JP3205905U - 包装箱 - Google Patents

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JP3205905U
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清 綱嶋
清 綱嶋
伸也 武者
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Abstract

【課題】材料のシート状部材の使用量を削減すると共に、外部からの応力による過大な変形を防止できる包装箱を提供する。【解決手段】第1の側面部11と、第2の側面部12と、第3の側面部13と、第4の側面部14と、を有して構成される側面部2と、第1の側面部11に第1の折曲部25を介して連接された第1の底面部21と、第2の側面部12に第2の折曲部26を介して連接された第2の底面部22と、第3の側面部13に第3の折曲部27を介して連接された第3の底面部23と、第4の側面部14に第4の折曲部28を介して連接された第4の底面部24と、を有して構成される底面部3を備える包装箱1であって、第3の底面部23は、第3の本体部51と第3の本体部51に連接した第3の突出部53とから構成される。【選択図】図1

Description

本考案は、シート状部材を切断し、折り曲げて組み立てる包装箱に関する。
シート状部材、例えば、段ボールシートを切断し、折り曲げて組み立てる包装箱であって、底構造としていわゆる地獄底を用いたものとして、特許文献1や特許文献2に記載された包装箱が知られている。
特開2011−111204号公報 特開2013−139290号公報
しかしながら、特許文献1に記載された包装箱(5)は、底面部(60)を構成する片部(64)に切欠部が設けられているため、片部(64)と片部(68)を確実に係合させるためには、片部(68)の長さを長くする必要がある。
しかしながら、片部(68)の長さを長くすると、包装箱(5)の材料である段ボール材の使用量が増加し、材料費が増加してしまうという問題があった。
一方、特許文献2に記載された段ボール箱は、第一フラップ(15)が矩形状に形成されているため、箱本体(1)を組み立てた状態で左右側壁(5,5)に外部から応力が作用した場合に、第一フラップ(15)がその応力により移動することを規制する手段がないため、箱本体(1)が大きく変形してしまうという問題があった。
そこで本考案は、材料であるシート状部材の使用量を削減すると共に、外部からの応力による過大な変形を防止できる包装箱を提供することを目的とする。
本考案の請求項1に記載の包装箱は、第1の側面部と、第2の側面部と、第3の側面部と、第4の側面部と、を有して構成される側面部と、前記第1の側面部に第1の折曲部を介して連接された第1の底面部と、前記第2の側面部に第2の折曲部を介して連接された第2の底面部と、前記第3の側面部に第3の折曲部を介して連接された第3の底面部と、前記第4の側面部に第4の折曲部を介して連接された第4の底面部と、を有して構成される底面部を備える包装箱であって、前記第3の底面部は、第3の本体部と前記第3の本体部に連接した第3の突出部とから構成されることを特徴とする。
また、本考案の請求項2に記載の包装箱は、前記第1の底面部は等脚台形状又は略等脚台形状を有し、前記第2の底面部及び前記第4の底面部は台形状又は略台形状を有し、前記第3の本体部は矩形状又は略矩形状を有し、前記第3の突出部は等脚台形状又は略等脚台形状を有し、前記第3の突出部が前記第3の折曲部に対向する前記第3の本体部の第3の側辺に形成されることを特徴とする。
また、本考案の請求項3に記載の包装箱は、前記第1の底面部は、等脚台形状の第1の本体部と前記第1の本体部に連接された矩形状又は略矩形状の第1の突出部から構成され、前記第2の底面部は、台形状の第2の本体部と前記第2の本体部に連接された矩形状又は略矩形状の第2の突出部から構成され、前記第4の底面部は、台形状の第4の本体部と前記第4の本体部に連接された矩形状又は略矩形状の第4の突出部から構成されることを特徴とする。
また、本考案の請求項4に記載の包装箱は、上部開口を閉塞する蓋面部を備えることを特徴とする。
また、本考案の請求項5に記載の包装箱は、前記蓋面部は、前記第1の側面部に第5の折曲部を介して連接された矩形状の第1の蓋面部と、前記第2の側面部に第6の折曲部を介して連接された矩形状の第2の蓋面部と、前記第3の側面部に第7の折曲部を介して連接された矩形状の第3の蓋面部と、前記第4の側面部に第8の折曲部を介して連接された矩形状の第4の蓋面部と、を有して構成されることを特徴とする。
また、本考案の請求項6に記載の包装箱は、前記第1の底面部の前記第1の折曲部に対向する第1の側辺から前記第1の蓋面部の前記第5の折曲部に対向する第5の側辺までの長さと、前記第2の底面部の前記第2の折曲部に対向する第2の側辺から前記第2の蓋面部の前記第6の折曲部に対向する第6の側辺までの長さと、前記第3の底面部の前記第3の折曲部に対向する第3の側辺から前記第3の蓋面部の前記第7の折曲部に対向する第7の側辺までの長さと、前記第4の底面部の前記第4の折曲部に対向する第4の側辺から前記第4の蓋面部の前記第8の折曲部に対向する第8の側辺までの長さが等しいことを特徴とする。
また、本考案の請求項7に記載の包装箱は、一枚のシート状部材から形成されることを特徴とする。
請求項1の考案によれば、材料であるシート状部材の使用量を削減することができる。
請求項2の考案によれば、外部からの応力による過大な変形を防止することができる。
請求項3の考案によれば、材料であるシート状部材の使用量を削減することができる。
請求項4の考案によれば、包装箱の上部開口を閉口することができる。
請求項5の考案によれば、包装箱の上部開口を閉口することができる。
請求項6の考案によれば、糊付け時の横ずれを矯正することができる。
請求項7の考案によれば、製造の工数を減少させることができる。
本考案の実施例1を示す包装箱の展開図である。 同、蓋面部を開口し、底面部を閉口した状態の包装箱の平面図である。 同、底面部の組立て途中を示す包装箱の底面図である。 同、包装箱の底面図である。 従来例1を示す包装箱の展開図である。 同、蓋面部を開口し、底面部を閉口した状態の包装箱の平面図である。 同、包装箱の底面図である。 従来例2を示す包装箱の展開図である。 同、蓋面部を開口し、底面部を閉口した状態の包装箱の平面図である。 本考案の実施例2の包装箱を示す展開図である。 本考案の実施例3の包装箱を示す展開図である。 本考案の実施例4の包装箱を示す展開図である。 本考案の実施例5の包装箱を示す展開図である。 本考案の実施例6の包装箱を示す展開図である。 本考案の実施例7の包装箱を示す展開図である。 本考案の実施例8の包装箱を示す展開図である。
以下、本考案の実施例について、添付図1〜9を参照して説明する。以下に説明する実施例は、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本考案の必須要件であるとは限らない。
本実施例の包装箱1は、1枚の段ボールシートにより形成されており、図1は包装箱1の展開図を示している。包装箱1は、組み立てると略直方体形状となり、内部に所望の収容物(図示せず)を収容することができる。
包装箱1は、各々4面からなる側面部2と、底面部3と、蓋面部4から構成されている。側面部2は、長幅の第1の側面部11と、短幅の第2の側面部12と、長幅の第3の側面部13と、短幅の第4の側面部14から構成されている。第1の側面部11と第3の側面部13は何れも矩形状に形成され、同一形状を有している。また、第2の側面部12と第4の側面部14は矩形状に形成され、同一形状を有している。
第1の側面部11の一方の短辺には、直線状の折曲部15を介して糊付部16が連接されている。第1の側面部11の他方の短辺と第2の側面部12の一方の短辺との境界には直線状の折曲部17が形成されている。第2の側面部12の他方の短辺と第3の側面部13の一方の短辺との境界には直線状の折曲部18が形成されている。第3の側面部13の他方の短辺と第4の側面部14の一方の短辺との境界には直線状の折曲部19が形成されている。なお、糊付部16は台形状に形成されている。
底面部3は、第1の底面部21と、第2の底面部22と、第3の底面部23と、第4の底面部24から構成されている。第1の底面部21は、第1の折曲部である直線状の折曲部25を介して第1の側面部11と連接し、第2の底面部22は第2の折曲部である直線状の折曲部26を介して第2の側面部12と連接し、第3の底面部23は第3の折曲部である直線状の折曲部27を介して第3の側面部13と連接し、第4の底面部24は第4の折曲部である直線状の折曲部28を介して第4の側面部14と連接している。
第1の底面部21は等脚台形状の第1の本体部31と、第1の本体部31の上辺32に一体に連接した第1の突出部33から構成されている。第1の本体部31の底辺34の両端の内角35A,35Bは45°に形成されている。第1の突出部33は、矩形状に形成された第1の矩形部36と等脚台形状に形成された第1の台形部37から構成されている。すなわち、第1の突出部33は、全体として略矩形状を有し、面取り部38A,38Bが形成されている。
第2の底面部22は、台形状の第2の本体部41と、第2の本体部41の上辺42に一体に連接した第2の突出部43から構成されている。第2の本体部41の底辺44の両端の内角45A,45Bのうち内角45Aは90°、内角45Bは37.3°に形成されている。第2の突出部43は、矩形状に形成された第2の矩形部46と台形状に形成された第2の台形部47から構成されている。すなわち、第2の突出部43は、全体として略矩形状を有し、面取り部48が形成されている。
第3の底面部23は、矩形状の第3の本体部51と、第3の本体部51の上辺52に一体に連接した等脚台形状の第3の突出部53から構成されている。第3の突出部53の底辺54の両端の内角55A,55Bは37.3°に形成されている。第3の突出部53は、上辺52の中央部に連接されており、第3の突出部53の長手方向の長さN1は上辺52の長さの略1/2の長さに形成されている。
第4の底面部24は、台形状の第4の本体部61と、第4の本体部61の上辺62に一体に連接した第4の突出部63から構成されている。第4の本体部61の底辺64の両端の内角65A,65Bのうち内角65Aは37.3°、内角65Bは90°に形成されている。第4の突出部63は、矩形状に形成された第4の矩形部66と台形状に形成された第4の台形部67から構成されている。すなわち、第4の突出部63は、全体として略矩形状に形成されており、面取り部68が形成されている。
蓋面部4は、長幅の第1の蓋面部71と、短幅の第2の蓋面部72と、長幅の第3の蓋面部73と、短幅の第4の蓋面部74から構成されている。第1の蓋面部71は第5の折曲部である直線状の折曲部75を介して第1の側面部11と連接され、第2の蓋面部72は第6の折曲部である直線状の折曲部76を介して第2の側面部12と連接され、第3の蓋面部73は第7の折曲部である直線状の折曲部77を介して第3の側面部13と連接され、第4の蓋面部74は第8の折曲部である直線状の折曲部78を介して第4の側面部14と連接されている。第1の蓋面部71と第3の蓋面部73は何れも矩形状に形成され、同一形状を有している。また、第2の蓋面部と第4の蓋面部は矩形状に形成され、同一形状を有している。
第1の蓋面部71と第2の蓋面部72の間には切込溝79が、第2の蓋面部72と第3の蓋面部73の間には切込溝80が、第3の蓋面部73と第4の蓋面部74の間には切込溝81が、それぞれ形成されている。したがって、第1の蓋面部71、第2の蓋面部72、第3の蓋面部73、第4の蓋面部74は、相互に連接していない。
図1に示すとおり、折曲部25に対向する第1の側辺39から折曲部75に対向する第5の側辺89までの長さL1と、折曲部26に対向する第2の側辺49から折曲部76に対向する第6の側辺90までの長さL2と、折曲部27に対向する第3の側辺59から折曲部77に対向する第7の側辺91までの長さL3と、折曲部28に対向する第4の側辺69から折曲部78に対向する第8の側辺92までの長さL4は等しくなるように形成されている。
次に、図1〜図3を参照して包装箱1の組み立て手順について説明する。まず、糊付部16の外側面16Aと第4の側面部14の内側面14Aとを糊付けし、折曲部17,19を折り曲げて畳んだ状態とする。この状態で包装箱1の短手方向両側から平面板状の位置合わせ部材(図示せず)を押し付けることにより、包装箱1の短手方向への糊付けの位置ずれを矯正することができる。上述のとおり、長さL1〜L4が等しいため、糊付けの位置ずれの矯正が容易となっている。次に、折曲部15,17,18,19を略直角に折り曲げることにより包装箱1を上下が開口した角環状とする。次に、折曲部27を略直角に折り曲げて第3の底面部23を内側に傾倒させる。次に、折曲部26,28を略直角に折り曲げて第2の底面部22と第4の底面部24を内側に傾倒させる。この時、図3に示すとおり、第3の突出部53の斜辺56と第2の本体部41の斜辺50とが隙間82を有して平行に配置され、第3の突出部53の斜辺57と第4の本体部61の斜辺70とが隙間83を有して平行に配置される。また、第3の突出部53の第3の側辺59は第2の矩形部46の他側短辺46A及び第4の矩形部66の一側短辺66Aと隙間84,85を有して平行に配置される。
次に、折曲部25を折り曲げて第1の底面部21を内側に傾倒させていき、第1の突出部33が第3の底面部23に当接し、さらに第1の底面部21を傾倒させて押し込むことで第1の突出部33が第3の底面部23を乗り越えて包装箱1の内側に配置された状態で第3の底面部23の内側面23Aに係止する。この時、第2の突出部43と第4の突出部63は、第1の底面部21よりも包装箱1の内側に配置される。この状態で包装箱1は、上方が開口した有底角筒状となり、収容物(図示せず)を収容可能となる。
図2に示すとおり、底面部3を組み立てた状態の包装箱1は、第1の突出部33の短手方向の幅である短手幅W1が第1の底面部21と第3の底面部23とが重なり合う長さとなる。したがって、この短手幅W1の長さを変更することにより、底面部3の強度や第1の底面部21と第3の底面部23の係止の外れ難さを調節することができる。
最後に、折曲部75,76,77,78を略直角に折り曲げて、第1の蓋面部71、第2の蓋面部72、第3の蓋面部73、第4の蓋面部74を内側に傾倒させることにより、包装箱1の上方の開口を閉口することができる。蓋面部4は、例えば、第2の蓋面部72、第4の蓋面部74、第1の蓋面部71、第3の蓋面部73の順で傾倒させればよい。
ここで、いわゆる地獄底を用いた2種類の従来の包装箱の底形状について説明し、本実施例と比較する。図5〜図7は、従来例1の包装箱101を示している。この包装箱101は、第3の底面部102に切欠部103を形成している点で本実施例と異なる。
本実施例の包装箱1では、第1の突出部33の短手幅W1(図1参照)は2.5cm(センチメートル)に形成されている。一方、従来の包装箱101も第1の突出部104の短手幅W2が第3の底面部102と重なり合う長さとなる(図6参照)。しかしながら、従来の包装箱101の場合には、切欠部103が形成されているため、底面部105の強度や第3の底面部102と第1の底面部106の係止の外れ難さを本実施例の包装箱1の底面部3と同様にするため、第3の底面部102と第1の底面部106の重なり合う短手幅W2を2.5cmとする場合には、第1の本体部107の短手方向の長さD1を長くする必要がある。そうすると、本実施例の包装箱1と収容容積が同一の包装箱101を製造する場合、従来の包装箱101の展開状態における短手方向の長さL5よりも、本実施例の包装箱1の展開状態における長さL1〜L4は短くなる。段ボールシート(図示せず)を切断して包装箱1の展開形状を形成する場合には、包装箱1の展開形状の長手方向に連続して包装箱1を切り出していくため、長さL1〜L4が短くなると包装箱1の材料である段ボールシートの使用量を減少させることができ、材料コストを削減することができる。
図7は従来の包装箱101の底面図を示している。図4に示す本実施例の包装箱1の底面図と比較すると、本実施例の包装箱1の第3の本体部51の上辺52は上下方向やや下方に位置しているが、従来の包装箱101の切欠部103の底辺108は、上下方向中央部に位置している。なお、後述する従来の包装箱111の底面図も図7に示されたものと同一である。
図8及び図9は、従来例2の包装箱111を示している。この包装箱111は、第3の底面部112が矩形状に形成されたものである。すなわち、第3の底面部112に本願考案の第3の突出部53や、従来の包装箱101の切欠部103が形成されていないものである。図1〜図3に示すとおり、本実施例の包装箱1は、第3の突出部53の斜辺56,57が形成されているため、組み立てられた状態で包装箱1の第2の側面部12又は第4の側面部14に対して外部から応力が作用した場合であっても、第2の側面部12の斜辺50が第3の突出部53の斜辺56に当接するか、又は、第4の側面部14の斜辺70が第3の突出部53の斜辺57に当接するため、応力による包装箱1の過大な変形を防止することができる。これに対して、包装箱111は第3の底面部112に本実施例の第3の突出部53に対応する部位が形成されていないため、第3の底面部112の長手方向への移動が規制されない。そのため、図9に示すように包装箱111を組み立てた状態において、第2の側面部113又は第4の側面部114に対して外部から応力が作用した場合には、応力の作用方向に包装箱111が容易に変形してしまう。このように、本実施例の包装箱1は、従来の包装箱111と比較して応力による変形に対する優位性を備えている。
図8に示すとおり、従来の包装箱111は、第2の底面部115の短手方向の長さL6、第3の底面部112の短手方向の長さL7、第4の底面部116の短手方向の長さL8が同一であるのに対し、第1の底面部117の短手方向の長さL9が、L6〜L8よりも長く形成されている。そのため、上述した本実施例の包装箱1とは異なり、糊付部118の糊付けの位置ずれを強制する際に平面板状の位置合わせ部材(図示せず)を使用することができず、位置合わせの作業が煩雑になってしまうという問題点がある。
このように本実施例では、第1の側面部11と、第2の側面部12と、第3の側面部13と、第4の側面部14と、を有して構成される側面部2と、前記第1の側面部11に第1の折曲部である折曲部25を介して連接された第1の底面部21と、前記第2の側面部12に第2の折曲部である折曲部26を介して連接された第2の底面部22と、前記第3の側面部13に第3の折曲部である折曲部27を介して連接された第3の底面部23と、前記第4の側面部14に第4の折曲部である折曲部28を介して連接された第4の底面部24と、を有して構成される底面部3を備える包装箱1であって、前記第3の底面部23は、第3の本体部51と前記第3の本体部51に連接した第3の突出部53とから構成されることにより、従来の地獄底を用いた包装箱101,111と比較して、収容容積を減らすことなく材料である段ボールシートの使用量を削減することができる。
また、このように本実施例では、前記第1の底面部21は等脚台形状又は略等脚台形状を有し、前記第2の底面部22及び前記第4の底面部24は台形状又は略台形状を有し、前記第3の本体部51は矩形状又は略矩形状を有し、前記第3の突出部53は等脚台形状又は略等脚台形状を有し、前記第3の突出部53が前記第3の折曲部である折曲部27に対向する前記第3の本体部51の第3の側辺52に形成されることにより、第2の側面部12又は第4の側面部14に対して外部から応力が作用した場合に、包装箱1が応力の作用方向に過大に変形することを防止することができる。
また、このように本実施例では、前記第1の底面部21は、等脚台形状の第1の本体部31と前記第1の本体部31に連接された矩形状又は略矩形状の第1の突出部33から構成され、前記第2の底面部22は、台形状の第2の本体部41と前記第2の本体部41に連接された矩形状又は略矩形状の第2の突出部43から構成され、前記第4の底面部24は、台形状の第4の本体部61と前記第4の本体部61に連接された矩形状又は略矩形状の第4の突出部63から構成されることにより、従来の地獄底を用いた包装箱101,111と比較して、収容容積を減らすことなく材料である段ボールシートの使用量を削減することができる。
また、このように本実施例では、上部開口を閉塞する蓋面部4を備えることにより、包装箱1の上方開口を閉塞し、収容物(図示せず)を包装することができる。また、包装箱1内にゴミ等の異物が混入することを防止することができる。
また、このように本実施例では、前記蓋面部4は、前記第1の側面部11に第5の折曲部である折曲部75を介して連接された矩形状の第1の蓋面部71と、前記第2の側面部12に第6の折曲部である折曲部76を介して連接された矩形状の第2の蓋面部72と、前記第3の側面部13に第7の折曲部である折曲部77を介して連接された矩形状の第3の蓋面部73と、前記第4の側面部14に第8の折曲部である折曲部78を介して連接された矩形状の第4の蓋面部74と、を有して構成されることにより、独立した4面の蓋体部4により包装箱1の上方開口を閉塞することができる。
また、このように本実施例では、前記第1の底面部21の前記第1の折曲部である折曲部25に対向する第1の側辺39から前記第1の蓋面部71の前記第5の折曲部である折曲部75に対向する第5の側辺89までの長さL1と、前記第2の底面部22の前記第2の折曲部である折曲部26に対向する第2の側辺49から前記第2の蓋面部72の前記第6の折曲部である折曲部76に対向する第6の側辺90までの長さL2と、前記第3の底面部23の前記第3の折曲部である折曲部27に対向する第3の側辺59から前記第3の蓋面部73の前記第7の折曲部である折曲部77に対向する第7の側辺91までの長さL3と、前記第4の底面部24の前記第4の折曲部である折曲部28に対向する第4の側辺69から前記第4の蓋面部74の前記第8の折曲部である折曲部78に対向する第8の側辺92までの長さL4が等しいことにより、糊付部16と第4の側面部14との糊付け時の横ずれを容易に矯正することができる。
また、このように本実施例では、一枚のシート状部材である段ボールシート(図示せず)から形成されることにより、複数の段ボールシートを接合する工程が不要であるため、包装箱1の製造工数を減らすことができる。
図10は、本考案の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して説明する。本実施例は、第3の突出部53の長手方向の長さを実施例1と比較して長くしたものである。本実施例の第3の突出部53の長手方向の長さN2は、第3の突出部53の上辺52の長さの略2/3の長さに形成されている。
また、内角35A,35Bは第3の突出部53の長手方向の長さに対応して55°に形成されている。また、内角45A及び内角65Bが28°に形成されている。内角45A及び内角65Bが実施例1よりも小さく形成されているため、第2の矩形部46及び第4の矩形部66の短手方向の長さM1,M2が実施例1よりも長くなっている。
このように、第3の突出部53の長手方向の長さN2は任意に変更可能であり、その変更に対応して内角35A,35B、内角45A及び内角65B、長さM1,M2を変更することができる。長さN1,N2は、包装箱1に収容する収容物(図示せず)の重量や数量に対応した底面部3の強度等を考慮して適宜変更することができる。
図11は、本考案の実施例3を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して説明する。本実施例は、第1の突出部33の外側角部96A,96Bと、第2の突出部43の外側角部97と、第4の突出部63の外側角部98を湾曲状に形成したものである。外側角部96A,96B、外側角部97、外側角部98が湾曲状に形成されていることにより、包装箱1の組立て作業時に作業者が外側角部96A,96B、外側角部97、外側角部98に手等をぶつけた場合に怪我の発生を減少させることができる。
図12は、本考案の実施例4を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して説明する。本実施例は、第1の突出部33と、第2の突出部43と、第4の突出部63を矩形状に形成したものである。したがって、第1の突出部33の面取り部38A,38B、第2の突出部43の面取り部48、第4の突出部63の面取り部68は形成されていない。
図13は、本考案の実施例5を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して説明する。本実施例は、第1の突出部33を等脚台形状に形成し、第2の突出部43及び第4の突出部63を台形状に形成したものである。したがって、第2の矩形部46、他側短辺46A、第2の台形部47、第4の矩形部66、一側短辺66A、第4の台形部67が形成されていない。
本実施例、実施例3、実施例4のように、第1の突出部33、第2の突出部43、第4の突出部63は任意にその形状を変更することができ、他の形状であってもよい。
図14は、本考案の実施例6を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して説明する。なお、図14において本実施例の説明に関与しない符号については省略する。本実施例は、第1の側面部11と第3の側面部13、第2の側面部12と第4の側面部14、第1の底面部21と第3の底面部23、第2の底面部22と第4の底面部24、第1の蓋面部71と第3の蓋面部73、第2の蓋面部72と第4の蓋面部74の位置を入れ替えたものである。糊付部16は、第3の側面部13に連接されている。
包装箱1の組立て作業、包装箱1への押し印作業、シール貼り付け作業本等の作業効率を考慮して、側面部2、底面部3、蓋面部4を本実施例の配置とするか、実施例1の配置とするかを選択することができる。
図15は、本考案の実施例7を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して説明する。なお、図15において本実施例の説明に関与しない符号については省略する。本実施例は、蓋面部4の形状を変更したものであり、蓋面部4は第1の蓋面部121、第2の蓋面部122、第4の蓋面部123により構成されている。
第1の蓋面部121は、矩形状を有する本体部121Aと略矩形状を有する差込部121Bから構成され、本体部121Aと差込部121Bは直線状の折曲部124を介して連接されている。差込部121Bの外側両端である外側角部125A,125Bは湾曲状に形成されている。本体部121Aの短手方向の長さT1は、第2の側面部12の長手方向の長さT2及び第4の側面部14の長手方向の長さT3と略同一に形成されている。第1の蓋面部121は、折曲部124を折り曲げて差込部121Bを略直角にし、第3の側面部13の内面に係止させることにより、包装箱1の上方開口を完全に閉塞することができる。
第2の蓋面部122は略矩形状を有し、他方の外側角部126は湾曲状に形成されている。また、第4の蓋面部123は略矩形状を有し、一方の外側角部127は湾曲状に形成されている。
第3の側面部13の折曲部27と対向する側辺128には半円状の切欠部129が形成されている。この切欠部129は、指を差込部121Bの外面に当接させて第1の蓋面部121を開け易くするためのものである。
図16は、本考案の実施例8を示し、上記実施例1,4,6と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して説明する。なお、図16において本実施例の説明に関与しない符号については省略する。本実施例は、実施例6の蓋面部4を実施例7の蓋面部4と同一にしたものである。側面部2及び蓋面部4の詳細については上記実施例6,7のとおりである。なお、第1の蓋面部121を第1の側面部11ではなく、第3の側面部13に連接させ、第1の側面部11に半円状の切欠部129を形成する等、蓋面部4は任意の形状を選択可能である。
なお、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内において、種々の変形実施が可能である。例えば、包装箱1の材料であるシート材は切断及び折り曲げ可能なものであれば、他の紙製シート材や樹脂製のシート材であってもよい。また、包装箱1は複数のシート材を接合して形成してもよい。また、蓋体部4は4面からなるものに限られず、着脱可能なものでもよい。
1 包装箱
2 側面部
3 底面部
4 蓋面部
11 第1の側面部
12 第2の側面部
13 第3の側面部
14 第4の側面部
21 第1の底面部
22 第2の底面部
23 第3の底面部
24 第4の底面部
25 折曲部(第1の折曲部)
26 折曲部(第2の折曲部)
27 折曲部(第3の折曲部)
28 折曲部(第4の折曲部)
31 第1の本体部
33 第1の突出部
39 第1の側辺
41 第2の本体部
43 第2の突出部
49 第2の側辺
51 第3の本体部
53 第3の突出部
59 第3の側辺
61 第4の本体部
63 第4の突出部
69 第4の側辺
71 第1の蓋面部
72 第2の蓋面部
73 第3の蓋面部
74 第4の蓋面部
75 折曲部(第5の折曲部)
76 折曲部(第6の折曲部)
77 折曲部(第7の折曲部)
78 折曲部(第8の折曲部)
89 第5の側辺
90 第6の側辺
91 第7の側辺
92 第8の側辺

Claims (7)

  1. 第1の側面部と、第2の側面部と、第3の側面部と、第4の側面部と、を有して構成される側面部と、
    前記第1の側面部に第1の折曲部を介して連接された第1の底面部と、前記第2の側面部に第2の折曲部を介して連接された第2の底面部と、前記第3の側面部に第3の折曲部を介して連接された第3の底面部と、前記第4の側面部に第4の折曲部を介して連接された第4の底面部と、を有して構成される底面部を備える包装箱であって、
    前記第3の底面部は、第3の本体部と前記第3の本体部に連接した第3の突出部とから構成されることを特徴とする包装箱。
  2. 前記第1の底面部は等脚台形状又は略等脚台形状を有し、
    前記第2の底面部及び前記第4の底面部は台形状又は略台形状を有し、
    前記第3の本体部は矩形状又は略矩形状を有し、
    前記第3の突出部は等脚台形状又は略等脚台形状を有し、
    前記第3の突出部が前記第3の折曲部に対向する前記第3の本体部の第3の側辺に形成されることを特徴とする請求項1記載の包装箱。
  3. 前記第1の底面部は、等脚台形状の第1の本体部と前記第1の本体部に連接された矩形状又は略矩形状の第1の突出部から構成され、
    前記第2の底面部は、台形状の第2の本体部と前記第2の本体部に連接された矩形状又は略矩形状の第2の突出部から構成され、
    前記第4の底面部は、台形状の第4の本体部と前記第4の本体部に連接された矩形状又は略矩形状の第4の突出部から構成されることを特徴とする請求項2記載の包装箱。
  4. 上部開口を閉塞する蓋面部を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装箱。
  5. 前記蓋面部は、前記第1の側面部に第5の折曲部を介して連接された矩形状の第1の蓋面部と、前記第2の側面部に第6の折曲部を介して連接された矩形状の第2の蓋面部と、前記第3の側面部に第7の折曲部を介して連接された矩形状の第3の蓋面部と、前記第4の側面部に第8の折曲部を介して連接された矩形状の第4の蓋面部と、を有して構成されることを特徴とする請求項4に記載の包装箱。
  6. 前記第1の底面部の前記第1の折曲部に対向する第1の側辺から前記第1の蓋面部の前記第5の折曲部に対向する第5の側辺までの長さと、前記第2の底面部の前記第2の折曲部に対向する第2の側辺から前記第2の蓋面部の前記第6の折曲部に対向する第6の側辺までの長さと、前記第3の底面部の前記第3の折曲部に対向する第3の側辺から前記第3の蓋面部の前記第7の折曲部に対向する第7の側辺までの長さと、前記第4の底面部の前記第4の折曲部に対向する第4の側辺から前記第4の蓋面部の前記第8の折曲部に対向する第8の側辺までの長さが等しいことを特徴とする請求項5記載の包装箱。
  7. 一枚のシート状部材から形成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の包装箱。
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