持片側のバネ部材とは相互に遠近する方向に伸縮可能であると共に、前記各バネ部材の先端に当接部材を設け、前記バネ部材の外周を筒状の覆部材で覆っていることを特徴とする間接活線把持工具。
  2. 前記当接部材の前記把持対象物との当接面は、前記バネ部材が最も伸長した状態で前記先端部分の他方の先端部分と当接する当接面の延長線上若しくは前記延長線よりも内側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の間接活線把持工具。
  3. 前記当接部材の当接面には、滑り止め部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の間接活線把持工具。
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