JP2019172065A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】折り完了体側への雨水の進入を的確に抑制可能なエアバッグ装置を提供すること。【解決手段】膨張時に車外側に突出するエアバッグ50が、折り畳まれた折り完了体130の周囲に、可撓性を有したシート体からなるラッピング材97を巻き付けられた状態で、収納部位20内に収納される。収納部位が、上部側に、エアバッグを突出させるための突出用開口20aを有する。ラッピング材が、折り完了体の周囲の全周に巻き付けられるとともに、折り完了体の上方を覆う領域を、外側部位98と内側部位112との二重構造とされる。外側部位が、エアバッグの展開膨張時に周縁を破断可能とするように、折り完了体の軸方向に略沿うように断続的に形成されるスリット107を、備える。内側部位が、スリットの下方を覆うとともに、端末112aを、折り完了体の断面中心Cから略水平方向に沿って延びる中心線CLよりも、下方に位置させている。【選択図】図2

Description

本発明は、室外側に配置される収納部位内に折り畳まれて収納されて、膨張時に車外側に突出するエアバッグを、備えるエアバッグ装置に関する。
室外側に配置されるエアバッグ装置は、車室外に搭載されていることから、雨水等がケース内に進入する虞れがあり、従来、歩行者用エアバッグ装置として、このような点を考慮して、エアバッグを折り畳んで構成される折り完了体の周囲をラッピング材によってくるむとともに、ケースに、内部に進入した雨水等を排出させるための排水路を設けているものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−80830公報
しかし、通常、折り完了体をくるむラッピング材には、エアバッグを迅速に展開させるために、エアバッグの展開膨張初期に、周囲の部位を破断させるスリット等が、形成されていることから、スリットから折り完了体内に雨水等が進入してしまう虞れもあった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、エアバッグを迅速に展開させることができて、かつ、折り完了体側への雨水の進入を的確に抑制可能なエアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明に係るエアバッグ装置は、室外側に配置される収納部位内に折り畳まれて収納されて、膨張時に車外側に突出するエアバッグを、備え、
エアバッグが、折り畳まれた折り完了体の周囲に、可撓性を有したシート体からなるラッピング材を巻き付けられた状態で、収納部位内に収納される構成のエアバッグ装置であって、
収納部位が、上部側に、エアバッグを突出させるための突出用開口を有し、
ラッピング材が、折り完了体の周囲の全周に巻き付けられるとともに、折り完了体の上方を覆う領域を、外側部位と内側部位との二重構造とされ、
外側部位が、エアバッグの展開膨張時に周縁を破断可能とするように、折り完了体の軸方向に略沿って断続的に形成されるスリットを、備え、
内側部位が、スリットの下方を覆うとともに、ラッピング材における外側部位の構成部位から離れる縁側の端末を、折り完了体の断面中心から略水平方向に沿って延びる中心線よりも、下方に位置させるように、構成されていることを特徴とする。
本発明のエアバッグ装置では、折り完了体の周囲に巻き付けられるラッピング材が、エアバッグの展開膨張時に周縁を破断可能とされるスリットを、折り完了体の上方を覆う領域に、配設させる構成であるものの、ラッピング材は、このスリットの下方を覆うように、内側部位を備える構成とされていることから、仮に、スリットの部分からラッピング材内に雨水等が進入したとしても、この雨水は、内側部位によって、折り完了体側へのさらなる進入を阻まれ、内側部位を伝うこととなる。そして、内側部位は、ラッピング材における外側部位の構成部位から離れる縁側の端末を、折り完了体の断面中心から略水平面に沿って延びる中心線よりも、下方に位置させるように、構成されていることから、内側部位を伝った雨水を、折り完了体側に向かわせることなく、折り完了体から離れるように、端末から的確に滴下させることができて、雨水を、ラッピング材において、折り完了体の下面側を覆っている部位で溜めたり、あるいは、折り完了体の下面側を覆っている部位を伝わせるようにして、外部に排出させることができる。そのため、本発明のエアバッグ装置では、スリットを経て雨水等が内部に進入することとなっても、この雨水が、折り完了体側に向かうように流れることを、的確に防止することができる。また、エアバッグの展開膨張時には、スリットの周縁部位を破断させることにより、エアバッグを迅速に展開させることができる。
したがって、本発明のエアバッグ装置では、エアバッグを迅速に展開させることができて、かつ、折り完了体側への雨水の進入を的確に抑制することができる。
また、本発明のエアバッグ装置において、折り完了体の下側を覆うように外側部位から延びた領域に、折り完了体の外周面を露出させる開口を、形成する構成とすれば、内側部位の端末から滴下した雨水を、開口から確実に外部に排出させることが可能となって、好ましい。
さらに、エアバッグ装置として、ラッピング材を、折り完了体の周囲の全周に巻き付けられるとともに、折り完了体の上方を覆う領域を、外側部位と内側部位との二重構造とし、
内側部位における折り完了体の上方を覆う領域に、エアバッグの展開膨張時に周縁を破断可能とするように、折り完了体の軸方向に略沿って断続的に形成されるスリットを、配設させ、
外側部位を、スリットを超える領域までくるむように配置させる構成としてもよい。
このような構成のエアバッグ装置では、折り完了体の上方を覆う領域に形成されるスリットは、内側部位に形成され、この内側部位は、外周側を、スリットを超える領域まで、外側部位によりくるまれることから、スリットを経て折り完了体側へ雨水が進入することを、確実に防止することができる。
したがって、エアバッグ装置をこのような構成とした場合にも、エアバッグを迅速に展開させることができて、かつ、折り完了体側への雨水の進入を的確に抑制することができる。
さらにまた、エアバッグ装置を上記構成とする場合、外側部位において、ラッピング材における内側部位の構成部位から離れる縁側の端末を、スリットの破断時に、折り完了体側への結合状態を解除可能に、折り完了体側に仮結合させる構成とすれば、外側部位によって、スリットを設けられた内側部位の外周側を確実にくるむことができ、また、内側部位の外周側を外側部位によってくるむ構成であっても、エアバッグの膨張初期におけるスリットの破断時に、端末の折り完了体側への結合状態も解除されることから、エアバッグの迅速な展開膨張を妨げず、エアバッグの展開膨張時には、エアバッグを迅速に展開させることが可能となって、好ましい。
本発明の一実施形態である歩行者用エアバッグ装置を搭載させた車両の平面図である。 実施形態の歩行者用エアバッグ装置の前後方向に沿った概略拡大縦断面図であり、インフレーターの部位を示す。 実施形態の歩行者用エアバッグ装置において、インフレーターの部位を示す左右方向に沿った概略縦断面図である。 実施形態の歩行者用エアバッグ装置において使用されるケースの平面図である。 図4のケースの正面図である。 実施形態の歩行者用エアバッグ装置において使用されるエアバッグを平らに展開した状態の平面図である。 図6のエアバッグを平らに展開した状態の底面図である。 図6のエアバッグにおいて、取付片部の部位を示す部分拡大底面図である。 図8のIX−IX部位の断面図である。 実施形態の歩行者用エアバッグ装置において、取付片部をケースに取り付けた状態の縦断面図である。 図6のエアバッグを構成する基材を並べた平面図である。 実施形態の歩行者用エアバッグ装置において使用されるラッピング材を平らに展開した状態の平面図である。 エアバッグを折り畳んで形成される折り完了体の周囲にラッピング材を巻き付ける工程を説明する概略図である。 エアバッグを折り畳んで形成される折り完了体の周囲にラッピング材を巻き付ける工程を説明する概略図であり、図13の後の工程を示す。 実施形態の歩行者用エアバッグ装置において、スリットからラッピング材内に雨水が進入した場合の雨水の排出を示す概略部分拡大断面図である。 実施形態の歩行者用エアバッグ装置において、ラッピング材内に雨水が進入した場合の雨水の排出を示す概略部分拡大断面図である。 本発明の他の実施形態であるラッピング材を使用した歩行者用エアバッグ装置の概略拡大縦断面図である。 図17の歩行者用エアバッグ装置において使用されるラッピング材を平らに展開した状態の平面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。実施形態では、室外側に配置されるエアバッグ装置として、車両Vにおけるフードパネル15の後端15c付近に搭載される歩行者用エアバッグ装置M(以下「エアバッグ装置M」と省略する)を、例に採り、説明をする。
エアバッグ装置Mは、図1,2に示すように、フードパネル15の後端15cの後側に近接した位置であって、左右のフロントピラー5L,5Rの間となる車両Vの左右方向の略中央となる位置に、配置されている。なお、本明細書では、特に断らない限り、前後、上下、及び、左右の方向は、それぞれ、車両の前後、上下、及び、左右の方向と一致させて、説明する。
実施形態の場合、車両Vのフロントバンパ6(図1参照)には、歩行者との衝突を検知可能な図示しないセンサが、配設されており、センサからの信号を入力させている図示しない作動回路が、センサからの信号に基づいて車両Vと歩行者との衝突を検知した際に、エアバッグ装置Mのインフレーター35を作動させるように、構成されている。
フードパネル15は、図1に示すように、車両Vにおけるエンジンルームの上方を覆うように配設されるもので、左右両縁側における後端15c近傍に配置される図示しないヒンジ部により、車両Vのボディ1側に対して、前開きで開閉可能に連結されている。フードパネル15は、実施形態の場合、鋼板や、アルミニウム(アルミニウム合金)等の板材からなり、図2に示すように、上面側のアウタパネル15aと、下面側に位置してアウタパネル15aより強度を向上させたインナパネル15bと、を備えている。フードパネル15は、後述するフロントウィンドシールド4に合わせて、図1に示すように、後端15c側を、左右方向の中央を前方に位置させ、左右両端側を後方に位置させるように、左右方向に対して湾曲させて構成されている。
フードパネル15の後方には、図1,2に示すように、ボディ1側の剛性の高いカウルパネル7aと、カウルパネル7aの上方の合成樹脂製のカウルルーバ7bと、からなるカウル7が、配設されている。カウルルーバ7bは、後端側をフロントウィンドシールド4の下部4a側に連ならせるように、配設されている。このカウル7も、フードパネル15の後端15cの湾曲形状に合わせて、左右の中央を前方に位置させ、左右両端側を後方に位置させるように、左右方向に対して湾曲して、形成されている(図1参照)。また、カウル7の部位には、図1に示すように、ワイパ8が、配設されている。このワイパ8は、カウルルーバ7bから上方に突出するように、配設されている(図2の二点鎖線参照)。フロントウィンドシールド4の左右の外方には、フロントピラー5L,5Rが、配設されている。
エアバッグ装置Mは、図2,3に示すように、エアバッグ50と、エアバッグ50に膨張用ガスを供給するインフレーター35と、エアバッグ50とインフレーター35とを収納する収納部位としてのケース20と、折り畳まれたエアバッグ50を覆うエアバッグカバー30と、エアバッグ50の後述する取付片部75をケース20に取り付ける取付ブラケット120と、エアバッグ50を折り畳んで形成される折り完了体130の周囲に巻き付けられるラッピング材97と、を備えている。
収納部位としてのケース20は、板金製として、図2,4,5に示すように、底壁部21と、底壁部21から上方に延びて上端側を開口させて構成される略四角筒形状の周壁部25と、を備えた略箱形状とされるもので、上端側の突出用開口20aから、膨張するエアバッグ50を突出させる構成である。実施形態の場合、底壁部21は、車両搭載状態において、後端21bを前端21aよりやや下方に位置させるように、後下がりに僅かに傾斜して、形成されている(図2,15参照)。また、底壁部21は、それぞれ、前後方向に対する傾斜状態を維持しつつ、左右方向に略沿って配置される中央側部位21Cと、左右の外方に向かって下降するように傾斜している左側部位21L,右側部位21Rと、を備える構成とされている(図5参照)。すなわち、実施形態のケース20では、底壁部21は、後下がりに傾斜し、かつ、左側と右側との領域を、それぞれ、外方にかけて下降させるように傾斜して、構成されている。また、底壁部21には、インフレーター35を取り付ける取付ボルト44と、エアバッグ50の取付片部110を取り付ける取付ボルト122と、を、それぞれ、挿通させてナット47,124止めして取り付けるための取付孔22が、形成されている(図4参照)。さらに、底壁部21には、ケース20内に進入した雨水等を外部に排出可能な排出孔23が、形成されている。排出孔23は、実施形態の場合、図4に示すように、長手方向を前後方向に略沿わせた長穴状として、底壁部21における前後の中央より後側の領域に形成されるもので、中央側部位21Cから左側部位21L,右側部位21Rにかけて、左右方向側で複数個(実施形態の場合、6個)、配設されている。周壁部25には、カウルパネル7aに取り付けられる取付片部25aが、前後左右の外方に突出するようにして、形成されている。取付片部25aは、複数個形成されている。
エアバッグカバー30は、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)等の軟質合成樹脂製とされるもので、ケース20の上端側の突出用開口20aを覆うように配置されて、エアバッグ50の展開膨張時に、エアバッグ50に押されて開き可能な扉部31を、有する構成とされている(図2参照)。このエアバッグカバー30は、詳細な図示を省略するが、図示しない取付手段を用いて、所定箇所を、ケース20の周壁部25に取り付けられている。
インフレーター35は、外形形状を略円柱状としたシリンダタイプのインフレーター本体36と、インフレーター本体36をケース20に取り付ける取付ブラケット40と、を備える構成とされている。
インフレーター本体36は、外形形状を略円柱状として、図2,3に示すように、軸方向を左右方向に略沿わせるようにして、エアバッグ50のバッグ本体51内における後述する横膨張部53の前後左右の略中央となる位置の内部に、配置される構成である(図6,7参照)。インフレーター本体36は、図3に示すように、軸方向の一端側(左端36a側)に、膨張用ガスを吐出可能なガス吐出部37を配設させて構成されるもので、軸方向の他端側(右端36b側)から延びる図示しないリード線を介して、作動回路と電気的に接続されている。
インフレーター本体36をケース20に取り付けるための取付ブラケット40は、図2,3に示すように、インフレーター本体36を保持する保持部41と、保持部41から下方に突出する複数(実施形態の場合、3個)の取付ボルト44と、を備える構成とされている。保持部41は、板金製として、インフレーター本体36の下面側を支持するように左右方向(インフレーター本体36の軸方向)に略沿って延びる帯状として構成され、左右方向に沿った複数箇所(実施形態の場合、3箇所)に、インフレーター本体36を支持する支持片部42を、前後両側に突出させて、配置されている。各支持片部42は、インフレーター本体36の外周面を支持可能に、保持部41の前後の縁部から先端を前後方向の外方に向けつつつ上側に向かって延びるように傾斜して形成されるもので、前後で対称形とされている(図2参照)。実施形態の場合、支持片部42は、取付ボルト44に対応した位置に、形成されている。取付ボルト44は、保持部41の左右両端側と左右方向の略中央と、の3箇所に、それぞれ、下方に突出するように形成されている。そして、実施形態では、この取付ブラケット40は、保持部41にインフレーター本体36を保持させた状態で、外周側からクランプ45を巻き付けることにより、インフレーター本体36を取り付ける構成である。クランプ45は、実施形態の場合、左右両端側の2箇所に、配置されている。
このインフレーター35は、クランプ45を用いて、取付ブラケット40にインフレーター本体36を取り付けた状態で、後述する挿通孔57及び取付孔61から、取付ボルト44を外部に突出させるようにして、インフレーター本体36と取付ブラケット40における保持部41とをエアバッグ50の内部に収納される構成である(図3参照)。インフレーター35は、インフレーター本体36と取付ブラケット40における保持部41とをエアバッグ50の内部に収納させた状態で、ケース20の底壁部21に取り付けられる構成である。具体的には、インフレーター35は、図3,4に示すように、底壁部21における中央側部位21Cに取り付けられる構成であり、ラッピング材97から突出している取付ボルト44を、ケース20の底壁部21における中央側部位21Cから突出させてナット47止めすることにより、エアバッグ50とともに、ケース20に取り付けられる構成である(図2参照)。また、実施形態では、インフレーター35は、インフレーター本体36と取付ブラケット40における保持部41との外周側を、可撓性を有した筒状のインナチューブ82に覆われて、エアバッグ50内に収納される構成である(図2,3,7参照)。
エアバッグ50は、図6,7に示すように、内部に膨張用ガスを流入させて膨張するバッグ本体51と、バッグ本体51の後述する車体側壁部51a側をケース20に取り付ける取付片部75と、バッグ本体51においてインフレーター35の外周側を覆うインナチューブ82と、を備える構成とされている。
バッグ本体51は、膨張完了時の形状を、正面側から見て、左右に幅広の略U字形状とされるもので、フロントウィンドシールド4の下部4aに沿うように左右方向に略沿って配置される横膨張部53と、横膨張部53の両端からそれぞれ後方へ延びて左右のフロントピラー5L,5Rの前面の下部5a側を覆う縦膨張部65L,65Rと、を備えて構成されている。バッグ本体51は、膨張完了時に上面側に位置する歩行者側壁部51bと、歩行者側壁部51bと対向するように下面側に位置する車体側壁部51aと、を有し、歩行者側壁部51bと車体側壁部51aとの外周縁相互を、全周にわたって結合(縫着)されることにより、袋状とされている。
横膨張部53は、実施形態の場合、膨張完了時に、フードパネル15の後端15c側の部位から、カウル7を経て、フロントウィンドシールド4の下部4a側にかけての領域の上面側(前面側)を、ワイパ8も含めて覆うように構成されている。実施形態のバッグ本体51では、車体側壁部51aにおいて、横膨張部53の前後左右となる位置に、インフレーター35を内部に挿入させるための挿入用開口部55が、形成されている。
挿入用開口部55は、図7に示すように、車体側壁部51aに形成される挿入用スリット56と、インフレーター35の取付ボルト44を挿通させるための挿通孔57と、挿入用スリット56を外周側から塞ぐ蓋パネル59と、を備える構成とされている。挿入用スリット56は、インフレーター本体36を挿入させるためのもので、インフレーター本体36の軸方向に沿うように、左右方向に略沿った直線状に形成されている。この挿入用スリット56は、長さ寸法を、インフレーター本体36の長さ寸法より小さく設定されている(図7参照)。挿通孔57は、インフレーター35の取付ボルト44を突出させるためのもので、取付ボルト44に対応して、左右方向に沿って3箇所に、形成されている。この挿通孔57は、実施形態の場合、バッグ本体51を平らに展開した状態で、挿入用スリット56の前側の領域に、形成されている。蓋パネル59は、可撓性を有したシート体から構成されて、車体側壁部51aの外周側において、挿入用スリット56を塞ぎ可能に構成されるもので、外形形状を、左右方向側を幅広とした略長方形状とされている。蓋パネル59は、後端59b側を、挿入用スリット56の後側となる位置で、左右の略全域にわたって連続的に形成される結合部位60によって車体側壁部51aに結合させ、前端59a側に、インフレーター35の取付ボルト44を突出させるための取付孔61を、挿通孔57に対応して、配設させている構成である。
また、バッグ本体51内には、膨張完了時における歩行者側壁部51bと車体側壁部51aとの離隔距離を規制可能に、歩行者側壁部51bと車体側壁部51aとを連結する後側中央テザー67と、前側中央テザー68と、端側テザー69(69L,69R)と、が、配設されている(図6,7参照)。後側中央テザー67は、前後の中央より後方となる領域で、横膨張部53から左右の縦膨張部65L,65Rの領域内にかけて配置されるもので、平らに展開したバッグ本体51の後縁に略沿うように、全長にわたって緩やかな曲線状として、配置されている。この後側中央テザー67は、図11に示すように、車体側壁部51a側に配置される車体側部位90aと、歩行者側壁部51b側に配置される歩行者側部位90bと、の2枚のテザー用基布90から、形成されている。前側中央テザー68は、横膨張部53における前後の中央より前方となる領域で、平らに展開したバッグ本体51の前縁に略沿うように、左右方向に沿った略直線状として、配置されている。前側中央テザー68も、図11に示すように、車体側壁部51a側に配置される車体側部位91aと、歩行者側壁部51b側に配置される歩行者側部位91bと、の2枚のテザー用基布91から、形成されている。端側テザー69(69L,69R)は、前側中央テザー68と後側中央テザー67との間の領域であって、各縦膨張部65L,65Rの前方となる位置に、それぞれ、配置されている。各端側テザー65(65L,65R)も、左右方向に沿った略直線状として、略左右対称形に、配置されている。この端側テザー69(69L,69R)も、図11に示すように、それぞれ、車体側壁部51a側に配置される車体側部位92aと、歩行者側壁部51b側に配置される歩行者側部位92bと、の2枚のテザー用基布92から、形成されている。
バッグ本体51の車体側壁部51a側をケース20に取り付ける取付片部75は、バッグ本体51と別体として、可撓性を有したシート体から構成されるもので、図8,9に示すように、車体側壁部51aに結合(縫着)されている。この取付片部75は、取付ブラケット120を用いて、ケース20の底壁部21に取り付けられる構成である。実施形態の場合、取付片部75(75L,75R)は、図7に示すように、バッグ本体51を平らに展開した状態において、挿入用開口部55と各端側テザー69L,69Rとの間となる2箇所に、略左右対称となる位置に、配置されている。また、各取付片部75は、前側中央テザー68と後側中央テザー67との間において、前後の略中央となる位置に、配設されている。実施形態の場合、各取付片部75は、底壁部21における左側部位21Lと右側部位21Rとの領域に、それぞれ、取り付けられる。
各取付片部75は、図8,9に示すように、取付片本体76と、取付片本体76と車体側壁部51aとの間に配置される補強片部79と、を備える構成とされている。取付片本体76は、外形形状を略長方形状とされるもので、前縁76a側と後縁76b側とを、補強片部79を介して車体側壁部51aに、結合(縫着)されている。取付片本体76には、取付ブラケット120に形成される後述する取付ボルト122を挿通可能な貫通孔77が、形成されている。貫通孔77は、取付片本体76の前後の略中央となる位置で、左右方向側で2個並設されている。補強片部79は、取付片本体76よりも一回り大きく形成されて、取付片本体76の外方となる外周縁側を、全周にわたって、車体側壁部51aに結合(縫着)されている。この取付片部75は、図9の二点鎖線及び図10に示すように、取付ブラケット120の取付ボルト122を、貫通孔77から突出させるようにして、取付ブラケット120の取付プレート121を、取付片本体76と補強片部79との間に配置させる構成とされている。
インフレーター本体36の外周側を覆うインナチューブ82は、可撓性を有したシート体から構成されて、図7に示すように、筒状とされている。実施形態の場合、インナチューブ82は、平らに展開した状態での右端82b側を元部端として、この右端82b側からインフレーター35を挿入させる構成とされるもので、左右両端側を開口させるとともに、先端側となる左端82a側を分岐させ、この左端82a側に、インフレーター本体36から吐出される膨張用ガスを左方と斜め右上方とに向かって流出させる2つの流出口83A,83Bを、有する構成とされている。インナチューブ82には、インフレーター本体36を保持している取付ブラケット40の取付ボルト44を突出させるための挿通孔84が、形成されている(図11参照)。
エアバッグ50は、図11に示すように、バッグ本体51において車体側壁部51aを構成する車体側基布87及び歩行者側壁部51bを構成する歩行者側基布88と、後側中央テザー67,前側中央テザー68,端側テザー69をそれぞれ構成するテザー用基布90,91,92と、インナチューブ82を構成するチューブ用基布93と、蓋パネル59と、取付片部75を構成する取付片本体76及び補強片部79と、から構成されている。なお、これらの基布(素材)は、ポリアミド糸やポリエステル糸等を織成して形成される織布の表面に、ガス漏れ防止用のコーティング剤を塗布させたコート布を、所定形状に裁断して、形成されている。
エアバッグ50を折り畳んで構成される折り完了体130の周囲に全周に巻き付けられるラッピング材97は、可撓性を有したシート体から形成されるもので、実施形態の場合、エアバッグ50を構成する基材と同様に、ポリアミド糸やポリエステル糸等を織成して形成される織布の表面に、ガス漏れ防止用のコーティング剤を塗布させたコート布から、形成されている。
ラッピング材97は、実施形態の場合、インフレーター35を内部に収納させた状態で長手方向を左右方向に略沿わせるように略棒状に、エアバッグ50を折り畳んで形成される折り完了体130の周囲に巻き付けられるものである(図2,15,16参照)。ラッピング材97は、平らに展開した状態の外形形状を略長方形状として(図12参照)、長手方向側の幅寸法を、折り完了体130の長さ寸法に略一致させて構成されるもので、折り完了体130の周囲に巻き付けられた状態で内側に配置される内側部位112と、内側部位112の外側を覆う外側部位98と、を備える二重構造とされている(図2,15,16参照)。外側部位98と内側部位112とは、図12に示すように、長手方向側の幅寸法(折り完了体130の軸方向側の幅寸法)を同一として、短手方向側で連なるように、構成されている。
外側部位98は、折り完了体130の外周側を全周にわたって覆うように構成される本体部99と、本体部99の長手方向側の縁部(左縁99c,右縁99d)から突出する取付片部110,110と、を備えている。各取付片部110は、本体部99の短手方向側(平らに展開した状態での前後方向側)の略中央となる位置に、形成されて、先端側に、エアバッグ50の取付片部75を取り付けるための取付ボルト122を挿通させるための挿通孔110aを、2個ずつ配設させている。本体部99における短手方向の両端(平らに展開した状態での前端99a,後端99b)側には、インフレーター35を取り付ける取付ボルト44と、エアバッグ50の取付片部75を取り付ける取付ボルト122と、を、それぞれ、挿通させるための挿通孔101F,101R,102F,102Rが、形成されている。挿通孔101F,101Rは、外側部位98における左右方向の中央側の領域に、それぞれ、取付ボルト44に対応して3個ずつ形成され、挿通孔102F,102Rは、外側部位98における左右両端側に、それぞれ、取付ボルト122に対応して2個ずつ、形成されている。また、外側部位98において、内側部位112との境界部位付近(内側部位112側の端部付近であり、平らに展開した状態での前端99a付近)には、略四角形状に切り抜かれて形成される開口104が、本体部99の長手方向(左右方向)に沿って複数個配設されている。具体的には、開口104は、車両搭載時に、ラッピング材97と折り完了体130の間に進入する雨水を外部へ排出させるために形成されるもので、実施形態の場合、挿通孔101F間に1個ずつ、挿通孔101Fと挿通孔102Fとの間に2個ずつ、の計6個、配設されている。すなわち、開口104は、車両搭載時に、折り完了体130の下側を覆う外側部位98から延びる領域において、折り完了体130の外周面を露出させるように、形成されている。さらに、外側部位98において、内側部位から離れた端部側(平らに展開した状態での後端99b側)において、挿通孔101R間となる領域(外側部位98の前端99a側の下方を覆う領域)には、外側部位98を折り完了体130の周囲に巻き付けた状態で開口104と重なる位置に(図14のB参照)、端縁を切り欠く(前方に凹ませる)ようにして、切欠部(開口)105が、形成されている。
外側部位98における短手方向側の略中央となる位置には、長手方向(折り完了体130の軸方向)に略沿うように、断続的にスリット107が形成されている。スリット107は、間に隙間(連結部位)を設けるようにして、外側部位98に断続的に直線状の切れ目を入れるように、形成されるもので、外側部位98を折り完了体130の周囲に巻き付けて、ケース20内に収納させた状態では、折り完了体130の上側となる位置(ケース20における突出用開口20a側)に、配置されることとなる(図2,15参照)。そして、このスリット107は、エアバッグ50の膨張時に、周縁部位(スリット107間の部位、連結部位)を破断されることとなる。このスリット107は、端部107a,107bを、本体部99を超えて、取付片部101の領域内に進入させるように、構成されている(図12参照)。
内側部位112は、ラッピング材97を平らに展開した状態において、外側部位98における本体部99の前端99aから連なって前方に延びるように配設されるもので、ラッピング材97を折り完了体130の周囲に巻き付けた状態では、外側部位98の本体部99の下方(外側部位98の本体部99と折り完了体130との間)において、スリット107の下方を覆うように、構成されている。詳細には、車両搭載時において、内側部位112は、図2,15に示すように、折り完了体130の前側から上側を経て後側にかけてを覆うとともに、外側部位98を構成する部位から離れた縁側となる端末112a(平らに展開した状態においての前縁)を、車両搭載時に、折り完了体130の断面中心Cから略水平方向に沿って延びる中心線CLよりも、下方に位置させるように、構成されている。
各取付片部75をケース20の底壁部21に取り付ける取付ブラケット120は、それぞれ、略長方形板状の取付プレート121と、取付プレート121から下方に突出する取付ボルト122と、を備える構成とされている。取付プレート121は、外形形状を、図8の二点鎖線に示すように、左右方向側を幅広とした略長方形状として構成されるもので、取付片部75への取付時に、下面側を、取付片本体76によって略全域にわたって覆われる構成とされている。この取付ブラケット120は、取付片部75の取付片本体76から突出している取付ボルト122を、ラッピング材97から突出させつつ、ケース20の底壁部21から突出させてナット124止めすることにより、取付片部75を、ケース20の底壁部21に取り付ける構成である(図10,16参照)。具体的には、各取付片部75は、実施形態の場合、底壁部21における左側部位21L,右側部位21Rの領域に、取り付けられる。
次に、実施形態のエアバッグ装置の車両への搭載について説明をする。インフレーター35は、クランプ45を利用して取付ブラケット40にインフレーター本体36を保持させた状態として、予め、インナチューブ82内に、取付ボルト44を挿通孔84から突出させるようにして、挿入させておく。そして、まず、エアバッグ50を、ケース20内に収納可能に折り畳む。具体的には、エアバッグ50は、詳細な図示は省略するが、車体側壁部51aと歩行者側壁部51bとを重ねて平らに展開した状態から、取付片部75よりも左右の外方となる左右両縁側の部位を、蛇腹折りして、左右方向側の幅寸法を縮め、その後、左右縮小折りしたエアバッグを、後縁側から車体側壁部51a側に巻くようにロール折りして、左右方向側に延びる略棒状の折り完了体130を形成する(図13のA参照)。折り完了体130の周囲は、挿入用開口部55付近の部位と取付片部75の部位とを除いた所定箇所を、折り崩れ防止用の破断可能な図示しないテープ材により、くるんでおく。次いで、挿入用開口部55の蓋パネル59を開けて、インフレーター35を、インナチューブ82ごと、挿入用スリット56を経てバッグ本体51内に挿入させ、各取付ボルト44を挿通孔57から突出させ、インフレーター35をバッグ本体51の内部に収納させる。そして、蓋パネル59を、挿入用スリット56を覆うように閉じて、取付孔61に、各取付ボルト44を挿通させる。さらに、取付片部75に、貫通孔77から取付ボルト122を突出させるようにして、取付ブラケット120を取り付ける。
次いで、折り完了体130の周囲に、ラッピング材97を巻き付ける。まず、図13のAに示すように、平らに展開した状態のラッピング材97における外側部位98の前端99a側に、折り完了体130を載せ、挿通孔101Fからインフレーター35の取付ボルト44を突出させ、挿通孔102Fから取付ブラケット120の取付ボルト122を突出させる。その後、内側部位112を、端末112aを後方に向けつつ、折り完了体130の前面から上面を経て後面にかけてを覆うように、折り完了体130の周囲に巻き付ける(図13のB参照)。次いで、外側部位98を内側部位112の周囲を覆うように、折り完了体130の周囲に巻き付け、後端99b側に形成される挿通孔101Rからインフレーター35の取付ボルト44を突出させ、挿通孔102Rから取付ブラケット120の取付ボルト122を突出させる(図14のA参照)。その後、各取付片部110を、挿通孔110aから取付ボルト122を突出させるようにして、折り完了体130の左右両端側を覆うように配置させれば、図14のBに示すように、ラッピング材97の折り完了体130への巻付作業が完了し、エアバッグ組付体を製造することができる。
その後、各取付ボルト44,122を底壁部21から突出させるようにして、エアバッグ組付体をケース20内に収納させ、底壁部21から突出している各取付ボルト44,122にナット47,124を締結させれば、エアバッグ50とインフレーター35とをケース20に取り付けることができる。そして、エアバッグカバー30をケース20に取り付け、ケース20を図示しないブラケットを用いてカウルパネル7aに取り付け、インフレーター本体36を、図示しない作動回路に接続させれば、エアバッグ装置Mを車両Vに搭載することができる。
実施形態のエアバッグ装置Mでは、図示しない作動回路が、フロントバンパ5に配置される図示しないセンサからの信号に基づいて、車両Vと歩行者との衝突を検知した際に、インフレーター35が作動されて、内部に膨張用ガスを流入させてエアバッグ50が膨張することとなり、膨張するエアバッグ50が、ラッピング材97におけるスリット107の周縁の領域を破断させて外側部位98を前後で分離させ、内側部位112を端末112aを前方に向けるように跳ね上げつつ、エアバッグカバー30の扉部31を押し開き、扉部31を押し開いて形成されるケース20の突出用開口20aから上方に向かって突出しつつ、フードパネル15の後端15cの上面からカウル7の上面を経てフロントウィンドシールド4の下部4a前面側にかけてと、フロントピラー5L,5Rの前面の下部5a側と、を覆うように、膨張を完了させることとなる(図1の二点鎖線参照)。
そして、実施形態のエアバッグ装置Mでは、折り完了体130の周囲に巻き付けられるラッピング材97が、エアバッグ50の展開膨張時に周縁を破断可能とされるスリット107を、折り完了体130の上方を覆う領域に、配設させる構成であるものの、ラッピング材97は、このスリット107の下方を覆うように、内側部位112を備える構成とされていることから、仮に、スリット107の部分からラッピング材97内に雨水W等が進入したとしても、この雨水Wは、内側部位112によって、折り完了体130側へのさらなる進入を阻まれ、内側部位112を伝うこととなる(図15参照)。そして、内側部位112は、端末112aを、折り完了体130の断面中心Cから略水平面に沿って延びる中心線CLよりも、下方に位置させるように、構成されていることから、内側部位112を伝った雨水Wを、折り完了体130側に向かわせることなく、折り完了体130から離れるように、端末112aから的確に滴下させることができて、雨水Wを、ラッピング材97において、折り完了体130の下面側を覆っている部位で溜めたり、あるいは、折り完了体130の下面側を覆っている部位を伝わせるようにして、外部に排出させることができる。そのため、実施形態のエアバッグ装置Mでは、スリット107を経て雨水W等が内部に進入することとなっても、この雨水Wが、折り完了体130側に向かうように流れることを、的確に防止することができる。また、エアバッグ50の展開膨張時には、スリット107の周縁部位を破断させることにより、エアバッグ50を迅速に展開させることができる。
したがって、実施形態のエアバッグ装置Mでは、エアバッグ50を迅速に展開させることができて、かつ、折り完了体130側への雨水Wの進入を的確に抑制することができる。
また、実施形態のエアバッグ装置Mでは、ラッピング材97において折り完了体130の下側を覆う外側部位98から延びる領域(前端99a側の部位)に、折り完了体130の外周面を露出させる開口104が、形成されていることから、内側部位112の端末112aから滴下した雨水Wを、この開口104から確実に外部に排出させることができる。具体的には、実施形態のエアバッグ装置Mでは、ラッピング材97において折り完了体130の下側を覆う領域は、前端9a側の領域と後端99b側の領域との二重構造とされているが、インフレーター35の配置される中央側の領域には、開口104は、インフレーター35を底壁部21に取り付けている取付ボルト44の間となる位置に形成され、さらに、この開口104の外側(下側)を覆う外側部位98の後端99b側の部位には、開口104と対応した位置に切欠部105が形成されている(図14のB参照)。そのため、インフレーター35の配置される中央側の領域に、仮に、雨水Wが進入したとしても、端末112aから滴下した雨水Wを、開口104及び切欠部(開口)105から直ちにラッピング材97の外部に排出させることができる。さらに、実施形態のエアバッグ装置Mにおいて、折り完了体130を収納させるケース20の底壁部21は、僅かに後下がりに傾斜して形成されるとともに、底壁部21には、前後の中央より後側の領域に、長穴状の排出孔23が、形成されている。そのため、ラッピング材97から底壁部21の中央側部位21C上に排出された雨水Wは、底壁部21を伝って、排出孔23から直ちにケース20外へ排出させることができる(図15参照)。ラッピング材97において、左右両端側の領域に形成される開口104は、外側(下方)を、外側部位98の後端99b側の部位に覆われる構成であることから、この領域に雨水Wが進入した場合には、内側部位112の端末112aから滴下した雨水Wは、開口104を経て、外側部位98の後端99b側の領域上に流れることとなる。そして、実施形態のエアバッグ装置Mでは、ケース20の底壁部21における左側部位21L,右側部位21Rは、左右の外方に向かって下降するように傾斜している構成であることから、雨水Wは、このような傾斜によって、外側部位98の後端99b側の領域を伝い、外側部位98の左縁99c側若しくは右縁99d側から、ラッピング材97の外部に排出させることができる(図16参照)。さらに、底壁部21における左側部位21L,右側部位21Rも、僅かに後下がりで傾斜されるとともに、前後の中央より後側の領域に、長穴状の排出孔23を配設させている構成であることから、この左側部位21L,右側部位21R上に排出された雨水Wも、左側部位21L,右側部位21R上を伝って、排出孔23から直ちにケース20外へ排出させることができる。
すなわち、実施形態のエアバッグ装置Mでは、スリット107を経て、ラッピング材97内に雨水Wが進入することとなっても、この雨水Wを、折り完了体130側に向かうことを極力抑制して、迅速に、外部に排出させることができることから、エアバッグ50が、縫合糸を用いた縫着作業により製造され、また、折り完了体130の外表面側に縫目を露出させるように、折り畳まれる構成であっても、縫目の領域に、雨水が進入することを、的確に防止することができる。
また、折り完了体130の周囲に巻き付けられるラッピング材135として、図17,18に示す構成のものを使用してもよい。ラッピング材135は、前述のラッピング材97と同様に、平らに展開した状態の外形形状を略長方形状として、長手方向側の幅寸法を、折り完了体130の長さ寸法に略一致させて構成されるもので、折り完了体130の周囲に巻き付けられた状態で内側に配置される内側部位136と、内側部位136の外側を覆う外側部位142と、を備える二重構造とされている。外側部位142と内側部位136とは、長手方向側の幅寸法(折り完了体130の軸方向側の幅寸法)を同一として、短手方向側で連なるように、構成されている。
内側部位136は、折り完了体130の外周側を全周にわたって覆うように構成される本体部137と、本体部137の長手方向側の縁部(左縁137c,右縁137d)から突出する取付片部141と、を備えている。各取付片部141は、本体部137の短手方向側(平らに展開した状態での前後方向側)の略中央となる位置に、形成されて、先端側に、取付ボルト122を挿通させるための挿通孔145aを、2個ずつ配置させている。本体部137における短手方向の両端(平らに展開した状態での前端137a,後端137b)側には、各取付ボルト44,122を、それぞれ、挿通させるための挿通孔138F,138R,139F,139Rが、形成されている。挿通孔138F,138Rは、内側部位136における左右方向の中央側の領域に、それぞれ、取付ボルト44に対応して3個ずつ形成され、挿通孔139F,139Rは、内側部位136における左右両端側に、それぞれ、取付ボルト122に対応して2個ずつ、形成されている。
内側部位136における短手方向側の略中央となる位置には、長手方向(折り完了体130の軸方向)に略沿うように、断続的にスリット140が形成されている。スリット140は、前述のラッピング材97におけるスリット107と同様に、間に隙間(連結部位)を設けるようにして、内側部位136に断続的に直線状の切れ目を入れるように、形成されるもので、内側部位136を折り完了体130の周囲に巻き付けて、ケース20内に収納させた状態では、折り完了体130の上側となる位置(ケース20における突出用開口20a側)に、配置されることとなる(図17参照)。このスリット140は、エアバッグ50の膨張時に、周縁部位(スリット140間の部位、連結部位)を破断させることとなる。また、このスリット140は、前述のラッピング材97におけるスリット107と同様に、端部を、本体部137を超えて、取付片部141の領域内に進入させるように、構成されている。
外側部位142は、ラッピング材135を平らに展開した状態において、内側部位136における前端136aから連なって前方に延びるように配置されるもので、実施形態の場合、内側部位136から連なって形成される本体部143と、本体部143における内側部位136から離れた側の短手方向側の端末143a(平らに展開した状態での前縁)から突出する仮結合片部147と、を備えている。本体部143は、ラッピング材135を折り完了体130の周囲に巻き付けた状態では、内側部位136の外周側において、スリット140の上方を覆って、スリット140を超える領域までくるむように、構成されている。詳細には、本体部143は、図17に示すように、内側部位136の外周側において、折り完了体130の前側から上側を経て後側にかけてを覆うとともに、内側部位136を構成する部位から離れた縁側となる端末143a(平らに展開した状態における前縁)を、車両搭載時に、折り完了体130の後下側となる位置に配置させるように、構成されている。
仮結合片部147は、実施形態の場合、ラッピング材135を平らに展開した状態で、本体部143の端末143aから突出しつつ前後方向に沿って延びる帯状とされるもので、インフレーター35の取付ボルト44に対応して、3個形成されている。各仮結合片部147は、先端147a側に、取付ボルト44を挿通可能な挿通孔148を、備える構成とされている。また、各仮結合片部147の元部147b側には、直線状の切れ目を入れるようにして、スリット149が、形成されている。このスリット149は、エアバッグ50の展開膨張時に、周縁を破断させることにより、本体部143と仮結合片部147とを分断させる構成である。すなわち、仮結合片部147は、挿通孔148に取付ボルト44を挿通させることにより、外側部位142の本体部143における内側部位136を構成する部位から離れた縁側の端末143aを、折り完了体130側に仮結合させる構成であり、エアバッグ50の展開膨張時におけるスリット149の破断時には、元部147b側に形成されるスリット149を破断させることにより、折り完了体130側への結合状態を解除される構成である。
このラッピング材135の折り完了体130の周囲への巻付は、詳細な図示は省略するが、以下に説明するようにして、行う。まず、平らに展開した状態のラッピング材135における内側部位136における本体部137の後端137b側に、折り完了体130を載せ、挿通孔138Rからインフレーター35の取付ボルト44を突出させ、挿通孔139Rから取付ブラケット120の取付ボルト122を突出させる。その後、内側部位136の本体部137を折り完了体130の周囲に巻き付け、挿通孔138Fから取付ボルト44を突出させ、挿通孔139Fから取付ボルト122を突出させる。その後、各取付片部141を挿通孔141aから取付ボルト122を突出させるようにして、折り完了体130の左右両端側を覆うように配置させる。次いで、外側部位142の本体部143を、内側部位136の外周側を覆うように、折り完了体130の周囲に巻き付け、各仮結合片部147を、先端147a側に形成される挿通孔148に取付ボルト44を挿通させて、本体部143の端末143aを仮結合させれば、ラッピング材135の折り完了体130への巻付作業が完了する。
このような構成のラッピング材135を使用したエアバッグ装置においても、折り完了体130の上方を覆う領域に形成されるスリット140は、内側部位136に形成され、この内側部位136は、外周側を、スリット140を超える領域まで、外側部位142によりくるまれることから、スリット140を経て折り完了体130側へ雨水が進入することを、確実に防止することができる。
したがって、このような構成のラッピング材135を使用したエアバッグ装置においても、エアバッグ50を迅速に展開させることができて、かつ、折り完了体130側への雨水の進入を的確に抑制することができる。
また、上記構成のラッピング材135では、外側部位142(本体部143)は、ラッピング材135における内側部位136の構成部位から離れる縁側の端末143aを、スリット140の破断時に、折り完了体130側への結合状態を解除可能に、折り完了体130側に仮結合させる構成とされている。そのため、外側部位142によって、スリット140を設けられた内側部位136の外周側を確実にくるむことができ、また、内側部位136の外周側を外側部位142によってくるむ構成であっても、エアバッグ50の膨張初期におけるスリット140の破断時に、端末143aの折り完了体130側への結合状態も解除されることから、エアバッグ50の迅速な展開膨張を妨げず、エアバッグ50の展開膨張時には、エアバッグ50を迅速に展開させることができる。なお、このような点を考慮しなければ、外側部位の端末を、折り完了体側に仮結合させず、単に、外側部位を、内側部位の外周側をスリットを超える領域までくるむように、配設させる構成としてもよい。
なお、実施形態では、外側部位142における本体部143の端末143aを折り完了体130側に仮結合させる手段として、本体部143と一体的に構成されて、本体部143側となる元部147b側に、破断可能なスリット149を配置させた仮結合片部147が、用いられているが、仮結合させる手段としては、これに限られるものではなく、例えば、エアバッグの展開膨張時に、破断若しくは貼着状態を解除されることにより、結合状態を解除可能な別体のテープ材を用いて、端末を、内側部材側に貼り付ける構成としてもよい。
また、実施形態では、外側部位142における本体部143は、端末143aを、車両搭載時における折り完了体130の後下端側の領域に配置させるように、構成されているが、スリットを超える領域までくるむことができれば、本体部は、短手方向側の幅寸法を、小さく設定する構成としてもよい。
なお、実施形態では、室外側に配置されるエアバッグ装置として、フードパネル15の後端15c付近に搭載される歩行者用エアバッグ装置Mを例に採り説明しているが、本発明を適用可能なエアバッグ装置は、実施形態に限られるものではない。例えば、フードパネル前方のフロントグリルの部位や、フードパネルの左右の側方のフェンダーの部位に収納される構成のエアバッグ装置にも、本発明は適用可能である。
15…フードパネル、15c…後端、20…ケース(収納部位)、20a…突出用開口、30…エアバッグカバー、35…インフレーター、50…エアバッグ、97…ラッピング材、98…外側部位、99a…前端、99b…後端、104…開口、105…切欠部(開口)、107…スリット、112…内側部位、112a…端末、130…折り完了体、135…ラッピング材、136…内側部位、140…スリット、142…外側部位、143…本体部、143a…端末、147…仮結合片部、148…挿通孔、149…スリット、V…車両、M…歩行者用エアバッグ装置。

Claims (4)

  1. 室外側に配置される収納部位内に折り畳まれて収納されて、膨張時に車外側に突出するエアバッグを、備え、
    前記エアバッグが、折り畳まれた折り完了体の周囲に、可撓性を有したシート体からなるラッピング材を巻き付けられた状態で、前記収納部位内に収納される構成のエアバッグ装置であって、
    前記収納部位が、上部側に、前記エアバッグを突出させるための突出用開口を有し、
    前記ラッピング材が、前記折り完了体の周囲の全周に巻き付けられるとともに、前記折り完了体の上方を覆う領域を、外側部位と内側部位との二重構造とされ、
    前記外側部位が、前記エアバッグの展開膨張時に周縁を破断可能とするように、前記折り完了体の軸方向に略沿って断続的に形成されるスリットを、備え、
    前記内側部位が、前記スリットの下方を覆うとともに、前記ラッピング材における前記外側部位の構成部位から離れる縁側の端末を、前記折り完了体の断面中心から略水平方向に沿って延びる中心線よりも、下方に位置させるように、構成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記ラッピング材において、前記折り完了体の下側を覆うように前記外側部位から延びた領域に、前記折り完了体の外周面を露出させる開口が、形成されていることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
  3. 室外側に配置される収納部位内に折り畳まれて収納されて、膨張時に車外側に突出するエアバッグを、備え、
    前記エアバッグが、折り畳まれた折り完了体の周囲に、可撓性を有したシート体からなるラッピング材を巻き付けられた状態で、前記収納部位内に収納される構成のエアバッグ装置であって、
    前記収納部位が、上部側に、前記エアバッグを突出させるための突出用開口を有し、
    前記ラッピング材が、前記折り完了体の周囲の全周に巻き付けられるとともに、前記折り完了体の上方を覆う領域を、外側部位と内側部位との二重構造とされ、
    前記内側部位が、前記折り完了体の上方を覆う領域に、前記エアバッグの展開膨張時に周縁を破断可能とするように、前記折り完了体の軸方向に略沿って断続的に形成されるスリットを、配設させ、
    前記外側部位が、前記スリットを超える領域までくるむように配置される構成とされていることを特徴とするエアバッグ装置。
  4. 前記外側部位が、前記ラッピング材における前記内側部位の構成部位から離れる縁側の端末を、前記スリットの破断時に、前記折り完了体側への結合状態を解除可能に、前記折り完了体側に仮結合させていることを特徴とする請求項3に記載のエアバッグ装置。
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