JP3219316U - 段ボール製ブロック - Google Patents
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Abstract
【課題】強度が均一となる段ボール製ブロックを提供する。【解決手段】段ボールシート10に形取られたブランク20を打ち抜き、これを罫線に沿って折り曲げて直方体形状に形成し、段ボール製ブロックが組み立てられる。ブランク20は、段ボールブロックの展開形状であって、段ボールシートの中芯の段目方向Aに対して45度傾斜させて形取られている。すなわち、罫線が、中芯の段目方向に対して45度の傾斜角をもって設定される。【選択図】図2
Description
本考案は、波状に形成される中芯と、中芯の一面側に設けられる表ライナと、中芯の他面側に設けられる裏ライナとを有する段ボールのブランクを折り曲げて箱型に組み立てられる段ボール製ブロックに関する。
段ボール箱の製造では、中芯及びライナで構成される段ボールシートからブランクを打ち抜き、この打ち抜いたブランクを折り曲げて箱状に組み立てる。
図4は、商品を荷詰めするための一般的な段ボール箱のブランク(図4(a))と、それから組み立てられた段ボール箱を示す図(図4(b))を示す。この一般的な段ボール箱は、段ボールを筒状に折り曲げて形成された周面(正面、背面、右側面、左側面)と、この周面の一端に連設された複数のフラップとを有する。フラップと周面の間には、罫線が形成されており、この罫線に沿って、フラップを周面の内側に円滑に折ることにより、さらに平面及び底面を備えた直方体形状の段ボール箱が形成されるようになっている。ここで、段ボールは、表ライナと、裏ライナと、これら両ライナの間に設けられた中芯とを有し、フラップと周面の間の罫線は、裏ライナ側(すなわち箱の内側)が凹んだ溝状に形成されている。
本出願の考案者は、今回、既存の商品荷詰め用段ボール箱と異なり、商品荷詰めの用途ではなく、一例として、多数のブロック部品を結合させ、そして積み重ねてさまざまな物体の形状を作り上げる子供用のブロックおもちゃとして用いることができる段ボール製ブロックを開発した。
本考案の目的は、新規な段ボール製ブロックを提供することにあり、特に、強度が均一となる段ボール製ブロックを提供することにある。
上記目的を達成するための本考案の段ボール製ブロックは、ブランクを折り曲げて箱型に組み立てられる段ボール製ブロックであって、ブランクは、波状に形成される中芯と、中芯の一面側に設けられる表ライナと、中芯の他面側に設けられる裏ライナとを有し、裏ライナにブランクを折り曲げる線となる罫線が設けられ、罫線が中芯の段目方向に対して45度の傾斜角をもって設定されることを特徴とする。
本考案によれば、強度が均一な段ボール製ブロックを提供することができる。
以下、図面を参照して本考案の実施の形態について説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本考案の技術的範囲を限定するものではない。
図1は、本考案の実施の形態における段ボール製ブロックの外観構成を示す斜視図であり、図2は、本考案の実施の形態における段ボール製ブロックのブランクが形取られた段ボールシートを示す図である。段ボールシート10は、波状に形成される中芯と、中芯の一面側に設けられる表ライナと、中芯の他面側に設けられる裏ライナとを有してなり、裏ライナにはブランクを折り曲げる線となる罫線が設けられる。
図2に示す段ボールシート10に形取られたブランク20を打ち抜き、これを罫線に沿って折り曲げて直方体形状に形成し、図1に示す段ボール製ブロック1が組み立てられる。ブランク20は、段ボールブロック1(図2では2個分)の展開形状であって、段ボールシート1の中芯の段目方向Aに対して45度傾斜させて形取られている。すなわち、罫線が、中芯の段目方向に対して45度の傾斜角をもって設定される。段ボールシートの段目方向Aは、図2の上下方向(縦方向)である。
図1に示す段ボール製ブロック1は、段ボール製のブロックおもちゃであり、表面の突起部14に対して別の段ボール製ブロック(ブロックおもちゃ)の孔部16を嵌合させることによりブロックおもちゃを結合させ、及び積み重ねることにより、任意の形状を作ることができる。本製品の寸法は、例えば幅230mm×高さ60mm(突起部の高さを除く)×奥行き110mm程度である。
突起部14は、本考案の段ボール製ブロックの正面、背面、右側面及び左側面の各側面の上端から上方に突出するように形成され、長辺側には、一面につき複数の突起部14が設けられてもよい。一方、孔部16は、2つの段ボール製ブロックが上下に積み重ねられる場合、下側の段ボール製ブロックの突起部14が上側の段ボール製ブロックの孔部16に嵌合するように段ボール製ブロック1の正面、背面、右側面及び左側面の各側面の下端部の対応する位置に設けられる。さらに、孔部16はずれた位置にも設けられ、段ボール製ブロックをずらして積み重ね、結合可能としている。
図2に示すブランク20を罫線に沿って折り曲げ、図1に示す段ボール製ブロック1を組み立てると、正面、背面、右側面及び左側面の各側面は、その段目方向Aが縦方向又は横方向に対していずれの面もそろって45度傾斜して組み立てられる。これは、罫線が、中芯の段目方向に対して45度の傾斜角をもって設定されるからである。
ここで、仮に、図3に示すように、本考案の段ボールブロックの罫線を段目方向Aに沿った方向及び段目方向Aに直交する方向に設定した場合(図2に示すブランク20を45度回転させた状態とした場合)、正面及び背面と、右側面及び左側面のとの段目方向が、組み立てた際に90度異なることになる。本考案の段ボールブロック1のブランク20は、各側面が段目方向Aに沿って一方向に形取られておらず、正面及び背面に対応する部分が配置される方向と、右側面及び左側面に対応する部分が配置される方向が互いに90度異なる方向に形成されているからである。具体的には、正面及び背面の段目方向が上下方向(縦方向)となり、右側面及び左側面の段目方向が水平方向(横方向)となるか、又は、正面及び背面の段目方向が水平方向(横方向)となり、右側面及び左側面の段目方向が上下方向(縦方向)となる。
なお、図4に示す従来からの一般的な商品荷詰め用段ボール箱は、各側面が段目方向Aに沿って一方向に形取られており、各側面の段目の方向はすべて縦方向で同一である。
各側面において、段目方向が異なると、各側面ごとの強度がばらつくことになる。段目方向に沿った方向に強度が強くなるため、例えば、上からの荷重に対しては、段目方向が上下方向である側面は、段目方向が水平方向である側面よりも強くなる。
本考案の段ボール製ブロックは、図2に示すブランク20の展開形状であっても、罫線に対して45度傾斜して設定されるため、正面、背面、右側面及び左側面の各側面の段目方向が45度傾斜した状態で同一となり、強度が均一化する。これにより、ブロックおもちゃとして複数が結合して如何様な形状に組み合わされた場合も、組み合わせ方向による強度のばらつきを抑えることができる。
特に、突起部14は、箱型形状を形成する各側面部分から上方に突出した切片であり、強度が相対的に弱い部分であり、仮に段目方向が水平方向(横方向)となると、上からの荷重に折れ曲がりやすくなる。本考案の段ボール製ブロックでは、いずれの側面の突起部14も段目方向が45度傾斜して同一に設定されるので、各側面の突起部14の強度も均一となる。
本考案の段ボール製ブロックは、ブロックおもちゃに限らず、他の用途に用いられるブロックにも適用可能である。
本考案は、上記実施の形態に限定されるものではなく、本考案の分野における通常の知識を有する者であれば想到し得る各種変形、修正を含む要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても、本考案に含まれることは勿論である。
1:段ボール製ブロック、10:段ボールシート、14:突起部、16:孔部、20:ブランク
Claims (5)
- ブランクを折り曲げて箱型に組み立てられる段ボール製ブロックであって、
前記ブランクは、波状に形成される中芯と、前記中芯の一面側に設けられる表ライナと、前記中芯の他面側に設けられる裏ライナとを有し、
前記裏ライナに、前記ブランクを折り曲げる線となる罫線が設けられ、前記罫線が、前記中芯の段目方向に対して45度の傾斜角をもって設定されることを特徴とする段ボール製ブロック。 - 正面、背面、底面、平面、右側面及び左側面を有する直方体形状の箱型に組み立てられ、
前記ブランクにおいて、底面又は平面に対して正面及び背面を折り曲げる罫線と、底面又は平面に対して右側面と左側面を折り曲げる罫線が90度異なって設定されることを特徴とする請求項1に記載の段ボール製ブロック。 - 右側面、左側面、正面及び背面には、各面に沿って上方に突出する突起部が設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の段ボール製ブロック。
- 右側面、左側面、正面及び背面には、前記突起部を収容する孔部が設けられることを特徴とする請求項3に記載の段ボール製ブロック。
- ブロックおもちゃであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の段ボール製ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018003823U JP3219316U (ja) | 2018-10-03 | 2018-10-03 | 段ボール製ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018003823U JP3219316U (ja) | 2018-10-03 | 2018-10-03 | 段ボール製ブロック |
Publications (1)
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---|---|
JP3219316U true JP3219316U (ja) | 2018-12-13 |
Family
ID=64655776
Family Applications (1)
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JP2018003823U Active JP3219316U (ja) | 2018-10-03 | 2018-10-03 | 段ボール製ブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3219316U (ja) |
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2018
- 2018-10-03 JP JP2018003823U patent/JP3219316U/ja active Active
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