JP4268618B2 - 仕切体 - Google Patents

仕切体 Download PDF

Info

Publication number
JP4268618B2
JP4268618B2 JP2006014559A JP2006014559A JP4268618B2 JP 4268618 B2 JP4268618 B2 JP 4268618B2 JP 2006014559 A JP2006014559 A JP 2006014559A JP 2006014559 A JP2006014559 A JP 2006014559A JP 4268618 B2 JP4268618 B2 JP 4268618B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
partition
horizontal
vertical
piece
horizontal partition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006014559A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007197017A (ja
Inventor
英生 鈴木
Original Assignee
株式会社ケイマス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ケイマス filed Critical 株式会社ケイマス
Priority to JP2006014559A priority Critical patent/JP4268618B2/ja
Publication of JP2007197017A publication Critical patent/JP2007197017A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4268618B2 publication Critical patent/JP4268618B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Description

本発明は、箱内に収容して箱の内部を複数の略同一形状の区画に仕切る仕切体に関する。
複数の物品を箱内に収納するとき、各物品同士の接触を防止するために、箱内を複数に区画する仕切体が用いられる。従来、この種の仕切体としては、段ボール板紙によって形成された複数枚の横仕切板と複数枚の縦仕切板とを互いに交差させて平面視井桁状に組むことによって形成されるものが知られている。
しかし、横仕切板と縦仕切板とを互いに交差させて組立てる仕切体において、区画数を増加させるためには横仕切板及び縦仕切板の枚数を増加させなければならず、部品点数の増加に伴って組立作業工数も増加するので、コスト高となる不都合がある。
また、一対の横仕切板を底板の両側に連設して両横仕切板を互いに平行に起立させ、底板の略中央部に連設された単一の縦仕切板を起立させて両横仕切板に交差させることによって、一枚の板紙から形成される仕切体が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この構造では、一対の横仕切板と単一の縦仕切板を一体に備える一枚の板紙から形成することができるので、部品点数の増加が抑えられ、組立工数も削減することができる反面、一枚の板紙からの組立を維持して区画数を多数(具体的には18区画や30区画といった区画数)に増加させることは困難である不都合がある。
実開昭61−86218号公報(第1図〜第3図)
かかる不都合を解消して、本発明は、18又は30といった多数の区画を一枚の板材を折り曲げるだけで組立て形成することができ、しかも効率よく組立作業を行うことができると共に、板材の材料コストも低減することができる仕切体を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、大略矩形状の一枚の板材を折り曲げて平面視井桁状に組立てられ、箱内に収容して箱の内部を複数の略同一形状の区画に仕切る仕切体であって、第1仕切組立部1と第2仕切組立部2とを備え、第1仕切組立部1は、第1横仕切板5と、第1横仕切板5の右側縁に連設された第1横仕切片6と、第1横仕切板5の左側縁に連設された第2横仕切片7と、第1横仕切片6の上下に位置する第1横仕切板5の右側縁に上下一対の第1折目線8a,8bを介して連設された第1縦仕切板9a,9bと、夫々の第1縦仕切板9a,9bの右側縁に連設された第1縦仕切片10a,10bと、夫々の第1縦仕切板9a,9bの左側縁に連設されて第1横仕切板5の上下縁に沿って突出する第2縦仕切片11a,11bと、両第1縦仕切片10a,10bの右側縁に一対の第2折目線12a,12bを介して左側縁の上下が連設された第2横仕切板13と、第2横仕切板13の右側縁に連設された第3横仕切片14と、第2横仕切板13の左側縁の上下の第2折目線12a,12bの間に連設されて上下の第1縦仕切片10a,10bの間に突出する第4横仕切片15と、第3横仕切片14の上下に位置する第2横仕切板13の右側縁に上下一対の第3折目線16a,16bを介して連設された第2縦仕切板17a,17bと、夫々の第2縦仕切板17a,17bの右側縁に連設された第3縦仕切片18a,18bと、夫々の第3縦仕切片18a,18bの右側縁に連設された第4縦仕切片19a,19bと、両第2縦仕切板17a,17bの右側縁の内側に一対の第4折目線22a,22bを介して左側縁の上下が連設されて上下の第3縦仕切片18a,18bの間に位置する第3横仕切板23と、第3横仕切板23の右側縁に連設された第5横仕切片24と、第3横仕切板23の左側縁に連設されて上下の第2縦仕切板17a,17bの間に突出する第6横仕切片25とを備え、第2仕切組立部2は、第1仕切組立部1と上下対称となる同一形状に形成されていると共に、第1仕切組立部1の第2横仕切板13の下縁に折返線26を介して第2仕切組立部2の第2横仕切板13が連設され、第1仕切組立部1と第2仕切組立部2との夫々において、両第1縦仕切板9a,9bが第1折目線8a,8bに沿って第1横仕切板5に対して直角に折り曲げられ、第2横仕切板13が第2折目線12a,12bに沿って両第1縦仕切片10a,10bに対して直角に折り曲げられて第1横仕切板5に対向し、両第2縦仕切板17a,17bが第3折目線16a,16bに沿って第2横仕切板13に対して直角に折り曲げられて、両第3縦仕切片18a,18bと第4縦仕切片19a,19bとの境界位置に第1横仕切板5と第2横仕切片7との境界位置が挟み込まれ、第3横仕切板23が第4折目線22a,22bに沿って両第2縦仕切板17a,17bに対して直角に折り曲げられて、両第1縦仕切片10a,10bの間に第5横仕切片24が挿通され、更に、第2仕切組立部2の第2横仕切板13が折返線26に沿って折り返されて第1仕切組立部1の第2横仕切板13の外面に重合してなることを特徴とする。
本発明の仕切体は、展開状態において第1仕切組立部1の第2横仕切板13と第2仕切組立部2の第2横仕切板13とが折返線26を介して連設されている。第1仕切組立部1は、展開状態において、第1横仕切板5と第2横仕切板13とが第1縦仕切板9a,9bを介して連設され、第2横仕切板13と第3横仕切板23とが第2縦仕切板17a,17bを介して連設されている。そして、第2仕切組立部2は、展開状態において、第1仕切組立部1と上下対称となる同一形状に形成されている。これにより、第1仕切組立部1と第2仕切組立部2とを同時に組立てた後に、折返線26に沿って折り返すことで多数の区画が得られる仕切体を容易に形成することができる。
即ち、第1仕切組立部1を組立てるときには、先ず、第1折目線8a,8b、第2折目線12a,12b、及び第3折目線16a,16bに沿って各仕切板を夫々同一方向に折り曲げる。この際、これらの折目線が直角となるに先立って、第4折目線22a,22bに沿って第3横仕切板23を第2縦仕切板17a,17bに対して一旦鋭角に折り曲げ、両第1縦仕切片10a,10bの間に第5横仕切片24の先端部を挿通させておく。そして、第1折目線8a,8b、第2折目線12a,12b、及び第3折目線16a,16bに沿って各仕切板を直角に折り曲げて、第1横仕切板5と第2横仕切片7との境界位置を、両第3縦仕切片18a,18bと第4縦仕切片19a,19bとの境界位置に挟み込ませる。これにより、各横仕切板及び各横仕切片と、各縦仕切板及び各縦仕切片とが互いに直交する形状に組立てられ、9の区画を有する第1仕切組立部1が形成される。第2仕切組立部2においても、第1仕切組立部1と同様にして組立られ、9の区画が形成される。
その後、折返線26に沿って折り返し、第2仕切組立部2の第2横仕切板13を第1仕切組立部1の第2横仕切板13の外面に重合させることで、計18の区画を有する仕切体が形成される。このように、本発明によれば、一枚の板材を折り曲げるだけで容易に組立てることができるだけでなく、部品点数を増加させることなく多数の区画を形成することができる。
また、本発明において、前記第1仕切組立部1の第2横仕切片7の左側縁には、第1仕切組立部1と左右対称となる同一形状に形成された第3仕切組立部3の第2横仕切片7が連設されており、前記第2仕切組立部2の第2横仕切片7の左側縁には、第2仕切組立部2と左右対称となる同一形状に形成された第4仕切組立部4の第2横仕切片7が連設されていることを特徴とする。
これによれば、先ず、第1仕切組立部1と第2仕切組立部2とを夫々組立てると共に、同様にして、左右対称の第3仕切組立部3と第4仕切組立部4とを夫々組立てる。次いで、第2仕切組立部2の第2横仕切板13を折返線26に沿って折り返して第1仕切組立部1の第2横仕切板13の外面に重合させ、同時に、第4仕切組立部4の第2横仕切板13を折返線26に沿って折り返して第3仕切組立部3の第2横仕切板13の外面に重合させる。こうすることにより、計30の区画を有する仕切体が形成される。このように、本発明によれば、一枚の板材を折り曲げるだけで、部品点数を増加させることなく極めて多数の区画を形成することができる。
このとき、前記第1仕切組立部1の第2横仕切片7と前記第3仕切組立部3の第2横仕切片7との境界、及び前記第2仕切組立部2の第2横仕切片7と前記第4仕切組立部4の第2横仕切片7との境界に沿って折畳用折目線27を設けることが好ましい。
本発明の仕切体を折畳用折目線27を介して折り畳むときには、先ず、第1〜第4仕切組立部1,2,3,4を組立てた状態とし、且つ、前記折返線26による折り返しを行わない状態とする。次いで、折畳用折目線27を介して前記第1仕切組立部1の第2横仕切片7と前記第3仕切組立部3の第2横仕切片7との外面同士を重合させる方向に折り曲げ、同時に、前記第2仕切組立部2の第2横仕切片7と前記第4仕切組立部4の第2横仕切片7との外面同士を重合させる方向に折り曲げる。即ち、折畳用折目線27を谷折に折り曲げる。そして、折畳用折目線27を谷折に伴い、第1仕切組立部1及び第2仕切組立部2の各横仕切板5,13,23同士を互いに重合させる方向に倒し、第3仕切組立部3及び第4仕切組立部4の各横仕切板5,13,23同士を互いに重合させる方向に倒す。これにより、第1〜第4仕切組立部1,2,3,4を組立てた状態で、展開することなく仕切体を扁平に折り畳むことができ、組立後の保管スペース等を小として使い勝手を向上させることができる。
また、本発明においては、組立状態で少なくとも下方に位置する前記各縦仕切板9b,17b及び前記各縦仕切片10b,11b,18b,19bの夫々の上縁に、大略V字状の切欠き28を形成することが好ましい。
本発明の仕切体は、各縦仕切板及び前記各縦仕切片が上下一対ずつ設けられる。これにより、特に、円柱状の物品を仕切区画内に収納するときに、該物品の円形の底縁の一部が下方に位置する各縦仕切板9b,17b及び各縦仕切片10b,11b,18b,19bの上縁に引っ掛かるおそれがある。そこで、各縦仕切板9b,17b及び各縦仕切片10b,11b,18b,19bの上縁に、大略V字状の切欠き28を形成しておくことにより、物品の円形の底縁の一部が各縦仕切板9b,17b及び各縦仕切片10b,11b,18b,19bの上縁に当接しても、物品の底縁が切欠き28により収納方向に案内されるので、物品の引っ掛かりが確実に防止され、収納作業を円滑に行うことができる。
先ず、本発明の第1の実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。図1は第1の実施形態の仕切体の組立状態を示す説明的斜視図、図2は図1の仕切体の展開図、図3(a)及び図3(b)は図2の展開状態からの組立工程を示す説明図、図4(a)及び図4(b)は図3に続く組立工程を示す説明図、図5は図1の仕切体の平面図、図6(a)乃及び6(b)は物品収納時の作用を示す要部の説明図、図7(a)及び図7(b)は図1の仕切体の折り畳み工程を示す説明図である。
第1の実施形態の仕切体Aは、図1に示すように組立てられた状態で図示しない箱内に収められ、箱内に30の区画を形成するものである。各区画内には柱状の物品が一つずつ収納され、これによって物品同士の接触が防止される。仕切体Aは、図2に示すように打抜き形成された一枚の大略矩形状の段ボール板紙から形成される。即ち、板紙は、図2に示すように、第1仕切組立部1、第2仕切組立部2、第3仕切組立部3、及び第4仕切組立部4からなっている。
第1仕切組立部1は、第1横仕切板5を備え、第1横仕切板5の右側縁には第1横仕切片6が連設され、第1横仕切板5の左側縁には第2横仕切片7が連設されている。
第1横仕切板5と第1横仕切片6との境界位置の上下(第1横仕切板5の右側縁の上端部と下端部)には一対の第1折目線8a,8bを介して上下一対の第1縦仕切板9a,9bが連設されている。夫々の第1縦仕切板9a,9bの右側縁には第1縦仕切片10a,10bが連設され、夫々の第1縦仕切板9a,9bの左側縁には第2縦仕切片11a,11bが連設されている。
第2縦仕切片11a,11bは、第1横仕切板5の上下縁に沿って突出する形状に設けられているが、実際には、打抜きにより第1横仕切板5の上下縁に沿って切れ目を入れることで形成されている。第1縦仕切板9a,9bも同様に、打抜きにより第1横仕切片6の上下縁に沿って切れ目を入れることで形成されている。
両第1縦仕切片10a,10bの夫々の右側縁には第2折目線12a,12bを介して第2横仕切板13が連設されている。第2折目線12a,12bは両第1縦仕切片10a,10bの夫々の右側縁の位置に対応して第2横仕切板13の左側縁の上端部と下端部とに形成されている。
第2横仕切板13の右側縁には第3横仕切片14が連設されており、第2横仕切板13の左側縁には第4横仕切片15が連設されている。第4横仕切片15は、第2横仕切板13の左側縁の上下の第2折目線12a,12bの間から上下の第1縦仕切片10a,10bの間に突出するように設けられている。第4横仕切片15を形成するとき、実際には、打抜きにより第4横仕切片15の上下縁に沿って切れ目を入れる。これによって、第4横仕切片15と両第1縦仕切片10a,10bとが互いに対応する形状に形成される。
第2横仕切板13の右側縁には、第3横仕切片14との境界位置に沿ったその上下に一対の第3折目線16a,16bを介して上下一対の第2縦仕切板17a,17bが連設されている。夫々の第2縦仕切板17a,17bの右側縁には第3縦仕切片18a,18bが連設され、更に、夫々の第3縦仕切片18a,18bの右側縁には第4縦仕切片19a,19bが連設されている。上方に位置する第3縦仕切片18aと第4縦仕切片19aとの境界下端部には第1凹部20が形成されており、前記第1横仕切板5と前記第2横仕切片7との境界上端部に形成された第2凹部21に係合するようになっている。また、下方に位置する第3縦仕切片18bと第4縦仕切片19bとの境界上端部には第1凹部20が形成されており、前記第1横仕切板5と前記第2横仕切片7との境界下端部に形成された第2凹部21に係合するようになっている。
両第2縦仕切板17a,17bの右側縁の内側には、一対の第4折目線22a,22bを介して第3横仕切板23が連設されている。第3横仕切板23の右側縁には第5横仕切片24が連設され、第3横仕切板23の左側縁には第6横仕切片25が連設されている。第3横仕切板23は上下の第3縦仕切片18a,18bの間に位置し、第5横仕切片24は上下の第4縦仕切片19a,19bの間に位置し、更に、第6横仕切片25は上下の第2縦仕切板17a,17bの間に位置している。前記第3横仕切片14を含め、第3横仕切板23、第5横仕切片24、及び、第6横仕切片25は、実際には、打抜きによりその上下縁に沿って切れ目が設けられることによって、第2縦仕切板17a,17b、第3縦仕切片18a,18b、及び第4縦仕切片19a,19bと同時に形成される。
また、第3横仕切板23と第5横仕切片24との境界はその上下端部がくびれた形状に形成されており、後述するように第5横仕切片24を第1縦仕切片10a,10bの間を貫通させた後には、第3横仕切板23と第5横仕切片24との境界の上下端部が、第1縦仕切板9a,9bと第1縦仕切片10a,10bとの境界の段差に当接し、第4折目線22a,22bの復元弾性によりその当接状態が維持されるようになっている。
第1仕切組立部1は、以上のような構成を備えているが、第2仕切組立部2は、図2に示すように、第1仕切組立部1に対して上下対称(線対称)であり、第1仕切組立部1を構成する各部の上下が逆になる位置関係に形成されている。また、第3仕切組立部3は、第1仕切組立部1に対して左右対称(線対称)であり、第1仕切組立部1を構成する各部の左右が逆になる位置関係に形成されている。そして、第4仕切組立部4は、第2仕切組立部2に対して左右対称(線対称)であると同時に、第3仕切組立部3に対して上下対称(線対称)に形成されている(即ち、第4仕切組立部4は、第1仕切組立部1に対して点対称に形成されている)。なお、図1乃至図7においては、第1仕切組立部1に対応する第2〜第4仕切組立部4の各部に同一の符号を付している。
そして、図2に示すように、第1仕切組立部1の第2横仕切板13と第2仕切組立部2の第2横仕切板13とは互いに折返線26を介して連設され、第1仕切組立部1の第2横仕切片7と第3仕切組立部3の第2横仕切片7とは互いに折畳用折目線27を介して連設されている。同じように、第3仕切組立部3の第2横仕切板13と第4仕切組立部4の第2横仕切板13とは互いに折返線26を介して連設され、第2仕切組立部2の第2横仕切片7と第4仕切組立部4の第2横仕切片7とは互いに折畳用折目線27を介して連設されている。
図2に示す展開状態では以上のように構成された仕切体Aは、次のようにして組立てられる。なお、第1〜第4仕切組立部1,2,3,4は全て同様な組立作業が行われるが、特に、第1仕切組立部1と第2仕切組立部2とは、それらの第2横仕切片7が一体に連設されていることにより同時に組立てられ、第3仕切組立部3と第4仕切組立部4とは、それらの第2横仕切片7が一体に連設されていることにより同時に組立てられる。
先ず、図3(a)に示すように、第1折目線8a,8b、第2折目線12a,12b、第3折目線16a,16b、及び第4折目線22a,22bを同じ方向に折り曲げる。これにより、第1縦仕切板9a,9b及び第2縦仕切板17a,17bが第1横仕切片6及び第1横仕切板5から交差する方向に遊離し、第4横仕切片15が第1縦仕切片10a,10bから交差する方向に遊離し、更に、第2縦仕切板17a,17bが第3横仕切片14から遊離すると共に、第3横仕切板23及び第6横仕切片25が第3縦仕切片18a,18b及び第2縦仕切板17a,17bから交差する方向に遊離する。
次いで、図3(b)に示すように、第4横仕切片15が遊離したことによって開放された上下の第1縦仕切片10a,10bの間に第5横仕切片24を挿通させる。この作業は、第4折目線22a,22bを一旦鋭角に折り曲げることにより容易に行える。続いて、上下の第4縦仕切片19a,19bにより第1横仕切板5と第2横仕切片7との境界部分を挟み込むように交差させて、第1凹部20と第2凹部21と(図2参照)を相互に係合させる。これにより、第1仕切組立部1の第3横仕切片14と第3仕切組立部3の第3横仕切片14とが突き当たり、第1仕切組立部1の第6横仕切片25と第3仕切組立部3の第6横仕切片25とが突き当たって、図3(c)に示すように、区画数が15に形成される。このとき、第2仕切組立部2と第4仕切組立部4とは、第1仕切組立部1と第3仕切組立部3の下方に一致する形で15の区画を形成している。また、第1縦仕切片10a,10bの間を貫通した第5横仕切片24は、第4折目線22a,22bの復元弾性により第1横仕切板5に向かう方向に付勢される。そして、第3横仕切板23と第5横仕切片24との境界の上下端部が、第1縦仕切板9a,9bと第1縦仕切片10a,10bとの境界の段差に当接し、その当接状態が第4折目線22a,22bの復元弾性により維持される。
続いて、図4(a)に示すように、第1仕切組立部1の第2横仕切板13と第2仕切組立部2の第2横仕切板13との境界の折返線26及び第3仕切組立部3の第2横仕切板13と第4仕切組立部4の第2横仕切板13との境界の折返線26を介して折返し、図4(b)に示すように、第1仕切組立部1の第2横仕切板13と第2仕切組立部2の第2横仕切板13とを重合させ、第3仕切組立部3の第2横仕切板13と第4仕切組立部4の第2横仕切板13とを重合させる。
これによって、上下方向に一致していた第1仕切組立部1及び第3仕切組立部3からなる15区画と第2仕切組立部2及び第4仕切組立部4からなる15区画とが展開され、図5に示すように30の区画数を有する仕切体Aの組立が完了する。
このように、本実施形態によれば、一枚の段ボール板紙を折り曲げ組み立てるだけで、30の区画を有する仕切体Aを形成することができるので、部品点数を増加させることなく材料コストを低減できると共に組立作業を容易とすることができる。
また、図1及び図2に示すように、下側に位置する各縦仕切板9b,17b及び各縦仕切片10b,11b,18b,19bの上縁部に略V字状の切欠き28を設けておくことにより、円筒状の物品を各区画内に収納する際に、その収納作業を円滑に行うことができる。即ち、図6(a)に側面視して示すが、物品Wを各区画内に収納する際に、各区画の上側に位置する第2縦仕切片11aと第4縦仕切片19aとの間、及び第4縦仕切片19a同士の間(又は、図5を参照して第1縦仕切板9aと第3縦仕切片18aとの間や第1縦仕切片10aと第2縦仕切板17aとの間等でも同様である)を通過するときに物品Wが僅かに傾くと、下側に位置する第2縦仕切片11bや第4縦仕切片19bの上縁(又は、図2を参照して第1、第2縦仕切板9b,17bや第1、第3縦仕切片10b,18bの上縁でも同様である)に物品Wの円形の底部周縁の一部が引っ掛かることが考えられる。このとき、下側に位置する各縦仕切板9b,17b及び各縦仕切片10b,11b,18b,19bの上縁部に略V字状の切欠き28が設けられていることで、図6(b)に一部を示すように、物品Wの円形の底部周縁の一部が切欠き28の傾斜により案内され、区画内に円滑に収納される。
また、仕切体Aは、図1に示すように、30の区画が形成されていることにより、組立状態では嵩張る場合がある。そこで、仕切体Aは、図2に示すように、第1仕切組立部1の第2横仕切片7と第3仕切組立部3の第2横仕切片7との間、及び、第2仕切組立部2の第2横仕切片7と第4仕切組立部4の第2横仕切片7との間に折畳用折目線27を設けて折り畳むことができるようになっている。即ち、図1に示す状態から仕切体Aを折り畳むときには、折返線26を介して、第1仕切組立部1の第2横仕切板13と第2仕切組立部2の第2横仕切板13との重合と、第3仕切組立部3の第2横仕切板13と第4仕切組立部4の第2横仕切板13との重合を解除する。これにより、仕切体Aは、図3(b)に示す状態となる。次いで、図7(a)に示すように、折畳用折目線27を介して、第1仕切組立部1の第2横仕切片7と第3仕切組立部3の第2横仕切片7とを重合させる方向に折り曲げ、同時に、第2仕切組立部2の第2横仕切片7と第4仕切組立部4の第2横仕切片7とを重合させる方向に折り曲げる。そして、各横仕切板5,13,23、各横仕切片6,7,14,15,24,25、各縦仕切板9a,9b,17a,17b、及び縦仕切片10a,10b,11a,11b,18a,18bを互いに接近する方向に収束させる。こうすることにより、第1〜第4仕切組立部1,2,3,4がその組立状態を維持しながら扁平とされ、図7(b)に示すように扁平な折り畳み状態とすることができる。
次に、本発明の第2の実施形態の仕切体Bについて、図8及び図9を参照して説明する。図8は第2の実施形態の仕切体の展開図、図9は図8の仕切体の組立状態の平面図である。なお、第2実施形態において前述した第1実施形態と同様の構成部分には図8及び図9において同一の符号を付す。
第2実施形態の仕切体Bは、図8に展開して示すように、前述した図2示の第1実施形態の仕切体Aにおける第1仕切組立部1及び第2仕切組立部2と同様の構成を備えるが、第1実施形態の仕切体Aにおける第3仕切組立部3及び第4仕切組立部4を備えていない。即ち、第2実施形態の仕切体Bは、図8に示すように、第1仕切組立部1と第2仕切組立部2とが上下対称に形成され、第1仕切組立部1の第2横仕切板13と、第2仕切組立部2の第2横仕切板13とが折返線26を介して互いに連設されている。また、仕切体Bの組立手順も、第1仕切組立部1及び第2仕切組立部2について、第1実施形態の仕切体Aと同様である。即ち、第1仕切組立部1及び第2仕切組立部2を組立てた後に、折返線26を介して第1仕切組立部1の第2横仕切板13と、第2仕切組立部2の第2横仕切板13とを互いに重合させる。
このように形成された第2実施形態の仕切体Bは、図9に示すように、区画数を18とすることができ、第2実施形態の仕切体Bにおいても、一枚の段ボール板紙を一枚の段ボール板紙を折り曲げ組み立てるだけで形成することができるので、部品点数を増加させることなく材料コストを低減できると共に組立作業を容易とすることができる。
なお、上述の各実施形態においては仕切体A,Bの材料として段ボール板紙を採用した例を挙げたが、仕切体A,Bの材料はこれに限るものではなく、例えば、合成樹脂製の板材を採用することもできる。
本発明の第1の実施形態における仕切体の組立状態を示す説明的斜視図。 図2は図1の仕切体の展開図。 図2の展開状態からの組立工程を示す説明図。 図3に続く組立工程を示す説明図。 図1の仕切体の平面図。 物品収納時の作用を示す要部の説明図。 図1の仕切体の折り畳み工程を示す説明図。 本発明の第2の実施形態における仕切体の展開図。 図8の仕切体の組立状態の平面図。
符号の説明
A,B…仕切体、1…第1仕切組立部、2…第2仕切組立部、3…第3仕切組立部、4…第4仕切組立部、5…第1横仕切板、6…第1横仕切片、7…第2横仕切片、8a,8b…第1折目線、9a,9b…第1縦仕切板、10a,10b…第1縦仕切片、11a,11b…第2縦仕切片、12a,12b…第2折目線、13…第2横仕切板、14…第3横仕切片、15…第4横仕切片、16a,16b…第3折目線、17a,17b…第2縦仕切板、18a,18b…第3縦仕切片、19a,19b…第4縦仕切片、22a,22b…第4折目線、23…第3横仕切板、24…第5横仕切片、25…第6横仕切片、26…折返線、27…折畳用折目線、28…切欠き。

Claims (4)

  1. 大略矩形状の一枚の板材を折り曲げて平面視井桁状に組立てられ、箱内に収容して箱の内部を複数の略同一形状の区画に仕切る仕切体であって、
    第1仕切組立部1と第2仕切組立部2とを備え、
    第1仕切組立部1は、第1横仕切板5と、第1横仕切板5の右側縁に連設された第1横仕切片6と、第1横仕切板5の左側縁に連設された第2横仕切片7と、第1横仕切片6の上下に位置する第1横仕切板5の右側縁に上下一対の第1折目線8a,8bを介して連設された第1縦仕切板9a,9bと、夫々の第1縦仕切板9a,9bの右側縁に連設された第1縦仕切片10a,10bと、夫々の第1縦仕切板9a,9bの左側縁に連設されて第1横仕切板5の上下縁に沿って突出する第2縦仕切片11a,11bと、両第1縦仕切片10a,10bの右側縁に一対の第2折目線12a,12bを介して左側縁の上下が連設された第2横仕切板13と、第2横仕切板13の右側縁に連設された第3横仕切片14と、第2横仕切板13の左側縁の上下の第2折目線12a,12bの間に連設されて上下の第1縦仕切片10a,10bの間に突出する第4横仕切片15と、第3横仕切片14の上下に位置する第2横仕切板13の右側縁に上下一対の第3折目線16a,16bを介して連設された第2縦仕切板17a,17bと、夫々の第2縦仕切板17a,17bの右側縁に連設された第3縦仕切片18a,18bと、夫々の第3縦仕切片18a,18bの右側縁に連設された第4縦仕切片19a,19bと、両第2縦仕切板17a,17bの右側縁の内側に一対の第4折目線22a,22bを介して左側縁の上下が連設されて上下の第3縦仕切片18a,18bの間に位置する第3横仕切板23と、第3横仕切板23の右側縁に連設された第5横仕切片24と、第3横仕切板23の左側縁に連設されて上下の第2縦仕切板17a,17bの間に突出する第6横仕切片25とを備え、
    第2仕切組立部2は、第1仕切組立部1と上下対称となる同一形状に形成されていると共に、第1仕切組立部1の第2横仕切板13の下縁に折返線26を介して第2仕切組立部2の第2横仕切板13が連設され、
    第1仕切組立部1と第2仕切組立部2との夫々において、両第1縦仕切板9a,9bが第1折目線8a,8bに沿って第1横仕切板5に対して直角に折り曲げられ、第2横仕切板13が第2折目線12a,12bに沿って両第1縦仕切片10a,10bに対して直角に折り曲げられて第1横仕切板5に対向し、両第2縦仕切板17a,17bが第3折目線16a,16bに沿って第2横仕切板13に対して直角に折り曲げられて、両第3縦仕切片18a,18bと第4縦仕切片19a,19bとの境界位置に第1横仕切板5と第2横仕切片7との境界位置が挟み込まれ、第3横仕切板23が第4折目線22a,22bに沿って両第2縦仕切板17a,17bに対して直角に折り曲げられて、両第1縦仕切片10a,10bの間に第5横仕切片24が挿通され、
    更に、第2仕切組立部2の第2横仕切板13を折返線26に沿って折り返されて第1仕切組立部1の第2横仕切板13の外面に重合してなることを特徴とする仕切体。
  2. 前記第1仕切組立部1の第2横仕切片7の左側縁には、第1仕切組立部1と左右対称となる同一形状に形成された第3仕切組立部3の第2横仕切片7が連設されており、
    前記第2仕切組立部2の第2横仕切片7の左側縁には、第2仕切組立部2と左右対称となる同一形状に形成された第4仕切組立部4の第2横仕切片7が連設されていることを特徴とする請求項1記載の仕切体。
  3. 前記第1仕切組立部1の第2横仕切片7と前記第3仕切組立部3の第2横仕切片7との境界、及び前記第2仕切組立部2の第2横仕切片7と前記第4仕切組立部4の第2横仕切片7との境界に沿って折畳用折目線27を設けたことを特徴とする請求項2記載の仕切体。
  4. 組立状態で少なくとも下方に位置する前記各縦仕切板9b,17b及び前記各縦仕切片10b,11b,18b,19bの夫々の上縁には、大略V字状の切欠き28が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の仕切体。
JP2006014559A 2006-01-24 2006-01-24 仕切体 Expired - Fee Related JP4268618B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006014559A JP4268618B2 (ja) 2006-01-24 2006-01-24 仕切体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006014559A JP4268618B2 (ja) 2006-01-24 2006-01-24 仕切体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007197017A JP2007197017A (ja) 2007-08-09
JP4268618B2 true JP4268618B2 (ja) 2009-05-27

Family

ID=38452009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006014559A Expired - Fee Related JP4268618B2 (ja) 2006-01-24 2006-01-24 仕切体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4268618B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007197017A (ja) 2007-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4268618B2 (ja) 仕切体
JP6286194B2 (ja) トレイ
JP4718971B2 (ja) 緩衝材用紙片
JP3367913B2 (ja) 包装容器
JP2016034852A (ja) 包装材
JP3228499U (ja) 連結保持部材および間仕切り構造
JP6631316B2 (ja) 仕切材および仕切体
JP3178905U (ja) 仕切体及び仕切体付箱
JP3245160U (ja) 容器保持体
JP5629711B2 (ja) 隅部の構造
JP5731447B2 (ja) 収納具及びその製造方法
JP6048307B2 (ja) 底板一体型仕切体
JP2019199287A (ja) トレイ及びトレイのブランク
JP7362469B2 (ja) 補強部材、補強構造体および包装箱
JP4669365B2 (ja) 仕切体
JP5343623B2 (ja) 固定材
JP6933175B2 (ja) 包装箱,テーブル及びシート材
JP3003020U (ja) 緩衝部材
JP7172064B2 (ja) 梱包装置
JP6778610B2 (ja) 容器
JP4806038B2 (ja) 仕切付き組立包装箱
JP7021830B2 (ja) 包装箱
JP6871608B2 (ja) 緩衝仕切り部材及びこれを用いた包装箱
JP4653566B2 (ja) 段ボール製受け台
JP5191344B2 (ja) ワンタッチ式仕切構造体

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090210

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4268618

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140227

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees