JP2019169992A - 捻り曲げ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コイル用セグメントの脚部を捻り曲げるに際し、脚部が保持部材から離脱することや、脚部の曲げ量が不足することを回避する。【解決手段】保持治具である第1スピンドル34aには、第1挿入用凹部54aが形成される。該第1挿入用凹部54aの第1側面内壁56には第1突起58a、58bが突出形成され、第2側面内壁60には第2突起62a、62bが突出形成される。第1スピンドル34aが回転してコイル用セグメント10(導体)の脚部12が捻り曲げられるとき、該脚部12に対し、第1突起58b、第2突起62aが食い込む。【選択図】図4

Description

本発明は、ステータコアに形成されたスロットに挿入された導体の先端部を捻り曲げる捻り曲げ装置に関する。
円環形状のステータコアの周方向に沿って形成された複数個のスロット中の2個に、コイル用セグメント(以下、単に「セグメント」とも表記する)を挿入したステータが知られている。ここで、セグメントは、第1脚部と、該第1脚部に対して平行に延在し且つ対向する第2脚部と、湾曲して第1脚部から第2脚部に連なるターン部とを有し、このために略U字型形状をなす。複数個のスロットは放射状に形成されているので、例えば、第1脚部がステータコアの内周側に臨み、第2脚部が外周側に臨む。
第1脚部及び第2脚部の先端部は、スロットから突出する。この突出した先端端部同士は、特許文献1に記載されるような捻り曲げ装置にて捻り曲げられる。すなわち、捻り曲げ装置は、脚部の先端部が挿入される保持治具(特許文献1においていう「コイル捻り治具」)を有し、この保持治具を、ステータコアに対して相対的に周方向及び軸方向に向かって移動させることにより、脚部の先端部が捻られる。
捻られた先端部同士は、その後、TIG溶接等の適宜の手法によって接合される。この接合により、セグメント同士の間に電気的経路が形成される。
特開2014−128129号公報(特に段落[0034]及び図8参照)
この種の捻り曲げ装置では、捻り曲げを行う最中に保持治具から脚部の先端部が離脱することがある。この場合、必然的に捻り曲げが完遂されない。また、脚部が離脱しないにしても、曲げ量が不足する(曲げ精度が十分ではない)ということもあり得る。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、捻り曲げの最中に保持部材から脚部が離脱することや、脚部の曲げ量が不足することを回避することが可能な捻り曲げ装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、ステータコアのスロットから突出した導体の端部を捻り曲げる捻り曲げ装置であって、
前記導体の端部が挿入される挿入用凹部が形成された保持治具と、
前記保持治具を前記ステータコアに対して相対的に周方向及び軸方向に移動させる駆動手段と、
を備え、
前記挿入用凹部の、前記導体の端部が当接する側面内壁に、前記導体に食い込む突起が少なくとも1個設けられていることを特徴とする。
このように、本発明においては、導体が挿入される挿入用凹部の側面内壁に突起を設け、且つ導体を捻り曲げる際に該突起を導体に食い込ませる(埋入させる)ようにしている。この食い込みにより導体が突起に支持されるので、該導体が挿入用凹部内で位置ズレを起こすことが防止される。その結果として、導体が挿入用凹部から離脱することが回避されるので、導体に対する捻り曲げを完遂することができる。
挿入用凹部内の正規位置で捻り曲げが完遂された脚部の曲げ量は、十分に大きい。すなわち、導体の曲げ量が不足することを回避することもできる。
挿入用凹部は、例えば、側面内壁として、駆動手段によってステータコアに対して周方向に相対的に移動する移動方向側の第1側面内壁と、該第1側面内壁に対向する第2側面内壁とを含む。この構成において、突起は、第1側面内壁に設けることが好ましい。挿入用凹部内で周方向に移動する脚部は、第1側面内壁側に傾斜するような姿勢となるので、第1側面内壁に突起を形成することによって該突起を導体に食い込ませ、導体の位置ズレを防止することができるようになるからである。
なお、第2側面内壁に第2の突起を設けるようにしてもよい。導体を捻り曲げる際、導体の、第2側面内壁を臨む部位の一部が第2側面内壁に接近する。この際、第2の突起が導体に食い込むことにより、導体が位置ズレを起こすことが一層困難となる。このため、導体が挿入用凹部から離脱したり、曲げ量が不足したりすることをさらに一層有効に回避することができる。
第2の突起は、挿入用凹部の第2側面内壁の、導体の曲げ起点に対応する位置に設けるとよい。この部位に第2の突起を設けることにより、導体を捻り曲げる際、第2の突起を導体に容易に食い込ませることができる。なお、前記挿入用凹部の前記第2側面内壁の、前記導体の曲げ起点に対応する位置は、典型的には、挿入用凹部の開口近傍である。
回転移動方向側の側面内壁である第1側面内壁には、挿入用凹部の開口に近接するに従って拡開する形状の傾斜部を設けることが好ましい。この場合、導体を挿入用凹部に挿入する際に若干の位置ズレが生じたとしても、傾斜部が存在するために挿入用凹部の開口が大きくなっている。従って、導体と挿入用凹部との大まかな位置合わせが容易である。しかも、導体が傾斜部に当接すると、該傾斜部に案内されながら挿入用凹部内に進入する。以上のような理由から、導体を挿入用凹部に挿入することが容易となる。
本発明によれば、導体が挿入される挿入用凹部の側面内壁に設けた突起を、導体を捻り曲げる際に該導体に食い込ませる(埋入させる)ようにしているので、導体が突起に堅牢に支持される。これにより該導体が挿入用凹部内で位置ズレを起こすことが防止されるので、導体が挿入用凹部から離脱することが回避される。
従って、導体に対する捻り曲げを完遂することができる。挿入用凹部内の正規位置で捻り曲げを完遂することにより、脚部の曲げ量を十分に大きくすることができる。すなわち、導体の曲げ量が不足することが回避される。
ステータの電磁コイルとなるコイル用セグメント(導体)の概略全体斜視図である。 前記コイル用セグメントの脚部を捻り曲げる捻り曲げ装置の要部縦断面図である。 前記捻り曲げ装置を構成する第1スピンドル(保持治具)に設けられた第1挿入用凹部の概略縦断面図である。 第1挿入用凹部の側面内壁に設けられた2個の第1突起及び第2突起中の1個ずつが前記脚部に食い込んだ状態を示す概略縦断面図である。 第1挿入用凹部の開口近傍に傾斜部が形成された第1スピンドル(保持治具)の要部概略縦断面図である。
以下、本発明に係る捻り曲げ装置につき好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
先ず、ステータにつき説明する。図1は、ステータコア20(図2参照)に挿入される導体であるコイル用セグメント(以下、単に「セグメント」とも表記する)10を示す概略全体斜視図である。セグメント10は、互いに平行に延在する2本の脚部12、12と、脚部12、12同士の間に介在するターン部16とを有する。ターン部16は、一方の脚部12から他方の脚部12に向かうようにして湾曲しており、このため、セグメント10は略U字形状をなす。
ターン部16には、蛇行した形状のクランク部18が形成される。このクランク部18により、セグメント10において、ステータコア20(図2参照)の径方向に沿う方向にズレが生じる。
以上のような形状のセグメント10は、図2中のステータコア20に設けられた複数個のスロット(図示せず)中の1個に一方の脚部12が挿入されるとともに、別の1個に他方の脚部12が挿入される。その結果、該セグメント10がこれら2個のスロット間の電気的経路となる。
その後、複数個の脚部12、12同士が接合されることにより、複数個のセグメント10からなるコイルが形成される。その結果、ステータが構成される。なお、スロット内では、複数個の脚部12、12がステータコア20の直径方向に沿って並列する。本実施の形態では、1つのスロット中に、内周側から外周側にかけて1層目〜8層目の8本の脚部12が並ぶ。
セグメント10の脚部12は、スロットに挿入された状態で捻られる。次に、脚部12を捻り曲げる捻り曲げ装置30(図2参照)につき説明する。
捻り曲げ装置30の構成は、例えば、国際公開第2017/104685号に詳述されている。このため、ここでは要部を概略説明するに留める。
捻り曲げ装置30は、ステータコア20を昇降させる昇降台32と、ステータコア20のスロットに挿入された脚部12を保持して該脚部12を捻るための保持治具ないし捻り曲げ治具である第1スピンドル34a〜第4スピンドル34dとを備える。
昇降台32は、略リング形状の載置盤36と、ステータコア20を保持する保持部材38と、これら載置盤36及び保持部材38を支持する基台40とを有する。
載置盤36の上端面には、各セグメント10のターン部16が当接する。すなわち、セグメント10は、ターン部16が下方を臨み、脚部12が上方を臨む倒立姿勢とされている。この状態で、脚部12がスロットに挿入されている。
保持部材38は、基台40の下端面に設置される。基台40の内周壁には、直径方向内方に向かって凸部42が突出形成される。この凸部42は、ステータコア20の外周壁に形成された凹部44に挿入される。これに伴い、ステータコア20の回り止めがなされる。
第1スピンドル34a〜第4スピンドル34dは略円筒形状をなし、内方側から外方側に同心円上に配設される。第1スピンドル34a〜第4スピンドル34dの各々は図示しないフランジ部を有するとともに、該フランジ部の各側周壁に歯部が形成される。各歯部には、ギヤを介してモータの回転軸が連結される。第1スピンドル34a〜第4スピンドル34dは、各モータが付勢されることに伴って個別に回転する。なお、隣接するスピンドル同士の間にはベアリングが介在している。
また、第1スピンドル34a〜第4スピンドル34dは、例えば、空気圧等の流体圧によって個別に上昇・下降することが可能である。すなわち、第1スピンドル34a〜第4スピンドル34dは、ステータコア20及びセグメント10の軸方向に対して相対的に移動することができる。なお、第1スピンドル34a〜第4スピンドル34dの中、隣接するもの同士の間には、カムフォロワ等が介在している。
以上のように、第1スピンドル34a〜第4スピンドル34dは、モータや空気圧等の駆動手段により、ステータコア20に対して相対的に周方向及び軸方向に移動する。
第1スピンドル34a〜第4スピンドル34dは、それぞれ、スロットから突出した脚部12を把持する。すなわち、先ず、最内周の第1スピンドル34aには、脚部12の軸線方向に沿って延在する長尺な第1受部52aが突出形成されている。この第1受部52aには、第1挿入用凹部54aが形成される。
第1受部52aの拡大断面図である図3に示すように、第1挿入用凹部54aの第1側面内壁56には2個の第1突起58a、58bが設けられ、且つ第2側面内壁60には2個の第2突起62a、62bが設けられている。第1側面内壁56は、図3中に矢印Xで示す回転移動方向の側面内壁であり、一方、第2側面内壁60は第1側面内壁56の対向面である。
第1突起58aは、第1挿入用凹部54aの開口近傍に、第2側面内壁60に指向して突出するように形成される。また、第1突起58bは、第1挿入用凹部54a内の、脚部12の先端面よりも若干下方となる位置に、第2側面内壁60に指向して突出するように形成される。そして、第2突起62a、62bは第1突起58a、58bに対向する位置に設けられ、第1突起58a、58bに指向して突出する。
また、第2スピンドル34bには、第2挿入用凹部54bが形成された第2受部52bが設けられる。第3スピンドル34c及び第4スピンドル34dにも同様に、第3挿入用凹部54cが形成された第3受部52c、第4挿入用凹部54dが形成された第4受部52dがそれぞれ設けられる(図2参照)。これら第2挿入用凹部54b〜第4挿入用凹部54d内にも、第1挿入用凹部54aと同様に第1突起58a、58b及び第2突起62a、62bが設けられる。
次に、該捻り曲げ装置30の作用効果につき説明する。
ステータを得るには、はじめに、ステータコア20に設けられた複数個のスロット中の異なる2個に、セグメント10の2本の脚部12を個別に挿入する。これを繰り返し、所定数のセグメント10のスロットへの挿入を終了する。勿論、複数のセグメント10を一度にスロットに挿入するようにしてもよい。
次に、ターン部16が下方、脚部12が上方を臨む倒立姿勢となるように、ステータコア20を載置盤36に載置する。この際、ターン部16が載置盤36の上端面に当接するとともに、ステータコア20の凹部44に、基台40の凸部42が挿入される。これにより、ステータコア20の回り止め及び位置決め固定がなされて図2に示す状態となる。
次に、第1スピンドル34a〜第4スピンドル34dを下降させる。以降、第1スピンドル34a〜第4スピンドル34dは、この中の少なくともいずれか1個が回転される間中、所定の速度で下降が継続される。
ステータコア20が第1スピンドル34a〜第4スピンドル34dに対して相対的に上昇する結果、複数個のセグメント10の一方の脚部12が第1挿入用凹部54a〜第4挿入用凹部54dのいずれかに進入する。スロットから突出したもののうち、最内周の5層目に位置する脚部12は第1挿入用凹部54aに挿入され、内周側から6層目から突出した脚部12は第2挿入用凹部54bに挿入される。同様に、内周側から7層目、8層目の各々から突出した脚部12は、第3挿入用凹部54c、第4挿入用凹部54dの各々に挿入される。なお、各セグメント10の残余の一方の脚部は、図示しない受治具の挿入用凹部に挿入される。
この状態で4個の前記モータが付勢されることにより、第1スピンドル34a〜第4スピンドル34dが回転する。第1スピンドル34a及び第3スピンドル34cの回転方向は、例えば、第2スピンドル34b及び第4スピンドル34dの回転方向と逆向きに設定される。すなわち、第1スピンドル34a及び第3スピンドル34cが時計回りに回転する場合、第2スピンドル34b及び第4スピンドル34dの回転方向は反時計回りである。これにより、最内周の5層目(第1挿入用凹部54a)、及び最内周から7層目(第3挿入用凹部54c)に挿入された脚部12と、最内周から6層目(第2挿入用凹部54b)及び最内周から8層目(第4挿入用凹部54d)に挿入された脚部12とが逆方向に捻られる。
上記したように、ステータコア20は継続して緩やかに、第1スピンドル34a〜第4スピンドル34dに対して相対的に上昇している。従って、脚部12は、上昇と回転によって傾斜するように捻られる。
このとき、第1挿入用凹部54aに挿入された脚部12の先端は、捻り曲げの最中、図4に示すように回転方向と逆方向に引っ張られるように移動し、若干傾斜する。ここで、第1挿入用凹部54aの第1側面内壁56には第1突起58a、58bが設けられ、第2挿入用凹部54bの第2側面内壁60には第2突起62a、62bが設けられている。脚部12の先端は、第1側面内壁56に接近し、且つ第2側面内壁60から離間するように傾斜するので、第1突起58bが脚部12の先端面近傍を押圧するとともに、第2突起62aが脚部12の、第1挿入用凹部54aの開口近傍を押圧する。
第1突起58b、第2突起62aは、脚部12を押圧した結果、該脚部12に埋入する。すなわち、第1突起58b、第2突起62aが脚部12内に食い込む。この食い込みにより第1突起58b、第2突起62aが楔として機能し、脚部12が位置ズレを起こすことが回避される。このため、脚部12が第1挿入用凹部54aから離脱することが防止される。これにより、脚部12に対する捻り曲げが完遂される。
また、脚部12が位置ズレを起こすことが回避されているので、曲げ量が不足することも回避される。
ここで、脚部12は、第2突起62bを起点として曲げられる。すなわち、第2突起62bは、第2側面内壁60の、脚部12の曲げ起点に対応する箇所に設けられている。典型的には、上記したように第1挿入用凹部54aの開口近傍である。
第3挿入用凹部54cに挿入された脚部12の先端にも同様に、第1突起58b、第2突起62aが脚部12内に食い込んで楔として機能する。従って、脚部12が第3挿入用凹部54cから離脱することが回避される。一方、第2挿入用凹部54b及び第4挿入用凹部54dでは、第2スピンドル34b及び第4スピンドル34dが第1スピンドル34a及び第3スピンドル34cと逆方向に回転するために脚部12が図4と逆方向に傾斜し、第1突起58a、第2突起62bが脚部12に食い込む。
勿論、第1スピンドル34a〜第4スピンドル34dの各々が上記と逆方向に回転された場合、第1挿入用凹部54a〜第4挿入用凹部54dに挿入された各脚部12は、上記と逆方向に傾斜する。このため、第1挿入用凹部54a及び第3挿入用凹部54cでは第1突起58a、第2突起62bが脚部12に食い込み、第2挿入用凹部54b及び第4挿入用凹部54dでは第1突起58b、第2突起62aが脚部12に食い込む。この食い込みにより、上記と同様に脚部12が第1挿入用凹部54a〜第4挿入用凹部54dのそれぞれから離脱することが回避される。
このように、第1挿入用凹部54a〜第4挿入用凹部54dの各側面内壁に第1突起58a、58b、第2突起62a、62bを設けたことにより、脚部12が、保持治具である第1スピンドル34a〜第4スピンドル34dの第1挿入用凹部54a〜第4挿入用凹部54d内で位置ズレを起こすことが抑制される。上記した通り、第1突起56a、56bの一方、第2突起62a、62bの一方が脚部に食い込むからである。
そして、これにより、脚部12が第1挿入用凹部54a〜第4挿入用凹部54dから離脱することが防止される。従って、脚部12が十分に捻り曲げられる。すなわち、曲げ量が不足することが回避され、捻り曲げが完遂される。
なお、必要に応じ、第1スピンドル34a〜第4スピンドル34dは同時に上昇して脚部12に対する捻り曲げを終了する。
第1スピンドル34a〜第4スピンドル34dが上昇すると、ステータコア20が基台40ごと相対的に下降して脚部12が露呈する。次に、1層目〜4層目の脚部12に対し、上記と同様にして捻り曲げ及び露呈がなされる。さらに、露呈した脚部12同士が接合されることでセグメント10同士の間に電気的経路が形成される。これにより、連結されたセグメント10を電磁コイルとするステータが得られる。
上記から諒解されるように、回転方向側の側面内壁における挿入用凹部の開口近傍の突起(例えば、第1挿入用凹部54a及び第3挿入用凹部54cの各第1突起58a、第2挿入用凹部54b及び第4挿入用凹部54dの各第2突起62a)は、脚部12の位置ズレ防止にさほど寄与しない。従って、回転方向が一方向のみに設定されている場合には、これらの突起を設けないようにしてもよい。
又は、回転方向側に、挿入用凹部の開口に接近するにつれて拡開するような傾斜部を形成するようにしてもよい。すなわち、第1スピンドル34aを例示した図5に示すように、第1挿入用凹部54aでは、第1側面内壁56に傾斜部70が形成されている。この場合、脚部12が第1挿入用凹部54aに対して位置ズレを起こしたとしても、開口が幅広であるので脚部12を第1挿入用凹部54aに導くことが容易である。しかも、この場合、位置ズレした脚部12の先端面近傍が傾斜部70に当接する。その後、脚部12は、傾斜部70に案内されて第1挿入用凹部54aに進入する。
すなわち、この場合、傾斜部70が脚部12を案内する案内部として機能する。このため、脚部12を第1挿入用凹部54aに挿入することが容易となる。しかも、脚部12に対して捻り曲げを行うときには、上記と同様に、脚部12に第1突起58b、第2突起62aが食い込む。これにより、脚部12が位置ズレを起こすことが回避される。
本発明は、上記した実施の形態に特に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、第1スピンドル34a〜第4スピンドル34dの回転方向を全て同一としてもよい。
10…コイル用セグメント 12…脚部
16…ターン部 20…ステータコア
30…捻り曲げ装置 34a〜34d…スピンドル
52a〜52d…受部 54a〜54d…挿入用凹部
56…第1側面内壁 58a、58b…第1突起
60…第2側面内壁 62a、62b…第2突起
70…傾斜部

Claims (5)

  1. ステータコアのスロットから突出した導体の端部を捻り曲げる捻り曲げ装置であって、
    前記導体の端部が挿入される挿入用凹部が形成された保持治具と、
    前記保持治具を前記ステータコアに対して相対的に周方向及び軸方向に移動させる駆動手段と、
    を備え、
    前記挿入用凹部の、前記導体の端部が当接する側面内壁に、前記導体に食い込む突起が少なくとも1個設けられていることを特徴とする捻り曲げ装置。
  2. 請求項1記載の捻り曲げ装置において、前記側面内壁は、前記駆動手段によって前記ステータコアに対して周方向に相対的に移動する移動方向側の第1側面内壁と、前記第1側面内壁に対向する第2側面内壁とを含み、前記突起は、前記第1側面内壁に設けられることを特徴とする捻り曲げ装置。
  3. 請求項2記載の捻り曲げ装置において、さらに、前記第2側面内壁に、前記導体に食い込む第2の突起が設けられていることを特徴とする捻り曲げ装置。
  4. 請求項3記載の捻り曲げ装置において、前記第2の突起は、前記挿入用凹部の前記第2側面内壁の、前記導体の曲げ起点に対応する位置に設けられることを特徴とする捻り曲げ装置。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の捻り曲げ装置において、前記第1側面内壁に、前記挿入用凹部の開口に近接するに従って拡開する形状の傾斜部が設けられていることを特徴とする捻り曲げ装置。
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