JP6119645B2 - ワイヤーハーネスの配索作業方法、および固定ユニット - Google Patents

ワイヤーハーネスの配索作業方法、および固定ユニット Download PDF

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Description

本発明は、ワイヤーハーネスを車体に配索するに際して当該ワイヤーハーネスに防鼠効果を付与する配索作業方法、およびワイヤーハーネスを車体に固定するとともに当該固定に伴って前記ワイヤーハーネスに対する防鼠効果を発揮する固定ユニットに関する。
従来、車体に配索されるワイヤーハーネスが知られている。このようなワイヤーハーネスには、例えば車体に浸入した鼠が当該ワイヤーハーネスに噛み付くことによって当該ワイヤーハーネスが断線することを抑止するため、防鼠剤が塗布されることがある。特許文献1には、複数の電線と、複数の電線を保護するために当該複数の電線を周方向に取り囲む管状の保護チューブと、当該保護チューブの外表面に塗布された防鼠剤と、を備えた防鼠性ワイヤーハーネスが記載されている。
上記の防鼠性ワイヤーハーネスは、車体に配索されるに際して、例えば特許文献2に記載された固定具を介して車体に固定される。具体的には、特許文献2には、ワイヤーハーネスが取り付けられる取付板と、当該取付板に設けられるとともに車体におけるボディパネルの穴に嵌着可能なクリップと、を有する固定具が記載されており、取付板に上記の防鼠性ワイヤーハーネスが取り付けられた状態で車体のボディパネルの穴にクリップが嵌着されることで、上記の防鼠性ワイヤーハーネスが車体に固定される。
特開平8−33445号公報 特開平10−267166号公報
上記のように防鼠性ワイヤーハーネスを車体に配索する場合、当該配索作業者は、防鼠性ワイヤーハーネスを車体の所定箇所に配置するとともに、当該防鼠性ワイヤーハーネスの所定箇所に固定具の取付板を取り付けた上で、当該固定具のクリップを車体のボディパネルの穴に嵌着する必要があり、これらの配索作業を通して配索作業者が保護チューブの外表面に防鼠剤が塗布された状態における防鼠性ワイヤーハーネスを取り扱う必要があるため、配索作業時における防鼠剤の臭いあるいは配索作業者への防鼠剤の付着等によって、作業効率が低下する可能性がある。
本発明は、上記の観点からなされたものであり、その目的は、ワイヤーハーネスの配索作業効率の低下を抑止しつつ当該ワイヤーハーネスに防鼠効果を付与することができる配索作業方法、および固定ユニットを提供することにある。
本発明は、ワイヤーハーネスを車体に配索するに際して当該ワイヤーハーネスに防鼠効果を付与する配索作業方法であって、前記ワイヤーハーネスを保持する保持部と、前記車体に固定される被固定部と、を有する固定具を準備する工程と、前記ワイヤーハーネスを前記保持部に保持させる工程と、前記固定具または前記ワイヤーハーネスに対して、防鼠剤と前記防鼠剤を内部に封入する袋状体とを有する防鼠部材を取り付ける工程と、前記ワイヤーハーネスを前記車体の所定箇所に配置する工程と、前記ワイヤーハーネスを前記保持部に保持させるとともに前記ワイヤーハーネスを前記車体の所定箇所に配置した状態で前記被固定部を前記車体に固定するとともに、当該固定に伴って前記袋状体を破ることで当該袋状体の内部から外部へ前記防鼠剤を放出させる工程と、を備える。
上記の配索作業方法では、被固定部を車体に固定する際に当該固定に伴って防鼠部材の袋状体を破るため、ワイヤーハーネスの配索作業効率が低下することを抑止しつつ当該ワイヤーハーネスに防鼠効果を付与することができる。具体的には、上記の配索作業方法では、ワイヤーハーネスまたは固定具に対して袋状体に防鼠剤が封入される構成を有する防鼠部材を取り付けるため、ワイヤーハーネスに予め防鼠剤を塗布する必要がなく、保持部にワイヤーハーネスを保持させる工程あるいはワイヤーハーネスを車体の所定箇所に配置する工程において防鼠剤の臭いが作業現場に広がることあるいは配索作業者に防鼠剤が付着することを抑止できるとともに、これらの作業後において固定具の被固定部を車体に固定するのに伴って袋状体の内部から外部へ防鼠剤を放出させるため、ワイヤーハーネスの配索作業効率の低下を抑止しつつ当該ワイヤーハーネスに防鼠効果を付与することができる。
本発明は、ワイヤーハーネスを車体に固定するとともに当該固定に伴って前記ワイヤーハーネスに対する防鼠効果を発揮する固定ユニットであって、前記ワイヤーハーネスを保持する保持部と、前記車体に固定される被固定部と、を有する固定具と、防鼠剤と、前記防鼠剤を内部に封入する袋状体と、を有し、前記被固定部が前記車体に固定されるに際して前記袋状体が破れることで当該袋状体の内部から外部へ前記防鼠剤が放出されるように前記固定具に取り付けられる防鼠部材と、を備える。
上記の固定ユニットは、被固定部が車体に固定されるに際して袋状体が破れることで当該袋状体の内部から外部へ防鼠剤が放出されるように固定具に取り付けられる防鼠部材を備えるため、ワイヤーハーネスの配索作業効率の低下を抑止しつつ当該ワイヤーハーネスに防鼠効果を付与することができる。具体的には、上記の固定ユニットでは、防鼠部材が固定具に取り付けられるとともに当該防鼠部材が袋状体に防鼠剤が封入される構成を有しており、ワイヤーハーネスに予め防鼠剤を塗布する必要がないため、ワイヤーハーネスを車体の所定箇所に配置する作業時あるいは固定具の保持部にワイヤーハーネスの所定箇所を保持させる作業時において防鼠剤の臭いが作業現場に広がることあるいは配索作業者に防鼠剤が付着することを抑止できるとともに、これらの作業後において固定具の被固定部を車体に固定する際に防鼠剤が袋状体の内部から外部へ放出されるため、ワイヤーハーネスの配索作業効率の低下を抑止しつつ当該ワイヤーハーネスに防鼠効果を付与することができる。
前記被固定部は、当該被固定部の弾性変形を伴って前記車体に固定されるものであり、前記防鼠部材は、前記弾性変形した被固定部が前記袋状体を押圧することにより当該袋状体が破れるように、前記固定具に取り付けられることが好ましい。
上記の固定ユニットでは、車体に固定されるに際して弾性変形した被固定部が袋状体を押圧することで当該袋状体が破れるため、防鼠剤を袋状体の内部から外部へ容易に放出させることができる。
前記被固定部は、第1部位と第2部位とを有しており、当該被固定部が前記車体に設けられる穴部に挿入されることで前記第1部位と前記第2部位とが前記被固定部の挿入方向と直交する方向において互いに近づくように変位し、前記防鼠部材は、前記変位した第1部位および第2部位の少なくとも一方が前記袋状体を押圧することにより当該袋状体が破れるように、前記第1部位と前記第2部位との間に配置されることが好ましい。
上記の固定ユニットでは、車体の穴部に挿入されるに際して挿入方向と直交する方向において互いに近づくように変位した第1部位または第2部位が袋状体を押圧し、これにより袋状体が破れるため、被固定部を穴部に挿入すると同時に防鼠剤を袋状体の内部から外部へ放出することができる。
前記被固定部は、前記挿入方向に延びるとともに前記穴部に挿入される挿入部をさらに有し、前記第1部位および前記第2部位は、前記挿入部から延びるとともに当該挿入部を挟んで互いに対向しており、前記挿入部が前記穴部に挿入されるに際して前記挿入方向と直交する方向において前記挿入部に近づくように変位しつつ前記穴部に挿入され、前記挿入部に近づくように変位した第1部位および第2部位は、前記挿入部が所定の挿入位置に達することで当該挿入部から遠ざかるように変位し、これにより前記挿入方向において前記第1部位および前記第2部位が前記車体に引っ掛かることで前記被固定部が前記車体に固定され、前記防鼠部材は、前記袋状体が前記挿入部と当該挿入部に近づくように変位した第1部位または第2部位とに挟み込まれることによって破れるように、前記挿入部と前記第1部位との間または前記挿入部と前記第2部位との間に配置されることが好ましい。
上記の固定ユニットでは、挿入部が車体の穴部に挿入されることにより第1部位および第2部位が車体に固定されるとともに、前記挿入の過程において袋状体が破れ、これにより防鼠剤が袋状体の内部から外部へ放出されるため、前記挿入によって車体に対するワイヤーハーネスの固定と当該ワイヤーハーネスに対する防鼠効果の付与とを同時に達成することができる。具体的には、上記の固定ユニットでは、挿入部と第1部位との間または挿入部と第2部位との間に防鼠部材が配置されており、挿入部が車体の穴部に挿入される過程において第1部位および第2部位が挿入部に近づくように変位することで、袋状体が挿入部と第1部位または第2部位とに挟み込まれ、これにより当該袋状体が破れることで防鼠剤が袋状体の内部から外部へ放出されるとともに、挿入部が所定の挿入位置に達することにより第1部位および第2部位が当該挿入部から遠ざかるように変位することで車体に引っ掛かり、これにより被固定部が車体に固定されるため、挿入部が車体の穴部に挿入されるだけで当該車体に対するワイヤーハーネスの固定と当該ワイヤーハーネスに対する防鼠効果の付与とを同時に達成することができる。
以上のように、本発明によれば、ワイヤーハーネスの配索作業効率の低下を抑止しつつ当該ワイヤーハーネスに防鼠効果を付与することができる作業方法、および固定ユニットが提供される。
本実施形態に係る固定ユニットを示す概略斜視図である。 本実施形態に係る固定ユニットにワイヤーハーネスを取り付けた状態を示す概略斜視図である。 ワイヤーハーネスを取り付けた本実施形態に係る固定ユニットを車体のボディパネルに固定する以前の状態を示す概略側面図である。 図3の要部を示す概略断面図である。 ワイヤーハーネスを取り付けた本実施形態に係る固定ユニットを車体のボディパネルに固定した状態を示す概略断面図である。 図5の要部を示す概略断面図である。 本実施形態に係る固定ユニットの変形例を示しており、図4と同様の状態を示す図である。 図7の変形例に係る固定ユニットを示しており、図6と同様の状態を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、本発明の一実施形態の構成部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材を簡略化して示したものである。したがって、本発明に係る固定ユニットは、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。
まず、図1〜図4を参照しつつ、本実施形態に係る固定ユニットX1の詳細な構成について説明する。
固定ユニットX1は、固定具1および一対の防鼠部材3を備えている。固定ユニットX1は、固定具1によって車体に配索されるワイヤーハーネス5を当該車体のボディパネル9に固定するとともに、防鼠部材3によってワイヤーハーネス5に防鼠効果を付与するものである。
固定具1は、保持部11、一対の抜止め部12、被固定部13、および受け部16を有している。
保持部11は、ワイヤーハーネス5を保持する。保持部11は、車体のボディパネル9に沿って一方方向に延びる矩形状をなしている。保持部11は、ワイヤーハーネス5に対向する第1主面11A、および当該第1主面11Aの反対側に位置するとともにボディパネル9に対向する第2主面11Bを含んでいる。車体に配索されるワイヤーハーネス5は、図2および図3に示すように、第2主面11Bと対向するように配置され、前記一方方向における保持部11の両端とワイヤーハーネス5とにテープ部材7が巻き付けられることによって、当該ワイヤーハーネス5が保持部11に固定される。なお、本実施形態では、保持部11が矩形状をなすとともにワイヤーハーネス5がテープ部材7を介して保持部11に固定される例について説明するが、保持部11の形状や当該保持部11とワイヤーハーネス5との固定方法は任意であって、保持部11がワイヤーハーネス5を保持できればよい。例えば、円筒形状に形成された保持部11の中空部分にワイヤーハーネス5が挿入されることによって、当該ワイヤーハーネス5が保持部11に保持されてもよい。
一対の抜止め部12は、テープ部材7が保持部11から外れることを抑止する。各抜止め部12は、前記一方方向における保持部11の両端にそれぞれ設けられている。具体的には、各抜止め部12は、前記一方方向における保持部11の両端のそれぞれから車体のボディパネル9側へ延びており、前記一方方向におけるテープ部材7の変位を規制する。
被固定部13は、その弾性変形を伴って車体のボディパネル9に固定される。被固定部13は、前記一方方向における保持部11の中央に設けられている。具体的には、被固定部13は、前記一方方向における保持部11の中央において、保持部11の第2主面11Bからボディパネル9側へ延びている。ここで、図3に示すように、車体のボディパネル9は、当該ボディパネル9を貫通する穴部91と、当該穴部91を取り囲む縁部92と、を含んでいる。被固定部13は、ボディパネル9の穴部91に挿入される際に弾性変形することで、当該ボディパネル9に固定され、これによりワイヤーハーネス5が固定具1を介して車体に固定される。なお、被固定部13は、前記一方方向における保持部11の中央に設けられていなくともよく、例えば前記一方方向における保持部11の一端に設けてもよい。すなわち、固定具1において被固定部13が設けられる位置は任意であり、当該位置は固定ユニットX1の使用態様に応じて適宜変更することができる。
被固定部13は、挿入部14および引掛部15を有している。
挿入部14は、ボディパネル9の穴部91に挿入される。挿入部14は、保持部11の第2主面11Bから当該第2主面11Bと直交する方向に延びる軸部14bと、当該軸部14bを挟んで保持部11とは反対側に位置する先端14aと、を含んでいる。先端14aは、軸部14bに比して当該軸部14bが延びる方向と直交する方向における幅が大きく設定されている。また、先端14aは、穴部91に比して軸部14bが延びる方向と直交する方向における幅が小さく設定されている。挿入部14は、先端14a側から軸部14bが延びる方向に沿って穴部91に挿入される。
引掛部15は、その変位に伴ってボディパネル9の縁部92に引っ掛かることにより当該ボディパネル9に固定される。引掛部15は、保持部11が延びる方向において挿入部14を挟んで互いに対向した第1引掛部15aと第2引掛部15bとを有しており、当該第1引掛部15aおよび第2引掛部15bが挿入部14から延びている。具体的には、第1引掛部15aおよび第2引掛部15bは、挿入部14の軸部14bのうち先端14aに近い側に位置する部位から保持部11の第2主面11B側へ延びている。第1引掛部15aおよび第2引掛部15bは、保持部11が延びる方向において弾性的に変位可能な状態にある。また、引掛部15は、挿入部14の軸部14bに対向する内表面15Aと当該内表面15Aの反対側に位置する外表面15Bとを含んでいる。引掛部15の内表面15Aは、挿入部14の軸部14bとは離間しており、第1引掛部15aの内表面15Aと挿入部14の軸部14bとの間および第2引掛部15bの内表面15Aと挿入部14の軸部14bとの間には空間が存在している。引掛部15の外表面15Bは、段差形状をなしており、挿入部14の先端14a側に位置する上段面と保持部11の第2主面11B側に位置する下段面とを含んでいる。第1引掛部15aおよび第2引掛部15bは、挿入部14がボディパネル9の穴部91に挿入される際に保持部11が延びる方向において互いに近づくように変位するとともに、ボディパネル9の縁部92が外表面15Bの下段面に当接する位置にて外表面15Bの上段面が前記挿入方向においてボディパネル9の縁部92に引っ掛かり、これにより被固定部13がボディパネル9に固定される。
受け部16は、被固定部13がボディパネル9の穴部91に挿入された状態にて、当該挿入方向において引掛部15の外表面15Bとは反対側からボディパネル9に接する。受け部16は、保持部11が延びる方向において挿入部14を挟んで互いに対向した第1受け部16aと第2受け部16bとを有しており、当該第1受け部16aおよび第2受け部16bが挿入部14から延びている。具体的には、第1受け部16aおよび第2受け部16bは、挿入部14の軸部14bのうち保持部11の第2主面11Bに近い側に位置する部位から保持部11が延びる方向に沿って延びている。第1受け部16aおよび第2受け部16bは、保持部11の第2主面11Bとは離間しており、当該第2主面11Bに直交する方向において弾性的に変位可能な状態にある。受け部16は、被固定部13がボディパネル9の穴部91に挿入された状態にて、第2主面11B側に変位しつつボディパネル9に当接する。ボディパネル9は、引掛部15の外表面15Bと受け部16とによって被固定部13の挿入方向の両側から挟まれ、これにより固定具1がボディパネル9に固定される。
一対の防鼠部材3は、被固定部13がボディパネル9に固定されるのに伴いワイヤーハーネス5に防鼠効果を付与する。各防鼠部材3は、固定具1に取り付けられている。具体的には、各防鼠部材3は、挿入部14の軸部14bに取り付けられており、第1引掛部15aの内表面15Aと挿入部14の軸部14bとの間の空間および第2引掛部15bの内表面15Aと挿入部14の軸部14bとの間の空間にそれぞれ配置されている。各防鼠部材3は、鼠に対して臭いあるいは味等によって禁忌効果を発揮する防鼠剤31と、当該防鼠剤31を封入した袋状体32と、を有している。防鼠剤31としては、例えばカプサイシンあるいはシクロヘキシミド等を採用することができる。袋状体32としては、例えば樹脂材料によって構成されるカプセル部材等を採用することができる。袋状体32は、挿入部14がボディパネル9の穴部91に挿入される際に当該挿入部14の軸部14b側に変位した引掛部15に押しつぶされ、これにより破れた袋状体32から防鼠剤31が放出されることで、ワイヤーハーネス5に防鼠効果が付与される。なお、各防鼠部材3は、被固定部13がボディパネル9に固定されるのに伴って袋状体32が破れるように固定具1に取り付けられていればよく、例えば第1引掛部15aの内表面15Aと第2引掛部15bの内表面15Aとにそれぞれ取り付けられてもよい。また、防鼠部材3の個数は任意であって、固定ユニットX1の使用態様に応じて適宜変更することができる。
次に、図1〜図4に加えて図5および図6を参照しつつ、固定ユニットX1を用いてワイヤーハーネス5に防鼠効果を付与しつつ当該ワイヤーハーネス5を車体に配索する方法について詳細に説明する。
まず、図2および図3に示すように、本実施形態に係る固定ユニットX1がワイヤーハーネス5の軸方向における所定箇所に取り付けられる。具体的には、固定具1に防鼠部材3を取り付けた上記固定ユニットX1が準備され、固定具1における保持部11の第2主面11Bがワイヤーハーネス5の軸方向における所定箇所に対向するように配置される。この状態において、テープ部材7がワイヤーハーネス5と保持部11とに巻き付けられる。これにより、ワイヤーハーネス5が保持部11に保持される。
次に、固定ユニットX1が取り付けられたワイヤーハーネス5が車体の所定箇所に配置される。この際、固定具1における保持部11の第2主面11Bが車体のボディパネル9に沿って配置されるとともに、固定具1における被固定部13がボディパネル9の穴部91に対向するように配置される。なお、ワイヤーハーネス5が車体の所定箇所に配置された後に当該ワイヤーハーネス5の軸方向における所定箇所に固定ユニットX1が取り付けられてもよい。
次に、ワイヤーハーネス5が保持部11に保持された状態で、被固定部13がボディパネル9の穴部91に挿入される。具体的には、被固定部13は、挿入部14の軸部14bが延びる方向に沿って当該挿入部14の先端14a側から穴部91へ挿入される。
そして、図5および図6に示すように、ボディパネル9の穴部91に挿入された被固定部13が所定の挿入位置に達することで、引掛部15がボディパネル9に引っ掛かり、これにより固定具1がボディパネル9に固定される。具体的には、被固定部13が穴部91に挿入されるに際して、引掛部15における外表面15Bの上段面がボディパネル9の縁部92に当接し、これにより第1引掛部15aと第2引掛部15bとが互いに近づくように弾性的に変位しながら穴部91を通過するとともに、引掛部15における外表面15Bの下段面がボディパネル9の縁部92に対向する位置まで被固定部13が挿入されたところで、第1引掛部15aと第2引掛部15bとが互いに遠ざかるように弾性復帰し、引掛部15の外表面15Bが被固定部13の挿入方向においてボディパネル9の縁部92に引っ掛かることにより、被固定部13がボディパネル9に固定される。なお、本実施形態では、段差状をなす引掛部15の外表面15Bがボディパネル9の縁部92に引っ掛かるが、これに限らず、引掛部15がボディパネル9に引っ掛かればよい。例えば、引掛部15の外表面15Bが平面状をなす場合、引掛部15の全体が穴部91を通過するように被固定部13が前記穴部91に挿入され、これによりボディパネル9を挟んで保持部11の反対側の領域において引掛部15が弾性復帰することで当該ボディパネル9に引っ掛かるようにしてもよい。
ここで、上記のとおり被固定部13がボディパネル9の穴部91に挿入されるに際して、袋状体32が破れ当該袋状体32から防鼠剤31が放出される。具体的には、被固定部13がボディパネル9の穴部91に挿入される過程において第1引掛部15aと第2引掛部15bとが挿入部14の軸部14b側に変位することで、当該軸部14bに取り付けられた各防鼠部材3の袋状体32が第1引掛部15aおよび第2引掛部15bに押しつぶされ、これにより袋状体32の内部に封入された防鼠剤31が当該袋状体32の外部へ放出される。これにより、被固定部13がボディパネル9に固定されるに際してワイヤーハーネス5に防鼠効果が付与される。なお、図6では、被固定部13がボディパネル9の穴部91に挿入されるに際して引掛部15に押しつぶされた袋状体32の外形を一点鎖線で示している。
以上のようにしてワイヤーハーネス5の配索作業が完了する。
上記のワイヤーハーネス5の配索作業方法では、被固定部13が車体のボディパネル9に固定される過程において袋状体32が破られ、これにより当該袋状体32の内部から外部へ防鼠剤31が放出されるためワイヤーハーネス5の配索作業効率が低下することを抑止しつつ当該ワイヤーハーネス5に防鼠効果を付与することができる。具体的には、上記のワイヤーハーネス5の配索作業方法では、袋状体32に防鼠剤31が封入される構成を有する防鼠部材3が固定具1に取り付けられるため、ワイヤーハーネス5に予め防鼠剤31を塗布する必要がなく、固定具1がワイヤーハーネス5の軸方向の所定箇所に取り付けられる作業時あるいはワイヤーハーネス5が車体の所定箇所に配置される作業時において防鼠剤31の臭いが作業現場に広がることあるいは配索作業者に防鼠剤31が付着することを抑止できるとともに、これらの作業後において被固定部13が車体のボディパネル9に固定されるのに伴って袋状体32の内部から外部へ防鼠剤31が放出されるため、ワイヤーハーネス5の配索作業効率の低下を抑止しつつ当該ワイヤーハーネス5に防鼠効果を付与することができる。
さらに、固定ユニットX1では、被固定部13の弾性変形に伴って当該被固定部13が車体のボディパネル9に固定されるとともに、袋状体32が弾性変形した被固定部13に押圧されることで破れるため、前記固定に伴って袋状体32の内部から外部へ防鼠剤31を容易に放出させることができる。
さらに、固定ユニットX1では、各防鼠部材3が第1引掛部15aと第2引掛部15bとの間の空間に配置されるため、袋状体32が不用意に破れることを抑止できる。具体的には、固定ユニットX1では、各防鼠部材3が第1引掛部15aと第2引掛部15bとの間の空間に配置され、被固定部13がボディパネル9の穴部91に挿入されるに際して各防鼠部材3の袋状体32が前記空間において破れることで当該袋状体32から防鼠剤31が放出されるため、被固定部13がボディパネル9の穴部91に挿入される以前のワイヤーハーネス5の配索作業時において、車体のボディパネル9あるいは当該車体に搭載された各種部材に袋状体32が接触することによって当該袋状体32が破れることを抑止できる。
さらに、固定ユニットX1では、挿入部14がボディパネル9の穴部91に挿入される過程において袋状体32が破れることで当該袋状体32から防鼠部材3が放出されるとともに、前記挿入が引き続き行われることで引掛部15がボディパネル9に引っ掛かるため、車体のボディパネル9に対するワイヤーハーネス5の固定と当該ワイヤーハーネス5に対する防鼠効果の付与とを同時に達成することができる。具体的には、上記の固定ユニットX1では、挿入部14の軸部14bと引掛部15の内表面15Aとの間の空間に各防鼠部材3が配置されており、挿入部14がボディパネル9の穴部91に挿入される過程において第1引掛部15aおよび第2引掛部15bが挿入部14の軸部14bに近づくように変位することにより、挿入部14の軸部14bと引掛部15の内表面15Aとに挟み込まれた袋状体32が破れるとともに、挿入部14が各抜止め部12および受け部16がボディパネル9に当接する位置まで挿入されることにより、前記挿入方向において引掛部15の外表面15Bがボディパネル9の縁部92に引っ掛かるため、挿入部14がボディパネル9の穴部91に挿入されるだけで当該ボディパネル9に対するワイヤーハーネス5の固定と当該ワイヤーハーネス5に対する防鼠効果の付与とを同時に達成することができる。
なお、本実施形態では、挿入部14がボディパネル9の穴部91に挿入されるに際して弾性的に変位する引掛部15が袋状体32を破る例について説明したが、これに限らず、被固定部13が車体に固定されるに際して袋状体32が破れることで当該袋状体32から防鼠剤31が放出されればよい。
例えば、図7に示すように、各防鼠部材3が第1受け部16aおよび第2受け部16bのボディパネル9に対向する面にそれぞれ取り付けられてもよい。図7に示す固定ユニットX1において、被固定部13がボディパネル9の穴部91に挿入されることで引掛部15の外表面15Bがボディパネル9の縁部92に引っ掛かる位置まで達すると、図8に示すように袋状体32がボディパネル9と受け部16との間に挟みこまれることで破れ、当該袋状体32から防鼠剤31が放出される。なお、図8では、ボディパネル9と受け部16との間に挟みこまれることで破れた袋状体32の外形を一点鎖線で示している。
また、挿入部14の軸部14bはなくともよく、第1引掛部15aおよび第2引掛部15bが先端14aと保持部11の第2主面11Bとを接続するように延びていてもよい。このような場合、防鼠部材3が第1引掛部15aの内表面15Aと第2引掛部15bの内表面15Aとの間に配置され、被固定部13が穴部91の挿入されるに際して第1引掛部15aと第2引掛部15bとが互いに近づくように変位することにより、袋状体32が第1引掛部15aと第2引掛部15bとに挟み込まれ、これにより当該袋状体32が破れることで当該袋状体32から防鼠剤31が放出される。
また、本実施形態では、被固定部13がボディパネル9の穴部91の挿入されることで固定具1がボディパネル9に固定される例について説明したが、これに限らず、例えばボディパネル9にクランプを設け、被固定部13が前記クランプによって挟み込まれることで固定具1がボディパネル9に固定されてもよい。このような場合、防鼠部材3は、被固定部13がクランプによって挟み込まれる際に当該被固定部13と同時にクランプに挟み込まれるように配置され、これによい固定具1がボディパネル9に固定されると同時に袋状体32が破れ、当該袋状体32から防鼠剤31が放出される。
また、本実施形態では、防鼠部材3が固定具1に取り付けられる例について説明したが、これに限らず、固定具1がボディパネル9に固定されるのに伴って防鼠部材3の袋状体32が破れるのであれば、当該防鼠部材3がワイヤーハーネス5に取り付けられてもよい。
X1 固定ユニット
1 固定具
11 保持部
13 被固定部
14 挿入部
15 引掛部
15a 第1引掛部(第1部位)
15b 第2引掛部1(第2部位)
16 吸収部
3 防鼠部材
31 防鼠剤
32 袋状体
5 ワイヤーハーネス
9 ボディパネル
91 穴部

Claims (6)

  1. ワイヤーハーネスを車体に配索するに際して当該ワイヤーハーネスに防鼠効果を付与する配索作業方法であって、
    前記ワイヤーハーネスを保持する保持部と、前記車体に固定される被固定部と、を有する固定具を準備する工程と、
    前記ワイヤーハーネスを前記保持部に保持させる工程と、
    前記固定具または前記ワイヤーハーネスに対して、防鼠剤と前記防鼠剤を内部に封入する袋状体とを有する防鼠部材を取り付ける工程と、
    前記ワイヤーハーネスを前記車体の所定箇所に配置する工程と、
    前記ワイヤーハーネスを前記保持部に保持させるとともに前記ワイヤーハーネスを前記車体の所定箇所に配置した状態で前記被固定部を前記車体に固定するとともに、当該固定に伴って前記袋状体を破ることで当該袋状体の内部から外部へ前記防鼠剤を放出させる工程と、を備える配索作業方法。
  2. ワイヤーハーネスを車体に固定するとともに当該固定に伴って前記ワイヤーハーネスに対する防鼠効果を発揮する固定ユニットであって、
    前記ワイヤーハーネスを保持する保持部と、前記車体に固定される被固定部と、を有する固定具と、
    防鼠剤と、前記防鼠剤を内部に封入する袋状体と、を有し、前記被固定部が前記車体に固定されるに際して前記袋状体が破れることで当該袋状体の内部から外部へ前記防鼠剤が放出されるように前記固定具に取り付けられる防鼠部材と、を備える固定ユニット。
  3. 前記被固定部は、当該被固定部の弾性変形を伴って前記車体に固定されるものであり、
    前記防鼠部材は、前記弾性変形した被固定部が前記袋状体を押圧することにより当該袋状体が破れるように、前記固定具に取り付けられる、請求項2に記載の固定ユニット。
  4. 前記被固定部は、第1部位と第2部位とを有しており、当該被固定部が前記車体に設けられる穴部に挿入されることで前記第1部位と前記第2部位とが前記被固定部の挿入方向と直交する方向において互いに近づくように変位し、
    前記防鼠部材は、前記変位した第1部位および第2部位の少なくとも一方が前記袋状体を押圧することにより当該袋状体が破れるように、前記第1部位と前記第2部位との間に配置される、請求項3に記載の固定ユニット。
  5. 前記被固定部は、前記挿入方向に延びるとともに前記穴部に挿入される挿入部をさらに有し、
    前記第1部位および前記第2部位は、前記挿入部から延びるとともに当該挿入部を挟んで互いに対向しており、前記挿入部が前記穴部に挿入されるに際して前記挿入方向と直交する方向において前記挿入部に近づくように変位しつつ前記穴部に挿入され、
    前記挿入部に近づくように変位した第1部位および第2部位は、前記挿入部が所定の挿入位置に達することで当該挿入部から遠ざかるように変位し、これにより前記挿入方向において前記第1部位および前記第2部位が前記車体に引っ掛かることで前記被固定部が前記車体に固定され、
    前記防鼠部材は、前記袋状体が前記挿入部と当該挿入部に近づくように変位した第1部位または第2部位とに挟み込まれることによって破れるように、前記挿入部と前記第1部位との間または前記挿入部と前記第2部位との間に配置される、請求項4に記載の固定ユニット。
  6. 前記防鼠部材は、前記被固定部が前記車体に固定されるに際して前記袋状体が前記車体と前記固定具との間に挟みこまれることによって破れるように前記固定具のうち前記車体に対向する部位に取り付けられる、請求項2に記載の固定ユニット。
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