JP2019172293A - 包装箱,テーブル及びシート材 - Google Patents
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Abstract
Description
(3)前記舌片が、前記第一外フラップの平面視で台形状をなし、前記台形状の上底を軸にして揺動自在であり、前記孔部が、前記天罫線に対して垂直に延びるとともに相互間の距離が前記台形状の下底よりも短い二辺をもつ矩形状であることが好ましい。
(5)ここで開示するテーブルは、前記包装箱が前記変形状態とされて構成され、前記保持手段により、二つの前記側板が下方へいくほど互いに近づく姿勢に保持されていることを特徴としている。
(6)ここで開示するシート材は、前記包装箱に組立可能であって、前記パネルが横方向に連接され、前記第一外フラップが前記天板の縦方向の両側に連接され、前記第二外フラップが前記底板の前記縦方向の両側に連接され、前記内フラップが夫々の前記側板の前記縦方向の両側に連接され、前記底罫線が前記底板及び二つの前記第二外フラップにわたって前記縦方向に沿って延び、前記天罫線が前記縦方向に対して傾斜して延びていることを特徴としている。なお、前記横方向及び前記縦方向は、前記シート材の延在面に沿う方向であって、互いに直交する。
[1−1.包装箱]
図1に示すように、本実施形態に係る包装箱1は、物品を包装する基本状態(すなわち、箱の状態)で六面体をなす。本実施形態では、いわゆる0201形式(いわゆるA式)の包装箱1を例示する。包装箱1は、四角筒状をなす四つの矩形状のパネル2と、各パネル2の両側に連接された八つの矩形状のフラップ3とを備えている。以下、包装箱1において、四つのパネル2で囲まれる空間に向かう側を「内側」とし、この反対側を「外側」とする。
図6は、包装箱1に組立可能なシート材10の平面図(包装箱1の展開図)である。本実施形態のシート材10は、段ボールシートで形成されている。シート材10は、前述した四つのパネル2及び八つのフラップ3と、底罫線5及び天罫線6と、保持手段7とを備えている。
(1)包装箱1は、変形状態で天板2Bに向けて凸に折り曲げられる底罫線5と、変形状態で折り曲げられて天板2Bと第一外フラップ3Bとの境界線B2に沿って配置される天罫線6とを備えている。また、包装箱1は、変形状態において、底罫線5の折れ角度を保持するとともに天板2Bと第一外フラップ3Bとの境界線B2に対する天罫線6の位置を保持する保持手段7を備えている。このため、図5に示すように包装箱1を変形状態とすることで、包装箱1をテーブル1′として機能させることができる。よって、包装箱1の活用性を高めることができる。
包装箱1は、ラップアラウンド形式とされてもよい。また、中芯4の各フルート4aは、包装箱1の側板2Aにおいて、変形状態で上下方向に延在してもよい。言い換えると、中芯4の各フルート4aの延在方向は、シート材10において横方向D1であってもよい。このように中芯4の向きを設定すれば、包装箱1が変形状態である場合に、圧縮荷重CLに対する側板2Aの剛性を高めることができる。よって、テーブル1′の形状をより安定させることができる。
包装箱1,テーブル1′及びシート材10は何れも、シート状の部材で形成されればよく、その材料は段ボールシートに限定されない。
1′ テーブル
2 パネル
2A 側板(第一パネル)
2B 天板(第二パネル)
2C 底板(第二パネル)
3 フラップ
3A 内フラップ
3B 第一外フラップ(外フラップ)
3C 第二外フラップ(外フラップ)
3d 折込片
4 中芯
4a フルート
5 底罫線
6 天罫線
7 保持手段
7A 孔部
7B 舌片
7c 切れ込み
7d 上底
7e 下底
7f 第一辺(二辺)
7g 第二辺
10 シート材
11 貼合片
B1 側板2Aと内フラップ3Aとの境界線
B2 天板2Bと第一外フラップ3Bとの境界線
CL 圧縮荷重
F 弾性力
D1 横方向
D2 縦方向
L1 上底7dの寸法
L2 下底7eの寸法
L3 第二辺7gの寸法
M モーメント
Claims (6)
- 四角筒状をなす四つの矩形状のパネルと、夫々の前記パネルの両側に連接された八つのフラップとを備え、物品を包装する基本状態で六面体をなす包装箱であって、
四つの前記パネルが、互いに対向する二つの側板と、前記基本状態から変形された変形状態で前記側板の上側に配置される天板と、前記変形状態で前記天板の下方に配置される底板とで構成され、
八つの前記フラップが、前記天板に連接された二つの第一外フラップと、前記底板に連接され、前記基本状態で前記第一外フラップと共に対向する二面をなす二つの第二外フラップと、前記側板の夫々に連接され、前記基本状態で前記第一外フラップ及び前記第二外フラップの内側に重なって配置される四つの内フラップとで構成され、
前記底板及び前記第二外フラップに設けられ、二つの前記側板の中間位置で直線状に延び、前記変形状態で前記天板に向けて凸に折り曲げられる底罫線と、
前記内フラップに設けられ、前記側板との境界線における前記天板側の端部から前記底板側へ向かって斜めに直線状に延び、前記変形状態で折り曲げられて前記天板と前記第一外フラップとの境界線に沿って配置される天罫線と、
前記変形状態で、前記底罫線の折れ角度を保持するとともに、前記天板と前記第一外フラップとの境界線に対する前記天罫線の位置を保持する保持手段と、を備えた
ことを特徴とする包装箱。 - 前記保持手段が、前記第一外フラップの夫々に形成された一対のフラップ状の舌片と、前記内フラップの夫々に形成され、前記変形状態で前記舌片が差し込まれた状態に係止される孔部とを有する
ことを特徴とする、請求項1に記載の包装箱。 - 前記舌片が、前記第一外フラップの平面視で台形状をなし、前記台形状の上底を軸にして揺動自在であり、
前記孔部が、前記天罫線に対して垂直に延びるとともに相互間の距離が前記台形状の下底よりも短い二辺をもつ矩形状である
ことを特徴とする、請求項2に記載の包装箱。 - 中芯を有する段ボールシートで形成され、前記側板における前記中芯の各フルートが前記変形状態で上下方向に延在する
ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の包装箱。 - 請求項1〜4の何れか1項に記載の包装箱が前記変形状態とされて構成され、
前記保持手段により、二つの前記側板が下方へいくほど互いに近づく姿勢に保持されている
ことを特徴とするテーブル。 - 請求項1〜4の何れか1項に記載の包装箱に組立可能であって、
前記パネルが、横方向に連接され、
前記第一外フラップが、前記天板の縦方向の両側に連接され、
前記第二外フラップが、前記底板の前記縦方向の両側に連接され、
前記内フラップが、夫々の前記側板の前記縦方向の両側に連接され、
前記底罫線が、前記底板及び二つの前記第二外フラップにわたって前記縦方向に沿って延び、
前記天罫線が、前記縦方向に対して傾斜して延びている
ことを特徴とするシート材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018061375A JP6933175B2 (ja) | 2018-03-28 | 2018-03-28 | 包装箱,テーブル及びシート材 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018061375A JP6933175B2 (ja) | 2018-03-28 | 2018-03-28 | 包装箱,テーブル及びシート材 |
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JP2019172293A true JP2019172293A (ja) | 2019-10-10 |
JP6933175B2 JP6933175B2 (ja) | 2021-09-08 |
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JP2018061375A Active JP6933175B2 (ja) | 2018-03-28 | 2018-03-28 | 包装箱,テーブル及びシート材 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP6933175B2 (ja) |
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2018
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Publication number | Publication date |
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JP6933175B2 (ja) | 2021-09-08 |
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