JP2006136082A - コイルの捻り成形方法、捻り治具、および捻り装置 - Google Patents

コイルの捻り成形方法、捻り治具、および捻り装置 Download PDF

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雅之 中村
Yoshinori Yamada
良則 山田
Norihiko Akao
憲彦 赤尾
Masaaki Tomita
雅明 富田
Mitsutoshi Asano
光俊 浅野
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Abstract

【課題】 ステータコアの端面から突出するセグメントコイルの寸法がばらついても、型乗り上げやコイル変形が発生せずに、セグメントコイルを直線的に(湾曲させずに)成形することができるコイルの捻り成形方法、捻り治具、および捻り装置を提供すること。
【解決手段】 捻り装置1において、着脱自在駆動機構6により、セグメントコイル11の端部のうちステータコア10から突出した部分の中央付近に、捻り円環2(コイル端部保持部材21〜24)からセグメントコイル11に対して作用する荷重の荷重点を位置させ、その後、捻り円環2とセグメントコイル11とを相対的に周方向に回転させつつ捻り円環2とセグメントコイル11とが離れる方向に移動させて、セグメントコイル11の捻り成形を行う。
【選択図】 図23

Description

本発明は、ステータコアのスロットに挿入されたセグメントコイルの端部を捻り成形するためのコイル捻り成形方法、捻り治具、および捻り装置に関する。さらに詳細には、セグメントコイルを直線的に(湾曲することなく)捻り成形することができるコイルの捻り成形方法、捻り治具、および捻り装置に関するものである。
セグメント式コイルモータにおいては、ステータコアに設けられたスロットに略U字状のセグメントコイルを挿入した後に、セグメントコイルの先端を捻り、それらの端部を接合することによりステータを製造している。そして、ハイブリッド車の駆動用モータに対する要請の1つとして、搭載スペースの関係からモータの小型化、特にモータの軸方向長さの短縮が挙げられる。モータの小型化、特にモータの軸方向長さの短縮を図るためには、ステータにおけるコイルエンド高さを少しでも短縮する必要がある。
そこで、コイルエンド高さを短縮するためのコイル捻り成形に関する技術が色々と提案されている。そのうちの1つとして、例えば、特開2000−92797号公報に開示された技術がある。この技術では、まず、円環形状の捻り治具100に形成された保持部101にセグメントコイル110の先端を挿入し、この状態から、図26に示すように、セグメントコイル110の先端が保持部101から抜けないようにして、捻り治具100を周方向および軸方向に移動させてセグメントコイル110の捻り成形を行う。なお、図26には、捻り治具100について円環形状の一部のみを模式的に示している。
このように、捻り治具100をステータコア120に対して、周方向のみならず、軸方向にも相対的に移動させることにより、セグメントコイル110の端部を保持している保持部101から、セグメントコイル110が抜けていくことを防止しつつ、セグメントコイル110を捻り成形することができるようになっている。これにより、セグメントコイル110の曲げアールを小さくして、コイルエンド高さh1(図27参照)を短縮するようにしている。
ところが、上記した特開2000−92797号公報に開示されたコイルの捻り成形技術では、図27に示すように、セグメントコイル110の端部にストレート部分110aが形成されてしまう。このため、コイルエンド高さh1が高くなるという問題があった。つまり、セグメントコイル110の端部に残るストレート部分110a(長さhs)がコイルエンド高さh1を短縮する妨げとなっていた。
これに対して、セグメントコイルの端部にストレート部分を残さず、またコイルにも傷がつかない捻り成形方法および捻り治具が特開2004−236375号公報に開示されている。ここに開示された技術は、セグメントコイル110の端部の位置決めを行う位置決め部132と、セグメントコイル110の端部を保持することなくセグメントコイル110の端部近傍部に当接してセグメントコイル110を押圧する凸部131とを有する捻り治具130を用いて、位置決め部132にセグメントコイル110の端部を当接させて位置決めを行い、その後、位置決め部132からセグメントコイル110の端部を離し、その状態から捻り治具130を、セグメントコイル110との係合を維持させつつ、周方向に回転させながらセグメントコイル方向に近接させて、セグメントコイル110の捻り成形を行うようになっている。
特開2000−92797号公報(第3〜4頁、第4図、第7図) 特開2004−236375号公報(第3〜4頁、第1〜6図)
しかしながら、上記した従来技術には以下の問題点があった。すなわち、上記の従来技術では、コイル先端付近を拘束して、捻り成形を行うための荷重をコイル先端に集中させているため、セグメントコイルが直線的に成形されない(湾曲する)おそれがあった。セグメントコイルが直線的に捻り成形されないと、その後に行われるコイル端部の溶接を良好に実施することができない。
また、コイル先端付近を固定するために、捻り治具においてコイル先端が勘合する寸法隙間を小さくしているので、コイル寸法がばらつくと型乗り上げ(コイル先端が捻り治具に挿入できない状態)や、コイルの変形が発生するおそれがあった。さらに、捻り治具の形状が複雑であること、および勘合隙間が小さいためにセグメントコイルに逃がし面取り加工を施す必要があること等から、生産コスト面において不利であった。
そこで、本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、ステータコアの端面から突出するセグメントコイルの寸法がばらついても、型乗り上げやコイル変形が発生せずに、セグメントコイルを直線的に(湾曲させずに)成形することができるコイルの捻り成形方法、捻り治具、および捻り装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた本発明に係るコイルの捻り成形方法は、ステータコアのスロットに挿入された略U字状のセグメントコイルの端部を捻り治具を用いて捻り成形するコイルの捻り成形方法において、前記セグメントコイルの端部のうち前記ステータコアから突出した部分の中央付近に、前記捻り治具から前記セグメントコイルに対して作用する荷重の荷重点を位置させ、その後、前記荷重点を前記セグメントコイルの先端に向かって連続的に移動させるように、前記捻り治具と前記セグメントコイルとを相対的に移動させて、前記セグメントコイルを捻り成形することを特徴とする。
このコイルの捻り成形方法では、まず、セグメントコイルの端部のうちステータコアから突出した部分の中央付近に、捻り治具からセグメントコイルに対して作用する荷重の荷重点を位置させる。つまり、従来の捻り成形技術に比べ、荷重点をステータコア側に移動させている。そして、そのような状態から、荷重点をセグメントコイルの先端に向かって連続的に移動させるように、捻り治具とセグメントコイルとを相対的に移動させて、セグメントコイルを捻り成形する。
このため、捻り成形初期において、セグメントコイルはステータコアの端面付近で曲げられ、その後、その曲げアールが小さくされていく。このとき、荷重点がセグメントコイルの先端に向かって連続的に移動するので、セグメントコイルは直線的に(湾曲することなく)捻り成形される。
ここで、前記荷重点を前記セグメントコイルの先端に向かって連続的に移動させるには、前記捻り治具と前記セグメントコイルとを相対的に周方向に回転させつつ前記捻り治具と前記セグメントコイルとが離れる方向に移動させればよい。
また、本発明に係るコイルの捻り方法においては、前記セグメントコイル先端と前記捻り治具に形成されたコイル端収容部の底面との間に隙間を形成するとともに、前記セグメントコイルと前記コイル端部収容部の回転方向前方面との間に隙間を形成した状態で、前記ステータコアの端部側面を前記コイル端部収容部の回転方向後方面に当接させて位置決めを行うことことが望ましい。
こうすることにより、ステータコアの端面から突出するセグメントコイルの寸法がばらついても、型乗り上げを発生させることなく、セグメントコイルの端部をコイル端収容部に挿入することができるからである。その結果、ステータコアの端面から突出するセグメントコイルの寸法がばらついても、型乗り上げやコイル変形が発生せずに、セグメントコイルを直線的に(湾曲させずに)成形することができる。
上記課題を解決するためになされた本発明に係る捻り治具は、ステータコアのスロットに挿入された略U字状のセグメントコイルの端部を捻り成形するための捻り治具において、前記セグメントコイルの端部を収容するコイル端収容部を有し、前記コイル端収容部は、回転方向後方面に前記セグメントコイルの端部側面を接触させ位置合わせを行う際に、底面と前記セグメントコイルの先端との間、および前記回転方向前方面と前記セグメントコイルとの間に隙間を持たせて、前記ステータコアから突出する前記セグメントコイルのうち先端から半分以上を収容することを特徴とする。
このような治具を利用することにより、ステータコアの端面から突出するセグメントコイルの寸法がばらついても、型乗り上げを発生させることなく、セグメントコイルの端部をコイル端収容部に挿入することができる。その結果、ステータコアの端面から突出するセグメントコイルの寸法がばらついても、型乗り上げやコイル変形を発生させずに、セグメントコイルを直線的に(湾曲させずに)成形することができる。
本発明に係る捻り治具においては、前記コイル端収容部の深さは、前記ステータコアの直径の1/12倍以上あり、前記コイル端収容部の幅は、前記セグメントコイルの幅の1.5倍以上あることが望ましい。
ステータコアの端面から突出するセグメントコイルの長さは、ステータコアの直径の1/6程度である。このため、コイル端収容部がステータコアの直径の1/12倍以上の深さを持つことにより、コイル端収容部の底面とセグメントコイルの先端との間に隙間を持たせた状態で、ステータコアから突出するセグメントコイルのうち先端から半分以上を、コイル端収容部に確実に収容することができる。
また、セグメントコイルに対する捻り成形を行う場合に、コイル端収容部の回転方向前方面にセグメントコイルが接触すると、セグメントコイルを直線的に捻り成形することができない。このため、コイル端収容部の回転方向前方面とセグメントコイルとを接触させないために、コイル端収容部の幅をセグメントコイルの幅よりも大きくしなければならない。ここで、コイル端収容部の幅をセグメントコイル幅の1.5倍未満にしても、コイル端収容部の回転方向前方面とセグメントコイルとを接触させないようにすることはできる。ところが、これでは、捻り治具の動作制御が非常に複雑になり生産効率が悪化する。そのため、本発明では、コイル端収容部の幅は、セグメントコイルの幅の1.5倍以上としている。これにより、生産効率の悪化を防止した上で、コイル端収容部の回転方向前方面とセグメントコイルとを接触させないようにすることができる。
また、本発明に係る捻り治具においては、前記コイル端収容部の回転方向後方面における前記ステータコア側端部は、面取り加工あるいはアール加工が施されていることが望ましい。
これにより、セグメントコイルのコイル端収容部への挿入がスムーズに行われるからである。その結果、セグメントコイルのコイル端収容部への挿入時に、型乗り上げやコイル変形を発生させないようにすることができる。
上記課題を解決するためになされた本発明に係る捻り装置は、ステータコアのスロットに挿入された略U字状のセグメントコイルの端部を捻り成形するための捻り装置であって、上記の捻り治具と、前記セグメントコイルの端部のうち前記ステータコアから突出した部分の中央付近に、前記捻り治具から前記セグメントコイルに対して作用する荷重の荷重点を位置させた後、前記荷重点を前記セグメントコイルの先端に向かって連続的に移動させるように、前記捻り治具と前記セグメントコイルとを相対的に移動させる制御部と、を有することを特徴とする。
この捻り装置では、まず、制御部は、セグメントコイルの端部のうちステータコアから突出した部分の中央付近に、捻り治具からセグメントコイルに対して作用する荷重の荷重点が位置させられる。つまり、従来の捻り成形技術に比べ、荷重点をステータコア側に移動させるのである。そして、そのような状態から、制御部は、荷重点をセグメントコイルの先端に向かって連続的に移動させるように、捻り治具とセグメントコイルとを相対的に移動させる。かくして、セグメントコイルを捻り成形する。
このため、捻り成形初期において、セグメントコイルはステータコアの端面付近で曲げられ、その後、その曲げアールが小さくされていく。このとき、制御部が荷重点をセグメントコイルの先端に向かって連続的に移動させるので、セグメントコイルを直線的に(湾曲することなく)捻り成形することができる。
ここで、前記制御部は、前記荷重点を前記セグメントコイルの先端に向かって連続的に移動させるために、前記捻り治具と前記セグメントコイルとを相対的に周方向に回転させつつ前記捻り治具と前記セグメントコイルとが離れる方向に移動させればよい。
また、本発明に係る捻り装置においては、前記制御部は、前記セグメントコイル先端と前記捻り治具に形成されたコイル端収容部の底面との間に隙間を形成するとともに、前記セグメントコイルと前記コイル端部収容部の回転方向前方面との間に隙間を形成した状態で、前記ステータコアの端部側面を前記コイル端部収容部の回転方向後方面に当接させて位置決めを行うことが望ましい。
こうすることにより、ステータコアの端面から突出するセグメントコイルの寸法がばらついても、型乗り上げを発生させることなく、セグメントコイルの端部をコイル端収容部に挿入することができるからである。その結果、ステータコアの端面から突出するセグメントコイルの寸法がばらついても、型乗り上げやコイル変形が発生せずに、セグメントコイルを直線的に(湾曲させずに)成形することができる。
本発明に係るコイルの捻り成形方法、捻り治具、および捻り装置によれば、上記したように、ステータコアの端面から突出するセグメントコイルの寸法がばらついても、型乗り上げやコイル変形が発生せずに、セグメントコイルを直線的に(湾曲させずに)成形することができる。
以下、本発明を具体化した最も好適な実施の形態について、図面に基づき詳細に説明する。まず、コイル捻り装置の全体構成について図1および図2を参照しながら説明する。図1は、コイル捻り装置1の一部断面正面図である。図2は、コイル捻り装置1の一部断面側面図である。なお、図1および図2は、一部断面を示すが、把握容易にするためにハッチングを省略する。
コイル捻り装置1は、ステータコア10の端面から軸方向に沿って挿入された複数列(本実施の形態では、12列)のセグメントコイル11を、捻り円環(「捻り治具」に相当するもの)2を交換して一部ずつ(本実施の形態では、4列ずつ)連続的に成形するものである。そのため、コイル捻り装置1は、主として、セグメントコイル11を捻るための複数の捻り円環2と、捻り円環2を交換する円盤状治具交換装置4と、捻り円環2に対して着脱自在に設けられ、装着された捻り円環2を軸方向に移動させてセグメントコイル11の端部に係合させた後、捻り円環2を周方向に回転させる着脱自在駆動機構(「制御部」に相当するもの)6と、ステータコア10の搬入および搬出を行うステータコア搬送機構9とを有する。
次に、捻り円環2について図3〜図7を参照しながら説明する。図3は、第1捻り円環2Aの断面図である。図4は、第2捻り円環2Bの断面図である。図5は、第3捻り円環2Cの断面図である。図3〜図5は、断面図であるが、把握容易にするためにハッチングを省略する。図6は、捻り円環2の上面図である。図7は、捻り円環2の下面図である。
捻り円環2は、セグメントコイル11の端部を4列ずつ保持するものである。本実施の形態では、12列のセグメントコイル11を成形するため、第1捻り円環2A、第2捻り円環2B、および第3捻り円環2Cを使用する。これら第1捻り円環2A、第2捻り円環2B、および第3捻り円環2Cは本発明の捻り治具に相当するものである。そこで、各捻り円環について詳細に説明する。
図3に示す第1捻り円環2Aは、第2列から5列目のコイル11の端部を保持してコイル11に対して捻り成形を行うものである。この第1捻り円環2Aは、4個の円環状のコイル端部保持部材21A,22A,23A,24Aを周方向に重ね合わせて、円環状の外周ガイド25Aと内周ガイド26Aとで挟み込んで一体化している。ここで、第1列目のセグメントコイル11は、第12列目のセグメントコイル11と同時に成形するため、第1捻り円環2Aでは成形しない。コイル端部保持部材21A〜24Aは、ステータコア10の下端面から密に突き出すセグメントコイル11を傷つけることなく保持するため、上端部が肉薄に形成され、セグメントコイル11の端部が挿入されるコイル端収容部211A,221A,231A,241Aが上端面全周にわたって形成されている。コイル端収容部211A〜241Aは、図6に示すように、ステータコア10に挿通されるセグメントコイル11端部の数だけ(本実施の形態では、48本)円周方向に等間隔で形成されている。
一方、図3および図7に示すように、コイル端部保持部材21A〜24Aの下端部は、肉厚に形成されている。そして、これらコイル端部保持部材21A〜24Aの下端部には、着脱自在駆動機構6に対して位置合わせを行う治具部位置決めガイド212A,222A,232A,242Aが固設されている。これにより、着脱自在駆動機構6に対して捻り円環2Aを簡単に装着することができるようになっている。そして、着脱自在駆動機構6に装着された捻り円環2Aは、着脱自在駆動機構6が駆動されることにより、コイル端収容部211A〜241Aに挿入されたセグメントコイル11を列毎に捻るようになっている。
図4に示す第2捻り円環2Bは、第6列から9列目のセグメントコイル11の端部を保持してセグメントコイル11に対して捻り成形を行うものである。この第2捻り円環2Bは、4個の円環状のコイル端部保持部材21B,22B,23B,24Bを周方向に重ね合わせて、円環状の外周ガイド25Bと内周ガイド26Bとで挟み込んで一体化している。コイル端部保持部材21B〜24Bは、ステータコア10の下端面から密に突き出すセグメントコイル11を傷つけることなく保持するため、上端部が肉薄に形成され、セグメントコイル11の端部が挿入されるコイル端収容部211B,221B,231B,241Bが上端面全周にわたって形成されている。コイル端収容部211B〜241Bは、図6に示すように、ステータコア10に挿通されるセグメントコイル11端部の数だけ(本実施の形態では、48本)円周方向に等間隔で形成されている。
一方、図3および図7に示すように、コイル端部保持部材21B〜24Bの下端部は、肉厚に形成されている。そして、これらコイル端部保持部材21B〜24Bの下端部には、着脱自在駆動機構6に対して位置合わせを行う治具部位置決めガイド212B,222B,232B,242Bが固設されている。これにより、着脱自在駆動機構6に対して捻り円環2Bを簡単に装着することができるようになっている。そして、着脱自在駆動機構6に装着された捻り円環2Bは、コイル端収容部211B〜241Bに挿入されたセグメントコイル11を列毎に捻るようになっている。
このように、第2捻り円環2Bは、基本的構造が第1捻り円環2Aと共通する。しかし、第6〜9列目のセグメントコイル11の成形時に、第2列目のセグメントコイル11をガイドするコイル逃げ用溝261Bが内周ガイド26Bに設けられている点で相違する。
図5に示す第3捻り円環2Cは、第1列目および第10列から12列目のセグメントコイル11の端部を保持してセグメントコイル11に対して捻り成形を行うものである。この第3捻り円環2Cは、4個の円環状のコイル端部保持部材21C,22C,23C,24Cを周方向に重ね合わせて、円環状の外周ガイド25Cと内周ガイド26Cとで挟み込んで一体化している。第1列目を第12列目と同時に成形するのは、第1列目と第12列目のセグメントコイル11を電気的に接続するからである。コイル端部保持部材21C〜24Cは、ステータコア10の下端面から密に突き出すセグメントコイル11を傷つけることなく保持するため、上端部が肉薄に形成され、セグメントコイル11の端部が挿入されるコイル端収容部211C,221C,231C,241Cが上端面全周にわたって形成されている。コイル端収容部211C〜241Cは、図6に示すように、ステータコア10に挿通されるセグメントコイル11端部の数だけ(本実施の形態では、48本)円周方向に等間隔で形成されている。
一方、図3および図7に示すように、コイル端部保持部材21C〜24Cの下端部は、肉厚に形成されている。そして、これらコイル端部保持部材21C〜24Cの下端部には、着脱自在駆動機構6に対して位置合わせを行う治具部位置決めガイド212C,222C,232C,242Cが固設されている。これにより、着脱自在駆動機構6に対して捻り円環2Cを簡単に装着することができるようになっている。そして、着脱自在駆動機構6に装着された捻り円環2Cは、コイル端収容部211C〜241Cに挿入されたセグメントコイル11を列毎に捻るようになっている。
なお、捻り円環2は、12列のセグメントコイル11端部がステータコア10の図示しないスロットから径方向に並んで突き出すため、図6に示すように、着脱自在駆動機構6に装着される前にコイル端収容部211〜241を径方向に揃える必要がある。また、3個の捻り円環2(2A〜2C)は、1個の着脱自在駆動機構6に対して着脱されるため、図7に示すように、着脱自在駆動機構6に装着される前に治具部位置決めガイド212〜242の位置を揃えておく必要がある。そのため、第1〜第3捻り円環2A〜2Cには、図3〜図5に示すように、円環保持ピン31(図2参照)が貫通する貫通穴27A,27B,27Cが径方向に形成されている。
ここで、捻り円環2に形成されているコイル端収容部211〜241の形状について図8を参照しながら説明する。図8は、捻り円環の周方向における一部分の縦断面図である。なお、各コイル端収容部211〜241の形状はすべて同じであるので、ここではコイル端収容部211を代表として説明する。
コイル端収容部211は、図8に示すように、細長い穴形状をなしており、周方向に所定間隔で形成されている。コイル端収容部211の深さDは、ステータコア10から突出するセグメントコイル11のうち先端から半分以上を収容できるように、ステータコア10の直径の1/12倍以上に設定されている。また、コイル端収容部211の幅寸法Wは、セグメントコイル11の周方向における幅寸法の1.5倍以上に設定されている。これにより、コイル端収容部211の回転方向後方面211Dにセグメントコイル11の端部側面を接触させ位置合わせを行う際に、底面211Eとセグメントコイル11の先端との間、および回転方向前方面211Fとセグメントコイル11との間に隙間を持たせて、ステータコア10から突出するセグメントコイル11のうち先端から半分程度をコイル端収容部211に収容することができる。
また、コイル端収容部211の回転方向後方面211Dのステータコア側端部には面取り部211Gが形成されている。これにより、コイル端収容部211へのセグメントコイル11の端部の挿入をスムーズに行うことができる。これらのことから、セグメントコイル11の寸法がばらついていたとしても、セグメントコイル11が、捻り円環2に乗り上げたり、変形したりすることなく確実にコイル端収容部211に挿入される。
次に、円盤状治具交換装置4について図9および図10を参照しながら説明する。図9は、円盤状治具交換装置4の一部断面側面図である。図9は、一部断面を示すが、把握容易にするためハッチングを省略する。図10は、円盤状治具交換装置4の平面図である。
円盤状治具交換装置4は、基台5に固設された保持部材41に支軸42が立設され、その支軸42にインデックステーブル43が回転可能に保持されている。インデックステーブル43は、軸方向に貫通する穴が周方向に等間隔に形成され、各穴の周りに捻り円環2を嵌合保持するためのボス部431A,431B,431C,431D,431E,431F,431G,431Hが設けられている。従って、インデックステーブル43の回転を制御することにより、任意の捻り円環2を受取位置(図9では、ボス部431Aの位置)に移動させることができる。本実施の形態では、第1〜第3捻り円環2A〜2Cは、ボス部431Aを初期位置として、ボス部431C,431E,431Gに配設されている。
そして、位置決め機構3が円盤状治具交換装置4に固設されている。この位置決め機構3は、ターンテーブル43のボス部431に対して径方向に円環保持ピン31を挿通することにより、捻り円環2のコイル端部保持部材21〜24を周方向に位置決めするものである。円環保持ピン31の一端には、突起が設けられ、その突起を保持するコの字状ガイド33が駆動アクチュエータ32によって受取位置に対して往復直線運動するように配設されている。
次に、着脱自在駆動機構6について図11〜図13を参照しながら説明する。この着脱自在駆動機構6は、本発明の制御部に相当するものである。図11は、着脱自在駆動機構6の昇降部の一部断面正面図である。図12は、着脱自在駆動機構6の一部断面平面図である。図13は、着脱自在駆動機構6の回転部の側面図である。なお、図11および図12は、一部断面を示すが、把握容易にするためにハッチングを省略する。
着脱自在駆動機構6は、基台5と円盤状治具交換装置4との間に配設され、受取部材61,62,63,64を軸方向に移動させて受取位置に配設された捻り円環2を下方から受け取り、さらに受取部材61〜64を回転させて捻り円環2を周方向に回転させるものである。
基台5には、受取位置と同軸上に基軸65が立設されるとともに、コイル捻り装置1の構造体をなす4本の支軸66が立設されている。基軸65と4本の支軸66には、アーム67がそれぞれ水平に架け渡され、摺動可能に保持されている。各アーム67には、基台5に固設された4個のモータ69が減速機68を介してそれぞれ連結するとともに、受取部材61〜64が回転可能に保持されている。受取部材61〜64は、捻り円環2のコイル端部保持部材21〜24下端部と略同径の円環状をなし、基軸65を中心として同心円状に配設されている。従って、モータ69を駆動すれば、受取部材61〜64を基軸65に沿って軸方向に移動させることができ、さらには、各モータ69の回転量を制御すれば、受取部材61〜64の軸方向への移動量を個別に調整することができる。
また、基台5には、図13に示すように、一対の回転軸54A,54Bが回転可能に保持されている。一対の回転軸54A,54Bは、基台5に内設されたウォームギヤ53A,53Bを介してモータ51A,51Bの出力軸52A,52Bに連結し、回転方向の駆動力を伝達されるようになっている。受取部材61,63は、アーム67に内蔵されるギヤ列671を介して回転軸54Aにそれぞれ連結する。一方、受取部材62,64は、アーム67に内蔵されるギヤ列671を介して回転軸54Bにそれぞれ連結する。従って、モータ51A,51Bを逆方向に回転させれば、回転軸54A,54Bが逆方向に回転し、受取部材61,63を所定方向に同期して回転させる一方、受取部材62,64を所定方向と反対方向に同期して回転させることができる。
ここで、着脱自在駆動機構6は、複数の捻り円環2を着脱するため、捻り円環2の受取毎に受取部材61〜64と捻り円環2とを調芯する調芯機構を備える。調芯機構は、図14(a)に示すように、捻り円環2のコイル端部保持部材21〜24下端面に固設される治具部位置決めガイド212〜242と、図14(b)に示すように、着脱自在駆動機構6の受取部材61〜64上端面に固設される駆動機構位置決めガイド612〜642とからなる。なお、図14は、調芯機構の構造を示す図である。治具部位置決めガイド212〜242および駆動機構位置決めガイド612〜642は、テーパ212a,222a,232a,242a,612a,622a,632a,642aがそれぞれ周方向に形成されている。このような調芯機構は、捻り円環2のコイル端部保持部材21〜24と着脱自在駆動機構6の受取部材61〜64に対して円周方向に4個ずつ等間隔に設けられている。
従って、治具部位置決めガイド212〜242の凸部と駆動機構位置決めガイド612〜642の凹部とを係合させれば、着脱自在駆動機構6の受取部材61〜64と捻り円環2のコイル端部保持部材21〜24との位相および同心円状の位置決めがなされる。また同時に、着脱自在駆動機構6の受取部材61〜64と捻り円環2のコイル端部保持部材21〜24は、周方向に連結される。
さらに、着脱自在駆動機構6は、捻り円環2と軸方向に連結する連結機構を備える。着脱自在駆動機構6の受取部材61〜64には、図15に示すように、T字形の薄板バネ71,72,73,74が、円周方向に等間隔で配設されている。薄板バネ71〜74は、上端部が受取部材61〜64から突き出るように配置され、下端部が受取部材61〜64に固定されている。薄板バネ71〜74は、図16および図17に示すように、受取部材61〜64に摺動可能に保持される摺動軸75,76,77,78を介して相互に連結している。
なお、図15は、連結機構の構造を示す図である。図16は、連結機構の連結状態を示す断面図である。図17は、連結機構の連結解除状態を示す断面図である。図15および図16は、断面を示すが、把握容易にするためハッチングを省略する。
ここで、連結解除用アクチュエータ79は、受取部材61の内周に配設され(図11および図13参照)、摺動軸75〜78に径方向の推力を与えるようになっている。これに対し、捻り円環2のコイル端部保持部材21〜24には、薄板バネ71〜74の先端部を係止する係止溝213,223,233,243が形成されている。
従って、図16に示すように、連結解除用駆動アクチュエータ79を停止すると、薄板バネ79の先端部が係止溝213〜243に係止され、着脱自在駆動機構6と捻り円環2とが軸方向に連結される。一方、図17に示すように、連結解除用駆動アクチュエータ79を駆動すると、薄板バネ71〜74が撓められて先端部を係止溝213〜243から浮き上がらせ、着脱自在駆動機構6と捻り円環2とが軸方向に連結されない。こうした連結機構は、着脱自在駆動機構6の受取部材61〜64および捻り円環2のコイル端部保持部材21〜24の周方向に4個ずつ等間隔に配設されている。
ここで、着脱自在駆動機構6の受取部材61〜64は、捻り円環2のコイル端部保持部材21〜24に直接連結するが、外周ガイド25と内周ガイド26に直接連結しない。コイル端部保持部材21〜24は、軸方向に移動しながら回転して各列のセグメントコイル11を捻るため、直接軸方向および周方向の移動を制御する必要があるが、外周ガイド25と内周ガイド26は、コイル成形時にコイル端部保持部材21〜24と成形するセグメントコイル11をガイドする関係上、軸方向および周方向の移動を制御する必要がないからである。ところが、外周ガイド25および内周ガイド26は、成形するセグメントコイル11の列によって形状が異なるため(図3〜図5参照)、対応するコイル端部保持部材21〜24と一体的に交換する必要がある。この点、各列のセグメントコイル11は、成形時に内向きに移動するため、セグメントコイル11の外側に配設される外周ガイド25の上下動作は簡便であるが、セグメントコイル11の内側に配設される内周ガイド26の上下動作は、摩擦抵抗などとの関係で困難である。
そこで、着脱自在駆動機構6には、図11および図13に示すように、内周ガイド26を上下動させる内周ガイド駆動アクチュエータ80が設けられ、コイル端部保持部材21〜24と同様に内周ガイド26を下方から受け取るようにしている。そして、内周ガイド駆動アクチュエータ80が単独で下降したとき、あるいは、コイル端部保持部材21〜24に対して相対的に下降したときに、それに追従して内周ガイド26を確実に下降させるため、内周ガイド26には、コイル端部保持部材21に対して下向きに付勢するスプリング30(図3〜図5参照)が縮設されている。
また、外周ガイド25と内周ガイド26は、コイル端部保持部材21〜24と一緒に交換されるため、円盤状治具交換装置4に搭載されている間、円環保持ピン31を径方向に挿通される(図9参照)。そのため、外周ガイド25は、図3〜図5に示すように、コイル端部保持部材24に立設されたピンに係合することにより、コイル端部保持部材24と同期して回転するようになっている。
一方、内周ガイド26は、図7に示すように、下端面に取付板28が固設され、その取付板28の外縁部から径方向に張り出す張出部281(281A〜281C)をコイル端部保持部材21に係合させることにより、コイル端部保持部材21と同期して回転するようになっている。なお、内周ガイド26の回転時における摩擦抵抗を小さくするため、内周ガイド26の上端面にローラ29を設けるとともに(図6参照)、内周ガイド駆動アクチュエータ80の先端部に球面ローラ81(図11、図13参照)を設けている。
最後に、ステータコア搬送機構9について図18および図19を参照しながら説明する。図18は、コイル捻り装置1を上面から見た概念図である。図19は、カフサ保持部の平面図である。
ステータコア搬送機構9は、図18に示すように、12列のセグメントコイル11を挿通されたステータコア10を保持板92の所定位置に配設し、ステータコア10に対してステータガイド91を上方から押し当てて保持するようになっている(図1参照)。図19に示すように、保持板92には、ステータコア10より大径のカフサ駆動リング93が固設され、セグメントコイル11の成形形状を定めるカフサ94をステータコア10のセグメントコイル11間に挿入するようになっている。カフサ94は、カフサ駆動リング93に片持ちされているため、セグメントコイル11の成形時にねじりを加えられて位置ずれする恐れがある。そこで、ステータコア搬送機構9は、カフサ内側ガイド95をステータコア10の中心穴に対して上方から挿通し、カフサ94の先端部を保持するようにしている。カフサ内側ガイド95は、ステータガイド91に対して摺動可能に設けられ、別個に昇降するようになっている。
続いて、コイル捻り装置1の作動について図20を参照しながら説明する。図20は、コイル捻り装置の動作内容を示すフローチャートである。
まず、12列のセグメントコイル11を挿入されたステータコア10を所定位置に搬入し(S1)、カフサ94をセットする(S2)。具体的には、所定位置に搬入したステータコア10をステータガイド91を下降させて保持する一方、カフサ内径ガイド95を下降させて、カフサ駆動リング93の内側にセットする。このとき、ステータガイド91とカフサ内径ガイド95は、別個に下降するため、厚みの異なるステータコア10に対応することができる。そして、カフサ94をカフサ駆動リング93からカフサ内径ガイド95に向かって突出させ、カフサ94の先端部をカフサ内径ガイド95で保持する。
次に捻り円環2をセットする(S3)。ここで、12列のコイル端部を備えるセグメントコイル11の端部をステータコア10に対して捻ろうとするときに、全ての端部を一度に捻ることは、端部が狭い範囲に存在するため、極めて困難であるので、本実施の形態では、第1〜第3捻り円環2A〜2Cを順次交換して、セグメントコイル11を4列ずつ成形する。そこで、ターンテーブル43を90度回転させて、第1捻り円環2Aが着脱自在駆動装置6の真上である受取位置に来るようにする。
そして、着脱自在駆動機構6で第1捻り円環2Aを受け取る(S4)。具体的には、まず、連結解除駆動アクチュエータ79を駆動させて薄板バネ71〜74を撓ませた状態で、着脱自在駆動機構6のモータ69を駆動し、受取部材61〜64を上昇させる。受取部材61〜64は、駆動機構位置決めガイド612〜642を治具部位置決めガイド212A〜242Aに係合させることにより、着脱自在駆動機構6を第1捻り円環2Aに装着する。これと同時に、薄板バネ71〜74がコイル端部保持部材21A〜24Aの係止溝213A〜243Aに挿入されるので、連結解除駆動アクチュエータ79を停止して着脱自在駆動機構6と第1捻り円環2Aとが分離しないように連結する。
ターンテーブル43を90度回転させるとき、位置決め機構3のコの字形ガイド33を受取位置に前進させておくことにより、ターンテーブル43を回転する事でボス部431Cおよび第1捻り円環2Aに挿通された円環位置決めピン31Cの端部を保持し、その後、コの字形ガイド33を後退させ、円環位置決めピン31Cをボス部431Cおよび第1捻り円環2Aから抜く。そして、着脱自在駆動機構6の受取部材61〜64を更に軸方向に上昇させて、第2列から5列目のセグメントコイル11端部を、図21に示すように、コイル端部保持部材21A〜24Aのコイル端収容部211A〜241Aに挿入する。図21は、第1捻り円環におけるコイル端部保持部材のコイル端収容部にセグメントコイル端部を収容した状態を示す図である。
このとき、コイル端収容部211A〜241A内には、コイル端収容部211A〜241Aの回転方向後方面211D〜241Dにセグメントコイル11の端部側面を接触させた状態において、底面211E〜241Eとセグメントコイル11の先端との間、および回転方向前方面211F〜241Fとセグメントコイル11との間に隙間を持たせ、ステータコア10から突出するセグメントコイル11のうち先端から半分程度が収容されて位置決めされる。また、コイル端収容部211A〜241Aの回転方向後方面211D〜241Dのステータコア側端部には面取り部211G〜241Gが形成されているので、コイル端収容部211A〜241Aへのセグメントコイル11の端部の挿入をスムーズに行うことができる。したがって、第2列から5列目のセグメントコイル11の寸法がばらついていたとしても、第1捻り円環2Aに乗り上げるような不具合の発生を確実に防止することができる。
なお、内周ガイド26Aは、内周ガイド駆動アクチュエータ80によってローラ29Aがカフサ内径ガイド95下端面に当接するまで持ち上げられている。
次に、セグメントコイル11を成形する(図20のS5)。具体的には、着脱自在駆動機構6が受取部材61,63と受取部材62,64を反対方向に回転させる。第1捻り円環2Aのコイル端部保持部材21A〜24Aは、駆動機構位置決めガイド612〜642および治具部位置決めガイド212A〜242Aを介して回転力を伝達され、第2列から第5列目のセグメントコイル11を隣り合う端部が反対方向に向くように捻る。このとき、外周ガイド25Aと内周ガイド26Aとがコイル端部保持部材21A〜24Aおよび第2列から5列目のコイル11を外周側と内周側とからガイドしているので、コイル端部保持部材21A〜24Aが振れることなく安定して第2列から第5列目のセグメントコイル11を捻る。
また、着脱自在駆動機構6は、各列のセグメントコイル11がコイル端収容部211A〜241Aの回転方向前方面211F〜241Fに接触しないように捻るため、受取部材61〜64を軸方向に個別に移動させ、コイル端部保持部材21A〜24Aを下降させる。この場合、内周ガイド26Aは、コイル端部保持部材21Aの下降にかかわらずカフサ内径ガイド95によって常に一定位置に位置決めされているため、セグメントコイル11をより安定してガイドすることができる。
ここで、セグメントコイル11を捻り成形する際のコイル端部保持部材21A〜24A(第1捻り円環2A)の動きおよびセグメントコイル11の変形状態について、図22〜図25を参照しながら説明する。図22は、捻り成形を開始したときの状態を示す図である。図23は、捻り円環を下降させつつ回転させて捻り成形を行っている状態を示す図である。図24は、捻り円環の下降が終了した時点の状態を示す図である。図25は、捻り円環を上昇させつつ回転させて捻り成形を行っている状態を示す図である。
まず、図22に示すように、第1捻り円環2Aのコイル端部保持部材21A〜24Aが回転させられて捻り成形が開始される。このとき、捻り成形の荷重点(回転方向後方面211D〜241Dと面取り部211G〜241Gとの境界部分)が、セグメントコイル11の先端ではなく、ステータコア10の端面よりに位置する。より具体的には、ステータコア10の端面から突出するセグメントコイル11のうち先端から半分程度のところに、捻り成形の荷重点が位置する。このため、セグメントコイル11をステータコア10の端面付近で確実に曲げることができる。
その後、図23に示すように、第1捻り円環2Aのコイル端部保持部材21A〜24Aが回転させられつつ下降させられて捻り成形が実行される。このとき、セグメントコイル11がコイル端収容部211A〜241Aの回転方向前方面211F〜241Fに接触しないように 、コイル端部保持部材21A〜24Aの動作が制御される。これにより、捻り成形の荷重点が徐々にセグメントコイル11の先端に向かって移動していく。
そして、図24に示すように、セグメントコイル11の先端が面取り部211G〜241Gに位置したときに、コイル端部保持部材21A〜24Aの下降動作を停止する。その後、コイルエンド高さを短縮するために、図25に示すように、コイル端部保持部材21A〜24Aを上昇させる。なお、このときも、コイル端部保持部材21A〜24Aは回転している。
このように第1捻り円環2Aを利用した捻り成形方法では、ステータコア10の端面から突出するセグメントコイル11のうち先端から半分程度のところに、捻り成形開始時における捻り成形の荷重点を位置させて、その後、荷重点を徐々にセグメントコイル11の先端に向かって移動させていく。これにより、第2列から第5列目までのセグメントコイル11を直線的に(湾曲することなく)成形することができる。
次に、着脱自在駆動機構6を原位置に戻す(図20のS6)。具体的には、着脱自在駆動機構6の受取部材61〜64を下降させ、第1捻り円環2Aをターンテーブル43のボス部431Cに戻す。そして、受取部材61〜64を回転させて原位置に戻すことにより、第1捻り円環2Aのコイル端部保持部材21A〜24Aの位相を位置合わせした後、連結解除駆動アクチュエータ79を駆動させて薄板バネ71〜74を撓ませながら、受取部材61〜64をさらに下降させる。そして、連結解除駆動アクチュエータ79を停止して待機する。これにより、第1捻り円環2Aと着脱自在駆動機構6とが完全に分離する。
次に、捻り円環2のコイル端部保持部材21〜24を位置合わせする(S7)。すなわち、円環位置決めピン31Cを保持するコの字形ガイド33を受取位置に向かって前進させて、円環位置決めピン31Cをボス部431Cおよび第1捻り円環2Aの径方向に貫き通し、コイル端部保持部材21A〜24Aを周方向に位置決めする。ここで、内周ガイド26Aと外周ガイド25Aは、コイル成形時にコイル端部保持部材21A,24Aと同期して回転するので、円環位置決めピン31Cは第1捻り円環2Aにスムーズに挿入される。
次に、12列のセグメントコイル11の成形が終了したか否かを判断する(S8)。この時点では、未成形のセグメントコイル11が残っているので(S8:NO)、他のセグメントコイル11を成形するためにS3に戻る。
すなわち、ターンテーブル43を90度回転させて、第2捻り円環2Bが着脱自在駆動装置6の真上である受取位置に来るようにする(S3)。そして、着脱自在駆動機構6で第2捻り円環2Bを受け取る(S4)。具体的には、まず、連結解除駆動アクチュエータ79を駆動させて薄板バネ71〜74を撓ませた状態で、着脱自在駆動機構6のモータ69を駆動し、受取部材61〜64を上昇させる。受取部材61〜64は、駆動機構位置決めガイド612〜642を治具部位置決めガイド212B〜242Bに係合させることにより、着脱自在駆動機構6を第2捻り円環2Bに装着する。これと同時に、薄板バネ71〜74がコイル端部保持部材21B〜24Bの係止溝213B〜243Bに挿入されるので、連結解除駆動アクチュエータ79を停止して着脱自在駆動機構6と第2捻り円環2Bとを分離しないように連結する。
ターンテーブル43を90度回転させるとき、位置決め機構3のコの字形ガイド33を受取位置に前進させておくことにより、ターンテーブル43を回転することでボス部431Eおよび第2捻り円環2Bに挿通された円環位置決めピン31Eの端部を保持し、その後、コの字形ガイド33を後退させ、円環位置決めピン31Eをボス部431Eおよび第2捻り円環2Bから抜く。そして、着脱自在駆動機構6の受取部材61〜64を更に軸方向に上昇させて、第6列から9列目のコイル11端部を、コイル端部保持部材21B〜24Bのコイル端収容部211B〜241Bに挿入する(図21参照)。
このとき、コイル端収容部211B〜241B内には、コイル端収容部211B〜241Bの回転方向後方面211D〜241Dにセグメントコイル11の端部側面を接触させた状態において、底面211E〜241Eとセグメントコイル11の先端との間、および回転方向前方面211F〜241Fとセグメントコイル11との間に隙間を持たせ、ステータコア10から突出するセグメントコイル11のうち先端から半分程度が収容されて位置決めされる。また、コイル端収容部211B〜241Bの回転方向後方面211D〜241Dのステータコア側端部には面取り部211G〜241Gが形成されているので、コイル端収容部211B〜241Bへのセグメントコイル11の端部の挿入をスムーズに行うことができる。したがって、第6列から9列目のセグメントコイル11の寸法がばらついていたとしても、第2捻り円環2Bに乗り上げるような不具合の発生を確実に防止することができる。なお、成形を完了した第2〜第5列目のセグメントコイル11端部は、内周ガイド26Bのコイル逃げ用溝261Bに挿入される。
なお、内周ガイド26Bは、内周ガイド駆動アクチュエータ80によってローラ29Bがカフサ内径ガイド95下端面に当接するまで持ち上げられている。
次に、セグメントコイル11を成形する(図20のS5)。具体的には、着脱自在駆動機構6が受取部材61,63と受取部材62,64を反対方向に回転させる。第2捻り円環2Bのコイル端部保持部材21B〜24Bは、駆動機構位置決めガイド612〜642および治具部位置決めガイド212B〜242Bを介して回転力を伝達され、第6列から第9列目のセグメントコイル11端部を隣り合う端部が反対方向に向くように捻る。このとき、外周ガイド25Bと内周ガイド26Bとがコイル端部保持部材21B〜24Bおよび第2列から5列目のセグメントコイル11を外周側と内周側とからガイドしているので、コイル端部保持部材21B〜24Bが振れることなく安定して第6列から第9列目のセグメントコイル11端部を捻る。
また、着脱自在駆動機構6は、各列のセグメントコイル11がコイル端収容部211B〜241Bの回転方向前方面211F〜241Fに接触しないように捻るため、受取部材61〜64を軸方向に個別に移動させ、コイル端部保持部材21B〜24Bを下降させる。この場合、内周ガイド26Bは、コイル端部保持部材21Bの下降にかかわらずカフサ内径ガイド95によって常に一定位置に位置決めされているため、コイル11をより安定してガイドすることができる。なお、第2列目のコイル11は、コイル逃げ用溝261Bに内周側をガイドされるので、成形にともなって内側に移動しない。
ここで、セグメントコイル11は以下のようにして捻り成形される。まず、第2捻り円環2Bのコイル端部保持部材21B〜24Bが回転させられて捻り成形が開始される。このとき、捻り成形の荷重点(回転方向後方面211D〜241Dと面取り部211G〜241Gとの境界部分)が、セグメントコイル11の先端ではなく、ステータコア10の端面よりに位置する。より具体的には、ステータコア10の端面から突出するセグメントコイル11のうち先端から半分程度のところに、捻り成形の荷重点が位置する。このため、セグメントコイル11をステータコア10の端面付近で確実に曲げることができる(図22参照)。
その後、第2捻り円環2Bのコイル端部保持部材21B〜24Bが回転させられつつ下降させられて捻り成形が実行される。このとき、セグメントコイル11がコイル端収容部211B〜241Bの回転方向前方面211F〜241Fに接触しないように 、コイル端部保持部材21B〜24Bの動作が制御される。これにより、捻り成形の荷重点が徐々にセグメントコイル11の先端に向かって移動していく(図23参照)。
そして、セグメントコイル11の先端が面取り部211G〜241Gに位置したときに、コイル端部保持部材21B〜24Bの下降動作を停止する(図24参照)。その後、コイルエンド高さを短縮するために、コイル端部保持部材21B〜24Bを上昇させる(図25参照)。なお、このときも、コイル端部保持部材21B〜24Bは回転している。
このように第2捻り円環2Bを利用した捻り成形方法では、ステータコア10の端面から突出するセグメントコイル11のうち先端から半分程度のところに、捻り成形開始時における捻り成形の荷重点を位置させて、その後、荷重点を徐々にセグメントコイル11の先端に向かって移動させていく。これにより、第6列から9列目のセグメントコイル11を直線的に(湾曲することなく)成形することができる。
次に、着脱自在駆動機構6を原位置に戻す(図20のS6)。具体的には、着脱自在駆動機構6の受取部材61〜64を下降させ、第2捻り円環2Bをターンテーブル43のボス部431Eに戻す。そして、受取部材61〜64を回転させて原位置に戻すことにより、第2捻り円環2Bのコイル端部保持部材21B〜24Bの位相を位置合わせした後、連結解除駆動アクチュエータ79を駆動させて薄板バネ71〜74を撓ませながら、受取部材61〜64をさらに下降させる。そして、連結解除駆動アクチュエータ79を停止して待機する。これにより、第2捻り円環2Bと着脱自在駆動機構6とが完全に分離する。
次に、捻り円環2のコイル端部保持部材21〜24を位置合わせする(S7)。すなわち、円環位置決めピン31Eを保持するコの字形ガイド33を受取位置に向かって前進させて、円環位置決めピン31Eをボス部431Eおよび第2捻り円環2Bの径方向に貫き通し、コイル端部保持部材21B〜24Bを周方向に位置決めする。ここで、内周ガイド26Bと外周ガイド25Bは、コイル成形時にコイル端部保持部材21B,24Bと同期して回転するので、円環位置決めピン31Cは第2捻り円環2Bにスムーズに挿入される。
次に、12列のセグメントコイル11の成形が終了したか否かを判断する(S8)。この時点では、未成形のセグメントコイル11が残っているので(S8:NO)、他のセグメントコイル11を成形するためにS3に戻る。
すなわち、ターンテーブル43を90度回転させて、第3捻り円環2Cが着脱自在駆動装置6の真上である受取位置に来るようにする(S3)。そして、着脱自在駆動機構6で第3捻り円環2Cを受け取る(S4)。具体的には、まず、連結解除駆動アクチュエータ79を駆動させて薄板バネ71〜74を撓ませた状態で、着脱自在駆動機構6のモータ69を駆動し、受取部材61〜64を上昇させる。受取部材61〜64は、駆動機構位置決めガイド612〜642を治具部位置決めガイド212C〜242Cに係合させることにより、着脱自在駆動機構6を第3捻り円環2Cに装着する。これと同時に、薄板バネ71〜74がコイル端部保持部材21C〜24Cの係止溝213C〜243Cに挿入されるので、連結解除駆動アクチュエータ79を停止して着脱自在駆動機構6と第3捻り円環2Cとを分離しないように連結する。
ターンテーブル43を90度回転させるとき、位置決め機構3のコの字形ガイド33を受取位置に前進させておくことにより、ターンテーブル43を回転することでボス部431Gおよび第3捻り円環2Cに挿通された円環位置決めピン31Gの端部を保持し、その後、コの字形ガイド33を後退させ、円環位置決めピン31Gをボス部431Gおよび第3捻り円環2Cから抜く。そして、着脱自在駆動機構6の受取部材61〜64を更に軸方向に上昇させて、第1列および第10列から12列目のセグメントコイル11端部をコイル端保持部材21C〜24Cのコイル端収容部211C〜241Cに挿入する(図21参照)。
このとき、コイル端収容部211C〜241C内には、コイル端収容部211C〜241Cの回転方向後方面211D〜241Dにセグメントコイル11の端部側面を接触させた状態において、底面211E〜241Eとセグメントコイル11の先端との間、および回転方向前方面211F〜241Fとセグメントコイル11との間に隙間を持たせ、ステータコア10から突出するセグメントコイル11のうち先端から半分程度が収容されて位置決めされる。また、コイル端収容部211C〜241Cの回転方向後方面211D〜241Dのステータコア側端部には面取り部211G〜241Gが形成されているので、コイル端収容部211C〜241Cへのセグメントコイル11の端部の挿入をスムーズに行うことができる。したがって、第1列および第10列から第12列目のセグメントコイル11の寸法がばらついていたとしても、第3捻り円環2Cに乗り上げるような不具合の発生を確実に防止することができる。
なお、内周ガイド26Cは、内周ガイド駆動アクチュエータ80によってローラ29Cがカフサ内径ガイド95下端面に当接するまで持ち上げられている。
ここで、成形を完了した第2列目のセグメントコイル11は、第2捻り円環2Bで第6列から第9列目のセグメントコイル11を成形するときに、内周ガイド26Bのコイル逃げ用溝261Bで内側への移動を制限されている。そのため、第1列目のセグメントコイル11は、コイル端部保持部材21Cのコイル先端挿入穴211Cに挿入されるときに、第2列目のセグメントコイル11と接触せず、傷つかない。
次に、セグメントコイル11を成形する(図20のS5)。具体的には、着脱自在駆動機構6が受取部材61,63と受取部材62,64を反対方向に回転させる。第3捻り円環2Cのコイル端部保持部材21C〜24Cは、駆動機構位置決めガイド612〜642および治具部位置決めガイド212C〜242Cを介して回転力を伝達され、第1列および第10列から第12列目のコイル11端部を隣り合う端部が反対方向に向くように捻る。このとき、外周ガイド25Cと内周ガイド26Cとがコイル端部保持部材21C〜24Cおよび第1列、第10列から第12列目のコイル11を外周側と内周側とからガイドしているので、コイル端部保持部材21C〜24Cが振れることなく安定して第1列および第10列から第12列目のセグメントコイル11を捻る。
また、着脱自在駆動機構6は、コイル端収容部211C〜241Cの回転方向前方面211F〜241Fに接触しなように捻るため、受取部材61〜64を軸方向に個別に移動させ、コイル端部保持部材21C〜24Cを下降させる。この場合、内周ガイド26Cは、コイル端部保持部材21Cの下降にかかわらずカフサ内径ガイド95によって常に一定位置に位置決めされているため、セグメントコイル11をより安定してガイドすることができる。
ここで、セグメントコイル11は以下のようにして捻り成形される。まず、第3捻り円環2Cのコイル端部保持部材21C〜24Cが回転させられて捻り成形が開始される。このとき、捻り成形の荷重点(回転方向後方面211D〜241Dと面取り部211G〜241Gとの境界部分)が、セグメントコイル11の先端ではなく、ステータコア10の端面よりに位置する。より具体的には、ステータコア10の端面から突出するセグメントコイル11のうち先端から半分程度のところに、捻り成形の荷重点が位置する。このため、セグメントコイル11をステータコア10の端面付近で確実に曲げることができる(図22参照)。
その後、第3捻り円環2Cのコイル端部保持部材21C〜24Cが回転させられつつ下降させられて捻り成形が実行される。このとき、セグメントコイル11がコイル端収容部211C〜241Cの回転方向前方面211F〜241Fに接触しないように 、コイル端部保持部材21C〜24Cの動作が制御される。これにより、捻り成形の荷重点が徐々にセグメントコイル11の先端に向かって移動していく(図23参照)。
そして、セグメントコイル11の先端が面取り部211G〜241Gに位置したときに、コイル端部保持部材21C〜24Cの下降動作を停止する(図24参照)。その後、コイルエンド高さを短縮するために、コイル端部保持部材21C〜24Cを上昇させる(図25参照)。なお、このときも、コイル端部保持部材21C〜24Cは回転している。
このように第3捻り円環2Cを利用した捻り成形方法では、ステータコア10の端面から突出するセグメントコイル11のうち先端から半分程度のところに、捻り成形開始時における捻り成形の荷重点を位置させて、その後、荷重点を徐々にセグメントコイル11の先端に向かって移動させていく。これにより、第1列および第10列から第12列目のセグメントコイル11を直線的に(湾曲することなく)成形することができる。
次に、着脱自在駆動機構6を原位置に戻す(図20のS6)。具体的には、着脱自在駆動機構6の受取部材61〜64を下降させ、第3捻り円環2Cをターンテーブル43のボス部431Gに戻す。そして、受取部材61〜64を回転させて原位置に戻すことにより、第3捻り円環2Cのコイル端部保持部材21C〜24Cの位相を位置合わせした後、連結解除駆動アクチュエータ79を駆動させて薄板バネ71〜74を撓ませながら、受取部材61〜64をさらに下降させる。そして、連結解除駆動アクチュエータ79を停止して待機する。これにより、第3捻り円環2Cと着脱自在駆動機構6とが完全に分離する。
次に、捻り円環2のコイル端部保持部材21〜24を位置合わせする(S7)。すなわち、円環位置決めピン31Gを保持するコの字形ガイド33を受取位置に向かって前進させて、円環位置決めピン31Gをボス部431Gおよび第3捻り円環2Cの径方向に貫き通し、コイル端部保持部材21C〜24Cを周方向に位置決めする。ここで、内周ガイド26Cと外周ガイド25Cは、コイル成形時にコイル端部保持部材21C,24Cと同期して回転するので、円環位置決めピン31Gは第3捻り円環2Cにスムーズに挿入される。
次に、12列のセグメントコイル11の成形が終了したか否かを判断する(S8)。この時点では、未成形のセグメントコイル11が残っていないので(S8:YES)、ターンテーブル43を90度回転させてボス部431Aを受取位置に配設し、初期化する(S9)。それから、カフサ94をカフサ駆動リング93に退避させた後、ステータガイド91を上昇させてステータ10の保持を解除し、さらに、カフサ内径ガイド95を上昇させることにより、カフサ94を解除する(S10)。そして、ステータコア10を搬出して(S11)、セグメントコイル11の成形を完了する。
以上、詳細に説明したように本実施の形態係る捻り装置1では、着脱自在駆動機構6によって、セグメントコイル11先端と捻り円環2に形成されたコイル端収容部211〜241の底面211Eとの間に隙間を形成するとともに、セグメントコイル11とコイル端部収容部211〜241の回転方向前方面211Fとの間に隙間を形成した状態で、セグメントコイル11の端部側面をコイル端部収容部211〜241の回転方向後方面211Dに当接させて位置決めが行われる。このため、ステータコア10の端面から突出するセグメントコイル11の寸法がばらついても、型乗り上げを発生させることなく、セグメントコイル11の端部をコイル端収容部211〜241に挿入することができる。
そして、上記の位置決めにより、セグメントコイル11の端部のうちステータコア10から突出した部分の中央付近に、捻り円環2(コイル端収容部211〜241)からセグメントコイル11に対して作用する荷重の荷重点が位置させられる。その後、着脱自在駆動機構6によって、荷重点をセグメントコイル11の先端に向かって連続的に移動させるように、捻り円環2とセグメントコイル11とを相対的に周方向に回転させつつ捻り円環2とセグメントコイル11とが離れる方向に移動させる。
このため、捻り成形初期において、セグメントコイル11はステータコア10の端面付近で曲げられ、その後、その曲げアールが小さくされていく。このとき、荷重点がセグメントコイル11の先端に向かって連続的に移動するので、セグメントコイル11を直線的に(湾曲することなく)捻り成形することができる。つまり、本実施の形態に係る捻り装置1によれば、ステータコア10の端面から突出するセグメントコイル11の寸法がばらついても、型乗り上げやコイル変形が発生せずに、セグメントコイル11を直線的に(湾曲させずに)成形することができる。
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。上記した実施の形態では、捻り円環2をステータコア10の下方に配置して捻り成形する形式について説明したが、もちろんこれとは逆の形式、すなわち、捻り円環2をステータコア10の上方に配置して捻り成形する形式としてもよい。
また、上記した実施の形態では、セグメントコイル11が挿入されたステータコア10を固定して、セグメントコイル11の端部に対し捻り円環2を回転動作および上下動動作させる形式について説明したが、捻り円環2を固定して、ステータコア20を回転動作および上下動動作させる形式としてもよい。
また、上記した実施の形態では、コイル端収容部211の回転方向後方面211Dのステータコア側端部に面取り加工を施して面取り部211Gを形成しているが、面取り加工の代わりにアール加工を施してもよい。
さらに、上記した実施の形態では、ハイブリッド車の駆動用モータに使用するステータの製造に本発明を適用した場合を例示したが、本発明は車両用モータに使用されるステータの製造に限られることなく、セグメントコイルを用いたあらゆる用途のモータで使用されるステータの製造に適用することができる。
コイル捻り装置の一部断面正面図である。 コイル捻り装置の一部断面側面図である。 第1捻り円環の断面図である。 第2捻り円環の断面図である。 第3捻り円環の断面図である。 捻り円環の上面図である。 捻り円環の下面図である。 捻り円環の周方向における一部分の縦断面図であ 円盤状治具交換装置の一部断面側面図である。 円盤状治具交換装置の平面図である。 着脱自在駆動機構の昇降部の一部断面正面図である。 着脱自在駆動機構の一部断面平面図である。 着脱自在駆動機構の回転部の側面図である。 調芯機構の構造を示す図であって、(a)は治具部位置決めガイドを示し、(b)は駆動機構位置決めガイドを示す。 連結機構の構造を示す図である。 連結機構の連結状態を示す断面図である。 連結機構の連結解除状態を示す断面図である。 コイル捻り装置を上面から見た概念図である。 カフサ保持部の平面図である。 コイル捻り方法の工程を示すフローチャートである。 第1捻り円環におけるコイル端部保持部材のコイル端収容部にセグメントコイル端部を収容した状態を示す図である。 捻り成形を開始したときの状態を示す図である。 捻り円環を下降させつつ回転させて捻り成形を行っている状態を示す図である。 捻り円環の下降が終了した時点の状態を示す図である。 捻り円環を上昇させつつ回転させて捻り成形を行っている状態を示す図である。 従来の捻り成形方法を説明するための説明図である。 従来の成形方法により製造したステータの一部を示す図である。 別の従来の捻り成形方法を説明するための説明図である。
符号の説明
1 コイル捻り装置
2 捻り円環
6 着脱自在駆動機構
10 ステータコア
11 セグメントコイル
21,22,23,24 コイル端部保持部材
211,221,231,241 コイル端収容部
211D 回転方向後方面
211E 底面
211F 回転方向前方面
211G 面取り部

Claims (9)

  1. ステータコアのスロットに挿入された略U字状のセグメントコイルの端部を捻り治具を用いて捻り成形するコイルの捻り成形方法において、
    前記セグメントコイルの端部のうち前記ステータコアから突出した部分の中央付近に、前記捻り治具から前記セグメントコイルに対して作用する荷重の荷重点を位置させ、
    その後、前記荷重点を前記セグメントコイルの先端に向かって連続的に移動させるように、前記捻り治具と前記セグメントコイルとを相対的に移動させて、前記セグメントコイルを捻り成形することを特徴とするコイルの捻り成形方法。
  2. 請求項1に記載するコイルの捻り方法において、
    前記捻り治具と前記セグメントコイルとを相対的に周方向に回転させつつ前記捻り治具と前記セグメントコイルとが離れる方向に移動させることにより、前記荷重点を前記セグメントコイルの先端に向かって連続的に移動させることを特徴とするコイルの捻り成形方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載するコイルの捻り方法において、
    前記セグメントコイル先端と前記捻り治具に形成されたコイル端収容部の底面との間に隙間を形成するとともに、前記セグメントコイルと前記コイル端部収容部の回転方向前方面との間に隙間を形成した状態で、前記ステータコアの端部側面を前記コイル端部収容部の回転方向後方面に当接させて位置決めを行うことを特徴とするコイルの捻り成形方法。
  4. ステータコアのスロットに挿入された略U字状のセグメントコイルの端部を捻り成形するための捻り治具において、
    前記セグメントコイルの端部を収容するコイル端収容部を有し、
    前記コイル端収容部は、回転方向後方面に前記セグメントコイルの端部側面を接触させ位置合わせを行う際に、底面と前記セグメントコイル先端との間、および前記回転方向前方面と前記セグメントコイルとの間に隙間を持たせて、前記ステータコアから突出する前記セグメントコイルのうち先端から半分以上を収容することを特徴とする捻り治具。
  5. 請求項4に記載する捻り治具において、
    前記コイル端収容部の深さは、前記ステータコアの直径の1/12倍以上あり、
    前記コイル端収容部の幅は、前記セグメントコイルの幅の1.5倍以上あることを特徴とする捻り治具。
  6. 請求項4または請求項5に記載する捻り治具において、
    前記コイル端収容部の回転方向後方面における前記ステータコア側端部は、面取り加工あるいはアール加工が施されていることを特徴とする捻り治具。
  7. ステータコアのスロットに挿入された略U字状のセグメントコイルの端部を捻り成形するための捻り装置であって、
    請求項4から請求項6に記載するいずれかの捻り治具と、
    前記セグメントコイルの端部のうち前記ステータコアから突出した部分の中央付近に、前記捻り治具から前記セグメントコイルに対して作用する荷重の荷重点を位置させた後、前記荷重点を前記セグメントコイルの先端に向かって連続的に移動させるように、前記捻り治具と前記セグメントコイルとを相対的に移動させる制御部と、
    を有することを特徴とする捻り装置。
  8. 請求項7に記載する捻り装置において、
    前記制御部は、前記捻り治具と前記セグメントコイルとを相対的に周方向に回転させつつ前記捻り治具と前記セグメントコイルとが離れる方向に移動させることにより、前記荷重点を前記セグメントコイルの先端に向かって連続的に移動させることを特徴とする捻り装置。
  9. 請求項7または請求項8に記載する捻り装置において、
    前記制御部は、前記セグメントコイル先端と前記捻り治具に形成されたコイル端収容部の底面との間に隙間を形成するとともに、前記セグメントコイルと前記コイル端部収容部の回転方向前方面との間に隙間を形成した状態で、前記ステータコアの端部側面を前記コイル端部収容部の回転方向後方面に当接させて位置決めを行うことを特徴とする捻り装置。
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