JP2019166812A - 熱転写印画装置及び熱転写印画方法 - Google Patents

熱転写印画装置及び熱転写印画方法 Download PDF

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Abstract

【課題】使用済み熱転写シートの残像の漏洩を防止する。【解決手段】熱転写印画装置は、熱転写シート5を供給する供給部3と、熱転写シート5及び受像シート7をサーマルヘッド1とプラテンロール2との間に挟み込み、熱転写シート5から受像シート7にインクを熱転写して画像を印画する印画部10と、熱転写後の熱転写シート5を巻き取って回収する回収部4と、回収部4による熱転写シート5の巻き取り中に、回収部4に巻き取られた熱転写シート5に接触し、熱転写シート5の幅方向に沿って往復移動して、熱転写シート5の長側辺に対し斜め方向となる切り込みを形成する切り込み形成部20と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、熱転写印画装置及び熱転写印画方法に関する。
サーマルヘッドとプラテンロールとの間に熱転写シートと受像シートとを挟み込み、サーマルヘッドから熱転写シートに熱を付与して、熱転写シートのインクを受像シートに転写する熱転写印画装置が知られている。
熱転写印画装置では、使用済み熱転写シートに印画の残像が残っており、ここから情報が漏洩する可能性がある。例えば、業務用プリンタでは、ユーザが使用した使用済み熱転写シートは店舗内にあるプリンタ内に収納されたままの状態となっている。使用済み熱転写シートはプリンタ内にセットしてあるだけなので、プリンタの管理者は簡単にこれにアクセスできる。この使用済み熱転写シートをそのまま廃棄した場合、第三者に印画情報が漏洩する可能性がある。そのため、使用済み熱転写シートに何らかの情報漏洩防止措置を施すことが求められている。
例えば、巻取部に巻き取られた最外周の熱転写シートを、最外周の熱転写シートの内側に位置する熱転写シートに融着させる熱転写システムが提案されている。このような熱転写システムによれば、巻取部に巻き取られた使用済みの熱転写シートを一体化させることができ、使用済みの熱転写シートから、印画された文字情報や画像情報の漏洩が防止できる。
しかし、このような熱転写システムでは、熱転写シートのインクを受像シートに転写して文字や画像を印画する第1サーマルヘッドと、使用済みの熱転写シートを巻き取る巻取部の近傍に設けられ、使用済みの熱転写シートを加熱して内側に位置する熱転写シートに融着させる第2サーマルヘッドとの2つのサーマルヘッドが必要であり、コストが増すという問題があった。
特開2013−202802号公報 特開2005−14398号公報 特開2013−103496号公報 特開2014−69349号公報 特許第4935394号公報 特開第5402364号公報 特開平3−243383号公報
本発明は、上記従来の実状に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で、使用済み熱転写シートの残像の漏洩を防止できる熱転写印画装置及び熱転写印画方法を提供することを課題とする。
本発明の熱転写印画装置は、熱転写シートを供給する供給部と、前記熱転写シート及び受像シートをサーマルヘッドとプラテンロールとの間に挟み込み、前記熱転写シートから前記受像シートにインクを熱転写して画像を印画する印画部と、熱転写後の前記熱転写シートを巻き取って回収する回収部と、前記回収部による前記熱転写シートの巻き取り中に、前記回収部に巻き取られた前記熱転写シートに接触し、前記熱転写シートの幅方向に沿って往復移動して、前記熱転写シートの長側辺に対し斜め方向となる切り込みを形成する切り込み形成部と、を備えるものである。
本発明の一態様では、前記切り込み形成部は、前記熱転写シートにジグザグ状の切り込みを形成する。
本発明の一態様では、前記切り込み形成部は、前記熱転写シートの幅方向と平行な方向に沿って間隔を空けて配置された複数の刃を有する。
本発明の一態様では、前記切り込み形成部は、前記回収部に巻き取られた熱転写シートのうち、最外周側から内側に向かって複数枚の熱転写シートに切り込みを形成する。
本発明の一態様では、前記回収部に巻き取られた熱転写シートの少なくとも一部には、前記熱転写シートの長側辺に対し第1斜め方向となる複数本の第1切り込みと、前記長側辺に対し第2斜め方向となり、前記第1切り込みと交差する複数本の第2切り込みとが形成される。
本発明の熱転写印画方法は、熱転写シートを供給する工程と、前記熱転写シート及び受像シートをサーマルヘッドとプラテンロールとの間に挟み込み、前記熱転写シートから前記受像シートにインクを熱転写して画像を印画する工程と、熱転写後の前記熱転写シートを回収部に巻き取る工程と、前記回収部に巻き取られた前記熱転写シートに、前記熱転写シートの長側辺に対し斜め方向となる切り込みを形成する工程と、を備えるものである。
本発明によれば、使用済み熱転写シートの残像の漏洩を防止できる。
本発明の実施形態に係る熱転写印画装置の概略構成図である。 熱転写シートの平面図である。 切り込み形成部の概略図である。 (a)(b)は切り込み形成部の動作を説明する図である。 (a)(b)は切り込み形成部の動作を説明する図である。 (a)(b)は切り込み形成部の動作を説明する図である。 熱転写シートに形成される切り込みの例を示す図である。 熱転写シートに形成される切り込みの例を示す図である。 (a)〜(c)は切り込み形成部の構成の例を示す図である。 (a)(b)は切り込み形成部の構成の例を示す図である。 (a)〜(c)は切り込み形成部の構成の例を示す図である。
図1は本発明の実施の形態に係る熱転写印画装置の概略構成図であり、図2は熱転写印画装置で使用される熱転写シートの平面図である。
熱転写印画装置は、イエロー染料(Y)を含むY層51、マゼンタ染料(M)を含むM層52、シアン染料(C)を含むC層53、及び保護(OP)層54が面順次に設けられた熱転写シート5を用いて、受像シート7上にY、M、Cを昇華転写させて画像を印画し、画像上に保護層を形成するサーマルヘッド1を備えている。印画する画像は、例えば、顔画像等の人物画像や、住所・氏名等の文字である。
サーマルヘッド1の下流側に、熱転写シート5を巻き付けて形成された供給部3が設けられ、サーマルヘッド1の上流側に回収部4が設けられている。供給部3から繰り出された熱転写シート5は、サーマルヘッド1を通って、回収部4に巻き取られて回収されるようになっている。
回収部4の近傍には、回収部4に巻き取られた熱転写シート5に切り込みを形成する切り込み形成部20が設けられている。切り込み形成部20の構成、及び切り込み形成処理については後述する。
熱転写シート5を挟んでサーマルヘッド1と反対側には、回転自在なプラテンロール2が設けられている。サーマルヘッド1及びプラテンロール2を含む印画部10は、受像シート7及び熱転写シート5を挟み込み、熱転写シート5を加熱して受像シート7上に染料を熱転写することで画像を形成する。
熱転写シート5は、基材層の一方の面に、回収部4側から、Y層51、M層52、C層53、及びOP層54が順次形成される。Y層51、M層52、C層53には、バインダ樹脂に、昇華性染料を溶融又は分散させた材料を用いることが好ましい。OP層54には、透明で、接着性、耐光性等を有する材料を用いることが好ましい。
熱転写シート5の基材層には、従来公知のある程度の耐熱性と強度を有するものを使用できる。例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレン(PP)フィルム、ポリカーボネートフィルム等が挙げられる。
基材層の他方の面、すなわち染料が塗布された面とは反対側の面には背面層が設けられている。サーマルヘッド1は、熱転写シート5を背面層側から加熱する。背面層は、熱転写時の熱で熱転写シート5が変形しないように耐熱性を向上させるとともに、熱転写時のサーマルヘッド1の走行性を改善してスティッキング等を抑制する機能を有する。背面層は、一般的に、バインダ樹脂に滑性剤、界面活性剤、無機粒子、有機粒子、顔料等を添加したものを塗布、乾燥することにより形成できる。
熱転写シート5には、バインダ樹脂と共に顔料やカーボンブラック等の色材を含む溶融層が、昇華転写用の染料層であるY層51、M層52及びC層53と面順次に設けられていてもよい。
サーマルヘッド1の上流側には、受像シート7の搬送を行うための回転駆動自在なキャプスタンローラ9aと、キャプスタンローラ9aに受像シート7を圧着させるためのピンチローラ9bが設けられている。
受像シート7は、受像シート7を巻回した受像シートロール6から繰り出される。受像シートロール6は図示しない巻軸部品に取り付けられており、巻軸部品を回転(正転/逆転)させると、受像シートロール6が回転し、受像シート7の繰り出し(下流側への搬送)や巻取り(上流側への搬送)が行われる。
受像シート7には、この種の熱転写印画装置で用いられる公知のものを使用できる。
制御装置14は、熱転写印画装置の各部の駆動を制御し、印画処理及び後述する切り込み形成処理を行う。印画処理では、まず、受像シート7とY層51とが位置合わせされ、受像シート7及び熱転写シート5を介してサーマルヘッド1がプラテンロール2に当接する。次に、キャプスタンローラ9a及び回収部4が回転駆動して、受像シート7及び熱転写シート5が上流側へ送られる。この間、画像データに基づいて、サーマルヘッド1によりY層51の領域が選択的に順次加熱され、熱転写シート5から受像シート7上にYが昇華転写される。
Yの昇華転写後、サーマルヘッド1が上昇し、プラテンロール2から離れる。次に、受像シート7とM層52とが位置合わせされる。Yを昇華転写する方法と同様にして、受像シート7上にM及びCが順次昇華転写され、受像シート7上に1画面分の画像が形成される。次に、サーマルヘッド1により画像上にOP層54が転写されて、保護層が形成される。印画処理で使用された熱転写シート5は回収部4に巻き取られて回収される。
保護層が形成された受像シート7は、下流側に設けられたカッター(図示略)により画面の後方縁が切断されて、画像が形成された印画物が作製される。
回収部4に巻き取られた使用済みの熱転写シート5には、印画の残像が残っており、印画情報が漏洩するおそれがあるため、情報漏洩防止措置を施す必要がある。本実施形態では、情報漏洩防止措置として、切り込み形成部20を用いて、回収部4に巻き取られた使用済みの熱転写シート5に切り込みを形成する処理を行う。
図3に示すように、切り込み形成部20は、熱転写シート5の幅方向と平行な方向に沿って間隔を空けて配置された複数の刃22と、複数の刃22を支持する支持部材24とを有する。刃22は例えば鋼製である。支持部材24は、図4(a)に示すように、刃22が回収部4に巻き取られた使用済み熱転写シート5Aから離隔する状態と、図4(b)に示すように、刃22が回収部4に巻き取られた使用済み熱転写シート5Aに接触する状態とが切り替えられるように、位置(姿勢)が制御される。
回収部4に巻き取られた使用済み熱転写シート5Aに接触した刃22は、最外周の使用済み熱転写シート5Aを貫通する。この状態で回収部4が回転して使用済み熱転写シート5を巻き取ることで、使用済み熱転写シート5Aに切り込みが形成される。
切り込み形成部20は、熱転写シート5の幅方向(短手方向)に往復移動する。例えば、図5(a)(b)に示すように、回収部4を回転させながら切り込み形成部20を熱転写シート幅方向の一端側から他端側へ移動させることで、使用済み熱転写シート5Aの端縁(長側辺)に対して斜め方向となる切り込み30が形成される。刃22の向きは、切り込み形成部20に従動して変わるようになっている。
図6(a)(b)に示すように、回収部4を回転させながら切り込み形成部20を熱転写シート幅方向の他端側から一端側へ移動させることで、使用済み熱転写シート5Aの端縁(長側辺)に対して斜め方向となる切り込み31が形成される。
切り込み30,31と、使用済み熱転写シート5Aの端縁とがなす角度は任意であり、回収部4の回転速度と切り込み形成部20の移動速度とによって定まる。切り込み30,31の本数は、切り込み形成部20に設けられた刃22の数と同じである。
刃22は、最外周の使用済み熱転写シート5Aだけでなく、それよりも内側に巻き取られている少なくとも1枚の使用済み熱転写シート5Aを貫通する。そのため、切り込み形成部20は、回収部4に巻き取られた使用済み熱転写シート5Aのうち、最外周側から内側に向かって複数枚の使用済み熱転写シート5Aに切り込みを形成する。
図7は、使用済み熱転写シート5Aに形成される切り込みの例を示す。図7は、切り込みが形成された熱転写シートを展開した場合を示している。図7では説明の便宜上、切り込み形成部20に3枚の刃22が設けられた例を示す。例えば、最外周の使用済み熱転写シート5Aに切り込み40を形成する際、内側に位置する使用済み熱転写シート5Aに切り込み40aが同時に形成される。
切り込み形成部20の移動方向を反転し、切り込み40に続けて、最外周の使用済み熱転写シート5Aに切り込み41を形成する。この時、内側に位置する使用済み熱転写シート5Aに切り込み41aが同時に形成される。
図7に示すように、使用済み熱転写シート5Aでは、複数の切り込みが交差する。
図8は、使用済み熱転写シート5Aに形成される切り込みの例を示す。図8に示す例では、回収部4に巻き取られた熱転写シート5Aのロール体の外周長と、熱転写シート5の各染料層(Y層51、M層52及びC層53の各々)のシート長手方向の長さLとが同程度となっているものとする。
最外周の使用済みのY層51に切り込み42を形成した後、切り込み形成部20の移動方向を反転し、最外周の使用済みのM層52に切り込み43を形成する。この時、内側に位置する使用済みのY層51に切り込み43aが同時に形成される。
続いて、切り込み形成部20の移動方向を反転し、最外周の使用済みのC層53に切り込み44を形成する。この時、内側に位置する使用済みのM層52に切り込み44aが同時に形成される。
続いて、切り込み形成部20の移動方向を反転し、最外周の使用済みのOP層54に切り込み45を形成する。この時、内側に位置する使用済みのC層53に切り込み45aが同時に形成される。
使用済みのY層51では、複数の切り込み42と、複数の切り込み43aとが交差している。切り込み42と切り込み43aとで囲まれた多数の菱形の小領域R1は、使用済み熱転写シート5Aから裁断されている。同様に、使用済みのM層52において、切り込み43と切り込み44aとで囲まれた多数の菱形の小領域R2は、使用済み熱転写シート5Aから裁断されている。また、使用済みのC層53において、切り込み44と切り込み45aとで囲まれた多数の菱形の小領域R3は、使用済み熱転写シート5Aから裁断されている。
そのため、切り込み形成後に回収部4から使用済み熱転写シート5Aを巻き出すと、小領域R1〜R3は使用済み熱転写シート5Aから抜け落ち、画像の復元が困難になる。
このように、本実施形態では、切り込み形成部20を熱転写シートの幅方向に往復移動させながら回収部4を回転させて使用済み熱転写シート5Aを回収することで、使用済み熱転写シート5Aに複数本の切り込みをジグザグに形成できる。
切り込みは、最外周の熱転写シートだけでなく、その内側の熱転写シートにも形成される。内側に位置する熱転写シートでは、複数本の切り込みが交差し、多数の小領域に裁断される。これにより、使用済み熱転写シートからの残像の漏洩を防止できる。
また、切り込みが交差して熱転写シートが多数の小領域に裁断されるのは、回収部4に巻き取られた最外周の使用済み熱転写シート5Aでなく、内側の使用済み熱転写シート5Aである。すなわち、小領域に裁断された使用済み熱転写シート5Aは、切り込み形成前の使用済み熱転写シート5Aによって巻き締められているため、熱転写シートはロールtoロールの状態を維持できる。
上記実施形態では、切り込み形成部20に刃22を設ける例について説明したが、刃22に限定されず、熱転写シートを擦過して切れ目を形成できるものであればよい。
切り込み形成部20は、回収部4の近傍かつ、熱転写シート5の巻き始めからほぼ1周した位置に設けることが好ましい。これにより、切り込みが形成された熱転写シート5が、速やかに切り込みのない熱転写シート5に覆われる。
次に、切り込み形成部20及びその移動機構を、図9〜図11を用いて説明する。図9(a)に示すように、切り込み形成部20は、複数の刃22が並んでボディ(筐体)21に保持されている。図9(b)は図9(a)のb−b線断面図であり、図9(c)は図9(a)の矢印R方向から見た側面図である。
ボディ21の一端側は開口となっており、この開口を介して、刃22の先端部がボディ21の外部にまで延出する。刃22の中心部よりもやや後端側に孔22aが設けられており、孔22aに軸29が挿通されている。ボディ21内において、刃22はOリング23によって挟持されており、刃22の先端部が揺動可能になっている。
ボディ21の他端側には、脚部21aが設けられており、脚部21aにはD字形のシャフト挿通孔21bが形成されている。このシャフト挿通孔21bに断面D字形のシャフトG(図10、図11参照)が挿通される。
図10(a)(b)に示すように、一対のプーリ25にワイヤ24が巻回され、ワイヤ24の両端がボディ21に連結されている。モータ26がプーリ25を回転させることで、ボディ21がシャフトG(ガイドレール)に沿って移動する。
シャフトGの両端部にマイクロスイッチ27が設けられており、ボディ21がマイクロスイッチ27に接触することで左右の停止位置を検知でき、ボディ21の往復動作が可能になっている。
図11(a)に示すように、シャフトGの回転は、駆動ユニット28により制御される。図11(b)(c)に示すように、シャフトGを回転させることでボディ21が倒伏し、刃22が使用済み熱転写シート5Aに圧着する。駆動ユニット28にはトルクリミッタが設けられており、使用済み熱転写シート5Aの巻取量によらず、刃22は一定圧力で使用済み熱転写シート5Aに圧着する。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 サーマルヘッド
2 プラテンロール
3 供給部
4 回収部
5 熱転写シート
6 受像シートロール
7 受像シート
10 印画部
14 制御装置
20 切り込み形成部

Claims (6)

  1. 熱転写シートを供給する供給部と、
    前記熱転写シート及び受像シートをサーマルヘッドとプラテンロールとの間に挟み込み、前記熱転写シートから前記受像シートにインクを熱転写して画像を印画する印画部と、
    熱転写後の前記熱転写シートを巻き取って回収する回収部と、
    前記回収部による前記熱転写シートの巻き取り中に、前記回収部に巻き取られた前記熱転写シートに接触し、前記熱転写シートの幅方向に沿って往復移動して、前記熱転写シートの長側辺に対し斜め方向となる切り込みを形成する切り込み形成部と、
    を備える熱転写印画装置。
  2. 前記切り込み形成部は、前記熱転写シートにジグザグ状の切り込みを形成することを特徴とする請求項1に記載の熱転写印画装置。
  3. 前記切り込み形成部は、前記熱転写シートの幅方向と平行な方向に沿って間隔を空けて配置された複数の刃を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の熱転写印画装置。
  4. 前記切り込み形成部は、前記回収部に巻き取られた熱転写シートのうち、最外周側から内側に向かって複数枚の熱転写シートに切り込みを形成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の熱転写印画装置。
  5. 前記回収部に巻き取られた熱転写シートの少なくとも一部には、前記熱転写シートの長側辺に対し第1斜め方向となる複数本の第1切り込みと、前記長側辺に対し第2斜め方向となり、前記第1切り込みと交差する複数本の第2切り込みとが形成されることを特徴とする請求項4に記載の熱転写印画装置。
  6. 熱転写シートを供給する工程と、
    前記熱転写シート及び受像シートをサーマルヘッドとプラテンロールとの間に挟み込み、前記熱転写シートから前記受像シートにインクを熱転写して画像を印画する工程と、
    熱転写後の前記熱転写シートを回収部に巻き取る工程と、
    前記回収部に巻き取られた前記熱転写シートに、前記熱転写シートの長側辺に対し斜め方向となる切り込みを形成する工程と、
    を備える熱転写印画方法。
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