JP3846198B2 - 画像形成方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、昇華性染料インクを使用して画像の印刷を行う画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、昇華性染料インクを使用して印刷用メディアにカラー画像を形成する、一般的な昇華型プリンタには、サーマル方式とインクジェット方式との2種類のものがよく知られている。このうちインクジェット方式のものは、昇華性染料インクを受容するインク受像層を表面に有する印刷用メディアに対し、昇華性染料インクを吐出して印刷した後、このインク滴を昇華・拡散すべく印刷用メディアを加熱処理して画像を形成するものである。この場合、インク受像層は、印刷用メディアのメディア本体の表面に、層状に塗着(コーティング)することで積層されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の画像形成方法では、インク受像層は、メディア本体の表面幅とほぼ同一の表面幅となって積層されているため、インクジェット方式で印刷用メディアの表面縁端まで印刷(いわゆる全面印刷)を行うと、メディア本体の側面にもインク滴が付着しやすかった。このため、全面印刷後の印刷用メディアは、印刷面でない側面が汚れたものとして提供され、ユーザに不快感を与えるものとなっていた。もっとも、メディアの表面縁端を印刷しないようにすることも考えられる。しかし、このような印刷では、背景色の印刷において表面縁端の非印刷部分が目立って、商品価値を著しく減じてしまう。
【0004】
本発明は、カードのようなメディアに対し、昇華性染料インクを使用してその側面を汚すことなく、いわゆる全面印刷を適切に施すことができる画像形成方法を提供することをその目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像形成方法は、メディア本体と表面にセパレータを貼着したインク受像シートとを用い、ロール状に巻回した状態から繰出されたインク受像シートからセパレータを引き剥がす剥離工程と、剥離工程の後、インク受像シートの表面に昇華性染料インクを用いて画像の印刷を行う印刷工程と、印刷工程の後、インク受像シートの画像形成部分をメディア本体の表面に重ね合わせる重合工程と、重合工程の後、加熱処理してインク受像シートに保持した昇華性染料インクをメディア本体の表面に拡散・発色させて画像を形成する転写工程と、転写工程の後、メディア本体からインク受像シートを除去するシート除去工程と、を備え、インク受像シートは、メディア本体に対し大きく形成されていることを特徴とする。
【0020】
この構成によれば、先ず印刷工程で行う画像の印刷を、インク受像シートに対して昇華性染料インクを使用して行うと、昇華性染料インクがインク受像シートに含浸保持される。その後、この昇華性染料インクからなる画像形成部分をメディア本体に位置合わせして重ねる。この状態で、加熱処理すると、この昇華性染料インクは、インク受像シートからメディア本体の表面深部にまで分子レベルで蒸発・拡散し、発色することで画像が形成される。その後、シート除去工程で、インク受像シートをメディア本体から除去することで、表面に簡易的に高耐久な画像を形成したメディア本体が作成される。
この場合、昇華性染料インクを一時的に保持可能なインク受像シートがメディア本体に比してひと回り大きいため、インク受像シートへの印刷をメディア本体の大きさに対し、幾分はみ出し気味となるように行うことで、続く転写工程において、印刷画像をメディア本体の側面を汚すことなく、その表面の縁端まで適切に転写することができる。
また、インク受像シートを容易に管理することができるようになると共に、インク受像シートに連続して印刷することができるようになる。
さらに、セパレータにより、インク受像シートに剛性を持たせてロール状に巻回することができる。また、印刷工程に臨むまでインク受像シートの受像面を適切に保護することができると共に、ロール状態のインク受像シートが裏側のインク受像シートに貼り付くことを防止でき、インク受像シートの管理が一層容易になる。
なお、転写工程における加熱処理は、ハロゲンランプ等からなるランプ光源を用いることが好ましい。
【0027】
本発明の他の画像形成方法は、メディア本体と裏面にセパレータを貼着したインク受像シートとを用い、インク受像シートの表面に昇華性染料インクを用いて画像の印刷を行う印刷工程と、印刷工程の後、インク受像シートの表面にメディア本体を重ね合わせて接着する重合工程と、重合工程の後、インク受像シートと共にメディア本体をセパレータから分離すると共に、分離後のセパレータを巻き取る分離工程と、分離工程の後、加熱処理してインク受像シートに保持した昇華性染料インクをメディア本体の表面に拡散・発色させて画像を形成する転写工程と、転写工程の後、メディア本体からインク受像シートを除去するシート除去工程と、を備え、インク受像シートは、メディア本体に対し大きく形成されていることを特徴とする。
【0028】
この構成によれば、先ず印刷工程で行う画像の印刷を、インク受像シートに対して昇華性染料インクを使用して行うと、昇華性染料インクがインク受像シートに含浸保持される。その後、この昇華性染料インクからなる画像形成部分をメディア本体に位置合わせして重ねる。この状態で、加熱処理すると、この昇華性染料インクは、インク受像シートからメディア本体の表面深部にまで分子レベルで蒸発・拡散し、発色することで画像が形成される。その後、シート除去工程で、インク受像シートをメディア本体から除去することで、表面に簡易的に高耐久な画像を形成したメディア本体が作成される。
この場合、昇華性染料インクを一時的に保持可能なインク受像シートがメディア本体に比してひと回り大きいため、インク受像シートへの印刷をメディア本体の大きさに対し、幾分はみ出し気味となるように行うことで、続く転写工程において、印刷画像をメディア本体の側面を汚すことなく、その表面の縁端まで適切に転写することができる。
また、インク受像シートを容易に管理することができるようになると共に、インク受像シートに連続して印刷することができるようになる。
さらに、受像面とは反対側の面にセパレータを貼着したインク受像シートは、剛性を持ってロール状に巻回されている。この場合、先ず印刷工程で、セパレータを貼着した状態でインク受像シートの受像面に画像の印刷を行い、この受像面の画像形成部分にメディア本体を貼着させる。その後、メディア本体を伴った画像形成部分に係るインク受像シートを、セパレータから分離することで転写工程に移行させることができる。なお、インク受像シートあるいはメディア本体の一方に粘着剤を備えて構成することが好ましい。
また、転写工程における加熱処理は、ハロゲンランプ等からなるランプ光源を用いることが好ましい。
【0031】
また、本発明の他の画像形成方法は、メディア本体と裏面にセパレータを貼着したインク受像シートとを用い、インク受像シートの表面に昇華性染料インクを用いて画像の印刷を行う印刷工程と、印刷工程の後、インク受像シートの表面にメディア本体を重ね合わせる重合工程と、重合工程の後、加熱処理してインク受像シートに保持した昇華性染料インクをメディア本体の表面に拡散・発色させて画像を形成する転写工程と、転写工程の後、メディア本体からインク受像シートおよびセパレータを除去するシート除去工程と、を備え、インク受像シートは、メディア本体に対し大きく形成されていることを特徴とする。
【0032】
この構成によれば、先ず印刷工程で行う画像の印刷を、インク受像シートに対して昇華性染料インクを使用して行うと、昇華性染料インクがインク受像シートに含浸保持される。その後、インク受像シートのセパレータを貼着した面とは反対側の面に、メディア本体を重ねて接着させ、その後、メディア本体を伴ったインク受像シートをセパレータから分離する。この状態で、加熱処理すると、この昇華性染料インクは、インク受像シートからメディア本体の表面深部にまで分子レベルで蒸発・拡散し、発色することで画像が形成される。その後、シート除去工程で、インク受像シートをメディア本体から除去することで、表面に簡易的に高耐久な画像を形成したメディア本体が作成される。
この場合、昇華性染料インクを一時的に保持可能なインク受像シートがメディ本体に比してひと回り大きいため、インク受像シートへの印刷をメディア本体の大きさに対し、幾分はみ出し気味となるようにおこなうことで、続く転写工程において、印刷画像をメディア本体の側面を汚すことなく、その表面の縁端まで適切に転写することができる。
【0052】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の画像形成方法を、複数種の画像形成装置で実施した場合について説明する。各画像形成装置はともに、印刷用メディア(カード)に対し、昇華性染料インクを用いて、インクジェット方式で文字、図形、背景等の画像の印刷を行い、印刷後の印刷用メディアを加熱処理することで画像を形成するものである。この場合、各画像形成装置は、使用する印刷用メディアの形態がそれぞれ異なっている。そこで、使用する印刷用メディアと各画像形成装置を対応させながら説明を進める。
【0053】
図1は、第1実施形態に係る画像形成装置に用いる印刷用メディアの構造図であり、図2は、第1実施形態に係る画像形成装置を模式的に表した断面構造図である。図1に示すように、本実施形態では(a)廉価印刷用メディアAa、および(b)高級印刷用メディアAbの2種類の印刷用メディアAが用意されている。両印刷用メディアAa,Abはともに、印刷用メディアAの母体となるメディア本体AMと、メディア本体AMの表面に積層したインク受像シートACとからなり、インク受像シートACの表面には、セパレータASが貼着されている。メディア本体AMは、ロール紙、印刷テープ、あるいは単票紙でもよいが、ここではカードを例に説明する。
【0054】
メディア本体AMは、基材層101と、基材層101の表面に積層したインク定着層102とから構成されている(図1(a)参照)。また、図1(b)の印刷用メディアAbは、インク定着層102の表面に、すなわちメディア本体AMの表面にラミネートフィルムに代わるフッ素フィルム層103を更に設けて構成されている。
【0055】
基材層101は、PVC(ポリ塩化ビニル)、PET(ポリエチレンテレフタレート)等のプラスチックフィルムや、合成紙などで構成され、カード全体の剛性を保持している。また、基材層101は、一般的に主として白色系統で構成されている。インク定着層102は、透明なPETフィルム等で構成され、印刷される昇華性染料インクが最終的に浸透する層となる。そして、メディア本体AMの表面、すなわちインク定着層102の表面には、インク受像シートACが接着されている。
【0056】
インク受像シートACは、ダイレクトに印刷される昇華性染料インクを一時的に保持可能な親水性の樹脂材料で構成されていると共に、加熱することにより易剥離性を発揮する材料で構成されている。すなわち、インク受像シートACは、加熱前にはインク定着層102から簡単に剥がれることはないが、加熱後には簡単に剥がれ得る状態となる。
【0057】
また、インク受像シートACは、メディア本体AMに対して平面的に大きく形成されている。すなわち、インク受像シートACは、メディア本体AMの表面幅よりもひと回り大きい表面幅を有して、メディア本体AMの表面縁端までも覆うようにして貼着されている。また、インク受像シートACは、インク定着層102が接着している面と反対側の面、すなわち昇華性染料インクの受像面側を、セパレータASに保護されている。
【0058】
セパレータASは、樹脂材料や例えばシリコン系の上質紙等で構成され、下層のインク受像シートACをゴミやほこり等から保護するようにして、貼着されている。印刷用メディアAを重ねて保管する際に、セパレータASにより、インク受像シートACが他の印刷用メディアAの表面に貼りつくことを防止できるようになっている。そして、印刷用メディアAは、セパレータASを剥がすことでインク受像シートACが露出し、このインク受像シートACを介してメディア本体AMに画像を形成することができるようになる。
【0059】
より具体的には、図3に示すように、セパレータASを剥がしてインク受像シートACを露出した状態で、これにインクジェット方式で画像の印刷を行うと、昇華性染料インクのインク滴がインク受像シートACに含浸保持される。このとき、インク滴は、インク受像シートACとその下層のインク定着層102との界面近傍にまで浸透する。この状態で、印刷用メディアAを加熱処理すると、インク滴は、下層のインク定着層102の奥部にまで分子レベルで移行する。すなわち、インク受像シートACに保持されているインク滴は、加熱によりインク定着層102で蒸発・拡散し、発色する。これにより、画像がインク定着層102に定着して形成される。その後、インク受像シートACを剥がし(除去し)、インク定着層102を外部に露出させることで、画像をインク定着層102に定着したカードが作成される。
【0060】
この場合、インク受像シートACがメディア本体AMに対してひと回り大きいため、メディア本体AMの対応位置から幾分はみ出し気味に印刷を行っても、インク受像シートACにインク滴が着弾し含浸保持されることとなり、メディア本体AMの側面には、インク滴が付着しないようになっている。もちろん、このはみ出し印刷により、メディア本体AMに転写された画像は、メディア本体AMの縁端においても鮮明なものとなる。
【0061】
ところで、図1(b)のフッ素フィルム層103をも積層した印刷用メディアAbを使用して印刷を行うと、同様に、インク滴がインク受像シートACに含浸保持される。そして、この状態で加熱処理すると、インク滴がフッ素フィルム層103を透過してインク定着層102に拡散し定着する。そして、インク受像シートACを剥離した状態のカードは、フッ素フィルム層103を最表層として、インク定着層102に定着した画像を保護することとなる。これにより、画像形成後のカードは、フッ素フィルム層103の特性により、より一層耐候性、耐光性、耐熱性、耐擦性、耐磨耗性および耐薬品性を有して、光沢のあるものとなる。
【0062】
次に、図2を参照して、上記の印刷用メディアAに画像を形成する画像形成装置ついて説明する。この画像形成装置1は、箱型の筐体2で外郭を形成した装置本体の内部に、中央部を境として、右側の印刷用メディアAに印刷を行うプリント部3と、左側の印刷後の印刷用メディアAを加熱処理するヒータ部4とから構成されている。
【0063】
プリント部3は、往復動するヘッドユニット12により印刷用メディアAに印刷を行う印刷装置11と、印刷用メディアAを印刷装置11に臨ませるべくこれを送り経路13に沿って搬送するプリント部搬送装置14と、これら各装置11,14を統括制御するプリント側コントローラ15とを有している。また、プリント部3には、図示のメディアカートリッジ16と、特に図示しないが、印刷装置11に印刷用メディアAを一枚ずつ供給する供給装置とが設けられている。
【0064】
印刷装置11は、ヘッドユニット12と、駆動源となるキャリッジモータ18と、キャリッジモータ18の回転を受けてヘッドユニット12を印刷用メディアAの送り方向と直交する方向に往復動させる往復動機構19とを有している。ヘッドユニット12は、下面に多数のノズルを形成したインクジェットヘッド20と、インクジェットヘッド20にインクを供給するインクカートリッジ21と、インクジェットヘッド20およびインクカートリッジ21を搭載したキャリッジ22とで構成されている。インクカートリッジ21には、イエロー、シアン、マゼンタ、およびブラックの4色の昇華性染料インクが充填されている。あるいは、これらにライトシアンおよびライトマゼンタの2色を加えた計6色のインクを充填してもよい。
【0065】
昇華性染料インクは、昇華性染料からなるインクであり、熱により昇華性を発揮するものである。上述のように、昇華性染料インクは、印刷においてインク受像シートACに一旦は含浸保持されると共に、加熱処理においてその熱により下層のインク定着層102に移行し、拡散・蒸発して発色する。
【0066】
往復動機構19は、両端を図外のフレームに支持されたキャリッジガイド軸23と、キャリッジガイド軸23と平行に延在するタイミングベルト24とを有している。キャリッジ22は、キャリッジガイド軸23に往復動自在に支持されていると共に、タイミングベルト24に一部が固着している。キャリッジ22は、キャリッジモータ18により、プーリを介してタイミングベルト24が正逆走行することで、キャリッジガイド軸23に案内されて往復動する。そして、この往復動の際に、インクジェットヘッド20から適宜インクが吐出されて、印刷用メディアAへの印刷が行われる。
【0067】
プリント部搬送装置14は、供給装置から受け取った印刷用メディアAをヘッドユニット12の印刷位置に送り込む送込みローラ26と、送込みローラ26から受け取った印刷用メディアAをプリント部3からヒータ部4に送り出す送出しローラ27と、送込みローラ26の駆動源となる送込みモータ28と、送出しローラ27の駆動源となる送出しモータ29とを有している。すなわち、印刷装置11を挟んで印刷用メディアAの送り方向の上流側には送込みローラ26が配設され、下流側には送出しローラ27が配設されている。
【0068】
送込みローラ26は、印刷用メディアAの送り経路(印刷用メディアA)13を挟んで上下に対峙する上側の送込み従動ローラ26aと、下側に配設された送込み駆動ローラ26bとから成り、送込み駆動ローラ26bが送込みモータ28に連結して回転駆動する。送込み従動ローラ26aは、図外のばねにより送込み駆動ローラ26b側に付勢された自由回転ローラであり、送込み駆動ローラ26bとの間で印刷用メディアAを挟持し、且つ送込み駆動ローラ26bの回転に従って回転し印刷用メディアAを先方へ送る。
【0069】
同様に、送出しローラ27は、送り経路13を挟んで上下に対峙する上側の送出し従動ローラ27aと、下側に配設された送出し駆動ローラ27bとから成り、送出し駆動ローラ27bが送出しモータ29に連結して回転駆動する。送出し従動ローラ27aは、図外のばねにより送出し駆動ローラ27b側に付勢された自由回転ローラであり、送出し駆動ローラ27bとの間で印刷用メディアAを挟持し、且つ送出し駆動ローラ27bの回転に従って回転し印刷用メディアAを先方へ送る。なお、送込みモータ28と送出しモータ29とを単一のモータとし、送込みローラ26および送出しローラ27に対し、ギヤ列などの動力伝達機構で動力伝達してもよい。
【0070】
プリント側コントローラ15は、印刷装置11およびプリント部搬送装置14などを制御する。このプリント側コントローラ15により、印刷用メディアAは、インク受像シートACを上側にした状態で送られながら適切に印刷されるようになっている。すなわち、一連の印刷動作では、供給装置から送られた印刷用メディアAは、送込みローラ26および送出しローラ27の間欠回転により先方に間欠送りされ、間欠送りの停止時にヘッドユニット12が往復動して1ラインの印刷が行われる。すなわち、ヘッドユニット12の往復動と印刷用メディアAの間欠送りとが、印刷技術における主走査および副走査となって、昇華性染料インクを使用したインクジェット方式の印刷が行われる。
【0071】
この場合、メディア本体AMであるカードに、背景などの画像も合わせていわゆる全面印刷すべく、印刷用メディアAへの印刷は、メディア本体AMに対し幾分はみ出し気味に行われる。すなわち、インクジェットヘッド20によるインク滴の吐出が、カードの縁端を超えた位置まで行われるようになっている。この場合、カードよりひと回り大きいインク受像シートACで印刷用メディアAを構成しているため、カードからはみ出すようにインク滴を吐出しても、インク受像シートACにインク滴が確実に含浸保持されることとなり、カードの側面を汚さずにその四周縁端まで確実に印刷できるようになっている。
【0072】
ヒータ部4は、プリント部3から送られてくる印刷後の印刷用メディアAを加熱処理する加熱装置31と、プリント部搬送装置14から受け取った印刷用メディアAを送り経路13に沿って搬送し加熱装置31を通過させると共に排出口32から筐体2外に送り出すヒータ部搬送装置33と、これら各装置31,33を統括制御するヒータ側コントローラ34とを有している。
【0073】
加熱装置31は、送られてゆく印刷用メディアAに非接触状態で臨む、いわゆる非接触ヒータで構成されている。加熱装置31は、送り経路13の上側に配設され、ヒータ側コントローラ34に接続されており、その加熱温度が制御されるようになっている。なお、加熱装置31は、波長の短い光源であるハロゲンランプなどで構成することが好ましい。これによれば、印刷用メディアAは、基材層101への伝熱を抑えられた状態で、印刷用メディアAの表面側、すなわちインク受像シートACが適切に加熱される。
【0074】
ヒータ部搬送装置33は、プリント部3から受け取った印刷用メディアAを加熱装置31に送り込む送りローラ36と、送りローラ36から受け取った印刷用メディアAをヒータ部4から筐体2外に送出す排出ローラ37と、送りローラ36の駆動源となる送りモータ38と、排出ローラ37の駆動源となる排出モータ39とを有している。すなわち、加熱装置31を挟んで送り経路13の上流側には送りローラ36が配設され、下流側には排出ローラ37が配設されている。
【0075】
送りローラ36は、送り経路13を挟んで上下に対峙する上側の送り従動ローラ36aと、下側に配設された送り駆動ローラ36bとからなり、送り駆動ローラ36bが送りモータ38に連結して駆動回転する。送り従動ローラ36aは、図外のばねにより送り駆動ローラ36b側に付勢された自由回転ローラであり、送り駆動ローラ36bとの間で印刷用メディアAを挟持し、且つ送り駆動ローラ36bの回転に従って回転し印刷用メディアAを先方へ送る。
【0076】
同様に、排出ローラ37は、送り経路13を挟んで上下に対峙する上側の排出従動ローラ37aと、下側に配設された排出駆動ローラ37bとからなり、排出駆動ローラ37bが排出モータ39に連結して駆動回転する。排出従動ローラ37aは、図外のばねにより排出駆動ローラ37b側に付勢された自由回転ローラであり、排出駆動ローラ37bとの間で印刷用メディアAを挟持し、且つ排出駆動ローラ37bの回転に従って回転し印刷用メディアAを筐体2外へと排出する。この場合も、送りモータ38と排出モータ39とを、単一のモータで構成してもよい。
【0077】
ヒータ側コントローラ34は、プリント側コントローラ15の検出結果に基づいて、加熱装置31およびヒータ部搬送装置33を制御しており、印刷用メディアAは、このヒータ側コントローラ34により、送られながら適切に加熱処理されるようになっている。より具体的には、ヒータ側コントローラ34は、プリント側コントローラ15で検出した印刷用メディアAの属性情報(メディア本体AMの種類や基材層101の材質など)に基づいて、ヒータ部4における加熱温度および印刷用メディアAの搬送速度を決定する。なお、実際のヒータ側コントローラ34とプリント側コントローラ15とは、単一の回路基板上に構成されている。
【0078】
以上のような構成からなる画像形成装置1に、上述の印刷用メディアAを用い画像を形成するには、供給装置に印刷用メディアAを供給するのに相前後して、先ずセパレータASを引き剥がし、インク受像シートACを印刷装置11に臨ませ得る状態とする。そして、印刷用メディアAを送り、インク受像シートACに対し昇華性染料インクを使用して、画像の印刷を行うと、インク受像シートACにインク滴が含浸保持される。
【0079】
画像を印刷した後の印刷用メディアAは、加熱装置31に送られて加熱処理され、インク受像シートACに保持した昇華性染料インクがインク定着層102に浸透し、ここで発色して画像が定着形成される。その後、インク受像シートACをメディア本体AMから引き剥がすことで、メディア本体AMからインク受像シートACを除去し、インク定着層102を外部に露出させることで、表面縁端まで画像を形成したメディア本体AC、すなわちカードが作成される(図4参照)。
【0080】
以上のような画像形成方法によれば、メディア本体に対しインク受像シートが大きく形成されているため、メディア本体の四周縁端まで画像を形成するべくはみ出し気味に印刷しても、メディア本体の側面にインク滴が直接着弾することがない。このため、メディア本体の側面を汚すことなく、メディア本体の四周縁端まで確実に画像を形成することができる、いわゆる全面印刷を適切に行うことができる。
【0081】
なお、印刷用メディアAが、表裏同一の部材積層形態を有するようにして構成してもよい。すなわち、メディア本体AMの基材層101を挟んで、両側にインク受像シートACを設け、最上層および最下層にインク受像シートACの表面を保護するようにしてセパレータASを貼着して、表裏両面に画像形成可能に構成してもよい。この場合、それぞれのセパレータASを引き剥がして印刷を行い、それぞれのインク受像シートACを除去して、メディア本体AMの表裏両面を露出させることで、画像を両面に形成したメディア本体AMが作成される。
【0082】
また、図5に示すように、インク受像シートACが複数のメディア本体AMに対し連続するようにして、印刷用メディアAを構成してもよい。すなわち、メディア本体AMに対し非常に大きい一のインク受像シートACでもって、複数のメディア本体AMをカバーするようにして、その表面に貼着するようにして構成してもよい。この場合、図5(a)の保持型と、図5(b)の抜き型との2種類が用意されている。
【0083】
図5(a)に示すように、複数のメディア本体AMは、それぞれが所定の間隙を存して、一のインク受像シートACに貼着されている。すなわち、複数のメディア本体AMは、それぞれが独立してインク受像シートACに保持されている。これにより、複数のメディア本体AMを一括して提供することができるようになる。なお、各メディア本体AMに画像を形成する場合には、印刷装置11に臨むに際して、各メディア本体AMをインク受像シートACから切り離してもよいし、そのままの状態で印刷装置11に臨ませてもよい。
【0084】
また図5(b)に示すように、複数のメディア本体AMは、切離し可能な切り線により一体に形成されて、インク受像シートACに貼着されている。すなわち、複数のメディア本体AMが、ベースプレートBに切り線により容易に切り離し得るように形成されており、複数のメディア本体AM同士を切り線に沿って切り離す(押し抜く)ことで、それぞれ分離することができる。これにより、複数のメディア本体AMを一括して、印刷装置11および加熱装置31等に臨ませて処理する場合のバッチ処理に特に有効となる。なお、インク受像シートACにより、各メディア本体AMを貼着保持することができれば、これを完全に切り離した状態でベースプレートBと共に提供してもよい。
【0085】
また、印刷用メディアAのセパレータASを巻き取りながら剥ぐようにして、印刷用メディアAを印刷装置11に臨ませるようにしてもよい。また、インク受像シートACをメディア本体AMに接着した状態で印刷用メディアAMを提供したが、インク受像シートACがメディア本体AMに好適に重なっていれば、特に接着するように構成しなくてもよい。なお、この接着では、インク受像シートACとメディア本体AMとのどちらか一方に適度な粘着性を持たせるようにすればよい。
【0086】
次に、図6および図7を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。図6は、第2実施形態に係る印刷用メディアの構造図であり、図7は、第2実施形態に係る画像形成装置の内部構造の主要部分を表した模式図である。本実施形態では、印刷用メディアとして、別体に構成したメディア本体AMとインク受像シートACとを用い、インク受像シートACに画像の印刷をした後、その画像部分をメディア本体AMの表面に重ね合わせて加熱処理し、画像をメディア本体AMの表面に形成するものである。
【0087】
メディア本体AMは、第1実施形態と同様に構成されており、基材層101と、基材層101の表面に積層したインク定着層102とからなり、カードの母体となっている。なお、第1実施形態と同様に、インク定着層102の表面にフッ素フィルム層103を更に設けて構成してもよい。
【0088】
インク受像シートACは、第1実施形態とほぼ同様に構成されており、ダイレクトに印刷される昇華性染料インクを一時的に保持可能な親水性の樹脂材料で構成されていると共に、メディア本体AMの表面幅よりもひと回り大きい表面幅を有している。また、インク受像シートACの受像面側には、セパレータASが貼着されている。セパレータASも、第1実施形態と同様に構成されており、インク受像シートACの表面を保護している。そして、インク受像シートACは、セパレータASを貼着した状態で、シートカートリッジ41に搭載されている。
【0089】
シートカートリッジ41は、単一のカートリッジケース42により外郭を形成されおり、カートリッジケース42内に、インク受像シートACを繰出す繰出しリール43と、使用済みのインク受像シートACを巻き取るシート巻取りリール44と、セパレータASを巻き取るセパレータ巻取りリール45とを有している。繰出しリール43は、自由回転可能に構成されており、一方シート巻取りリール44およびセパレータ巻取りリール45は、図外の駆動軸に装着されて駆動回転可能に構成されている。また、シートカートリッジ41には、繰出しリール43からシート巻取りリール44に到るシート走行路46が形成されている。
【0090】
繰出しリール43は、セパレータASを内側にして未使用のインク受像シートACをロール状に巻回している。すなわち、インク受像シートACは、セパレータASにより剛性を保持され且つ互いに貼りつかない状態で、繰出しリール43に繰出し可能に巻回されている。
【0091】
シート巻取りリール44は、繰出しリール43からセパレータASを伴ったインク受像シートACを繰出し、シート走行路46に沿って送られてゆく使用済みインク受像シートACを巻き取る。このとき、セパレータASは、インク受像シートACへの印刷に先立って、インク受像シートACから引き剥がされるようにしてセパレータ巻取りリール45に巻き取られる。
【0092】
次に、第2実施形態に係る画像形成装置について説明する。この画像形成装置50は、シートカートリッジ41を装着して、繰出しリール43から繰出したインク受像シートACに印刷を行い、この印刷部分を送られてきたメディア本体AMに重ねて加熱処理し、加熱処理後のインク受像シートACをメディア本体AMから除去するものである。
【0093】
図7に示すように、画像形成装置50は、シートカートリッジ41の繰出しリール43側からシート走行路46に沿って上側に配設したセパレータASを剥離する剥離手段(45)と、インク受像シートACに印刷を行う印刷装置51と、インク受像シートACを加熱処理する加熱装置52とを備えている。また、特に図示しないがシート走行路46の下側にはメディア本体AMを送る搬送装置を備えている。なお、図示では、筐体は省略されている。
【0094】
剥離手段(45)は、繰出しリール43と印刷装置51との間に介設された上記のセパレータ巻取りリール45で構成されている。印刷装置51は、第1実施形態の印刷装置11とほぼ同様な構成となっている。すなわち、印刷装置51は、ヘッドユニットと、駆動源となるキャリッジモータと、キャリッジモータの回転を受けてヘッドユニットを往復動させる往復動機構とを備えている。ヘッドユニットは、下面に多数のノズルを形成したインクジェットヘッドと、インクジェットヘッドに昇華性染料インクを供給するインクカートリッジと、インクジェットヘッドおよびインクカートリッジを搭載したキャリッジとで構成されている。
【0095】
本実施形態でも同様に、キャリッジが往復動機構により往復動することで、この往復動の際に、インクジェットヘッドから適宜インク滴が吐出されて、インク受像シートACへの印刷が行われる。すなわち、本実施形態では、ヘッドユニットの下側を通過するインク受像シートACがシート走行路46に沿って間欠送りされ、これに対しヘッドユニットがインク受像シートACの送り方向に直交する方向に往復動して、インク受像シートACへの印刷が行われる。なお、インク受像シートACへの印刷は、メディア本体AMの表面サイズ領域に対し、幾分広い領域に行われる。
【0096】
加熱装置52は、第1実施形態の加熱装置31とほぼ同様な構成となっている。すなわち、加熱装置52は、送られてゆくインク受像シートACに非接触状態で臨む、いわゆる非接触ヒータで構成されている。加熱装置52は、シート走行路46の上側に配設され、ヒータ側コントローラ53に接続されており、その加熱温度が制御されるようになっている。
【0097】
搬送装置は、図示しないが、メディア本体AMを送る搬送機構と、メディア本体AMをインク受像シートACに重ねる重合機構とを備えている。メディア本体AMは、搬送機構により加熱装置52に送られてゆき、この位置で、その表面が重合機構によりインク受像シートACの受像面とは反対側の面に重ね合わされるようになっている。
【0098】
ここで、以上のような構成からなる画像形成装置を使用して、メディア本体AMに画像を形成する工程を説明する。インク受像シートACは、表面のセパレータASが剥離手段(45)に剥がされながら、受像面を印刷装置51に臨ませて送られてゆく。そして、インク受像シートACに対し昇華性染料インクを使用して、メディア本体AMのサイズよりも幾分広い領域となるように画像を印刷する。すなわち、メディア本体AMに対し間接的に画像の印刷を行い、インク受像シートACにインク滴を含浸保持させる。
【0099】
画像の印刷が行われたインク受像シートACは、シート巻取りリール44の回転により、加熱装置52に送られてゆく。一方、メディア本体AMは、搬送機構を介して加熱装置53に送られてゆく。このとき、インク受像シートACは、その受像面を上側の加熱装置52に臨ませ且つ受像面と反対側の面を下側のメディア本体AMに臨んで送られてゆく。加熱装置52の位置で、インク受像シートACおよびメディア本体AMは、その送りを停止し、メディア本体AMが、重合機構を介してインク受像シートACの画像形成部分に位置合わされた後、重ねられる。この状態で、加熱装置52により加熱処理すると、インク受像シートACに保持した昇華性染料インクは、メディア本体AMの表面、すなわちインク定着層102に浸透し、ここで発色して画像が定着形成される。
【0100】
加熱処理後のインク受像シートACは、シート巻取りリール44により、メディア本体AMの表面から離間しながらシート走行路46に沿って送られてゆき、シート巻取りリール44に巻き取り収容される。一方、メディア本体AMは、シート巻取りリール44により、その表面からインク受像シートACが除去され、インク定着層102が外部に露出する。したがって、メディア本体AM、すなわちカードは、その表面の四周縁端まで画像を形成したものが作成される。
【0101】
以上のような画像形成方法によれば、メディア本体AMとは別体のインク受像シートACを介して、メディア本体AMに画像の印刷(転写)を行っているため、インク滴がメディア本体AMに直接着弾することがないと共に、インク受像シートACをメディア本体AMに対し大きく形成しているため、メディア本体AMに対しややはみ出し気味に印刷を行うことで、メディア本体AMの側面を汚すことなく、メディア本体AMの四周縁端まで確実に画像を形成することができる。
【0102】
なお、メディア本体AMを表裏同一の部材積層形態として、両面印刷に供することができるようにしてもよい。すなわち、メディア本体AMが、基材層101を挟んで表裏両面にインク定着層102をそれぞれ設けられ、一方の面に画像形成した後に、再度他方の面に画像を形成することになる。
【0103】
また、インク受像シートACの表面にセパレータASを設けない構成とし、インク受像シートAC自体が、剛性を有し且つロール状に巻回しても互いに貼りつかない構成としてもよい。すなわち、インク受像シートACを、シート基材層と、シート基材層に積層(塗布)したインク受像層とで構成し、シート基材層を内側にしてロール状に巻回してもよい。また、ロール状のインク受像シートACを用いたが、インク受像シートACは、用紙状のもので構成してもよい。
【0104】
次に、図8を参照して本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、第2の実施形態の変形例であり、具体的には、インク受像シートACとセパレータASとの上下の位置構成を異にしている。このため、第2実施形態とは、シートカートリッジ等の構成が異なるものとなっている。以下では、重複した記載を省略しつつ説明する。
【0105】
インク受像シートACは、第1実施形態と同様に構成されており、ダイレクトに印刷される昇華性染料インクを一時的に保持可能な親水性の樹脂材料で構成されていると共に、加熱することにより易剥離性を発揮する材料で構成されている。また、インク受像シートACは、メディア本体AMに対して大きく形成されている。すなわち、インク受像シートACは、メディア本体AMの表面幅よりもひと回り大きい表面幅を有している。
【0106】
また、インク受像シートACは、受像面側とは反対側の面に、セパレータASが貼着されている。セパレータASも、第1実施形態と同様に構成されており、インク受像シートACの剛性を保持している。そして、インク受像シートACは、セパレータASを貼着した状態で、シートカートリッジ61に搭載されている。
【0107】
シートカートリッジ61は、第2実施形態とカートリッジ形態をほぼ同様に構成されているが、本実施形態では、カートリッジケース62内でセパレータASを巻き取る点で第2実施形態と相違する。すなわち、シートカートリッジ61は、外郭を形成した単一のカートリッジケース62内に、インク受像シートASを繰出す繰出しリール63と、セパレータASを巻き取るセパレータ巻取りリール64とを有している。繰出しリール63は、自由回転可能に構成され、一方セパレータ巻取りリール64は、駆動回転可能に構成されている。また、シートカートリッジ61には、繰出しリール63からセパレータ巻取りリール64に到る走行経路65が形成されている。
【0108】
繰出しリール63は、セパレータASを外側にして未使用のインク受像シートACをロール状に巻回している。すなわち、インク受像シートACは、セパレータASにより剛性を保持され且つ互いに貼りつかない状態で、繰出しリール63に繰出し可能に巻回している。また、繰出しリール63は、印刷装置71の上流側に配設されている。一方、セパレータ巻取りリール64は、印刷装置71の下流側に配設され、図外の駆動軸により回転駆動することで、インク受像シートACを貼着した状態のセパレータASを繰出しリール63から繰り出すと共に、セパレータASを巻き取る。
【0109】
すなわち、インク受像シートACは、セパレータ巻取りリール64の回転により、繰出しリール63から繰り出されて、貼着されたセパレータASに走行経路65を案内されながら印刷装置71に臨み、印刷部分がメディア本体AMと重合すると共に、他の部分の一部がセパレータASと共にセパレータ巻取りリール64に巻き取られてゆくようになっている。
【0110】
次に、第3実施形態に係る画像形成装置について簡単に説明する。同図に示すように、画像形成装置70は、シートカートリッジ61を装着してインク受像シートACに印刷を行うと共にその印刷部分にメディア本体AMを重合させる印刷部70aと、重合後のメディア本体AMを加熱処理する加熱部70bとから構成されている。なお、図示では、筐体は省略されている。
【0111】
印刷部70aは、第2実施形態と同様の印刷装置71を備えており、印刷装置を71挟んで走行経路65の上流側に繰出しリール63が、下流側にセパレータ巻取りリール64が配設されるようにシートカートリッジ61を装着している。印刷装置71は、下層をセパレータASに保持されたインク受像シートACの上側の受像面に昇華性染料インクを使用して、画像の印刷を行う。なお、第2実施形態と同様に、インク受像シートACへの印刷は、メディア本体AMの表面サイズ領域に対し、幾分広い領域に行われる。
【0112】
また特に図示しないが、印刷部70aは、メディア本体AMを供給する供給手段と、メディア本体AMをインク受像シートACに重ねる重合手段と、重合後のメディア本体AMをインク受像シートACと共にセパレータASから分離する分離手段と、分離後のメディア本体AMを加熱部70bに搬送する搬送手段とを備えている。供給手段は、メディア本体AMのインク定着層102がインク受像シートACの受像面に対面するように、メディア本体AMを供給する。
【0113】
重合手段は、インク受像シートACの受像面に含浸保持されている昇華性染料インクからなる画像形成部分に対し、メディア本体AMを位置合わせし且つ重ねる。すなわち、メディア本体AMは、重合手段により、インク受像シートACの画像形成部分に適切に密着重合し、インク受像シートACから離接しないように貼着される。なお、この際に、多少の位置ずれが生じても、インク受像シートACへの印刷がメディア本体AMに対し広い領域で為されているため、メディア本体ACは、四周縁端まで画像形成部分が重合されるようになる。
【0114】
分離手段は、重合後のメディア本体AMをセパレータASから適切に分離する。すなわち、分離手段は、重合されたメディア本体AMを挟んでシート送り方向両側の非印刷部分のインク受像シートACに対し、セパレータASを残すようにして、直線状に切断することで、メディア本体AMがセパレータASから離間し分離する。この際に、インク受像シートACの表面幅が、メディア本体AMの表面幅よりも大きくなるように分離する。なお、切断せずとも、インク受像シートACに予め形成された切り線により、セパレータASから剥ぐようにしてメディア本体AMを分離してもよい。
【0115】
搬送手段は、分離後のメディア本体AMを加熱部70bに搬送し、メディア本体AMに接着しているインク受像シートACを加熱装置72に臨ませる。一方、メディア本体AMが分離した後のセパレータASは、セパレータ巻取りリール64の回転により、分離後に残ったインク受像シートACの一部を伴ってセパレータ巻取りリール64に巻き取られてゆく。なお、重合手段、分離手段および搬送手段を、一体の装置で構成することが好ましい。
【0116】
加熱部70bは、第2実施形態と同様の加熱装置72を備えている。すなわち、加熱装置72は、送られてきた分離後のメディア本体AMのインク受像シートACに非接触状態で臨む非接触ヒータで構成されている。そして、加熱装置72は、ヒータ側コントローラ73に接続されて、その加熱温度が制御されるようになっている。
【0117】
ここで、以上のような構成からなる画像形成装置70を使用して、メディア本体AMに画像を形成する流れを説明する。インク受像シートACは、裏面のセパレータASの送りに伴って、表面の受像面が印刷装置71に臨みながら送られてゆく。そして、インク受像シートACに対し昇華性染料インクを使用して、メディア本体AMのサイズよりも幾分広い領域となるように画像を印刷する。
【0118】
画像の印刷が行われたインク受像シートACは、セパレータ巻取りリール64により更に送られてゆき、画像形成部分にメディア本体AMが重合手段を介して重合される。重合後のインク受像シートACは、メディア本体AMのインク定着層102に貼着された状態で、分離手段を介してメディア本体AMと共にセパレータASから分離する。そして、分離後のセパレータASは、セパレータ巻取りリール64により巻取り収容されてゆき、一方メディア本体AMは、搬送手段を介して加熱装置72に臨む。ここで、加熱処理され、インク受像シートACに保持された昇華性染料インクは、メディア本体AMの表面、すなわちインク定着層102に浸透し、発色して画像が定着形成される。
【0119】
加熱処理後のインク受像シートACは、加熱により易剥離性を発揮して、メディア本体AMから容易に剥離し得る状態となる。ここで、ユーザは、インク受像シートACをメディア本体AMから引き剥がすようにしてメディア本体AMから除去し、インク定着層102を外部に露出させることで、表面縁端まで画像を形成したメディア本体AM、すなわちカードを作成することができる。
【0120】
以上のような画像形成方法によれば、セパレータASでインク受像シートACの剛性を保持しているため、インク受像シートACを適切に印刷装置71に臨ますことができると共に、メディア本体AMをインク受像シートACに対し適切に重合することができる。また、メディア本体AMに対しインク受像シートACが大きく形成されているため、はみ出し気味に印刷しても、メディア本体AMの側面にインク滴が直接着弾することがない。このため、メディア本体AMの側面を汚すことなく、メディア本体AMの四周縁端まで確実に画像を形成することができる。
【0121】
なお、メディア本体AMおよびインク受像シートACの一方は、他方が重なる面に適度な粘着性を有していることが好ましい。これによれば、メディア本体AMとインク受像シートACとが適切に重なり、メディア本体AMを伴ったインク受像シートACをセパレータASから容易に分離することができるようになる。
【0122】
次に、図9を参照して、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態は、第3の実施形態の変形例であり、具体的には、セパレータASを設けずにインク受像シートAC自体に剛性を持たせ、且つロール状に巻回しても互いに貼りつかないものとして構成し、インク受像シートACの巻取り走行の過程において、印刷および加熱処理を行うものである。このため、第3実施形態とは、以下に説明する点で構成が異なっている。
【0123】
すなわちこの場合にも、インク受像シートACは、剛性を有するシート基材層110と、シート基材層110に積層(塗布)したインク受像層111とで構成され、シート基材層110を外側にしてロール状に巻回されている。このため、シートカートリッジ61は、カートリッジケース62内でインク受像シートACを巻き取る構成となっている。すなわち、シートカートリッジ61は、外郭を形成した単一のカートリッジケース62内に、インク受像シートACを繰出す繰出しリール63と、インク受像シートACを巻き取る巻取りリール64とを有し、繰出しリール63から巻取りリール64に到る走行経路65が形成されている。
【0124】
第4実施形態に係る画像形成装置70は、第3実施形態の印刷部70aと加熱部70bとから構成され、加熱部70bがシートカートリッジ61の走行経路65に臨んでいる。より具体的には、走行経路65の上流側には印刷装置71が、下流側には加熱装置72が配設され、印刷装置71がインク受像シートACのインク受像層111に臨み、加熱装置72がシート基材層110に臨んでいる。また、第3実施形態とほぼ同様の供給手段、重合手段および分離手段を備えている。
【0125】
本実施形態の加熱装置72は、上記実施形態と同様に非接触ヒータでもよいが、ここでは加熱圧着装置(電気、光など特に熱源は問わない)として構成されている。すなわち、加熱圧着装置による加熱処理において、インク受像シートACをメディア本体AMに対し、シート基材層110側から圧接し且つ加熱するようにしている。加熱圧着装置は、複数の形態が考えられ特に図示しないが、例えば、インク受像シートACとメディア本体AMとを挟持して定速で同時に回転送りすると共に、少なくともインク受像シートAC側を加熱ローラとする一対のローラで構成されている。あるいは、インク受像シートACとメディア本体AMとを挟持して加熱する熱プレス機構で構成されている。もっとも、重合手段と協働するように構成してもよい。
【0126】
本実施形態の画像形成装置70を使用して、メディア本体AMに画像が形成される流れについて簡単に説明する。繰出しリール63から繰出され、画像を印刷済みのインク受像シートACは、画像形成部分にメディア本体AMが重合手段を介してインク受像層111側から重合され、シート基材層110側から加熱装置72により加熱圧着処理される。これにより、インク受像シートACに保持された昇華性染料インクが、メディア本体AMの表面、すなわちインク定着層102に浸透し、発色する。
【0127】
加熱圧着処理後のメディア本体AMは、分離手段を介してインク受像シートACから分離され、画像を作成したカードとして、ユーザの手に渡る。一方、分離後のインク受像シートACは、巻取りリール64に巻き取られてゆく。したがって、この画像形成方法でも、メディア本体AMの四周縁端まで確実に画像を形成することができ、さらには加熱圧着処理により効率良く且つ確実に画像をメディア本体AMに転写させることができる。
【0128】
次に、図10を参照して、本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態は、第3実施形態の変形例であり、第3実施形態と同一のシートカートリッジ61を用いる点では共通しているが、各種装置および各種手段からなる各種工程の工程順を一部異にしている。より具体的には、インク受像シートACにメディア本体AMを重合(この場合は、接着)した後、この重合後のメディア本体AMをセパレータASから分離し、その後において、印刷、加熱およびインク受像シートACの除去を行うものである。
【0129】
第5実施形態に係る画像形成装置70は、シートカートリッジ61を装着してインク受像シートACにメディア本体AMを重合させると共に重合後のメディア本体AMを分離する分離重合部70Cと、分離後のメディア本体AMに重合しているインク受像シートACに対し印刷を行う印刷装置71を備えた印刷部70aと、印刷後のメディア本体AMを加熱処理する加熱装置72を備えた加熱部70bとから構成されている。なお同様に、図示では、筐体は省略されている。
【0130】
分離重合部70Cは、第3実施形態でいうところの、メディア本体AMを供給する供給手段と、メディア本体AMをインク受像シートACに重ねる重合手段と、重合後のメディア本体AMをセパレータASから分離する分離手段と、分離後のメディア本体AMを印刷部70aに搬送する搬送手段とを備えている。この場合、重合手段は、インク受像シートACあるいはメディア本体AMのいずれかに設けた接着剤でもって、未印刷状態のインク受像シートACに対してメディア本体AMを重ねるようになっている。また、分離手段は、インク受像シートACがメディア本体AMの表面縁端までも覆うようにして、インク受像シートACと共にメディア本体AMをセパレータASから分離する。なお、インク受像シートACには、切れ目が形成されていることが好ましい。
【0131】
本実施形態の画像形成装置70を使用して、メディア本体AMに画像が形成される流れについて簡単に説明する。インク受像シートACは、セパレータ巻取リール64の回転により、繰出しリール63から繰出されて先方に送られてゆき、所定の位置でメディア本体AMが重合手段を介して重合される。重合後のインク受像シートACは、メディア本体AMのインク定着層102に貼着された状態で、分離手段を介してメディア本体AMと共にセパレータASから分離する。そして、分離後のセパレータASは、セパレータ巻取リール64により巻取り収容されてゆき、一方メディア本体AMは、搬送手段を介して印刷装置71へと搬送される。
【0132】
印刷装置71に臨んだメディア本体AMは、重合した表面のインク受像シートACに対して昇華性染料インクによる画像の印刷が行われ、続いて加熱装置72へと送られてゆく。ここで、加熱処理され、メディア本体AMの表面であるインク定着層102に画像が定着形成される。そして、ユーザは、インク受像シートACをメディア本体AMから引き剥がし、インク定着層102を外部に露出させることで、表面縁端まで画像を形成したメディア本体AM、すなわちカードを作成することができる。
【0133】
この画像形成方法によれば、インク受像シートACとメディア本体AMとを別体で提供して、印刷前にインク受像シートACをメディア本体AMに重合させるため、インク受像シートACに対するメディア本体AMの画像の位置ずれを生じさせがたくすることができる。なお、第1実施形態の供給装置として、上述の分離重合部70Cおよびシートカートリッジ61を組み込むものとしてもよい。
【0134】
またなお、全実施形態において、インク受像シートACを暗色系(例えばグレー)で構成することが好ましく、これによれば、特にハロゲンランプ等のランプ光源による加熱処理の際に、インク受像シートACの表面全体が均一に伝熱されるため、印刷ムラのない高品質な画像がメディア本体の表面に形成される。
【0135】
またなお、印刷装置による印刷をインクジェット方式として構成したが、サーマル方式の印刷であってもよい。この場合には、加熱印刷となるが、改めて印刷後の印刷用メディアを加熱処理することになる。
【0136】
【発明の効果】
本発明の画像形成方法によれば、メディア本体に対しインク受像シートが大きく形成されているため、メディア本体の四周縁端まで画像を形成するべくはみ出し気味に印刷しても、メディア本体の側面にインク滴が直接着弾することがない。したがって、メディア本体の側面を汚すことなく、メディア本体の四周縁端まで確実に且つ適切に画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成方法に用いる印刷用メディアの構造を示す(a)廉価印刷用メディア、(b)高級印刷用メディアの断面図である。
【図2】本発明の画像形成方法を適用した第1実施形態に係る画像形成装置を模式的に表した断面構造図である。
【図3】印刷用メディアに画像が形成されてゆく様子を示す断面模式図である。
【図4】印刷用メディアに画像が形成されてゆく様子を示す平面模式図である。
【図5】印刷用メディアの変形例であり、(a)断面図、(b)平面図である。
【図6】第2の実施形態に係る(a)メディア本体、(b)インク受像シートの断面構造図である。
【図7】第2の実施形態に係る画像形成装置を模式的に表した断面構造図である。
【図8】第3の実施形態に係る画像形成装置を模式的に表した断面構造図である。
【図9】第4の実施形態に係る画像形成装置を模式的に表した断面構造図である。
【図10】第5の実施形態に係る画像形成装置を模式的に表した断面構造図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
3 プリント部
4 ヒータ部
11 印刷装置
14 プリント部搬送装置
15 プリント側コントローラ
31 加熱装置
33 ヒータ部搬送装置
34 ヒータ側コントローラ
41 シートカートリッジ
43 繰出しリール
44 シート巻取りリール
45 セパレータ巻取りリール
46 シート走行路
50 画像形成装置
51 印刷装置
52 加熱装置
53 ヒータ側コントローラ
61 シートカートリッジ
70 画像形成装置
71 印刷装置
72 加熱装置
73 ヒータ側コントローラ
101 基材層
102 インク定着層
103 フッ素フィルム層
A 印刷用メディア
AM メディア本体
AC インク受像シート
AS セパレータ

Claims (3)

  1. メディア本体と表面にセパレータを貼着したインク受像シートとを用い、
    ロール状に巻回した状態から繰出された前記インク受像シートから前記セパレータを引き剥がす剥離工程と、前記剥離工程の後、前記インク受像シートの表面に昇華性染料インクを用いて画像の印刷を行う印刷工程と、前記印刷工程の後、前記インク受像シートの画像形成部分を前記メディア本体の表面に重ね合わせる重合工程と、前記重合工程の後、加熱処理して前記インク受像シートに保持した前記昇華性染料インクを前記メディア本体の表面に拡散・発色させて画像を形成する転写工程と、前記転写工程の後、前記メディア本体から前記インク受像シートを除去するシート除去工程と、を備え、
    前記インク受像シートは、前記メディア本体に対し大きく形成されていることを特徴とする画像形成方法。
  2. メディア本体と裏面にセパレータを貼着したインク受像シートとを用い、
    前記インク受像シートの表面に昇華性染料インクを用いて画像の印刷を行う印刷工程と、前記印刷工程の後、前記インク受像シートの表面に前記メディア本体を重ね合わせて接着する重合工程と、前記重合工程の後、前記インク受像シートと共に前記メディア本体を前記セパレータから分離すると共に、分離後の前記セパレータを巻き取る分離工程と、前記分離工程の後、加熱処理して前記インク受像シートに保持した前記昇華性染料インクを前記メディア本体の表面に拡散・発色させて画像を形成する転写工程と、前記転写工程の後、前記メディア本体から前記インク受像シートを除去するシート除去工程と、を備え、
    前記インク受像シートは、前記メディア本体に対し大きく形成されていることを特徴とする画像形成方法。
  3. メディア本体と裏面にセパレータを貼着したインク受像シートとを用い、
    前記インク受像シートの表面に昇華性染料インクを用いて画像の印刷を行う印刷工程と、前記印刷工程の後、前記インク受像シートの表面に前記メディア本体を重ね合わせる重合工程と、前記重合工程の後、加熱処理して前記インク受像シートに保持した前記昇華性染料インクを前記メディア本体の表面に拡散・発色させて画像を形成する転写工程と、前記転写工程の後、前記メディア本体から前記インク受像シートおよび前記セパレータを除去するシート除去工程と、を備え、
    前記インク受像シートは、前記メディア本体に対し大きく形成されていることを特徴とする画像形成方法。
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